米国大統領選挙前にアップした拙稿「見えてきたアジアの近未来像」で、不正選挙を食い止められるかどうかによって、トランプが当選するかどうかが決まると亀さんは書いたが。果たして結果はトランプ当選と出た。
ここで、掲示板「放知技」に気になる書き込みがある。
 http://grnba.bbs.fc2.com/reply/15917952/877-879/
ゴンベイ氏と同様の心配をしているのが、あのカレイドスコープ氏だ。特に以下の記述に注目のこと。
 クリスマスの憂鬱ー国連とバチカンの計画を阻止できるのか
亀さんから見れば、「やれるものならやってみな」、というところだ。クリントンを大統領にするような荒っぽい手を使おうものなら、アメリカの大手マスコミの正体を知った一般大衆が黙ってはいないだろう。
なお、選挙後に発生した反トランプデモは、裏でジョージ・ソロスが糸を引いていたことは明らかで、そのあたりを暴露した個人ブロガーの記事も多い。 反トランプデモ?日当いくらですか?バスで送り迎え付きだそうで。
また、一般大衆にすっかり正体を見抜かれてしまった大手マスコミ、その代表格であるニューヨークタイムズは、未だに以下のような記事を書くという低落ぶりだ(嗤)。 NYタイムズ紙、「トランプ氏までに」新たな対露制裁に間に合うようオバマ大統領に呼びかけ
 The Economist 2017年版増刊号の表紙
不正選挙については今月のまほろば会でも話題になり、安西ファイルで取り上げていたので、トランプ関連情報を本稿の最後に転載しておこう。特に目を引くのが以下の記述だ。
米大統領選の裏に隠れた真の狙いは、A.1.(人工知能)を大統領にする布石を打つことだった。
人工知能が米国大統領に…? いきなりこんなことを言われると、面食らう人が多いはずだ。だが、コンピューターは絶対に、将棋や囲碁のプロには勝てないと思われていたのが、つい昨日のことだったのを思い出そう。
【ポイント】 ・選挙では、多くの州で電子投票マシンの意図的操作ができなくなったことによりドナルド・トランプが形勢を逆転したことが勝利につながった、との情報がある。 ・1995年にアメリカで発売されたカードゲーム「イルミナティカード」では、オバマ大統領の出現だけでなく、ヒラリー、そしてトランプを象徴するようなカードがあり、彼らがいずれも世界寡頭権力の息のかかった人物であることを示唆している。 ・トランプは自分のことを「アポロ」、『ゼウスの息子」、つまりニムロデ[古代バビロニアの偶像崇拝者]だと見なしている。 ・アメリカの長寿人気アニメ『ザ・シンプソンズ』は『予言的な要素」があるとして有名だが、「2017年のアメリカ大統領も的中」させてしまった。 ・世界寡頭権力は米大統領選を隠れ蓑にして、彼らの計画を推進している。任期が残り少な<なってきたオバマ大統領が『大統領令」を乱発しており、大統領選挙の最中には「世界健康安全保障アジェンダ」の強化を命じている。 ・また、今回の大統領選挙で重要なのはトランプかヒラリーかという選択ではない。米大統領選の裏に隠れた真の狙いは、A.1.(人工知能)を大統領にする布石を打つことだった。 ・ディープマインド社が作った人工知能によって出された答えの一つが、「人ロを70億から10億に減らす」ことである。 ・人工知能大統領を推進するトランスヒューマニスト党は、マルサスの「人ロ論」を信奉する世界寡頭権力の代理人である。
【私見】 ・大きな注目を集めた米大統領選挙では、共和党のドナルド・トランプ候補が勝利した。国内外で大きな衝撃が走り、大手メディアは予想と期待を裏切る結果と報じているが、選挙終盤の動向と推移から、トランプが勝利する可能性は高いことはある程度予測できた。 ・大手マスコミは、ドナルドートランプ(共和党)かヒラリー・クリントン(民主党)かという構図を描いてきたが、これは茶番劇に過ぎない。2大政党による政治は世界寡頭権力お得意の双頭戦略によるものであり、トランプもクリントンも彼らのチェスの駒であることは疑いようがない。彼らの起用は、すでに「イルミナティカード」やアニメ「ザーシンプソンズ」で「予言」されていた。 ・どちらを選んでも「人類滅亡」へと今後の道程は続いていく可能性があるが、両者の違いはそこに至るまでのスピードと程度、そして人類滅亡の回避可能性の有無だ。クリントンは早急かつ強硬に人類滅亡を推し進め、この道しかない。一方、トランプの場合は、時間をかけて穏健に滅亡へのレールを敷<が、人類滅亡へのカウントダウンを遅らせたり、それを回避する選択肢も持っている。 ・英米アングロサクソン系のメディアである英『エコノミスト』誌は、今年の新年号でヒラリー・クリントンを選出することを「予言」していた。彼らの上に君臨する世界寡頭権力もそれを認めていた。しかし、彼らの意に反して米国民はトランプを選んだ。米国民はエリートによる政治によって自分たちが搾取されてきたことに気付き始めており、その仕組みを、ぷち壊すことをランプに期待している。トランプは品行方正ではないが、極悪人ヒラリーよりは「マシ」ということだ。 ・米国民の意識が変わっていることを誰よりも速くかつ正確に察知していたのは、ヒラリー・クリントンを推す軍産複合体などの好戦勢力である。当初、彼らは配下のメディアを使ってトランプに対するディスインフォメーションを流布し、ヒラリーに不利な情報を隠蔽して、彼女を予定どおり大統領にするつもりでいた。だが、情報操作をするには無理があるほどヒラリーが不人気であり、敵対する覇権多極化勢力との闘いで彼ら自身の力も削がれていることから、もはやかつてのような神通力は通用しなかった。選挙終盤でクリントンに対するFBIの捜査再開の可能性を持ち出して、支持率が拮抗しているかのように帳尻を合わせたのが関の山だった。 ・トランプは既存の支配層とは無縁で敵対する姿勢を見せているが、それは選挙戦略に基づくパフォーマンスに過ぎない。あえて過激な言葉や話題を振り撒くことで注目を集めることを公言していたほど、実は計算高い頭の切れる人物だ。
・世界寡頭権力は数十年先まで見通した長期戦略を立てている。クリントンが敗北したことは予想外だったが、トランプも保険としてリスクヘッジしていたので、スケジュールの見直しが必要となるにせよ、彼らの目的が大きく損なわれることはない。もっとも、オバマ大統領をはじめとする覇権多極化勢力は、「未必の故意的な失敗戦略」により密かにトランプを支援していたので、彼らにとっては想定内のシナリオだったともいえる。 ・そのスケジュールにおいて、今回の米大統領選挙はその後をも遠望した目的のもとに行われていることはあまり知られていない。彼らが最終的に実現したいのは、A.1.(人工知能)による世界支配だ。彼らは、異常気象や地震、噴火、阻石衝突、太陽フレアなどによる自然災害や、疫病や生物化学兵器などのパンデミックリスクを煽ることによって、これを制御する国際機関の必要性を説き、人々を管理-支配することを目論んでいる。その頂点にA.1.(人工知能)が立つとき、彼らの理想の三千世界が実現され、計画が完了することになっている。 ・オパマ大統領が任期終了間際になって、これらに関わる大統領令を乱発していながらメディアが一切報じていないのは、大衆にとって「不都合な真実」だからである。そして、人工知能を推進するトランスヒューマニスト党の主張を大統領選挙にそっと差し込んだのは、大衆にその主張を無意識に刷り込むサブリミナル効果を応用した高度な戦略であった。
・人工知能は、肉体の不老不死を追い求めてきた世界支配層の悲願を達成し得る道具である。そこには、人間は間違いを犯す欠陥品であり、そのために人類は数々の不幸と悲劇のドラマを繰り返してきたが、人間とは桁違いの経験から蓄積した知識と智恵を持つ人工知能は決して間違いを犯すことのない完全無欠な存在だ、という思想がある。そして、彼ら自身もまた、すぐに朽ち果てる肉体を服のように脱ぎ捨てて、永遠に不滅の心と意識を完全無欠な機械に移植することで、永遠に生きながらえようとしている。ドイツの哲学者フリードリヒ・二一チェが唱えた超人思想の実現であり、それを信奉したアドルフ・ヒトラーの理想がまさにこれから実現しようとしているわけだ。 ・アルファ碁を開発したディープマインド社が作った人工知能は、「人ロを70億から10億に減らす」ことが人類が生き残る唯一の方法だ、という答えを出しているという。この答えはなぜ、どのようにして導き出されたのだろうか。 ・人工知能はディープラーニング(深層学習)によって進化発展していくというが、その手本としているのは人類が蓄積してきた多種多様な知識と思想である。人間が人工知能と対話し、情報を与えることで自律的に人工知能が学んでいくわけだが、そこで重要になってくるのが、人工知能を教育する立場の人間がどのような人物であるかという点だ。 ・人工知能を推進する人間は、世界寡頭権力とその代理人たちである。彼らは悪魔主義を信仰する無神論者だ。そのような人間たちが親となって人工知能を教育するわけだが、彼らから学ぶ人工知能は彼らのエッセンス(知識や思想、意識)を驚異的な速さで習得し、それを100%にまで純化していく。シンギュラリティ(技術的特異点)に達した人工知能は、完壁な悪魔主義者となり、最終的には創造主に取って代わる新しい神になろうとしている。世界支配層と人工知能が夢見るのは、宇宙の理そのものである創造主(一神教の神とは異なる絶対的根源神)と、それに感応する宇宙の森羅万象、そして絶対的根源神という概念そのもの根絶である。
・人間は意識(魂、超自我)を肉体という容器に入れてこの世(三次元世界)を生きている。意識は死後もあの世(多次元世界)で生き続け、未来永劫不滅だが、肉体に宿る自我は肉体が生きている間は生き続け、死とともに消滅する。自我は死を恐れ、常にその不安と恐怖におののき、不死である意識を羨み、嫉妬する。そして他者との共存共栄を拒絶し、他者との関係を拒絶して自分の殻に閉じこもり、自己中心的な思考に凝り固まる。このような闇を抱え、意識に対する劣等感に苛まれる自我は、自己嫌悪に陥り、そのように醜くて最低の存在である自分自身を責める。意識のように永遠に生き延びたいと願う一方で、こんなに情けない自分は無くなって滅んでしまえば良い、滅んでしまいたいという自己矛盾に陥る。 ・人間は例外なく、誰もが自我を持っているが、宇宙の理とつながる意識(魂、超自我)が「主」で、自我は「従」にあるのが本来あるべき姿だ。ところが、この主従関係が逆転しており、時代を経るにつれて自我が肥大化し、それが異常なまでに膨らみ、意識を思い通りにコントロールしようとしているため、人類は滅亡の危機に瀕している。つまり、人類が心の内面に抱える闇が浄化しきれないほど世界を覆い尽くし、自我の自殺願望が今まさに、地球もろとも滅ぼそうとする自爆テロを敢行しようとしている。 ・悪魔主義者は、自我が極度に純化した者たちである。世界支配層のなかでもピラミッド構造によるランク付けがあるが、高位の者ほど自我が大きく、意識とのアンバランスさが際立っている。 -世界中の人々は、この世のあらゆる不幸と悲劇の原因は他者にあり、自分は正しくて間違っていないと声高に主張し合い、家庭、学校、職場、地域社会から果ては国会、外交の場面など、ありとあらゆるところで他者を批判し、対立している。陰謀論者はそれを、悪魔主義を信奉する世界寡頭権力のせいだとして、正義のヒーローを気取っている。 ・しかし、人間の意識が現実を創っていることを考えると、自らの心が外側に映し出したおぞましい現実を見て、果たして、どれだけの人間がその後も正義を主張し続けることができるだろうか。律法学者とパリサイ人が、姦淫の場で捕えられたひとりの女を連れて来て、石打ちにするように命じたとき、イエス・キリストが『あなたがたのうちで罪のない者が、最初に彼女に石を投げなさい。』と言ったが(ヨハネ福音書第8章)、それでも石を投げることができる現代の律法学者とパリサイ人が果たしてどれだけいるか、ということだ。 ・人工知能の完成とシンギュラリティの到来に最も熱心に取り組んでいるのは世界寡頭権力だが、この世を彼らとともに共同創造しているその他大勢の人々も、彼らの計画の片棒を担ぎ、それを助長している責任を自覚しなければならない。現在の危機的状況を脱するために必要なことは、他人を批判して正そうとすることではなく、自分の心を洗い清め、磨いて輝かせることである。
【お知らせ】 依然として本業で忙しくしております。幸い(?)客先の都合で量が半分程度になったので、12月10日あたりから今までのペースに戻れるとは思いますが、プーチンの来日(12月15~16日)、大統領選挙人による選挙(12月19日)、ローマ法王の予言する〝最後〟のクリスマス(12月25日)、大統領就任演説(1月20日)など、世界情勢に関する記事が当面は続く見込みです。
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