昨日の拙稿「NHKのフライング報道」を書いた後、リテラが以下の記事をアップしているのに気づいた。 明仁天皇の「生前退位の意志表明」は安倍政権と日本会議の改憲=戦前回帰に対する最後の抵抗だった!
注目すべきは以下の記述である(傍線は亀さん)。
NHKがここまで踏み込んで報道したというのは、それくらい天皇の意志が強いということだろう。実はNHKは参院選を前にこのニュースを出そうとしたものの、官邸からストップがかかって、一旦、報道を断念している。普通ならそれでたち消えになるところを、NHKはもう一回、参院選が終わったタイミングで出してきた。これは、官邸を超える存在、つまり天皇サイドからの絶対的な後押しがあったとしか考えられない。
ここで、生前退位についての陛下の意志は、本物であることは間違いないだろう。だが、「官邸を超える存在」と言うが、本当にそのような勢力が存在しているのかという疑問は残る。
別の見方として、NHKが〝スクープ〟として生前退位を発表することで、官邸側にもメリットがあるといった見方もあったが、以下の記事にあるように、既に菅官房長官によって否定されている。
 http://www.asahi.com/articles/ASJ7G5HSNJ7GUTIL056.html?iref=comtop_8_08
と、ここまで書き上げたところで、東京新聞(共同)が以下のような記事をアップしているのに気づいた。アップしたのは本日の午前2時で、いまから4時間前だ。この情報が本当だとすれば、考えられるのは二つ。一つは、「官邸を超える存在、つまり天皇サイドからの絶対的な後押し」、あるいは別の原因によって、皇室典範改正の道が開けたというもの。もう一つは、君側の奸ではという疑惑の目を向けられないよう、官邸が煙幕を張っているという見方だ(だから、改正に本腰を入れる気持ちは毛頭ない)。このあたりの見極めは、もう少し時間が必要になりそうだ。
 http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016071401002134.html
【追記】 冒頭の記事の著者・エンジョウトオル氏の以下の記事も参照のこと。 安保法採決へ! 天皇・皇后が“逆賊”安倍首相に抗した言葉は踏みにじられてしまうのか(2015.07.15) 天皇家と安倍政権が対立!? 護憲姿勢強める天皇・皇后を首相の側近が批判!(2014.11.05)
- 関連記事
-
スポンサーサイト
|