謹賀新年

早いもので、本ブログを立ち上げてから十年が経つ(「ブログ開設のご挨拶」)。当時と比べて、記事をアップする頻度こそ落ちたものの、これからの十年も頑張るので、末永くお付き合いいただければ幸いだ。
さて、穏やかな元旦を迎えた今日は、あのヒトラーについて少し言及してみたい。
ヒトラーと書くと、〝ユダヤ人虐殺〟(ホロコースト)を思い浮かべるだろうし、ヒトラーは大悪人だと思っている読者が大半だろう。
しかし、本当にヒトラーは大悪人だったのだろうか?
小生は寧ろ、ヒトラーは哲人政事家だったとすら思っている。その根拠について、以下に述べよう。
最初に取り上げたいのは、「マルコポーロ事件」だ。ウィキペディアは同事件を以下のように解説している。
マルコポーロ事件は、1995年2月に日本の文藝春秋が発行していた雑誌『マルコポーロ』が、内科医西岡昌紀が寄稿したホロコーストを否定する内容の記事を掲載したことに対して、アメリカのユダヤ人団体サイモン・ウィーゼンタール・センターなどからの抗議を受けて同誌を自主廃刊したこと、および当時の社長や編集長が辞任解任された事態を指す。
1995年2月といえば、今から30年ほど前の事件であり、当時は無論のこと、今日ですらホロコーストは無かったと口にしようものなら、周囲から袋叩きに遭うことは間違いない。

だから、真にヒトラーの人物を識った人でも、周囲から袋叩きにされるのを恐れて、言葉を濁したりすることがほとんどだ。そうした中、ついに公の場でヒトラーの素顔を語り出した識者が現れた。馬渕睦夫大使その人である。その馬渕氏が、ヒトラーについて語った動画の一本が以下である。
【桜無門関 年末SP】馬渕睦夫×水島総「大和心で照らし出す、日本の針路とグローバリストの謀略工作」[桜R4/12/29]
馬渕大使が、ヒトラーは哲学政治家だったとか、ノーベル平和賞の候補だったとか語っているのを耳にして、驚いた読者も多いだろうということは容易に想像がつく。しかし、個人的には全く違和感はなく、馬渕大使の発言には心から同意できるのだ。今後、馬渕大使を皮切りに、さらに大勢の識者が今までは公にできなかった、真のヒトラー像を披露できるようになればと願っている。
小生は「日本精神」について言及することが多く、今までに日本精神に関する22本の記事を書いている。たとえば、「日本精神文化の根底にあるもの」といった具合にだ。
この日本精神だが、ヒトラーは日本精神を深く理解していたと書けば、驚く読者が多いのではないだろうか。このあたりについて、我が国で初めて明らかにしたのが、世界戦略情報誌『みち』の神子田龍山さんで、一昨年(2021年)の『みち』の四月一日号で以下のように記している。
政治的パフォーマーを離れた彼自身が個人的に求めていたのは、自然と和を以って一体化し、森羅万象の中に神を見出すシンプルで、汚れなく、明るく、穏やかな幸福の約束。それはまるでわが国に於けるアニミズムに近い古神道のような……。と言うよりも、日本への憧憬さえ露わにするその言葉は、既に「日本の宗教こそが最高だ」とヒトラーが信じていることを暗に示しているではないか。 世界権力vs.ナショナリズム
どのような経緯でヒトラーが、日本への憧憬を抱くようになったのかについては、四月一日号以降の『みち』を手にして実際に確認してもらう他はないのだが、一つだけ付言するとすれば、ヒトラーに影響を与えた人物、より具体的に言えば、ヒトラーに地政学の神髄を伝えた人物こそ、ドイツの地政学者カール・エルンスト・ハウスホーファーに他ならないということだ。ハウスホーファーは来日して謎の行動をしているのだが、このあたりについては、地政学とハウスホーファーに関する、神子田さんの一連の記事に目を通していただきたい。たとえば、神子田さんはナチス党章についても興味深い話をしており、そのあたりについて小生は掲示板「放知技」でも紹介している。
頭の中で、卍が無いものと考え(卍を消す)、赤地を白色に、白地を赤色に転換してみてください。何処かの国の国旗に似ていませんか? そう、わが国の日の丸です! https://grnba.bbs.fc2.com/reply/17342561/7/

最後に、冒頭で紹介した動画の最終シーンで(58:40~)、今年(2023年)は「日本人による自己主張の年」にすべきだと、馬渕大使は語っていたが、我々も馬渕大使の言葉を胸に、今年を突き進んでいきたいものだ。
なを、「日本人による自己主張」とは、馬渕大使の言葉を借りれば、「大和心を軸にして唐心を見る」ということになる。つまり、日本の和を求める発想(日本精神)でなければ、この瞬間も続いている世界の紛争は決して解決しないということだ。日本精神を発揮すべき時期が到来したのである。
この日本精神については、今後も折に触れて取り上げていく。
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