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人生は冥土までの暇潰し

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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
退陣後の政局
8月28日に緊急記者会見が開かれ、安倍総理が自ら退陣を正式に発表した。


安倍内閣総理大臣記者会見―令和2年8月28日

最初に、七年八ヶ月もの長期にわたり内閣総理大臣という重責を、立派に勤め上げた安倍晋三氏には、心から「ご苦労様でした」と国民の一人として申し上げたいと思う。

それにしても、安倍氏が患っていた潰瘍性大腸炎、これは何故か主に若者が罹る指定難病であり、安倍氏の場合は新薬で今日まで持ち堪えてきたとのこと。しかし、薬を使わずとも同病を克服できる手が実はあるのであり、その方法を小生に直伝してくれたのは、敬愛する西原克成先生だった。十年ほど前の話になるが、そのあたりの詳細は旧ブログに記事にして残してあるので、関心のある読者、殊に潰瘍性大腸炎で苦しんでいる読者がおられたら、必ず役立つ情報なので一読して戴ければと思う。
『免疫力を高める生活』

さて、8月28日の夕方に緊急記者会見を見終えた後、寝所で様々な思いが駆け巡ったものの、やがて就寝、翌朝起床し、早速ネットを確認したところ、早速数名の識者らが安倍総理退陣について記事や動画にしていたので、取り敢えず彼らの記事を読んだり話に耳を傾けたりしてみた。小生も新記事をアップしようと思ったが、歯の金属冠が外れて歯医者に通ったり、家裁絡みの用事があったりで外出が幾度か重なり、記事の完成が今日に至ってしまった次第である。

■安倍総理の肚
8月28日の緊急記者会見を見た後、寝所で小生の脳裏に浮かんだのは、「退陣が何故に〝今〟というタイミングだったのか」、そして、「安倍総理退陣後の日本は、どうなるのか」の2点だった。そこで、いろいろと自分なりに思索を重ねてみた。

思索するにあたって、やはり貴重なヒントをもたらしてくれたのは、今回も放知技の常連さんであるお三方の投稿だった。最初に、mespesadoさんの投稿・・・

つまりは、たとえ財務省をここまで種々の対策によって追い詰めた安倍政権
であっても、最後は多数の議員が納得しなければ理想は実現できないわけで、
要は国民がどこまで理解しているかが最後にはものを言う。民主主義国家と
いうものは要するにそういうものなのだ。

http://grnba.bbs.fc2.com/reply/17178824/743/


まさにその通りであり、MMT(現代貨幣理論)という言葉、さらにはその理論についての詳細を事細かく知らなくとも、「国債は国民の借金ではなくて政府の借金だ」、あるいは「現時点の日本なら、多少は大量の国債を発行しても何等問題はない」ということに、国民の多くが気づき、やがてそれが民意にまで昇華すれば、国民に選ばれる国会議員も緊縮脳のままだと落選するしかないだけに、緊縮派からMMT派に鞍替えするであろうし、日本最大の癌となっているのが財務省であることにも、国民が気づく切っ掛けになるはずだ。
真に怒りを向ける対象先は政府ではなく、日本最大のガンである財務省だ。
日本のガン02

現時点における国会議員の緊縮派vs.MMT派という色分けだが、緊急記者会見の翌日観た以下の動画で、耳にした長尾たかし衆議院議員の話によれば、今の国会議員で優勢なのは意外にも緊縮派ではなく、MMT派だとのことで、それが本当の話なら、これほど嬉しいことはない。


【討論】緊急特番:安倍総理辞任!そして…[桜R2/8/29]

なを、このMMTだが、幸い、はぐらめいさんが昨年の五月に南陽市で行われた、mespesadoさんの講演ビデオを公開してくださっている。ここに、はぐらめいさんの英断に心から御礼申し上げる次第であり、MMTについての理解を深める意味でも、同動画に最後まで目を通して戴けたら幸いである。



次に、堺のおっさんの投稿・・・

辞任と言う選択をした安倍総理。

この選択肢の場合、問題の根源は今の自民党内部にあるとみる。

2度の総選挙は安倍総理の圧勝であった。

そのおかげで自民党の議員のレベルはかなり劣化したことは否めない。

それを考えた時、安倍総理の辞任は敢えて表現すれば…

自民党の解党的仕切り直しであると言える。

http://grnba.bbs.fc2.com/reply/17178824/737/


安倍政権は財務省の外堀を徐々に埋めつつあったが、安倍総理の退陣で外堀を埋める作業は一時中断となりそうだ。しかし、ここで改めて思い致すべきは安倍総理のである。そのあたりをトコトンまで突き詰めた堺のおっさんは、「自民党の解党的仕切り直し」と書いたのだが、この行を読んだ小生は思わず唸った次第である。諺に「急がば回れ」というのがあるが、今の自民党を国家国民の政党にしていく上で、一度は仕切り直しという荒治療が必要だろうし、場合によっては一度自民党をご破算(解散)にするほどの荒治療が、今の自民党には必要だ。よって、一議員に戻る安倍氏が、今後において如何なる行動に出るか、同氏の言動を見守っていきたい。

■故飯山さんの外圧説
さて、最後の放知技の常連さんである猿都瑠さん、以下のように書いていた。

日本国と日本民族の未来は,国際政治のなかで決まる!と,断言しておきたい.
http://grnba.bbs.fc2.com/reply/17178824/769/


まったく以て同感である。ここで、「天武天皇 19」に引用した飯山さんの外圧説、本稿でも改めて再引用しておこう。

日本の歴史は,外圧と占領により大変化します.
その「外圧と占領」は,今までに7回半ありました.

第1回目は,紀元前1万5千年前頃.コロポックル小人族や石器文化人が住む日本列島に土器文化人が侵入.縄文文化が始まる.

第2回目は,紀元前5千年頃.定住稲作民族が移住してきて,移動型の縄文人に代わり農作定住民族が主流になる.いわゆる「弥生時代」.

第3回目は,西暦紀元前後,古墳文化をもつ豪族たちが侵入してきて,日本は豪族・古墳文化の時代になる.

第4回目は,7世紀.豪族・古墳文化の日本列島に,百済国が侵入してきて,天皇制国家「日本」を建国する.

第5回目は,9世紀.奥羽地方に獰猛なアテルイ族や突厥族が侵入(外圧),京の征夷大将軍が征伐するも,日本は貴族社会から武家国家に変容.

第6回目は,19世紀.英国が「カラー革命」を策謀し,坂本竜馬,高杉晋作らの「尊王派」や「倒幕派」を扇動して,幕藩体制の徳川国を倒し,西欧文化万歳!の明治新国家を建国させ,英国による間接支配が始まる.

ただし,高杉晋作は上海から帰国後,西欧列強の「カラー革命」を見抜いていたが…,明治維新の前年,29才で死去.
この高杉晋作の「無念と残念」を,安倍晋三は熟知している.

第7回目は,20世紀.大東亜戦争に敗北した日本は,米国の占領下に入り,以後70年間,米国の植民地・属国となる.

第8回目は,現在進行中だが,日本は,米国の支配下から脱するため,ロシアとの同盟関係に入る.← いまココ.

http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16155707/828/


ともあれ、多極化という世界の潮流を食い止めることは、最早DS(デーブステート)ですら不可能だろう。この多極化という名の黒船が日本にも押し寄せてくるのは必定で、この黒船を心ある日本の政事家に上手く利用して戴きたいものだ。

■次期首相は誰か・・・
20082900.jpg

上掲のイラストズは産経新聞だが、産経を含む大手マスコミが予想する立候補者として、麻生太郎副総理、菅義偉官房長官、岸田文雄政調会長、石破茂議員、野田聖子議員、稲田朋美議員といった面々を予想しているようだ。そんな中、渡邉正次郎氏が「緊急報、次総理、菅義偉官房長官!!」と題する新記事をアップ、さらには動画でも次の首相は菅義偉官房長官であると明言した。


52.大予言!次の総理は?

果たせるかな、菅義偉官房長官が昨日、立候補に名乗りを上げたようである。
菅官房長官 総裁選への出馬意向を二階氏らに伝える

これで、来年の九月までは菅官房長官が首相を務めることになるが、問題は来年の九月以降である。渡邉氏は次の次の候補として河野太郎を挙げている。
麻生副総理、日本の為に河野太郎を

それに対して今朝、小生は同記事について以下のようなコメントを投稿した。

小生も次の次の首相として、河野太郎氏をという渡邉さんの意見に賛同いたしますが、ただ一つだけ不安が残ります。それは同氏の持つ天皇や日本についての見方が浅いこと、すなわち政体に対比する國體観の底の浅さです。このあたりは、取り敢えず最近の拙ブログ記事にも書きました。
河野太郎の天皇観

もし、可能であれば、渡邉さんから河野氏に対して、真の國體観を十全に識った上で総裁選に臨む、あるいは首相になってからでも遅くはないので、國體を正しく深く識る識者との交流を深め、河野氏自身の國體観を構築して戴きたい、すなわち日本という國體を堅持していく首相に成って戴きたいと、河野氏に伝えて戴ければ幸いです。


以上、小生の基本的なスタンスとしては、次の首相が菅義偉官房長官であれ、他の者であれ、誰でも構わないと思っていた。その一方、来年(2021年)9月までの〝臨時〟(繋ぎ)の首相だから、誰でも良いというわけではなく、少なくとも安倍総理の肚を分かっている人物であることが必要だ。その意味で、麻生副総理か菅官房長官であれば言うことはないと思っていたが、どうやら菅官房長官で一本化しそうなのは何よりである。

昨夕、岸田政調会長が立候補を表明したり、北朝鮮でハニートラップに自ら〝喜んで〟引っかかった石破茂議員(渡邉正次郎氏から動かぬ証拠を入手済み)が動き出しているが、ここは思い切り石破議員が次期首相になるのも面白いのではと、ふと小生は思った。石破首相誕生となれば、安倍氏と石破の器の〝違い〟が国民の目に明らかになるだけではなく、首相たるべきリーダーはどのような人物でなければならないか、国民が身を以て学習する絶好の機会になると小生は密かに思ったからだ。しかし、どうやら石破首相誕生の線は、お流れということになりそうで、これはこれで良かったのだと思う。

と、ここまで書いたところ、はぐらめいさんの記事でジャーナリストの田中宇氏が、石破首相の誕生を期待しているような記事を紹介しているのに気づいた。小生の場合、石破議員についての小生の記述は冗談のつもりで書いたのだが、田中氏は本気なのか・・・? 冗談は顔だけにして欲しいwww
安倍総理辞任表明ニュース解説(4)石破総裁の可能性(田中宇)

■再々登板説
上掲の桜チャンネルでは、一部の出席者が安倍氏の再々登板について言及しているのを興味深く聞き入った。しかし、今朝の放知技への堺のおっさんの投稿にあるように、7年8ヶ月にわたって安倍総理が敷いた日本の道筋は、誰が総理になろうと崩せるものではないことを我々は忘れている節があり、心したいものだ。そして、石破議員のような人物に首相をやらせるのは、国益を損なうだけではなく、時間の無駄である。以下の堺のおっさんの言葉を田中氏は心して読むべきだろう。

安倍路線を継承するのかどうかと言う問いは成り立たない。

安倍路線は継承せざるを得ないのである。

たとえ、石破や枝野であっても。(爆)


これが希望的観測であるかどうか、

つまらないメディアの後継選報道を観察しながら見ていきたい。

http://grnba.bbs.fc2.com/reply/17178824/770/


【追記01】
安倍総理の退陣を巡って、様々な人たちが感想を述べている。その人の持つ万華鏡によって、映る安倍晋三像が様々な形に見えていることが手に取るように分かり、実に面白かった。以下に数例だけ挙げておこう。

20082903.jpg
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2491/1592648771/9-

藤原氏の御友人は嘗て放知技にも投稿していた人物であり、飯山さんとは幾度も会ったことのある人物だ。それにしても、藤原氏も中々立派な御友人をお持ちのようで…(嗤)。

【追記02】
【1】安倍政権の7年余りとは、日本史上の汚点である

上掲記事の筆者・白井聡氏は政治学者とのことだが、これほど政治の本質を分かっていない政治学者も珍しい ( ̄□ ̄;)!!

【追記03】
拙ブログの読者、殊に放知技の読者には、上掲のような視野狭窄な記事や動画を紹介したことで、多分お叱りを受けるかもしれない。そこで、口直しに以下の動画を掲載させて戴く。


【白川司】安倍首相の代わりはいない【WiLL増刊号#259】

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河野太郎の天皇観
7月31日を最後に、一ヶ月近くブログ記事の更新が滞ったが、その間にも国際情勢は刻一刻と目紛るしく変わり、書きたいと思った米中衝突シリーズのテーマが次々と出てきた。だが、今や個人的に最も関心を抱いているのは、二ヶ月後に迫った大統領選だ。だから、数日前に行われた民主党大会と共和党大会の諸スピーチ、自分的には一通り聴いてみたいとは思っていたが、時間的な余裕がなく、忸怩たる思いをしていた。そんな折、ケント・ギルバード氏が民主党大会で行われたスピーチを、一通り聴いた上での感想を述べた動画をアップしていたので、以下に紹介しておこう。米国大統領選挙の行方を占い、今後の米国における潮流を掴む上で優れた動画であり、かつ民主党の正体を白日の下にさらした動画だと云えよう。


ケント・ギルバートが感じた『恐ろしい米民主党大会の裏側』

さて、今回のテーマとして、過日の河野太郎による皇室発言を取り上げたい。詳しくは、以下の産経新聞の記事を参照のこと。
河野防衛相が女系天皇容認論 次の天皇「内親王のお子さまも」

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掲示板「放知技」では、同テーマについての投稿は今のところないが、小生が登録している「世界のかわら版」の場合、以下のような感想を述べていた。


河野防衛大臣、女系天皇容認発言以上の発言

概ね、エドワード氏の意見には賛同するが、河野防衛相が斯様な発言をするのも、同氏の過去の歩みを鑑みれば、これは致し方ないことだと思う。そのあたりについて理解しておくことは、実は大変大切なことなので、以下に簡単な解説を試みておきたい。

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小生が二十代の頃、河野氏の父親である河野洋平の政治活動に、大変期待していた一時があった。河野洋平を熱烈に支持していた福島の親友に勧められて、『拍手はいらない―新しい政治を求めて』(河野洋平 PHP研究所)を入手して目を通したこともある。その親父の息子ということで、小生は河野太郎氏の政治活動のニュース等に時々目を向けてはいたが、所詮はその程度であった。だが、果然同氏の言動に注目し出したのは、2015年10月7日、第3次安倍第1次改造内閣において、国家公安委員会委員長、そして内閣府特命担当大臣として初入閣を果たした時からである。その後の同氏の言動については、概ね小生は好意的に捉えていたものの、一方で何処か「引っ掛かる」ものがあった。それは、同氏がジョージタウン大学卒(国際学部比較政治学)だったということである。

同大学のOBにビル・クリントン前米国大統領(民主党)の他、ロバート・ゲーツやジョージ・J・テネットといった、歴代のCIA長官が目に留まる。日本人では河野氏の他に、国連高等難民弁務官だった緒方貞子女史、前衆議院議員で現在は群馬県知事の山本一太氏らも、同大の卒業生であることはつとに知られている。加えて、拙稿「米中衝突と媚中派」で小生は、CSIS(戦略国際問題研究所)というシンクタンクを取り上げているが、CSISは1962年にジョージタウン大学が設けたシンクタンクであり、後に学外組織としてスピンアウトして今日に至っている。

その意味で、ジョージタウン大学卒である河野氏の言動については、なんとなく「引っ掛かる」ものがあったのであり、そのため一歩距離を置いて同氏の言動に注目していた次第だが、今回の発言(上掲の産経新聞記事)を読み、漸く今までの「引っ掛かり」の正体が明確に浮き彫りになった形だ。

その正体とは、ズバリ、河野氏の天皇観、すなわち日本観の底の浅さである。小生は拙稿「貴族の時代 03」で以下のように書いた。

この「平等」という思考行動様式が、日本人の民族気質になったのも、日本列島が北半球では唯一の温帯に属する列島だったからだと武田氏は語っていたが、このあたり、上掲のブログ記事で小生が主張した、「日本列島に答えを求めるしかない」と根底で繋がっているのだ。そうした他の地域にはない、「平等」という民族的気質を醸成した、日本列島に住む人たちの間から世界唯一の「天皇」が誕生した。つまり、世界の他地域で誕生した「王様」とは、根本的に異なるのが天皇なのである。


今でこそ、上掲のような天皇観を持つに至った小生だが、嘗てはそうではなかった。寧ろ、五十代前半あたりまでは今の河野氏と同様な天皇観の持ち主だったのである。ちなみに、河野氏は1963年1月10日生まれと、1953年生まれの小生とはちょうど十歳の年齢差がある、しかし、五十代後半以降の小生は、次第に河野氏のような天皇観から脱却できたわけだが、それは個人的な人脈が国際派の人たちから民族派の人たちへと、変わりつつあった時期と一致している。

ここで、河野氏と小生の若い頃について述べてみたいと思う。

河野氏も小生も十代の頃、アメリカでの留学生活を体験している。河野氏の場合は1981年(昭和56年)4月に慶應義塾大学経済学部経済学科に入学するも二ヶ月で退学、その後は渡米し、最終的には1985年12月にジョージタウン大学を卒業している(河野氏は途中でポーランド留学もしているのにも拘わらず、僅か三年ちょっとで同大を卒業しているのは意味深長だ)。小生の場合は卒業こそしなかったものの(貧乏だった上、卒業するだけの学力もなかった)、サンフランシスコ大学での留学を体験した後、帰国して民間の会社数社に務めた後、45歳を境にサラリーマン世界から足を洗い、独立開業の世界(翻訳)に飛び込んでおり、爾来二十年以上の時が流れた。

神計らいで、その後は民族派ジャーナリストの山浦嘉久さん、世界戦略情報誌『みち』の天童竺丸編集長といった、民族派とでも云うべき人たちとの知遇を得たことで日本文化に覚醒、今日に至るわけだが、一方の河野氏の場合はウィキペディアの「河野太郎」項に目を通せば分かるように、民族派の人たちとの交流は殆どなかったことが分かるのだし、今でも国際派の人たちとの交流が中心であること、容易に気づくはずだ。

個人的な体験から云えば、一度は多くの民族派の人たちとの交流の体験を持たないことには、その人の持つ日本観、ひいては天皇観が底の浅いままで終わってしまう恐れが高く、今の河野氏もその例外ではない。よって、河野氏の場合、外務大臣といった要職までは任せられるものの、とてもではないが総理大臣を任せたくない人物であると、今回の発言でつくづく思った次第である。

では、来年の九月に任期を終える安倍総理の後継者に、誰がいるかと改めて問われれば、一人だけいると今のところ答えるしかない。それは、安倍晋三その人である。そのあたりは、日本の大手マスコミが決して取り上げることのない、最近のインドとの交渉に向けた成果からもそのように確信できるのだし、日本観・天皇観についても、安倍総理のそれは本物なので、安心して日本を任せられると云えよう。
2020年9月にモディ首相と日印首脳会談

ちなみに、安倍一族は現在の皇室よりも格が上であること、脳裏に刻んでおこう。
安倍晋三のルーツ

【追補1】
以下は、某国際コンサルティング会社のホームページに掲載された拙稿である。14年前(53歳)当時の己れの日本観が赤裸々なのは恥ずかしい限りだ。

最終章 思い出のサンフランシスコ
西漸運動が盛んだった19世紀のアメリカ。当時の若者たちの血をたぎらせたスローガンに“Go West, young man.”(若者よ、すべからく西部へおもむけ)がある。その言葉を地でいくが如く、グレイハウンドのバスに乗ってニューヨークを発った私はひたすら西を目指した。4日目の朝、バスがベイブリッジを渡った時、一ヶ月ほど前に数日間滞在しただけの街なのに、妙な懐かしさを覚えたのは何故だったのだろうか。

そのサンフランシスコには一年半近く暮らした。最初はアダルト・スクールという、アメリカに移民して来た人たちを対象にした無料の英会話学校に通った。そのアダルト・スクールには世界中の国々から若者達が集まっていた。殊に中南米の若者が多く、半年間にわたって中南米を旅した私は瞬く間に彼らと友達になったのであり、今では良い思い出だ。当時の筆者はサンフランシスコの中心街に近いアパートに住んでいた。そして、折りあるごとに中南米の友人をアパートに招待しては、ニューヨークで覚えた日本料理の腕ふるいご馳走を振る舞ったのである。彼らとは喧嘩をしたこともあるし、情熱的な中米の女の子と恋に落ちたこともあった。

その後、ふとしたきっかけでサンフランシスコ大学の今村茂男教授と知り合い、同大学に通うことになった。同時に、新聞の求人欄を見てハウスボーイ(簡単な家の手伝いをする代わりに、部屋を提供してもらって学校に通う青年の意)の仕事を探した。何軒目かの家に電話を入れ、ようやくハウスボーイとしてアメリカ人の老夫婦の家に住み込むことが決まった。場所はサンフランシスコの街全体を眺望できるツインピークスにあった。サンフランシスコ大学へも近いので都合が良かった。講義のない日は家の回りの簡単な芝刈り、家の中の掃除を行った。老夫婦との日常会話は当然英語であり、ここでかなり英語力、特にヒアリングが伸びたように思う。その家の娘さん夫妻が時々里帰りしてパーティを開いていたが、その時に知り合ったアメリカ人の友人たちとは今でも毎年クリスマスカードの交換を行っている。

サンフランシスコ大学時代の今村先生は、残念なことに8年ほど前の1998年に姫路市で76歳の生涯を閉じている。その今村先生が遺した本に『神風特攻隊員になった日系二世』(今村茂男著 大島謙訳、草思社)というのがある。同著の書評を書いた他の読者も異口同音に述べていることだが、同書で一番印象的な下りが「命を賭ける価値のある争いなんて、どこにもない」という今村先生の「遺言」だろう。最近の日本は重苦しい閉塞感に覆われており、いつか来た道に戻りつつあるのではと危ぶむ声が多く、ブログ『きっこの日記』でも「このまま行けば、今の小学生が高校生くらいになったころには、韓国みたいに徴兵制度が導入されて、16才以上の国民には召集令状が届くようになるだろう」と書いている。
トンデモ法案炸裂!

また、国際政治コメンテーターの藤原肇氏も自著『小泉純一郎と日本の病理』の中で、「もし、中国と本当に衝突するようなことになれば、アメリカは近代装備した日本の軍事力を利用して、アジア人同士を戦わせるに決まっている」(P.260)と述べているのだ。

1970年代初期は日の出の勢いであった日本であったが、長引く平成不況のため今の日本は本当に元気がない。あの当時の輝きは何処に行ってしまったのだろうか。人々は不満の捌け口戦争に求めるのだろうか。これでは何時か来た道に逆戻りすることに他ならないではないか。街頭インタビューで、「戦争になった日本のために戦う」と簡単に口にする若者たちを見るたびに、やりきれない気持ちになるのは筆者だけだろうか。今後は己れの腕一本で生活の糧を得ていかねばならない時代に生まれた今の若者には、日本の通貨である円の信用が未だ残っているうちに世界を旅するなり、海外の大学で研鑽を積むなりして、広い世界で武者修行をして欲しいと切に願うのである。そして、そうした若者たちこそが戦争への歯止めとなってくれるような気がしてならない。筆者もブログ【教育の原点を考える】で清沢洌の『暗黒日記』の書評を書くなどして、ブログを訪れる一人でも多くの若者たちに日本脱藩のすすめを説き続けていきたいと思う。
「暗黒日記」

ともあれ、筆者は無事に1974年の暮れに日本に帰国した。一年間続いた拙稿をきっかけに、一人でも多くの若者が今の日本を「精神的」に脱藩し、清沢の云う「広汎なる総合的知識」を身につけてくれることを祈念しつつ筆を擱く。

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2006年6月吉日


【追補2】
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上掲の拙稿「最終章 思い出のサンフランシスコ」にも登場する、故今村茂雄先生はアメリカでこの世に生を享けているが、日米関係の悪化で両親と一緒に日本に帰国、若い頃は周囲よりも皇国少年だったという。今から思うに、小生が国際派から民族派に転向できたのも、ある意味、先生のお陰だったのではと今にして思う。以下はDuncan氏という人物のカスタマレビューだが、サンフランシスコ大学で大変お世話になった今村先生を思い出し、胸が熱くなったことを告白しておく。

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国士渡邉正次郎16
「国士 渡邉正次郎}」シリーズの第十六号をお届けする。前号で三本の動画を紹介したが、その後は仕事(翻訳)、母の新盆、猛暑と重なり、かなり未公開の動画が溜まってしまったが、漸く仕事や猛暑が一段落した今、急ぎ以下に公開させて戴く。


㊵中国「食人」文化三千年!



㊶風雲急!中国、年内に尖閣と沖縄を強奪‼︎


㊷国民、生死の境目に、議員320万のボーナスだと‼︎


㊸武漢、疫病第二波と同時に、食料危機?


㊹危険!「接触確認アプリ」は、個人情報がダダ漏れ‼︎


㊺作曲家遠藤実と千昌夫の命を二度も救った!


㊻自衛隊を軍隊に、自衛官に誇りを!


㊼大学の「孔子学院」は、危険!世界は、廃止。


㊽大学の中国人、韓国人の教授は、廃止せよ‼︎


㊾政治家を監視するNPOを設立する /「NP0法人を監視するNPO」を設立


「亀さん…」という言葉で始まる、その後の渡邉氏の関連記事は三本で、以下の通りである。

「亀さん、感謝!!!!」
「亀さん、真っ暗闇じゃござんせんか」
「必見!亀さんの貴重なメールを配信。」


最後に、その後小生が投稿した、新たなコメントは以下の通り。

【コメント40】
このように、今や世界は大変な時代に突入しているというのに、何故か同胞である日本人の元気がありません。連日テレビや新聞で、コロナ感染者の激増、Go To トラベル、世界的な不況といったニュースの洪水で、不安感を一層募らせているからなのでしょう。


【コメント41】
今 のところ、財務省が給付金追加で渋っているのが最大のネックですが、皆さん、渡辺さんだけに任せるのではなく、我々も自ら声を大にして財務省を突いていき ましょう。財務省は緊縮云々といった言い訳をしていますが、日本は海外から借金をしているわけでもなく、何十兆円単位の国債を発行してもビクともしないの が、今の我が国です。


【コメント42】
コメント42をアップしようと試みたが、禁句ワードか何かに引っ掛かって投稿できなかったため、渡邊氏に直接メールで送ったところ、「必見!亀さんの貴重なメールを配信。」で公開して戴いた。感謝の他はない。


【コメント43】
この動画でギルバード氏は、見事にハリスの全体像を浮き彫りにしており、流石と思った次第です。また、ギルバード氏はバイデンが痴呆症を患っていることも公にしました。
【ケント・ギルバート】バイデンはボケてるよ!