亀さんは、TVドラマごときに涙を流すような人間ではない。しかし、「スミカスミレ」の第七話を見た時、思わず涙したシーンがあった。それは、自殺をしようとした高校生ともかに対して、桐谷美玲演じる如月すみれが発した、以下の言葉を耳にした時だった。
すみれ:こんな危ないことしたり、自分を傷つけることするなんて………、めっ!
ともか:………

すみれ:ともかちゃん、私が自信満々だって、なんでも持ってるって言ったよね?
でも、そんなことないんだよ。
私も失くしたものがあるんだよ。
でも、だからがんばれる。
がんばんなきゃいけない。
そうじゃないと、顔向けできないから。
若いってね、何にも諦めなくていいってことなんだよ。
なんでもできるんだよ。
だから、自分のこと大事にしてあげて。


亀さんは、亡くなった上の息子の親友の葬儀に参列したことがある。直後、その件について世界戦略情報誌『みち』の藤原源太郎さんに、まほろば会の帰りのエレベーターの中で報告した時、「あ~ぁ」と、悲痛なうめき声を漏らした源太郎さんの横顔が未だに忘れられない。東日本大震災から遡ること、一年前の2010年1月16日(土)のことであった。

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