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人生は冥土までの暇潰し

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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
生涯現役
ここ三週間ほど、連日のように仕事に忙殺され(仕事という名の登山)、締め切りとの格闘が続いていた。それでも、昨日の午後あたりには山頂を極めたようで、今日からは下山が続く日々になるだろうとの予感があり、身体を休める意味でも期待したいところだ。

掲示板「放知技」でシ・サワットさんが、「生涯現役、うらやましい限り」と書いてくれたが、思い起こせばサラリーマンから足を洗って、フリーランスとして翻訳の世界に飛び込んだのが1998年、今年でちょうど四半世紀の時間が経ったわけで、当時は還暦を少し過ぎた頃、つまり65歳あたりで引退するだろうと思っていただけに、それから5年が過ぎただけではなく、まだまだ当面は仕事を続けられそうなのは嬉しい。今では、生涯現役で冥土までの人生を、このまま突っ走っていくのかもしれないなと、ふと思う今日この頃だ。

さて、現役を続けてきたことで、そのメリットとデメリットに気づくようになったこともあり、そのあたりを今回は書いてみよう。

メリットとしては、毎日が日曜日というわけにはいかないため、小人閑居して不善を為すで言うところの暇が無いが、これは小人の自分としては大きい。一ヶ月ほど前、仕事が極端に少なかった日々が続いたことがあったが、生活に張り合いが無くなったような気分になったものだし、改めて暇というものは、こういうものなかと思い知らされた次第である。だから、その間はブログ記事を書いたり、溜まりに溜まった本や録画を観るようにしたのだが、それでもダラダラ感は否めなかったものだ。


【公式】父の利己的な介護のせいで家族が大迷惑…注意しても頑として聞いてくれません【武田邦彦】

また、仕事を通して毎日のように海外の翻訳会社と、電話やメールでやり取りをしていることもあって、社会との繋がりを保ち続けられるので、孤独というものを一切感じないし、人様のお役に立てているので生活に張りが出てくる。それに、翻訳料金が振り込まれるので、金銭的な心配もせずに済むのは何よりも有り難い。また、少し前までの小生は、子どもたちが学業を終えるまではという、責任感というか、プレッシャーがあったのだが、今では子どもたちにかかる学資などを稼がねばという重圧から解放されたこともあり、漸く〝自由〟を得たように思う。

だから、今までの小生は万一のことを考え、子どもたちが大学を卒業できるよう生命保険などに入っていたものだが、今ではそうした心配が無くなったこともあり、生命保険などはすべて解約、西郷隆盛ではないが、「児孫のために美田を買わず」ということで、自分の葬儀代ていどを残しておけば良しとしているので、老後のために貯蓄しなければという心配事は、頭からきれいさっぱり消えた。

デメリットとしては、やはり健康だ。特に、一昨年の秋に背骨を骨折して一ヶ月ほど入院生活を送ってからというもの、大分身体にガタが来たように感じている。だから、仕事から一応は解放された今日あたりから、健康のために再び散歩にでも出かけてみようと思っている。

健康と言えば、長期入院してからというもの、神経関連の病で悩む日が増えてきた。神計らいか、NHKのヒューマニエンスというシリーズで、「“神経” 謎だらけのネットワーク」 と題する番組を録画してあったので、今朝、見てみた。神経と言えば、「生命」と題したブログ記事を小生は前に書いている。

小生はNHKの「ヒューマニエンス」というシリーズ番組を、ほぼ欠かさず観ているのだが、この番組を観る度に思うは、人智を超えた「神」の存在である。


今回の番組のテーマが神経、すなわち「神の経(みち)」だったということもあり、改めて神の存在を強く意識した。

同記事で小生は、「人間は本当に自由意志を持っているのか?」と題した動画を紹介しているが、「量子力学と仏教」といったテーマを含め、書きたいブログ記事のテーマが山積なので、溜まった積ん読の本や録画を鑑賞しながら、何等かの記事を書ければと思っている。

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ハウスホーファー
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 カール・ハウスホーファー

一昨日、何の動画だったかは忘れたが、それを観ていたところ、途中でダイレクト出版の広告が流れてきた。いつもなら、即座に広告をスキップするところ、「ハウスホーファー」が目に入ってので気になり、そのまま見続けた。広告の後半に入ったあたりで、国際関係アナリストの北野幸伯氏が登場、ハウスホーファーについての解説を始めたのである。小生は北野氏をあまり評価していないので、同氏の広告ページをクリックする気は無かったのだが、それでも取り敢えず広告ページにアクセスしてみた。

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『ハウスホーファーの太平洋地政學解説』・『ハウスホーファーの太平洋地政学解説』

広告ページの内容だが、『ハウスホーファーの太平洋地政学解説』と題した、GHQ焚書が安価で入手できるよという触れ込みの広告ページだった。そこで、ページの最後までサーッと目を通してみたのだが、北野氏の言葉には呆れてしまった。

ハウスホーファーは晩年にこんな言葉を遺しています

「私の最大の後悔は、ヒトラーに半端な教育しかできなかったことだ…」と


そう、ヒトラーは“地政学”の本質を全く理解しないまま、

赤子のようにその「最強の武器」をふりまわしただけだった。というのです


これでは、北野氏はハウスホーファーのことを何も分かっちゃいないと、自ら告白しているようなものではないか・・・。

拙稿「自分の頭で考える」で、世界戦略情報誌『みち』に連載されていた、神子田龍山さんの「地政学と伝統玄秘学」シリーズを紹介したが、北野氏の考えるヒトラーやハウスホーファーと、神子田さんのそれとは、雲泥の差があるのは一目瞭然だった。ちなみに、ハウスホーファーについて小生は、掲示板「放知技」に投稿している。

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https://grnba.bbs.fc2.com/reply/17342561/164/

小生は、「ハウスホーファーを理解するキーワードは日本精神、すなわちツラン」と書き、さらに付言して、「ツランを肚(勘)で識るには、日本列島の各地に足を運び、自然に抱かれる、すなわち古神道に心を馳せることが肝心」と書いたのも、神子田さんの「地政学と伝統玄秘学」シリーズが頭にあったからである。

ここで、神子田さんのハウスホーファー観には三つキーワードがある。それは、「ハウスホーファー」、「地政学」、そして「伝統玄秘学」だ。幸い、『みち』(2020年11月15日号)の「地政学と伝統玄秘学 1」に、キーワードの解説文があるので、そのまま以下に引用しておこう。

ハウスホーファー
二〇世紀初頭に日本に長期滞在(一九〇八~一九一〇)した折に伝統玄秘学に深く接触し、ドイツ帰国後にそれまでの地政学を大きく変質させ、以後ドイツのみならず、欧州及び世界の大勢に強烈な影響を与え続けている、その様に私は確信するのだ。

地政学
地政学は二〇世紀になってドイツから始まった新しい学問とされる。だが、ドイツ・ルール大学ボーフム教授で都市地理学・文化地理学のペーター・シェラー(一九二三~八八)による「日本はドイツ地政学の原体験であり、モデルである」という言葉にある様に、地政学の形成背景には、日本に於ける古来伝統的な玄秘学(以後「伝統玄秘学」と呼称する)が「アーキタイプ」(ユング心理学の元型・太古型)として機能したと私は確信する。

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●伝統玄秘学
縄文時代に起源を持つ伝統玄秘学を継承する組織が今なお機能しており、ハウスホーファーはその組織と接触して秘伝を吸収し、ドイツ地政学に取り入れて、大きな変質と、現実的な戦略兵器としての力を与えたのであろうと、私は考えている。


これで、ハウスホーファーを巡っての北野氏の洞察と神子田さんのそれとは、かなり異なっていそうだということが、漠然とながらも分かっていただけたのではないだろうか?

本来は神子田さんのハウスホーファー観を、大まかにだけでも解説したいのだが、残念ながら実は、「地政学と伝統玄秘学」シリーズは未完なのである(理由は後述)。しかし、神子田さんのハウスホーファー論は、今の日本では最高峰のものであると個人的に確信しているので、以下に神子田さんのハウスホーファー論を、ラフスケッチの形で読者が想像できるように、写真・イラスト・引用文などをアットランダムに列記しておくので、シリーズが再開された時に備えていただければと思う。

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カール・ハウスホーファーは一九四六年三月一三日に妻を道連れに、切腹して果てた。繰り返そう。ハウスホーファーは切腹した。彼のダイング・メッセージは明白過ぎる程に明白だ。「我は侍」或いは「我は侍と同じ超越存在を信じる者」である。そして今、改めて見よ、ドイツのモノノフ達が掲げた旗頭を。赤地に白く日の丸を染め、そこに卍を重ねた旗頭【上図参照】を掲げる侍達が、かつてドイツに居た事に気付いた時、私は震撼した。
『みち』2021年3月1日号 p5


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『我が闘争』

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『ヒトラーのテーブル・トーク一九四一~一九四四』・『ヒトラーの遺言一九四五年二月四日~四月二日』

実はヒトラーの個人秘書であり、遺言執行者であったボルマンが、ヒトラーが昼食時、夕食時や、オフタイムで寛いでいる時に、側近やゲスト相手に語った卓上談義を、「Bormann Vermerke」(ボルマン覚書)と呼ばれる談話記録として残している。今日研究者達からも信頼すべき資料として価値付けられているそれは、タイプ原稿一〇四五ページに及び、一九四一年七月五日から一九四五年四月二日の期間にヒトラーが公開を意図せずに語ったプライベートな言葉である。
『みち』2021年3月1日号


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【古神道の教え】神は自分の中にいる。

自分の目でこの宇宙を眺め、思い巡らす人間は、敬虔な心を持っているものだ。宗教的な意味ではなくて、自然との調和という意味である。前世紀の終わり頃、科学と技術が発達したあまり、自由主義の人間は、人類は自然の支配者であり、やがては宇宙をも制するだろうと公言した。だが嵐でも吹けばどうなる。カードの家のようにたちまち崩れてしまうのである。われわれは生命をつかさどる法則を学ばねばならない。それが進歩につながるのだ。そういう法則がなぜあるのか、それは人知の及ばぬところである。そうあるからそうなのだ。われわれの知恵ではそれ以外のあり方など思いもつかない。人は自然の中に見事な概念を見つけ出した。全能なる存在で、人はそれに従うのである。どの人間にも心の奥深くに、この全能なるものへの思いがある。われわれはそれを神と呼ぶ。全宇宙をつかさどる自然の法則の支配者である。(中略)無神論で教育はしたくないものだな。(一九四一年七月一一日)
『みち』2021年3月15日号


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四つの地域

ハウスホーファーのパン・リージョン理論は、この地政学的理想状態を惑星の地表面全域に於いて実現することを目指している。簡潔に、少々乱暴に言い切ってしまうなら、それは惑星地表面を四つに分割することである。鎖国時代の日本が四つ、この惑星に存在するという状態だ。
『みち』2021年4月15日号


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『興亞の大業』および日本・ナチス党・トゥーレ協会
『みち』2021年5月1日号


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クーデンホーフ伯爵と光子夫人

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ナチス党(左上)・汎ヨーロッパ連合(右上)・NATO(左下)・ASEAN(右下)
『みち』2021年5月15日号


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緑龍会
『みち』2021年6月1日号


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『大日本──大日本帝国の軍事力、世界的地位と将来に関する考察』
(Dai Nihon,Betrachtungen uber Gros-Japans Wehrkraft, Weltstellung und Zukunft)

『みち』2021年8月1日号


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糸魚川翡翠

今から一一三年前、ハウスホーファーの全国行脚での奇妙な訪問地には、この「χρυσον(クルソン)」が多数みられた。これらはわが国に於けるツラン文明の痕跡地である。ハウスホーファーの案内者の目的は、わが国に縄文、弥生の時代から伝わる叡智の伝授であったと私は考える。そしてその叡智が二〇世紀初頭にドイツで本格的な「地政学」として結実した。案内者がハウスホーファーを実際に、東北から四国、そして九州南端まで連れ回さねばならなかった理由は、観光でも、軍事施設視察でも、要人面会でもなく、その場に立たねば実感と理解が不可能な「地政学」的理由にこそあった、と私は結論している。
『みち』2022年8月1日号


 『みち』2022年10月1日号を以て、「地政学と伝統玄秘学」シリーズを一時中断、現在は緊迫した世界情勢シリーズを神子田さんは連載中だ。それに合わせるかのように、小生も大転換期に突入した現在の世界情勢についての記事を書き始めたのも、ある意味、シンクロニシティなのだろう。

最強の客家華僑

前稿「安藤忠雄❤大阪」で約束した通り、本稿では「最強の客家華僑」というテーマで筆を進めたい。

最初に、電子版「マイペディア」で華僑の定義を確認しておこう。

中国,台湾,香港,マカオを除く場所に居住する中国人のこと。〈僑〉は仮住まいの意味。中国国籍をもつ者を華僑,現地国籍をもつ者を華人と呼ぶ。漢民族の海外移民が急増したのは清末の18世紀以降で,奴隷貿易の廃止をうけて,広東,福建を中心とする沿岸地方出身者が,移民労働力として東南アジア,北米などに向かったものである。現在の居住地は世界各地におよぶが,約8割が東南アジア地域に集中し,現地の経済に大きな影響力をもつ。ほかに北米,ヨーロッパ,南米,オセアニアなど。地縁,血縁などによる〈幇(パン)〉というつながりにもとづく相互扶助がさかんで,おもな幇には福建,潮州,広肇,海南,客家(ハッカ)がある。また各地に会館を設けて結集をはかっている。1970年代以降,中国本土から北米,ロシア,日本などへ,〈新華僑〉と呼ばれる非合法的な移民が急増した。1990年代前半の人口は約3000万人と推定される。


以下、「マイペディア」の定義に沿って話を展開していくことにする。

世界戦略情報誌『みち』(2022年12月15日号)の「深層潮流」シリーズに、華僑についての興味深い記事が載った。本稿の最後に転載しておいたので、関心のある読者は目を通していただくとして、筆者の村上学さんが以下のように華僑を定義しているのに注目だ。ちなみに、村上さんは神戸を拠点にしており、関西圏の〝生き字引〟的な漢で、関西圏の表社会も裏社会も知り尽くしている。その村上さんが、華僑について以下のように書いた。

雀は華僑に似ている。


それに続く以下の記述にも注目だ。

大陸は共産党の「反宗教」と「国家資本主義」によって華僑を一段低く見るようになっており、世界で成功した華僑たちは大陸の中共を嫌っている。嫌っているから、尊敬しない。尊敬はしないけれども、商売は別である。この華僑根性を弁えておかなければ、台灣問題を根本的に勘違いすることになってしまう。


以降の村上さんの華僑についての記述に目を通せば、日本の華僑について読者は認識を新たにするはずだ。

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ところで、冒頭の「マイペディア」の定義にもあるように、台湾には大陸から外省人が大量に流入しているのだが、客家もそうした台湾流入組の一派だ。その客家について、筆者の村上さんは以下のように書いている。

筆者は以前、客家の食堂に連れて行ってもらったことがある。驚いたことには、昼の定食が「白い御飯、煮魚、小鉢、汁、漬物」という日本式の形態だったのだ。このような食文化は大陸にも台灣にもないはずだ。つまり客家は、日本人の食文化を「良いもの」と感じて共有するようになったのである。客家には中華文化を金科玉条とするような狭い考えはない。客家を知る上で、食文化は無視できないのである。


そして、村上さんは以下のように結論づけた。

日本が統治していた満洲でも朝鮮でも、日本式の食文化は根付いていない。台灣だけは日本式食文化が違和感なく存在している。食文化は遺伝子を形作る上で欠かせない要素であって、相互理解の原点に位置すると考えられる。


実は、武田邦彦氏も食文化について、実に興味深い動画を公開しているのだが、武田氏は村上さんよりもさらに深く切り込んで、現在の日本人の食文化が「米」になるのに、一万年もの時間がかかったという、目から鱗が落ちる説を展開している。詳しくは以下の動画で確認してもらうとして、斯様に食文化とは民族を形作っているものなのだ。


【武田邦彦】1万年かけて作られた身体(米と魚の地域、パンと肉の地域)

どうだろうか? 日本列島で米・味噌・煮野菜・魚の食文化が成立するまで、一万年以上の時間がかかったという事実を念頭に、以下の動画を続けてご覧いただきたい。


学校では教えない客家と日本人の謎の繋がり|小名木善行

題名の「客家と日本人の謎の繋がり」でピンと来たと思うが、客家と日本人、実は〝血縁関係にあった〟という興味深い内容の動画になっている。

とすれば、村上さんが客家の食堂で「白い御飯、煮魚、小鉢、汁、漬物」を配膳されたのも、遠祖が同じということを考えれば、至極当然の話と云えよう。

なを、海外で活動しているのは何も「良い」華僑ばかりではない。当然ながら、「悪い」華僑も存在する。そのあたりは、拙稿「戦闘意欲なき国民は滅亡し、敢闘精神なき国民は堕落する」で紹介した、『悪徳の世界史〈1〉フィリピン華僑ビジネス不道徳講座 (悪徳の世界史』(浅井壮一郎)に目を通せば分かることで、本のタイトルに「華僑ビジネス不道徳」とあるのに注目していただきたい。この本は、8年以上も前に目を通した本なので、詳しい内容は忘れてしまったのだが、悪事を働く華僑は多分、客家ではないだろうと思っている。

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杜月笙

悪い華僑という記述から中国マフィア、すなわち「幇」を連想する読者もいたことだろう。最新号の『みち』(4月1日号)の「常夜燈」シリーズで、筆者の黄不動さんが先月逝去した「青幇第二三代悟字輩」(日本人)について、驚愕するような記事を執筆した。記事内容から、黄不動さんは青幇第二三代悟字輩と深い交流があったことは一目瞭然である。小生の場合は老大と面識こそ無かったものの、老大自ら著した古代中国の偉大な戦略家についての本に目を通しているだけに、「だからこそ、あれだけのことを書けたんだな・・・」と、改めて老大の凄さを思い知った次第である。

六韜に並び立つ、否、六韜すら凌駕していたと思わせる、古代中国の戦略家の思想を見事に描き出してみせた老大、本当に凄い人物だった。

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安藤忠雄❤大阪
忙しかった仕事(翻訳)も漸く一段落した今日、再び忙しくなる前にブログ記事の一本もアップしたいと思い、仕事を終えた後もパソコンの前に座り続けた。

さて、前稿「自分の頭で考える」で武田邦彦氏の新しい動画、「三菱商事の専務から世界中が度肝を抜く衝撃的な話を聞きました!」を紹介したばかりだったが、早々とバンされていた(嗤)。バンされそうな内容の動画ではないだろうと油断し、ダウンロードしておかなかったことに悔いが残る。

それにしても、何故にバンされてしまったのかとつらつら思うに、〝敵〟が我々日本人には知られたくない、「日本精神」というものについて、武田氏が明白に語ったからではないかと個人的に思っている。

小生は日本精神について、長年に亘って様々な角度から追究してきたこともあり、「自分の頭で考えることができるのは、日本人だけ」という、武田氏の言葉を初めて耳にした時は、目から鱗が落ちたと言うより、個人的には青天の霹靂に等しかったのだが、それでも瞬時に武田氏の言葉を素直に受け入れることができたのも、多分、日本精神については、十代の時に日本を飛び出してから今日に至るまで、かなり深い所まで追究してきたからなのだろう。

兎も角、敵は日本精神について日本人に知られたくないだろうし、知られてしまうのを恐れているのが分かる。だからこそ、YouTubeが武田氏の動画を即座にバンしたのも手に取るように分かるのだ(笑)。ともあれ、武田氏の動画は立て続けにバンされているので、印象に残った動画は速攻でダウンロードしておくといいだろう。

なを、上掲のバンされた動画にあった武田氏の言葉、「自分の頭で考えることができるのは、日本人だけ」の背景については、拙稿「文化発祥の地」で紹介した同じく武田氏の動画、「幸せの科学:日本のルーツから探る」に時間をかけて取り組めば、敵が隠したかった日本精神というものが、朧気ながらも見えてくるはずだ。

ともあれ、小生は敵の嫌がる内容の記事、すなわち日本精神についての記事を、これからも精力的にアップしていくつもりだ。これは何も蟷螂の斧よろしく、巨大な敵に真っ正面から立ち向かうというよりは、日本の将来を背負う若者に、いつの日か拙稿が何等かの形でお役に立てばと願ってのことであり、日本の若者が堂々と自分の人生を切り拓いていくにあたり、少しでも参考になれば、この上ない幸せである。

以下、建築家・安藤忠雄が日本の若者に贈る言葉・・・


【堀潤×安藤忠雄】停滞するニッポンの今と未来を語る

元々は「世界最強の華僑民族」というテーマで筆を進めるつもりだったのだが、前置きが長くなってしまったので、近日中にでも稿を改めたい。