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人生は冥土までの暇潰し

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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
ジャパン・リスク
ブログ「へっぴりごし」で紹介していた及川幸久氏の新動画、実に見応えがあった。


【及川幸久チャンネル】【ゲスト:大井幸子(国際金融アナリスト)】

何故に見応えがあったのかと言うと、国際金融アナリストという肩書きを持つ大井幸子女史が、金融業界の最先端を行くヘッジファンドは世界のお金の動きを教えてくれる、すなわち世界の趨勢をヘッジファンドから読み取れると解説していたからだ。一方の及川幸久氏の場合、現在は出家して幸福の科学の外務局長を勤めているが、それ以前は国際金融業界に長年携わってきた経歴の持ち主だ。その及川幸久氏が大井女史にインタビューするという形の動画であり、お二方とも国際金融という現場を体験してきたプロであるだけに、国際金融の現場を体験していない学者や大学教授とは、一味も二味も違っていた。だからこそ、ヘッジファンドを生業とする外国人投資家が問題視している日本の問題点、すなわち「ジャパン・リスク」を解説する大井女史の指摘が鋭かったのだろう。ここに、現場を識る者の強みを見た。

ヘッジファンドの外国人投資家というと、我々は〝ハゲタカ〟といった悪いイメージを抱きがちだが、大井女史によれば、「ヘッジファンドは国際金融の最先端を行き、ファンドマネージャーらは、世界経済の先を見通している」とのことで、そんな彼らは日本の抱えている問題点、すなわちジャパン・リスクは三点あるとしている。

1.岸田政権がインフレ対応できるのか
2.日本企業の中国依存が高過ぎる
3.台湾危機で米国が円高ドル安誘導


大井女史が語る上記の三点の解説に耳を傾けるに、「1.岸田政権がインフレ対応できるのか」については、普段から日本と世界の経済を追っている読者には、その答えについては先刻承知のことだと思う。ともあれ、今や世界的なインフレとなりつつあり、そうした懸念を明示していたのが以下のBBCニュースである。
アメリカの10月の消費者物価指数、30年ぶり高い上昇率 インフレ止まらず

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Vlog4 インフレのアメリカ/ガソリンスタンド・スーパー

ここで注目すべきは、日本の国債発行高は他国と比較して、多すぎると主張する大井女史と及川氏の発言である。

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GDPに対する政府債務比率

西田昌司参議院議員や三橋貴明氏の動画に見慣れている読者は、「大丈夫、国債はドンドン発行しても日本はビクともしない」と主張する、反緊縮の識者の発言が耳にこびりついているだけに、お二人の解説に最初は戸惑いを覚えるかもしれない。

先の自民総裁選で高市早苗政務会長が、インフレ率2%に向けた財政出動を主張していたのを思い出すのだが、「待てよ」と最近の小生は思うようになった。それは、我が国の経済が日増しに衰退していき、かつ、岸田政権の愚策で日本経済の衰退に一層拍車がかかっている現在、果たしていつまで国債発行という手段が我が国で有効であり続けるのか、コロナ禍による世界同時インフレ下、換言すればスタグフレーション下にあって、こんなに日本は大量の国債を発行して本当に大丈夫なのか、そうした不安が日増しに大きくなってきた小生だった。そんな折、西田氏や三橋氏には無い、別の視点での大井女史と及川氏の国債についての発言に接し、小生が漠然と抱いていた不安を浮き彫りにしてくれたのである。

いつの日か国債が下がった場合、銀行や証券が損切りという行動に移る恐れ、あるいはコロナ禍による経済活動が停滞して久しく、物の流れも滞る(物不足)ようになったため、最早インフレを止めることができなくなるといった不安もある。加えて、物がドンドン売れてインフレになった過去を思うに、現在のインフレは全く異なるものであると、上掲の「GDPに対する政府債務比率」の図を見て思ったことだった。

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次に、「2.日本企業の中国依存が高過ぎる」については、読者も書籍や動画で熟知していると思うので多くは語らないことにするが、一点だけ言及しておくとすれば、せっかく中国で儲けても、その儲けを中国国外に持ち出すことはできないということ。これは高橋洋一氏らが夙に指摘してきたことである。つまり、もし中国で何かが起きれば、中国で稼いだお金も含め、工場や設備を諦めて中国本土から退却せざるを得ない、というリスクである。その意味で、現在中国に進出している日本企業は、今のうちに対策を講じておくべきではないだろうか。

最後の「3.台湾危機で米国が円高ドル安誘導」については、米国は自国のことを最優先させる国であることは、ブラザ合意を例に挙げるまでもなく過去に幾度か起きたことである。だから、米国債を大量に抱える日本や中国に対して近い将来、米国が米国債を棒引きにするという奥の手を使ってくる公算は大きい。つまり、現在は円安ドル高であっても、米国内のインフレが止まらなければ、米国は円高ドル安という為替操作を平気で行うだろう。だから、円高ドル安になる日は遠くないと、今から覚悟しておくべきなのかもしれない。

【追加動画】
以下は及川氏によるMMTについての動画(前編・後編)で、MMT派の識者に影響を受けている人たちにとって、目から鱗が落ちること請け合いである。


MMT(現代貨幣理論) 大事なのは資本主義の精神 前編(及川幸久)【言論チャンネル】


MMT(現代貨幣理論) 大事なのは資本主義の精神 後編(及川幸久)【言論チャンネル】

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【追加動画02】 12/1
小生は本稿でスタグフレーションについて言及したが、及川氏もスタグフレーションの動画をアップした。


2021.11.30【パンデミック】変異株オミクロンの出現により世界はスタグフレーション《不況なのにインフレ》へ❗️😱【及川幸久−BREAKING−】

【追加動画03】 12/2
本稿で「西田氏や三橋氏には無い、別の視点での大井女史と及川氏の国債についての発言」と書いたが、その西田昌司国会議員と三橋貴明氏の対談動画が、翌日公開されていたので以下に紹介しておこう。


西田昌司・財政政策検討本部長登場!自民党は財政観の転換ができるのか? [三橋TV第476回]西田昌司・三橋貴明・高家望愛

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眞子さん
秋篠宮内親王だった眞子さんの結婚に反対した雑誌やネットの記事を読み、眞子さん本人のみならず、秋篠宮家、さらには天皇家にも悪影響を及ぼしたと言う人たちが多いのを知った。松田政策研究所の研究員であり、著述家としても知られている宇山卓栄氏も、小室圭氏と眞子さんの結婚に反対してきた一人で、同研究所の松田学所長からインタビューを受ける形で自身の反対意見を述べていた。


特番【本編は概要欄】『眞子さんと小〇圭氏の結婚、露呈する矛盾と問題』ゲスト:著作家 宇山卓栄氏

宇山氏以外の動画や記事にも幾つか接してみたところ、眞子さんの結婚に反対した人たちに共通している傾向が三点あるのに思い当たった。

1.内親王時代の眞子さんに一度もお会いしたこともなく、的外れな眞子さん像を抱いていること。
2.長い歴史に於いて、我が国は幾度も國體の危機に陥ったが、今日に至っても綿々と國體が続いているのは、何故なのかということが全く分かっていないこと。
3.國體、すなわち皇室とは、日本人にとってどのような存在なのか、徹底的に考え抜いた体験がなく、単に他人の意見の受け売りに過ぎない動画あるいは記事が実に多いこと。


ここで、内親王時代の眞子さんに接して、その人間性に触れるという貴重な体験をし、かつ、天皇について一般の人たちよりも深く学び、日本人にとって天皇とは何なのかについて、考えに考え抜いた人物の一人に青山繁晴氏がいる。以下は同氏の天皇観を示す最近の動画だ。


【ぼくらの国会・第233回】ニュースの尻尾「小室眞子さん ご結婚の本質」

松田政策研究所の宇山氏は、悪意を持った連中が御夫妻に接近することを心配していたが、拙稿「」でも紹介した動画、【青山繁晴】中国共産党とタイの君主制危機と日本の皇室[桜R2/9/18]で、悪意を持った連中の正体を青山氏が的確に掴んでいたことを指摘しておきたい。残念ながら、同動画はYouTubeによって削除されてしまっており、もう観ることができないのは残念だが、それだけ真実を突いた動画だったということの何よりの証である。

ご参考までに、以下は拙稿「」で述べた同動画についての小生の感想である。

要は、日本皇統の息の根を止めるという、中共の悪魔の戦略について青山氏は語っているわけで、迂闊にも同動画を観るまでは、個人的に見落としていた、中共による悪魔の戦略の一つであった。


タイの反戦デモと我が国の皇統断絶が結びついていることを、気づかせてくれた青山氏には感謝する他はない。ともあれ、タイの反政府デモは中共版カラー革命という一面を持っており、そのあたりは上掲の青山氏の動画がすべてを物語っているので、ここでは繰り返さないが、今のタイにおける反政府デモの背後にいる、中共の最終的な狙いが我が国の皇統廃絶であることを知った時、流石は武経七書(『孫子』・『呉子』・『尉繚子』・『六韜』・『三略』・『司馬法』・『李衛公問対』)を生んだ国だけのことはあると、舌を巻いたものである。


それにしても、武漢ウイルスとワクチンだけではなく、皇室について言及した日本の国会議員である青山氏の動画すら消されてしまうという現実、様々な皇室〝問題〟を次々に生み出している、黒幕の正体が朧気ながらも見えてくるではないか。

次に、青山氏の動画を観て思ったのは、眞子内親王が朝儀といった儀式を経ずに、御自分の自由意志の方を尊重されたという事実である。問題なのは、これが前例となって遠い将来において悠仁親王が御自身の自由意志の方を選択し、皇位継承を望まれない、すなわち即位なさらないという事態も、もしかしたら起こり得るということだ。そのようなことが起きた場合、旧宮家の皇統譜復帰を望む声が高まり、それが実現する可能性が高いとは青山氏の言である。何となれば、我が国の敗戦で旧宮家を皇籍離脱させたのは、他ならぬGHQだったからだ。未だにGHQの影響から逃れることの出来ない我が国ではあるが、そろそろGHQという軛から脱する時期に差し掛かっていると云えよう。

ともあれ、青山氏の発言に耳を傾けて実に心強く思ったことは、皇統譜にお戻りになる覚悟を決めている旧宮家の男子が、一人のみならず複数人いるという情報であり、それを耳にして心から嬉しく思った次第である。

最後に、青山氏のアシスタント役を務めている三浦麻未女史が、素晴らしい私見を述べていたので(37:43~)、一人でも多くの人に耳を傾けて欲しいと思う。


【秋篠宮さま】56歳の誕生日で会見 長女・小室眞子さんの結婚などについて話される


【ぼくらの国会・第261回】ニュースの尻尾・アンダー28分「皇位継承に光」

【削除された動画の数々】
YouTubeが次々と優れた動画を削除している。最近までは、武漢ウイルスとワクチンについて批判的な動画が削除されてきたが、他のテーマでもひっそりと削除された動画も多い。以下は公開から一年後に削除された動画の一例である。

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超解説「オバマゲート」政府と検察は国民を騙す!?事実は小説よりも奇なり。米大統領選、戦局を変える一手となるか。マイケル・フリン。ジョー・バイデン。(及川幸久)【言論チャンネル】.

下に掲示したのは林千勝氏の動画から切り抜いたものだが、青で囲んだ〝中共〟あるいは〝米国〟、すなわちディーブステートを批判した他の動画も、上掲の及川幸久氏の動画同様に削除の対象となっているようだ。

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幸い、及川氏の動画はダウンロードしてあるので、いつでも観ることが出来る。それにしても、小生がブログで紹介した動画が次々と削除されているのが気になるところだ・・・

大谷翔平の人生
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現在、織田信長について筆を進めており、今東光和尚の『毒舌日本史』を再々読中だ。その今和尚は中尊寺貫主を務めていた時期があったが、今や時の人となった大谷翔平と中尊寺のある平泉町、実は深い関係があることをNumberWebの記事で知った。
大谷翔平は重度の心臓病と闘う“翔平ちゃん”を抱きしめた「あったかいね」…19日後、寄付金は3億5千万円に到達した

 大谷選手は岩手県奥州市出身。世界遺産に登録されている源義経ゆかりの地・平泉のすぐそばだ。大谷選手の父・徹さんはスポーツ誌のインタビューで、名前の由来について明かしている。

《本当は義経と命名したかったのですが恐れ多くて、義経の幼名・牛若丸のように身のこなし軽やかになって欲しくて“翔”、そして平泉の“平”を貰いました》
『Number』15年9月24日号


大谷は平成生まれなので、多分「平」は「平成」からとったのだろうと今までは思っていたが、平泉町の「平」とは知らなかった。それはともかく、大谷の人間性の素晴らしさを物語る良記事だったと思う。

ところで、小生は「松井秀喜の人生」という記事を7年ほど前に書いているが、1974年生まれである松井の同世代は、就職活動を迎えた時期に就職氷河期(就職氷河期とは、俗にいうバブル崩壊後の1993年から2005年卒業で就職活動に差し掛かった年代 - 「Create転職」)の影響をもろに受けている。

そして今、武漢ウィルスに端を発した世界的な不況によって、再び日本の若者が不況の煽りを受けているのだ。ある意味、バブルが崩壊した頃の就職氷河期よりも、一層深刻な就職難の時期に今の若者は直面していると云えよう。


庶民の生活は限界ギリギリの状態!完全に切羽詰まっている

ここで、拙稿「松井秀喜の人生」で、小生は伊集院静氏の言葉を紹介している。

人生の黄昏を迎えた時、恥ずかしくない生き方をしてきたと胸を張れる、そんな生き方をしよう


では、どのように今後は生きていけば良いのかについて考えるにあたり、小生が勧めたい動画を最後に紹介しておきたい。


【20分解説】自分の中に毒を持て|岡本太郎 ~「不安」が消え「自信」が湧き上がる究極のバイブル~

現代を生きる若者に、果たしてどこまで岡本太郎の言葉が伝わるのかは分からないが、これからの人生を歩んでいく上で、何等かのヒントを得て欲しいと心から願わずにはいられない。

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老後の資金がありません!
先月末、「老後の資金がありません!」という興味深い映画が公開された。


映画『老後の資金がありません!』本予告  10月30日(土)公開

小生が同映画の公開を知ったのは、高橋洋一氏の動画「映画の話チャンネル」からだ。


第123回 老後の資金がありません!

「どのようにすれば老後が安心なのか」についての解決法を、同映画は最後に示しているとの高橋氏の話だが、ネタバレになるということで高橋氏は多くを語っていない。代わりに、「ずーっと働き続けること」だと高橋氏は自身の解決法を語っていた。確かに、定年以降も小銭程度は稼げる仕事を、定年前に身につけておくことが大切という同氏の話、全く以て同感である。

高橋氏の動画を観ながら思い出したのが、老後の資金として2000万円が必要という、マスコミで多く取り上げられた話題だ。

「老後資金2,000万円」

このフレーズをここ1カ月の間に何回見聞きしたかわかりません。昨今、金融庁が2019年6月3日に公表した金融審議会の市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」(以下、報告書)の内容が世間的に大きく取り上げられ、話題になっています。

「老後資金2,000万円問題」の裏に隠された、本当に大切なこととは


要は、定年を迎える前に何等かの副業をスタートして手に職を持つことで、月々の小遣いていどは稼げるようにしておくことだ。このあたり、拙稿「独立のすすめ」でも小生は以下のように書いた。

手に職を持てば、定年を迎えて会社を去った後、独立開業して自分の腕一本で仕事を続けることで、年金に頼らなくても済むだけの収入が得られるだけではなく、世の中との繋がりや社会貢献にもなるのだ。だから、年金だけに頼よらざるをえない、生活のために働き続けなければならないという生活よりは、手に職を持てば年金に頼ることなく生活していくことも可能であり、精神的に安定した日々を送ることができるはずだ。

幸い、小生の場合は翻訳という技術を二十年に亘って身につけたお陰で、コロナ禍も一段落した欧米からは、少しずつではあるものの仕事の依頼が舞い込むようになった。将来的に今のコロナ禍がどうなるかは分からないものの、コロナ禍が終息すれば、時には海外を旅したり、国内はもとより世界各地の知人友人を訪ねたりする生活が送れそうだ。

独立のすすめ


無論、手に職を持つという方法以外にも、株などへの投資という手もある。投資で失敗したくないという読者は、以下の記事が参考になる。
【株・FX・仮想通貨】負けトレーダーに共通して見られる6つの特徴

上掲記事の筆者である島倉大輔氏、YouTubeでも多くのビジネス関連の動画を公開しているので、以下にアクセスして関心を持った動画を観てみるといいかもしれない。
SHIMAKURA BIZch

たとえば、以下のような動画を同氏は公開している。


今後、間違いなく老後破産が深刻な社会問題になる!

武士の時代 15
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今回より安土桃山時代に筆を進める。本来であれば、今東光和尚の織田信長観あたりから入るのが本筋だろうが、その前に昨年NHKが放映した大河ドラマ、「麒麟(きりん)がくる」の主人公だった明智光秀について取り上げたい。残念ながら、小生は同大河ドラマを観ていないので、どのような明智光秀像をNHKが描いたのかは知らない。ともあれ、明智光秀を最初に取り上げようと思ったのは、故飯山一郎さんが「真実」であると主張していた、明智光秀=天海説について最初に述べたかったからである。

飯山さんはブログ「てげてげ」で明智光秀=天海説を説いているだけではなく、ナント! 飯山さんの故郷である真岡市の地下に、世界最大の金鉱脈が眠っていると言うのだ。そのあたりに関心のある読者は、「てげてげ」の以下の記事に目を通していただきたい。
2015/06/29(月)  親友・池田 敏君を悼む(いたむ)

つまり、「明智光秀=天海説、『日光市史』の日光・明智平の由来に書いてある!」と飯山さんは語っており、しかも「法螺や大風呂敷ではない。すべて真実」とすら主張しているのだ。

実は小生、飯山さんの立ち上げた掲示板「放知技」で、この明智光秀=天海説について語り合っている。
https://grnba.bbs.fc2.com/reply/16034724/472/

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次に上掲の二冊の本だが、左側の本は明智光秀の子孫である明智滝朗著『光秀行状記』、右側の本は明智滝朗氏の孫である明智憲三郎氏が著したものである。ちなみに、ウィキペデアの「明智憲三郎」項には以下のように書かれている。

光秀生存説(天海=光秀説/天海=秀満説)を唱えた明智滝朗は祖父。


そんな祖父について明智滝朗氏は、自身のブログに以下のような記事を公開していた。
明智滝朗著『光秀行状記』は斬れない!

これで、光秀=天海説を信じているのは、飯山さんをはじめ、明智光秀の子孫である明智滝朗氏と孫の明智滝朗氏、そして多くの日光市民ということになる。それから、『天海・光秀の謎―会計と文化』(税務経理協会)という本を著した、岩辺晃三氏も明智光秀=天海説を信じている一人であり、ウィキペデアの「岩辺晃三」項にも、「天海・明智光秀同一説」を唱えている」と書いてあった。

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作家である小名木善行氏の場合、明智光秀=天海説には否定的ではあるものの、天海は明智光秀の子ども、あるいは優れた高弟の一人だったと考えているようだ。


明智光秀は天海上人として生きていた!?|小名木善行

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それはともかく、明智光秀の人物について小名木氏は高く評価しており、これは今東光和尚も同様だ。以下は上掲の動画からカットしたもので、「どうやって一国の政治を担っていったらいいのかについて、真っ当な知見というものを明確に持ち、かつ、それなりに智慧のあった人物というのは、実はこの時代、光秀しかいない」と小名木氏は語っている。

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最後に、上掲の放知技で飯山さんが以下のように語っているので再掲しておこう。

義経が中国に渡って「蒼き狼」チンギス・ハンになった話は,信じられないが…
「南光坊天海大僧正=明智光秀」 ← この説は,信じましょう夜!>亀さん www


このように、飯山さんに〝説得〟されてから四年半が経過したが、飯山史観を纏めている身であるのにも拘わらず、未だに明智光秀=天海説に納得できない自分がいる。より正確には、「飯山さんや明智憲三郎氏の明智光秀=天海説に傾きつつある」と言い換えた方がいいのかもしれない。

そのように考えるようになったのも、この四年半の間に様々な史料を漁りつつ、江戸時代の実態が朧気に見えるようになったからであり、このような時代の基礎を築ける者は、今のところ光秀しか思い浮かばないからだ。ともあれ、明智光秀=天海説について最終的な決断を下すにあたり、もう少し時間をかけたいと思う。

【追記】
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上掲書は明智光秀の子孫が著した本だが、同書に対しては厳しいレビューが目立つ。例えば・・・
贔屓の引き倒しでしかない
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「歴史を学ぶ」というハンドル名で、上掲のレビューを書いた人物の他のレビュー(42冊)をサーッと眺めたところ、かなりの歴史通、殊に安土桃山時代について多くの書籍に目を通していることが分かる。「歴史に学ぶ」氏のレビューを参考に、世の中に多く出回っている明智光秀関連本を選択し、紐解くといいだろう。

武士の時代 14
前稿「武士の時代 13」をアップしたのが2021年5月23日、かれこれ半年も飯山史観を更新していなかったことになる。それと、武士の時代シリーズで鎌倉時代から室町時代に舞台を移したのは、「武士の時代 08」(2021年2月2日)からなので、室町時代で一年近くも足踏みしていたことになる。

そうなった理由は幾つかあるが、私的な理由としては本業(翻訳)が5月以降から多忙になったことと、背骨の骨折で1ヶ月近く入院をしたことなどによる。また、それ以外にも理由があり、それは平成の御代から令和の御代にかけて婆娑羅の時代に突入、そこで婆娑羅とは何だったのか、これからの我々が生きていく羅針盤として、婆娑羅は何を教えてくれるのか、そのあたりを歴史から学ぶ意味で、婆娑羅が登場した室町時代にスポットを当てたかったし、それに関連して、婆娑羅の時代到来を思わせる米大統領選をはじめとする、様々な世界情勢についても時間を割いてしまったことも大きい。

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エリザベス女王が天皇陛下と握手する際に、自ら一歩踏み出す理由

この室町時代だが、婆娑羅の登場以外に九州の地で南北朝戦争が起こり、敗れて下甑島に逃れた南朝を同島の和田家が匿い、その南朝の繋累が現皇室へと繋がっている。また、その後に至って薩摩で見え隠れする英国の影(ワンワールド)、島津家と西郷隆盛の公になっていない謎の動きなど、故飯山一郎さんから直接聞き及んだ秘話も、その一部は幾本かの拙稿で言及したが、いずれ幕末期あたりで総括せねばならぬテーマということもあり、そのあたりの思索にも時間を割いていたため、飯山史観の新稿が遅れたというわけである。

ともあれ、「武士の時代」シリーズの完結までには、まだまだ時間がかかると思うが、基本的には今東光和尚の言葉に沿った内容になりそうだ。以下、和尚が総括的に武士の時代について述べていた行からの引用である。

鎌倉時代の転換期を作ったのは源頼朝で、それを完成したのは足利尊氏。近代の転換期は信長によって作られて家康によって大成したんです。
『毒舌日本史』p.223


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さて、拙稿「武士の時代 13」で足利尊氏を取り上げたので、本来であれば婆娑羅についてさらに深く言及する意味で、佐々木道誉を取り上げたいと思っていたが、この婆娑羅については多くを今までに拙ブログに書いてきたので、佐々木道誉については割愛させてもらうとして、代わりに倉山満氏の動画を紹介するに留めておこう。


新番組 歴史人物伝~足利の時代  第2回「 佐々木道誉」秋吉聡子 倉山満【チャンネルくらら・6月18日配信】

特に佐々木道誉についての動画は、婆娑羅の実態を理解する上で大いに参考になるし、婆娑羅の時代を生き抜くヒントを与えてくれるので、一度は見ておいても損は無いと思う。多分、読者をして気宇壮大な気持ちにさせてくれるだろうし、小さくまとまってしまった現代日本人を思うに、我々と同じ日本人が室町という時代を逞しく生き抜いたのかと思うと、これから婆娑羅の時代を迎える我々としては、実に心強く思うのである。
「武士の時代 13」


また、倉山氏は第三代将軍であった足利義満についても動画で詳説しているので、ついでに紹介しておこう。足利義満はどのような将軍であったのか、その人物がよく解る動画だ。


新番組 歴史人物伝~足利の時代  第3回「 足利義満」秋吉聡子 倉山満【チャンネルくらら・7月2日配信】

ところで、何故に令和が婆娑羅の時代と言い切れるのかについて、過去の拙稿でも多様な観点から述べており、以下は「武士の時代 12」に書いたものである。

現在進行している情報大革命は、最早人間の力で止めることの出来ない、「人間中心」という言葉で代表される大きな流れなのだ。そして、「人間中心」という言葉から小生の脳裏に浮かんだのが「婆娑羅」(ばさら)であった。すなわち、従来の生き方(伝統的な思考・行動様式)には囚われない、まったく新しい生き方を貫ける人たちの時代が、間もなく到来しつつあるということである。
武士の時代 12


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室町時代に関しては、他にも応仁の乱や戦国期といった書きたいテーマは多々あるが、なかなか室町時代から抜け出せなくなるおそれがあるので、次稿では一気に安土桃山時代へと筆を進めたいと思う。

【追加1】
拙稿「武士の時代 11」で取り上げた世阿弥の風姿花伝を、初心者にも分かるように解説した動画。


【人生100年時代の必読書】風姿花伝|世阿弥 大丈夫。あなたは一生輝ける… ~室町時代より伝わる秘奥義の伝授~

【追加2】
8年ほど前に京都を旅したが、訪問先の一つが伏見宮家縁の地であった。

他用で〝さる筋〟と電話で語り合っていた時、中世のころの亀さん家のルーツは京都にあるという話を、昔日さる筋がしていたのを思い出し、「京都でルーツを求める旅をしたいので、何かヒントになることを教えていただきたい」と問うと、「伏見宮家縁の土地および八坂神社」を訪ねると良いとのアドバイスであった。
遠祖を求めて


上掲の「武士の時代 13」でも書いたとおり、落合莞爾さんも伏見宮家について、自著(『南北朝こそ日本の機密』)で言及している。

その一方で、冒頭で紹介した『南北朝こそ日本の機密』の目次を、改めてじっくり眺めるに、第Ⅳ部「伏見殿の真相」の真偽を見極める意味で、一度は時間を掛けて伏見宮について検証する必要があると感じているのも確かだ。何故なら、堀川政略を落合さんに伝えたさる筋(栗原茂さん)から、実に多様な視座から伏見宮について直接聞き及んでおり、伏見宮について一度整理する必要性を感じているからだ。
「武士の時代 13」


蔡英文の闇

蔡英文がポンペオに隠したい解放軍と青幇との関係!?【スパイ事件#1】

動画の内容だが、要は台湾の蔡英文総統が「深田萌絵には気をつけろ!」と、深田さんの共同経営者であるジェイソン、そのジェイソンを同志として親交を結んでいる香港民主化の活動家某に、直々に電話で伝えたという俄に信じがたいことが発生、そのあたりの経緯について深田さんが上掲の動画で述べたものになっている。

ここで、初めて深田萌絵さんの動画に接した読者は、今回の事件の背後関係が分からないこともあって頭が混乱するとは思うが、幸い今後は「スパイ事件」シリーズとして背景を詳しく取り上げていくようなので、関心ある読者は深田さんの動画を追いかけていって欲しい。ちなみに、蔡総統について深田さんが言及した動画が、他にもあるので併せて耳を傾けてみるといいだろう。


【台湾 蔡英文総統】がポンペオ氏の友人に電話『深田萌絵』には気を付けろと忠告!?

なを、反日活動家である蔡英文は有名な宋家の三姉妹の一人、栄美齢とは浅からぬ縁があったことを深田さんは暴露しており、台湾の深い闇を垣間見せてくれた語りとなっている。それから、小生もブログ記事「青州へ赴く(8)」で宋三姉妹について言及した。ご参考までに、同記事で紹介した世界戦略情報誌『みち』(2016年10月1日号)に掲載された、黄不動さんの宗族と幇についての玉稿も最後に掲示しておく。

ところで、拙ブログで初めて深田萌絵さんを登場させたのは、「米中衝突と日本車」と題した記事だった。同記事を公開したのは2020年9月14日なので、少なくとも一年以上にわたって深田さんの動画を追いかけてきたことになる。だから、「TSMCと深田萌絵」など、深田さんを取り上げた記事を小生は数本書いており、彼女の動画はどれも実に見応えがあった。

それから最近の話だが、尊敬する人生の先輩である稲村公望さんが、深田さんとの対談動画を行っていたのは実に嬉しい出来事だった。


稲村公望氏対談「日本郵政民営化の失敗」


稲村公望氏対談「構造改革と新自由主義」


稲村公望氏対談「日本への領海侵犯船を迎撃しても国際法では合法だ!!」

ともあれ、深田さんの動画を追うようになる前の自分は、蔡英文の人物を見誤っていたことになり、今となっては穴があったら入りたい。

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https://grnba.bbs.fc2.com/reply/17003576/654/#TOP

【黄不動さんの玉稿】
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蔡英文が庇う背乗りスパイが盗んだ技術と深田一千万円詐欺師疑惑!?【スパイ事件#2】
→スパイ事件シリーズ第二弾。