
昨日の日曜日(6月5日)午後9時00分から50分間、「北朝鮮“機密ファイル” 知られざる国家の内幕」と題する番組が、NHKスペシャルで放送された。内容は1万2000ページに及ぶ、北朝鮮の最高機密資料を取り上げた番組で、以下は同番組の謳い文句だ。
NHKは北朝鮮の“内幕”を記した1万2千ページに及ぶ軍の“機密ファイル”を独自入手。世界の専門家や元北朝鮮軍の関係者らとともに徹底分析した。知られざるキム・ジョンウン党委員長と軍の関係や、核武装を急ぐ真相など、北朝鮮の真実に迫る。 北朝鮮“機密ファイル” 知られざる国家の内幕
今日の仕事が一段落した後、録画しておいた上記番組を先ほど見終わったのだが、NHKが制作した番組だけに、あからさまに西側寄りのプロパガンダ番組であった(嗤う)。
NHKは〝世界の専門家や元北朝鮮軍の関係者〟の協力を仰ぎ、3年近い時間をかけて資料を徹底的に分析した結果、本物であると判断したとのこと。その〝世界の専門家や元北朝鮮軍の関係者〟とは、以下の3名である。
元公安調査庁調査第2部長 坂井隆 元在韓米軍情報将校 ロジャー・カバゾス 尚美学園大学 鈴木昌之教授
『月刊日本』の山浦嘉久論説委員、および『横田めぐみさんと金正恩』の筆者・飯山一郎さんという、北朝鮮情報に関しては日本でも五指に入るお二人から、他では入手できない北朝鮮情報を今日までに聞き及んでいるだけに、今回のNHKの放送に胡散臭さを感じた亀さんなのだが、同時に、「なぜ、今というタイミングで同番組を放送したのか」、という点に関心を持った。
ともあれ、北朝鮮のIT技術は世界でも五指に入るほど、高レベルなものであるだけに、スノーデンに丸裸にされたアメリカのNSAのように、北朝鮮のインテリジェンス機関は間抜けではないはずなんだが…(嗤う)。また、身の危険を冒してまで〝亡命〟を敢行し、北朝鮮の最高機密を持ち出したというのに、NHKの関係者に〝わずか〟300万円の端た金で、1万2000ページ以上に及ぶ北朝鮮の機密資料とやらを、売り飛ばしたというのには嗤ってしまった。
なお、明後日の6月8日(水) 午前0時10分、「「北朝鮮“機密ファイル” 知られざる国家の内幕」が再放送されるとのこと。関心のある読者は見て嗤うといいだろう。

例として嗤えるシーンを一つ紹介しておこう。上は同番組の一シーンだが、「身辺の安全確保が担保できない」ほど、金正恩のガードがお粗末とあるというのには嗤えた。どうしてか? 下のページを参照のこと。 ★ 金王朝の “深い謎” ★
それから、ほぼ時期を同じくして、以下の北朝鮮関連の番組が放送されたのも、〝意味深長〟である。ちなみに、同番組は明日再放送されるようだ(2016年6月7日(火) 午後11時45分~)。 アナザーストーリーズ「よど号ハイジャック事件 明かされなかった真実」
- 関連記事
-
スポンサーサイト
|