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人生は冥土までの暇潰し

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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
宗教の正体
米大統領選から一ヶ月近くが経ったというのに、次期大統領が未だに決まらぬという異常事態に今のアメリカはある。拙ブログでも、大統領選を巡る様々な記事を書いてきたが、今回は米大統領選に宗教を絡め、「宗教の正体」と題する記事を書いてみた。

「宗教の正体」について述べるにあたり、宗教そのものが広範なテーマであり、焦点が定まらなくなる恐れがあることから、米大統領選についての動画と宗教色に的を絞ってみた。

最初に、小生の場合は日米の大手マスコミは基本的に一切無視しているが、代わりに米大統領選の情報源として、できるだけ接するように努めているのが以下の動画だ。

・大紀元 エポックタイムズ・ジャパン
・一般社団法人 JCU
・ハーベスト・タイム・ミニストリーズ
・及川幸久
・改憲君主党
・Freeman
・張陽


その他にも時々だが、正論、看中国、SakuraSoTVといった動画も見ている。

さて、大統領選以降に見てきた上掲の動画で思ったのは、動画の背後に控えている宗教組織だ。たとえば、エポックタイムズのバックは法輪功、JCUと及川幸久のバックは幸福の科学、ハーベスト・タイム・ミニストリーズは、新興系のプロテスタントという具合に色分けできる。一方、改憲君主党、Freeman、張陽の場合、特に目立つような宗教色は出ていないので、基本的にYouTubeで稼ぐことを目的としている、ユーチューバーだろうと今のところは思っている、

ここで、メディアと新興宗教の関係について取り上げた、以下の記事に注目していただきたい。
米大統領選をめぐるフェイクニュースと「新宗教系メディア」の関係

同記事は、ハーバー・ビジネスというメディアが発行しており、同メディアの思想的傾向は、ホームページの最後に一覧表示されている「連載記事」を眺めれば、大凡が掴めると思う。個人的に特に目を引いたのが月刊日本で、同誌の記事を数多く掲載していることを知った。月刊日本のスポンサーである宗教団体ワールドメイト(深見東州)と、もしかしたら何等かの繋がりがあるメディアかもしれないが、今のところ未確認である。それはともかく、上掲記事で注目すべき記述が幾つかあり、特に注目したのが以下の記述だ。

 ワシントン・タイムズ、世界日報、大紀元。いずれも問題のある宗教団体と関わりが深かったり実質的に一体だったりするメディアで、極端な反中国共産党の立場から、トランプ氏支持あるいはバイデン氏批判の情報を発信している。

 反共団体だの宗教系メディアだのと言われると、左派やリベラルの人々のみならず、新宗教に抵抗を感じる人が多い日本人であれば自動的に信憑性を疑いたくなるだろうし、それらのメディアを引用する人々を軽蔑したくなるだろう。しかし、個別の事実を確かめるのではなくメディアやその母体を理由に否定するのは、諸刃の剣になりかねない。


精力的にバイデン批判の動画を数多くアップしている大紀元の場合、法輪功がバックに控えていることが分かっていたので、当初は大紀元の主張を素直に受け容れることが出来ないでいる自分がいたが、大統領選も佳境に入りつつある現在では、全面的にとまでは言わないものの、大方の報道内容は正しいと思うようになった。

そして、上掲の記事が主張しているように、「メディアやその母体を理由に否定するのは、諸刃の剣になりかねない」というのも確かであり、こうしたことを念頭に、今後も大紀元などの動画に接していきたいと思っている。

最後に、宗教に関連して紹介しておきたい本がある。

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同書の著者である浅井壮一郎氏については五年半前、拙稿「戦闘意欲なき国民は滅亡し、敢闘精神なき国民は堕落する」で簡単に紹介している。五年半前の記事とは云え、当時の自分は安倍前総理の肚が全く分かっておらず、一方で新井信介氏のような人物を高評価していたのが分かる。こうした過去の自分を振り返り、己れの不明に赤面したことを告白しておく。

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分水嶺
拙稿「夜明け前」で小生は、バイデンあるいはトランプのどちらが勝利するかによって、我々はジョージ・オーウェルの著した、『1984』的世界の奴隷に墜ちるのか、それとも、民族派ジャーナリストの山浦嘉久さんが云う大維新の幕開けを迎えるのか、単なるアメリカという一国の選挙といった枠を越えて、人類の運命が決まるという分かれ道に我々は立たされている、といった旨のことを書いた。

なを、山浦嘉久さんが度々言及していた大維新については、掲示板「放知技」で幾度か言及しているが、ここで改めて大維新についての分かりやすい解説を再引用しておこう。

「ガラガラポンが訪れます。たいへんなカタストロフです。そして明治維新を小維新、終戦を中維新と言うなら、大維新と呼ぶべき事態が起こるのです」

山浦嘉久氏が生前、そう繰り返し語られていた姿が蘇った。

「そのカタストロフによって、必ず現在の経済と政治のシステムが瓦解します」

その言葉に驚くHARIに

「今の通貨が無効になってしまう様なたいへんな事になりますが、そうなると借金は
全てチャラ、借家も住民の物になっちゃいますよ」

と言って、人懐こいチャーミングな笑顔を見せてくれた山浦氏。

http://grnba.bbs.fc2.com/reply/17003576/790/


上掲の再引用文は、世界戦略情報誌『みち』で道友のJinmoさんが執筆した、山浦さんについての記事からだったと記憶している。

それにしても、今回の異常な大統領選も大統領選だが、一方、誰が味方で誰が敵なのか、今回の米大統領選で誰の目にも明白になったことも確かである。そのシンボリック(象徴的)な出来事こそ、11月14日の首都ワシントンで展開された、トランプ支持者による大規模なデモだったと思う。


Watch LIVE: March For Trump in Washington, D.C. All Day LIVE Coverage

ともあれ、米大統領選を巡って情報が錯綜しており、バイデンあるいはトランプのいずれが、最終的に米大統領になるのかどうかについては、現時点では何等確実なことは云えないが、それでも今から明白に予測できることは、どのような形で次期大統領が正式に決定するにせよ、その直後に全米各地で大暴動が起こるであろうということで、特にトランプが次期大統領に決まった場合、アメリカ各地で暴動が発生、アメリカは完全に二分裂化されるということだ。そして、その分裂は永遠に消えることのない傷跡として、アメリカに残ることだろう。まさに、今のアメリカは嵐の前の静けさと形容するに相応しく、新南北戦争勃発の前夜と云えよう。

こうしたアメリカ国内の情勢について、マクロの視点で語っていたのが大紀元の以下の動画であった。


【薇羽 看世間】 人類が選ぶ未来は天国か地獄か 今、一人一人の目の前に現れている分かれ道

動画が伝えようとしていることは、冒頭に書いた小生の意見同様、今回の米大統領選は単にアメリカの選挙という枠を超え、人類全体の未来が決まるというものであった。そして、米大統領の上に君臨するキリスト教の神、この神=正義が必ず最終的に勝つ、とする大紀元の断言が強く印象に残った。

ただ、八百万の神々を信じる身として、一神教のキリスト教の神を持ち出されても、しっくりしないのであり、同様の意見を猿都瑠さんも放知技で述べていた。
http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16711142/158/

さて、仮にトランプではなくバイデンが勝利した場合、せっかく安倍前総理が勝ち取った日本の半独立も、元の木阿弥、水泡に帰す恐れが高く、現に菅内閣の動きを見ても、以前のような従属国家に戻るだろうと予想させるに十分である。

それにしても、安倍前総理が半独立国家を勝ち取り、7年8ヶ月という長期政権を継続できたというのに、とうとう国民を目覚めさせること、安倍前総理にして叶えることは出来なかった。そのあたりについては、林千勝氏も動画で小生と似たような意見を述べていた。


特番『日本の長期低迷は戦後GHQ占領政策の完成なのか?』ゲスト:近現代史家 林千勝氏:林千勝氏対談 後半

結局、日本人を変えるには、飯山一郎さんが仰せの〝外圧〟しかなく、外圧無しには決して変わることのない日本人の民族的気質、残念ながら今後も変わることはないだろうと思う。そうであれば、どのような外圧が、どのような形で日本列島を襲うのかという、我が国の未来を予測するには、取り敢えず米大統領選の最終的な結果を見た上で、各自が予測するより他はない。

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ここで、安倍前総理と林氏の関係だが、同氏は安倍元総理と面会し、二冊の自著を謹呈したとのことだ。そして、後に両書とも安倍氏が高く評価していたと、林氏は自慢げに語っていた。飯山史観を編集中の身として、特に注目したのは『近衛文麿 野望と挫折』(ワック)である。何故なら、アマゾンの商品説明欄に以下のように書いてあったからだ。

昭和天皇、陸軍、尾崎秀実、東条英機らを操り、敗戦革命を計画。戦後、一転してマッカーサーに取り入り、天皇退位を画策。復権を試みた近衛だが、彼のシナリオは思わぬところで破綻した。


〝復権〟とは藤原氏の復権、すなわち、藤原氏の末裔である近衛の隠された狙いは、千年続く藤原氏の再臨にあったと、林氏は同書の中で述べていることが分かる。ここに至って、拙稿「二・二六事件と現代」で、近衛上奏文について言及したのを思い出した。

それはともかく、第一次情報に接した上で出したという林氏の結論、一読してみたくなりアマゾンを通じて同書を注文した。一読後、場合によっては拙稿「二・二六事件と現代」で紹介した、『告発 コミンテルンの戦争責任 近衛上奏文と皇道派』と比較検討し、新たな視界が開けた場合は、新ブログ記事としてアップする予定である。

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ところで、昨日は三島事件から五十年ということで、ネットでは様々な記事や動画がアップされていた。その中で、小生が最も注目したのが以下の動画だった。


【頑固亭異聞】三島没後50年と米大統領選の混乱[R2/11/24]

小生は、何故に上掲の動画を興味深く思ったのか。それは、50年前に三島由紀夫が思っていた「日本」を、現在大混乱に陥っている「アメリカ」という視点から語り合っていたところにある。どのような比較になっているのかについては、各自上掲の動画で確認していただくとして、本稿では三島由紀夫と山浦嘉久さんとの交流について述べておきたい。何故なら、50年前の三島事件以降、長年にわたって三島が切腹したのは、自分の責任だと山浦さんは自責の念にかられていたからだ。以下は世界戦略情報誌『みち』に掲載された、安西ファイル・シリーズからの一部抜粋である。

●三島由紀夫は怨霊に憑依されていた
山浦先生も、憂国の情を抱き民族派右翼の思想に共鳴していた三島を高く評価し、憧憬していた。三島に直接接する機会が多く、三島も山浦先生を有能な若手として評価していたようだ。

三島が1970年に憲法改正のため自衛隊の決起(クーデター)を呼びかけたあの事件の直前のことと思われるが、あるとき山浦先生が三島と口論した際に、山浦先生が「そうなったら、腹を切るしかないじゃないですか!」と三島に詰め寄ったというエピソードを仄聞した。結局、三島は自衛隊突入を決行し、壮絶な割腹自殺を遂げた。山浦先生は自分の一言が三島に腹を切らせたのではないかと自責の念に駆られ続けていたという。しかし、三島が自決した最大の要因は、怨霊に憑依されていたことではないかと思う。

『みち』(令和2年11月15日号)p.7


「三島が自決した最大の要因は、怨霊に憑依されていたこと」という、安西さんの記述に注目していただきたい。上掲以降の安西さんの記述には、鳥肌が立つような三島と怨霊について書かれているわけだが、これ以上の公開は著作権侵害となるので、関心のある読者は『みち』で直接確認していただきたい。

ここまで来ると、改めて三島由紀夫の思想全体、殊に三島の天皇観を見直す必要があると痛切したのだし、近衛文麿、昭和天皇、三島由紀夫、さらには二二六事件の皇統派、殊に真崎甚三郎といった人物との思想的な共通性が有るのかどうか、一度確認する必要がありそうだ。その共通性とは、日本列島、その列島で誕生した日本精神霊性)だろうと、直感的に思ったのだが、果たして小生の直感が正しいのかどうか、確信に至るまでには暫く時間がかかりそうだ。

【追加情報】
はぐらめいさんが、三島に関する以下のブログ記事をアップしておられた。一読の価値あり!
三島由紀夫の死から50年

武士の時代 07
前稿「武士の時代 06」を執筆したのが、一ヶ月ほど前の10月29日、その時は次稿で鎌倉時代について筆を進めると約束している。しかし、数日後に行われた米大統領選、当選者が未だに決まらないという異常事態をアメリカは迎えたのだった。「時代が大きく動いている」と直感的に思った小生は、時を移さずして情報収集や分析に着手、やがて、今のアメリカで起きていることは、グローバリズムvs.ナショナリズムという、大きな時代のうねりであると確信するに至った。

飯山史観の最終章で、日本の未来について執筆を予定しているが、現在進行形の大変革が、日本の行く末を大きく左右するのは確実であり、この一ヶ月にわたって飯山史観の執筆を中断したのも、決して無駄にはならないだろうと今のところは思っている。

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兼六園の唐崎松剪定

それにしても、80本近くの飯山史観カテゴリ記事を自分に書かせてきたもの、それは何かと考えているうち、ふと思い及んだことがある。それは、飯山史観の執筆は、毎年晩秋に行っている剪定作業に似ているな、ということであった。

つまり、仮にここに一本の大木があるとする。庭師は大木の〝個性〟を見極め、その大木に相応しい剪定作業を進めていくわけだが、ここで飯山史観を一本の大木と喩えるなら、その大木の個性を最大限に引き出す剪定は、今の小生が行っている飯山史観の編集に似ていると、直感的に思ったのだ。その直感がやがて確信に変わったわけである。

よって、この飯山史観という大木の個性を最大限に引き出すべく、思い切り切って余計な枝葉を切り落とし、時には一部の大枝も敢えて切り落としつつ、飯山史観の骨格、凄さが一目で分かるようにした、編剪定作業を最後まで進めていきたいと思った。

それから、周囲を見渡すと時々、隣接する栗原茂史観という大木、天童竺丸史観という大木、落合莞爾史観という大木、栗本慎一郎史観という大木が目に飛び込んでくる。風雪に耐えてきたそれらの大木の個性を、傍目で見ながら十分に参考にしつつも、あくまでも飯山一郎史観という大木の個性を最終に引き出すこと、このことに集中していきたい。

さて、本来の飯山史観に話を戻す。鎌倉時代について多角的に筆を進めるつもりでいたが、平安時代という貴族の時代から武士の時代に移行した時代、それが鎌倉時代だったと本稿で表記しておくに留め、次稿から直ちに南北朝時代について筆を進めたいと思う。それは、南北朝時代を深く追究してきた飯山史観という大木だけではなく、同じく南北朝時代を追究した落合史観という大木が隣に聳え立っているからだ。この大木同士が、果たしてどのように共鳴するのか、次稿で南北朝時代に筆を進めるにあたっての一つの楽しみだ。

それにしても、本稿のみを以て鎌倉時代を通過してしまうのも、何とも勿体ない気がする。思いつくだけでも、鎌倉時代についてのテーマが幾つか思い浮かぶのだし、テーマ毎に記事の一本、場合によっては数本の記事にしたいものもあるのだが、そうすると飯山史観の編集が、いつまで経っても終わらないというジレンマに陥ってしまう。よって、今のところ諦めるしかないのだが、どうしても書きたいと思っら、迷わず記事にするつもりだ。

●事件
元寇 承久の乱

●人物
源頼朝 源義経 北条政子 運慶 快慶 

●文学
『新古今和歌集』 『平家物語』 『方丈記』 『徒然草』 『愚管抄』 『宇治拾遺物語』 『小倉百人一首』

●仏教
浄土宗 浄土真宗 時宗 日蓮宗 臨済宗 曹洞宗

●芸能
猿楽 田楽能


午後のコーヒーを飲みながら、思いつくままに羅列してみた。本来入れるべき項目も他にあるかもしれない。また、テーマによっては既にブログ記事になっているものもある。たとえば、「運慶」、「百人一首の暗号」といった具合だ。

教科書的に鎌倉時代のお復習いをするのであれば、以下のウエブページ等をサーッと見ておくだけで十分かと思う。ここは一つ、肩の力を抜いて鎌倉時代を鳥瞰してみよう。
鎌倉時代

長寿の秘訣
小生が、ここ一~二年ほど極力見るようにしている動画がある。それは、「大愚和尚の一問一答」という動画シリーズだ。大愚和尚は佛心宗大叢山福厳寺住職であると同時に、事業家、作家・講演家、セラピスト、空手家と、五つの顔を持つマルチ和尚なのだが、最近見た和尚の動画で、ハッとさせられたのが以下の動画・・・。


一生ものの「足腰」を鍛える3つの対策

上掲の動画の内容を掻い摘まんで書くとすれば、大愚和尚の母親は還暦を迎える少し前あたりから、すっかり体力が落ち、躓いて手足を擦り剥いたりするなど、己れの体力の衰えを痛切、すっかり生きる気力を無くしていた。そうした母親を見て心配した和尚は、自身が経営するスポーツジムへの入会を勧めたのである。普通、スポーツジムというのはバーベルを持ち上げるといった、「身体を鍛える」場を想像するかもしれないが、和尚のスポーツジムは一般のそれとは違っていた。

住職という職業柄、普段は高齢のお年寄り、あるいはお年寄りの家族と接して話に耳を傾けたり、仏様になった故人の生前の日常について、遺族の話に耳を傾けたりして大愚和尚が知ったことは、お年寄りが最も心を砕いていること、それは自身の健康だという。つまり、間もなく旅立つという時になっても、自分の足でトイレに行き、用を足せる程度の健康を保った状態で、あの世に逝きたいというのが、多くのお年寄りが願っていることだという。

その大愚和尚が、お年寄りに勧めている心がけに三点があり、それは以下の通り。

身体を柔らかくすること。

具体的に言えば、人間の身体で動くように出来ている部位(関節・筋肉等)は、いつまでも動かせる状態にしておくよう心がけるということだ。そのためにも、畑仕事をしたり、家の掃除をしたりするなどして、普段から身体を動かすように心がけることが大切だという。小生は徒歩、それも速歩が健康維持に良いと思っていたが、これは少し見直す必要がありそうだ。

身体に強い刺激を与えること。

たとえば、二世帯住宅では一階にお年寄り、二階に若夫婦が住むというのがお決まりのパターンになっているが、それを一階に若夫婦、二階にお年寄りが住むようにするべきだと大愚和尚は主張。つまり、お年寄りを敢えて二階に住まわせることで、階段の上り下りをさせるわけである。また、電車に乗った時は極力座らないように心がける。多少の悪路でも敢えて歩く。スーパーに行ったら、店から一番遠いところに車を停め、店まで歩くようにするといった心がけが大切だとのこと。つまり、周囲から年寄り扱い、大事に扱われるのを極力避けることが大切だと、和尚は説いているわけだ。周囲に甘えてばかりいては、年齢と共に老化が早まると、和尚は警鐘を鳴らす。

クヨクヨしないこと。

要は、明るく日々を過ごすことが大切だと、大愚和尚は言っているわけであり、小生もその通りだと思うね。

個人的に、和尚の話に加えて、以下の実践もお勧めしたい。

・粗食小食(一日一食)に徹すること。かつ、乳酸菌の摂取に心がけること。
・普段動かしている身体の部位だけではなく、普段は動かすことのない身体の部位も動かすこと。それには、ヨガなどが最適だ。ちなみに小生の場合、ヨガを30年以上続けている。


今回は和尚の動画から一本だけ紹介したが、その他にも多数の動画を、和尚は今までに公開しておられる。以下をクリックし、関心のある動画があれば、一度鑑賞してみることをお勧めしたい。
大愚和尚の一問一答

酒と音楽
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11月14日、NHKの「Switchインタビュー」が昨年の4月に放送したという、「パーヴォ・ヤルヴィ×かの香織」の再放送を録画しておいたので、一段落した昨日の午後、初めて同番組を見たのだが、実に素晴らしいお二人の対談であった。NHK交響楽団の首席指揮者を務めるパーヴォ・ヤルヴィ氏、現在は宮城県栗原市で日本酒造りに従事、かつ、元ミュージシャンでもあったかの香織女史の組み合わせというだけあって、話題が酒と音楽へと流れていったのは自然の成り行きだったし、お二人の言葉の端端に人生の重みと哲学的な深みを感じたものである。あたかも、銘酒を呑みつつ、クラシックに耳を傾けているような心地になった。

以下、個人的に印象に残った、お二人の珠玉の言葉が発せられた、幾つかのカットシーンと共に、小生の【コメント】を付記しておこう。

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【コメント】ヤルヴィ氏が子ども時代を過ごしたという、同氏の母国エストニアはソ連の一部だったこともあり、自由というものが一切無かったのは容易に想像がつく。小生も1972年、当時はソ連邦だったモスクワに立ち寄ったことがあるが、モスクワ空港で感じた重苦しい空気を今でも思い出す。

その後、ヤルヴィ氏は父親とアメリカに移住したが、やがてソ連邦が崩壊、エストニアは独立した。しばらくして、ヤルヴィ氏は母国に里帰りしているが、自分の子ども時代とは異なり、エストニアに自由が戻っていたのを肌で感じたという。しかし、同時にエストニア人としての自己(アイデンティ)を、同胞が失いつつあるという危惧も感じたのだという。このあたり、GHQが敗戦後の日本で強制した政策により、日本人としてのアイデンティティが失われていったのと軌を一にしていると思った。

しかし、その一方で現在のアメリカで起きている、グローバリズムvs.ナショナリズムが勃発しているのも確かで、大きな変革のうねりを、我々はネットを介して目撃している。だからこそ、己れが生まれ育った国の伝統や文化を大切したいという、ヤルヴィ氏の言葉が小生の心を捉えて離さないのかもしれない。


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【コメント】かの女史からヤルヴィ氏に対して、「会ってみたい作曲家は誰ですか?」という質問が飛びだした時、小生は一瞬、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンかなと思ったのだが、意外にもヤルヴィ氏は、「彼らは私にとって神のような存在です。天上の曲を人類に残してくれた、偉大な人たちです。だから、会うなどというのは恐れ多いこと」と語るのであった。

ただ、もし過去の作曲家に会えるとすれば、自分はマーラーには会ってみたいと言う。その心は、マーラーは偉大な作曲家であると同時に、当時は最も人気のあった一流の指揮者だったからだとヤルヴィ氏は語るのであった。多分、同氏はマーラーが自身のリハーサルを、どのように行っていたのかを自分の目で確かめたいと思ったのだろう。さらに、「マーラーがスコアに書かれた記号を、どのように解釈していたのか、どういう演奏を理想としていたのか、聞いてみたい」と、静かに語るヤルヴィ氏であった。


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【コメント】作曲家という仕事は、「終わりのない旅路」とヤルヴィ氏は喩えた。これは、「日暮れて道遠し」という言葉を思い出すのだし、同氏の発言から道の思想を耳にして、東洋人、殊に日本人の心の内にある道をヤルヴィ氏が共有していたこと、小生にとって新鮮な驚きであった。

しかし、よくよく考えてみるに、ヤルヴィ氏の母語はエストニア語であり、フィンランド語と同じウラル語族のバルト・フィン諸語に属していることから、我々日本人の同胞、ツランであることに思い至ったのである。だからこそ、同氏は日本の道という思想が分かり、そんな同氏に小生は番組を通じて親近感を抱いたのかもしれない。


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【コメント】米麹で、TBSが放送していた「あんどーなつ」という、テレビドラマの「第五話」を思い出した。そうしたこともあって、米麹が懸命に生きる音に、耳を傾けるヤルヴィ氏の姿に心を奪われたのだろう。なを、「あんどーなつ」の第五話については、拙稿「他山の石(3)」で触れた。


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【コメント】英語のスピリット(spirit)は、アルコールと精神の二つの意味があるが、全く同じことをヤルヴィ氏も画面で語っていた。同氏の言うとおり、酒と人間の精神は切っても切れぬ結び付きがある。


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【コメント】飯山一郎さんの山梨県での講演会を復刻してくれた道友は、廃校保存プロジェクトを一時立ち上げていたことがある。そして、自身が卒業し、今や廃校となった新潟の母校を含め。幾つかの貴重な校歌をYoutubeで公開している。そこで、小生が卒業した加治小学校の校歌をネットで検索してみたが、残念ながらヒットしなかった。以下、加治小学校のHPに掲載されていた我が母校の校歌だ。

加治小学校校歌

秩父の山の 雪きえて ふく風きよく 麦青く
ゆたかにみのる 加治の丘 空にひばりが うたってる
明るくつよく すこやかに 仲よしみんな のびてゆこう

入間の川の さざなみに わた雲うつり 鮎はねて 
みどり葉ゆれる 阿須の山 谷に山ゆり におってる 
やさしくきよく ほがらかに 揃ってみんな のびてゆこう

われらが母校 加治小の そびゆるところ 天すみて 
はるかに開く 武蔵野や 夢も希望も かがやくよ 
くふうとじしん またくふう 力のかぎり のびてゆこう
蔵原伸二郎作詞 岡本敏明作曲


かの女史の言葉ではないが、確かに校歌というものは、その人にとって人生の一部、お年寄りや若者の心を一つにする音楽だと云えよう。

母校の子どもたちが歌った校歌を、ビデオに撮っていたのを思い出し、探してみたところ、1999年に息子が加治小学校に入学式した時のビデオが出てきた。そして、子どもたちが歌う清らかな声の校歌に耳を傾けたのだが、小学生だった当時の自分が蘇ってきたのと同時に、未来への希望に満ち溢れた、我が母校の校歌を誇らしく思った次第である。


他にも印象に残ったシーンが多い。コメントは付けないが、以下はそうしたカットシーンである。

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国際金融資本の今
村上尚己氏というエコノミストがいる。村上氏と言えば、かつて飯山一郎さんが同氏を高く評価していたのを思い出す。

村上尚己氏の凄みは,相場師でありながら,世界を鳥瞰図的に見て,世界の政治経済の未来地図を明快なシナリオで提示すること.

そうしたうえで,相場の行方もズバリ予想する.分かりやすいこと,この上ない.

http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16034724/689/


その村上氏を招いて、最近は拙ブログで取り上げることが多くなった江崎道朗氏が、「国際金融資本とは?」と題する興味深い対談形式の動画をアップした。


特別番組「国際金融資本とは?」村上尚己 江崎道朗 【チャンネルくらら】

村上氏と言えば同氏の著作『日本人はなぜ貧乏になったか?』を思い出すのだが、やはり小生も貧乏が引き金となった、少子化問題について取り上げた記事、「歯止めがかからぬ少子化」を書いている。その時に安藤裕氏と島倉大輔氏の動画を小生は紹介しているが、どちらかといえばミクロの視座に立った動画だったと云えよう。一方、村上氏の『日本人はなぜ貧乏になったか?』は、マクロの視座で書かれた本である。この本は、mespesadoさんの新理論である「おしん根性」について、さらに深く考察する上で参考になるばかりではなく、日本経済を総合的に診断した処方箋の体を成している本だ。アマゾンでも同書の内容の一部を公開しているので、「ここ」をクリックしていただきたい。

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その村上氏、ロスチャイルド系のゴールドマンサックスで、エコノミストとして働いていた一時期があり、そのため、最初は同氏に対して身構えていた自分がいたが、上掲の飯山さんの言葉にもある通り、「世界を鳥瞰図的に見て,世界の政治経済の未来地図を明快なシナリオ」を示すことのできるエコノミストと分かり、以降の小生は肯定的に同氏の発言や書籍に接している。

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ゴールドマンサックスだが、たとえば『ゴールドマン・サックスが解れば世界経済を操る大謀略が見えてくる』(鈴木啓功 成甲書房)といった具合に、陰謀論絡みで取り上げられることが多い金融会社である。しかし、上掲の動画をご覧になればお分かりのように、村上氏も江崎氏も、ゴールドマンサックスを陰謀論に結びつける説を、与太話として一笑に付しているのが分かるだろう。一方、小生は拙稿「世界権力と大統領選 02」で以下のように書いており、ロスチャイルドについてはお二人とは異なる見方をしている。

トランプが大統領に当選した直後から、ロスチャイルドとトランプの関係を正確に把握していたのは、世界戦略情報誌『みち』に「安西ファイル」を連載していた安西正鷹さんである。そのあたりを物語る安西ファイルの一部を、小生は拙稿「クシュナーの正体」でも紹介している。


それから、拙稿「米中衝突の背景」で小生は以下の動画を紹介したが、林千勝氏のロスチャイルド観について、やはり小生は以下のように書いた。

上掲の林千勝氏と水島総氏による特別対談の動画、「やはり世界はそうなっているのか」で、林氏は小生の言う平和派の国際金融資本を「ロスチャイルド」、戦争派の国際金融資本を「ロックフェラー」と言い表している。つまり、林氏はトランプと習近平の対立を、ロスチャイルドをバックに持つトランプと、ロックフェラーをバックに持つ習近平の対立と見ているのだが、大枠において小生も林氏の意見に同意である。



やはり世界はそうなっているのか

ただ、林氏もそうだが、村上氏も江崎氏も、ロスチャイルドやロックフェラーの源流を遡れば、最終的にカルタゴ行き着くことに気づいていないことが分かるのであり、改めて世界戦略情報誌『みち』の天童竺丸編集長が著した、『悪の遺産ヴェネツィア』の凄さを再認識したものである。

さて、冒頭の江崎氏と村上氏の対談動画の中身だが、表題の「国際金融資本とは?」の通りに、国際金融について掘り下げた内容になっている。そして、江崎氏が今の世界の最大の国際金融資本投資家は、日本のGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)と述べていたが、小生も同意見だ。

目から鱗だった江崎氏の発言は、トランプ政権が対中国制裁を執ることができた背景に、第二次安倍内閣がGPIFを通じて、国内はもとより海外の株式を大量に購入したのが大きく物を言ったという発言であった。つまり、日本が同盟国であるアメリカの株式を大量に購入するようになったことで、今まではアメリカが中国制裁といった動きを見せると、中国に米国債を売却すると脅され、今までのアメリカは対中国制裁の実施に及び腰だったのだが、日本のGRIFの新しい動きによって、トランプ政権は〝安心して〟中国への制裁を実施できるようになったというわけだ。

この江崎氏の発言を耳にして、改めて安倍前総理の凄さを垣間見る思いをしたものだし、まさに、日本のGPIFは、今や世界に最も大きな影響力を及ぼす〝国際金融資本〟ということが良く分かったものである。

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ところで、上掲の動画に映る江崎氏の手許に寝かせて置いてある本、これは江崎氏が著した『知りたくないではすまされない』(KADOKAWA)で、ちょうど二年ほど前に刊行された本だ。

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同書に対してアマゾンのカスタマーレビューには百名以上のコメントが寄せられており、なかには興味深いコメントも多い。たとえば、数々のコメントの冒頭にwaka氏の「マスコミが報じない「もう一つのアメリカ」が紹介されており、江崎氏のアメリカ観の変遷をコンパクトにまとめていた。だから、江崎氏も小生と同じような過程を経て、己れのアメリカ観を構築してきたのだなと良く分かったものである。たとえば、waka氏のコメントにもあった江崎氏のアメリカ観・・・

江崎氏は、他の人達にも聞いてみて、第二次世界大戦後のアメリカ政治は、民主党を支持する「ニューディール連合」vs共和党保守系の「草の根保守主義連合」との対決構図であることなどを知る。そうしたことから、江崎氏は、日本で語られてきたアメリカの戦後史は「アメリカのリベラルの戦後史」にすぎず、もう一つの戦後史「保守主義者たちの戦後史」があったことを実感する。


実は小生も、掲示板「放知技」に以下のようなことを書いている。

アメリカという国は文字通り草の根の国ということで、そのあたりを把握しておかないと、米国の大手マスコミには出てこない米国民の心を把握できますまい。小生は二十代に入って間もなく、二ヶ月近くをかけてアメリカとカナダを一周しており、アメリカといっても多種多様である、といった強烈な印象を受けたものです。その後帰国して、多角的にアメリカという国、そして国民を自分なりに調べていった結果、上掲のギルバード氏が語るような「アメリカ観」に至りました。
http://grnba.bbs.fc2.com/reply/17178824/945/


江崎氏、村上氏、林氏らが、いつ頃〝悪の遺産ヴェネツィア〟について気づくのか、そして、どのような反応を示すのか、今から楽しみである。なを、『悪の遺産ヴェネツィア』はネットや書店では入手不可なので、文明地政学協会に問い合わせのこと。

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歯止めがかからぬ少子化
日本の少子化問題が深刻さを増している。もし、このまま少子化に歯止めがかからないとすれば、遠い将来に日本民族が消滅する恐れが無きにしも非ずだ。

何故に少子化問題が日本で起きたのか? それは、戦前の貧乏子沢山から戦後の高度成長期を通じて、日本が先進国の仲間入りを果たしたことが大きい。そして、日本に限らず、フランスといった一部の国を除き、他の先進国でも少子化に歯止めがかかっていないのは周知の事実である。

少子化の要因として、高度成長期を終えて安定期を迎えた頃の日本は、医療の発達で乳児の死亡率が激減、教育費の高騰といった要因が相まって、子どもの数が減少していったことが考えられるのだが、バブルが弾けた後の日本では、もう一つの新たな少子化の要因が加わった。

それは、新自由主義の台頭による派遣社員の激増である。低賃金で雇用が不安定な派遣社員の人たちは、明るい将来を見通せなくなり、並行して賃金の伸びは、先進国の中でも日本は最低の状態が続いている。そのあたりの詳細な背景については、安藤裕国会議員が詳細に解説しているので参照されたい。


【政治】なぜ若者は結婚しないのか? - 少子化社会対策白書から見える現実 -

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右側のグラフに注目すれば、三十代の所得のピークが、20年前の1997年は500万円台だったのに対し、2017年のそれは300万円台と、200万円も所得が目減りしているのが分かる。普通なら、暴動が起きても不思議ではない事態なのだが、何故か日本では暴動が起きたという話は聞かない。これは、mespesadoさんが掲示板「放知技」で喝破した、「おしん根性」が正しいことの何よりの証と言えないだろうか。

DSはグローバリズムと緊縮財政のコンボだと言ったけど、後者の今の総

本山はやはり日本、それも日本の「一般大衆」じゃないのか、という思いは

強まる一方だ。

http://grnba.bbs.fc2.com/reply/17267547/117/


では、どのような少子化対策を、政府は打とうとしているのかと云えば、待機児童問題の解消を打ち出している程度である。その一方で、下掲の動画で経営コンサルタントの島倉大輔氏が語っているように、年収合わせて960万円以上の共稼ぎ夫婦に対しては、補助金カットを検討中とのこと・・・。夫婦合わせて一千万円近い年収があれば、補助金をカットされても問題はないのではと、普通は思うかもしれないが、たとえば生活費の高い都市で生活する若夫婦なら、補助金をカットされると生活が苦しくなると島倉氏は語る。


子育て罰の厳罰化!子育て世帯に冷たい日本!

結論として、政府に頼らずに生活していける何等かのスキルを身につけるなり、投資していくといった方法しか無いのが現状だと思う。では、どのようなスキルを身につけるといいのか、どのような投資をしていけばいいのか、このあたりは慎重に検討を重ね、自己責任で実行に移していく他はない。そのあたりの手がかりとして、やはり島倉氏の以下の動画を参照するとよいだろう。


今後、正社員は幻、過去の遺物になっていく!

【グリコのおまけ】

天下の暴論 この悲劇・・「派遣社員」という制度そのものを廃止せよ! by榊淳司

[コメント]不動産屋のおっさんが、派遣社員という制度に対して激しく怒りをぶちまけている。確かに、非人間的な制度であるのは間違いない。



髙橋洋一チャンネル 中小企業の淘汰再編?!?アトキンソンの発言に普通に反論

[コメント]竹中平蔵とアトキンソンは、同じ穴の狢であることが良く分かる動画だ。



【政治】少子化の本当の原因とは!?‐ 少子化社会対策白書について ‐

[コメント]冒頭で紹介した安西氏の動画の前編である。安藤氏の動画を見て思うところがあったら、この前編も見るといいだろう。


【放知技への投稿】
今朝、構造改革の現状について放知技に投稿した。以下に一部を再掲しておく。

この自己責任、個人の責任と云うよりは構造改革を推し進めた、国の責任に依るところ大です。そして、今後の見通しですが、竹中平蔵氏が政府に居座り続けている現状から想定できることは、今後は構造改革に一層拍車がかかるということです。では、「個人」としての一人一人は、これからどのように生きていくべきか、そのあたりを個人個人が、真剣に考え抜いて実践していくべきではないのか、というのが>>140で小生が言いたかったことです。
http://grnba.bbs.fc2.com/reply/17267547/144/


情報と智慧
表題の「情報と智慧」、「インフォメーションとインテリジェンス」とも言い換えることもでき、不動産のおっさんこと、榊淳司氏も以下のような動画をアップしている。


インフォメーションとインテリジェンスの違いが分からない奴が多すぎる by 榊淳司

そういえば掲示板「放知技」も、情報派と智慧派の投稿に分かれているのに思い至った。同掲示板には数多くのスレッドが立ち上がっているが、特に智慧派の投稿者が集うスレッドは、やはり堺のおっさんが管理する「混沌に希望を見出す賢者の発信スレー41-」だろう。

小生は堺のおっさんを代表とする智慧派の投稿は、眼光紙背に徹して読んでいる。一方、「蛆虫」は当然ながら最初から無視、情報派の投稿も殆どはスルーしている。

なを、表題を「情報と知恵」としなかったのは、知恵と智慧との間には大きな隔たりがあるからだ。大辞林(電子版)の場合、「ちえ」を「知恵・智慧・智恵」と一括りにしているが、知恵と智慧とは明らかに違う。第一、ウィキペディアも定義しているように智慧とは、「一切の現象や、現象の背後にある道理を見きわめる心作用を意味する仏教用語」だ。そして、さらに智慧には広範な意味が籠められている。たとえば、インテリジェンスだ。その点、小生が私淑する斎藤秀三郎の『大和英辞典』の場合、「智慧」の項で数多くの例文を取り上げており、的確な和文に訳しておられる。たとえば「智慧が有る」の場合、以下のような英訳になっていた。

to be wise―witty―sensible―intelligent―prudent―sagacious


intelligentを含めているあたり、流石と思った次第である。

さて、最近の本スレ「混沌に希望を見出す賢者の発信スレー41-」で、小生が注目したのはmespesadoさんの「おしん」論である。

DSはグローバリズムと緊縮財政のコンボだと言ったけど、後者の今の総

本山はやはり日本、それも日本の「一般大衆」じゃないのか、という思いは

強まる一方だ。

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本スレでは徹底的に叩かれている緊縮財政だが、その元凶は日本の大衆と喝破したmespesadoさんに、思わず唸った次第である。そして、mespesadoさんの発言に対する猿都瑠さんの発言、おしんの本質をズバリ捉えており、これも見事だった。

日本人の性質上、外圧しかないかなと。
http://grnba.bbs.fc2.com/reply/17267547/120/


外圧・・・、現在編集を進めている「飯山史観」のキーワードの一つだ。過去の歴史を振り返っても、日本が大きく変わた切っ掛けは外圧だったし、そこに注目した飯山一郎さんの慧眼を知った時、心から敬服したものだ。なを、飯山さんの云う外圧については、拙稿「天武天皇 19」で詳述しているので、この機会に再読していただければと思う。

さて、現在の世界情勢に目を転じるに、世界の人々の関心事は大混乱を来している米大統領選だろう。それは、単にアメリカだけではなく、世界の今後を左右する大きなターニングポイントだからだ。斯く言う小生も、ネットの記事や動画を中心に情報収集・分析に余念がない。

そんな折、大紀元ニュースが以下の動画をアップした。


【薇羽 看世間】 トランプ大統領が直面する大きな敵

要は、トランプの〝大きな敵〟、最大の難敵はロスチャイルドであると大紀元は主張、そしてトランプは「神」であり、最後には最大の敵に勝利すると言い切っているあたり、八百万の神々が心に宿る自分には、大次元が言及する唯一絶対神に、今ひとつしっくりいかなかったというのが正直なところだ。ともあれ、トランプの最大の敵はロスチャイルドだと主張する大次元だが、過日の拙稿「夜明け前」で安西正鷹さんの論文、「収奪と搾取の根本原理は「寄生性」を紹介、また、天童竺丸さんの「世界権力」を紹介した身として、トランプを背後で支えているのがロスチャイルドとする小生の考え方とは真逆であり、それだけに、「何だかなぁ・・・」というのが偽ざる感想であった。このあたりは、稿を改めて筆を執りたいと思う。

【安倍晋三評】

特番『安倍晋三が取り戻した日本、、そしてメディアの役割とは?』ゲスト:産経新聞論説委員 阿比留瑠比氏

【米大統領選】
阿比留瑠比氏が政治部編集委員を務める産経新聞が、「投票結果出揃う バイデン氏306 トランプ氏232」と題する記事を掲載した。

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産経新聞は、CNNといったアメリカの主要メディアが「当確判定を出した」と書いているが、大紀元ニュースの11月11日の動画に登場したマッコーネル氏が、「メディアに米大統領選結果を決定する権利はない」と、メディアを一刀両断に斬り捨てているのだ。米国大手メディアの報道を鵜呑みする産経って・・・と思ったのは何も小生だけではあるまい。

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「親亀こけたら皆こける」ではないが、産経系のフジテレビの凋落ぶりは目を覆うものがある。以下は、世界のかわら版3がアップした動画、「テレビ局 #9月中間決算」からのカットシーンだが、経常利益が前期比で99.7%減とは、何ともはや凄まじい限り・・・。

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アクア説
拙稿「腸と脳は親子」で、NHKがスタートした新シリーズ「ヒューマニエンス」、小生は高く評価したのだが、その後がいけない。知的好奇心を満たしてくれる番組と言うにはほど遠く、特にひどかったのが先日放送された「“体毛” 毛を捨てたサル」だった。NHKの解説を読むと、「妄想」という文字が目に飛び込んでくるが、まさに妄想と呼ぶに相応しい番組だったと思う。

巨大な脳、二足歩行と同様、動物と一線を画す人間の特徴は「毛がないこと」。実は、巨大な脳も、毛を捨てたことがきっかけだという。その選択こそ、我々の祖先が弱肉強食のアフリカの草原で、強さを手にいれ、脳の急激な発達をもたらした。しかし、すべての毛を捨てた訳ではない。頭髪やわき毛、陰毛にも、人間らしさを守るための必然的な進化の理由があったのだ。「毛を捨てた」進化の痕跡から、人間らしさの根源を妄想する。

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何が妄想か? たとえば、猿と違ってヒトだけが無毛になった理由について、国立科学博物館の名誉研究員である、馬場悠男氏が説明していたのだが、個人的にはアクア説(後述)の方が正しいと思っていることもあり、馬場氏の説明には違和感を覚えたものである。たとえば、ヒトが無毛になった理由として、番組では冒頭でヒトの祖先である440万年前のラミダス、そして180万年前のホモ・エレクトスを登場させていた。

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一目でお分かりのように、ラミダスは体毛で覆われており、一方でホモ・エレクトスは無毛である。その違いが生じた背景について、馬場氏は「狩り」が原因だと主張していた。

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つまり、無毛になれば狩りで走る際に汗をかけるので、ヒトは持久力を維持できたと言うのである。また、肉食が習慣化したホモ・エレクトスの脳が、次第に大きくなったとも馬場氏は語っていた。果たして、本当に肉食がヒトの脳を大きくしたのだろうか・・・

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ここで、小生が支持しているアクア説を取り上げてみよう。アクア説については、「永井俊哉ドットコム」の「ヒトは海辺で進化したのか」ページが分かりやすい。

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アクア説によれば、ヒトが無毛なのは狩りによるものではなく、水棲時代の名残ということになる。また、淡水湖には魚も多かったので、魚を食することでヒトの脳が大きくなったとのこと。以下、上掲ページから引用した。

初期人類がアフリカ地溝帯沿いの淡水湖で、淡水魚を食べていたと推測できる根拠が一つある。人間の脳の成長には、オメガ3脂肪酸の摂取が必要なのだが、これらの湖のアルカリ淡水にすむ魚のドコサヘキサエン酸(DHA)とアラキドン酸の比率は、他のどんな食物のそれよりも、人間の脳のリン脂質の比率に近い。現在、EPAとDHAが、健康食品の分野でブームになっているが、両者とも人間の体内で合成できない必須脂肪酸で、主として魚の脂肪から摂取されている。この事実もまた、私たちの祖先が、食糧を魚に依存していたことを示している。


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小生が孤高の哲学者・永井俊哉氏を知ったのは、2000年前後だったと記憶している。同氏のメルマガをとっていたので、当時から同氏のアクア説には馴染みがあった。その後の永井氏、メルマガの集大成として本を出版している。以下は永井氏本人が語る、活動報告についての動画だ。


永井俊哉ドットコムについて

特に以下の永井氏の主張、日本学術会議への優れたアドバイスになっていると云えよう。

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ナショナリズムの今
前稿「夜明け前」をアップした翌朝の11月8日、当選に必要な選挙人の過半数270人を獲得したことを受け、バイデン当確をBBCが報道した。


【米大統領選2020】 バイデン氏が当選確実、BBCが伝えた瞬間

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バイデンの勝利宣言に伴い、菅義偉首相をはじめ、世界中のリーダーが祝電メッセージをバイデンに送っている。そうした中、小生が注目したのは蔡英文総統の祝電メッセージだった。小生は同総統のツイートを一年近く追っているが、安倍前総理の辞任時、あるいは菅前官房長官の首相任命時、即座に心温まるメッセージを送っていたものである。それだけに、バイデンの大統領当選への祝電メッセージ場合、2020年1月11日に再任を果たした時、バイデンから送られてきた祝電メッセージに、漸く返信するという形をとっているあたり、同総統の深意を読み取ることができよう。ちなみに、ロシアのプーチンに至っては、未だに祝電すら送っていない(「トランプ氏へ最初に祝電送ったロシア、バイデン氏に沈黙」)。


ともあれ、昨日は産経新聞系のフジテレビを含め、NHKや民放は押し並べて、バイデン当選を既成事実として、何等疑問も抱かずに報道しているのを見て、ジョージ・オーウェルの『1984』的世界を彷彿とさせたものである。

続いて、小生が日頃チェックしているネット記事や動画、どのような内容なのかとチェックしてみた。たとえば、石平、ケント・ギルバード、馬渕睦夫ら各氏の動画他、大紀元のそれも一通り見てみた。その中で、これはと思う動画を本稿の最後に羅列しておいたので、関心を抱いた動画があれば、目を通すとよいかもしれない。無論、ネット記事として、副島隆彦氏の投稿、田中宇氏のメルマガ以外に、現代ビジネス、JBpress、東洋経済、ダイヤモンドといったニュースサイト記事にも目を通したものの、米大統領選について、特に紹介するに値する記事はなかったので割愛させていただく。

一連の動画チェックを終えて個人的に感じたことは、今回の米大統領選が我々にとって、どのような意味合いを持つものかという、大局的な観点に立脚した動画は、残念ながら皆無であった。そして、小生が確認した範囲において、大局的な観点に立脚していたのは掲示板「放知技」のみだった。中でも、堺のおっさんの「トランプは共和党というよりは反グローバリズムの代表」(>>44)、およびsuyapさんの「トランプが闘っているのは、全米1%のエスタブリッシュメント」(>>83)、まさに正鵠を射た発言だったと思う。

以下、お二人の発言の二番煎じとなるが、今回の米大統領選、単なる民主党vs.共和党という低次元(虫の目)で見るのではなく、高次元(鷲の目)で見れば、グローパリズムに対抗する勢力、すなわちナショナリズムの存在が、誰の目にも分かるようになった(敵味方がはっきりした)はずだ。このナショナリズムvs.グローバリズムについては、佐藤優氏の記事を引用しつつ、拙稿「武士の時代 04」でも小生は述べている。

ディープステート(米国)や中共(中国)を代表とする、グローバリズムの立場に立脚して書かれたのが『愚管抄』、一方で皇統、すなわち反グローバリズム(ナショナリズム)の立場に立脚して書かれたのが『神皇正統記』と佐藤氏は考えているわけで、以下は上掲記事における佐藤氏の結語だ。

米中主導のグローバリズムや皇統の問題に直面する今、私たちは『愚管抄』で13世紀にタイムスリップしてもう一つの日本と向き合いながら、日本国家とは何か、皇統とは何か、考えを深めていきたいと思います。


これが、堺のおっさんの>>44、suyapさんの>>83の発言に繋がってくるわけだ。そして、>>82で堺のおっさんがいみじくも語っているように、ナショナリズムを代表するリーダーは、プーチン・金正恩・安倍晋三である。

果たして、どのような夜明けを二ヶ月後に迎えるのか、『1984』的世界か、それとも大維新か・・・。我々の運命が決まる日が間もなく到来する。明日以降のトランプの闘いに注目していこう。

【追加動画】

大統領選終止符か!?トランプ現時点での負けの理由・・・/ケントギルバート

コメント表題に〝現時点〟をギルバード氏が挿入した意図は、「今後の成り行き次第で、トランプ当選もあり得る」、というニュアンスを込めたのだろうと想像できる。ギルバード氏の場合、大統領選について同氏の動画から学ぶものが多かった一ヶ月間だったが、グローバリズムvs.ナショナリズムの視座に欠けていたのは残念であった。



誰を信じたら良いのか? 大統領選挙に揺れるアメリカ社会 バイデンは当選しても落選しても地獄な理由

コメント大紀元の動画だ。やはり表題にある「当選しても落選しても」に、最終的な米大統領選の当選者は、最後の最後まで分からないという、ニュアンスが籠められているのが分かる。仮に正式にバイデンが次期大統領に就任したとしても、なかなか思うような政策を実行できないだろうと、大紀元は予測している。



トランプ大統領の再選は心配無用?〈GPS、ブロックチェーン特殊な投票用紙を使用していた〉

コメントN国党派の石川新一郎氏が作成した動画。同氏の語る米大統領選の郵便投票といった、大統領選を巡る諸問題点については、すでに把握している読者が多いと思う。ともあれ、普段なら副島隆彦氏や田中宇氏らに対して、批判的なブログ記事を書くことが多い小生だが、今回ばかりはトランプ当選を願う〝仲間〟なので、呉越同舟ながら、最終的な結果が出るまで〝共闘〟していきたいと思う。これは、N国党派の石川新一郎氏についても言えることだ。



米英で進むコミンテルン研究と情報史学 江崎道朗のネットブリーフィング 菟田中子【チャンネルくらら】

コメントインテリジェンス分野で頭角を現しつつある江崎道朗氏、最近注目している識者の一人である。その江崎氏が、情報史学を解説した動画をアップした。英国の狡猾さを情け容赦なく斬り捨て、かつ、愛国心に満ちた解説を行っている。そのあたりから、江崎氏は真のナショナリストであり、一見の価値ある動画だと思う。



【馬渕睦夫】愛国者によるグローバリストへの逆襲【WiLL増刊号#298】

コメント冒頭で馬淵氏は、今のグローバリストたちは、ロシア革命を引き起こした人たちの末裔であると語っている。確かにその通りなのだが、そのロシア革命を引き起こした人たちのルーツを、さらに遡るとカザールに行き着くのだし、最終的には三千年前のカルタゴへと至る。このあたり、拙稿「パンツを脱いだサル 4」や「ソ連vs.ロシア」を参照のこと。



石平の中国深層分析 バイデン・習近平の危険なる関係、「バイデン政権」となればどんな悪夢が襲ってくるのか。

【コメント】習近平とバイデンの〝親密〟な人間関係を、余すところなく曝け出した動画。堺のおっさんが>>70仰せの「世界はDSと中共で2分することになる」という発言の背景を、把握する上で役立つ動画だと思う。



【不正投票?|アメリカ大統領選挙】バイデン、2013年の安倍総理靖国参拝時、アメリカの声明文に「失望」と入れるようゴリ押ししていた など

コメント第一次安倍内閣当時、安倍総理が靖国神社参拝をしたところ、速攻で米国から「失望」という声明が出たこと、今でも覚えている読者も多いことだろう。上掲の動画主は、何故にバイデンが「失望」という言葉を追加したのか、その背景が分かっていなかったようだが、そのあたりは以下の記事が詳しい。
米国の「失望」声明はバイデン副大統領の「ウソ」隠蔽、オバマ政権の腰砕け外交


夜明け前
本稿の「夜明け前」という記事名を目にして、「夜明け前が一番暗い」という言葉が頭に浮かんだ読者、島崎藤村の小説『夜明け前』を連想した読者、あるいは「夜の明けない朝はない」という名言を思い出した読者と、人によって様々だったと思う。今回は、この「夜明け前」という言葉を基底に、未だに決着のつかぬ米大統領選を俯瞰してみたい。なを、俯瞰するにあたり、故山浦嘉久さんの「大維新」、および天童竺丸さんの「世界権力」を、念頭に置いたことを予めお断りしておく。

さて、11月3日に行われた米大統領選、投票が終わってから早くも四日が経った。開票が始まり、当初は破竹の勢いでトランプが優勢だったのに、一夜が明けると形勢が〝逆転〟、バイデンが優勢となっていた。小生を含め、世界中の人たちが呆然となったのは言うまでもない。やがて、民主党による不正選挙疑惑が浮上、決着まで長期化することが確実な情勢となった。今や、世界の大勢の識者が米大統領選を巡って、喧喧囂囂の議論を交わしており、正に百家争鳴の様相を呈している。

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大勢の聴衆が詰めかけたトランプ演説会場。人影も疎らなバイデン演説会場の写真も、グーグルで検索したが、一枚も見つからなかった

ここで、前稿「菅義偉の肚 02」で引用した、故飯山一郎さんの言葉を思い出していただきたい。

3.先ずは,「敵か?味方か?」 ←これを基準にして「政治」を語るべし! >>328


今回の大統領選が引き金となった大混乱の〝お陰〟で、敵味方が誰の目にも明らかになった。たとえば、動画の「大紀元 エポックタイムズ」。バックに法輪功が控えていることは薄々気づいてはいたし、過去において大紀元の動画を多く見てきて、共鳴できる動画が多かったこともあり、次第に信頼を置くようになった自分だったが、以下の動画を見て、はっきりと味方であることを確信した。


米大統領選 手段を選ばない民主党 民主主義選挙が破壊 大統領選の結果は最高裁へ持ち越されるか

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一方、米国民の多くに敵だと気づかれてしまった、ニューヨークタイムズやCNN以外に、プラットフォームに過ぎないツイッターやフェイスブックも、敵であることが明白となったのは、或る意味、〝朗報〟である。
トランプ大統領のツイート、非表示相次ぐ 「魔法のように得票差が消えた」──開票作業の不正を示唆?

このように、敵の正体を知った人たちが次に思うことは、果たして、我々はどのような夜明けを迎えるのかということだろう。

比喩的に、末期ガンを取り上げてみたい。末期ガン患者を宿主、そしてガンを寄生虫とすれば、敵、すなわちDS(ディープステート)は正に寄生虫に他ならないことが分かる。そのあたり、道友の安西正鷹さんが「寄生性」という表現を用いて、以下の安西ファイルを世に公表しているので、この機会に目を通していただければと思う。
収奪と搾取の根本原理は「寄生性」

果たして、我々は、ジョージ・オーウェルの『1984』的な世界を迎えるのだろうか、それとも、山浦嘉久さんが言うところの大維新を実現するのだろうか・・・。

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現在、アマゾンのClassic American Literatureカテゴリでトップ

仮に『1984』的な世界を迎えた場合、我々(宿主)が全滅すると、DS(寄生虫)も死に絶えてしまうことから、正に生ず殺さずの扱いを、我々は生涯にわたってDSから受けることになる。

一方、トランプが一気に膿を出し切ってくれれば、我々の未来は大変明るいものとなろう。そして、大維新の実現も夢ではなくなる。

果たして、どちらになるのだろうか・・・。現時点で言えることは、夜明け前が一番暗いということ。そして、どちらに転ぶにせよ、我々庶民はでんと構えて生きていこうではないか。

菅義偉の肚 02
11月3日の米大統領選挙、未だに決着がつかないという異常事態を迎えている。そのため、当面は菅首相も身動きがとれないことだろう。ちなみに、今現在の大統領選の経過速報は、グラフを採用していることもあり、ロイターの以下のサイトが一番分かりやすいと思う。
2020年 米大統領選 開票速報

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そんな折り、藤井聡氏(京都大学大学院教授)のレギュラーラジオ番組、「藤井聡のあるがままラジオ」を動画で見た。


菅政権で日本が崩壊?総理の裏にいる4人のブレーン【竹中平蔵、アトキンソン、新浪剛史、三浦瑠璃】[2020 11 02 放送]

藤井氏は2012年に第2次安倍政権の内閣官房参与を拝命、日本の為に尽力したというイメージが強い。その後、藤井氏は消費税アップ反対の立場だったが故に、2018年に参与を辞任している。

さて、同ラジオ番組にはゲストとして、柴山桂太(京都大学大学院准教授)氏が招かれていた。肝心なラジオ番組の中身だが、藤井氏と柴山氏の話の中心は、菅首相が竹中平蔵氏とアトキンソン氏をブレーンとして、成長戦略会議に迎え入れたことについてであり、小泉元首相の「聖域なき構造改革」に反対の立場だった藤井氏だけに、菅首相への痛烈な批判という流れの番組になっていた。

しかし、小生には藤井氏と柴山氏のやりとりが、床屋政談に見えて仕方がなかった。それは、両者による語りが床屋政談、すなわち「べき論」・「好き嫌い論」・「善悪論」レベルに止まっていたからだ。

この「べき論」についてだが、堺のおっさんの以下の投稿を一読されたい。「べき論」とは何かということが、実に良く分かる内容の投稿となっている。

政治とは、最も「べき論」から遠い営みである。

このことをマキャベリは伝えたかったのだろうと。

http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16422161/505/


また、「好き嫌い論」や「善悪論」だが、好き嫌いや善悪という物差しで政事を語ることの愚かさを、ズバリ指摘していた先達がいる。故飯山一郎さんだ。

で,現在の日本は,米国による占領・属国支配型国家=半独立国家である!

このことを↑↑シッカリと認識しないままで「政治」を語ることは,幼稚な「床屋政談」であるということ.

幼稚な「床屋政談」ではない「政治」の語り方・論じ方は,前回まで5回に分けて書いてきた.

http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16034724/370/


政事を語る際に念頭に置くべきことについて、飯山さんが上掲の投稿に書いているので、この機会に再読するといいだろう。

 1.「政治」は,個人的な「好き嫌い」や「善悪」を排除して語るべし! >>324

 2.「ヤツは敵だ.敵は殺せ!」 ←これが政治の本質. >>325

 3.先ずは,「敵か?味方か?」 ←これを基準にして「政治」を語るべし! >>328

 4.政治は,宗教・道徳的な観念で論じると間違う! >>361

 5.戦後の日本では,時の首相批判が,「政治」を語ることの全てだった. >>363


すると、藤井氏と柴山氏による政事談話が、床屋政談レベルに過ぎないことが分かるはずだ。

ともあれ、何故に菅首相が竹中平蔵氏とアトキンソン氏をブレーンとして迎えたのか、つまり、迎えざるを得なかったのか、その裏事情が両氏には見抜けていない。今の日本は、「半独立国家」という立ち位置にあることが分かっていないのは無論のこと、前回の米大統領選で勝利したトランプとの会談を、世界のどのリーダーよりも逸早く実現し、官邸に巣くっていたネオコンを追放、日本の半独立国家を勝ち取った安倍前総理を、間近で見てきたのが管官房長官(当時)である。そのあたりを念頭に置けば、何故に竹中氏やアトキンソン氏を迎え入れたのかが分かろうというものだ。

ところで、ラジオ番組も終わりに近づいた頃、柴山氏が菅首相の愛読書『君主論』(マキャヴェリ)について語り始めたので、小生は思わず身を乗り出した。柴山氏によれば、『君主論』には以下のことが書かれているのに、菅首相は気づいていないようだと、上から目線で語っていた。

「軍事自衛力を持たぬ国は滅びる」

「時代の変化を見えない国は滅びる」


最初に「軍事自衛力を持たぬ国は滅びる」。確かに柴山氏の言うとおりなのだが、では、日本の現状を顧みるに、どのように軍事予算を増やすのか、どのように憲法改正を実現するのか、それ以前に、どのように半独立国家から、正真正銘の独立国家へと日本を引き上げていくのか、まさに気の遠くなる道程だ。加えて、達成に向けての具体案を作成し、実行するにあたって、欧州やアジア諸国との調整、中共や韓国対策と、実現までに幾山も越えねばならず、そう事は簡単には運ばないのが国際政治の世界なのである。ここは一つ、柴山氏には拙稿「アジア版NATO否定?」を一読し、如何に菅首相の外交が凄いかを知って欲しいものだ。

また、「時代の変化を見えない国は滅びる」にしても、同様の困難が伴うのは無論のことである。

ともあれ、国益を最優先に、あらゆる手段を講じるというのが国家というものである。よって、表層的に菅首相の言動だけを見て、「べき論」・「好き嫌い論」・「善悪論」を振り翳すのは愚の骨頂だし、また、そうした国民の床屋政談なぞに一切耳を貸さない、無視してかかるのが国家というものなのだ。

よって、『君主論』を表層的にしか捉えてしていないのは、菅首相ではなく寧ろ柴山氏の方だと小生は思う。このあたりが、「べき論」・「好き嫌い論」・「善悪論」で済ませられる学者と、国際政治という激流に身を投げ、藻掻き苦しみつつ、それでも国益のためにと行動し、あらゆる手練手管を尽くしていく中で、国益を護っていかねばならぬ政事家との違いで、所詮住む世界が違うのだと肝に銘ずるべきだろう。ここは一つ、拙稿「マキアヴェリの周辺」に転載した、会田雄次と開高健の対談記事を一読していただきたいものだ。

【追記】
今回紹介した冒頭の動画は、「経世済民新聞」という三橋貴明氏の公式チャンネルで、その三橋氏と藤井氏が、SakuroSoTVの経済討論会に仲良く肩を並べて出席、緊縮派の評論家を徹底的に叩いていたのを思い出した。そのシーンだけを抜粋した動画もある。


三橋貴明と藤井聡を敵に回したジャーナリストの末路

このように、肝胆相照らす同志という感の強い両者であり、安倍前総理嫌いで一致しているのも面白い。一方で小生の場合、拙稿「日日是好日」を一読していただければお分かりのように、歴代の首相の中では最高の首相として安倍晋三氏を評価している。それは、安倍前総理が日本を半独立国家へ引き上げたという功績に集約されるのだし、その意味でマキャベリズムに徹した政事家だと小生は確信している。

以下は拙稿「菅義偉の肚 01」で紹介した動画からの切り抜きで、青色の丸印で示したように、菅首相にとって足枷となっている、「アメリカ」、「財務省」、「中共」の存在が分かっているのに、何故に三橋氏も藤井氏も安倍前総理が嫌いなのか・・・。安倍総理が消費税率を引き上げざるを得なかった裏事情、菅首相が竹中氏やアトキンソン氏を迎えざるを得なかった裏事情が、どうもお二人には読めていないようだ。

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三橋氏は前々から注目していた人物だが、上掲動画から切り取った一画面が如実に示すように、アメリカを根城とするグローバル派、すなわちデーブステート(Deep State)、日本最大のガン組織である財務省、世界中で嫌われている中共(中国共産党)と、その中国に尻尾を振っている経団連を中心とした、拝金主義の諸団体が菅新首相を取り囲んでいるという、三橋氏の視点を分かりやすく示していると思う。小生も、菅首相を取り囲む諸組織の存在については、三橋氏に同意するものである。

ともあれ、上掲の三橋氏の動画を観て思ったことは、確かに三橋氏は経済面に関して、持てるインテリジェンスを存分に発揮しているものの、一方で政事については疎いのではということである。そのあたりを念頭に三橋氏の動画を観れば、経済に限定されるものの、良質な情報を提供してくれる動画だと思う。
菅義偉の肚 01


易経とバイオリズム
拙稿「武士の時代 03」で、小生はバイオリズムについて言及した。

人にはそれぞれのバイオリズムというものがあり、周期の異なる「身体」、「感情」、「知性」という三つの身体リズムが、その人の身体で生涯にわたって繰り返えされていると云われている。小生は若い頃(二十代)、バイオリズムについて熱心に取り組んだ一時があり、カシオが発売したバイオリズム電卓を購入しているほどだ。尤も最近の研究によれば、バイオリズムは実証の出来ぬ似非科学ということになっている。それでも、人の細胞は一日あたり一兆個も入れ替わっていることを思えば、我々の「身体」は何等かのリズムというか、周期性のようなものが備わっており、それが日々変化していると個人的に思うのである。


その後、経営コンサルタントで、ユーチューバーでもある中野博氏の動画を見ている。


【警告】生命と健康に危険な年齢は32歳、41歳、50歳、59歳など9年でのバイオリズム!

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最初、「厄年」(41歳)」、「9年」、そして「バイオリズム」の関連性にピンと来なかったので、ネットで検索したところ、中野氏が〝バイオリズム〟について言及している、経済誌ダイヤモンドの記事がヒットした。

『易経』に基づくと、9年で「春夏秋冬」のワンサイクルが、私たちの体を巡ります。
 これを【バイオリズム】といい、人間が成功をつかむうえで、死ぬまで一生使える、“究極の時(とき)読みの法則”となります。

https://diamond.jp/articles/-/143723


どうやら、易経に基づく干支九星を「バイオリズム」、あるいは9code(ナイン・コード)と中野氏は言い換えているのが分かる。小生は干支九星に関する書籍として、沙門慶仁氏の著した『干支九星鑑定術』(月恩会藏版)、九星気学に関しては田口二州氏の『九星気学入門』(ナツメ社)を、それぞれ手に入れている。なを、干支九星と九星気学の違いについてだが、以下のサイトの一読を勧めたい。
気学と干支九星術との違い

結論として、中野氏の9codeに関心を持った読者は、最初に干支九星で基礎を身につけてから、9codeに接するのが良いと思う。つまり、スポーツで言えば、基礎体力(干支九星)をつけた上で、スポーツ(9code)に手を染めよということだ。

さて、本題の「易経とバイオリズム」に筆を進めたい。

最初に、易経を取り上げるからには、亀卜を取り上げないわけにはいかない。小生は「武士の時代 01」で、易経と亀卜の違いについて以下のように書いた。

「国体と政体の二重構造の起源」は亀卜、すなわちツランだ。つまり、亀卜の源流こそがツランなのであり、日本列島に侵入あるいは逃避してきた諸豪族は、亀卜を基底に置いたツランを出自とする、豪族が中心だったことを暗示している。そして、中国本土の場合は亀卜国家の殷王朝から、易経国家の周王朝へと変遷していった。


誤解を恐れずに書けば、易経が陰陽二元論というデジタル占いとすれば、亀卜はアナログ占いと云えよう。「人の細胞は一日あたり一兆個も入れ替わっていることを思えば、我々の「身体」は何等かのリズムというか、周期性のようなものが備わっており、それが日々変化している」と小生は書いた。このように、ヒトの身体は刻一刻と変化しているのであり、その変化の大元こそが細胞、すなわちDNAだと直感的に感じ取っているのだ。そして、易経とDNAが深く結びついていることを明らかにしたのが、今泉久雄氏の著した『易経の謎』である。以下に同書の目次を転載しておくが、特に赤矢印で示した、「DNAと先天八掛図の驚くべき符号」に注目していただきたい。

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小生は四十代の頃、「日本脱藩のすすめ」というメルマガを発行していた一時期があり、その時に『易経の謎』を取り上げ、易経とDNAについて記事にしているのだが、残念ながらバックアップコピー作業に失敗したため、もう手許には残っていない。ただ、十年ほど前に個人フォルダをCDに焼いたという、朧気な記憶があるので、もしかしたら大量に眠っているCDの中に残っているかもしれないが、見つけるのが大変なので敢えて探すのはよそう。まぁ、そろそろ終活の時期を迎える身ということもあり、却ってバックアップに失敗して良かったのかもしれない。

【追記01】
自分の生年月日と今日の日付(基準日)を入力するだけで、今日のバイオリズムをグラフで表示してくれるサイト。
バイオリズムの計算

【追記02】
天台宗の大僧正であった今東光は、一方で易学の大家であったことは以外と知られていない。その今和尚が著した『今氏易学史』、日本の易学に関する書籍の中では名著中の名著として夙に知られている。長年同書が欲しいと思っているのだが、古書市場では高価なため、小生にとっては幻の本となっている。

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【追記03】
冒頭の動画で中野博氏が「厄年」について取り上げていたが、手許にある『運命の研究』(武市雄図馬著)は、厄年について以下のように記述している。なを、同書については拙稿「日航機事故と明石家さんま」でも簡単に触れた。

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万葉を思ふ
世界戦略情報誌『みち』(11月1日号)の新連載「新世界」に、同誌発行人の神子田龍山さんが「文明地政学協会緒言」と題する記事を執筆、毎月一回のペースで銀座で行われている、まほろば会について詳述していたが、そのなかで万葉集を取り上げていた。これは、まほろば会で毎回行われている、Mariaさんによる万葉集の奉読・解説について言及したもので、小生も今年の六月に久方ぶりに会に顔を出した時、彼女の奉読・解説に耳を傾けた一人だ。神子田発行人は以下のように書いている。

初めてMARIAによる奉読が為された時、会した一同は感嘆の声を洩らした。
『みち』(11月1日号) p.7


その後、産経新聞に掲載されたマクミラン, ピーター・J.氏のインタビュー記事を読み、万葉集の英訳を国家プロジェクトで推し進めることを知った。同氏はインタビューで以下のように語っている。

現代に至る日本文化の深層を知るのに極めて重要で、歌を通じて自らの思いを文字として記したところに日本文学の原初がある。後世に研究され、時代を超えた魅力を持つ世界的に重要な文芸だ。だが、定本と呼べる英訳がなく、存在すら知らない外国人が多い。
「万葉集」英訳で日本の精神を世界へ 令和の時代に高まる意義



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同氏は『英語で味わう万葉集』(文春新書)という本を著しており、数首の英訳を試みたという。たとえば、柿本人麻呂の有名な一首の英訳を披露している(p.28~29)。

(軽皇子(かるのみこ)、安騎(あき)の野に宿る時に、柿本朝臣人麻呂が作る歌)

東(ひむがし)の野にかぎろひの立つ見えて かへり見すれば月傾(かたぶ)きぬ


巻1・48

[現代語訳] (軽皇子が安騎野に宿られた時に、柿本朝臣人麻呂が作った歌) 東の野に曙の光が差しそめるのが見えて、振り返って見ると残月が西の空に傾いている。

柿本人麻呂 かきのもとひとまろ

When I look east—

the light of daybreak

spilling out over the plain.

When I look back—

the moon crossing to the west.

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前後して、録画してあったNHKのSwitchインタビュー・河瀨直美映画監督×小雪の対談を見た。

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そして、奈良で生まれ育った河瀬監督が、自分の生琉里にあるのは自然だけではなく、万葉集や記紀といった、「人の営みの軌跡が残っている」と語っていた。二人とも子持ちであり、大地に根ざした生き方を貫いているあたり、好感の持てる番組だった。

万葉集と云えば、小生も「令和と万葉集」という記事を書いており、改元となった昨年の5月1日に万葉集について言及した、安倍総理(当時)による記者会見(全文)を紹介している。以下は、その一部である。

悠久の歴史と香り高き文化、四季折々の美しい自然、こうした日本の国がらをしっかりと次の時代へと引き継いでいく、厳しい寒さのあとに春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、一人ひとりの日本人が明日への希望とともにそれぞれの花を大きく咲かせることができる、そうした日本でありたいとの願いを込め、令和に決定いたしました。


下線を引いた安倍前総理の言葉で、『みち』に掲載されていた神子田発行人の檄文を思い出した。

アジア版NATO否定?
初の外国歴訪(ベトナム・インドネシア)を終えた菅義偉首相、訪問国でアジア版NATO否定の発言を行ったということで、ちょっとした物議を醸している。たとえば以下の夕刊フジ報道・・・。
菅首相「アジア版NATO否定発言」で米が日本の対中姿勢警戒 “親中派のドン”二階幹事長の存在も気がかり 有本香氏「厳しい対中態度を」

長いタイトルからだけでも、夕刊フジが菅首相の発言を、懐疑的に見ていることが想像できると思う。ちなみに、以下は同紙が載せていた菅首相の〝問題〟の発言である。

 「『自由で開かれたインド太平洋』は特定の国を対象としたものではなく、考え方を共有するいずれの国とも協力することができる」

「インド太平洋版のNATO(北大西洋条約機構)をつくる考えは、まったくない」


インド太平洋版のNATO(北大西洋条約機構)をつくる考えは、まったくない」と発言した菅首相に対して、ジャーナリストの有本香女史は、「(中国の軍事的覇権拡大が進むなか)将来的に『インド・太平洋版のNATO』がないとはいえない。わざわざ、完全に否定したことには疑問が残る」とインタビューで答えているのだが、有本女史とは真逆に、菅首相の発言を高く評価していたのが江崎道朗氏だ。


特番『菅首相初外遊は東南アジア これは極めて戦略的な外交だ!』ゲスト:評論家 江崎道朗氏

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Ddogのプログレッシブな日々

上掲の動画を見れば、何故に菅首相が「インド太平洋版のNATO(北大西洋条約機構)をつくる考えは、まったくない」と発言したのか、その〝深意〟がよく分かるだろうし、同時に、有本女史が全く菅首相の肚を読めていないのも分かるはずだ。

この動画は、実に知的刺激に満ちた優れた動画であり、特に「インド太平洋版のNATOをつくる考えは、まったくない」とする菅首相の発言を取り上げて、日米豪印による連帯プレーについての江崎氏の解説、お見事という他はない。

つまり、菅首相による上掲の発言が行われた正にその日(10月19日)、クアッド(QUAD日米豪印戦略対話)の四ヶ国が連係プレーを演じて見せていたのだが、一見、バラバラに見える各国プレー(以下)を、点から線にしてみせた江崎氏、お見事である。

アメリカ海軍、海上自衛隊、オーストラリア海軍の日米豪が、南シナ海で共同訓練実施(10/19~20)
インド国防省が海上自衛隊と米海軍との共同訓練「マラバール」に、今年はオーストラリア海軍が参加と発表(10/19)
来日したオーストラリアのレイノルズ国防相と岸信夫防衛相が会談(10/19)
ビーガン米国務副長官がクアッドの定例化と公式化を発表(10/20)


四ヶ国による連携プレーの詳説についてだが、本稿では省略するので、上掲動画で確認していただきたい。

その他、クアッドで主導権を握るべき国として、アメリカではなく日本が適している、日本にしかできないと語る江崎氏の主張、拙稿「米中衝突とDS」で紹介した、川島博之氏を思い出させるに十分であった。

ここで注目すべきはベトナムである。ベトナムは過去二千年間にわたって中国と対峙してきた国であり、唐帝国崩壊までの千年間は中国の植民地だったし、独立後の千年間は中国との戦争に明け暮れていた国だ。このように、二千年にわたって蓄積してきたベトナムの持つ対中国のノウハウは、我々日本人が学ぶべき点が実に多く、そのあたりを明確に指摘しているのが川島博之氏である。

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川島氏のベトナムや東南アジア現地事情の話とは多少異なるものの、江崎氏も東南アジアの現地事情について言及しており、両者から得られる東南アジアの情報は貴重なものとなるはずだ。

なを、川島氏の場合、東南アジア諸国の対日感情に主眼を置いているが、江崎氏の場合、東南アジア諸国の対米感情に主眼を置いており、両者の視座の違いを知ることにより、読者の東南アジア像がより立体的なものになるはずだ。

上掲の江崎氏の動画に戻るが、今回のベトナム歴訪で菅首相が、グエン・スアン・フック首相と会談したのは12件の案件についてであり、最終的に基本合意に達している。その中身は実にプラグマティズムに徹したもので、その詳細については、やはり江崎氏の動画で確認していただきたい。

ところで、インテリジェンスを専門分野とする江崎氏だが、そのあたりについては拙稿「」で既に述べたので割愛させていただく。

また、同稿で小生は江崎氏が言及していた、自衛隊インテリジェンス組織が〝表の諜報機関〟とすれば、草は〝裏の諜報機関〟であると書いたが、やはり詳細は上掲の拙稿で確認していただきたい。

それから、連係プレーは何も国家間レベルだけではなく、省庁間といった国内レベルでも不可欠のものだ。そのあたりを理解していただく意味で、江崎氏の別の動画を以下に追加しておいたので、関心のある読者は鑑賞するといいだろう。

【追加情報】

@CHANNELSEIRON「アメリカを読む」江崎道朗氏が語るDIMEとは何か