
先週の金曜日(25日)は『ビッグコミック』の発売日ということで、近所のコンビニへ買いに行った。亀さんの場合、コンビニに行った時は必ず本棚を覗くんだが、今回は『人類進化の秘密がわかる本』という本が面白そうだったので、『ビッグコミック』と一緒に購入した。こうした類いの本を時々入手し、各分野の最新研究の成果を知るのに役立てているワケだ。
『人類進化の秘密がわかる本』も幾つかの新情報が入っていたが、特に注目したのは、「現代の人類(非アフリカ系)には、ネアンデルタール人の遺伝子が1~4%混入している」(p.138)という行であった。これは取りも直さず、ホモ・サピエンスとネアンデルタール人との間で交配があったことを意味している。このあたり、ネットでも関連記事が多く出ているので、関心のある読者は一読されるとよい。たとえば、最新の記事として以下がある。 6万年前に人類が手に入れた脅威の能力とは? ネアンデルタール人との決定的な「遺伝的違い」が明らかに
『人類進化の秘密がわかる本』に話を戻すが、ネアンデルタール人との交配以外で注目したのは、第6章の「アジア人、日本人のルーツとは」(p.177~)だ。亀さんは今まで、日本人のルーツに関する様々な書籍に目を通してきており、現在でも書架には以下のような本が並んでいる。

『日本人になった祖先たち』については、あいば達也氏が自身のブログ「世相を斬る」で取り上げており、特に以下の行が印象に残った、というか面白かった(笑)。
それに比べると、日本のミトコンドリアDNAとY染色体の関係性には、差異が見られないことから、過大な征服者が出現しなかったことが推測される。また、縄文、弥生と云う歴史的移行期においても、ミトコンドリアDNAとY染色体の関係性は概ね維持されている。つまり、この時代から、日本は、征服者の横暴に晒されていなかった事も推測できる。現代の社会においては、皮肉にも、リッチで伊達な男が、妻以外に愛人などを持ち、数人を囲い込んでいる現象を想像した。挙句にワーキングプワーで草食?結婚できない中年男が増えるのは当然なのだなと、余計なことまで考えた。 ●神の国を信じる人々 純粋日本人がいない、不都合なDNA研究
もう1冊、『DNAでたどる日本人10万年の旅』については、世界戦略情報誌『みち』に天童竺丸さんが鋭い書評を載せていた。 Y染色体DNA系統O3の跳梁跋扈を阻止せよ
ところで、「人類、そして日本人はどこから来たのか」といったテーマを、今回亀さんが取り上げたワケは、あいば達也氏の以下の記述に集約されるので引用しておこう(傍線亀さん)。
時には、こう云う情報に触れるのも、原点回帰であるとか、リフレッシュと云う点で、有効だろう。このように日本人に限らず、人類は悠久の歴史の中に存在するわけだから、現代人のご都合主義(些細な経済事情)で、放射能を敢えて生み出すと云うような行為は、人類への冒涜なのだよな?そんな風に思う一日だった。 ●神の国を信じる人々 純粋日本人がいない、不都合なDNA研究
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