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人生は冥土までの暇潰し

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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
歴史の闇
例によって、安西正鷹さんが安西ファイルを送ってくれた。実に有り難いことであり、やはり持つべきものは道友である。

さて、今回の安西ファイルで特に注目したのが、「●まつろわぬ神々の反逆」と題する小節であった。以下、同小節を全文引用しておこう。

まつろわぬ神々の反逆
・神社本庁は、敗戦によって国の管理下から離れた神社界をまとめあげるために生まれた民間の宗教法人。神道系の宗教団体として日本で最大。約8万社ある日本の神社のうち7万9千社以上が加盟。その特徴は、伊勢神宮を「本宗」と位置づけたところにある。本宗とは、おおもと、本源を意味する。つまり、皇祖神である天照大神を祀る伊勢神宮を頂点に戴く形で神社界を組織化している。
・ところが、日本の神社で祀られている神々のなかには、『古事記』『日本書紀』などの神話には登場しないものも少なくない。天神も八幡神も、神話には出てこない。稲荷神を祀る伏見稲荷大社は、神社本庁が誕生する際にその傘下には入らなかった。
・八幡神は、もともと九州北部、宇佐地方の渡来人が祀っていた神であり、後に応神天皇と習合して、第二の皇祖神ともされるようになる。その由緒からして、天照大神とは直接には関係しない。少なくとも、八幡神社が伊勢神宮の下にあるというわけではない。
・神社本庁は、ひたすら伊勢神宮の権威を高め、20年に1度の遷宮を無事に果たすことを使命として、傘下の神社から遷宮の必要経費を徴収してきた。伊勢神宮の権威を高め、それを維持することが、神社界全体の利益になるという考え方である。だが、それは、伊勢神宮以外の神社を支える手立てを講じないことを意味する。
・伊勢神宮を頂点とするピラミッド型の支配構造のなかで、天津神系の神社が優遇され、国津神系の神社が冷遇されている。国津神系神社の積年の潜在的な不満と反発の種が、宮司人事の強権発動を機に発現し始めた可能性がある。


安西さんの応神天皇についての記述を目にするに及んで、紀州田辺を訪問した帰り道、途中下車して和歌山市の狸庵に居る、落合莞爾さんを尋ねてみようかと、ふと思った。何故なら、安西ファイルに目を通して、落合さんの主張する「八幡天孫ホムダワケ=第15代・応神天皇」について、この機会に突っ込んで質問してみたくなったからだ。
<落合秘史シリーズ>

しかし、まだ落合さんの応神天皇説について、しっかりと把握しているわけではないので、今回は応神陵と誉田八幡宮(主祭神=応神天皇)のみにしようかと迷っている。

ここで、さらに応神天皇に纏わる歴史の深奥に迫っているのが飯山一郎さんで、掲示板「放知技」の以下の投稿に注目していただきたい。

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http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16256324/794/

上の投稿で紹介されている【連載:ホンダワケ】三部作は、真に歴史の闇に迫る上で必読の部類に属す。
・【連載:ホンダワケ】 応神天皇は仲哀天皇の子?
・【連載:ホンダワケ】 巨大な前方後円墳の原型は?
・【連載:ホンダワケ】 やはり応神天皇は…

ともあれ、久しぶりの紀州田辺…、昨夜も鶴見和子の『南方熊楠』に接し、南方熊楠の海外放浪についての行を読んだが、やはり十代の頃に三年間にわたり、世界各地を放浪した身なので、実に共鳴する箇所が多く、また南方熊楠の心に一層迫ることができたように思う。

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南方熊楠(左)

【お知らせ】

今週後半から数日にわたり、紀州田辺を中心に関西方面を旅する故、旅発ちまでに仕事を片づけたり、旅の準備や情報収集に時間を取られそうです。よって、関西から戻ってくるまでは、特別大きな事件でも起きない限り、ブログ更新を休む予定です。

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民族性の違い
現在、来月16日締め切りの大量の仕事(翻訳)に四苦八苦している。本来なら、楽々締め切りまで終わるはずの翻訳量なのだが、今回はナント、頭の痛くなりそうな微分積分の公式がアチコチにwww

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亀さんの場合、仕事のほとんどを海外の翻訳会社から承っているが、仕事を引き受けるにあたって、自分の専門分野(自動車・機械・石油・電子機器・マーケティング)の範疇かどうか、じっくりと見極めるのを常としている。現在手掛けている翻訳は、最初の部分だけ原文(英語)にサーッと目を通し、電子機器にインストールするソフトが主テーマと判断、これなら楽勝だと思って承ったのだが、途中でナント微分積分の公式のオンパレード…。

それでも、一応承ったからには、最後までやり遂げなければならないつうのが翻訳者なのだ。かつ、今週末に和歌山県に出かけるので、「悪いけど、数日旅に出る予定があるんで、締め切りを少し延ばしてくんない」と頼んだところ、あっさりとOK、締切日を一週間も延ばしてくれた。だから、このように余裕をもってブログ記事を書けるつうワケなんだが、その仕事を依頼してきたのは南欧の翻訳会社で、結構大きな翻訳会社(多分、南欧では一番大きい)だ。

しかし、ラテン気質つうか、その翻訳会社で亀さんを担当しているのは、ナント30名近くのコーディネーター(翻訳を依頼してくる女の子)だ。流石に南欧の翻訳会社だけあって、時には一日あたり10名もの女の子が、ドーッと亀さん目がけて仕事の打診メールを送ってくる日もしばしば…。すべてを承るとパンクする(処理しきれない)ので、半分以上は断っているのが現実だ。また、マリアだのシルビアだのといった、同じ名前のコーディネーターが数名かいるので、頭が混乱したことも一度や二度ではない…。だから、時々訳出済みの間違ったファイルを送ったりして、お姉ちゃんたちに怒られたことも多い。

その点、西欧つうか中欧の翻訳会社のコーディネーターは、緻密かつ堅実だ。例えば昨年の11月、20万ワード(英語)前後の翻訳を今年の1月から3月にかけてお願いしたいと、ここ10年近くの付き合いのある、ドイツの翻訳会社のコーディネーターからメールがあり、亀さんは3ヶ月で一気呵成に翻訳を完了させるものとばかり思っていたところ、そうではなくて最初は用語集作成のため用語の翻訳、続いて略語解説の翻訳依頼という具合に、(翻訳の)同業者なら分かってくれると思うが、実に理想的な翻訳作業の進め方なのである。多分、半年以上の時間をかけて、全体で20万ワードを亀さん一人で翻訳するのだと思うが、その間に当方ではクライアントの主要製品について勉強したり、1ヶ月ほど海外(南米)に出かけるなど、余裕をもって仕事に取り組めるので実に有り難い。

それにしても、同じヨーロッパつうのに、こうも民族によって違うものなのか…。

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お付き合いのある翻訳会社のお姉ちゃんたち(米国)

互助の精神
今週後半、紀州田辺の友人と久しぶりに再会するにあたり、現在『南方熊楠』(鶴見和子 講談社学術文庫)を読み進めているが、時折立ち止まって本のページを閉じることがある。昨夜も、南方熊楠の独創性は何処から来ているのかと、あれこれ考え始めたためページが進まなくなった。その時、目にしたのがmespesadoさんの投稿である。
■ 「自衛隊」の方が「軍隊」よりも「格が上」である ■

読み進めながら、ハッとしたのが以下の文章だ(一部改行)。

もともと生物は、通婚可能なグループの構成メンバーを「助け合う」ことにより、将来にわたる遺伝子の繁栄に有利になることから、「助け合いの精神」「利他の精神」というものが「本能」として組み込まれています。これは霊長類たる人類にも成り立つ原則なんですが、日本以外の世界では、異なる風俗習慣を持った民族がぶつかり合うことが多かったことから、日本以外の世界では、「ゲームの理論」で有名な「やったもん勝ち」のロジックが「利他の精神」より遺伝子の繁栄に有利になってしまったことから、この「利己的」あるいはキレイな言葉を使えば「個人主義」的な倫理が主流になってしまったわけですが、ひとり日本だけが霊長類本来の「利他的」本能を維持している、ということを述べました。


ここで、七年近く前、東日本大震災の直後だというのに、整然と列をなして並ぶ同朋を思い出したのである。

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東日本大震災の被災者たち 暴動・略奪なく「助け合いの精神」発揮

mespesadoさんの云う、生物が本来持っているという「利他の精神」については、最近も「狼の群れと暮らす」という記事をアップし、ロシアの動物行動学者のヤソン・バドリゼ氏の記事を紹介したが、実は同稿では紹介しなかったエピソードがもう一つある。それが以下だ。

ある時、オオカミたちに熊から身を守ってもらい、彼は彼らが利他的になり得ることの証人となった。人間を身内の一員と見なしたオオカミたちが熊を追い払い、科学者の命を救ったのだ。


この利他的精神という視座で軍隊と自衛隊を比較した、mespesadoさんの投稿は実に新鮮であり、お見事である。ここで、他者には無い物の見方・考え方を、どのようにmespesadoさんは身につけたのか、という素朴な思いが湧き上がったのであり、しばし独創性そのものについて、アレコレ考えを巡らせていた。

そして、ふたたび鶴見の『南方熊楠』に戻り、ページを捲っていく中で、幼年期に周囲の大人たち、殊に親が子の人間形成に及ぼす影響の大きさについての行を読むに及んで、古来から引き継がれてきた互助の精神、mespesadoさんの言葉を借りれば、「助け合いの精神」あるいは「利他的精神」が、未だに残る日本列島が脳裏に浮かんだのだった。

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大陸側から見た日本列島

【グリコのおまけ1】
改憲で自衛隊に感謝を示そう

【グリコのおまけ2】
涙腺崩壊寸前!震災時助かった赤ちゃんと自衛官が1年後に再会した写真が話題に


偉人はスケベー
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 南方熊楠

来月初めに南方熊楠縁の地、紀州田辺に行く前準備として、鶴見和子の著した『南方熊楠』(講談社学術文庫)を少しずつ読み進めているのだが、時々本から目を離して、南方の世界(南方曼荼羅)に思いを巡らす自分がいる。昨夜も、南方熊楠と『ノーツ・エンド・クィアリーズ』(Notes and Queries)について、色々と思うところがあった。

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一つには、人間、スケベーでなければ、ミニ南方熊楠にすら成れぬと悟った…(爆)。南方熊楠のような巨人には到底及ばぬとしても、ミニ南方熊楠を目指すにはスケベーであらねばならぬと心底思ったし、それくらいの〝遊び心〟がなければ、人間駄目だとすら思ったのである。遊び心、それこそが南方マンダラの結実に繋がったのだが、このあたりについては別の機会に書くことがあると思う。

スケベー…、たとえば『南方熊楠』のp.52、「ワイン・グラスと擂り鉢」に目を通しただけでも、スケベー心ならぬ遊び心の大切さを感じるのである。この小節は、「ユダヤ人の結婚式で花婿が最後にワイン・グラスを割る」ことの由来について、ユダヤ系イギリス人が『ノーツ・エンド・クィアリーズ』誌上で、神学などを引用しつつ侃々諤々の議論を展開している様を描いたもので、その中を割り込んだ南方、以下のように言い放ったものだ。

ワイン・グラスを割るのは、擂り鉢を擂りこぎて割るのと同じで、グラスは処女のシンボルではござんせんか。


詳細は同書で確認していただくとして、友人の紀州田辺あたりでは、結婚の宴が終わって花嫁が初夜を迎えるという時、会衆が擂りこぎで擂り鉢を割り、「割れた! 割れた!」と歓声をあげる風習があるとか…。でも、東京で結婚式を挙げた紀州田辺の友人の時は、そんなことをやっていなかったぞぉ…。今でも、こうした風習が残っているのかどうか、来月初めに友人と再会したら確認してみよう…(爆)。

それから、鶴見の『ノーツ・エンド・クィアリーズ』についての行を読みつつ、脳裏に浮かんだのが掲示板「放知技」であった。『ノーツ・エンド・クィアリーズ』の場合は編集者が、これはと思う寄稿を載せているので読み応えがあるが、一方で放知技の場合、誰でも投稿できることもあり、時には「蛆虫」が発生したり、「空気が読めぬ輩」が登場することが多い。また、方や英語、方や日本語という違いもある。こうした違いはさておき、多分、現時点において和製『ノーツ・エンド・クィアリーズ』と、胸を張って云えるのは「放知技」くらいのものだろう。

なを、『ノーツ・エンド・クィアリーズ』における南方熊楠の立ち位置について、鶴見は以下のように表現した。

南方の『ノーツ・エンド・クィアリーズ』への投稿を、その前後の問答の脈路の中において捕らえ直すと、かれが西ヨーロッパの学者、知識人の間にあって、卓越した知識と、特異な照合能力と、独自の分析法をもって、国際的な知的世界に寄与していたことがわかる。


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本当は本稿で曼荼羅、すなわち、「宇宙の真実の姿を、自己の哲学に従って立体または平面によって表現」(p.82)しようと思い、「南方マンダラ」の続編を書くつもりでいたのだが、仕事の締め切りが気になって、なかなか筆が進まない。このあたりは紀州田辺から戻り、仕事を片付けてから腰を据えて書こうと思っている。今年の12月23日の忘年会(於飯能市)でも、午前の部の勉強会で主テーマの一つにしたいだけに、尚更だ。

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最後に、暫くは南方熊楠という森を彷徨い、南方熊楠という世界を大凡掴んだ後、今度は岡潔という森を彷徨ってみたいと思う。岡潔と云えば、まほろば会の林廣同志を思い出す。林さんは生前の岡潔と深い交流があっただけに、いろいろと岡潔の人物ついてのエピソードが聞けそうだ。

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岡潔

【グリコのおまけ1】
南方熊楠は『ノーツ・アンド・クエリーズ』誌をどのように利用したか? : 邦文論考との関係から

【グリコのおまけ2】
平成の今東光こと、飯山一郎


メスペサド理論(1)
副島隆彦が、「重たい掲示板」に以下のような投稿を行っていた。
[2274]株の暴落はまだまだ続きます。急いで売って逃げなさい。 それと、私の新しい本のこ出版のこと。

テーマが株のようだったので、サーッと斜め読みしたところ、株とは関係のない箇所に目が留まった。今の副島が患っているという前立腺肥大症、そして来月刊行するという、『米軍の北朝鮮爆撃は6月! 米、中が金正恩体制破壊を決行する日』と題する新刊本である。最初に、副島が患っているという前立腺肥大症から…。

 私は、もうひとつ個人的な問題を抱えていた。私は、前立腺(ぜんりつせん)の肥大の症状が出ている。排尿障害だ。典型的なジジイ(爺)の病気で、これを診てもらいに病院に行って、入院、手術が決まった。 


その副島と亀さんは同じ1953年生まれだ。それなのに、副島の場合は何等疑問を抱かず、医者の診断を受けて入院・手術と書いているwww まぁ、お互いに肉体的な衰えは致し方がないものの、副島は西洋医療については何等疑問を抱いていない…。何故か? このあたりは、歯科&音楽ウォッチャーさんの「洞察歯観のすすめ」シリーズに、目を通してきた読者であれば亀さんの言わんとすることが分かるハズだ。

ところで、副島が患っている前立腺だが、年齢とともに萎縮するか肥大するかのいずれかになるわけで、そのあたりはウィキペディアにも詳しく書いてある。そして、注目したのが以下の記述…。

昭和30年代(1955年代)ごろまでは、日本人男性のほとんどが前立腺は萎縮の経過をたどっていた。ところが、食生活の向上・欧米化により、現在では80歳までに日本人男性の80%が前立腺肥大症になるといわれている。


確かに、粗食・和食中心の生活から美食・洋食型へと、日本人の食生活が大きく変わったことが、前立腺肥大症の一つの原因に挙げられることは確かだ。しかし、他にも幾つかの要因がある。たとえば、その一つが運動不足。副島の場合、大量の本を執筆していることもあり、パソコンに向かっている時間が一般人よりも長いはずで、それは即運動不足にもつながる。亀さんの場合も、やはり翻訳を生業としているのでパソコンに向かう時間が長いのだが、今のところ前立腺肥大症の徴候はまったくなく、健康そのものだ。それは、粗食(一日一食)に徹していること、もう一つはヨガや徒歩といった具合に、適度に身体を動かしているからだ。あっ、それから毎日大量の酒を呑み、煙草を吸っているからカモ…(爆)

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それから、副島の新刊だが、題名を目にしただけで、「あ、そうなの~ぉ」と感じた程度であり、副島には悪いが読む気が気が全く起こらない(嗤)。

本題に戻す。上の副島の株に関する投稿だが、最初は副島の出鱈目な株観を徹底的に叩いた記事を書こうと思っていたのだが、それよりも三ヶ月ほど前に書いた、「メスペサド理論」の続きを書いた方が遙かに読者のためになると思い、考え直した次第だ。よって、最近のmespesadoさんの投稿から思うところを順次羅列していこう。初回の今回は、mespesadoさんが主に書き込みを行っているスレッド、「EG・堺のおっさん等 爺さんが元気なスレ -31-」にある、投稿>>312を取り上げたい。なを、一年近くにわたりmespesadoさんの投稿を追ってきたが、目から鱗という思いを幾度も体験した。そうした体験例を、今後は「メスペサド理論」シリーズとして書き続けていこうかと思っている。

初回の本稿では、最新スレッドの>>312に注目した。何が書いてあるかと言うと、日本という国はいくら刷っても困らないというmespesadoさんの主張だ。ここで、mespesadoさんの言う「刷る」対象とは、我々が日々目にする千円や一万円札といった紙幣のことで、mespesadoさんは紙幣を幾ら刷っても心配無用と言っているのである(国債も含む)。こんなことを書くと、「エッ!」と驚く読者が多いと思うのだが、このあたりは日本の立ち位置と深く関係してくるのであり、幾ら紙幣を刷ってもビクともしない国は、世界広しと雖も日本だけなのだ。このように書くと、俄には信じられないと言う人たちの顔が浮かぶのだが、本当のことなのだからしかたがない。

最初に、mespesadoさんの>>312の以下の記述に目を通していただきたい(一部改行)。

 「国家がオカネを支払わなければならない場面で支払うことが不可能になった場合」

 もしもこの国家が日本のように通貨発行権を持っていて、しかも支払うべきオカネがこの自国通貨建てだったらどうでしょう?

 その場合は、支払うべきお金は自分でオカネを刷って渡せばいいのですから、「支払うことが不可能になる」ということはありえません。当たり前のことです。

 また、もし支払いが外貨建てであっても、国家の生産力が高ければ、自国通貨を刷って、それを為替で相手の通貨に交換する場合も為替が安定するのでちゃんと支払うことができます。


お分かりだろうか…。さらに、同投稿の以下の結語をじっくりと眺めていただきたい。

 すなわち、日本は自国の通貨発行権を持ち、生産力も高く、おまけに外貨での借金はありませんから、「破綻したくても破綻できません」。

 自国の生産力が強いということは、かくも凄いアドバンテージがあるということです。


日本は破綻したくても破綻できない…。おそらく、mespesadoさんのこの発言を理解できるのは、世の中広しと雖も、「放知技」の読者くらいのモンだろう…。

それから、>>324の堺のおっさんの反応も素晴らしかった! 禿同!

その他、目から鱗の投稿で満載のmespesadoさんの投稿、今度の週末にでもジックリと目を通すだけの価値はある。ちなみに、mespesadoさんが放知技にデビューしたのは昨年の4月22日…。

モー、ン年もの放知技の常連さんかと勘違いするほどで、それだけ今までのmespesadoさんの投稿内容は濃かったし、今後もそーに違いない…、とプレッシャーをかける(爆)。

【グリコのおまけ】
今回は小難しい経済の話が中心だったので、疲れた(亀さんの頭も含め)頭を休ませる意味で…





南北統一
昨夕、NHKで平昌オリンピックを見ていたところ、中継を挟む形で突然ニュースが流れた。その10分間のニュースでは、シンガポールで〝暗殺〟された金正男事件を取り上げていたのだが、見終わってから「NHK NEWS WEB」を確認したところ、同ニュースについて以下のように解説していたのを見つけた(下線は亀さん)。

この事件について、中国政府の関係者はNHKの取材に対し、6年余り前に死去した北朝鮮のキム・ジョンイル(金正日)総書記の後継問題が背景にあることを明らかにしました。

それによりますと、死去から8か月たった2012年8月、当時、北朝鮮のナンバー2とされ、キム・ジョンウン委員長の叔父にあたるチャン・ソンテク氏が、北京で中国の胡錦涛国家主席と個別に会談した際、「ジョンイル氏の後継にはキム・ジョンナム氏を就かせたい」という意向を伝えたということです。

キム・ジョンナム氏暗殺事件 背景に後継問題の密告か


「中国政府の関係者」という曖昧な表現には思わず苦笑したし、「胡錦濤」の名を出してくれたことで、今というタイミング(平昌オリンピック)で、何故にNHKが金正男暗殺のニュースを取り上げたのか、即座に背景を把握できた(爆)。つまり、こうしたニュースが流れたのも偶然ではなく、北朝鮮と韓国の間で起きつつある〝雪解け〟、これを心良く思っていない連中が関与していた可能性が高いということだ。しかし、胡錦濤と金正恩との本当の絆を知る者であれば、NHKのニュースは正にお嗤いでしかない。

何故か?

それは、以下の記述からも分かる。

北朝鮮のナンバー2とされ、キム・ジョンウン委員長の叔父にあたるチャン・ソンテク氏が、北京で中国の胡錦涛国家主席と個別に会談した際、「ジョンイル氏の後継にはキム・ジョンナム氏を就かせたい」という意向を伝えたということです。
キム・ジョンナム氏暗殺事件 背景に後継問題の密告か


チャン・ソンテク、すなわち張成沢が、金王朝の跡継ぎに金正男を継がせるべく、相談を胡錦濤に持ちかけたということをニュースは伝えているのだが、張成沢は金正恩の義叔父という立場にあったことを思えば、胡錦濤の金正恩に対する〝思い入れ〟を知っていたはずだ。このあたりについては、飯山一郎さんのHP記事「金王朝の“深い謎”」、あるいは『横田めぐみさんと金正恩』の小節、「金正恩と胡錦濤のキズナ」(p.92)に目を通してもらえれば分かることで、胡錦濤の金正恩に対する思い入れは、我々が思う以上に並ならぬものがあったのである。かつ、胡錦濤は金正恩という人物の器を、正確に見抜いていた…。

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以上から、胡錦濤の名を何故にNHKが、〝今〟というタイミングで出したのか、朧気ながらも想像することが出来よう。ともあれ、南北の〝雪解け〟を快く思わない連中だが、彼らはどうすることもできない。何故なら、金正恩の背後には、あのプーチンが控えているから…。

ところで、最近の『文殊菩薩』 は平昌オリンピックに歩調を合わせるかのように、素晴らしい朝鮮半島情勢の記事を連発、特に心を打たれたのが以下の記事であった。
朝鮮統一の歌に涙を流す金永南

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「3回泣いた」 北朝鮮・金永南氏の涙、話題に 90歳、激動の歴史思う?

二十代の頃に二度目の訪韓をしてから数年後、亀さんは実の父を亡くし、心が沈んでいた一時期があった。そんな亀さんに対して、韓国の〝父〟が達筆な日本語の手紙を送ってくれている。このあたりの経緯は拙稿「ヘイトデモ」に書き、〝父〟の手紙も公開した。

ここで、最近は鶴見和子の『南方熊楠』を読み進めているが、同書に「解説」を寄せた谷川健一の言葉に心を惹かれたことを告白しておきたい。

柳田民俗学の限界は、日本人とは何かという問いに終始し、ついに人間とは何かという問いの解決まで進み得なかったことである。それは諸民族の比較研究という知識の次元での操作とは正反対に、人間それ自体の生態を直視すること以外の何者でもない。しかもそれは南方のように強烈な視線の集中力と無垢の心境の持主であってはじめてできることであった。
『南方熊楠』p.298


「人間それ自体の生態」については、いずれ書く機会があると思う。ともあれ、表層的には民族的な違いはあるものの、深層的には、人間の心というものは、さして変わらぬということを谷川氏は説いている。だからこそ、涙する金永南の写真を目にした時、韓国の〝父〟が重なって見えて仕方がなかったのかもしれない。

南北統一という大きな流れは、今や誰にも止めようがない。南北の〝雪解け〟を快く思わぬ連中のごまめの歯ぎしりが、今にも聞こえてきそうだ(嗤)。

昭恵さん来飯
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今月の6日、安倍昭恵さんが飯能市を訪れたという記事が、地元の「文化新聞」に載った。
安倍昭恵氏が来飯、野口種苗でタネ選び

昭恵さんが関東のチベットと言われている飯能、それも山奥にある野口種苗店までワザワザ足を運び、しかも同店に2時間近く滞在した背景は、『致知』(平成26年7月号)に掲載された、「生命の花を咲かせ続ける~タネが危ない~」などで確認してもらうとして、野口さんの種に注目するとは、流石は首相夫人だと嬉しく思うと同時に、脳裏に浮かんだのがGMO(遺伝子組み換え品)であった。亀さんはGMOについて拙稿「御三家」で若干触れた際、以下の記事を紹介している。
プーチン:人類の進化が巨大製薬企業、GMO、ワクチンによって危機に瀕している

【原文】
Putin: Human Evolution Under Threat By Big Pharma, GMO, Vaccines


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このGMOと対極にあるのが、野口さんのタネというわけだ。なを、野口さん本人とは地元の掲示板で幾度か言葉を交わしており、そのあたりは拙稿「いのちの種、奇跡のリンゴ」で紹介した。

そして、文化新聞の記事で最も印象に残ったのが以下の行であった。

昨年9月、天皇皇后両陛下が飯能日高に行幸啓された際、野口種苗のタネから収穫された飯能産の固定種野菜6種を召し上がられており、固定種野菜の認知度が今後一層高まるものと期待される。


【関連情報 1】
安倍昭恵と医療大麻

【関連情報 2】
タネが危ない!わたしたちは「子孫を残せない野菜」を食べている。


【グリコのおまけ】
過日、家のトイレの調子が悪くなり、柴田理恵と松村邦洋がテレビCM出演している、「町の水道屋さん」を名乗る会社に依頼したところ、一度では直らず、ボールタップや排水弁といった高価な部品を交換したりして、計三回も修理に来たのにも拘わらず、結局直らなかったwww。

仕方なく、メーカーであるTOTOに直接電話をしたところ、その日に専属の修理担当者が訪問、しかもパッキンを交換しただけであった。それから数日が経過しているが、ウソのようにトイレの調子が元に戻った。

教訓トイレの修理依頼は、直接TOTOに電話すべし。

紀州田辺
来月上旬、紀州は田辺市を再訪することにした。実は昨日、思い立ったが吉日つうわけで田辺市の友人に電話、幸い同日は仕事のスケジュールが入っていない友人に、田辺市周辺のアチコチを車で案内してもらうことにした。

田辺市の三大偉人と言えば、武蔵坊弁慶、南方熊楠(拙稿「南方マンダラ」参照)、植芝盛平だが、今回は南方の足跡を辿るのが旅の主な目的だ。幸い、同市近傍に南方熊楠顕彰館南方熊楠記念館があるので、運転手兼ツアーガイドの友人に車で回らせよう…(爆)

友人は結婚式を東京で挙げており、亀さんも出席している。爾来、あれから40年もの歳月が流れたというワケだ…。関東のチベットから東京に出て新幹線に乗り、新大阪駅に着いたら紀伊田辺駅に直行の特急くろしおに乗り換えれば、午前中には田辺市に到着するだろう。問題は、お互いにGさんになっているんで(四半世紀ぶりの再会)、お互いを見分けることができるかどうか、何とも心許ない…。

以下は、友人の娘さんが描いている漫画の一コマだが、登場している爺さんがナント友人…、E-男に描き杉…www

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『魔王様としゅんくん』(第一巻)p.83

ここで、改めて書架から南方熊楠関連の書籍を引っ張り出してみたが、最も優れた南方熊楠本と思っていた鶴見和子の『南方熊楠』(講談社学術文庫)、今パラパラと捲ってみたら真っ白…、積ん読本だった…www。田辺に行くまでに目を通しておかないと…。

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仁徳天皇陵の守り〝人〟の狸たち(新日本風土記「堺」)

【追記】
以下は、世界戦略情報誌『みち』に掲載された南方熊楠についての記事で、従来の南方熊楠観を打ち壊してくれる優れた記事だ。

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経済オンチ
以下は一ヶ月以上前、亀さんが掲示板「放知技」に投稿したものだ。

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http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16340424/90/

一回だけだったが、サーッと行政調査新聞の記事に目を通して、「アレ?」と思うような箇所が幾つもあり、戸惑ったものだ。仕事が一段落したら同記事を再読するつもりでいたものの、その後も立て続けに仕事が舞い込み、一ヶ月以上も過ぎた今日、漸く上の記事を再読する時間ができたという次第である。なを、上の投稿にある通り、記事中で「アレ?」と思った箇所、殊に経済関連の箇所について、亀さんは飯山一郎さんとmespesadoさんに問い合わせているが、お二人から丁寧な回答をいただいている。マサニ、感謝感激雨霰!

飯山さん回答
http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16340424/94/
mespesadoさん回答
http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16340424/102/


最初に、飯山さんに質問したのは行政調査新聞の株式観についてだった。以下が問題の箇所である。

株価の予測は正直なところわからないが、外側から眺めた感じでは非常に不安定と判断できる。1カ月もしないうちに大暴落する可能性もある。
http://www.gyouseinews.com/p4_naigaijousei%20kokunaitenbou/2018010702.pdf


この行を目にした時、「大暴落? リーマンショック時のような状況に世界はないのに…」というのが最初iに受けた印象だった。そのような印象を受けたのは、同紙の記事を読む少し前、亀さんは飯山さんのHP記事に目を通しており、「調整」と「暴落」の違いを把握していたからだろう。それだけに、行政調査新聞の甘過ぎる株式観に、「アレ?」と思ったのである。案の定、飯山さんが以下のようにズバリ指摘してきた。

1月7日号の筆者は,株式に関する素養も,貧弱です.

たとえば,今回の大相場が「外人買い」が主流と誤解している.むしろ「外人」は売っていました.

「1ヵ月もしないうちに大暴落する可能性」という記述は,「大巾調整」と「天井からの大暴落」の区別が全く分かってない.

http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16340424/94/


また、mespesadoさんには同紙の経済関連の記述で、特にピント外れな箇所をズバリ指摘してもらい、感謝している。それは同紙の「日本の景気をよくするためには、政府・マスコミが一体となって希望を作り上げることだ。楽しいカネの支払先を見つけることだ」という行で、初めて目にした時、ノーテンキだなぁと思ったものである。そのあたりの同紙のノーテンキぶりを、mespesadoさんが見事に解剖してくれた。

> 日本の景気をよくするためには、政府・マスコミが一体となって希望を
> 作り上げることだ。楽しいカネの支払先を見つけることだ。


と書いていますが、そりゃ違うだろう、としか思いません。高度成長が終わ

り、右肩上がり経済ではなくなったんですから、「希望」だけで消費が増え

るわけがないと思います。やはり「将来に不安が無くなるくらい内部留保や

貯金が溜まる」ことが必要で、そのためには引き続きおカネのバラマキを続

け、それもベーシックインカムのような「消費者に直接御利益があるような

施策」によって実施することが何よりも効果のある経済対策でしょう。

http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16340424/102/


行政調査新聞は、リテラだの日刊ゲンダイだのといった他のメディアと比較すれば、遙かに優れたメディアなのに、経済オンチであるという点は実に惜しいと、つくづく思った次第である。

ここで、同紙は北朝鮮についてのテーマであれば、抜群の分析力を発揮してきた実績があるのだから、『文殊菩薩』が「11年ぶりの南北首脳会談は実現するか」で書いているように、金与正が文在寅大統領に手渡した親書に基づいた、今後の展望についての記事を今から期待したいと思う。

人間万事塞翁が馬
高校を卒業してから三年間にわたり、社会人として生きてきた下の息子、その後の一年間を頑張ったものの、志望していた大学には受からなかったという報告が一昨日あった。それに対して、以下のように認めた手紙を今朝、息子に手渡している。息子同様、自分はどのように生きるべきかと、苦悶している息子と同世代の若者にも、以下の手紙を読んでもらえたら幸いだ(一部伏せ字)。

合格すると思っていた○○大学に落ち、落胆している君に父から贈りたい喩えがある。それは、「人間万事塞翁が馬」。「人の幸不幸なんて時間が経ってみなければわからないこともある」というほどの意味だ。父も君の年の頃には大学進学を考えていた一時期があったが、結局は(当時の)夢を実現出来ずに終わった。だが、還暦を過ぎ今、人生を振り返ってみて感じることは、大卒と高卒の差は卒業証書という、一枚の紙切れに過ぎないということだ。むしろ、長い人生をどのように生きていくべきかと常に己れに問いつつ、毎日を真剣に生きていくことの方が遙かに大切だ。それも、出会う人間、出会う本によって、人生が決まることを忘れないこと。

君の場合、日本を拠点にアジアで起業するため、大学に進学するものとばかり思っていたが、昨夕君が打ち明けてくれた話で、大学の商学部か経済学部に進学する理由は、在学中に事業で資金を貯め、その資金を元手に趣味を追求したかったのだと知った。加えて、3月末に出る最終結果で全ての大学に落ちた場合、専門学校へ通って職人の道を歩むと話してくれたのは嬉しかった。それに対して父は、「人生は後戻りできない。思うとおり、悔いのないように生きろ」と言ったのを決して忘れないこと。

ここで、翻訳を生業とする一職人の父から見れば、君は商人よりも職人の方が向いていると思う。何故なら、君には人を思いやる温かい心があり、素直で決して人を騙してまで生きよう(金儲けしよう)という人間ではないからだ。ともあれ、職人としての何等かの技を身につければ、世界の何処に居ても仕事は続けられる。父も今回のアルゼンチン訪問中に、場合によってはノートパソコンで仕事を継続するつもりだ。ただ、職人といっても色々ある。調理人、プログラマー、アニメーター、仏像制作者等々(別紙参照)。

最後に、父が「最悪のケースを想定して生きよ」と幾度か語っていたのを覚えてくれていると思うが、全ての大学に不合格という最悪のケースとなった場合、次はどうするのか、さらに数年先、数十年先は…と、受験中で大変かと思うが、君なりに人生の青写真を描いておいて欲しい。

ともあれ、君の人生は長いし、これからなのだ。健闘を祈る。

2018年2月12日 父記す


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【別紙】

職人の世界

●アニメーター ●インダストリアルデザイナー ●イラストレーター ●イベントスタッフ ●環境カウンセラー ●植木職人 ●ハンドラー ●漆職人●ブリーダー ●SFXイラストレーター ●通信士 ●塗装工 ●映像エディター ●音響エンジニア ●光ネットワーク技術者 ●騎手(ジョッキー) ●環境計量士 ●特撮カメラマン ●エアラインパイロット ●鳶職人●気象予報士 ●タイムキーパー ●コピーライター ●振付師 ●中古自動車査定士 ●チーズ職人 ●シナリオデベロッパー ●左官 ●エディトリアルデザイナー ●クリーニング師 ●CADオペレーター ●すし職人 ●スタントマン ●花火師 ●二輪自動車整備士 ●グリーンコーディネーター ●マスタリングエンジニア ●造船技術者 ●バイオ技術者 ●宮大工 ●メカトロニクス技術者 ●考古学者 ●鉄道運転士 ●環境コンサルタント ●米国航空宇宙局NASA ●ステンドグラス工芸家 ●マニュピレーター ●バット職人 ●CATV技術者 ●機械組立技術者 ●映画監督 ●釘師 ●酪農家 ●特撮監督 ●俳優 ●造園師 ●衛生通信技術者 ●動物園の飼育係 ●彫刻家 ●清酒製造工 ●特殊メイクアップアーティスト ●ミキサー ●映像音響処理技術者 ●撮影監督 ●航空整備士 ●歌舞伎俳優 ●電気工事士 ●刃物職人 ●サーフボードシェイパー ●漁師 ●漫画家 ●動物カメラマン ●環境管理士 ●船員 ●テクニカルイラストレーター ●コレペティトゥア ●航海士 ●宝石鑑定士 ●ヘリコプターパイロット ●和菓子職人 ●船長 ●声優 ●靴職人 ●機関士 ●航空管制官 ●豆腐職人 ●自動車整備士 ●畳職人 ●録音技士 ●大工 ●板金工 ●水族館の飼育係 ●ボイストレーナー ●遊戯施設整備士
http://www.v-fish.net/work/w19.html


朝日vs.産経
準ネオコン紙の東京新聞をストップしてから早十日、お陰様で心穏やかな日々を過ごせるようになった。そんな折、山崎行太郎氏のブログにアクセスしたところ、以下のようなことを書いているではないかwww

朝日新聞は、産経新聞に比べれば、まだマシだ!「月刊日本」を読みましょう!
山崎行太郎Blog『毒蛇山荘日記』


朝日と産経の話なのに、どうして「月刊日本を読みましょう!」ということになるんだろうと一瞬戸惑ったが、どうやら山崎氏、朝日イコール月刊日本だと言いたかったのかもしれない。

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一方、掲示板に上のようなイラストを貼っている飯山一郎さんの場合、以下の記事に目を通せばわかるように、山崎氏とは真逆の見方だ。
田嶋陽子:腹が立つほどの分からず屋

主題に田嶋陽子女史の名前が出ているが、記事内容は朝日と産経を比較したものになっている。それにしても、山崎氏と飯山さんの主張を読み比べてみて、水と油とは正にこのことだワイと思った次第(爆)。

以下、山崎氏のブログ記事を魚拓として残しておこう。

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【グリコのおまけ】
上のブログ記事に適菜収氏が登場しているが、適菜氏と言えば一時、掲示板「放知技」で話題になったことがある。
http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16155707/373/
http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16155707/369/

ビッグバン?
過日行われた大学入試センター試験の「地学 第6問 A」をめぐって、天文・宇宙物理学界で話題になっている。
金・銀・プラチナは宇宙のどこからやってきた?

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中性子星どうしが衝突・合体し、爆発を起こした際のイメージ図。その際に放出されたと考えられる鉄より重い元素のうちいくつかを、原子番号とともに記している。

記事内容を掻い摘まんで云えば、宇宙に存在する鉄より重い元素は、「超新星爆発」によってできたとする、今や一般常識と化した通説に対して、「否、ほとんどが中性子星の衝突・合体によってできた」と、真っ向から反論を挑んだ記事である。一読して、人体にも不可欠な重い元素はすべて、超新星爆発によってできたものとばかり思っていた亀さん、今日ただいまから考えを改めなければならなくなった。

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118種の元素を規則的に並べた周期表。水素(H)の原子番号は1、ヘリウム(He)は2、鉄(Fe)は26。

一方で同記事の筆者は、ビッグバンを頭から信じ切っている風であった。まぁ、これは無理もないことで、今日ではビッグバン説が定着しているし、今から138億年前にビッグバンが起こり、今でも我々の住む宇宙は膨張し続けていると、頭から信じている人たちがほとんどだからだ。しかし、一部にはビッグバン説を否定している人たちも確実に存在する。たとえば以下のサイト…。
ビッグバン宇宙論懐疑派のざれごと
ビッグバン宇宙の間違い

また、ビックバン説に懐疑的な書籍も刊行されている。

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なを、鉄をはじめとする重い元素、生命を維持していく上で不可欠なのだが、このあたりについては以下のサイトがわかりやすい。
《人間の体と元素》

人体と云えば、iPS細胞の山中伸弥氏がタモリと司会を務める、NHKスペシャル「シリーズ人体~神秘の巨大ネットワーク~」を思い出す。このシリーズは来月で終了とのことだが、その最中、山中氏の〝部下〟による論文捏造問題が持ち上がった…。そのあたりの経緯について最も的を射ているのが、以下のきのこ組長さんのブログ記事だ。
たった数十分
多能性幹細胞つまりiPSは笹井が特許をとっていた

週刊女性も以下のような記事を書いているが、きのこ組長さんの記事と較べると、パンチ弱すぎ…(笑)
山中伸弥教授、部下の論文捏造で “辞任も視野” にヒヤヒヤするタモリとNHK

【グリコのおまけ】
亀さんもiPS細胞やSTAP細胞について、数本の記事を書いている。
STAP細胞騒動
ガンガンと金儲け
生命史観のパラダイム
笹井芳樹博士の〝自殺〟
『STAP細胞の正体』を読み終えて…
御三家
凄…!
渡辺格博士と宍戸幸輔翁
黒幕の存在
STAP騒動の黒幕


狼の群れと暮らす
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毎日一回は必ずチェックしているロシア発のサイトに、「RUSSIA BEYOND」がある。いつものように今朝もチェックしたところ、「ソビエトのある科学者がオオカミの群れと暮らした理由 」と題する、なかなか興味深い記事が紹介されており、矢も盾もたまらず早速目を通してみた。

この記事は、ロシアの動物行動学者のヤソン・バドリゼ氏が、1974年から1976年にかけ、オオカミの群れの中で暮らし、六匹の肉食獣と寝食を共にしたという貴重な報告なのだが、なかでも強い印象を受けたのが以下の記述であった。

 彼はオオカミの子供をハンターから引き取り、檻の中で育て、野生でのふるまい方を教え、森に返してきた。計22匹のオオカミを育てたが、おそらくそれ以上に大きな貢献は、貪欲で血に飢えた獣という半ば神話的なオオカミのイメージを破壊し、その真の姿を人々にもっと知ってもらうために全力を尽くした(そして今も尽くし続けている)ことだ。

極めて暴力的な生き物は人間だと思います。攻撃を楽しむのは人間だけです。他の種にとっては、攻撃は恐怖に等しい。人々は自分自身の不快な特性を動物たちに投影しているにすぎないのです。


仮に、この記述を南方熊楠が読んだとしたら、どのような感想を述べただろうかと、ふと思った。このオオカミだが、実は亀さんの住んでいる秩父地方と実に関係が深い。そのあたりは、掲示板「放知技」でも既に述べた通りである。

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http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16074479/223/

下の動画を見れば、「貪欲で血に飢えた獣」という、今までのイメージが覆されるはずだ。



そして、オオカミと云えば白土三平のカムイ伝シリーズの最後に登場した、白狼を思い出す…。
白土三平の代表作「カムイ伝」は奥が深い

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日本建国の秘密
過日、「物部氏の繋累」と題した記事を書いているが、その時に言及したIBD(国際事業開発株式会社)のHPに、「世界の海援隊」というコーナーがあり、亀さんは多くの記事を同コーナーで発表していた一時期がある。そのうちの一本に古代史に関する記事があり、旧ブログに保存してあるので、関心のある読者に一読してもらえたら幸いだ。
古代史研究のすすめ

その後も多角的な観点から、古代について独自に調べてきたが、その過程で『邪馬台國論争 終結宣言』(山形明郷 星雲社)という本に出会っている。その辺りの経緯は、やはり旧ブログの以下の記事に詳しい。
『邪馬台國論争 終結宣言』

その山形先生の本に出会ったことが切っ掛けとなり、飯山一郎さんと掲示板「放知技」で言葉を交わすようになったという次第である。

ところで、拙ブログの「国の始まりは…」という記事で、亀さんは以下のようなことを書いた。

ところで、飯山さんの日本は百済の後継国家という主張、そして飯山さんの考える『日本書紀』成立の背景の話は、概ね肯定できると思う。亀さんは最初、鹿島昇によって国の成り立ちという迷路に迷い込み、歴史という名の森を暫く彷徨っていた時期があった。今振り返るに、鹿島史観には出鱈目が多いのだが、それでも『日本書紀』は〝古代朝鮮史〟のパクリであるといった具合に、亀さんが学校で学んだ歴史の知識を木っ端微塵に砕いてくれた点、今では感謝している。


現在読み進めている、藤井輝久氏の『天皇系図の分析について』も、日本書紀から読み取れる天皇系図の基本(コピー元)は、百済王家であると喝破しているのだが、このあたりは鹿島説に似ているなと思っていたところ、同書の「おわりに」(p.1110~)に鹿島曻氏が登場、鹿島氏と藤井氏は古代史を通じて、深い交流があったことを知るに及んで、『天皇系図の分析について』が鹿島説を彷彿させる訳が、ようやく分かった次第である。

ともあれ、当面は古代史という森の散策を、心行くまで楽しむつもりだ。

【グリコのおまけ】
鹿島曻氏や藤井輝久氏同様に、「日本書紀の天皇系図の基本は百済王家」と喝破した、識者の一人に小川秀之氏がいる。ちなみに同氏は、『古代天皇制研究』(風詠社)という本を著しているが、同書の裏表紙は以下のようになっている。

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死生観を持とう
仕事に追われていた一昨日、間もなく65歳を迎える亀さんに、日本年金機構から一通の封書が届いた。仕事の合間に開封して読んでみたところ、中身は「年金請求書の提出のお願い」というものだったが、躊躇うことなく「老齢基礎年金と老齢厚生年金の両方を繰下げ」を選んだ。つまり、年金の支給開始は70歳からでE-という選択をしたわけでR。

まぁ、70歳になる前に死んでも、それはそれでしかたがない(運命)と思っているんで、それがもし、70歳の誕生日を迎えることができたとしたら、御の字だとすら思っているほどだ。また、仮に70歳になった直後に死んだ場合、年金が貰えなくなるというワケだが、それはそれでE-ではないか。万札なんて、あの世に持って行けるわけでもないし…。

ところが、以下の記事に載っていたコメント、阿呆が多杉…。
「年金は70歳から」と決めると計算が楽になる

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上の記事にコメントを寄せたシトたちは、日本の年金機構は崩壊するものと思っているwww かく言う亀さんも、少し前までは岩瀬達哉の著した『年金大崩壊』といった本の影響もあり、長年にわたり納めてきた年金を早期に回収すべきだと考えていたので、偉そうなことは言えない…。ところがである。掲示板「放知技」のmespesadoさんによる、一連の「メスペサド理論」に接してからというもの、日本経済および安倍晋三の経済策に対する見方・考え方が、ガラリと変わった。つまり、100%とは言わないが、間違いなく日本経済は復活、また年金崩壊の心配も無用だと、思うに至ったのである。

前置きが長くなった。ここで、表題の「死生観を持とう!」について簡単に述べておこう。最初に、以下の動画を見ていただきたい。
なぜリーダーは「死生観」という覚悟を持たねばならないのか?~田坂広志ダイジェスト(1)
「死生観」をつかむと「人生の密度」が変わる~田坂広志ダイジェスト(2)

要するに、田坂広志氏は「リーダーは死生観を定めるべし」と訴えているわけなのだが、何も読者がリーダーである必要はなく、亀さんを含めた一般人も「死生観を定める」ことで、人生は冥途までの暇潰しの中身を濃いものにできるという、ヒントをもたらしてくれる有り難い動画なのである。以下、田村氏が述べた三つの〝真実〟を再掲しておこう。

・人は必ず死ぬ
・人生は一回しかない
・人は何時死ぬか分からない


田村氏は上記の三つの真実を〝直視〟すれば、自ずから死生観が定まるはずだと主張しているのだが、全く以て同感でR。加えて、あの東日本大震災に言及していたのも強く印象に残った。

洞察歯観のすすめ(29)
今週も強烈な寒波が日本列島を覆うようで、歯科&音楽ウォッチャーさんの住む信州は連日の雪かきで大変だろうな…、と思っていたところへ便りが届いた。今回のテーマは風邪についてであり、インフルエンザが流行っているということから、時期的にはピッタシのテーマだ。

また、亀さんも拙稿「健康であれ」で風邪について書いているので、併せて一読してもらえたら幸いだ。

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今回のウォッチャーさんの記事では、松本光正氏の『かぜ薬は飲むな』(角川新書)を紹介していたが、上の記事で亀さんも『風邪の効用』(野口晴哉 ちくま文庫)という本を紹介している。正しい医学についての知識を身につけ、対処していく上で、両書とも必読カモ…。

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インフル流行拡大、累計患者数は1千万人突破 学級閉鎖は1万施設超 関東でも猛威

つい昨日のこと。
ネット上でニュースを拾い読みしていたところ、猛威を振るうインフルエンザという記事が目に止まりました。
***インフルエンザが世界的に猛威を振るう中、アメリカでもほぼすべての州で感染が広がり、今シーズンに入って少なくとも37人の子供が亡くなりました。
アメリカのCDC=疾病対策センターによりますと、50ある州のうちハワイ州を除く49州でインフルエンザの感染が急速に広がり、昨年10月以降、少なくとも子供37人が死亡、およそ1万2000人が入院したということです。
また、ここ数年の流行と異なり、65歳以上の高齢者だけでなく、50歳から64歳の年代の感染も際立っているとしています。現地メディアによりますと、中西部のインディアナ州では、インフルエンザにかかった息子と夫の看病をしていた女性が感染し、発症した3日後に亡くなったケースもあったということです。
日本でも、インフルエンザの患者数が統計を取り始めた平成11年以降、最も多くなるなど、インフルエンザの患者は世界的に増加傾向となっています。
CDCは、このままのペースで感染が拡大すれば、過去15年で最悪の規模になる恐れがあると警告していて、手洗いやうがいの徹底のほか、予防接種を受けるよう呼びかけています。***

世にも恐ろしい、インフルエンザ。さあ、病院へ行って、薬を飲んで、予防接種を受けよう・・・医療機関のコマーシャル記事のようにも見えます。
偶然にも・・・このニュースに触れる2日ほど前、書店に立ち寄り、「かぜ薬は飲むな」松本光正(著)というタイトルの本を手にしておりました。松本氏は著書の中で、風邪 インフルエンザ 風邪薬。そして、自然治癒力などなど、大変興味深いこと語っております。猛威を振るうインフルエンザに、薬を飲み予防接種をして備えなければ・・・と考える前に、散歩がてら書店で立ち読みしてみてはいかがでしょう・・・。

下記 「かぜ薬は飲むな」から、松本氏の語りを紹介してみます。

***皆さんは熱や咳、鼻水が出ると、「風邪を引いた」と思います。そうして当然のように風邪薬を飲もうとします。手元になければ、医療機関に行って薬をもらおうとします。病医院に行けば当然のように薬を飲ませようとします。お互いに薬を飲んだ方がいいと当然のごとく思っているのです。
インフルエンザの時期になると、テレビでは小児科の様子が放映されます。医師が子供を診察しているところが映し出されています。
インフルエンザに罹ったら医師が当然診断するし、親も子供もテレビ局も、当然のように病医院に行くものだと思っているのです。
でも、本当にそれが正しいのでしょうか。病院に行かないと風邪(インフルエンザを含む)は治らないのでしょうか。行った方がいいのでしょうか?
病医院というところは、風邪、インフルエンザの患者さんがたくさん集まるところです。そんな場所にわざわざ連れて行って濃厚なウイルスをスーハースーハーと子供に吸わせているのです。おかしいと思いませんか?

テレビでおなじみの「インフルエンザは風邪ではありません」という巧妙なキャッチフレーズに騙されているからこういうことが起きるのです。どこが巧妙かというと、わざわざ科学をねじ曲げて、風邪の一種であるインフルエンザを必要以上に怖がらせているから巧妙なのです。一種の詐欺と言っていいでしょう。科学で考えると、インフルエンザは、風邪です。風邪の一部なのです。風邪にはたくさんの疾患が含まれていますが、インフルエンザは風邪のなかのほんの一部です。何も怖がる疾患ではありません。ただの風邪です。皆さんだって、今まで生きてきて、何回もインフルエンザに罹っているでしょう。そしてすべて治ってきたでしょう。でも、
「インフルエンザは風邪ではありません、怖い病なんですよ」
と言って国民を怖がらせるとよいことがあるのです。誰にとってよいことか?風邪関係の薬やワクチンを作っている製薬メーカーと医療機関です。怖がらせれば国民はみーんな医療機関に行って薬を処方してもらうのです。

もちろん風邪だからといって、軽い疾患だとは限りません。風邪でも時には人の命を奪うこともあります。それは人によるのです。自然治癒力が落ちている老人などでは、死に至る怖い病になることがあります。だからといってインフルエンザを必要以上に怖がることはありません。風邪なんですから。風邪をいちいち怖がっていたら生きていけませんヨ。

風邪という症状は、たくさんの軽い疾患の総称です。
ちょっと体がだるい、気分が悪い、食欲がない等々、普段と違う状態を含めて、そういう症状を呈した時を風邪と言います。おなかが痛い、胃がむかつく、便が軟らかい等という消化器系の症状でも、それが軽ければ、「風邪でしょう」となります。
日本脳炎のような重い疾患も、ちょっとだるいと等という時期は風邪と呼ばれます。私の診た症例の中にも、風邪かと思っていたら、劇症肝炎というすごい病だったという女子学生がいました。また喉が赤いので扁桃腺炎かと思っていたら、急性白血病だったという症例もありました。ですから風邪だからと軽く診てはいけないことも事実です。
正しくは、ウイルスや細菌が呼吸器(喉や肺)に付いて、熱や痛みや咳や鼻水が出た、そういう呼吸器の軽い症状を持つ疾患、それが風邪(感冒ともいう。インフルエンザの時だけ流行性感冒のように使う)でしょう。
しかし、呼吸器の重い疾患ならば肺炎と呼ぶし、激しい咳の症状があれば急性気管支炎と呼ぶし、激しく喉が痛めば急性咽頭炎などと呼び、風邪と区別します。

風邪の原因はウイルス
風邪を引き起こすのは、細菌は少なく、ほとんどがウイルス感染であるとされています。そのウイルスは200種類もあるそうです。中でも多いのがライノウイルス、エコーウイルスだと言われています。実は、ウイルスが原因だと分かっていても、治療方はありません。ウイルスに効く薬はないのです。ここが大事なんですが、ここを忘れてか知らないのか、医師は風邪・インフルエンザに効く薬があると思い込んでいるようです。自分が治している。医療が治している、治す医療があると思い込んでいるようです。そういう教育を受けているところに問題があるのです。教える大学の教授がそう思い込んでいるのが日本の医療の危うさなのです。
ウイルスというのは、現在の医学では全く対処できません。ウイルスは細菌に比べてとても小さいからです。細菌は光学顕微鏡という普通の顕微鏡で見えますが、ウイルスは電子顕微鏡でしか見えません。しかも、一つの生命現象を持ち、単細胞生物として生きる細菌と違って、ウイルスはDNA、RNAという遺伝子だけを持つ微生物です。だから未だにポピュラーなウイルス感染症の麻疹(はしか)にも、日本脳炎にも、ヘルペスにも、ノロウイルスにも薬はないのです。麻疹、おたふく風邪に気をつけて、罹ったら早めに病医院に行きましょうと言います。でも、病医院に行っても治療法がないのです。ウイルスなんですから。治療法がないのに病医院に行きましょう、というのはおかしいと思いませんか。

発熱の意味
ウイルスが身体に侵入し風邪を引いた状態の時に、身体は発熱状態になります。その時、それが命を守るために一番良い状態なのです。熱が出なかったら私たち生物は死んでしまうのです。発熱という状態は、体温を上げて、細菌やウイルスを焼き殺そうとしている状態です。焼き殺さなければ、細菌やウイルスに人間は殺されてしまうからです。熱が出ているときは「今が最良の時」なのです。体温を上げてインフルエンザ・ウイルスを撃退し、命を守っているのです。これが自然治癒力です。
熱が何のために出ているのか、医師も国民も知らない、熱が悪いと思っているのです。風邪で熱が出たら「しめた!」です。感謝です。これで治る。命が守られるのだと思いましょう。

下痢は・・・
ノロウイルス、O・157、病原性大腸菌、赤痢やコレラ、時にはインフルエンザ等に感染すると、激しい下痢が起こります。腸の中にそういう悪いものを置いておいたら命が危ないので、水と共に外に洗い流している姿が下痢です。大腸の中の悪いものを外に出すには、肛門が一番近い外界への出口だと身体は知っています。下痢という症状を作って命を守っているのです。下痢も自然治癒力の現れです。

風邪で熱や咳の症状が出てくると、ひどくなったらどうしよう、肺炎になったらどうしようと悪く考えます。風邪ごときで死ぬはずがないのに、悪く悪く考えます。マイナス思考です。他の疾患でも同じです。健康を損ねたらどうしよう。死んだらどうしようなどとマイナス面から身体を捉えるからです。不安なのです。だからその不安を意図的に操る人たちの餌食にまんまとなるのです。
医療は、不安産業です。
不安を煽れば煽るほど儲かる商売です。だから、医師も製薬メーカーも不安を煽るのです。***

医療は不安を煽って儲ける不安産業!算術医にかかる(罹る)と健康を食いちぎられたあげく、稼ぎも巻き上げられる。治療代金と打ち出された金額を毎度毎度、吸い取られる。患者は不安産業のキャッシュ・ディスペンサー扱い。
患者の健康を食い散らかして算術医、製薬会社の懐はビヤ樽のように膨らんでいく。(メタボ体型というと、まことに不健康であるらしい?・・・のですが、しかし、白衣の懐がビヤ樽のように膨らめば膨らむほどに、健やか健康が保たれる)
インフルエンザ対策のためと、病院へ直行する前に、散歩がてら書店で暇つぶし読書をした方が良さそうです。(今時の書店は立ち読みだけでなく、椅子やソファーでゆっくり暇つぶしできるところもあります)
油断すると、お医者のキャッシュ・ディスペンサーにされるカモ・・・知れません。

松本氏の著書からもうひとつ。血圧につて・・・
血圧は病ではない。
からだは面白がって血圧を上げたりしません。原因と結果が必ずあるはずです。命を守るために、自分に一番良い値に設定してくれているのが、今のあなたの血圧の値です。血圧が高い人は、高くしないと生きられないから高いのです。低い人は低くしないと命が保てないから低いのです。それぞれみーんな自分の一番合っている血圧に身体は設定していてくれるのです。人間は進化の途上で700万年ほど前、四つ足歩行から二足歩行になり、立ち上がった哺乳動物です。立ち上がるということは、重力に逆らって心臓から高いところにある脳に血液を送らねばならないということです。しかも老化とともに血管は狭くなり、弾力がなくなります。どうしたら心臓から脳まで、重力に逆らって血液をポンプアップできるでしょうか。ポンプの圧力を上げることでしょう。圧力を上げて上に送り出さないと脳は血液不足に陥って死んでしまいます。そこで、加齢と共に血圧が上がるのです。生きるためにわざわざ上げてくれているものを、薬を飲んで下げてどうするのですか。下げたら脳の血流が低下して脳に栄養や酸素が行かなくなるでしょう。ですから血圧の薬を飲む人には脳梗塞が二倍も発生するし、認知症も多くなるのです。こういう簡単なことが理解できないのが医師です。人間が生物であることを忘れている上に、立ち上がった生物ということも忘れているのです。忘れていると言うより考えたこともないのです。その上、加齢現象が理解できていないのです。人間という生物も他の動物同様に、いつまでも若くないのです。歳をとって必ず死ぬ生物なのです。しかし、年をとっても命は死にたくないのです。なんとしても生きたいのです。生きるためには、なんとしても心臓より高所にある脳に血液を送りたいのです。送らないと死んでしまいます。だから血圧を必死に上げているのです。身体の力を総動員して命を守ろうとしているのです。生きたいのです。人間は必死に生きようとしています。けなげじゃないですか。愛おしいほどけなげですね。それが高血圧の姿です。
命を守る自然治癒力で血圧が上がっているのです。この自然治癒力を無視している医療が高血圧を「症」と名付けて病に仕立て上げ、高血圧症の薬物治療をするのです。自然治癒力が全く分かっていないのです。生物とは何か全く分かっていないのです。降圧剤を飲むということは、発熱時に解熱剤を飲むのと同じ構造です。下痢の時に下剤を飲むのと同じです。現在の脳梗塞の半分以上は医師が作っているのではないかと思います。飲ませなくてもよい人に薬を飲ませて、人工的に作っているのではないでしょうか。***

これでは、医療と関わるは、百害あって一利なし。

そういえば、知り合いの女性Fさんが高血圧症と脅されて、お医者通いをしておりました。あるとき、Fさんが担当医に尋ねました。
「先生。私、高血圧だから血圧を下げる薬を毎日飲むようにと言われて飲んでいますけど・・・先生、私の高血圧の原因というのは、何なんでしょうか?」
さあ、そこで、プロのお医者である50代後半の女医さんドクターXが答えて言いました。
「Fさん。そんなことが分かれば、医者はいらないですよねェ~!」
それを聞いたFさん・・・目が点になるも、帰り道、
「お医者が分からないとはねぇ・・・」
と、笑いながら通院停止を決め、薬とは縁を切ったとのこと。ドクターX、失敗しちゃってます。
このようなことでは、医療と関わるは、百害あって・・・命・・・なし。

追記

ジャズ好きな友人と二人、珈琲店(オスカー・ピーターソンのピアノが流れる店内)で話していたときのこと。三浦綾子の「氷点」が話題に上がりました。友人は、
「姉貴が三浦綾子のファンで子供の頃、姉貴に連れられて映画にも行ったことがあった・・・最近、なんだか妙に懐かしくなって読み返している」
と語っておりました。
氷点というと、ショパンの即興曲第4番 幻想即興曲のメロディーが思い出されますが・・・映画(昭和41年3月公開)は、この幻想即興曲で幕が開き、居間でアップライト・ピアノを弾く着物姿の若尾文子の姿が映し出されます。これは、とても興味深いところ・・・といっても個人的な興味に過ぎませんが、この場面に登場するアップライト・ピアノは、確か・・・「トリフリッヒ」という名の日本製のピアノ。
日本のピアノというと、山葉や河合あたりがメジャーどころですが、他にもたくさんありました。その中に、三共ピアノというメーカーがあり、福島仁という人が立ち上げたもので、東京は大田区に工場がありました。トリフリッヒは、約300台ほど作られたのですが、製造時から半世紀以上の時が流れた今、その美しい姿が残っているのなら是非お会いしたいものです。


命の旅
半年ほど前、「旅をする“本”」と題した記事をアップしているが、これはプロカメラマンの星野道夫についての記事だった。その星野が遺した一粒種に、星野翔馬君という若者(23歳)がいる。その後の翔馬君は立派に成長して大学を卒業、今春は晴れて社会人としての第一歩を踏み出す。

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星野道夫と息子(翔馬君)

そんな翔馬君、実は就活で悩んでいた…。それは、どのような道に自分は進むべきかということであった。そんな折、一冊の写真集に遺された父の寄せ書きを目にする。

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父がアラスカで撮影した写真集の本だった。そんな父がアラスカにいた当時の姿を追い求めて、翔馬君は独りアラスカに飛び立つ。その様子をNHKが「父と子のアラスカ~星野道夫 生命(いのち)の旅~」と題して、ドキュメンタリーに仕上げたというわけである。

父が巡った場所を改めて息子が巡り、住民たちから歓迎されるその姿にとても胸を打たれました。道夫さんがその土地に住む人々の心の中で生き続けていること、過去の話を聴くことで息子もまた父に出会えたこと、込み上げてくるものがありました。
投稿者:らら


番組は星野道夫と交流のあったアラスカの現地の人たちが、どのように星野道夫という人物を見ていたのか、翔馬君が確認する形で番組は進行、以下は印象に残った数シーンだ。亀さんは今夏アルゼンチンに飛ぶが、それは45年振りに再会したい現地の〝親戚〟や友人が大勢いるからである。並行して、今春大学に進学して時間的に余裕のある下の息子も、一ヶ月ほど南米に連れて行くことにしたのだが、現地の〝親戚〟や友人たちが亀さんの十代の頃について、どのようなことを語るのかと、今から戦々恐々としている…(爆)。

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アラスカの寒村の村長だった当時のクリフォード・ワイオワナさん

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以下のシーンも記憶に残った…

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【グリコのおまけ】


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http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16340424/321/

掲示板「放知技」で、「敗戦間際の日本軍みたい!」とか名乗る「蛆虫」…、もといチンカスが上のような投稿をしていた(嗤)。

これは、飯山一郎さんの「渡辺京二氏:87歳の泰斗の明晰なる判断力」という記事を受けてのことだと思うが、マトモな頭で同記事を読めば、渡辺氏の凄さが納得できるはずなんだが、それを「己の権威付けのため、渡辺京二まで持ち出すチンカス」と書くあたり、「敗戦間際の日本軍みたい!」とやらは、渡辺氏の文章を判読できないという〝チンカス〟ぶりを発揮、お嗤いでR。

今後もIPアドレス「3bb.co.th」のチンカスというホーケイが、どのようなことをかいて…、ではなくて書いてくるか、楽しみに待とうではないか、皆の衆(爆)。

菅野完と子宮頸がんワクチン
確か二ヶ月ほど前だったか、定期購読している『月刊日本』が同誌の最新号とともに、菅野完のチラシを同封して送ってきたことがある。それが以下のチラシだ。

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その菅野が「菅野完の個人サイト」なるものを開設していることを、ぎのご怪獣さんの掲示板「放知技」への投稿で知った。早速そのサイトを確認したところ、菅野は以下のようなことを書いているではないか…。

「危険だからワクチン接種をやめるべきだ!」という立場を取る人間は、あらゆるワクチン接種を否定する新興宗教と言っていい態度のバカのみならず皆、きわめつけのバカだ。
http://archive.is/NNjlr


菅野の主張通りなら、『月刊日本』も亀さんも、「きわめつけのバカ」ということになる。

ご参考までに、『月刊日本』だが、かつての同誌は菅野の主張とは真逆で、子宮頸がんワクチン反対のキャンペーンを張っていたのだ。そのあたりは、拙記事でも紹介しているので確認していただきたい。
大問題となりつつある子宮頸がんワクチン!
ワクチン接種の勧奨せず
安倍総理! 子宮頸がんワクチンをやめてください

因みに、同誌が最後に反対キャンペーンを張ったのは一年前(以下参照)で、その後の同誌は一度も子宮頸がんワクチンについて取り上げていない。

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この菅野のサイト記事、魚拓として以下に残しておこう。

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http://archive.is/NNjlr

天頂に生きる
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大涼山の山嶺

NHKの「秘境中国 謎の民 天頂に生きる ~長江文明を築いた悲劇の民族~」という番組を観賞した。この番組は、三千メートル級の山々が連なる大涼山の山頂に暮らす、山岳民族イ族(彝族)を取材したものだが、実に示唆に富む番組であった。以下、同番組を通じて感じたことを、四つの角度から述べてみたい。

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天頂の村を目指して帰路に就く少女

■国家
最初に、中国〝最古〟の王朝と云われている殷王朝(商王朝)だが、その祭祀王はシャーマンであった。このあたりについては、すでにブログ記事にしている。

四千年近くの時空を超えて、今日の世界にも神格シャーマンが存在する。今上陛下その人である。つまり、朝鮮族であった遙か太古の殷の祭祀王のDNAを、しっかりと引き継がれておられるのが今上陛下なのである。
青州で思ふ(3)


以下は現在の定説とされている殷王朝の版図である。殷王朝が諸侯に分け与えた封国に、揚子江(長江)の一部が含まれているのに注目されたい。

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次に、以下は同番組で登場した定説の四大文明のイラスト…。

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しかし、最近の研究では〝第五の大文明〟ともいうべき、「長江文明」なるものの存在が明らかになりつつある。

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同時に、イ族は長江文明を築いた人たちの末裔である、という可能性が最近の研究で高まりつつあるのだ。その末裔が、長江という肥沃な土地から、何故に大涼山山頂に住むようになったのかというあたりの詳細は、同番組で確認していただくとして、簡単に経緯を述べるとすれば、秦帝国による侵略から始まりモンゴル帝国による侵略に至るまで、侵略に次ぐ侵略を受けた古蜀国の住民は散り散りとなり、一部が大涼山の山頂に逃れたということになる。

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秦の侵攻を受けた古蜀国

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古蜀国から最後は大涼山へと逃れたイ族の一部

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古蜀国侵攻の記述がある中国最古の地誌『華陽国志』

さて、殷王朝の支配者、すなわちシャーマンについてだが、長江文明に属する古代中国の遺跡の一つとして、1986年に発見された四川省広漢市の三星堆遺跡が同番組で紹介されていた。以下はその当時の発掘の模様だ。

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発掘された遺跡の一部を同番組で紹介していたが、最も強い印象を受けたのが青銅立人像、すなわち長江文明を支配していたシャーマンである。

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そして、上のシャーマンの流れを汲んでいるのが、大涼山のイ族のピモ(シャーマン)ということになる。数千年もの時空を超えて、殷王朝のシャーマニズムが大涼山のイ族に引き継がれ、さらには東に位置する日本の天皇にも引き継がれたのだと思うと、実に壮大な気持ちにさせられるではないか…。

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■村落
次に、同番組の中心舞台となった大涼山の最奥地にある、イ族の四季吉村について筆を進めていこう。四季吉村には「ピモ」と呼ばれている上述のシャーマンと、政(まつりごと)を担当する村長がいるのだが、このあたりは現代日本の天皇(シャーマン)と、総理(政)という二体制を連想させるに十分だ。ピモの聖職者としての仕事をテレビを通じて観つつ、村人の精神的な心の拠り所としての存在は村の〝天皇〟を連想させるのだし、村長は今の日本を力強く牽引している安倍総理を連想させるに十分であった。

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「和を以て貴しとなす」は、架空の人物である聖徳太子の言葉だが、「和」を四季吉村の村長が口にしたシーンを耳にした時、亀さんは飛び上がらんばかりに驚いた。日本の東京と中国の四季吉村という、数千キロの距離を超え、現在日本人の物の見方・考え方に相通じるものを、直感的に悟ったからだ。

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■家族
二年前、「秋刀魚の味」と題したブログ記事を書いたことがある。「秋刀魚の味」は小津安二郎監督の映画作品なのだが、同映画で印象に残ったシーンがある。

同映画の公開は1962年11月18日というから、1964年10月10日に開催された東京オリンピックから遡ること2年前、亀さんは小学校の4年生だった。だから、かつての古き良き時代の日本を思い出しながら、懐かしく鑑賞した次第である。なかでも印象深かったシーンが、若夫婦の平山幸一(佐田啓二)と秋子(岡田茉莉子)が暮らしていた団地でのシーンだ。
秋刀魚の味


だから、今回のNHKの番組で最も感動したのが以下のシーンだった。

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家畜番人の娘(16歳)

これは、三千メートル級の山でも夏期には家畜の伝染病が流行るということもあり、近所の家畜をまとめて高地に連れて行き、夏の間の二ヶ月ほどを近所の人たちの代わって、世話をする村人の家畜の番人についてのドキュメンタリーなのだが、ある日預かっていた牛の一頭が行方不明になった。無我夢中で三日三晩探したものの見つからない…。このままでは、35万円もの賠償金を支払わなければならない、という苦境に家畜番人は立たされたのだった。もし牛が見つからなかった場合、山を下りた町に下宿させて勉強をさせていた長女(16歳)、息子(6歳)、末娘(5歳)らを学校や幼稚園に通わせることができなくなる…。悩む父親の姿を見た長女は、自分が学校を辞めて家族のために働く、と決心するのであった。

このあたりは、やはり長女だった亀さんの母を彷彿させるものがある。母は中学校を終えたばかりの叔父が、丁稚奉公に出されるということで、不憫で不憫で仕方がなかったというエピソードを聞かせてくれたものだった。この母の弟を思う気持ち、ブログで記事にして亀さんは以下のように書いている。

叔父は亀さんの母の弟で、小学6年生(12歳)の時に実の母親と死別、長女だった亀さんの母(当時20歳)が、残された弟や妹の面倒を見たのだった。そして、叔父は中学を終えた15歳の春に、親戚の呉服店へ丁稚に出されたのだが、わずか15歳で社会に出る弟を見て、母は不憫でしかたがなかったという。
叔父との別れ


だから、当時の日本と同じ境遇にある四季吉村は、母や叔父が若かりし頃と同じ時代精神を背負っているのだと、画面を通じてつくづく思ったことだった。

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行方不明だった牛は伝染病で死んだことが判明し、賠償金を払わずに済み、安堵する父親の家畜番人

■お金
以下のシーンは、村長の息子が都会に出て大学生活を送る傍ら、村の羊の肉を使った屋台を開いたところ、好評だったので村の羊を都会の名産にするべく、大規模な事業を展開してみたいと相談した時の父親の反応である。

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このあたりは意見の分かれるところだろうが、ホリエモンあたりだったら、間違いなく息子の方を応援するんだろうなと思いつつ、同シーンを眺めていた。このお金についての考え方だが、mespesadoさんが実にE-ことを書いているので、この機会に紹介しておこう。

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http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16340424/302/

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実りの秋を迎えた四季吉村

リセット
昨日朝のことだが、いつも使用しているブラウザのFirefox、どういうわけか新聞やブログといった、情報関連のブックマーク(Internet Explorerの「お気に入り」に相当)を入れたフォルダだけ消えていた。どうやら、何等かの誤操作で削除してしまったようだ。仕方なく、新たにフォルダを作成し直すことにしたのだが、すると面白いことに気が付いた。

いの一番に作成したのが、「◎情報」、「△情報」、「×情報」という三つのフォルダだ。「◎情報」は一日一回はチェックしたい情報源のブックマークを入れたフォルダで、最初に「◎情報」に入れたのは飯山一郎さんのHPや掲示板、およぴスプートニク紙(日本語・英語)で、さらに個人ブログの「大和心への回帰」と、「山岸勝榮の日英語サロン」も同じフォルダに入れた。

それ以外のブログ、たとえぱ「櫻井ジャーナル」とか「行政調査新聞」等は、気が向いたらアクセスして「△情報」に入れるつもりだ。拙記事の批判対象にすることが多いブログだが、時にはナルホドと思う良記事もあるブログだ。

「×情報」には読むに値しないものの、多少は社会的な影響力を持つ新聞や個人ブログを入れるつもりだ。候補には朝日新聞や日刊ゲンダイの他、副島隆彦、山崎行太郎、植草一秀といった人たちのブログを考えている。

ここで紙媒体についてだが、先月一杯で準ネオコン紙の東京新聞の購読をストップ、また、見応えのある漫画がほとんどゼロになった『ビッグコミック』という漫画雑誌も、今年からコンビニで買うのを止めている。それ以外に現在定期購読しているもので、ネオコン誌に様変わりした『月刊日本』も、一年間の定期購読が切れた時点で購読はストップする。

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ところで、「◎情報」に登録したブログの一つ、「山岸勝榮の日英語サロン」の昨日の「め!」に関する記事は良かった。この「め!」だが、亀さんも同テーマの記事「メッ!」を書いている。

相手をじっとみつめて相手を降参させるための、つまり、一種の呪力を発揮しようとする時の言葉だ。古くは、「記紀」(古事記・日本書紀)神話の中で、天鈿女命(あめのうずめのみこと;芸能の女神であり日本最古の踊り子)が猿田彦(さるたひこ;天孫降臨の際に道案内した)をこの呪力で服従させているが、それを近代では《め!》と言っているのだ。
子供を叱る時の《め!》のこと


また、一介の翻訳者として、山岸先生のブログはタメになる記事が多い。たとえば以下の記事…。
副詞"actually"の語法のこと

この記事を読んだ直後、アメリカ人の心理学者のチームで作成した資料を翻訳したのだが、高学歴の彼らも"actually"の使い方を間違っているのを見つけている。

それから、拙記事「副島隆彦の英語力」に目を通してもらえれば分かるように、山岸先生には任侠の徒を感じさせるものがある。それは、偉そうに研究社の英和辞典を批判していた、副島隆彦の数々の誤謬を徹底的に叩いたあたりからも窺い知ることができよう。

山岸先生の場合、それ以外のテーマでも深い見識を示しておられる。たとえば以下の記事…
元号のこと …… 国家の一大理想を表徴するに足るもの

田嶋陽子センセーが登場しているwww。ソー言えば、飯山さんも田嶋センセーを叩いていたのを思い出した(爆)。
何気に洗脳されてきたアナタの脳