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人生は冥土までの暇潰し

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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
片仮名
神代文字(かみよもじ)というのがあり、ウィキペディアでは以下のように定義している。

神代文字とは、漢字伝来以前に古代日本で使用されたと紹介された多様な文字、文字様のものの総称である。


数ある神代文字の中でも、小生が特に熱心に追究したのがカタカムナであった。カタカムナについては拙稿「六甲山」でも少しだけ触れており、旧ブログでも「謎のカタカムナ文明」と題する記事を書いている。

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カタカムナと云えば、カタカムナを世に知らしめた槍崎皐月氏、その直弟子であった宇野多美恵女史を紹介しないわけにはいかない。小生は、たまいらぼ出版の社長、そして光寺の住職でもある、玉井禮一郎さんとは親しく交流をさせていただき、玉井さんの依頼で「たまいらぼ出版」という、ホームページを制作して立ち上げたことがあり、今でも現存している。

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その玉井さんもカタカムナに造詣が深く、上述の宇野多美恵女史とも親交があった。だから、玉井さんの光寺を訪れる度に、大量にあった宇野多美恵女史のカタカムナ文献を借り、読み終えたら再び訪れて返却、また別のカタカムナ文献を借りてくるという一時期があった。ちなみに、旧ブログでも宇野女史の著作について、書評の形で記事をアップしている。
『ゲーテの「ファウスト」と<カタカムナ>』

ゲーテと言えば、書架にゲーテの本が数冊眠っているのを思い出したので、現在通読している『プーチンの世界』を読み終えたら、今度は『ゲーテ形態学論集』あるいは『ゲーテとの対話』あたりを再読してみたいと思う。

話が横道に逸れてしまった。カタカムナの話に戻そう。

神代文字にはカタカムナ以外に、阿比留文字、ヲシテ文字(『ホツマツタヱ』)、出雲文字などがある。そして、神代文字は今の我々が用いている、片仮名と深い繋がりがあるということは、かなり昔に知っていたことから、自分なりに神代文字と片仮名について追究した一時期もあった。この度、片仮名が誕生した経緯について、思い出させてくれた下掲の動画を観たので紹介しておこう。読者の片仮名についての知識を、深掘りしてくれる優れた動画だと小生は思っている。


【謎に包まれた日本語の秘密】カタカナはどこからきたのか?|小名木善行

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動画を観ながら、神代文字の追究を再開しようかなと思ったほどだった。なを、小名木氏のむすび大学などで、カタカムナについての動画を公開しているので、気になるのがあったら一度覗いてみることをお勧めしたい。

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【追加動画】

古代文献・カタカムナはなぜ消されたのか?!天龍寺マコト×小名木善行


消された古文書?古代文献・カタカムナとは|天龍寺マコト×小名木善行


カタカムナの真相!原子力、反重力との関係。天龍寺マコト(三枝誠)先生にきく


カタカムナ継承者が語る日本語の秘密 天野成美先生


カタカムナが示す古代科学 天野成美先生


超古代文明?謎の古文書が示す古代日本の真の姿|羽賀ヒカル×小名木善行


日本で実際に消された古代文献の秘密に迫る|小名木善行


日本の歴史上から消された古代文献の恐るへ゛き内容|小名木善行

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子は親を選ぶ
「子は親を選ぶ」とは、文字通り〝子どもは親を選んで生まれてくる〟、ということであり、本稿の主テーマだ。よって、本稿はスピリチュアルな話となる。

最初に、映画「あやしい彼女」で小生が最も感動したラストシーン・・・

若返った母親の新しい人生では、自分が病気だったため出来なかったことを、今度は精一杯やって欲しいと話す、小林聡美演じる娘の瀬山幸恵に対して、多部未華子演じる母親の節子は、「バカ言ってんじゃないよ」と返すのだった。そして・・・

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節子 お前がいたから、私はお母さんになれたんだ。

さらに節子が、「私は、何度生まれ変わっても、寸分違わずこの人生を生きるわ。そしたらまた、お前のお母さんになれる!」と言うと、娘は泣きじゃくる・・・。

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このシーンは、何度観ても胸が熱くなる。

しかし、本当のところは、親ではなく子が両親を選んでいるのだ。小生は輪廻転生について若い頃から関心を抱いており、関連する書物を随分と漁っていた一時期もあった。だから、子は母親の胎内に宿る前から、自分を産んでくれる親を選んでいたのではと、漠然とながら思っていたのである。これは、実証できないことではあるものの、年輪を重ねていくにつれ、日増しに本当のことなんだろうなと思うようになった。

何故か? 人がこの世に生を享けたのは、己れの目的を成就させるためと思うからだ。そして、自分は何を目的に今の親を選んだのか、さらに、自分の子どもたちは何故、自分を親として選んでくれたのか、という長年の疑問が朧気ながらも分かってきたような気がする。

ネットで確認するに、「子は親を選ぶ」説に対して、肯定派と否定派とに分かれており、そうした数ある賛否両論のサイトから、肯定派である以下のサイトを紹介しておこう。
「子供は親を選べない」と言うが本当は子供は親を選んで生まれてくる!

このサイトのオーナーは、「私もかなり勉強しましたので(20年間、2000冊以上読破)、宇宙の仕組み上はそうなんだと思っています」と書いている。そして、「人は何等かの〝目的〟を果たすために生まれてくる」、というオーナーの視点は小生のそれと一致していた。また、同サイトにはコメント欄があり、賛否流論に分かれて活発な議論が交わされているあたり、なんとも賑やかなこと、この上ない。

上掲サイトのオーナーによれば、「オギャーと生まれた瞬間に、あの世のすべての記憶が消去されてしまいます」とのことで、我々は生まれ落ちてから手探りの状態で、己れの人生を切り拓いていくことになる。小生の場合、何を目的に生まれたのかについて考えるに、大凡の輪郭は掴めてはいるものの、ブログという公の場で堂々と発表するだけの自信が未だ無いので、確信を持てるようになった時点で公開したいと思う。

それから、以下は「子は親を選ぶ」というテーマから逸れるが、やはりスピリチュアル系の話となる。

■エピソード1
マドモアゼル愛氏は最近の記事「九州の旅」で、以下のようなことを語った。

すでに来る人が誰かわかっていて、その席には誰それが座る、、、とわかっていると言います。これは、私の数人の知り合いの超能力者も数か月も前から、この椅子に誰が座るか、わかっていた例を知っていたので、驚きませんでしたがそうしたことは本当にあるのだと思います。

私はどなたかが日ごろ座っている椅子に座ると、その人がどういう気持ちで日ごろ暮らしているかは、実はわかります。外れたことはないと思っていますが、尋ねるわけにもいきませんので、そのまま黙っていますが、これはわかるものです。みなさんも、日ごろどなたかが座っている椅子に座ってみるとわかると思います。


■エピソード2
十年ほど前になるが、天童竺丸さんと二人だけで語り合っていた時、ふと天童さんが、「俺たちは前世で交流があった。だから、現世でも再び再会できたのだ」ともらしたことがあり、「そうなんだろうな・・・」と、小生は言葉にこそ出さなかったものの、同意したものである。

属国の時代 03
ペリー提督率いる黒船が浦賀沖に来航したのは嘉永6年、西暦で言えば1853年だ。小生は百年後の1953年生まれなので、黒船の来航年が頭に入っている。

さて、幕府がペリーの砲艦外交に腰を抜かし、開国したというのが我が国の通説になっているが、それは全くの嘘デタラメであると主張しているのが、政策コンサルタントの室伏謙一氏であり、YouTubeでも動画として公開された。残念ながら、5月3日までの限定公開ということで、室伏氏のYouTubeを観ることは最早できない。

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しかし、何を室伏氏がYouTubeで語ったのかについては、「室伏謙一の霞が関リークス」に掲載されている講座案内で大凡の見当がつく。

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PART 1から3に分けられているので、本稿でもそれに倣うとする。

■PART 1
小生は5月3日までの限定公開だった動画(34分強)を観ているが、室伏氏が語っていた主な話の内容は、黒船来航時において幕府が優れた外交能力を発揮したことの実証であり、その論拠として室伏氏は、『墨夷応接録』を下敷きにしていた。その『墨夷応接録』には、幕府の外交能力が極めて高かったことが明記されているのだ。

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ところが、明治維新以降の日本は『墨夷応接録』を完全に無視、そのため、今日に至っても幕府の外交力はお粗末だったと広く信じられているのが実態で、ペリーの砲艦外交に幕府が震え上がったといった大嘘が、未だに罷り通っているのである。

蛇足ながら、PART 1のもう一つの小テーマである、「世界に冠たる清潔都市・江戸」については、竹村公太郎氏が著した、「日本史の謎は地形で解ける」(全三冊)の一読をお勧めしたい。

■PART 2
このパートは「幕末の英雄3人の有能さと功績」についての話で、以下の三者を取り上げている。

徳川慶喜
小栗上野介
榎本武揚


落合莞爾さんの落合史観を直接ご本人から学んできた身として、小生は三者の業績について詳細に知ることができた。

最初に徳川慶喜公。拙稿「高麗神社と皇室」で小生は以下のように書いており、また、『徳川慶喜公伝』(全四巻)も十年前に入手した。

「落合莞爾さんが著した『奇兵隊天皇と長州卒族の明治維新』、「第七章  慶喜と大政奉還」にある、「渋沢栄一の衷情が滲む『慶喜公伝』」に目を通せば、自ずと納得いただけよう。


次に、小栗上野介。通説では、小栗は慶応4年(1868年)閏4月4日、烏川の水沼河原(群馬県高崎市)において斬首された(享年42歳)というのが通説だ。しかし、落合史観によれば、実はそうではなく、小栗は密かに渡米し、アメリカから祖国日本のために貢献したということになっている。これについての真偽はともかく、関心のある読者は落合秘史シリーズ本、殊に『国際ウラ天皇と数理系シャーマン』を参照されたい。
張成沢の〝処刑〟

最後に榎本武揚だが、拙稿「榎本武揚と〝八百長戦争〟」を参照のこと。

■PART 3
PART 3は、「西洋思想を植え付けられた現日本の没落」というタイトルになっているのに注目していただきたい。「属国の時代 02」で明治維新前の日本人にはあった、時間の概念について書いたが、これはほんの一例で、明治維新以降の日本人は、どのような西洋思想を植え付けられたのかについて、今後も折りを見て取り上げていきたい。

同書を読み進めながら、「明治維新(文明開化)は失敗だったな」という言葉を吐いた、まほろば会の林廣同志を思い出した。
蘇るのか、逝きし世の面影


室伏氏は未だ49歳と若く、今後の一層の活躍を期待したいと思う。

神のみぞ知る
へっぴりごしさんのブログで、実に興味深い記事の紹介があった。
地球の生命は宇宙から来たことが確定か:北海道大学やNASAによる国際研究で、最新分析法により「隕石から5種類すべてのDNA・RNAの塩基」が世界で初めて発見され、科学誌ネイチャーに発表される

二十代の頃、精力的に読み進めた本として宇宙や生命分野の本があり、特に関心を抱いていたテーマの一つが、「生命のはじまり」だった。つまり、生命は我々の地球上で発生したのか、または宇宙から飛来した隕石だったのか、長年にわたり気にはなっていた疑問でもあった。二年ほど前、「地球と生命」と題する記事を書いたことがあるが、主に参照した本(丸山茂徳著『地球と生命の誕生と進化』)では、原始生命が誕生したのは宇宙(隕石)ではなく、地球としていた。

上掲の記事を執筆していた時、隕石説はどうなっているのかと思ったものだが、今回のIn Deepの記事、「地球の生命は宇宙から来たことが確定か」を読み、どうやら、今ある生命は宇宙からやって来たという説が有力になりつつあるようで、流石は科学ものに強いIn Deepだと思った。

今回の北海道大学の研究者が主導した「 DNA のすべての要素が発見された」ことにより、この理論は「完全に確定した」と個人的に思います。


ところで、In Deepの記事には以下のような記述もある。

アミノ酸には「右型」と「左型」があるが、人類を含む地球の生物は左型のアミノ酸でできている。しかし、通常の化学反応では左右ほぼ等量ずつできるため、なぜ地球の生物にアミノ酸の偏りがあるのかは大きな謎となっていた。


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実は、拙稿「易経とバイオリズム」で取り上げた『易経の謎』という本にも、『「左旋」と「右旋」--鏡に映した生命の謎』という小節があり(青色の下向き矢印)。「右型」と「左型」という不思議な偏りについて述べているのだが、何故そうなるのかについては、やはり同書でも「謎である」としていた記憶がある。確認の意味で、この小節をもう一度読み返してみたいのだが、仕事部屋を二階から一階に移動し、未だ本棚の整理が終わっていないため、見つからないのは残念だ。

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しかし、さらに根源的な疑問が残る。そのあたりをIn Deepでも以下のように書き表していた。

あとは、

「今でも宇宙由来の遺伝子で新たな生命が地球で作られている」

などの証拠が出てくるとエキサイティングですが。

それと共に、「その宇宙のメカニズムの根源は何で、そしてそれを統率しているのは何なのか」ということもありますが、ここにいたると、それは絶対にわかりようのない話であり、

「そういうことだから、そうなっている」

以外には理由がつかなそうです。


英語に、「God knows」という言葉があるが、意味は「神のみぞ知る」、つまり誰にも(人間には)わからないということだ。文字通り、神にしかわからないということになるのだが、もしかしたら、今回の発見のように、遠い未来に「その宇宙のメカニズムの根源は何で、そしてそれを統率しているのは何なのか」ということが、われわれ人類に明らかになる日が来るのではと、ふと思った。

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図1 宇宙システムを構成する多次元構造(ホロコスミックス)

天性の歌声
映画「あやしい彼女」で披露された多部未華子の歌、まさに天性の歌声と呼ぶに相応しく、特に感動したのが「悲しくてやりきれない」だった。


悲しくてやりきれない

それ以外にも同映画で多部は、「見上げてごらん夜の星を」、「真っ赤な太陽」、「帰り道」を歌っており、それらはすべてUta-Netで楽しむことができるので、一度アクセスしてみるとE-。特に、まほろば会の仲間は「見上げてごらん夜の星を」のシーンで、〝山浦嘉久〟さんが登場しているので、さぞかし驚くことだろう・・・。

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ところで、クラシック。「厳選クラシックちゃんねる」というYouTubeのチャンネルがあり、クラシックをメインにしていることから、小生お気に入りのチャンネルの一つだ。たとえば・・・


J.S.バッハ【生涯と名曲】意外と知らない?クラシック音楽界の大巨匠の人生と名作を解説(G線上のアリア/平均律クラヴィーア/マタイ受難曲など)

旧ブログでクラシックについての記事を書いたこもがある。
クラシックのすすめ

クラシックと言えば、最近は歯科&音楽ウォッチャーさんからの便りがない。元気でいるとは思うが、そろそろ新しい便りを送って欲しいところだ。そのウォッチャーさんとメールでやり取りしていた時、JINMOさんの「精神核」が話題になったことがある。小生はブログで以下のように書いた。

気になるのはウォッチャーさんの以下の言葉…

もう一人。大事な共演者が、見えないところにいる

咄嗟にJINMOさんの最新記事(『みち』9月15日号)を思い出した。いつの日か、JINMOさんとウォッチャーさんを引き合わせてみたい…。どのような音楽論が飛び出すんだろうかと、今からワクワクする。

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精神核


属国の時代 02
時間というものは、過去から現在、現在から未来へ流れると、我々は頭から信じ切っているが、本当だろうか? 前稿「属国の時代 01」で、小生が以下のように書いたのを思い出していただきたい。

確かなことは、未来とは「未だ来たらず」ということであり、その未来を形作っていくのが現在を生きる我々である。


「未来を形作っていくのが現在を生きる我々」という言葉を頭の片隅に置いて、以下の動画を観ていただきたい。


謎に包まれた日本語の秘密「むすび」|山口隆之×小田真嘉

どうだろうか? 属国の時代が始まった明治維新を境に、古の日本人には当たり前のようにあった時間の概念が、今を生きる日本人のそれと、あまりにも異なるので啞然としたはずだ。

時間という概念一つとっても、如何に我々は西洋思想から、強い影響を受けてきたかが分かろうというものだ。

故飯山一郎さんは日本の歴史を、「外圧」という視座で捉えていたが、そのあたりの詳細については、拙稿「天武天皇 19」を参照してもらうとして、明治維新以降について飯山さんが抱いていた史観、その一部を以下に再掲しておこう。

第6回目は,19世紀.英国が「カラー革命」を策謀し,坂本竜馬,高杉晋作らの「尊王派」や「倒幕派」を扇動して,幕藩体制の徳川国を倒し,西欧文化万歳!の明治新国家を建国させ,英国による間接支配が始まる.

ただし,高杉晋作は上海から帰国後,西欧列強の「カラー革命」を見抜いていたが…,明治維新の前年,29才で死去.
この高杉晋作の「無念と残念」を,安倍晋三は熟知している.

第7回目は,20世紀.大東亜戦争に敗北した日本は,米国の占領下に入り,以後70年間,米国の植民地・属国となる.

第8回目は,現在進行中だが,日本は,米国の支配下から脱するため,ロシアとの同盟関係に入る.← いまココ.


「属国」、文字通り「他国の支配下にある国」という意味だ。しかし、2月24日に勃発したウクライナ紛争を境に、世界の多くの人たちが覚醒しつつあり、来る新しい時代に向かって第一歩を踏み出した。

今や五月に突入、衣替えの季節だ。五月は未だ夏のような酷暑ではないものの、そろそろ夏服の準備をする時期を迎えつつある。さあ、属国根性という衣類を脱ぎ捨て、来る夏、新しい時代の到来に備えようではないか。

古の日本人が持っていた本来の心、日本精神を取り戻す時が到来したのである。

【阿呆なユーチューバーの面々】
日米欧の大手マスコミだけを追っていると、真の世界情勢を見誤るという好例を幾つか紹介しておこう。それにしても、夏(新しい時代)が来るというのに、彼らはいつまで冬服(属国根性)のままでいるのだろうか・・・


プーチンが戦争犯罪者になるのか!プーチンは今後他国に行けなくなる?


【ひろゆき】ロシアの戦争敗北が確定しました。作戦大失敗でプーチン政権崩壊まで秒読みです【 切り抜き ロシア ウクライナ ゆっくり ひろゆき切り抜き


2022/4/4 米長官 ロシア軍の責任追及へ。プーチン氏に逮捕状を 国際戦犯法廷の元検察官


第454回 ロシア経済の安定を訴えるプーチンがとったアホな政策

【追加情報】
道友のmespesadoさんが掲示板「放知技」に、上掲の「第454回 ロシア経済の安定を訴えるプーチンがとったアホな政策」について、コメントをしてくれた。それをはぐらめいさんが副島隆彦氏の掲示板「重たい掲示板」に公開してくれたので、以下に転載する。

[3392]「経済学」御破算宣言

投稿者:はぐらめい
投稿日:2022-05-04 05:58:38

「放知技」板(https://grnba.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=17289842)でのmespesadoさんの議論を転載させてください。私は、「『経済学』御破算宣言」と受け止めました。
ひとりひとりが自分の感覚を大事にしつつ、しっかり自分の頭で理解しなければならない世の中になっています。昨日、「甦れ!吉本隆明」と書いたところでした。→https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2022-05-03

   * * * * *

928 名前:mespesado 2022/05/03 (Tue) 15:49:00
 亀さんがブログで(ネガティブに)紹介しておられた高橋洋一さんの動画↓
第454回 ロシア経済の安定を訴えるプーチンがとったアホな政策
https://www.youtube.com/watch?v=VaTiUytXOqw

 通貨ルーブルを守るために為替のために金利を挙げたプーチンの政策は、いきなり借入金利が高騰することによって企業を苦しめ、その結果、国民生活を犠牲にする愚策である、という趣旨なのですが… まあ、高橋洋一氏はこれをもってプーチンがアホである証拠のように鬼の首を取ったようにプーチンを腐していますが、実際のところはどうなのでしょうか?
 まず、政策金利、つまり中央銀行から市中銀行への貸付利率を引き上げると、それに連動して市中銀行から企業への貸付利率も引き上げられますから、企業は銀行貸付による資金調達に伴う金利負担が増加するため、一般論としては、政策金利を引き上げると企業は負担が増えることになります。社債の金利や株式配当率も、これらの金利との間に裁定が働きますから、社債や株式による資金調達も同様に厳しくなります。ただし、これは、あくまで「自国で」資金を調達しようとした場合の話です。では、実際はロシアの企業はどのように資金を調達しているでしょうか?
 この問題について、

ロシア産業高度化に向けた課題と経済への影響
https://www.nri.com/-/media/Corporate/jp/Files/PDF/knowledge/publication/chitekishisan/2018/05/cs20180506.pdf?la=ja-JP&hash=ECCCD9B7F7D40C27E7F70329C1B087D1B1324806

という論文があるので、そこから引用してみましょう:

>  多くのロシア企業は、既に日欧の最新の製造設備への更新による技術
> 変化への対応などを試みているが、外貨で製造設備を調達したため、そ
> の外貨建て債券の返済に苦しんでいる。実際に、ウクライナ危機とルー
> ブル安の影響で設備投資のコスト負担(金利や為替)は2倍程度になっ
> ている。

 つまり、外貨建ての債務が大きいというのですが、その実額は、情報BOX:デフォルト目前のロシア対外債務、返済を巡る主な問題
https://jp.reuters.com/article/default-russia-idJPKCN2LD05F

によると、

> ロシア企業は頻繁に国際金融市場で資金調達し、合計1000億ドル近
> い外貨建て債を抱えるだけに、

とのことです。ということは、ロシアの企業にとっては、銀行による貸付金利もさることながら、外貨による資金調達が大きなウェイトを持っているとすれば、当然為替も同じくらい重大な役割を果たすことになります。そして、この為替に影響を与える重要な要素の一つが金利政策です。そして、外貨による資金調達の場合、借りた後の為替でルーブル安になるのは困る。なぜならロシアでは国内販売が中心でしょうから収益は当然ルーブルが主体となり、この収益を為替で外貨に交換して返さなくてはいけないからです。そして、為替がルーブル安になるのを防ぐには、金利を引き上げなければならない。でないと投資家にとってのルーブル債の魅力が無くなるからです(これは低金利維持により円安になっている理屈と同じですね)。つまり、日本企業のように、国内での資金調達が主体なら金利は低い方がよいに決まっていますが、ロシアのように外貨による資金調達が大きなウェイトを占めていると、国内での資金調達は金利が低い方がよいけれども、外貨による資金調達では逆に金利が高い方がよいので、日本とは事情が全く異なるわけです。
 では、プーチンの経済政策は正しいのかどうか?
 答を求める前に、もう一つ考えておかなければならないポイントがあります。為替のルーブル安を防ぐには、もちろん金利を引き上げることで「一時的には」目的を達成することができるでしょう。それは投資家に対して「ルーブルに投資すれば金利が高いゾ」という「エサ」になるからです。でも、もし将来ルーブルの価値が紙くずになるかもしれないとしたら、いくら金利が高くても買う人はいなくなる。そこで、ルーブル安を「安定的に」防ぐには、単に金利を引き上げるだけではなく、実際にルーブルの価値が無くならないことを保証する必要がある。それが「ルーブルの現物(資源)へのペッグ」です。実際、ロシアは欧州諸国に必須の天然ガスの供給に対する支払をルーブルに限定することによってルーブルの価値を維持しようとした。そしてそれは為替の急回復を見る限り成功したわけです。このようにして為替を安定することに成功すれば、最早金利を無理して高止まりさせておく必要は無い。言ってみれば、金利にの引き上げは「対症療法」、対するルーブルの現物ペッグは「根本療法」ということになるわけです。このようにして現物ペッグでルーブルを根本治療してしまえば、資金の国内調達にとって害でしかない金利引き上げという対症療法はやめることができ、実際にロシアは一時の20%というとんでもなく高い金利を引き下げる方向に舵を切り、今日に至っているわけです。
 以上のようなロシアの経済政策の流れを見る限り、プーチンは、決して高橋洋一氏が主張するような「愚か者」なんかではなく、しっかり自国企業の実態把握の上に乗っかって経済のセオリーどおりの対策をすることに成功した優れもの、と私は考えざるを得ません。


929:亀さん:2022/05/03 (Tue) 17:15:19
https://bbs6.fc2.com//bbs/img/_409100/409098/full/409098_1651565719.jpg >>928

mespesadoさん、拙稿をお読みいただき有り難うございました。高橋洋一氏に関しては、たとえば及川幸久氏の↑動画↑などで、自分なりにプーチンの経済戦術が分かっていたので、、「高橋氏、変なこと言っているな」くらいに思っていましたが、今回のmespesadoさんの解説で、明瞭かつ一層クリアになりました。感謝します。
2022.5.1【ドイツ】ショルツ首相のジレンマ:バイデンのロシア制裁に従えば、安価なロシア産ガスなしでドイツ経済は大打撃!【及川幸久?BREAKING?】
https://www.youtube.com/watch?v=47hedYPGxas&t=625s
 ・・・・・・・ 
ところで、ぺっぴりごしさん紹介の記事を読み、それに関連して明日あたり、ブログ記事にしてアップする予定です。
https://ameblo.jp/yamatokokoro500/entry-12740709756.html

亀さん@人生は冥土までの暇潰し


930:mespesado :2022/05/03 (Tue) 23:18:23
>>929
 高橋さんは、プーチンの経済政策の中で最も重要だと思われる、天然ガスのルーブル決済の強要による「ルーブルの現物ペッグ」というアイデアで自国通貨の価値暴落を防いだという業績を全く無視して、金利を引き上げたことだけをもって愚者扱いし、反対に円安にもかかわらず国債購入を続けて低金利を維持した日本銀行をべた褒めしています。
 しかし、この前半だけでなく、実は後半の「金利の上げ下げで景気をコントロールできる」という理論自体が既に古臭く、日本などでは既に正しく無くなっていることに気付いていない。政策金利を上下して景気がコントロールできるためには、市中銀行の企業貸付金利の上下によって企業の借入額が増減する、すなわち「貸付金利が下がれば企業がそれに比例してカネを借りてくれる」ことが大前提になります。ところが、日本のように「生活必需家電が国民に行き渡り、しかも企業の内部留保が増えた」国では、この前提がそもそも成り立たない。つまり、日本のような「企業にオカネを借りるインセンティブが無い」国では金利をいくら下げても企業はオカネを借りないので信用創造が増えず、従って景気は善くならないわけです(ロシアでは今でもこの理論は成り立っているとは思いますが)。なので、日銀はこの理論どおりのことをやっているからエライ!ということにも当然ならず、日銀がいくら政策金利の低金利維持や国債買い入れのような金融緩和をやってもやらなくても、そもそも資金需要が無いのですから、市中金利は米国のように上昇するはずがありません。つまり、従来の経済学は、その根本から作り変える必要があり、高橋さんのように従来の経済学に固執して、それを前提にしていくら数式を使って厳密な計量経済学の理論を作っても、砂上の楼閣。実学としては全く意味は無いのです。


お天道様
転がる石」と題する記事を書いた折り、小生は映画「あやしい彼女」を取り上げているが、今でも忘れられないのは、多部未華子演じる大鳥節子が、「お天道様」という言葉を三回にわたり発したことだ。

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前夜、ミステリアスな写真館で73歳から20歳に若返った節子・・・。公園の滑り台で一夜を明かした節子は、目覚めて本当に若返ったことを悟る。「これは、このまま何も好きなことをしないで、老いさらばえるのを哀れに思ったお天道様の・・・」と感謝するシーン

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レストランで孫と食事をする節子、自分が若返ったことを知らない孫に愛の告白をされるのではと勘違いし、「あー、駄目、絶対駄目! 二度とお天道様の下を歩けなくなるよぉ・・・」と叫ぶシーン

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自分のあとを付け回す男をストーカーと勘違いした節子、手にしていたフライ返しで天を指しながら、ストーカーなんかするなと言わんばかりに、「お天道様は見ているよぉ~」と男に説教するシーン

お天道様・・・。最近はとんと耳にしなくなった言葉だ。それなのに、上掲の映画ではお天道様という言葉が出てくるのも、節子が73歳の戦中生まれという設定だったことも影響していよう。一方、この映画を観る人たちには戦後生まれ、それも平成生まれの若者が多いことを思うに、若者にお天道様を思い出させる、あるいはお天道様について考えさせる、良い機会になったのではと内心思っている。

ところで、お天道様という言葉は何処から来たのか・・・。このあたりは、「古本屋の殴り書き」というブログで引用していた、武田邦彦氏の発言がお天道様の一端を示している。

日本の宗教観というのは「自分をつくったもの」が神様。だから「お天道様の下では嘘をつかない」。お天道様がなければ自分は存在できないから。お天道様、海、山、川、全部が神様なんだ。
武田邦彦「日本人の宗教は自然と祖先」


そう、太陽、すなわちお天道様が無かりせば、そもそも地球に生命は発生していない。だから、太陽という存在は、偉大などといった、単なる形容詞で言い表せるようなものではない。太陽があるからこそ、我々は命を繋げることができるのだ。

こうした太陽のもたらす恵み、「自分をつくったもの」の大元として、「お天道様」という概念が生まれたのだし、それが何等かの形で我々の奥底に宿っている、感謝の念と云えよう。

お天道様については、以下の動画も紹介しておきたい。


特番『”お天道様”が見ている、日本の歴史からひも解く政治家に求められる資質とは?』ゲスト:国史啓蒙家 小名木善行氏

小名木善行氏の言葉に耳を傾けることにより、一層お天道様が心に蘇ってきたのではないだろうか。