2ヶ月ほど前、「胸を張って厚かましく生きろぉ!」と題する記事を亀さんは書いた。この「胸を張って厚かましく生きろぉ!」は、TVドラマ「スミカスミレ」の第一話で飛び出した台詞だが、ナント最終回でも同じ台詞が…。
黎 あなたが本当に好きで好きでたまらないのは、誰ですか?

すみれ それは………。



すみれ 私は………、私は、真白君が好きです!

黎 ならば、あなたにかける言葉は一つ。70なら70の老婆らしく、胸を張って厚かましく生きろぉ!

最終話の「胸を張って厚かましく生きろぉ!」は、第一話の「胸を張って厚かましく生きろぉ!」と違い、勇気を持つことの大切さを教えてくれる台詞であり、殊に、意中の異性がいる若い男女の胸に響いたはずだ。
化け猫の黎(れい)に、「70の老婆らしく、胸を張って厚かましく生きろぉ!」と言われ、失ってはならぬ大切な異性(ひと)を思い出したすみれ、仕事も何もかも放り出し、意中の相手・真白勇征のお見合いの場に駆け込んでいくシーンは、さながら映画「卒業」のシーンを彷彿させるに十分だった。

話は変わるが、「70なら70の老婆らしく…」という台詞を耳にして、咄嗟に脳裏に浮かんだのが『月刊日本』の山浦嘉久さん、そしてグルンパ運動の飯山一郎さんだった。お二人とも昨年から今年にかけ古希を迎えているが、そのあたりは拙稿「今のわたしがあるのも あなたのおかげです」で既に書いた。
お二人は漢(オトコ)であることから、「70なら70の爺らしく、胸を張って厚かましく生きろ!」などと言う必要はサラサラない。お二人が我々に示してくれている生き様は、やはり昨年古希を迎えた、『古代天皇制研究』の小川秀之氏の以下のことばに繋がるのだ。
私の信念では、偉大な歴史家になるための必須の条件は司馬遷のように正論を命を賭けて書くということに尽きると思います。 『古代天皇制研究』p.173
おっと、実際にお会いした人生の先輩で、もう一人、昨年古希を迎えた『月刊日本』の南丘喜八郎という漢もいた…。
この4人の漢たち、これからどのような生き様を、後に続く我々に見せてくれるのだろうか…。
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