25年近く前にサラリーマン生活から足を洗い、独立開業の世界(フリーランス)に飛び込んだ当時、仕事を承っていた会社はすべて国内の翻訳会社だった。しかし、今では海外の会社から承る仕事が100%になっている。そうなった最大の理由は翻訳料金で、日本の翻訳会社よりも遙かに良かったからである。少なくとも、平均的な日本の翻訳会社よりも二倍、場合によっては三倍の料金をもらっている。斯様に、日本と欧米とで翻訳料金の格差が広がってしまったのも、バブル崩壊以降の我が国の停滞であり、ここ30年以上にわたり会社員の給与が殆ど変わらなかったからだ。寧ろ、お上に搾り取られてきた、換言すれば増税につぐ増税が続いたため、さらに給与が目減りしたというのが本当のところだ。加えて、消費税という名の〝増税〟が加わり、今度はインボイスという〝増税〟が導入されることになった。
【高橋洋一さん、中田あっちゃん、ホリエモン、ひろゆき・・・に見てもらいたい】決定版!消費税の正体 消費税は預り金ではありません
幸い、小生の場合は海外との取引が中心なので、消費税やインボイスといった国税、もとい、〝酷税〟とは無縁の仕事だ。だから、確定申告書の作成も簡単に済ませられるのは有り難い。尤も、実弟が国税関係の仕事をしていることもあって、小生は正直に申告して人並みに税金を納めてきた。
さて、先ほど漸く大量の仕事が終わったので、急ぎブログ記事をアップしよう。今回のテーマは健康についてだ。健康をテーマに記事を書こうと思い立ったのは、以下の動画を観たからである。
【第16回 幸せ砂時計サイエンス】間違った健康知識が人生を狂わせる
今回の動画を観た小生、健康観の訂正を迫られることになった。それは、「運動」と「電子レンジ」である。
最初に運動。高校時代は合気道の稽古に明け暮れたが、その甲斐あって三年間にわたる海外放浪の旅を実現できた。さらに、三十路を過ぎた頃にヨガスクールに入学、二年前に背骨を骨折し、一ヶ月ほど入院するまでの四十年間近く続けてきた。ただ、残念ながら入院してからというもの、未だにヨガを再開していないが、長年ヨガをやってきたこともあって、大分ヨガという名の貯金が貯まっているようで、退院してから二年近く経ってもいたって健康である。
健康なのは何も合気道やヨガのお陰だけではない。自家培養している乳酸菌ヨーグルトを摂取し続けてきたことで、腸内環境が見違えるように改善された。また、食事も一日一食を原則とし、玄米中心の食生活に切り替えたのも大きかったのだろう。だから、2020年の正月に台湾から帰国した時、薄着だったため風邪を引いてしまったが、それからというもの、一度も風邪を引いたことはない。また、薬というものは、近所の歯医者が処方してくれた、痛み止め用の抗生物質を服用した以外、薬という薬は一切服用していない。例外として、神経痛を患ったので今年の二月に診察を受け、処方してもらった一ヶ月分(30錠)の薬を、診察を受けた当日に一錠服用しただけで、あとは一切服用していない。
少し横道にそれてしまったので話を運動に戻す。今の小生の日常は椅子に座って、パソコンに向かって翻訳の仕事をしていることもあって、雨天以外の日は散歩したいと思っていた。しかし、生来の怠け癖と仕事に忙殺されていたことも重なって、時々用事があって街に出るくらいだ。その用事も、タバコや酒のつまみを買うためだ。酒につまみは欠かせないし、タバコが健康に良いからである。
タバコと酒の話でまた横道に逸れそうなので、再び話を運動に戻すと、上掲の動画で「運動はするべきではない」、という武田邦彦氏の発言に小生は注目した。小生の場合、古希を過ぎたこともあって、激しい運動は避けて散歩ていどでE-だろうと思っていたが、武田氏の話に耳を傾けながら、「別に運動なんかしなくても、まぁいいか。散歩も酒タバコを買いに行く時だけでE-」と思ったものである。そのあたりについ解説している、大愚和尚の動画を紹介しておこう。
一生ものの「足腰」を鍛える3つの対策
身体は鍛える必要はなく、「柔軟」にしていくことが大切という大愚和尚の言葉には心から同意する。だから、三十路を迎えた頃にヨガを始めた自分を誉めたいと今では思う。
大愚和尚は長年にわたり天寿を全うした人たちの葬儀の後、親族に「お爺ちゃん(またはお婆ちゃん)の生前の生活はどうでしたか?」と、必ず聞き出していたと言う。そして、長生きした人たちの健康法に共通するものが三点あると大愚和尚は語った。
1.身体を動かせ 運動ではなく、家の掃除や畑の草むしりといった、日常的なことに身体を動かすことが良いそうだ。この大愚和尚の言葉を聞いてからというもの、身体を鍛えねばという強迫観念がきれいに消えたものである。 2.自分に刺激を与えよ 年寄りは労るのではなく、むしろ逆にこき使えということだ。だから、老親のいる人たちは、あまり老親を労るのは止めるべきだろう。 3.精神的に楽しめ 心を柔軟にしろということである。具体的な方法について関心のある読者は、大愚和尚の動画で確認していただきたい。
以上、三点を常に意識していること、これこそが冥土までの暇潰しのコツと云えそうだ。
小生は健康や病院に関する記事も数本書いているので、関心があれば一読願いたい。たとえば・・・
大学病院が患者を死なせるとき 医者に殺されない47の心得 メタボの暴走
神計らいか、へっぴりごしさんのブログでも健康について取り上げていた。 ワクチン禍の時代が教えてくれた「これからの医療受診への心構え」[その1]
次に、電子レンジ。小生は長年にわたって電子レンジで温めた食べ物は、健康に有害であると信じていたこともあり、極力レンジは使わないように努めてきた。しかし、上掲の武田氏の動画を観て、「アレ?」と思ったのである。電子レンジで温めても何等心配はないと語る、武田氏の言葉を耳にして驚いたものだし、即座に、「そうなんだろうな」と思ったものだ。それは、武田氏が科学者であり、同氏の発言は十分に検証された科学データをもとにしての発言だからである。
さて、久しぶりに完全な週末の休みを満悦中だ。溜まった書籍に目を通したり、録画を観ようと思っている。ともあれ、明後日の月曜の夜には、再び仕事が入ってくるだろうし、それまでの貴重な骨休みとなる。
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