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人生は冥土までの暇潰し

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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
年金と死生観
今回のテーマは個人的な色合いが強いテーマなので、本当は記事にするつもりは無かったのだが、同業者が個人ブログ記事「年金のフル受給開始時期を決める」で、「年金繰り下げ受給など考えられない。65歳誕生日以降すぐに受給する」と書いていた箇所に、目が留まったのが今年の三月頃だった。それから三ヶ月ほどが経ったわけだが、その同業者の言葉が未だに小生の頭から離れないでいる。

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年金機構のHP等で確認するに、上記同業者と同様に「65歳誕生日以降すぐに受給」派が、実に95%以上を占めているとある。一方、小生の場合は少数派である「年金繰り下げ受給」を選んだ。何故なら、古希を迎えるまでの五年間、年金に頼らずとも大丈夫だろうと思っていたし、そのあたりは三年ほど前の2018年2月8日、「死生観を持とう」と題した記事に記録として残している。

ところが、昨年(2020年)初めに世界をコロナ禍が襲った。それでも昨年の四月中旬あたりまでは通年の受注ペースだったので、さほど気にしてはいなかったのだが、流石に四月下旬以降はガタっと受注量が減った。しかも、翌月の五月の受注は実質的にゼロ・・・。その後は幸いなことに受注ゼロの月は無くなったが、それでも毎月の受注量は通年の五分の一ていどだったし、こうした状態が一年以上にもわたって続いた。そして、今年の二月も二度目の受注ゼロという月を迎えたこともあり、速めに手を打たねばということで、年金の繰り下げ受給の停止を決断した次第である。手続きもすでに終えているので、早ければ来月あたりに年金が振り込まれるはずだ。

ところが、今月の五月に入ってからというもの、そこそこの量の仕事が入ってくるようになった。多分、欧米を中心にコロナ禍も峠を越え、景気が少しずつ回復してきていることが大きいのだろう。この状態が続いてくれれば、以前のようにとまではいかくなても、今よりも仕事量が増えてくるのではと期待している。

ともあれ、四年制の専門学校に通う下の息子が卒業する来春まで、親爺として老骨に鞭打ってでも頑張りたいと思っている。そして無事に息子が来春巣立っていったら、来年の四月以降はガツガツ仕事をせずとも済むわけであり、仕事は小遣いが稼げる程度で良いということになる。そしたら、政治と政治家を糺す会、飯山史観、ルーツ調査といったライフワークに、存分に打ち込みたいと思う。

翻って祖国日本を振り替えるに、コロナ対策といった多くの分野で政府による失策が続き、そのために景気も思わしくないどころが、大不況に陥っている業界が増えてきたのが目立つ。たとえば飲食業界。経営コンサルタントの島倉大輔氏が、以下の動画で語っているように、日本の飲食業界は青息吐息どころが、今日明日にも倒産しそうな店が急増している。そして、こんなことは考えたくもないが、恐らく生活苦による自殺者も、これから増えていくであろうことは想像に難くない。


東京五輪の強行と菅政権の失政で東京五輪恐慌が起きる!?

結論として、最早お上は信じるに値しないということだ。これからの時代は、各々が婆娑羅の精神を身につけ、各々の才覚で以て人生を切り拓いていくより他はない。

読者の健闘を祈る!

【追記】
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正次郎のNewsToday

「政治と政治家を糺す会」檄文
「政治と政治家を糺す会」設立趣意書


先ほど、渡邉正次郎さんから連絡をいただいた。それは、5月28日夜に行われた「緊急事態宣言延長」会見で見せた、菅首相の虚ろな表情についてであった。渡邉さんは小生よりも手厳しい言葉、「菅総理の眼は死んでいる」と突き放していたのが印象に残った。


「緊急事態宣言」6月20日まで再延長へ 菅首相が会見(2021年5月28日

以下、渡邉さんが関係者に配布したというメールである。

*恐怖!!菅総理の目が死んでた!!*

* 凶相の二人、菅義偉、進次郎が日本を地獄へ*




* 「政治と政治家を糺す会」*

*理事長 渡邉正次郎*

* ジャーナリスト・作家(元参議院議員迫水久常秘書)*



* 不吉です。5月28日夜、菅総理の「緊急事態宣言延長」会見の目は完全に死んでいました。*



*菅氏が官房長官時代に、私の持って生まれた霊的直感が、*



*「菅義偉官房長官と進次郎こと寸足らずの寸次郎の二人は凶相!」*



*と言わせた。そのままブログ配信、大勢の議員にメール配信したことで二人は相当怒り狂ったが、、、*



*
今回、菅義偉総理に凶相が特に強く出たのは5・28日。「菅総理の緊急事態宣言延長会見」だ。目が完全に死んでいた(例えは相応しくないですが、死んだ魚の目でした)。当然、会見の言葉も死んでいた。ですから、国民の心にまったく響かない。届かないのです。*



* 二人の顔の凶の部分が出ているのは“目”と“口元”。。しかもこの二人、顔の輪郭、額の部分まであの狂人・アドフル・ヒトラーそっくり。*



*一つの内閣で凶相、地獄の使いが二人も閣僚、、、「武漢疫病、変異種より怖い菅と寸次郎の持つ凶が日本を滅ぼし、日本人を地獄へ!!」*

*と断言します。(拡散して結構です。)*




2021年5月29日(土) 12:20 渡邉正次郎


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再々登板?
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最近、安倍晋三前総理の再々登板があるのでは、という噂がネット界隈で喧しくなってきた。それに合わせるかのように、安倍氏の政治活動も活発になってきており、たとえば甘利明税制調査会長が音頭を取って立ち上げた、「半導体戦略推進議員連盟」の顧問に就任するといった具合だ。一方、総理の座を降りて〝普通の国会議員〟になった立場を利用し、忌憚の無い意見を述べるようになった点にも注目したい。


こうした安倍氏の言動を多角的に観察するに、近く安倍晋三氏が再々登板するだろうと、小生は次第に考えるようになった。その最大の理由は、ロスチャイルドというハト派の国際金融資本が、安倍晋三氏の再々登板を渇望していると思われるからだ。

小生は5月16日の記事、「上級国民」で以下のように書いた。

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ちなみに、安倍総理(当時)らを見下ろすように飾ってある人物画だが、これはロスチャイルド家当主である。すなわち、この一葉の写真が物語っているのは、安倍前総理すらも林氏が作成した上掲図の中に、組み込まれていたということを示しており、いくらネオコンを官邸から追放したとは云え、安倍前総理もNWOの構図から抜け出せなかったことを示す、実に象徴的な写真と云えよう。これが故に、小生は日本は未だに半独立国家だと常々主張しているわけである。


つまり、安倍氏が7年半の長きにわたって、首相の座に居座り続けることができたのも、ロスチャイルドというハト派の国際金融資本の意向に沿った経済政策、すなわちアベノミクスを実践してきたからこそと云えよう。そのあたりについて腑に落ちるのが以下の動画だ。


【Front Japan 桜】林千勝~安倍総理は近衛文麿の再来?! / 孔子廟撤去訴訟勝利へ チャンネル桜沖縄の戦い / 改めて安倍70年談話を評する 他[桜R2/9/10]

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ここで、安倍晋三氏が元々からグローバリストであったことの何よりの証は、国内ではナショナリストの発言を行い、一方で国外ではグローバリストの発言をしてきたという、安倍氏の言動を思い起こせば自ずと納得していただけると思う。それだけに、安倍氏はトランプ前大統領に大変可愛がられてきた。また、今日のトランプがあるのもロスチャイルドからの資金的な援助があったからこそで、そのあたり詳しい背景については、拙稿「世界権力と大統領選 02」でも解説済みだ。

トランプが大統領に当選した直後から、ロスチャイルドとトランプの関係を正確に把握していたのは、世界戦略情報誌『みち』に「安西ファイル」を連載していた安西正鷹さんである。そのあたりを物語る安西ファイルの一部を、小生は拙稿「クシュナーの正体」でも紹介している。


ところで、上掲の動画のタイトルにある、「安倍総理は近衛文麿の再来?!」という文句、実に気になる文句だ。何故なら、近衛文麿は文字通りの売国奴だったからである。果たして、近衛文麿のような売国奴の道を安倍氏も歩むのだろうか・・・。今の小生はそのようにはとても思えないのだが、最悪のケースを考えて今後の安倍氏の言動、一層注意深く見守っていきたいと思う。

それにしても、何故に安倍晋三氏がグローバリストに気に入られているのか? 以下の動画は、今日では削除されてしまった(文書としては残っている)、内閣広報室の動画をもとに編集されたものだ。


安倍総理のグローバリストにスタンスを変えた時の演説

動画の編集者M&M氏は、2013年2月22日に行われた、CSISにおける安倍総理(当時)のスピーチ等の一部を、編集・加工して紹介している。そのM&M氏、「グローバリストに変身した経緯と其の瞬間のビデオ」と、動画に埋め込んでいたが、上掲の林千勝氏の動画で小生が解説したように、ロスチャイルドという国際資本勢力の意向に、トランプや安倍晋三と雖も逆らうことなどできなかったという:現実を思い起こせば、M&M氏が主張しているように、安倍氏がグローバリストに〝変身〟したと言うよりは、寧ろ最初から安倍氏はグローバリストであったと解釈した方が無理がない。仮に安倍氏が国際資本の意向に反する政事を行っていたとしたら、橋本龍太郎や小渕恵三らと同様の〝運命〟を、安倍前総理も辿っていたことは想像に難くなく、そのあたりまでM&M氏は想像力を働かせるべきであった。

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このあたりは重要なので、「安倍氏がグローバリストに〝変身〟」したというM&M氏の主張に無理があることを、安倍氏が2013年にCSISで行ったスピーチのカットシーンから検証しておこう。

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CSISで行われた安倍氏のスピーチにアミテージとグリーンが出席、そのご両人に対して安倍氏が御礼の言葉を述べているカットシーンなのだが、「日本は二等国になる恐れがある」という忠告を訪米前の安倍総理(当時)に送った、ジョセフ・ナイ、アミテージ、グリーンらの〝心配〟に対して、安倍氏は和やかな顔で、「日本は二等国にはならない」と毅然と答えているあたり、読者によって見解は別れてくるだろうが、アミテージやグリーンは強烈なカウンターパンチを安倍氏から食らったと小生は見る。

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このあたりをもう少し敷衍すると、安倍氏がCSISでスピーチを行うべく渡米する前に、安倍氏は官邸に巣くっていたアミテージやグリーンといった、戦争屋ネオコンを追い出していたという〝事実〟を思い出す必要がある。そのあたりについては、飯山一郎さんがHPで記事にしているので参照されたい。以下、飯山さんのHP記事からの一部引用である。

氣がつくと,ワシたちの祖国・日本は…
安倍晋三が,戦争屋の反対勢力の親分であるトランプ大統領と緊密な関係を結んだために…
総理官邸から,悪辣なアーミテージら米国戦争屋を追い出すことに成功した.これで日本は一応の「独立国家」になれた!

しかし,まだまだ「道半ば」である.
◆2017/03/24(金)  『日本独立回復』は,日本民族の悲願!


つまり、アミテージやグリーンらは戦争屋ネオコンという、ロックフェラーの鉄砲玉に過ぎず、そうしたネオコンらに対抗した初めての大統領が、トランプだったということになる。このあたりを正確に読み抜いた安倍氏は、オバマ大統領(当時)の反対を敢えて押し切ってニューヨークに飛び、選挙で大統領に選ばれたばかりで、未だ正式に大統領に就任していなかったトランプと、実に密度の濃い会談をトランプタワーで90分間にわたって行い、緊密な人間関係構築への第一歩に成功したわけであり、このあたりに一流の政事家としての安倍総理(当時)の力量、凄さが分かろうというものだ。斯様に安倍氏が一流の政事家であることは、その後の経済や外交といった分野での実績を思い起こせば、充分に納得できよう。

林千勝氏の動画に話を戻す。今回の米大統領選で露わになったNWOの存在について、アメリカ国民の半分以上がその存在に気づき、かつ米大統領選の如何わしさを目の当たりにしたことにより、覚醒したということになるが、同時進行の形でイギリスやフランスの国民の半数もが覚醒したのだし、あのドイツすらも国民の10%が覚醒したと言われている。翻って日本の場合はどうか? 林氏が語っているように、残念ながら覚醒している日本人は全国民の0.5%、50万人程度だろうと林氏は見ているようだが、小生も林氏の推測通りだと思う。

ここで、林氏の動画で白眉とも言える重要なシーンについて一言述べておきたい。それは、「NWOが一番恐れているのは日本におけるナショナリズムの勃興」とする、林氏の主張である(1:08:22~)。

何故にアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ以上に、日本人の〝覚醒〟をNWOは一番恐れているのか? このあたりを理解するには、武田邦彦氏の大東亜戦争シリーズの動画で、確認するのが一番手っ取り早い。これら武田氏の一連の動画については、拙稿「貴族の時代 04」で既に取り上げいるので本稿では解説を割愛するが、確認するのであれば「貴族の時代 04」を再読し、武田氏の動画を確認していただきたい。そうすれば、何故にNWOが最も恐れているのが日本のナショナリズム勃興なのか、そのあたりの背景が良く理解できると思う。

加えて、「日本は皇室という独自の世界観を持っている国(1:37:00~)と林氏は述べていたが、まったく以て同感である。小生はブログ記事「」でも林氏と似通った記事を書いているので、この機会に再読していただけたら幸いだ。

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蘇るのか、逝きし世の面影

【追加情報】
■半導体戦略推進議員連盟

甘利明氏が音頭を取って立ち上げ、安倍晋三氏が顧問を務める「半導体戦略推進議員連盟」だが、深田さんの動画を観るに、どうも雲行きが怪しくなってきたようだ・・・


自民党半導体議連発足!トリプルAと言われても?

■セキュリティダイヤモンド構想
ウィキペディアが「ダイヤモンド構想」について、以下のように解説している。

2007年にインド議会演説で当時首相だった安倍晋三が「自由で繁栄するインド太平洋」というテーマでインド・太平洋という用語を外交用語として最初に使用し、日印両国の協力を強調した[4]。安倍晋三首相は再任後の2013年1月の第183回国会における所信表明演説で日米同盟の強化を目指すと発表した[5]。その後2013年10月には日米安全保障協議委員会で新ガイドラインの見直し[6]がなされ、アメリカのアジア太平洋地域へのリバランスおよび日本の積極的平和主義を評価した。


このウィキペデアの解説を、さらに掘り下げて解説していたのが西村幸祐氏だ。西村氏の動画を観つつ、小生は改めて安倍前総理の持つ外交力の凄さを思い出したものだ。


特番『ABJI対中包囲網の歴史的意味とは?』ゲスト:批評家 西村幸祐氏

■世界を支配する者たち
SakuraSoTVで、実に興味深いテーマの討論会が行われた。


【討論】世界を支配する者たち[桜R1/6/29]

トランプや安倍晋三すらも無視できなかったNWOについて、日本でも漸く話題に取り上げられるようになったわけで、隔世の感がある。

【訂正】
拙稿「上級国民」(2021年5月16日)で、小生は以下のように書いた。

安倍総理(当時)らを見下ろすように飾ってある人物像だが、これはロスチャイルド家当主である。


しかし、件の肖像画はロスチャイルドではなく、デイビット ロックフェラーであることに気づいた。多分、拙稿「上等国民」で紹介した動画のタイトルに、「ロスチャイルド」の文字が入っていたので、特に深く考えずに肖像画の人物をロスチャイルドと書いてしまったのだろう。ここに、読者に対してお詫び申し上げたい。
洞察歯観のすすめ(48)
市役所からワクチン接種の案内が届いたが、そのままゴミ箱へ直行www。それにしても、最近の新聞やテレビはコロナ一色、いい加減ウンザリしていたところ、歯科&音楽ウォッチャーさんからの三ヶ月ぶりの嬉しい便りが届いた。しかも、内容はコロナワクチンについてだったので、早速アップさせていただこう。

道友の野崎晃市博士は「ロシア製ワクチンはナノチップ入り」などという、空恐ろしいブログ記事をアップしたかと思えば、幸福の科学の及川幸久氏も以下のような興味深い動画をアップしていた。


2021.05.25【米国】パンデミック巡る自由vs全体主義の戦い!🇺🇸共和党支持者4割ワクチン接種しない❗️米上議員の医師「自然免疫力よりワクチン信仰の左

テレビや新聞のコロナ報道ばかりに接していると、誰しも暗い気持ちになるものだが、野崎博士や及川氏の記事や動画を追っていくと却って安心感が生まれ、気持ちも明るくなる。そして、今日のウォッチャーさんの記事を読めば、これからの日々を安心して過ごせること請け合いでR。さぁ、是非一読を!!!!!!!

・・・ウイルス感染防止のためと、疾風のように登場したワクチン。医療従事者を手始めに全国的に接種が始まったとのことですが、果たして、ワクチンなるものが必要なのでしょうか?今、手元に「コミナティ筋注の適正使用ガイド」と、日本赤十字社公式SNSの文面があります。
これを見ますと、なんと、小さな文字で「劇薬」と記されております。そして、日本赤十字社公式SNSのなかの一文には、「新型コロナワクチンを接種された方は、当面の間、献血はご遠慮いただいております」と注意書きされてあります。劇薬を身体に取り込んだその血液は、まことに危険であるということなのでしょうか?
今年(令和3年2月19日)付けで、首相官邸・厚生労働省からの「新型コロナワクチンについて、皆さまにに知ってほしいこと」(ワクチンに関する情報を正確に、わかりやすくお伝えします)という「お知らせ」を見ましたが、劇薬とは、どこにも記されてはおりません。
また、この「お知らせ」の文中には、どんなワクチンでも、「副反応」が起こる可能性があります・・・と書かれております。「副作用」ではなく「副反応」としているのは、なにか意味があるのでしょうか。医師、近藤誠氏がこの両者の違いについて、次のように話しております。

***厚労省をはじめとする、ワクチン業界では、「副作用」のことを、「副反応」と言いかえるのが通例です。これは、「副作用がある」だと、接種を断る人が多くなるけれども、「副反応」と言えば、警戒心を呼び起こさないだろう、という計算があるからです。しかしこれだと、永続的な脳障害や急死例まで「副反応」とされてしまいます。***
ワクチンの開発があまりに早く、安全性も有効性も十分には、確認されていない。従来にない新しいタイプのもので、新型コロナの感染による被害より、ワクチンの副作用による被害の方が大きくなる可能性があると指摘する医療関係者も少なくありません。
下記、ネット上で目に止まった「コロナパンデミックは本当に起きているのでしょうか」(ごとう整形外科/手外科クリニック)からの記事を紹介します。
***あたかもこのウイルスは、インフルエンザよりもはるかに危険なキラーウイルスであるかのような誤解を招く映像が繰り返しメディアや政治家によって拡散され煽られてきたのです。このため、PCR陽性は危険なのだという認識が一般市民には広まってしまいました。それがいつの間にかメディアはこっそりと「感染症」ではなく、「感染確認」という言葉にすり替えてしまっているのです。これでは、WHOによって定められた医学的に間違った定義に基づいていたため、であったのです。つまり、PCRが陽性であれば、臨床診断の如何にかかわらず、COVID-19の症例として報告しなければならなかったのです。この定義は、感染症学のルール違反になります。それをWHO自ら行っていたのです。
「感染」とは、病原体の宿主への侵入と増殖のことであり、「感染症」とは、感染による病気の発症のことです。これを区別しなければならないのに、PCRが陽性であれば、「感染症」扱いしたのです。さらにこのウイルス陽性となったすべての死亡者は、コロナウイルスの犠牲者として公式に記録されたのです。これは、厚生労働省のHPを見ていただければ確認できます。
全世界で同じ定義で記録されています。即ち、交通事故で死亡しても、重度の肺気腫や末期ガンで死亡しても、PCRが陽性であれば、コロナウイルスによる死亡と診断することが求められたのです。なにもかもがごちゃ混ぜになってしまい、本当の死亡原因がわからなくなってしまったので、これまでのデーターそのものの信憑性が疑われるのです。ですから、実際に公表されている死亡率は全く当てにならないのです。***

***微生物・感染症・疫学博士のスチャッリット・バクティ元大学教授は、これまでのイタリア、スペインの感染爆発やドイツ、アメリカなどの感染状況を分析しました。(コロナパンデミックは本当か?コロナ騒動の真相を探る
日曜社)
北イタリアは随分前から、ヨーロッパの中国と言われていたらしく、ひどい大気汚染が指摘されていました。大気汚染は当然ウイルス性肺疾患のリスクは高まります。イタリア保険省参与のワルテル・リッチアルディ教授は、イタリアのコロナ死亡者の88パーセントは、コロナウイルスが原因で死亡したのではないと述べました。アメリカでは、ニューヨークが感染の中心地で、全米のコロナ死亡の半数以上を記録したようです。そのほとんどが、ブロンクス住人で、大分部が滞在許可証のない不法移民で、仕事もなく健康保険にも入っていない人たちだったようです。彼らの死亡率が最も高かったようです。このように、ウイルスが致命的であるかどうかは、ウイルス自体によるのではなく、患者さんの総合的な健康状態によるものなのです。メディアでは、完全に健康な若者が死亡したという報道であっても、例外なく実際には完全に健康であったわけではなく、無自覚に長期間高血圧、糖尿病や他の疾患を持っていたことが後で判明しているようです。ウイルス専門家のイオア二ディス教授は、どれだけの数の人々がこのSARSーCoV-2に感染しているかについて、信頼できる証拠を我々は持っていない。WHOの発表している死亡率3.4%という公式の数字が人々の不安と恐怖の原因となっているが、この数字はナンセンスである。アメリカ人一般の死亡率は0.05~1%と見るのが妥当で、潜在的に巨大な社会的経済的影響を伴う世界的なロックダウンは全く非合法的だといえると述べています。
現在、世界中の1500以上の著名な学者や医療専門家からなる「United Health Professionals」が、世界30カ国の政府に宛て「全てのCOVID-19対策を即刻中止し、利益相反を排して独立調査を行って責任を追及し、WHOを改革してこの巨大な詐欺事件を終わらせろという声明を出しています。***

***フランスのマクロン大統領は、1月29日、英製薬大手アストラゼネカと英オックスフォード大学が共同開発した新型ワクチンは、「65歳以上の人には、ほとんど効果がない」として、「今正式に言えるのは、アストラゼネカに関して、我々が得た初期結果では60~65歳の人にこのワクチンは推奨されないということだ」と発言しました。しかし不思議なことに、この発言の数時間後に欧州医薬品庁(EMA)は、ワクチンの全年層の成人への使用を承認しました。
ノルウェーでは、米ファイザーと独ビオンテックが開発した新型コロナウイルス・ワクチンの接種を受けた後に、高齢者3万人中29人が、1回目のワクチン接種後、短時間で死亡しました。タイのプラユット首相は、「我が国は十分な治験を経ていないワクチンの入手を急ぐつもりはない」と表明しています。ノルウェー政府は、重い基礎疾患がある高齢者にとってファイザー製ワクチンは、リスクが高すぎる可能性があると表明しました。***
***これまで作られてきたワクチンは、全て鶏卵法で作られています。この弱毒化または、不活化ワクチンを人体に接種しています。
今回のコロナワクチンは、遺伝子ワクチンです。このDNAを人に筋肉注射することで筋肉細胞がコロナの抗原を合成します。この抗原に対して白血球が交代を作成し防御体制の免疫が確立するというものです。
つまり、鶏卵法では、不活化弱毒化したウイルスの抗原をを接種するのに対して、遺伝子法では、精製したしたウイルスの遺伝子を直接接種し、体内で抗原と抗体の両方を作らせる方法なのです。
鶏卵法とは異なった病原を持たないため安全と言われていますが、人体内で合成されたウイルスの抗体が、人体に悪影響を及ぼさないか?人体に異質の遺伝子を持つという危険性はどうなのか?
これまで世界で承認されたDNA・RNAワクチンはありません。インフルエンザ・ワクチンでさえ、鶏卵法で作成されています。これまで遺伝子ワクチンが作られてこなかったのは理由は何なのでしょうか?遺伝子ワクチンを人体に打つということは、人間の遺伝子組み換えに繋がってくるのです。
自然にないものを人間の細胞に入れることは、自然の摂理に反します。これほど危険なワクチンを使わなければならないほど、コロナウイルスは危険なのでしょうか?遺伝子ワクチンは、これまで承認された例はなく未知の領域です。仕組み自体が不明なので、いきなり数億単位の人間が接種した場合、何が起こるか予測できません。遺伝子ワクチンは、これまでのワクチンでは確認されなかった疾患が起きる可能性があります。仮に、コロナの遺伝子が人間の細胞に侵入するような事態が起これば、ガンなどの疾患を引き起こす可能性もあります。
このコロナワクチンで恐ろしいのは、異変がすぐに起こるとは限らないことです。10年後、20年後に重大な被害が起こる可能性もあり、まさに人体実験なのです。***

「遺伝子ワクチンは、これまで承認された例はなく、未知の領域です」・・・ワクチン接種費用は無料(全額公費)であっても、これでは安全も安心も得ることが出来ないどころか、使い捨ての実験材料にされた挙げ句、生きた屍にされてしまいそうです。
ワクチン以外に、ワクチン以上の効果的なウイルス対策はないものでしょうか・・・長尾クリニック院長・長尾和宏氏が著書「コロナ禍の9割は情報災害」の中で次のように語っております。


****免疫には、大きく分けて「自然免疫」と「獲得免疫」がありますが、新型コロナ対策で大事なのは、自然免疫を高めることです。*

*
ウイルスは、最小単位である細胞を持ちません。DNAまたはRNAという遺伝子がタンパク質でくるまれた形をしています。そのため、自分だけで増殖することは出来ません。ウイルスが生き残るには、他の生物の生きた細胞の中に入り込み、そのエネルギーや代謝のシステムなどを間借りする必要があります。侵入した細胞内で自分の遺伝情報(DNAやRNA)を放出して、その細胞に自分の複製をつくらせるわけです。そうやって、ウイルスは増殖していきます。*
*
では、ウイルスはどうやって私たち人間の細胞に入り込むのかというと、主に粘膜が入り口になります。新型コロナウイルスの場合は、目、鼻、口の粘膜から体内に入ってきて、細胞の表面にある「ACE2受容体」というタンパク質にくっつくことで、細胞に中に入っていきます。ちなみに、ウイルスがACE2受容体にくっついて細胞内に入り込んだ時点で、感染が成立したことになります。逆に、粘膜から体内に入り込んでも、ACE2受容体にくっつく前に撃退されれば感染は成立しません。このように、ウイルスや細菌の入り口となりやすい粘膜は、表面が粘膜で覆われているのか、粘液に含まれる抗菌物質が異物の侵入を防ぎ、物理的・科学的バリア(「第一のバリア」とも呼ばれます)となっています。ところが、そのバリアをかいくぐって侵入してくる敵(病原体)もいます。*
* そ**こで、まず働くのが自然免疫です。*
*
粘膜のバリアをかいくぐってウイルスや細菌などの病原体が侵入してくると、まず、免疫を担う白血球のなかでも「食細胞」や「NK細胞」と呼ばれるものが登場します。NK細胞は、ナチュラルキラー(天然の殺し屋)細胞の略で、敵を見つけては攻撃していきます。一方、食細胞は、入ってきた敵を捕まえてパクパクと食べてくれる細胞で、マクロファージや、「好中球」「樹状細胞」などがこの役割を果たします。*
*
これらは、町のお巡りさんにたとえられます。お巡りさんのように、治安が悪いところ(ウイルスや細菌が入り込みやすい粘膜)には食細胞がたくさんいて、細胞内に入り込もうとしている病原体や、すでに細胞内に入り込んだ病原体を見つけたら、その場で捕まえるのです。そして、病原体や、病原体に乗っ取られた細胞をパクリと食べて、分解または殺菌してくれる。*
* 町のお巡りさん役である自然免疫チームは、病原体が体内に侵入してから数分から数時間のうちに出陣してくれます。そのため、自然免疫チームがしっかり働い*
*てくれれば、たとえ新型コロナウイルスが鼻や口、目の粘膜から体内に侵入してきても、細胞に入り込んで感染が成立する前に、Iga抗体の働きもあり、あるいは、感染しても大事になる前に撃退することができます。だから、自然免疫が大事なのです。***I*

*
***新型コロナの位置づけを「二類感染症相当」から、「五類感染症」に、そろそろ落としてほしい。感染症は、感染症法という法律上、その危険度によって、一類感染症から、五類感染症に分類されています。最も危険なのが、一類感染症で、エボラ出血熱やペストなど、二、三、四、五と数字が大きくなるほど危険度は低くなり、五類感染症に分類されているのがインフルエンザなどです。*
*
新型コロナというと、2020年2月1日から、「指定感染症」に指定されました。指定感染症は、新しく登場した感染症を仮置きしておくためのもの。新たに登場した感染症は、その性格がよく分からないので、とりあえず指定感染症に入れておいて、一~三種類感染症に対して行える処置(入院や職業制限など)のなかから、必*
*要なものをピックアップして、対策を取るのです。新型コロナの場合、当初は、二類感染相当の指定感染症といわれていました。二類に分類されているのは、SARS(重症急性呼吸器症候群)や、MARS(中東呼吸器症候群)、結核などです。そして、新型コロナ感染が発覚したら入院または、ホテルに隔離する。新型コロナを疑う検査はすべて行政検査となり保健所マターとなる。(検査の必要性は保健所が判断)、感染者が出た場所は消毒する・・・など、かなりガチガチの対応が取られることになりました。新型コロナは、一例残さず保健所が管理するというのが、当初の基本的な方針だったわけです。*
*
なおかつ、「二類感染相当」といわれつつも、無症状の感染者も入院させる。濃厚接触者にも外出自粛を要請するなど、実は二類感染症よりも厳しい処置がとられてきました。新型コロナが出てきた当初は、一体どんなウイルスなのか、どこまで危険な存在なのかがわからないので、厳しい対応をとるのは仕方ないでしょう。でも、クラスターが追えなくなり、市中感染になってくると、このガチガチの対応がかえって現場の医師たちの柔軟な対応を邪魔し、混乱を招いてしまったのです。****

*
***テレビでは、PCR検査で陽性になった人を「感染者」としてまるで悪者のように報道しますが、「PCR陽性者=感染者」ではありません。PCR検査で調べているのは、ウイルスが唾液中や鼻の中にいるかどうか。一方で感染は、ウイルスが体内に入って、さらに細胞内に入り込んで初めて成立するので、唾液中にウイ*
*ルスが見つかってPCR陽性となっても、感染しているとは限らない。当然、他人にうつす力があるとも限りません。でも、そんなことは、テレビでは説明しません。*
*
新型コロナは誰もがなりえる、数ある病気の一つに過ぎない。日本においては、パンデミックよりも、インフォデミックのほうが深刻です。インフォデミックとは、不確かな情報が大量に拡散されて、現実世界に悪い影響を与えてしまうこと。テレビ(特にワイドショー)によるインフォデミックが、国民を殺している。そう言っても言い過ぎではないと思います。****

著者は、コロナは怖いと連日連夜、煽り続けるテレビ(メディア)が、新たな病気を量産し続ける犯人。このようなメディアからは距離を置くこと。家に閉じこもる生活が、メンタル不調を起こし、生活習慣病の悪化を招く。コロナより、ステイホームが病気を増産している。身体に入り込みやすいけれど、感染力や毒性は、インフルエンザよりも弱い。新型コロナの実力を正しく知れば、風邪と同じ・・・そして、自然免疫を下げない生活をする。自然免疫の力を上げるには、免疫細胞の通り道=血液・リンパの流れを良くすること。その一番の方法が、「歩く」ことであると語っております。
病気には、3つのカテゴリーがあります。
カテゴリー1(医者がいなくても治る)
カテゴリー2(医者がいれば治るケース)
カテゴリー3(医者がいても治らない)
新型コロナの実力のほどは・・・風邪と同じ程度。ということは、カテゴリー1と考えて差し支えないのではないでしょうか。医者もクスリも不要なら、ワクチンのことなど考えるほどのこともなく、太陽の光を浴びながら、10分でも20分でも毎日歩くことが一番ということです。副反応も副作用もありません。加えて、好きな「音」や、好みの「音楽」を時には浴びるように聴き入るということも良いかも知れません。入浴するも気分転換なら、音を浴びる(音浴)?も免疫力アップに繋がるのではないでしょうか。

ーー追記ーー
*予防接種の強制は違法行為。「医学不要論」 内海聡 (著)より~*
* ・・・社会はワクチンを打てと強制してくる時代になりつつある。*
*
そもそもワクチンを「必ず受けましょう」「接種率、100%を必ず達成しましょう」「接種しないと不利益を受けます」などというのは違法行為である。憲法違反ともいえる。予防接種法では、国や都道府県・市町村が、予防接種が義務でないこと、害反応で重篤な被害が出る危険があることも十分説明した上で予防接種を推奨する必要があるとしている。*
*
日本においては、ほとんどの予防接種は義務ではない。打ちたくない場合、その根拠として多くのワクチンの危険性に関して資料をそろえておくことが必要だ。例えば、公立大学が、禁忌者、信念や宗教上の理念に基*
*づいて予防接種を拒否している人間の入学を拒否することが昨今あるらしいが、これは、憲法19条、20条、26条に違反するといっていい。*
*
また、定期健康診断の際にバカな医師や保健師から「絶対に予防接種を受けなさい」などといわれた場合、市町村長、保健所長宛の「行政手続法第35条に基づく書面交付要求書」を提出すること。医師(保健師)がこれを受け取らないことは違法であり、それらの自由選択権は市民にあるということである。まだ「今の日本では」という条件付きではあるが・・・。*

ーー追記ーー2


そろそろ、地球が大掃除を始めるかも知れない。などと考えながら、川沿いを散歩しておりました時、ふと浮かんできたメロディーが・・・ラロ・シフリン(LALO
SCHIFRIN)の作品!
今宵の一曲は、「スパイ大作戦」(MISSION IMPOSSIBLE)
ピーター・グレイブスや、マーティン・ランドウといった俳優たちを懐かしく思い出します。



Mission Impossible theme song (Original)

武士の時代 13
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拙稿「武士の時代 09」以降、南北朝時代に筆を進めて今回で五回目となる。当初は落合莞爾史観と飯山一郎史観という、経糸と緯糸で室町時代という一枚の織物を織るつもりが、いつの間にか今東光史観と落合史観という糸での機織り作業に変わっていた。この分だと、武士の時代の終わりあたりまで、すなわち幕末あたりまでは、今東光和尚、落合莞爾さん、飯山一郎さんの史観を対比させる形で筆を進めていく形になりそうな勢いだ。無論、時と場合によっては栗本慎一郎史観、あるいは天童竺丸さん史観も織り込むかもしれない。

■今東光の足利尊氏評
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守護抑制(室町時代)地図

さて、南北朝時代シリーズの一環として、同時代に登場した主要人物を一人一人取り上げてみよう。今回は足利尊氏を中心に書き進めていきたい。この足利尊氏、世間での人物評はあまり芳しくないのだが、一方で足利尊氏の人物を高く評価している識者もおり、そのうちの二人を今回は紹介しておきたい。

一人は今東光和尚だ。和尚は歴史小説を多く物にしており、たとえば直木賞を受賞した『お吟さま』をはじめ、『弓削道鏡』、『太平記』、『蒼き蝦夷(えみし)の血』、『延暦寺』等がある。そうした中、文春編集部がインタビューするという形ではあるものの、古代から現代という日本史全体にわたり、和尚がユーモアを織り交ぜつつ、縦横無尽に語り尽くした本としては、やはり『毒舌日本史』に止めを刺す。これが、小生が同書から和尚の発言(歴史秘話)を、多角的に引用している最大の理由だ。

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その今和尚、『毒舌日本史』でやはり足利尊氏の人物を語っているのだが、以下は『毒舌日本史』から抜粋した紺和尚の足利今氏評の一部である。ちなみに、引用文中の括弧内は小生が追記した。

足利尊氏てえのは流石に政治家だよ。ちゃんと情報網を持っていた。帝(後醍醐天皇)は寵姫(阿野廉子=新待賢門院。 藤原氏公季流阿野家、左近衛中将公廉の子。太政大臣洞院公賢の養女)の言いなりになられる。寵姫の進言は聴かれざるはなく従って人事にまで寵姫は容喙されるという宮廷の内情をしっかりと把握していました。それで彼は新待賢門院にびっくりするほどの贈物を絶えずしたんです。大体、尊氏という男は気前が頗る好い。尊氏とか豊臣秀吉などという後世の語り草になるほど気前の好い人は天下を取りますね。
『毒舌日本史』p.202~203

【コメント】天下を盗った足利尊氏の人物を、余すところなく描いて見せた和尚の言葉である。後醍醐天皇は大の女好きだった帝だが、寵姫の新待賢門院との男女関係は、楊貴妃という寵姫を溺愛した玄宗皇帝を思い出させるに充分だ。


尊氏が一番、邪魔だったのは護良親王と楠木正成の二人です。正成は敵に廻せば手剛い奴だが、何しろ河内の地侍です。官位も低い土豪劣紳です。尊氏の眼から見ればとるに足りない「悪党」あがりです。けれども此奴がさしもの北条執権の体制をゆさぶって崩壊させた油断のならない奴です。赤松円心入道みたいに好餌を与えて買収のきかないのが楠木正成です。従って邪魔ものの一つです。然るに護良親王となると尊氏は源氏の棟梁と吠えたところで頭が上がりません。まして一度は皇太子に擬せられ北条高時の横倉で帝も断念遊ばされたほどの人物です。身は皇室に生まれ給い、しかも『太平記』に不思議な御門主だと書かれたくらい武術にも長じられ、弓はもとより刀術も並ぶ者なく、六尺の堀を飛び越すことが出来るほど御身軽だったと伝えられる。然も三千の僧兵が慕い奉っている。親王の候人、殿ノ法印良忠さえ摂関家に生まれ高貴な公卿でありながらその怪力は驚くべきで六波羅に捕らえられた時も平然として牢破りをして遁逃した。そういう恐ろしい側近を持っていられる。
『毒舌日本史』p.204~205

【コメント】
この短文、楠木正成の出自と人物、そして護良親王の出自と人物を、余すところなく描いて見せた和尚の珠玉の言葉と云えよう。参考までに、過去に拙ブログで二人について言及した記事を数本書いているので、関心のある読者に一読いただけたら幸いだ。
護良親王
楠木正成


その他、『毒舌日本史』の小節「将に将たる逸材・足利尊氏」(p.217~223)だが、題名からして足利尊氏について大きく取り上げた、小節のように感じるかもしれない。しかし、冒頭の「尊氏という男は気前が頗る好い」を補強したのに過ぎない内容なので、この小節自体はさほど読むに値しないと思う。それでも、同節の結語は日本史の一時期を俯瞰する上で、大いに参考になると思うので、以下に結語を引用しておこう。。

鎌倉時代の転換期を作ったのは源頼朝で、それを完成したのは足利尊氏。近代の転換期は信長によって作られて家康によって大成したんです。
『毒舌日本史』p.223


■倉山満の足利尊氏評
ところで、足利尊氏を高く評価しているのは、何も今和尚だけではない。憲政史家の倉山満氏も同様に尊氏を高く評価している。


新番組 歴史人物伝~足利の時代  第1回「 足利尊氏」秋吉聡子 倉山満【チャンネルくらら・6月11日配信】

概ね、倉山氏の足利尊氏評に小生は同意するものである。特に、冒頭で倉山氏が言及していた、室町時代の総論的な話は正にその通りだと思うし(2:25~)、同じ日本人として室町時代を生き抜いた日本人を誇りに思ったほどだ。ここで思い出すのが、拙稿「マキアヴェリの周辺」で紹介したチェリーニの言葉で、「ちょっと散歩に行って、けんかして七人殺してきました」というような世界を彷彿とさせるのが、正に室町という時代だったと云えよう。

ベンヴェヌート・チェッリーニ(Benvenuto Cellini, 1500年11月3日 - 1571年2月13日)は、ルネサンス期イタリアの画家、金細工師、彫刻家、音楽家。奔放な「自伝」でも知られる。


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ちなみに、倉山氏は同動画シリーズの第2回「佐々木道誉」、第3回「足利義満」も公開しているので、関心のある読者は一度観てみると良いだろう。特に佐々木道誉についての動画は、婆娑羅の実態を理解する上で大いに参考になるし、婆娑羅の時代を生き抜くヒントを与えてくれるので、一度は見ておいても損は無いと思う。多分、読者をして気宇壮大な気持ちにさせてくれるだろうし、小さくまとまってしまった現代日本人を思うに、我々と同じ日本人が室町という時代を逞しく生き抜いたのかと思うと、これから婆娑羅の時代を迎える我々としては、実に心強く思うのである。

それから、我々が学校の教科書で教わった足利尊氏の人物画(右側の画)、これは足利尊氏とされているが、実は全くの別人だと倉山氏が明かしており、眼に鱗であった(7:51)。

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それから、戦前の日本では足利尊氏と言えば、「悪い奴」と叩き込まれていたのを思い出す必要がある。尊氏を高く評価している今東光和尚や倉山氏とは真逆の見方ではある・・・(爆)

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【追補】
前稿「武士の時代 12」で小生は、今の我々が生きている時代は婆娑羅の時代であると述べたが、それと関連して、最近「放知技」でも婆娑羅についての投稿を行っている。一部を訂正の上、拙ブログにも転載しておこう。

>>274

自己レスです。

小生は上記投稿で以下のように書きました。

> 歴史の教訓から学ぶことが第一歩

今朝方観た動画でも、 三橋貴明氏が全く同じ事を語っていました。
『南北戦争に隠された謎?アメリカが人類史上最速で覇権国に成り上がった秘密』

ところで、三橋氏が言うところの「アメリカが人類史上最速で覇権国に成り上がった秘密」ですが、上掲の動画を一通り観ても三橋氏は解答を述べておらず、どうやら有料講座の中で解答を明らかにしているようです。ちなみに、件の有料講座案内を同動画で三橋氏は紹介していました。
https://in.38news.jp/hakn5_2105_vyond

同ページにアクセスして目に留まったのが、「情報」についての三橋氏の考え方です。同氏は「情報」について、以下のように述べています。
__________
(今回の講座を)有料にすることで、情報の受け手にとってもメリットがあります。


学ぶ姿勢が変わるからです。 あなたも経験があると思いますが、無料で読めるニュース記事なんかはさっと読み飛ばすけれど、身銭を切って購入した本は舐め回すように読み込むのではないでしょうか?


学びの本気度が違うので、当然、情報の吸収力も段違いになります。身銭を切ると、何をするにも平凡な日々から、張りのある毎日に変わります。自分でお金を払うことは痛いことですが、しっかりと自分に返ってきます。


結局のところ、限りのある時間の中で、どれだけ密度の濃い時間を過ごせるかどうか。自ら身銭を切って、いろんな情報を吸収しているあなたならおわかりいただけると思います。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
基本的に小生は三橋氏の主張に同意します。確かに、情報を収集する時間が取れない、日々多忙なビジネスマンにとって、プロである三橋氏の情報への投資は良い買い物だと小生も思います。

ただ、小生の場合はパソコンに向かう仕事(翻訳)に従事して22年と、四半世紀近くを過ごしてきたこともあり、翻訳する分野の情報を収集する必要に迫られ、我流ではあるものの、一応の情報収集能力は身につけたつもりです。

また、翻訳を生業にする者として、世間に出しても恥ずかしくない日本語力を身につけるため、個人ブログやHP(ホームページ)を立ち上げたという経緯がありました。

その後、政治・経済といった時事問題や歴史についても、個人ブログやHPで発表するようになり、今日に至っています。そうした積み重ねのお陰で、少しは世間に出しても恥ずかしくない日本語力が、辛うじて身についたかなと思う今日この頃です。

ここで、上掲の三橋氏の情報についての考え方に対して、二件の愚見を述べさせていただきます。

一つは、仕事でも趣味でもよいので、一度は徹底的に情報を収集する経験をすること。これは、情報提供者が提供する情報の「質」を判断することが可能になるので、できれば時間のある若い時に体験しておくべきかと思います。

もう一つは、情報収集で満足することなく、次のステップ、すなわち苦労して収集した情報の分析を試みることです。そして、その時点における己なりの結論を導き出すという、所謂インテリジェンスも体験すべきだと思います。

これからの世の中、お上は信用できぬ、己の判断で生き抜いていかねばならぬ、といった「婆娑羅」の時代に突入することから、自分の頭で考えに考え抜き、並行して放知技といった場で多くの同志と語り合い、その中で軌道修正をしつつ、これからの人生を歩んでいく、切り拓いていく生き様が大切になるのではと思います。

最後に、今回の三橋氏が有料講座で解き明かしているであろう「秘密」、すなわち歴史を紐解くキーワードが、上掲のページに書いてありました(笑)。
__________
現代屈指の経済専門家 三橋貴明独自の視点から世界の歴史を読み解いたのが「覇権国家800年の興亡」です。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
小生はブログに「800年周期」と題する記事を書いており、それもあって三橋氏の言うところの「秘密」が、「800年」でピンと来ました。放知技の読者であれば、おそらく小生同様に三橋氏の言う「秘密」、その解答を自力で導き出せるのではないでしょうか。
http://toneri2672.blog.fc2.com/blog-entry-1756.html

健闘を祈ります。


亀さん@人生は冥土までの暇潰し

http://grnba.bbs.fc2.com/reply/17289842/280/


高橋洋一の正体 03
哲学者の山崎行太郎氏は、小生が敬愛する稲村公望さんとは親友同士ということもあって、例えば以下ような放知技への一部投稿を除き、小生としては極力同氏への批判を控えてきたつもりである。

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http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16492748/713/

ところが、最近の山崎氏による政治系の記事には良いものが増えてきた。殊に、深田萌絵さんについての一連の記事、ほぼ全面的に小生は同意している。ちなみに、同氏による最新の深田さんについての記事は以下の通り。
あらためて、最近の深田萌絵女史の言論活動を、断固、支持する。

そして、今回の記事にあった以下の山崎氏の発言、痛快の一言に尽きよう。

数学バカ、理数系バカのエセ経済学者=「高橋洋一」を槍玉にあげて、ボロクソに批判していたが、さすが、目の付け所がいい。高橋洋一は、竹中平蔵の子分(パシリ)であり、菅義偉(よしひで)の取り巻き(腰巾着)である。スガ政権が迷走=脱線を繰り返しているのは 、竹中平蔵や高橋洋一というような取り巻き(腰巾着)がアホとクズばかりだからだ。


それにしても、相も変わらず山崎氏の口の悪さには笑うしかない(爆)。以下、山崎氏が取り上げていた、深田さんによる高橋洋一評の動画だ。


高橋洋一先生、日本政府は「TSMC」投資で決めちゃったの?

ここで、日本の半導体技術を他国に売り渡してきた売国奴は、経済通産省だったことを拙稿「共謀罪と深田萌絵」で、小生が指摘したことを思い出ししていただきたい。

本当の売国奴はTSMCを日本に誘致しようとしている経済通産省であり、TSMCの日本誘致を食い止め、日本の持つ半導体技術の流出を防止ようとしている深田さんではない


ところで、数日前にもう一人、深田さんを支持する柏原竜一氏という、ジャーナリストでインテリジェンスを研究している人の動画を観た。


柏原竜一のインテリジェンス  深田萌絵さんを救うために 我々にできること 注意すべき事

最初、「オッ、ここにも深田さんのサポーターがいたか!」と嬉しく思ったものだが、その他の同氏の動画数本を観て漠然と感じたことは、同氏の思想に深みがないということだ。確かに、同氏の「21世紀は日本の時代といった発言には賛同するものの、拙稿「武士の時代 12」にも書いた「人間中心」の情報大革命、同じく拙稿「世界権力vs.ナショナリズム」で言及した、林千勝氏が言うところのNWO(グローバリズム)といった視座に欠けているあたり、大変残念に思った。

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高橋洋一氏についての話に戻そう。

小生は「高橋洋一の正体」で、小泉元総理と竹中平蔵氏が実施した郵政民営化について言及、それについて「実際に郵政民営化の法案を作成したのは私だ」と無邪気に語る高橋氏を紹介したが、冒頭の山崎氏の言葉を借りれば、まさに「竹中平蔵の子分(パシリ)」であることを告白しているようなものだし、「高橋洋一の正体 02」ではMMTについて高橋氏が無知であることを示した。そのあたりについて、西田昌司参議院議員が痛烈した動画を同記事で小生は紹介しているが、再び山崎氏の言葉を借りれば、高橋氏は「菅義偉(よしひで)の取り巻き(腰巾着)」だけのことはあると思った次第(嗤)。

そして本稿の「高橋洋一の正体 03」では、TSMCについての高橋氏の発言を、完膚無きまでに叩きのめした、深田さんの上掲の動画でもお分かりのように、高橋氏は本人自ら自分は売国奴であると告白したに等しいことを指摘しておこう。深田さんの話によれば、高橋氏は半導体の投資先として中国は当然ダメ、韓国とは民族的な壁が横たわっているからダメ。従って投資先は台湾が良いなどと、随分惚けたことを語ってくれたようだ。この機会に、「好き嫌い」で政治を語る高橋氏に対して、以下の言葉を贈ろう。

政治過程論
政治過程論は、飯山一郎さんが「放知技」で、最近取り上げることが多くなった政治学の一分野であるが、改めて以下の投稿を再読していただきたい。政治過程論の重要性は「放知技」で確認してもらうとして、時間的な余裕があれば、有斐閣が発行している『政治過程論』の他、マキアヴェリの『政略論』と『君子論』、マックス・ウェーバーの『職業としての政治』にも挑戦したいものだ。そうすることにより、飯山さんが繰り返し主張しておられる、「善悪」、「好き嫌い」といった感情に流されていた自分から脱却できるし、副島隆彦、植草一秀、新井信介、ネットゲリラ、カレイドスコープといった〝識者〟の政治を見る目が、曇っているのにも気づくはずだ。

木を見て森を見ず


それにしても、ますます高橋氏の正体=売国奴が明らかになってきたこと、却って日本の将来にとって良かったのではないだろうか。

上級国民
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正次郎のNewsToday

「政治と政治家を糺す会」檄文
「政治と政治家を糺す会」設立趣意書


4月28日の記事を最後に更新が滞っている「正次郎のNewsToday」、大勢の読者が渡邉正次郎さんのことを心配していることだろう。しかし、渡邉さんは至ってお元気であり、今日も「政治と政治家を糺す会」の理事長として、獅子奮迅の活動をしておられるし、小生も連日のように渡邉さんと私信を交わしている。

現在、渡邉さんが注力を傾けて叩いている政治家は以下の四名(ちなみに、氏名横の括弧内の数字は、「正次郎のNewsToday」に登場した回数で、回数をクリックすれば記事一覧のページが表示される)で、他の小物議員も渡邉さんは叩いているのだが、今回は割愛させていただく。

・石破茂(284
・小泉進次郎(273
・野田聖子(83
・山尾志桜里(98


「政治と政治家を糺す会」の渡邉理事長が、最近に至って精力的な監視を開始したのは、野田聖子議員と山尾志桜里議員の両議員だ。今月の上旬に週刊文春と週刊新潮の両誌が、ゴールデンウィーク特大号をそれぞれ発売、週刊文春の場合は山尾議員、週刊新潮は野田聖子議員を特集に取り上げていた。

実は両誌が発売されていた期間、仕事(翻訳)の締め切りに追われていたこともあり、仕事を納品した後に急ぎ近所のコンビニに行ったところ、既に両誌とも売り切れだった。仕方なく電子版をアマゾンで購入しようと思っていたところ、渡邉さんが記事をコピーして郵送して下さったお陰で、記事を読むことが出来た次第だが、これには大変恐縮したものである。

週刊新潮は野田聖子の夫が元暴力団であることを、裁判所が公に認定した記事内容となっており、我が国初となるはずだった女性首相の芽が、これで完全に消えたことになり、実に喜ばしいことと云えよう。

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それよりも、個人的に衝撃を受けたのが週刊文春の特集で、山尾議員と不倫をした弁護士の前妻が、昨秋自殺していたという記事内容だった。詳しくは同記事の電子版で確認していただくとして、その後も自殺の件については噯気にも出さない山尾議員、まさに人としての道に外れているとしか言いようがない。花田紀凱氏も産経新聞に、「またも山尾志桜里議員の醜聞」と題する記事を寄稿、以下のように語っていたが、正に同感である。

 だが、ぼくが山尾議員を人間として絶対に許せなかったのは病床にあった倉持麟太郎弁護士の前妻から子供まで取り上げたことだった。

 その前妻A子さんが〈昨年十月三日、自宅で自ら命を絶った〉という。


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ただ、人の道に悖るのは何も国会議員だけではない。他の〝上級国民〟も同様だ。一例として、以下の動画をご覧あれ。


範を示して国民を引っ張っていくべき上級国民が崩壊していることが国力衰退の原因だ!

ところで、花田紀凱氏と云えばマルコポーロを思い出さずにはいられない。その花田氏が当時の騒動について、インタビューで語った記事があるので紹介しておこう。
ユダヤを激怒させて廃刊! 日本出版界最大のタブー「マルコポーロ事件」の真相を当時の編集長が語る! 花田紀凱・康芳夫対談

花田氏のインタビュー記事を読みつつ、脳裏に浮かんだのが本ブログでも幾度か紹介した、林千勝氏の作成した下図だ。

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小生は上掲図を拙稿「世界権力vs.ナショナリズム」で初めて紹介しているが、その時に紹介した動画「【今、世界はどうなっている?】林千勝×水島総 第1回」の第2回目が、昨日アップされたので紹介しておこう。


【今、世界はどうなっている?】林千勝×水島総 第2回「日本国総理大臣の雇い主、ロスチャイルド家の戦争と環境と原子力のビジネス」[桜R3/5/15]

今回、特に印象に残ったのが以下の写真である。

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ちなみに、安倍総理(当時)らを見下ろすように飾ってある人物像だが、これはロスチャイルド家当主である。すなわち、この一葉の写真が物語っているのは、安倍前総理すらも林氏が作成した上掲図の中に、組み込まれていたということを示しており、いくらネオコンを官邸から追放したとは云え、安倍前総理もNWOの構図から抜け出せなかったことを示す、実に象徴的な写真と云えよう。これが故に、小生は日本は未だに半独立国家だと常々主張しているわけである。

それから、以下の図は『資本論』を著したカール・マルクスには、ロスチャイルドの血が流れていたことを示す家系図で、林氏の動画【第1回】で公開されたものである。

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続く【第2回】で登場した林氏の下図は、放射線のキュリー夫人から環境のゴア元副大統領に至る、一連の流れを示したロスチャイルド家系図である。

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最後に、飯山史観の筆がなかなか進まないのだが、綻びを見せ始めたNWO、台頭しつつある世界の婆娑羅との対立について、もう少し観察の時間が欲しいので暫くお待ち願いたい。

【訂正】
本稿「上級国民」で、小生は「【今、世界はどうなっている?】林千勝×水島総 第2回「日本国総理大臣の雇い主、ロスチャイルド家の戦争と環境と原子力のビジネス」[桜R3/5/15]」と題した動画を紹介したが、外交問題評議会(CFR)で行われた安倍晋三総理(当時)のスピーチを小生は以下のように紹介した。

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安倍総理(当時)らを見下ろすように飾ってある人物像だが、これはロスチャイルド家当主である。


しかし、改めて上掲の動画を再確認したところ、件の肖像画はロスチャイルドではなく、デイビット ロックフェラーであることに気づいた。多分、動画のタイトルに「ロスチャイルド」の文字が入っていたので、それに引き摺られる形で、特に深く考えることもなく肖像画の人物をロスチャイルドと書いてしまったのだろう。ここに、読者に対してお詫び申し上げたい。ちなみに、林氏も明確にロックフェラーであると動画の中で述べていた。

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デイヴィッド・ロックフェラー

共謀罪と深田萌絵
19世紀にプロイセン王国の宰相ビスマルクが、下院予算委員会で行った演説の結語、「ドイツの統一は、鉄(大砲)と血(兵隊)によってなされる」(sondern durch Eisen und Blut.)は有名だ。

当時は多くの分野でドイツを手本としてきた日本も、「鉄は国家なり」ということで産業のコメである鉄に注力を傾けるべく、1901年(明治34年)、時の明治政府は殖産興業の一環として官営八幡製鉄所を建設している。その後、1970年代あたりまで日本の産業のコメ(基幹)として、鉄が我が国を牽引してきたわけである。ところが世界は情報大革命の時代に突入、産業のコメも鉄から半導体へと変わっていった。

だから、現在の小生が最も注目していることの一つが、情報大革命のキーワードである半導体を巡る、世界経済と政治の大潮流である。小生が半導体に注目するのは、何も小生が長年にわたって半導体業界にいたからというだけの理由ではない。半導体こそ、今後の日本の運命を大きく左右するという確信があるからだ。

つくば市へのTSMC誘致、これは日本を中国に売り渡す売国奴の行為そのものだ。
中国の魂胆


かつて、日本は半導体製造、半導体材料、半導体製造技術で世界をリードしてきた(拙稿「米中衝突と半導体」参照)。

ところが、今日では嘗ての半導体王国の日本は見る影もない。どうして、このような情けない国になってしまったのか・・・。それは、上記のつくば市へのTSMC誘致という動きが象徴しているように、日本を中国に売り渡そうとする媚中派の存在にある。連中は国会議員や官僚はもとより、国防の要である自衛隊の幹部を含め、日本のあらゆる分野に巣くっている。

そんな折、自民党の甘利明税調会長が一昨日の午後(5月12日)、「21世紀はデータの時代であり、半導体戦略が命綱になる」ということで、党内に「半導体戦略推進議員連盟」なるものを発足させるというニュースが飛び込んできた。
5月に半導体戦略推進議連創設 自民・甘利税調会長明らかに

半導体戦略推進議員連盟には、自民党議員の誰が参加するのか、今のところ不明なので批評は控えるが、甘利氏は憲法改正派であり、かつ男系天皇を支持という思想の持ち主であることから、今のところ期待が持てるのではと思っている。

次に、深田萌絵さんの最新の動画を観て知ったことだが、共謀罪の疑いで深田さんが取り調べを受けているという噂、これが本当だったことを知った。


深田萌絵捜査狙いは米軍情報。日本政府、米を裏切るか?【前編】

深田さんが共謀罪の疑いをかけられたのは、拙稿「TSMCと深田萌絵」にも書いたように、「TSMCの実態を明らかにした内容」を米司法省に、宣誓供述書(Affidavit)の形で提出したことが発端になったようだ。

ここで、TSMC(ティ・エス・エム・シー)の正体についてだが、深田さんの動画や上掲の拙稿「TSMCと深田萌絵」でも詳述しているので、本当は割愛したいのだが、重要なことなので本稿でも簡単に繰り返し述べておこう。

最初に、TSMCは台湾の内省系の半導体メーカーではなく、外省系の半導体メーカーだという点に注意していただきたい。しかもTSMCは、裏で中国解放軍とガッチリ手を握っているのだ。無論、売国奴の日本の大手マスコミが、そうした実態をニュースにするはずがなく、深田さんの動画を追っている、一握りの視聴者だけが知っているにすぎない。その深田さん、上掲の動画で経済通産省の文書を紹介していた。小生は同文書の存在を知らなかっただけに、深田さんには感謝したいと思う。

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上掲図は経済産業省の第1回 半導体・デジタル産業戦略検討会議が纏めた、「半導体戦略」という資料で、上掲図は同資料の「2.今後の対応策」にある、小節「2-(2)経済安全保障上の国際戦略」からの抜粋である。

これを見ただけで、本当の売国奴はTSMCを日本に誘致しようとしている経済通産省であり、TSMCの日本誘致を食い止め、日本の持つ半導体技術の流出を防止ようとしている深田さんではないことが一目瞭然だ。

ここで、改めて深田さんの動画のタイトル、「捜査狙いは米軍情報」という記述に注目していただきたい。何故に捜査の第一の狙いが米軍情報なのかについて、深田さんは語っていなかったので(小生が思うに、事実を述べると再び一方的にYouTubeに削除される可能性大)、小生が代わりに説明しておこう。

何故に日本の媚中派は米軍情報を欲しがるのか? そのあたりの理由をズバリ示しているのが以下の図だ。

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最初に、拙稿「世界権力vs.ナショナリズム」を再読していただく必要がある。そして、小生は同稿で林千勝氏が作成した、上掲の一枚の図をアップしたのだが、この図は米国と中国の両国に君臨している、NWOの存在を一目瞭然に示した図である。ここで、丸い青色の囲いをした右下の「アメリカ第一主義弾圧」という記述に注目していただきたい。

深田さんは昨秋の米国大統領選挙の舞台裏、すなわち壮絶なグローバリズムvs.ナショナリズムの闘いであったことを、ほとんどと言っていいくらい言及していないことから、実際に半年前の米大統領選で何が起きたのかには関心がない、あるいはまったく知らないのだろう。小生はブログに幾本もの米大統領選で起きたことを、様々な観点から書いているだけに、深田さんの一連の動画に物足りなさを感じているのだが、このあたりは仕方がないだろう。下手に事実を書くと即座にYouTubeによって動画を削除されるからだ。

それから、深田さんが無防備に日本に蔓延る媚中派の政治家、官僚らと当初は接触していたあたり、脇が甘かったと言わざるを得ないのだが、このあたりは若さが出てしまったからで、致し方がない。

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メリック・ガーランド

また、老婆心ながら、深田さんが宣誓供述書を提出した米司法省の現長官が、バイデン〝大統領〟によって指名され、2021年3月11日に第86代の米司法省長官に就任した、メリック・ガーランド長官だという点に注意する必要がある。ちなみに、同長官はワシントン連邦高裁判事だった人物で、穏健なリベラル派である。

最後に、「何故に日本の媚中派は米軍情報を欲しがるのか?」という理由だが、これについて簡単に触れておこう。道友の野崎晃市博士が最近発表した以下の記事に目を通していただきたい。
軍人たちの反乱

「ロスチャイルドの傀儡であるマクロン」、「バイデンに忠誠を誓ったミリー統合参謀本部議長が排除」、「国際金融資本の傀儡アウンサン・スー・チー」といった記述が目に飛び込んでくることだろう。つまり、各国の軍隊は基本的にナショナリストが主流を占めていることが分かる記述だ。拙稿「二・二六事件と現代」にも書いたように、当時も統制派vs.皇道派、すなわちグローバリズムvs.ナショナリズムという壮絶な闘いがあった。そして現代の日本と世界も、まさにグローバリズムvs.ナショナリズムが激しい火花を散らしているのは、拙ブログや掲示板「放知技」を追ってきた読者であれば先刻承知のはずだ。

ともあれ、現在でもグローバリストすなわちNWOが圧倒的な力を誇示しているものの、昨秋の米大統領選の流れからも分かるように、NWOの綻びが目立ち始めるようになった。拙稿「武士の時代 12」にも書いた以下の記述を思い出していただきたい。

現在進行している情報大革命は、最早人間の力で止めることの出来ない、「人間中心」という言葉で代表される大きな流れなのだ。


過去三千年間にわたって世界を支配してきたグローバリストが、ここに来て大きな綻びを見せ始めているのは、インターネットの普及もさることながら、情報大革命によって必然的に芽生えつつある「人間中心」の世界に、世の中が大転換しつつあるというのが大きい。

このあたり、昨日アップされたマドモアゼル・愛氏の動画でも、同様な時代の大転換について触れており、分かる読者には分かるだろう。


うお座時代の最後の仕上げ

安楽死法
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正次郎のNewsToday

政治と政治家を糺す会」の理事長である渡邉正次郎さんは、安楽死についての記事を今までに193本も自身のブログ、「正次郎のNewsToday」で発表している。

渡邉さんは安楽死の法案化に向けて精力的に動いており、国会議員にも会う度に同法案の成立を強く呼びかけてはいるものの、残念ながら未だに成立に至っていない。以下、安楽死についての渡邉さんの動画だ。


㊿「安楽死法」を急げ‼︎

現在、介護疲れによる親殺しが社会問題となっており、加えて、老人介護が医療費全体の六割を占めるようになった今日、一日でも早く安楽死法を成立させようと、今日も渡邉さんは東奔西走しておられるわけである。小生も、個人的な体験から渡邉さんの安楽死の法案化について、諸手を挙げて賛成である。

その渡邉さん、国会議員ではないものの、今までに発案や改正を実現させた法律が、以下のように四本ある。各々の法律を成立させた過程については、ブログ「正次郎のNewsToday」の左欄に詳述してあるので、関心のある読者は目を通していただきたい。

*動物愛護管理法の改正
*団体規制法
*NPO法
*個人情報保護法


それにしても、四本の法律を成立させた渡邉さんをして、何故に安楽死法が未だに成立しないのか? そのあたりの理由を考えるにあたって、ヒントになりそうなのが以下の動画だ。ちなみに、同動画の作者は高須クリニックの高須幹弥医師で、父親はあの有名な高須克弥氏、大村秀章愛知県知事のリコール運動で話題になった人物だ。


何故日本は寝たきり老人大国なのか説明します。

高須幹弥医師の動画は今までに幾本か観ているが、時事問題に関してはピント外れを感じさせる動画が多いこともあり、最近は滅多に同医師の動画を観ることもなくなったが、それでも餅は餅屋、医学関連の動画には優れたものが多く、その場合は極力観るようにしている。

それはともかく、高須医師が専門家の立場で語っていた、「(1)金儲けに走る日本の病院」、および「(2)日欧の安楽死に対する考え方の違い」、この二テーマについての解説は優れていたし、個人的にも概ね賛同できる内容だった。加えて、「(3)延命措置をしないことで、患者は苦しまずに最期を迎えられる」という同医師の解説、医者としての実体験に基づいたものだけに、個人的に最も参考になった解説だった。以下、個人的な実体験を織り交ぜる形で、(1)~(3)についてコメントしてみよう。

(1)金儲け主義に走る日本の病院
上掲の動画でも高須医師が切実に語っていたことだが、今の日本の病院は金の亡者に堕落している。尤も、金儲けに徹しないことには、病院の経営が成り立たなくなるという、切実な問題を抱えていることも確かだ。その上で、「医は算術」と題したブログ記事を小生は書いた。

一昨年の暮れに逝去した実母の場合、79歳の時に脳内出血で倒れて救急車に運ばれて以降、92歳で亡くなるまでの13年間、数年ほどヘルパーの助けを借りて、家で生活していた時期もあったものの、ほとんどの日々を病院で送った。特に、二度目の脳梗塞で2011年に再び倒れてからというもの、2019年暮れに逝去するまで、9年間という長期入院生活を強いられたのだが、見舞いを兼ねて病院を訪問する度に、金儲けに走る日本の病院の在り方が目に付くようになり、個人的に大いに疑問を感じたものである。そして、何も金儲けに走るのは病院だけではなく、国会、官公庁、大手企業も、大方が金の亡者であるのは言うまでもないことだ。日本のみならず世界が金儲けに血眼な背景については、拙稿「世界権力vs.ナショナリズム」で述べたので、関心のある読者は参照にしていただきたい。

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(2)日欧の安楽死に対する考え方の違い
最初に、以下のグラフを眺めていただきたい。

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日本の寝たきりを半分にしよう

上掲図は、日本慢性期医療協会の武久洋三会長による、186ページにも及ぶプレゼン資料であり、その中から抜粋させていただいたものだ。同プレゼン資料の主張を一言で言い表すなら、寝たきり老人にかかっている医療費を半分にするための提案ということになる。したがって、日欧の安楽死についての文化比較論ではないため、参考になりそうな考察は書いていない。

そこで、再び高須医師の言葉に耳を傾ければ、欧米では寝たきり老人が少ない理由として、「国民性の違い」という同医師の言葉で言い表せることが分かる。

小生は掲示板「放知技」に昨秋、長男である上の息子に手渡した「終末期の医療・ケアについての事前指示書」、その文面を公開している(個人情報は伏せ字にしてある)。

私(●●●●)が、意識を失うような状態に陥ったり、あるいは、たとえ呼びかけには応じても 意識が朦朧としている状態であったり、あるいは、意識はあっても自分の意思を伝えることができない状態、かつ自分で身の回りのことができなくなり、自分で飲むことも食べることもできなくなったときには、以下のようにしてください。

 私が自分の力では水も飲めず、食べ物も食べられなくなったら、無理に飲ませたり、食べさせたり、点滴や栄養補給をしないでください、加えて、鼻管を入れたり、胃瘻を施したりは絶対しないように願います。そして、私が自分の力で呼吸ができなくなっても、人工呼吸器をつけないでください。
 万一、人工呼吸器がつけられている場合でも、一旦、医師に電源を切っていただき、私の自発呼吸が戻らなかった場合、人工呼吸器を取り外してください。
 少々意識があっても、場所や日時をはっきり言うことができなければ、同じように扱ってください。
 そうなった場合、昇圧薬、輸血、人工透析、血漿交換などは絶対にやらないでください。
 
 私の苦しくみえる状態を緩和できる治療であれば喜んでお受けしますが、昇圧薬や脳圧低下薬などの延命のための治療は止めてください。

 私の命を長らえるべく努力をしてくださる医師、看護師、医療スタッフの皆様方には心から感謝致しますが、何卒、私の意思を尊重していただけますようお願いいたします。

 私はこの終末期の医療・ケアについての意思表明を、意識がはっきりしている状態、かつ認めた内容を十全に理解した上で書いています。
 どうか、私の意思を尊重していただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

令和二年九月八日  

本人
住所 ××××××××××××××××××××        
●●●●〔印〕

家族
住所 ××××××××××××××××××××
●●▲▲〔印〕

以上の意思表明書に変わりはないことを認めます。  
本人 
令和二年九月八日         ●●●●〔印〕


このような書面を認めたのも、実母を通じて様々な体験をしたことが大きい。病院あるいは家で母を介護した体験から言えることは、母本人も世話をする我々も、大変な負担を強いられたということである。だからこそ、今度は自分が寝たきり老人になった場合、子どもたちには決して迷惑をかけまいと心に誓ったものだ。

ここで、昨日アップされたマドモアゼル・愛氏の以下の動画を観ていただきたい。


消される100万人にならないために

要は、新聞やテレビでの評論家の発言、あるいはコマーシャルに騙されるなと、愛氏は切実に語っているわけである。たとえばテレビで医師や栄養士が、当たり前のように三食を摂ること、野菜不足にならないようにすること、といったことを語っているが、日本人であれば基本的に玄米と漬け物、そして時々焼き魚や肉を食すれば充分であり、かつ百回以上咀嚼すること、一日一食に徹することといっことを守っていけば、ヒトは生きていけるものだし、長生きできるものなのである。

それから、寝たきり老人になる一因として痴呆症があり、寝たきり老人になる原因の20%近くを占めていることを示しているのが以下の図である。

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http://hh-shika.com/img/reason/newssource.pdf

ヒトが痴呆症になる原因だが、武田邦彦氏が動画で主張しているように、〝サラダ油〟が元凶の一つであることが判明しており、実に貴重な動画だと云えよう。


【武田邦彦】TVでは放送できない…日本を『寝たきり老人大国』にした大手食品メーカーの残酷だけどホントの話【人生を変えるマインド

ともあれ、小生は様々な観点で健康について、今までに128本の記事を書いてきたが、健康に関心のある読者に一読願えたら幸いだ。

(3)延命措置をしないことで、患者は苦しまずに最期を迎えられる
今回、高須医師の動画で最も参考になったことだが、延命措置をせずとも寝たきり老人は、苦しまずに最期を迎えられるという事実である。寝たきり老人に対しては、胃瘻(いろう)を施すのか当たり前のように行われているが、母本人が元気だった頃は胃瘻をはじめとする、延命措置を一切講じてくれるなと書き残していたし、延命措置を巡って兄弟でじっくり事前に語り合ってきたことから、胃瘻をはじめとする延命措置を講じない旨、母の担当医にはっきりと伝えたものである。

そして、最期を迎えた寝たきり老人は、最早食事が喉を通らず、やがて枯れていくように餓死していく。我々のような健康人から見れば、大変苦しみつつ最期を迎えるのではと今までは思っていたのだが、この度高須医師の体験談を聴いて、そうでもないことを知ったのは大きな収穫であった。だから、今度上の息子か帰省したら、このあたりについて説いて聞かせるつもりだ。

中国の魂胆
ウイグルでのジェノサイド(大量虐殺)、香港デモの暴力による鎮圧等を例に挙げるまでもなく、ここ数年における中国の傍若無人ぶりには目に余るものがあり、今や中国は完全に世界を敵に回したといっても過言ではない。日本でも中国に対する国民感情が、日を追って悪化しているのだが、その中国、日本に対して何を企んでいるのだろうか・・・。今回はそうした視点で中国の動向を探ってみたいと思う。

■日本省
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https://www.knak.jp/china/chimei.htm

中国は飴と鞭を使い分けて、様々な形で我が国にアプローチしているが、連中の最終目標は日本を中国の「日本省」にすることだと思って、ほぼ間違いあるまい。つまり、上掲図で示したとおり、現在の中国には31の省・直轄市・自治区があるわけだが、日本を同国の32番目の省に組み入れようとする中国の魂胆が見え隠れするのだ。

戦後の日本は、GHQ政策が効力を発したこともあり、今日に至っても今なお米国の属国であり続けているわけだが、今後は米国に代わって中国が日本を属国化していく可能性がある。「そんな馬鹿な・・・」と読者は思われるかもしれない。そこで、最初に三橋貴明氏による緊急提言に耳を傾けていただきたい。


【三橋貴明の緊急提言】悪夢の未来を回避するために|中華人民共和国「日本省」という悪夢

どうだろうか? 上掲の動画で今の日本が置かれている状況、そして中国の魂胆が大凡分かっていただけたのではないだろうか・・・。

過日の日米首脳会談で菅首相は、「日米が一枚岩となって中国包囲網を形成しよう」という、バイデン大統領の呼びかけに応じるポーズを一応は見せたものの、帰国後の4月28日、参院本会議で突然RCEP(包括的経済連携)協定が承認されたあたり、米中間の板挟みになっている苦しい日本の立ち位置が読み取れよう。


2021.04.28【日本】本日なんと問題だらけのRCEPが国会電撃承認❗

■NWO
ここで、米国と中国の〝関係〟について、小生は拙稿「世界権力vs.ナショナリズム」で示した、林千勝氏が作成した図表を再掲させていただく。

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林氏の図表は、習近平の中共とバイデンの民主党が、実は裏で繋がっているのが一目で分かる、実に優れた図表となっている。つまり、習近平とバイデンの背後には、NWO(ニュー・ワールド・オーダー)、すなわち今の世界を実質的に支配している、〝世界権力〟が存在していることを理解しない限り、大手マスコミ等が流す表層的な(フェイク)ニュースや記事に、いつまで経っても翻弄され続けるだけで、本当の世界の潮流を掴めないということを示している。NWOすなわち世界権力については、過去の記事で幾度か解説しているので本稿では繰り返すことはしないが、未だに世界権力の存在に疑問を持つ読者は、一度拙ブログの過去記事に目を通していただければと思う。

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バイデン議会演説は空席だらけ

■TSMC
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小生は先月(4月10日)、「TSMCと深田萌絵」と題する記事を書き、国会議員に大きな影響力を持つ渡邉正次郎さんの協力を仰ぎ、同記事を内閣府に送っていただいている。しかしながら、今日に至っても渡邉さんを通じて何等連絡がないということは、多分内閣府にはTSMC問題の本質を理解してもらえなかったのだろう。

ところで、心ある識者が深田さんの応援に駆けつけてくれたようで、なかでもTSMC問題の本質に迫った解説を行っていたのが及川幸久氏であった。


2021.04.24【台湾•世界】《スクープ❗️》中国は半導体技術を利用して高性能兵器を作っている⁉️世界はTSMC依存をやめ国内半導体産業再興へ❗️日本だけが真

その他、哲学者の山崎行太郎氏も深田さんの応援側に回ったようで、深田さんを応援する内容のブログ記事を連発している。ちなみに、山崎氏が初めて深田女史を取り上げたのが今年の4月2日であった。
iTビジネス・アナリスト=深田萌絵への手紙。

その後も山崎氏は深田さんについての記事を書いていたが、どうやら最近は、金美齢女史への批判に記事内容が変わりつつあるようだ。ちなみに、山崎氏の筆による金美齢女史についての最近の記事は以下のとおり。
台湾ロビー=金美齢の正体(4)

ところで、最近の深田さん本人の動画で気になったものがあった・・・。


長尾先生、青山先生、解放軍より自衛隊を応援お願いします!

小生は上掲の動画を一通り観て、道理で渡邉さんが内閣府に拙稿「TSMCと深田萌絵」をメールで送っても、何等反応がなかった理由が分かったような気がしたものだ。ここで、表題にある長尾さんとは長尾敬衆議院議員、そして青山さんとは青山繁晴参議院議員を指しているのだが、お二方とも深田さんから、直にTSMC問題についての説明を受けているのにも拘わらず、あまり半導体について理解していないことが手に取るように分かった。

だからと言って、両議員に今から半導体について勉強せよなどとはとても言えない。何故なら、半導体の基礎を総合的に理解するには、最低でも三年は半導体業界に身を置かないことには、分からことが多過ぎるからだ。小生の場合、半導体メーカーと半導体製造装置メーカーに、計11年間ほど従事していたので、辛うじて半導体の基礎について一応はマスターしたと言えるのだ。

半導体というものを理解するには、電気・電子工学、半導体の設計・製造・試験、化学といった、多岐にわたる分野の基本を押さえないことには、半導体の基本を理解したとは言えず、当時はあらゆる分野の入門書を貪欲に漁ったものである。
米中衝突と半導体


よって、上掲動画で深田さんがTSMCを印刷会社と喩えていたように、両議員にはアナロジーを用いて、噛み砕くように半導体について再度説明して欲しいと、個人的には思っている。

ともあれ、長尾議員の真意のほどは分からないものの、つくば市へのTSMC誘致、これは日本を中国に売り渡す売国奴の行為そのものだ。だが、少なくとも長尾議員のツイートを確認する限り、そのような馬鹿げた行為を長尾議員がするとは到底思えないのだし、もう暫く同議員の言動を見守っていきたいと思っている。


次に青山議員だが、最近、半導体に関する動画をアップしていた。


【ぼくらの国会・第147回】ニュースの尻尾「半導体どうする?日本は黙っていない」

特に、22:26あたりから中国の「脅威を減らすことを目標に、各省から人を20名集め、経済班をNSS(国家安全保障局)に立ち上げた経緯について、青山議員が丁寧に解説しており、深田さんには一度青山議員の話に耳を傾けていただきたいと思う。

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青山議員は、東芝、楽天と解説した後、TSMCについても言及していた(29:55~)。国家機密が絡んでくるため、青山議員は全てを動画で公開していたわけではなかったが、言葉の端々からTSMC問題について、国家安全保障の立場から深い関心を寄せているのが読み取れるのである。

ともあれ、深田さんには長尾議員や青山議員の名を挙げるのも良いが、少なくともお二方は国会議員という立場にあること、つまり、何でも言いたい放題の責任のない評論家とは立場が違うということ、「政治と政治家を糺す会」の理事として、どうか理解して欲しいと心から願う。