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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
地域研究 Vol.16 No.2
16042002.jpg

4月12日に『地域研究 Vol.16 No.2』が拙宅に届いているが、これは東北大学の塩谷昌史先生に寄贈していただいた研究書だ。本業に追われていたため大分遅くなったものの、今回は同書を取り上げてみたい。最初に、以下は塩谷先生のプロフィールだ。
塩谷 昌史
東北大学 東北アジア研究センター
ロシア・シベリア研究分野・助教
【専攻】ロシア経済史 現代ロシア経済

http://www.cneas.tohoku.ac.jp/staff/shiotani/shiotani.htm

数週間前に塩谷先生とメールのやり取りを行った時、栗本慎一郎の研究に関心のある旨、塩谷先生は書いておられたが、上記のプロフィールにあった「ユーラシア大陸の歴史・文化・商業ネットワーク経済の観点」という記述、また『地域研究 Vol.16 No.2』のp.27に掲載されていた「著者紹介」に、梅棹忠夫の『文明の生態史観ほか』を推薦図書として挙げておられたことから、栗本慎一郎の研究に関心を持っておられる理由がよく分かったものである。

亀さんは一時、大阪にある国立民族学博物館の一般会員だった時期があり、一度だけ同館を見学に行った折、館内で梅棹先生を見かけている。また、川喜田二郎先生の場合、亀さんが本田技研に勤めていた時、小人数で先生のKJ法を教わったこともあるだけに、同研究書の「著者紹介」で塩谷先生が、『文明の生態史観ほか』を推薦図書として挙げておられるのを嬉しく思った。

さて、本題に入る。『地域研究 Vol.16 No.2』だが、最初に塩谷先生の「戦後の国際秩序の転換」(p.8~)を通読した後、塩谷先生から同研究書の要約に相当する「座談会」に目を通すと良いという助言があったので、続いて「国際秩序を変えようとする中国とロシア」と題する座談会(p.28)に目を通した。

印象として、現在の日本で最先端を行くロシア・中国専門家の研究内容が分かって収穫だったものの、研究書という性格上、ドロドロとした国際政治・経済の舞台裏は、多くは書けないのだなという印象を受けた。たとえば、科学技術振興機構研究開発戦略センター上席フェローの林幸秀氏の場合、「科学技術の世界では、軍事も含めて、アメリカが圧倒的だと思います」と、p.40で語っている。しかし、座談会の行われた昨年(2015年)9月4日以降、殊に今年に入ってからというものの、世界の軍事バランスは大きく変化を遂げており、この春先に覇権が米国から中露に移った点、林上席フェローはどう思われているのか、一度話を聞いてみたいと思った。

また、国際政治史・イギリス外交史が専門という、慶應義塾大学の細谷雄一教授の場合、以下のように語っている(p.49~50)。

一九四五年の時点で世界の大国は五つあった。アメリカ、ソ連、日本、ドイツ、イギリスです。日本とドイツは戦争で負けた。イギリスが帝国を失って衰退した。その結果、冷戦辞退はアメリカとソ連が残った二極世界になった。つまり、「五」から「二」になった。冷戦が終わったことで「二」から「一」になった。アメリカの力が後退して「一」から「〇」になった。今の世界は基本的に「Gゼロ」の状態にある。


ここで、細谷教授の発言からしばらくして、亀さんが作成したPDFファイルは以下のとおりだが、その後〝Gゼロ〟の状態から、現在は中露連合による「一」の状態になった点を強調しておきたい。
http://www.nextftp.com/tamailab/etc/warring_factions.pdf

結論として、『地域研究 Vol.16 No.2』は、「マネー」、「安全保障と資源の確保」、「国力としての科学技術」という、三分野の専門家十名の記事を掲載している点は評価できるものの、ドロドロとした国際政治・経済の世界を描き切れていない上、ウォールストリートジャーナル紙といった、欧米を中心としたメディアを軸に執筆しているのが気になる。その意味で、ロシアのメディアであるスプートニク紙、国際ニュース解説ブログの中では、まさに鶏群の一鶴といった感のする「櫻井ジャーナル」といった、個人ブログにも一度アクセスしていただければと思った次第である。

ともあれ、米から中露へ覇権が移行した事実について、いつ『地域研究』誌で取り上げられるのか、今から楽しみである。
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