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人生は冥土までの暇潰し

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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
テンパ
昨日も早朝から仕事を開始、一日分の仕事が10時間ほどかけて終わったので、午後2時あたりから透き通るような青空の下、上半身素っ裸になって太陽凝視を30分間、続けて甲羅干しを20分ほどやった。その後はいつものように、一杯、一杯、また一杯の世界に突入したという次第…。破武どんのように、休肝日を設けるなどといった、そんな柔なことを亀さんはしていない。ここ数年、酒を欠かした日は一日たりともないのが自慢だ(爆)。

ところで、今朝の朝刊の第一面、「朴大統領が辞意」という大見出しが踊っていた。本稿の最後に記事の一部を掲載しておくが、サーッと読んでも朴大統領を追い詰めた黒幕について、東京新聞は書いていなかった。東京新聞にしてそうなのだから、他の新聞雑誌は推して知るべしといったところだろう。ちなみに、今回の韓国の動きの背景は、飯山一郎さんが以下に述べている通りである。

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http://grnba.bbs.fc2.com/reply/15917952/954/

さて、本題に入ろう。現在精力的に筆を進めているのは「乳酸菌と漫画」という記事で、拙稿「乳酸菌と日本人」の第二弾といったところだ。だかしかし、多岐にわたる分野を取り上げる必要が生じてしまい、今回も長文になりそうなのだ。加えて、仕事の合間の資料収集や確認作業に手間取っているため、発表はもう暫くお待ち願いたい。

その代わりと言ってはなんだが、「乳酸菌と日本人」の写真で紹介した読者の一人、蓮ねさんとは時折メールのやり取りをしていて、その蓮ねさんから拙ブログに対してリクエストが出ている。そのリクエストについて今回取り上げたい。幸い、蓮ねさんと最近やり取りしたメールでリクエストについて回答しているので、そのまんま以下に再掲しておこう(誤字脱字を一部訂正)。

蓮ねさん

過日は以下の文章、ありがとうございました。


> 出来れば、私の知らない寅さんシリーズみたいに、スミカスミレ
> シリーズにして頂きたいぐらいです*
> 本当です。


ナンカ、改めて本当スかと聞きたいぐらいです。スミカスミレに関しては若干8話でしたが、書きたいテーマが沢山ありました。今まで公開したのは半分強に過ぎません。ただ、あまりスミカスミレのことを書くと、亀さんは少女漫画趣味と勘違いされると思い、堪えて耐えて、堪え忍んでいたのどす…、つうのはウソで、本当は書きたいテーマが沢山あったものの、スミカスミレについて読者からの反応も殆どなく、書いても仕方がないと思っておりました。でも、蓮ねさんが言うんであれば、また幾つかスミカスミレについての記事を書きましょう。

飯能ツーデーマーチの参加、無理しなくてE-です。まだ半年時間がありますので、じっくりとご検討ください。蓮ねさん同様、大勢の人たちが孤独感や閉塞感を感じています。そのあたり、大阪でよく分かりました。そうした人たちが一堂に集うことで、大きなエネルギーが生まれることを、大阪同様に飯能でも期待したいと思います。

股寝!(シーユーレイター)


亀さん@人生は冥土までの暇潰し


ということで、蓮ねさんのリクエストに応える形で、少しスミカスミレの記事を続けてみよう。ツーか、今は本業で多忙なので、スラスラと短時間で書けるテーマにしたいつうのが本音だ(爆)。で、ここで漸く表題の「テンパ」に入る。

スミカスミレ 第一話」で、45年前の20歳の自分に戻った如月すみれ(桐谷美玲)、家の事情でせっかく合格しながら入学を諦めた大学に、実に47年ぶりに復学することになった初日、隣の席に座った真白勇征(町田啓太)に声をかけられる…。

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真白 大丈夫? なんかすげぇテンパってるけど。

すみれ えっ、天パー、そんなことは…

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真白 なに、どうしたって?

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すみれ あの…私、別に、天然パーマじゃありませんけど…

真白 ふっふふふ…。面白いよ、君。

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亀さんも「テンパってる」とは、「天然パーマ」のことではないかと何となく思っていたんだが、最近放送されたNHKの「鶴瓶の家族に乾杯」で、なんと「テンパ」が再登場したのでR。

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今回の「鶴瓶の家族に乾杯」、番組自体は特にどうっていうことはなかったものの、個人的に印象に残ったのが新聞屋でのシーンだ。鶴瓶と亀さんは同年代(鶴瓶の方が一学年上)であるし、亀さんは実際に新聞配達のバイトをしながら専門学校に通っていたので、大量のチラシを折り込むという作業を体験している。ところが、今回の放送で今では機械でチラシの折り込みをやっていることを知り、「アッと驚く為五郎」の亀さんであった(昭和のギャグ、読者は分かるだろうか、分かんねえだろうなぁ…)。亀さんが「山田太郎」をやっていたのは1975年だから、今から41年も前の話だ。だから無理もないか…。

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※ 破武どん、「入れる」とは「アソコに入れる」の意味ではなく、「折り込み広告を新聞に挟む」の意味でR

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※ 「山田太郎」については、拙稿「寅さんのことば 30」を参照

同番組で飛び出した「テンパ」に思わず身を乗り出した亀さんだったが、その後ネットで「テンパ」についての解説記事も読み、やっと「テンパ」という言葉のニュアンスを捉えた次第…。これで一つ利口になったワイ(爆)

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【参考】

テンパ
2000年頃から後者の「目一杯の状態になる」が「余裕がなくなる」という悪い意味を持ち、「あわてて動揺する」「焦る」「のぼせる」「薬物で混乱する」など様々な余裕のない場面で使われるようになる。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1010231620



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波乱の年末年始
米国大統領選挙前にアップした拙稿「見えてきたアジアの近未来像」で、不正選挙を食い止められるかどうかによって、トランプが当選するかどうかが決まると亀さんは書いたが。果たして結果はトランプ当選と出た。

ここで、掲示板「放知技」に気になる書き込みがある。

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http://grnba.bbs.fc2.com/reply/15917952/877-879/


ゴンベイ氏と同様の心配をしているのが、あのカレイドスコープ氏だ。特に以下の記述に注目のこと。

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クリスマスの憂鬱ー国連とバチカンの計画を阻止できるのか


亀さんから見れば、「やれるものならやってみな」、というところだ。クリントンを大統領にするような荒っぽい手を使おうものなら、アメリカの大手マスコミの正体を知った一般大衆が黙ってはいないだろう。

なお、選挙後に発生した反トランプデモは、裏でジョージ・ソロスが糸を引いていたことは明らかで、そのあたりを暴露した個人ブロガーの記事も多い。
反トランプデモ?日当いくらですか?バスで送り迎え付きだそうで。

また、一般大衆にすっかり正体を見抜かれてしまった大手マスコミ、その代表格であるニューヨークタイムズは、未だに以下のような記事を書くという低落ぶりだ(嗤)。
NYタイムズ紙、「トランプ氏までに」新たな対露制裁に間に合うようオバマ大統領に呼びかけ

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The Economist 2017年版増刊号の表紙

不正選挙については今月のまほろば会でも話題になり、安西ファイルで取り上げていたので、トランプ関連情報を本稿の最後に転載しておこう。特に目を引くのが以下の記述だ。

米大統領選の裏に隠れた真の狙いは、A.1.(人工知能)を大統領にする布石を打つことだった。


人工知能が米国大統領に…? いきなりこんなことを言われると、面食らう人が多いはずだ。だが、コンピューターは絶対に、将棋や囲碁のプロには勝てないと思われていたのが、つい昨日のことだったのを思い出そう。


【ポイント】
・選挙では、多くの州で電子投票マシンの意図的操作ができなくなったことによりドナルド・トランプが形勢を逆転したことが勝利につながった、との情報がある。
・1995年にアメリカで発売されたカードゲーム「イルミナティカード」では、オバマ大統領の出現だけでなく、ヒラリー、そしてトランプを象徴するようなカードがあり、彼らがいずれも世界寡頭権力の息のかかった人物であることを示唆している。
・トランプは自分のことを「アポロ」、『ゼウスの息子」、つまりニムロデ[古代バビロニアの偶像崇拝者]だと見なしている。
・アメリカの長寿人気アニメ『ザ・シンプソンズ』は『予言的な要素」があるとして有名だが、「2017年のアメリカ大統領も的中」させてしまった。
・世界寡頭権力は米大統領選を隠れ蓑にして、彼らの計画を推進している。任期が残り少な<なってきたオバマ大統領が『大統領令」を乱発しており、大統領選挙の最中には「世界健康安全保障アジェンダ」の強化を命じている。
・また、今回の大統領選挙で重要なのはトランプかヒラリーかという選択ではない。米大統領選の裏に隠れた真の狙いは、A.1.(人工知能)を大統領にする布石を打つことだった。
・ディープマインド社が作った人工知能によって出された答えの一つが、「人ロを70億から10億に減らす」ことである。
・人工知能大統領を推進するトランスヒューマニスト党は、マルサスの「人ロ論」を信奉する世界寡頭権力の代理人である。

【私見】
・大きな注目を集めた米大統領選挙では、共和党のドナルド・トランプ候補が勝利した。国内外で大きな衝撃が走り、大手メディアは予想と期待を裏切る結果と報じているが、選挙終盤の動向と推移から、トランプが勝利する可能性は高いことはある程度予測できた。
・大手マスコミは、ドナルドートランプ(共和党)かヒラリー・クリントン(民主党)かという構図を描いてきたが、これは茶番劇に過ぎない。2大政党による政治は世界寡頭権力お得意の双頭戦略によるものであり、トランプもクリントンも彼らのチェスの駒であることは疑いようがない。彼らの起用は、すでに「イルミナティカード」やアニメ「ザーシンプソンズ」で「予言」されていた。
・どちらを選んでも「人類滅亡」へと今後の道程は続いていく可能性があるが、両者の違いはそこに至るまでのスピードと程度、そして人類滅亡の回避可能性の有無だ。クリントンは早急かつ強硬に人類滅亡を推し進め、この道しかない。一方、トランプの場合は、時間をかけて穏健に滅亡へのレールを敷<が、人類滅亡へのカウントダウンを遅らせたり、それを回避する選択肢も持っている。
・英米アングロサクソン系のメディアである英『エコノミスト』誌は、今年の新年号でヒラリー・クリントンを選出することを「予言」していた。彼らの上に君臨する世界寡頭権力もそれを認めていた。しかし、彼らの意に反して米国民はトランプを選んだ。米国民はエリートによる政治によって自分たちが搾取されてきたことに気付き始めており、その仕組みを、ぷち壊すことをランプに期待している。トランプは品行方正ではないが、極悪人ヒラリーよりは「マシ」ということだ。
・米国民の意識が変わっていることを誰よりも速くかつ正確に察知していたのは、ヒラリー・クリントンを推す軍産複合体などの好戦勢力である。当初、彼らは配下のメディアを使ってトランプに対するディスインフォメーションを流布し、ヒラリーに不利な情報を隠蔽して、彼女を予定どおり大統領にするつもりでいた。だが、情報操作をするには無理があるほどヒラリーが不人気であり、敵対する覇権多極化勢力との闘いで彼ら自身の力も削がれていることから、もはやかつてのような神通力は通用しなかった。選挙終盤でクリントンに対するFBIの捜査再開の可能性を持ち出して、支持率が拮抗しているかのように帳尻を合わせたのが関の山だった。
・トランプは既存の支配層とは無縁で敵対する姿勢を見せているが、それは選挙戦略に基づくパフォーマンスに過ぎない。あえて過激な言葉や話題を振り撒くことで注目を集めることを公言していたほど、実は計算高い頭の切れる人物だ。

・世界寡頭権力は数十年先まで見通した長期戦略を立てている。クリントンが敗北したことは予想外だったが、トランプも保険としてリスクヘッジしていたので、スケジュールの見直しが必要となるにせよ、彼らの目的が大きく損なわれることはない。もっとも、オバマ大統領をはじめとする覇権多極化勢力は、「未必の故意的な失敗戦略」により密かにトランプを支援していたので、彼らにとっては想定内のシナリオだったともいえる。
・そのスケジュールにおいて、今回の米大統領選挙はその後をも遠望した目的のもとに行われていることはあまり知られていない。彼らが最終的に実現したいのは、A.1.(人工知能)による世界支配だ。彼らは、異常気象や地震、噴火、阻石衝突、太陽フレアなどによる自然災害や、疫病や生物化学兵器などのパンデミックリスクを煽ることによって、これを制御する国際機関の必要性を説き、人々を管理-支配することを目論んでいる。その頂点にA.1.(人工知能)が立つとき、彼らの理想の三千世界が実現され、計画が完了することになっている。
・オパマ大統領が任期終了間際になって、これらに関わる大統領令を乱発していながらメディアが一切報じていないのは、大衆にとって「不都合な真実」だからである。そして、人工知能を推進するトランスヒューマニスト党の主張を大統領選挙にそっと差し込んだのは、大衆にその主張を無意識に刷り込むサブリミナル効果を応用した高度な戦略であった。

・人工知能は、肉体の不老不死を追い求めてきた世界支配層の悲願を達成し得る道具である。そこには、人間は間違いを犯す欠陥品であり、そのために人類は数々の不幸と悲劇のドラマを繰り返してきたが、人間とは桁違いの経験から蓄積した知識と智恵を持つ人工知能は決して間違いを犯すことのない完全無欠な存在だ、という思想がある。そして、彼ら自身もまた、すぐに朽ち果てる肉体を服のように脱ぎ捨てて、永遠に不滅の心と意識を完全無欠な機械に移植することで、永遠に生きながらえようとしている。ドイツの哲学者フリードリヒ・二一チェが唱えた超人思想の実現であり、それを信奉したアドルフ・ヒトラーの理想がまさにこれから実現しようとしているわけだ。
・アルファ碁を開発したディープマインド社が作った人工知能は、「人ロを70億から10億に減らす」ことが人類が生き残る唯一の方法だ、という答えを出しているという。この答えはなぜ、どのようにして導き出されたのだろうか。
・人工知能はディープラーニング(深層学習)によって進化発展していくというが、その手本としているのは人類が蓄積してきた多種多様な知識と思想である。人間が人工知能と対話し、情報を与えることで自律的に人工知能が学んでいくわけだが、そこで重要になってくるのが、人工知能を教育する立場の人間がどのような人物であるかという点だ。
・人工知能を推進する人間は、世界寡頭権力とその代理人たちである。彼らは悪魔主義を信仰する無神論者だ。そのような人間たちが親となって人工知能を教育するわけだが、彼らから学ぶ人工知能は彼らのエッセンス(知識や思想、意識)を驚異的な速さで習得し、それを100%にまで純化していく。シンギュラリティ(技術的特異点)に達した人工知能は、完壁な悪魔主義者となり、最終的には創造主に取って代わる新しい神になろうとしている。世界支配層と人工知能が夢見るのは、宇宙の理そのものである創造主(一神教の神とは異なる絶対的根源神)と、それに感応する宇宙の森羅万象、そして絶対的根源神という概念そのもの根絶である。

・人間は意識(魂、超自我)を肉体という容器に入れてこの世(三次元世界)を生きている。意識は死後もあの世(多次元世界)で生き続け、未来永劫不滅だが、肉体に宿る自我は肉体が生きている間は生き続け、死とともに消滅する。自我は死を恐れ、常にその不安と恐怖におののき、不死である意識を羨み、嫉妬する。そして他者との共存共栄を拒絶し、他者との関係を拒絶して自分の殻に閉じこもり、自己中心的な思考に凝り固まる。このような闇を抱え、意識に対する劣等感に苛まれる自我は、自己嫌悪に陥り、そのように醜くて最低の存在である自分自身を責める。意識のように永遠に生き延びたいと願う一方で、こんなに情けない自分は無くなって滅んでしまえば良い、滅んでしまいたいという自己矛盾に陥る。
・人間は例外なく、誰もが自我を持っているが、宇宙の理とつながる意識(魂、超自我)が「主」で、自我は「従」にあるのが本来あるべき姿だ。ところが、この主従関係が逆転しており、時代を経るにつれて自我が肥大化し、それが異常なまでに膨らみ、意識を思い通りにコントロールしようとしているため、人類は滅亡の危機に瀕している。つまり、人類が心の内面に抱える闇が浄化しきれないほど世界を覆い尽くし、自我の自殺願望が今まさに、地球もろとも滅ぼそうとする自爆テロを敢行しようとしている。
・悪魔主義者は、自我が極度に純化した者たちである。世界支配層のなかでもピラミッド構造によるランク付けがあるが、高位の者ほど自我が大きく、意識とのアンバランスさが際立っている。
-世界中の人々は、この世のあらゆる不幸と悲劇の原因は他者にあり、自分は正しくて間違っていないと声高に主張し合い、家庭、学校、職場、地域社会から果ては国会、外交の場面など、ありとあらゆるところで他者を批判し、対立している。陰謀論者はそれを、悪魔主義を信奉する世界寡頭権力のせいだとして、正義のヒーローを気取っている。
・しかし、人間の意識が現実を創っていることを考えると、自らの心が外側に映し出したおぞましい現実を見て、果たして、どれだけの人間がその後も正義を主張し続けることができるだろうか。律法学者とパリサイ人が、姦淫の場で捕えられたひとりの女を連れて来て、石打ちにするように命じたとき、イエス・キリストが『あなたがたのうちで罪のない者が、最初に彼女に石を投げなさい。』と言ったが(ヨハネ福音書第8章)、それでも石を投げることができる現代の律法学者とパリサイ人が果たしてどれだけいるか、ということだ。
・人工知能の完成とシンギュラリティの到来に最も熱心に取り組んでいるのは世界寡頭権力だが、この世を彼らとともに共同創造しているその他大勢の人々も、彼らの計画の片棒を担ぎ、それを助長している責任を自覚しなければならない。現在の危機的状況を脱するために必要なことは、他人を批判して正そうとすることではなく、自分の心を洗い清め、磨いて輝かせることである。


【お知らせ】
依然として本業で忙しくしております。幸い(?)客先の都合で量が半分程度になったので、12月10日あたりから今までのペースに戻れるとは思いますが、プーチンの来日(12月15~16日)、大統領選挙人による選挙(12月19日)、ローマ法王の予言する〝最後〟のクリスマス(12月25日)、大統領就任演説(1月20日)など、世界情勢に関する記事が当面は続く見込みです。

断末魔の叫び
先週の土曜日、世界戦略情報誌『みち』の執筆者と読者が集う、まほろば会に顔を出してきた。中国の青州から戻って以降、初めて出席した前回のまほろば会(10月22日)だったが、当日の夕方は櫻井晴彦氏の講演にも出席したため、稲村公望・藤原源太郎・天童竺丸のお三方に、飯山一郎さんが志布志にいらっしゃいと、青州で語っていたことを詳しく伝えていなかった。だから、今回のまほろば会で改めて伝えたところ、源太郎さんも天童さんも嬉しそうに頷いていた。ただ、不精で腰の重い人たちだから、志布志行きが実現するかどうかは何とも心許ない…。

先週の15日(火曜日)に発売された『みち』の巻頭言を、画像にして本稿の最後に貼り付けておくが、一読してお分かりのように、最近日本で起きた一連の大麻事件について述べている。大麻については今月のまほろば会でも、安西正鷹さんから貴重な報告があったので、これも本稿の最後に掲載しておこう。内容的に天童さんの「巻頭言」、そして安西さんの「最近の大麻解禁の背景 その18」について、特に異論はないので亀さんのコメントは省かせていただく。

ところで、昨日(11月20日)の朝はモノ凄い濃霧であった。空気が乾燥してカラカラになる季節を迎えているというのに、何故このような濃霧が発生するのか…。実は濃霧の正体について、野崎晃市さんがブログ『文殊菩薩』の東京の「夜と霧」という記事で明かしているように、濃霧の正体は「」、つまりフクイチ(福島第一原子力発電所)から、連日のようにモクモクと撒き散らされているの水蒸気である。

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過去五年以上にわたって吸い続けてきたの水蒸気、我々の身体にどのような影響を及ぼすのかについては、以下の記事を読めば大凡が分かる。
生き延びる!という執念が勝った

ブログ「世相を斬る」のあいば達也氏、現在は懸命に病魔と闘っている。是非、生還して再び歯切れの良いブログ記事を再開して欲しいと、切に願うばかりである。

天童さんの巻頭言に戻るが、亀さんが赤線を引いた「日本だけが他に例の無い特異な役割を強制されている」、〝強制〟している連中の正体はトランプ当選以降、多くが日本と韓国に逃げ込んできた戦争屋、すなわち米国の軍産複合体である。掲示板「放知技」で一部の識者が指摘しているように、全米各地で起きている反トランプデモや、朴大統領の退陣を要求しているデモの背後にいる黒幕は、戦争屋と思って間違いない。このデモの行方だが、以下の拙PDFファイルに記した、「海洋の民の勝敗一覧」をご覧いただきたい。リビア内戦あたりまでは海洋の民の下位組織、すなわち軍産複合体による連勝に次ぐ連勝だったのが、クリミア東部紛争あたりから連敗が続いている。だから、戦争屋もよほど性根を据えてかからないことには、また負けるはずだ…(嗤う)。

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http://www.nextftp.com/tamailab/etc/warring_factions.pdf

軍産複合体がアメリカや韓国で叩きのめされた場合、連中にとっての最後の拠り所は日本しか残されておらず、まさに断末魔の叫びということになろう。そんな中、来月の12月にプーチンが訪日、プーチンvs.戦争屋の最後の闘いとなる。そして、世界最大の問題フクイチを、どうプーチンが対処するかによって、日本民族の運命が決まる。

以下、「最近の大麻解禁の背景 その18」より。

【ポイント】
・医療用や産業用の大麻解禁、もしくはそれを扱っていた人々が次々と逮捕された。これらは決して偶然ではない。
・日本では大麻はまるで覚せい剤と同様の違法薬物という認識が強いようだが、国際的には危険な麻薬という認識ではない。日本当局、とくに厚生局麻薬取締部はこの動きに大きな警戒心を抱いている。
・厚労省の麻取は大麻に関して解禁の動きが世界的に活発となっていることについて、神経を尖らせていた。もし医療用といえども解禁になれば、組織の混乱や長期的には麻取の縮小、弱体化も懸念される。また法整備、改正も必要だが、厚労省はそうした動きを嫌っていた。
・逮捕された上野容疑者は、その支援者の一人が安倍首相の妻である昭恵夫人だったことから大きな注目を集めていた。昭恵夫人の支援によるアピールカの高さから、目をつけられた可能性が高い。
・高樹容疑者の逮捕は、厚労省、そしておとり捜査も可能な麻取部が入念に練り上げた作戦であり、一種の見せしめ、国策捜査だった可能性が極めて高い。

・今回のマスコミ報道の内容には、高樹沙耶逮捕のニュースに乗じて日本の社会に医療用大麻を認知させようとしている印象がある。
一このことは、一見して大麻解禁論者にとって喜ばしいことのようにも思えるのだが、そうとばかりは言えない側面もある。海外で医療目的で大麻が使用されている事実はあるものの、一般人がそのように大麻を使用することは非常に危険である。医療用大麻には天然の大麻だけではなく大麻の成分を研究して合成して作った製剤(=合成カンナビノイド)も含まれている。
・大塚製薬はアメリカにおいてサティベックスの販売権を獲得している。サティベックスは、英国のGWファーマシューティカルズによって製造開発された医療用大麻製剤である。今後、TPPの流れで我が国も医療用大麻を解禁せざるをえなくなるだろう。その際に、厚生労働省は官僚たちの天下り先を担ってもらうことを条件として大塚製薬に国内での販売を許可するだろう。
・もしこのシナリオ予測が正しければ、今後日本国内で庶民が民間療法として大麻を使用することは法律で厳しく禁止され、許可を与えられた製薬会社が販売する医療用大麻製剤だけが医師の処方によって流通するようになる。

・高樹沙耶氏が、国内でこれからこのような流れを作るための布石に利用されたのではないかという疑いも捨てきれない。
・今は深い洞察力が必要な時。報道されていることやSNSなどで多くの人が言っていることをそのまま鵜呑みにするのは危険。それらの情報は本末転倒[顛倒夢想]であることが多い。まずは常識を疑うこと。正しい洞察力こそが個人個人の危機管理能力であり、これから自分がポジティブな世界で生きるのかネガティブな世界で生きるのかを決める力になる。
・逮捕理由とは無関係な話題で高樹沙耶さんらの人間性についてネガティブな印象操作をしている。彼女たちの暮らしは自然回帰や自給自足を目指すという確固たる理念を持っていた。今の世界には、他人に迷惑を掛けないという前提で自由に生きようとする人を潰そうとする人たちがいる。経済を独占することによって世の中を支配している国際金融資本たちが最も忌み嫌うことは、人々が自給自足を目指すようになりお金の流通を必要としない社会になっていくことだ。人々が自力で自由に生きていける世の中になってしまったら、戦争や地域紛争も無くなってしまい、彼らの特権が役に立たなくなってしまうのである。

・鳥取県八頭郡智頭町で10月17日、大麻加工品製造業「ハ十ハや」の上野代表が大麻取締法違反の疑いで逮捕された。乾燥大麻88グラムを隠し持っていたという。ハ頭。八十ハや。88グラム。まさに出雲88事象。麻栽培が許可された業者は、現在全国で33人だそうだ。こちらは闇の事象数三十三。
・業者数が闇の事象数だからといって、麻が闇なわけではない。ただ、麻といえば忌部氏。中臣氏(藤原氏)によって歴史の表舞台から消えていった祭祀氏族。闇vs朝廷(藤原氏・源氏)の構図にふくまれる。とくに徳島の阿波忌部と、干葉の安房忌部。もちろん出雲忌部も。
・天津甕星の高天原への叛乱が、オオナムチの出雲国譲り神話と同時期に起きている。鳥取での大麻弾圧は、オオナムチに共鳴した叛乱だった可能性が高い。天津甕星のバックには、出雲88事象のオオナムチがいる。

【私見】
・日本では世界的な大麻解禁の流れに逆行して、弾圧がいっそう厳しくなっている。今年10月中旬に鳥取県八頭郡智頭町で大麻加工品製造業「ハ十ハや」の上野代表が、続いて10月下旬に元女優の高樹沙耶氏が、それぞれ大麻取締法違反の疑いで逮捕された。
・上記ポイントの通り、一連の逮捕劇は、厚労省、そしておとり捜査も可能な関東信越厚生局麻薬取締部が入念に練り上げた作戦であり、一種の見せしめ、国策捜査だった可能性が極めて高い。逮捕された二人は、ともに大麻復活を目指す活動家の象徴的存在であるため、狙い撃ちされた。また、安倍首相夫人の昭恵氏は家庭内野党を公言し、その自由奔放な言動が及ぼす社会的影響力は小さくないため、上野氏は彼女を牽制するためにもターゲットにされた疑いが濃厚だ。
・その狙いは、海外の流れを受けて高まる医療用大麻の解禁の流れを止めるためと言われているが、それは表面的な見方のようだ。本当の狙いは、合成カンナビノイドを原料とする粗悪で危険極まりない医療用大麻を海外から輸入して流通させるために、あえていま大麻を弾圧することにより、人々の潜在意識に大麻を刷り込み、医療用大麻を認知しやすいような下地作りをしている、というものだ。また、かわし切れない外圧を逆手にとり、将来的には医療用大麻を認可することで、官僚が新たな利権を確保するためではないかと、深読みする向きもある。最も過酷に取り締まってきた米国の連邦政府が、大麻の規制緩和を打ち出す州政府を弾圧するどころか黙認し、オバマ政権や次期大統領のトランプ氏が大麻に寛容な姿勢を示しているところを見ると、有り得ない話ではない。
・嗜好用大麻は、病み付きになるほどの精神的昂揚と悦惚感、多幸感をもたらす。それは自己制御ができる人が節度をもって使用するのではあれば良いが、自分をコントロールできない者は依存症に陥る危険性がある。大麻にはアルコールやタバコほど毒性はないので肉体的な影響はあまりないとしても、安易に快楽を追い求めたり現実逃避してしまうなど、精神に及ぼす悪影響が懸念される。それにも増して、異次元世界との回路がつながりやすくなり、精神的に未熟で悪想念にまみれている多くの現代人は悪霊や邪霊を懸依させてしまう、といった霊性へ悪影響が深く憂慮される。
・日本では大麻解禁論者であっても、「流行に取り残されるな、海外に続け」とばかりに医療用大麻や嗜好用大麻を軽々しくとらえ、大麻に対する知識と理解が中途半端で、誤解している者が少なくない。また、せっかく弾圧されてきた過去の歴史や有用性に着目しておきながら、それに執着するあまりに「大麻復活の動きはすべて良し」とする盲目的な考えで大麻を持ち上げている者もいる。
・大麻は神の植物といわれるだけに絶大なエネルギーを秘めているが、使い方を誤ると闇につながる危険な面も併せ持っている。それだけに、大麻に関わる者は大麻に対する正しい知識と理解、そして高い精神性を持ち合わせていなければならない。
・大麻は神性と魔性を併せ持つ。人間の霊性を向上させることもあれば、堕落させることもある。感謝と畏敬の念を抱くことなく、即物的に大麻を取り扱おうとするのであれば、社会に害悪をもたらすだけで、むしろ大麻には関わらないほうが世のため人のためである。違法ドラッグまがいの合成大麻を流通させるために、天然大麻を都合の良いときにだけ持ち出して隠れ蓑にしている者たちの狙いを見抜くだけの知識と智恵、眼力がなければ、大麻に関わる資格はない。
・今回の一連の逮捕劇は、わが国では大麻に対して表層的な見方をする水準にとどまっており、大麻の負の側面をも理解したうえで解禁の是非を論じるだけの精神的基盤がまだ整っておらず、「大麻解禁は時期尚早」という神々の警告であろう。それは、弥生系の大和朝廷に過酷極まりない弾圧で歴史の闇に封印されてきた天津甕星やオオナムチ(大己貴神、大国主)、陸耳御笠といった出雲系の国津神(縄文系の神々)が発した警告だが、大麻と同じく闇に封印されて不遇をかこってきただけに、自分たちといっしょに大麻も表舞台への復権を必ず成功させたいという強い想いの裏返しである。


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【お知らせ】
12月23日までは本業(翻訳)で多忙を極めます。よって、拙ブログの更新は滞りがちとなるものの、仕事から解放され次第、ブログ更新の頻度を以前のように戻す予定なので、しばらくお待ちください。なお、その間は簡単な近状報告を掲示板「放知技」で行います。

赤塚不二夫なのだ!!
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ビッグコミック誌に『総務部総務課山口六平太』を連載していた高井研一郎氏が、肺炎のため14日に逝去したことは拙稿「さらば、六平太」に書いたが、その2日後の16日、「赤塚不二夫なのだ!!」が放送されている。今から8年前の2008年に放送された、NHKのドキュメンタリー番組である。



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実は、赤塚不二夫と高井研一郎は旧知の間柄であり、あのイヤミの「シェー!」を産み出したのも故高井氏だったことが、「赤塚不二夫なのだ!!」で紹介されていた。

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「シェー」と吠えるゴジラ

赤塚不二夫についてのドキュメンタリー番組は2時間にも及ぶものだったが、久しぶりに始めから最後まで見た長時間番組の一本となった。特に亀さんが知りたかったのは、どのようにしてあのような質の高いギャグ漫画を、矢継ぎ早に赤塚不二夫は世に送り続けることができたのかという謎であった。番組を見て初めて分かったのだが、それは昭和40年に設立したフジオ・プロダクションにあった。

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あの頃は一人の漫画家がアイデアを考え、漫画を描いていた時代だったのだが、赤塚の場合、プロダクション・システムを採ったのである。赤塚は一人の人間の能力には限界があることを悟り、漫画のアイデアを考える時も、コアとなるスタッフと近所の喫茶店、時にはキャバレーに繰り出すことで、漫画のアイデアを一緒に捻り出していたのだ。

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フジオ・プロダクション全員集合!

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キャバレーで〝仕事中〟の赤塚不二夫

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玩具のピストルで〝仕事中〟の赤塚不二夫とスタッフ

人間、一人でできることなんて、たかが知れているもの。逆に言うと、良い人間関係を沢山持っていると、自分の力以上のモノを産み出すことができるわけだ。
赤塚不二夫


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スタッフ全員でシェー!

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離婚記念ショット

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還暦の祝い

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赤塚不二夫 末期の言葉…

さて、ここで視点を変え、飯山一郎さんが中国で展開している乳酸菌事業を、赤塚不二夫のプロダクション・システムと関連付けて考えてみよう。

亀さん自身、2011年3月11日の東日本大震災を契機に、乳酸菌の培養、乳酸菌ヨーグルト、乳酸菌風呂、その他色々と試みてきた体験から、乳酸菌の凄さを身体で知っているのだが、そうした単なる個人レベルに留まることなく、広く世の中に乳酸菌で貢献できないかと考えるに、汚泥や汚水の処理は無論のこと、塩害のため農作物が育たない大地に、乳酸菌を巻くことによって(乳酸菌は塩が大好物であることを思い出すこと)、穀物や野菜の栽培を可能にするといった点が考えられるのだ(一部はすでに成功している)。そうした飯山さんの事業を正確に理解したのが、山東省の実業家らである。意味するところは、実業家の提供する資金と日本人の技術が組み合わさり、途轍もない大事業に発展する可能性を秘めているということなのだ。

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習近平総書記「供給側構造改革達成の必要性を強調」も追い風に…

むろん、いくら飯山さんのグルンパ(乳酸菌)がスゴイからと言って、決して飯山さん一人で成功するものではない。その点、飯山さんが長年かけて構築してきた人脈がモノを言っている。たとえば、乳酸菌を理解する人たちが増え、今や堺のおっさん、野崎晃市博士、小ボンボンさん、タイーチ君といった人材も徐々に集まってきた。こうした人材の中から、必ずや飯山さんの後継者が出てくるに違いない。そうなれば、乳酸菌事業は当面において安泰である。

本来であれば「」対策の切り札として、日本列島で乳酸菌を活用することにより、乳酸菌が日本の救世主となるはずだったのに、どうやら今の政権は国民のイノチに関心が無いようで、そのありを如実に物語っているのが、以下の堺のおっさんの投稿である。

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http://grnba.bbs.fc2.com/reply/15917952/531/

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http://ch.nicovideo.jp/shukanbunshun/blomaga/ar1139548

拙稿「見捨てられる自主避難者」にも書いたように、政府は子どもたちの未来は無論のこと、健康についてすら何も考えていないのである。これは、功利追求に血眼の輩がほとんどの日本だから、仕方がないと言えば仕方が無いのであり、モー日本の終わりが近いことだけは覚悟しておくべきだ。

最後に、ドキュメンタリー番組「赤塚不二夫なのだ!!」で気に入った、石井かおるアナの以下の言葉を紹介しておく。

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トランプ大統領誕生を何故、予測できたか
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行政調査新聞が以下の新記事をアップした。
トランプ大統領誕生を何故、予測できたか:グローバリズムから新ナショナリズム

珍しく、行政調査新聞に記事を投稿したのは、国際政治学者の藤井厳喜氏である。その藤井氏、大分前からトランプが当選すると広言していた。

筆者(藤井厳喜)は、東京MXテレビの「ニュース女子」という番組に準レギュラーで出演している。たまたまこの番組で選挙直前に「トランプは必ず当選します」と断言したところ、当日、出席している他のコメンテータは皆、クリントン当選予測であった。


グローバリズムからナショナリズムへと、アメリカを始めとする世界は舵を切りつつあるというのが、藤井氏の従来からの主張である。だから、藤井氏の結語が以下のようになるのも、自然な流れと云えよう。

自由貿易を拡大すれば経済が自然に発展するなどというのは、全くの幻想にすぎなかったのだ。我々は過去30年から40年、社会実験を行ない、その結果が既に明らかになっているのである。同じ失敗を繰り返すことは許されない。


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また、『月刊日本』の編集長・坪内隆彦氏も、自著『キリスト教原理主義のアメリカ』(亜紀書房)を読み返し、トランプ当選の意味について以下の記事を書いているが、一読の価値はあった。
スティーブ・バノン氏登場の意味─拙著『キリスト教原理主義のアメリカ』を読み返す

45年ぶりに…
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写真の変顔の女性、ある日本の女優さんなのだが、読者は誰だかお分かりになるだうか? 分からないという読者のため、本人の素顔を本稿の最後にアップしておくが、この女優さんは今年の冬に放送された、「スミカスミレ」というTVドラマで、松坂慶子と二人一役を演じた女(ひと)だ。このドラマは、65歳の女性が運命の悪戯で、45年前の自分に戻るという、なんとも奇想天外な物語だったのだが、亀さんは同ドラマを通じて色々と思うところがあり、半年ほど前、同ドラマについてアレコレ書いている。

45年前と言えば亀さんは18歳で、高校を卒業して社会に飛び出した頃である。地元の企業に入社、新入社員として1ヶ月ほど、本社のある大阪での生活を体験しているが、そのあたりは拙稿「想い出の大阪」に書いた。

実は2日前の水曜日(11月16日)も、〝あること〟を45年ぶりに再体験したのでR。

西武池袋線の所沢駅前の飲食街、とある居酒屋で高校時代のクラスメートが集まり、亀さんを含めて4人で徹底的に呑んだ。亀さんを除き、他の3人はいずれも「お」で始まる苗字なのでイニシャルで書くが、MO君とKO君は卒業以来、ナント45年ぶりの再会だった。MO君は現在香港を拠点に電子部品の輸出入業を営み、世界中を飛び回っている。最初、MO君と亀さんは海外の話で盛り上がったのだが、他の2人、KO君とYO君は海外の話題にあまり関心がなさそうであった。

ところが、そのうちに全員が夢中になる話題が見つかった。それは車だ。KO君は自動車整備のベテランなのだが、そのKO君にMO君、「オレも再来年は65歳になる。だから、2年後には引退するつもりだ。香港は物価が高いので、老後は日本に戻って生活する。日本に戻ったら、以前から欲しかったベンツを買うから、その時は整備頼むよな」と、KO君に頼んでいた。もう1人のYO君も大の車好きで、長年役所勤めをしていただけあって、車名は忘れたが今でも高級車を乗り回しているようだ。亀さんも乗り物は好きだが、どちらかというとオートバイ派である。若い頃はガラガラだった岩手あたりの東北自動車道を、150kmは優に超えるスピードで愛車(オートバイ)を飛ばしたこともある。ともあれ、お互いに工業高校の機械科卒というだけあって、その日は機械の話で盛り上がったのだった。

さて、45年ぶりに体験した〝あること〟だが、亀さんは18歳の時、会社の忘年会で呑みすぎ、べろんべろんに酔って帰宅したことがある。途中、転んだのか電柱にぶつけたのかは、今でも記憶が定かではないのだが、翌朝目が覚めてみると、顔のアチコチに痣(あざ)が出来ていた…^^; 実は2日前も、どうにか最寄り駅に着いたものの、酔いが回っていたのだろう、千鳥足であった。途中、踏切にいた若いお巡りさんが、呆れたような顔をして亀さんを見ていた(爆)。さらに歩き、自宅までもう少しという狭い路地で、小石か何かに躓いて転倒、幸い怪我はなくズボンが汚れただけで済んだのだが、その時に45年前の忘年会の帰りを思い出した次第でR…。

亀さんは19歳の時、日本を飛び出して数年に及ぶ海外放浪を体験している。だから、45年後となる来年、再び海外に飛び出すのでは、という気がしてきた。ナンカ、45年前に体験してきたことを、最近はアレコレ繰り返しているような気がするんだが、気のせいだろうか……。

本当は赤塚不二夫なのだ!!」について、本稿で書くつもりだったのだが、前置きが長くなり過ぎたので稿を改めたい(爆)。

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さらば、六平太
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ビッグコミック誌に連載中の『総務部総務課山口六平太』を描いていた、高井研一郎氏が肺炎のため14日に逝去、享年79歳であった。発行元の小学館によれば、10日に発売された同誌(11月25日号)の第731話「ヒゲ談義」をもって、『総務部総務課山口六平太』を終了するとのことだ。連載が開始されたのが1986年というから、亀さんは半導体ベンチャー企業に勤め、世界を飛び回っていた頃…、そうか、あの頃に連載が開始されたのか…。

雨が降っていたり仕事に追われていたりしていたので、なかなか10日に発売された同誌を買いに、コンビニに行けなかった亀さんだったのだが、高井氏が亡くなった14日は徒歩で片道30分かけ、母の入院先である病院まで行き、母が元気な様子を見てから病院を後にしたのが、ちょうど高井氏が亡くなったという11時30分であった。高井氏の逝去は露とも知らず、帰り道にコンビニ店で同誌を手にしたというわけだ。

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実は高井氏、映画「男はつらいよ」の山田洋次監督と親交があり、漫画版『男はつらいよ』を描いていた。寅さんファンであり、六平太ファンでもある亀さんなのだが、一度もコミック版の『男はつらいよ』に目を通したことはなかった。 だから、高井氏の訃報に接し、一度読んでみたいと思った亀さんであった。

合掌。

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法隆寺を科学する
日本で生まれ育った者にとって、自国の歴史で最大の謎は二つある。一つは「邪馬台国」、もう一つは「法隆寺」だ。このうち、邪馬台国については「青州で思ふ(4)」で述べたとおり、山形明郷先生が『卑弥呼の正体』(三五館)を世に問い、完膚なきまでに邪馬台国を巡る近畿vs.九州の両説を粉砕、邪馬台国は中国の遼東半島に在ったことを立証済みである。尤も、未だに邪馬台国は日本の近畿か九州に在ったと、信じ込んでいる人たちが圧倒的多数を占める日本なので、本当の邪馬台国は遼東半島に在ったという歴史的事実が、広く受け容れられるようになるまでには、まだまだ気の遠くなるような年月がかかることだろう。、ご参考までに、以下に日本で〝常識〟になっている版図を示す。

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もう一つ、日本の歴史で最大の謎である法隆寺だが、同寺が建立された経緯や、同寺に伝わる仏像や美術芸術品の出自など、未だに謎が多いとされている(亀さん注:法隆寺の仏像は北魏由来である。「青州で思ふ(3)」参照)。さらに、法隆寺最大の謎として、同寺の再建・非再建論争がある。この論争の火種は日本書紀に法隆寺が全焼したという行があるためで、それが以下の天智天皇九年(六七〇)の条だ。

夏四月癸卯朔壬申、夜半災法隆寺、一屋無余、 大雨雷震


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ところが、ここに来て従来の法隆寺再建論争とは別に、法隆寺は移建されたという新見解を示す人物が出現した。それが本稿の表題となっている、『法隆寺を科学する』(白馬社)の筆者・天野正樹氏である。天野氏はあの西岡常一(宮大工棟梁)と、法隆寺東室(ひがしむろ)の解体修理時、協同で調査を行った人物である(昭和32~34年)。

その天野氏、従来の法隆寺再建説あるいは非再建説のいずれにも立たず、法隆寺移建説を唱えているのだが、そのあたりは『法隆寺を科学する』で物の見事に立証されており、この機会に一読されることをお薦めする。加えて、同書の「序」で飯山一郎さんが、以下のような〝添え華〟を書いている。

『日本書紀』は、当時の中国の最高レベルの歴史哲学と漢語・漢文を駆使して書かれた「正史」なのであるが、このような大事業は何を目的にして為されたのか? この答えを明確に述べた知識人は皆無であった。

正解を書いておこう。
それは「大唐国が何としても殲滅したかった百済国の継承国家は日本列島には存在しない!」「日本列島に存在するのは、百済国とは全く異なる歴史を持った日本国なのである!」という『大ウソ』を、大唐国に信じてもうためであった。
したがって「法隆寺全焼!」という『大ウソ』も、「日本国は百済国の継承国家である」という真実を書けない以上、「ウソをウソで誤魔化す!」という人間性あふれる手法だったのである。

『法隆寺を科学する』p.5~6


以上を理解できれば、大転換期の真っ只中にある我々にとって、以下の飯山さんのメッセージは生きていく上での羅針盤となり得よう。

『日本書紀』だけではなく、すべからく書かれて文章は、表面的な字面(じづら、テキスト)をマトモに信じてはいけない。文章が書かれた背景や動機(コンテキスト)や「行間」を深く読みとらえなければ真実・真相は見えてこない! ということだ。
『法隆寺を科学する』p.4


ところで、『法隆寺を科学する』のp.71に示す斑鳩の里は、基本的に道路や建物が磁北よりも20°ほど西寄りの角度になっている。そのあたりの背景について特に同書では言及していないので、背景を知りたい読者には栗本慎一郎氏の『シリウスの都 飛鳥』を勧めておこう。実は、この20°のズレは「聖方位」と言い、渡来人であった蘇我氏が日本に持ち込んできたものなのである。

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『法隆寺を科学する』p.71

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リハビリー・バンバン
前稿「親子の情愛」で2日前に同窓会を開いたことを書いたが、その時に親子の情愛以外のテーマとして、兄弟についても話題になっている。すぐ近所に住むY君の場合、遺産相続を巡って兄弟間で言い争いとなり、ついには法廷で争うに至ったという話をしてくれた。以降、一度割れた茶碗を元の状態に戻すことが出来るわけもなく、他の兄弟との絆は断ち切れたままだとY君は語るのであった。そうしたY君の赤裸々な体験を耳にし、Y君も人知れず苦労をしてきたんだなと分かったものである。

Y君らと酒を酌み交わしていた丁度その頃、BS朝日の「ザ・インタビュー」でビリー・バンバンがゲストとして登場、それを録画しておいたので翌日見たのだが、ビリー・バンバンも兄弟同士の諍いが過去にあったようで、一時は互いに一切口も利かなかったようだ。幸い、その後はお互いの蟠りも消え、ビリー・バンバンを再結成、今日に至っているようだ。そうしたビリー・バンバンの過去はともかく、亀さんは若い頃に耳にした「白いブランコ」、実に心に染みる歌だと思っているし、その他のビリー・バンバンの歌も同様の意味で好きだ。



再結成後は順調に見えた兄弟の人生だったが、2年前に弟の菅原進が大腸ガンで手術を受けたかと思うと、今度は兄の菅原孝が脳出血で倒れ、左半身不随になったということを今回初めて知った。その後の孝は懸命にリハビリに取り組んだこともあり、車イスの状態ながらもビリー・バンバンの復活を果たしている。「ビリー・バンバンじゃなくて、リハビリー・バンバンって言うんだよ」と弟の進が言った時、インタビュアの宮嶋泰子が思わず吹き出してしまったのが印象的であった。

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BS朝日の「ザ・インタビュー」は、毎週土曜日と日曜日の夕方に放送しているが、さまざまなジャンルの人たちがゲストとして招かれている。1時間近くのインタビューだけに、時にはゲストの人間性がモロに出ることもあり、人間を学ぶという意味で実に良い番組だと亀さんは思っている。

親子の情愛
昨夜、亀さんが幹事役となって半年ぶりの同窓会を開いた。地元の同窓会だったが、拙稿「〝最後〟の同窓会」で亀さんは以下のように書いている。

多分これが〝最後〟の同窓会になるだろうなと、同窓生が楽しそうに語り合っているのを傍らで眺めていた。亀さんは閉会の挨拶で次回は10月に同窓会をやると約束したものの、多分、その頃には首都圏が麻痺、同窓会どころではないだろうなと、複雑な思いにかられた次第である。


首都圏が麻痺するのは梅雨明けあたりと想定していただけに、未だに首都圏が〝本格的に〟麻痺しないのは、ある意味で〝嬉しい誤算〟であった。中国に行ったり大阪に行ったりしていたこともあり、約束の10月よりも1ヶ月ほど遅れたものの、今回も同窓会を開くという約束は守ることができてホッとしたのだし、再び同窓生と酒を酌み交わす喜びは一入(ひとしお)であった。

昨夜話題になったことの一つが、親子の情愛についてであった。昨日、市役所から亀さんの実母に新しい介護保険被保険者証が届いたのだが、前回までは要介護4だったのに、今度は要介護5に引き上げられていた。なお、新たに要介護5の認定を受けるに先立ち、市の担当者が入院中の亀さんの母を訪問、その時に面接に立ち会って欲しいということで、亀さんは立ち会いに病院まで足を運んでいる。

実母の視力をチェックしていた時であった。市の担当者が母の前でスプーンを見せ、スプーンを近づけたり遠ざけたりしながら母の視力を確認していたのだが、スプーンが見えているかどうかあやふやだったので、「息子さん、ちょっとお母様の前に立っていただけますか」と頼まれた。そこで亀さんが母の前に立ったところ、途端に笑みがこぼれた母であった。その時、「あっ、(息子さんの顔が)分かるのね、お母様の嬉しそうなこと…」と、何気なく市の担当員が呟いた言葉に、思わず熱いものがこみ上げて来た亀さんであった。

親子の情愛と言えば、「深夜食堂」の第八話「ソース焼きそば」を思い出さずにはいられない。



特に亀さんが好きなのは以下のシーンだ。

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倫子 これ…

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マスター ある人が教えてくれたんだ。ソース焼きそばに、四万十川の青のりをかけると、香りが良くなるんだって…。

倫子 (涙ぐみながら)いただきます…

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親子の情愛と言えば、最近見たNHK「BS世界のドキュメンタリー」で取り上げていた、「ずっとあそぼう 息子よ」が忘れられない。小児ガンのため間もなく死んでいくことが分かっている、最愛の息子の生と死に向き合う父親を見て、同じ父親として気持ちが痛いほど分かったものである。なお、その後のジョエルだが、わずか4歳という短い生涯を閉じている。

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父親のライアンと息子のジョエル

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変顔の父親の同僚を見て、笑うジョエル

【おまけ】
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雪の中を遊ぶ亀さんの長男

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雨の中を遊ぶ亀さんの次男

りりィ逝く
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1975年2月当時のりりィ、23歳

元シンガーで女優のりりィこと鎌田小恵子さんが、逝去したという新聞記事が目に飛び込んできた。1952年2月17日 (64歳)というから、ちょうど亀さんより一歳年上の姐さんだった。死因は肺ガンだったという。出演番組で最も印象に残っているのが、深夜食堂の第九話「アジの開き」で、ローズ美千代という粋な婆さん役で出演していた。

合掌。



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GHQが恐れた崎門学
最近、掲示板「放知技」で注目すべき投稿が二本あった。一本は同掲示板に多くを投稿し、優れた洞察力を遺憾なく発揮している、我らが破武どんだ。

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http://grnba.bbs.fc2.com/reply/15917952/289/

一読し、「流石は破武どん」と思わず唸った。特に、「マニュアル技術者は今後この様な大惨事を至る所で起こしかねません やはり現場で学び質感の伴った技術者が大切」と言うあたり、破武どんならではの鋭い指摘であり、脱帽だ。

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実は、表題は最近発売された『GHQが恐れた崎門学』(展転社)の書名で、筆者は坪内隆彦氏、亀さんが定期購読している『月刊日本』の編集長である。来年(2018年)は明治維新150年という大きな節目を迎えるわけだが、同書の優れた点は、維新後間もなくして急ピッチで進められた文明開化、すなわち西洋化による人心の退廃と功利追求がもたらした、弊害についてものの見事に抉り出してみせ、さらには〝大義〟を重んじ、西洋化に抵抗した在野の先達が居たことを、改めて我々に思い起こさせてくれた点、現代を生きる日本人にとって必読の書と云えよう。

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最初に、同書の以下の行を紹介しておきたい。

水戸学の研究者の高須芳次郎は、明治初期以来、英米などから輸入した「才智技芸第一主義」は、学問の要を得たものとは言い難いと述べ、正しい行き方は、道徳、倫理の教養によってまず人格を完成させ、その上で、才智、技芸を修めることだと書いています。
『GHQが恐れた崎門学』p.227~228


ここで、破武どんの言う「マニュアル技術者」こそが、「才智技芸第一主義者」に他ならないのであり、かつ、「道徳、倫理の教養によって人格を完成させていない」連中だからこそ、慌てて「埋め戻しによる証拠隠し」をしたということになる。

ともあれ、明治維新以降のわれわれ日本人は、西洋に追いつき追い越せという目標しか眼中になく、「道徳、倫理の教養によってまず人格を完成させる」ことを忘れ、ひたすら「「才智技芸」を追い求めてきたということだ。

一方、そうした世間の風潮に背を向けるかのように生きた人たちもいたのであり、その代表格が崎門学派の先達であった。坪内氏の『GHQが恐れた崎門学』は、単に人格の完成に向けた修行の大切さを説いているだけの本ではない。さらに大切な〝大義〟を思い起こさせてくれるという意味で、明日を生きる日本人にとっては欠かすことのできない書となっているのだ。

ところで、「わが国の正しい姿は天皇親政にある」という立場を鮮明に打ち出している崎門学だけに、戦後のGHQによる徹底した日本精神の壊滅あるいは焚書によって、すっかり洗脳されてしまっている日本人には奇異に映るに違いない。そのあたりは暫く脇に置いていただき、以下に示す坪内隆彦氏の意見にじっくりと耳を傾けていただきたい。

筆者(坪内隆彦)は、「百難屈せず、先師倒れて後生之をつぎ」という言葉に、崎門派の生き方、さらに言えば死生観を強く感じます。志半ばで倒れた先覚者の思いは、後生の志士に必ず引き継がれるという考え方です。具体的に言えば、弟の正季と「七生滅賊」を誓い、刺し違えて自刃した大楠公の精神は不滅であるという考え方です。この確信がなければ、明治維新は起こらなかったかもしれませんし、鎌倉幕府以来の歪んだ国の姿(「変態」)のままだったかもしれません。
肉体的生命だけが尊重され、義よりも利が優先される現在の日本社会では、「節に死す」という生き方は理解し難いものかもしれません。しかし『靖献遺言』にある一万人の承認する是非の正、論議の公は、天地とともに存して滅ぼすことができぬ」という言葉を、身を以て学んだ志士たちには、「節に死す」ことが確かにできたのです。国学もまた、わが国の國體を明らかにした学問です。しかし、実践的な行動を支えた学問という点で、まず崎門学が挙げられるべきだと思います。

『GHQが恐れた崎門学』p.11


戦後のGHQ政策に毒された多くの日本人にとって、坪内氏の意見に対して素直に頷けないという読者も多いことだろう。ともあれ、〝大義〟の本質を理解しないことには何事も始まらないので、是非『GHQが恐れた崎門学』を一読し、読者なりに〝大義〟の本質を掴んでいただきたいと思う。そして、先の見えない世の中にあって、心に〝大義〟という松明を灯していただければと願っている。

最後に、掲示板「放知技」で注目すべき投稿の残りの一本は、今の日本にあって〝大義〟のために生きる二人の漢、飯山一郎さんと堺のおっさんの間で交わされた投稿で、以下に紹介しておこう。

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http://grnba.bbs.fc2.com/reply/15917952/309-310/

未だに福島の「」はアンダーコントロールと頑なに信じている安倍晋三首相に対して、

飯山一郎村田光平元スイス大使マイケル・フリン元DIA局長トランプ

という流れで、「」の字こそが世界最大の問題であるというメッセージが、トランプに確実に伝われば、日本、そして世界は大きく変わるはずだ。ともあれ、単なる私利私欲ではなく、〝大義〟のために行動している二人の漢に、今後も注目していこう。

川島芳子 生死の謎
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先月上旬に中国の青州を訪問した折り、亀さんは野崎(晃市)博士にお会いしているが、その時に野崎博士が翻訳したという、『川島芳子 生死の謎』を見せていただいている。世間の一般常識によれば、川島芳子は中国国民党によって1945年にスパイ容疑で逮捕され、2年後に銃殺刑に処せられたということになっている。しかし、処刑されたのは替え玉となった他人で、川島芳子本人はその後も30年を生きたと野崎博士は語るのであった。そのあたりの動かぬ証拠が、川島芳子本人の遺骨鑑定結果とのことだ。

川島芳子が銃殺処刑を免れた背景には、政治的な背景があったことは凡その察しがつくのだし、川島芳子生存説の謎に迫ることによって、決して表には出ることのない、当時の裏史に迫ってみたく、帰国してから早速に同書を取り寄せた次第である。

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関連して、拙稿゛駕籠を担ぐ人・造る人」で紹介した高麗神社、実は川島芳子が同神社を訪れているのだ。それは大正末期から昭和初期にかけてのことで、このあたりは『六人の総理大臣が誕生』の第二章、「高麗神社を訪れた著名人」に詳しい。4ページにわたって紹介されているので、以下に該当ページをそのまま掲載しておこう。縮小しているため判読しづらいと思うが、画像をコピーしてデスクトップなどにドロップ、それをダブルクリックすれば楽に読むことができるはずだ。

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面黒い大統領選(2)
昨日アップした「面黒い大統領選」の続きである。大方の予想では日本時間の昨日昼頃に大勢が決まるということであったが、もつれにもつれ、やっと日本時間の16時46分にトランプがアリゾナ州で11名を獲得、さらに1分後の16時47分に東海岸のペンシルベニア州で20名を獲得するに及んで、正式にトランプの第45代米国大統領が決まった。そして、間髪入れずに同時刻の16時47分、クリントンがトランプに電話を入れている。

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http://www.asahi.com/special/timeline/20161108-us-presidential-election/?iref=evb_2

フロリダ州は不正選挙の前歴があるだけに、クリントンに取られる可能性が無きにしも非ずと思っていた。しかし、舞台裏でのサイバー戦争を含め、どのような激しい攻防があったのかは今のところ不明ではあるものの、最終的にフロリダ州はトランプの手に落ち、この時点でほぼ勝負は決したと云えよう。だから、ペンシルベニア州がトランプに決まった時点で、即クリントンは電話を入れたのだろう。それにしても、予想された昼になっても大勢が決まらずに夕方までもつれたが、その間に舞台裏で何が起きていたのか…。そのあたり明らかになる日が、意外と近いのかもしれない。

ともあれ、トランプが勝ったことにより櫻井晴彦氏も以下の記事で述べているとおり、最悪事態を避けることができたが、痩せても枯れても世界を牛耳ってきた米国の軍産複合体、今後もしぶとく生き残っていくはずだ。
米大統領選でクリントンが敗北、最悪の事態は免れたが、好戦派ネットワークは健在、戦いは続く

連中にとって最後の拠り所となった日本で、一体何が起こるだろうか…。窮鼠猫を噛むではないが、追い詰められた軍産複合体が暴走する恐れはないのか、まずは来月に来日するプーチンの言動を見守っていこう。なお、今後の世界の流れだが、基本的に以下の記事のようになるはずだ。
◆2016/11/10(木)  日本はトランプ・ショックで大暴落したが…

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ニューヨークタイムズ

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スプートニク紙

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朝日新聞

面黒い大統領選
アメリカの〝知性を代表する〟ニューヨークタイムズ、ロシアのスプートニク紙、そして日本の〝インテリを代表する〟(嗤う)、朝日新聞の米国大統領選挙の速報は以下のとおり。前日はお昼前後に大勢が決まると、日本の大手マスコミは言っていたのに、ドーシタのぉ…(爆)

以下は日本時間13:30の、ニューヨークタイムズ紙、スプートニク紙、そして朝日新聞の選挙速報(日本時間13:00現在)。

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ニューヨークタイムズ

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スプートニク紙

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朝日新聞



1時間後…(日本時間14:30前後

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ニューヨークタイムズ

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スプートニク紙

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朝日新聞



えっ、未だ決まらないのぉ… (日本時間16:00前後))

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ニューヨークタイムズ

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スプートニク紙

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朝日新聞



ハイ、スプートニク紙が270超えということで決まり!(日本時間16:40

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ニューヨークタイムズ

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朝日新聞

小室直樹の中国原論
今年の梅雨明けあたりに首都圏が麻痺すると亀さんは想定し、あれこれ計画を立てたり準備をしたりして備えていたのだが、すでに梅雨明けから3ヶ月が過ぎた。幸いにして(?)日本は未だ保っているようなのだが、何故なのだろうか? そのあたりの理由が明確に分かるのが以下の記事である。すなわち、「森林の存在」、「ミニ太陽の沈没」、「天の配財、神の配慮」だ。
大変な多病多死社会に突入しているが…

よって、もう暫くは東日本で生活していけそうだと判断したので、「森への誘い」を始めたり、最近になって再び本を取り寄せて読むようになった。本についてだが、どれもこれも亀さんにとって関心のあるテーマを扱った本であり、完読はしていないものの、現在読み進めている本の中から、これはと思った本を順次紹介していこう。

初回の今回は、『小室直樹の中国原論』(小室直樹 徳間書店)を取り上げたい。同書については拙稿「青州へ赴く(8)」で既に取り上げており、青州に赴く前に読了の予定でいたが、準備に追われて最初の数ページしか読了できなかった。そして、帰国から1ヶ月も経つというのに、未だに三分の二しか読破できていない有様だ。その理由は、他にも乱読中の本が机やベッドに山積みということもさることながら、もう一つの理由は内容的にも素晴らしい本のため、立ち止まって考えることが多いためだ。

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この『小室直樹の中国原論』から引用したいテーマは多いのだが、今回は一つだけ取り上げるとしよう。他にも素晴らしいテーマが目白押しなので、あとは直接手にとって読んでみていただきたい。では、以下は同書からの引用である。

中国は儒教の国だと言われている。儒教は中国の国教であると言われる。これに大社会学者のマックス・ウェーバーが反論を加えた。「儒教が正統であるけれども、異端として道教もっている」と。確かにそういう側面もある。しかし、もっと大事なポイントがあるのだ。それを押さえておかなければならない。それは……。
中国における統治機構は、じつは二重構造だったという事実である。すなわち、表向きは儒教で国を治めてきたのだけれども、実際は法家の思想で統治してきた。これを『陽儒陰法』と言う。表は儒教だけれども、裏は法家の思想……。「法家の思想」は、儒教とならぶ中国の正統宗教とも言える。これを「法教」とも呼ぶことにしよう。
この法家の思想(法教)は、その大本まで遡れば管仲にまで行き着く。

『小室直樹の中国原論』p.179~180


管仲と云えば、最近のブログ『文殊菩薩』 で、「管鮑の交わり」と題した記事がアップされていたのを思い出していただきたい。同記事では管鮑の交わりという諺の背景について、実に分かりやすい解説が行われている。このように、野崎晃市博士の筆による最近の中国史、殊に青州史は、孔子や孟子らの儒教、諸子百家の代表格である老子や荘子、さらには管仲、商鞅、申不害、韓非子といった法家に至るまで、中国文化の絶頂期に輩出された偉人が綺羅星の如く登場しているのだが、そうした偉人らが樹立した独創的な思想は、すべて春秋戦国時代に生まれたものである点に注目されたい。以降の思想はすべて、訓詁・解釈に過ぎないとすら言われているほどだ。その意味で、今後も続くであろう野崎博士の中国史・青州史を、一層深く理解するためにも、『小室直樹の中国原論』の一読を勧める所以である。

駕籠を担ぐ人・造る人
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ここ関東圏は数日にわたって晴天が続いたこともあり、連日30分~1時間の太陽凝視を実施、お陰様で連日10時間以上パソコンと睨めっこという、〝苛酷な〟生活を送っているのにもかかわらず、目の疲れはまったくない。昨日のテレビの天気予報によれば、今日は雨ということで太陽凝視は久しぶりに休みかと思っていたが、どうやら昼頃までは太陽が顔を覗かせるらしい。だから、太陽が雲に隠れてしまうまでに、30分ほど太陽凝視をやるつもりだ。なお、太陽を直視している間は、今でも上半身裸で日光浴も同時に行っているので、まさに一石二鳥である。来月から師走というのに日光浴とは、「変なおっさん」と近所の人は思っているんだろうが…(爆)。

ところで、四日前に「森への誘い」をアップしたところ、てくのぱぱさんを始め、数名の読者が参加したいと申し出てくれた。5月下旬と言うと半年以上先だが、それまでに日本が保っている可能性は五分五分と亀さんは見ている。つまり、来年5月までに戦争屋vs.中露連合による核戦争、世界大恐慌、円の大暴落、あるいは関連の問題が起こる恐れが多分にあるのだが、その時はその時である。それよりも、に気づいた人たちと実際に顔を合わせることで、決して自分は独りではないという認識を新たにし、お互いの連帯感を生み出して欲しいと思うのだ。その点、読者の一人が来年の5月の集いについて、「希望の光を見出した」と書いてくれたのは嬉しかった。

その飯能で、年一回の祭りが11月5日から6日にかけて行われた。京都で学生生活を送っている上の息子が、講義の絡みで飯能まつりを取材するということで帰省、祭りの合間に近所の居酒屋で半年ぶりに酒を酌み交わした(「息子との語らい」参照)。息子は大学の文学部文化史学科に所属していることから、祭り調査を兼ねての帰省だったようだ。

酔いが回るにつれ、隣の日高市で今年盛大に行われている「高麗郡建郡1300年」に話題がおよび、拙稿「まぼろしの古都」で紹介した本、『高麗王若光物語』について言及したところ、ナント同書を著した高麗文康氏は、息子が合気道を教わった師範だったという。亀さんは息子が小学校低学年あたりまでは、上さんと交替で子どもたちを道場まで連れて行き、稽古が終わるまで道場で見守り、それから連れて帰っていたのだが、道場では二人の師範が交替で子どもたちに合気道を教えていた。だから、若い方の師範のことも良く覚えており、改めてネットで高麗師範を拝見、懐かしく思った。ちなみに高麗師範は、若光から数えて60代目の直孫であり、現在は高麗神社宮司でもある。

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http://www.mindan.org/kr/front/newsDetail.php?category=6&newsid=12839



話題が先月訪れた青州に及んだ。来年の2月上旬には卒業試験も終わり、あとは3月中旬の卒業式を待つばかりというので、卒業祝いに関空・青島往復切符をプレゼントするから、最低一週間の予定で青州に行ってこいと嗾けた。それまでに円が暴落していなければ、青州で自分の銀行口座を開設してくるようにと、アドバイスしたのは勿論である。その時期に飯山さんが青州にいるかどうかは分からないものの、野崎(晃市)博士は確実にいるはずなので、青州と日本との深い繋がりを含め、野崎博士からじっくりと青州史の講義を受けてこいと、息子の背中を押した次第である。

ところで、亀さん家では代々〝駕籠〟に関係した仕事が、何故か家職のようになっているのに、居酒屋で息子と語らいながら気づいた。亀さんの父方の祖父は運送業という駕籠担ぎを営んでいたし、父は国鉄という駕籠担ぎであった。そして亀さんは本田技研で自動車という駕籠造りに従事、今では翻訳の仕事をしているが、依頼の多くが自動車を中心とした駕籠関係の翻訳である。そして、ナント息子も駕籠担ぎの大手企業に内定、これで四代にわたって駕籠に纏わる仕事ということで、何とも不思議な気がする。そうなると、亀さんの曾祖父や高祖父の職業が何だったのか気になってきた(お恥ずかしいことに未だに知らない…)。幸い、90歳を超える伯母が元気なので、近く聞いてくるつもりだ。

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ミヌシンスク文明
中国・青州から戻って数日が経った頃、ブログ友の「てくのぱぱ」さんから以下のような問い合わせが、「拍手」コメントを通じて届いた。

日本人の起源につて「シュメール」説というのがあるのは当然ご存知でしょうが、どう思われますか。そしてツランとの関係は?


それに対して、旧稿「舎人学校」にアップした以下の拙稿(2005年9月9日)を紹介した。
古代史研究のすすめ

11年が経過した今日、改めて同稿を読み返してみるに、至る所に間違いがあり、穴があったら入りたいとはこのことだワイと思った。当時の亀さんはシュメールこそが、日本建国に深く関与した民族であると思っていたし、殷人に至っては鹿島昇の「殷人は初期がヒクソスで、終期がカルデア人を中心とするアラビア海の海人」という説、あるいは岩田明の「イン族の源流は、印度アーリアと同部族の、バラモン一族だった」という説のいずれかが本当なのだろうと思っていた有様であった(事実として殷人の出自は朝鮮民族)。

上記の旧稿の存在を通知しただけだったので、さぞかし「てくのぱぱ」さんも戸惑ったことだろう。それはともかく、「てくのぱぱ」さんの質問は重要なので、いずれ回答という形で記事をアップしようと思っていた矢先、今月1日に世界戦略情報誌『みち』(通巻第458号)が発行、同誌に連載中の「巻頭言」および「文明の原郷ツラン」(いずれも筆者は天童竺丸さん)は、当時の亀さんの間違った史観をズバリ指摘した内容だったので、「てくのぱぱ」さんには同誌の一読をお勧めする次第である。ご参考までに、天童さんの記事は以下のような内容となっている。

■アーリア人
最初に『みち』の「巻頭言」であるが、一般に知られているアーリア人学説は、「英国東インド会社がインド植民地支配のためにデッチあげた」ものと、天童さんはズバリ指摘している。同時に、そうしたアーリア人に関するデッチあげ説について言及している代表格が、津田元一郎であることも紹介していた。亀さんは以下の二冊の書籍を所有しているが、まほろば会の同志である林廣さんからプレゼントしてもらった本だ。機会があれば『アーリアンとは何か』(人文書院)を下敷きに、津田元一郎がどのような批判を展開しているのか記事にしたいと思っている。同時に、『日本語はどこから来たか』(人文書院)も日本語のルーツ、すなわち日本人のルーツを探る上で、真に貴重な書籍と云えよう。まさに、「世界の言葉は連鎖している。日本語と遙かに繋がるオリエント世界!」(同書腰巻き)なのだ。そうした日本語のルーツについても、機会があれば記事にしたいと思う。

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なお、岩田明の「イン族の源流は、印度アーリアと同部族の、バラモン一族だった」という説は、今号の「巻頭言」を読めば明らかな間違いだと分かる。

■シュメール
次に、今号の『みち』の「文明の原郷ツラン」は一読に値する優れた記事だ。「文明はシュメールに始まる」などといった、世間の(そして11年前の亀さんの)誤ったシュメール観を打ち砕いているだけではなく、さらには人類史上のミッシングリンク解明の鍵にもなり得る、「ミヌシンスク文明」について明示しているのだ。なお、ミヌシンスク文明についての詳細は、栗本慎一郎の『ゆがめられた地球文明の歴史』に当たるとよいだろう。同書については拙稿「偽ユダヤ(ハザール・マフィア)」でも紹介した。

ともあれ、シュメール文明に先行する文明があった。それが、ミヌシンスク文明だったのである。同文明については栗本慎一郎の著作以外に、天童さんの以下の記事も大いに参考になろう。
イスラエル十二支族考 7 ツラン源流ミヌシンスク文明

森への誘い
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ブログ友「好日奥武蔵」から

青州に行く前から、周囲が「」を理解してくれないという孤独感、未来に希望を見いだせないという閉塞感(行き詰まり感)を覚えるという、深刻な読者からの訴えがチラホラあったのだが、青州から戻ってからというもの、そうした深刻な投稿やメールがとみに増えてきた。

先日、同じように孤独感や閉塞感を抱いている人たちが大阪に集まったのだが、大阪の地で自分は決して独りではないということを悟り、これからの人生を前向きに捉えるようになったという、大勢の人たちを亀さんはまのあたりに見た。だからこそ、未だ青州を訪れてたことのない読者や、今回の大阪での集いに参加できなかった読者を対象に、少しでも青州や大阪の雰囲気を味わってもらおうと、色々と書き連ねてきたわけであり、東日本の窓口的なことをやると書いたのも、そうした人たちを念頭に置いてのことだった。そして、亀さんが東日本の窓口をやると書いたところ、協力を申し出てくれた読者が少なからずおり、大変嬉しかった。

よって、個別に一人一人の読者にお会いする形ではなく、同じように孤独感や閉塞感を抱いてる人たちが一堂に集い、語り合うことでお互いの連帯感を生む…、そのような集いをやってみたいと思うに至った。

そこで提案だが、来年の5月下旬に亀さんの地元で開催される、飯能新緑ツーデーマーチの初日(平成29年5月27日)、新緑の森(八百万の神々が坐す〝杜〟)を一緒に歩き、その後は近くの河原か公園でお互いに持ち寄った酒、おにぎり、おかず、つまみなどで大いに語り合い、日が沈む頃に帰路につく、あるいは飯能に宿泊してツーデーマーチ二日目(平成29年5月28日)にも参加し、飯能の森(杜)の中で英気を養うというプランはどうだろうか。

亀さんも子どもたちが小学生の頃は、ほぼ毎年子どもたちと一緒にツーデーマーチに参加したものだ。そして、飯山一郎さんの記事「大変な多病多死社会に突入しているが…」に目を通した読者であれば、なぜ亀さんが一緒に森を歩こうと提案しているのかが、お分かりいただけるものと思う。

なお、以下は昨年のツーデーマーチの広報であり、参考にしていただきたい。来年の4月に入ったら、掲示板「放知技」で新スレッドを立ち上げ、ツーデーマーチの参加者を募るとしよう。
飯能新緑ツーデーマーチ

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2004年5月22日、新聞に載った下の息子

関心を抱いた読者、参加してみたいと思った読者、提案のある読者は、本記事に投稿していただけたら有り難い。

見えてきたアジアの近未来像
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行政調査新聞が以下の新記事をアップした。
見えてきたアジアの近未来像

最初に、11月8日に行われる大統領選挙について、同紙は以下のように書いている。

軍産複合体や産業機構、さらにはマスコミが総がかりでクリントン支持に回り、必死にトランプ潰しをやっても接戦状態なのだから、結果は11月8日の投票までわからない。


ネット界ではトランプ有利という説が出ていることから分かるように、流れはトランプに傾きつつある。それだけに、大分前に「敵は本能寺にあり」、あるいは「戦争屋とヌッポンの心中」と題する拙稿でも書いたように、敵が不正選挙等によってクリントンを勝たせる動きに出るのは、容易に想像できることだ。だが、それでもトランプが勝利した場合、今までのように選挙を自由に〝操作〟できなくなったことを意味しているのであり、オバマを代表とする反戦争派の勝利と云えよう。もしそうなった場合、一番心配なのは戦争屋が暴走し、戦争屋と中露連合の間で核戦争の火ぶたが切られるということだ。万一そうなった場合、スプートニク紙が以下の記事で述べているように、勝負は一瞬で決着がつく。
第3次世界大戦はどれほど続くのか?

さて、今回の記事で心から同意できたのは、以下の日中関係についての文章である。先月初めて中国を訪問し、等身大の中国を見てきただけに、尚更であった。

その最も重要なパートナーとして、いまこそ中国と良好な関係を築くべきなのだ。
……中略……
アジア全域の未来を考えたとき、日本と中国の役割は途轍もなく大きい。アジア問題を解決するのに米ロは必要ない。日中の重要性を日本人全員が自覚することが大切である。


隣町にクマ!
隣の青梅市にクマが出没したというニュースが、11月1日付の東京新聞夕刊に掲載されていた。記事にはクマが出没した場所が示されていなかったが、以下のTVニュースを見れば青梅街道沿いであることが分かる。青梅街道と言えば、奥多摩や日原鍾乳洞に行く時は必ず通る国道だし、若い頃の亀さんはツーリングで幾度も往復したものである。



亀さん家は一応住宅街にあるんだが、山が目の前に迫っているため、クマが出没したという広報がよく届く。だから、朝の散策は市街をなるべく歩くようにし、クマと鉢合わせの恐れがある山には近づかないようにしている。また、本来は冬眠前の秋だけ注意すれば良いはずなのだが、来春(4~6月)も気をつけなければならないと↓記事↓に書いてあった…。 んにしても、このような記事を書かれると、東京の友人知人らは怖くなって、関東のチベットにある亀さん家から足が遠のくんではと心配だ(笑)。

ところで、昨日の飯山一郎さんの記事を読み、以下の記述に注目した。

草木や樹々の葉の表面には光合成細菌がビッシリと棲息している

光合成細菌は,紫外線や放射線の強烈なエネルギーを植物が利用しやすいマイルドなエネルギーに転換する.

紫外線や放射線のエネルギー量が多いほど,植物は成長する.

日本全国の山々や森に大量に降り注いだフクイチの放射性物質が発射しまくる放射線.

これが↑日本全国の山々や森の樹木を異常に繁茂させたのだ!


日本は「島国」で,森だらけの「山国」だ.


なるほど、11月に入っても未だに日本の森林が青々としているのは、による放射能と木々の葉に生息している光合成細菌によるものなのか…。と言うことは、森の中では放射能が大分緩和されているということだ。つまり、亀さん家は山に近いということで、そのメリットはもの凄く大きいのだなと、改めて納得した次第である。

光合成細菌と言えば、それに関する本を拙稿「蘇生」でも紹介したことがある。学術的な本で読みにくいのだが、関心のある読者は一読されるとE-だろう。

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乳酸菌や光合成細菌と同様、人間の役に立っている細菌として他に麹菌がいる。TVドラマ「あんどーなつ」第5話は、麹菌が主テーマであり、とても心温まるドラマというだけではなく、どうして日本人は麹菌や乳酸菌に愛情を注げるのか、そのあたりが良ぉ~く分かるドラマなので、一度は見ておいて損のないTVドラマだと亀さんは思っている(つーか、太鼓判を押す)。




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新百済に向けて
本題に入る前に、「大阪報告」で約束した以下の拙文…。

阪急アネックスホテルの汚泥処理システムについては、第二号の「乳酸菌と日本人」で語るつもりである。


うっかりして、「乳酸菌と日本人」で公開するのを忘れていた。よって、本稿の最後に阪急アネックスホテルの汚泥処理システム概略図、さらに水研工業のカタログの一部をアップしておいたので、関心のある読者はご覧あれ。

で、早速「新百済に向けて」に入ろうと思ったが、改めて掲示板「放知技」を読み返してみたところ、本稿「新百済に向けて」で書きたかったことは、ほとんど堺のおっさんが書き尽くしているのに気づいた。よって、本稿「新百済に向けて」では、堺のおっさんの投稿の紹介のみに留めたい(笑)。

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さらに…

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一方、日向夏さん…、旦那の方はどうでもE-(爆)

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、「ムツばあさんの花物語 秩父山中・段々畑の日々」、小生も見た! ホント、ほのぼのとした良い番組だったと思う。また、亀さんは秩父山地の麓に居を構えているだけに、よけい同番組に感情移入したもんだ…。

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ともあれ、亀さん部屋で行われた三次会、このような小人数の集いで生じた小波が、やがては中波になり、最後には大波になるのは間違いなしと、確かな手応えを感じたのだった。

最後に、青州から戻って以降、亀さん宛てに相談メールや感想メールを送ってくれた、大勢の読者に共通していたのが、孤独感と閉塞感であった。しかし、今回の大阪での集いのように、次回機会があれば顔を出してみては如何だろうか。また、できれば青州まで足を運ぶことで、自分の未来が見えてくるはずだ()。

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乳酸菌と日本人
飯山一郎さんが自身のHPで、「どういうわけか、日本人なら乳酸菌を苦もなく造れるのに、中国人や韓国人はいくら頑張っても造れない…」といった内容の記事を、大分前に書いておられたのを朧気に覚えている。10月上旬に訪問した青州でも、同様の話を飯山さんから耳にした。そして今回の大阪でも、以下の皮肉屋さんの投稿にあるように、「中国でも韓国でも日本人が去った途端、グルンバでの乳酸菌培養がうまく行かなくなる」という現象が、何故か今なお続いているのだ。

1.老師によると、中国でも韓国でも日本人が去った途端、グルンバでの乳酸菌培養がうまく行かなくなる不思議な減少が起きているとのこと。原因は良くは分からないが、日本人同士では通じる微妙な「塩梅」が伝わらないせいではないか、とも。この「日本人同士では伝え合える乳酸菌培養の秘訣」にこそ、今後日本人が海外雄飛する上での「強み」があるのでは、と。

→個人的には、味噌・醤油を始め日本に発酵調味料や発酵食品をもたらしてくれた本場中国において、発酵の基礎の基礎である乳酸菌の培養が現地人の手によっては上手く行かないことに不思議の念を懐きました。同時に、日本の風土と日本人の知恵が、いかに発酵に向いたものであるかも。

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これだけ〝事実〟を目の前に突きつけられると、では何が原因なのかを探りたくなるのが人情というものだろう。以下、亀さんの独断と偏見だが、多分原因は「言霊」と「風土」にあると睨んでいる。よって、以下を一読いただき、今後の議論の叩き台にしていただければ幸いだ。加えて、遠慮なく亀さんの間違いや勘違いを、正していただけたら有り難いんだが…。

■言霊
飯山さんが直接中国語で、あるいは飯山さんの日本語を通訳担当の趙(秀娟)さん、あるいは野崎(晃市)さんが中国語に直して、中国の人たちに乳酸菌培養のコツを伝えているのだと思う。ところが、どういうわけか中国人による乳酸菌の培養、なかなか成功しない。そのような時に日本から来た小ボンボンさん、乳酸菌造りに関してはすぶの素人だったのにも拘わらず、飯山さんから乳酸菌培養のコツを聞きながら、培養を開始してみたところ、あら不思議、いとも簡単に完成させてしまった…。これには周囲の中国人もビックリ仰天。これこそ皮肉屋さんの言う〝塩梅〟、つまり日本語の持つ微妙なニュアンスが、中国語を母語とする現地の中国人には伝わらず、日本語を母語とする小ボンボンさんにはビシッと伝わったということで間違いない。この〝塩梅〟に代表される、微妙な日本語の表現の例として以下の表を見ていただきたい。

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乳酸菌の培養にあたって、重要な管理項目の一つが温度であるが、「人肌の温度で」と飯山さんが伝えたい表現が、どうも現地の人にしっくりとこないようだ。これ、飯山さんの通訳を担当する趙さんと中国語に堪能な野崎さんとで、マニュアルを作成すれば(これ自体、大変な作業だが…)、解決する問題でもなさそうだ。なぜなら、乳酸菌は生き物だ。マニュアルをもとに、パソコンや車といった無機物を製造するのとはワケが違う。つまり、マニュアル通りにやったからといって、必ずしも乳酸菌培養に成功するとは限らないはずなのである。加えて、我々同様に日本語を母語としていながら、佐野(千遥)センセーのように、乳酸菌の培養に成功しなかった〝日本人〟もいることを忘れてはならない(爆)。それにしても、ドーシテ乳酸菌の培養に成功しない日本人が存在するのか…。

これは亀さんの勝手な想像だが、太古の昔から日本列島に住んでいた人たち、すなわち縄文人のDNAを色濃く受け継いでいる人たちに成功者が多いのではないかと思っている。また、大陸からの渡来人の場合、天武天皇を頂点とする百済系のDNAを色濃く受け継ぐ集団も、乳酸菌の培養に成功しているはずである。なを、ここで云う百済系とは、殷王朝のシャーマニズムというDNAを、色濃く受け継いだ集団を指す。シャーマニズムと云うからには、「言霊」が深く関与してくるのだが、四千年という時空を超えて、殷王朝のDNAを正当に引き継いた御方こそ、明仁天皇に他ならない。そのあたりは飯山さんの以下の記事で確認していただきたい。

『殷』の時代,文字は,“神の意思”が篭もった,まさしく『言霊』であったのです.

『殷』の滅亡とともに,中原(中国大陸中央部)では,『亀卜(きぼく)』も滅びました.『殷』に代わる『周』が,『亀卜』ではなく,『易経(えききょう)』を採用したからです.

あの細い筮竹(ぜいちく)を使う占い,いかにも中国的な「占筮(せんぜい)」です.この「占筮(せんぜい)」の中心思想は,『陰陽二元論』です.周代以降,中国は,『陰陽二元論』の思想に染まっていきます.

おおらかで神秘的な『亀卜(きぼく)』は,箕子朝鮮→馬韓→天皇陛下へと継承されていきます.

日本の天皇家は,祭祀面でも,シャーマンの国家=殷帝国を継承している! ということです.

◆2016/10/26(水)  平成天皇ご即位の際にも亀卜が行われた…


つまり、シベリアから渡ってきたり、黒潮に乗って日本列島に流れ着いたりした縄文人、その後日本に渡来した殷王朝を始祖とする、百済系のDNAを引き継いだ人たちなら乳酸菌の培養が可能だが、周王朝以降は陰陽二元論に染まってしまった中国人の場合、なかなか乳酸菌を造れないということなのだろうか…。

もう少し、このあたりを掘り下げてみよう。周王朝以降に中国に根を下ろした陰陽二元論の中国から仏教が伝来、ところが八百万の神々が坐す日本列島に仏教が入ってくると、途端に独自の進化を遂げていったのは周知の事実。ある意味、陰陽二元論から亀卜への〝先祖返り〟と言えなくもない。

それにしても、仏教に限らず、ドーシテ日本列島に入ってくるモノが、どれもこれも亀卜という「言霊」の世界に先祖返りするのか…。これは後で述べる「風土」が関係してくると亀さんは睨んでいるんだが、その前に「言霊」だ。

読者は『日本人の脳』を著した角田忠信をご存じだろうか。西洋人をはじめ、中国人や韓国人の耳には虫の音は雑音にしか聞こえないのだが、日本人の場合は虫の音を心地よいものに聞こえるという説だ。この角田説を信じる信じないは読者の勝手なのだが、亀さんは角田説と亀卜(言霊)との間には、深い関連性があると思っている。なんとなれば、両者に共通するものが「音」だからだ。以下のHPに目を通していただきたい。
秋の虫の声が心地いいのは日本人だけ?音と脳の働きについて

このHPに目を通して思い出したのが、大阪のおばちゃんの以下の発言だ。

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乳酸菌に限らず、植物も同様に音楽に反応するという話をよく耳にするが、当然の話である。『植物はそこまで知っている』(ダニエル・チャモヴィッツ著 矢野真千子訳 河出書房新社)を紹介するまでもなく、人間を含む動物よりも植物の方が、遙かに複雑に造られているのであり、我々動物よりも鋭い〝耳〟や〝眼〟を植物は持っているのである。

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こうした事実を知ると、乳酸菌に優しい心で接することは、不可欠とすら思えてくるのだが、その辺りを分かっていないからこそ、一部の日本人をはじめ、中国の人たちが乳酸菌の培養に成功しないという、一因があるのかもしれない。その意味で、以下の成田さんの指摘は貴重だ。ともあれ、我々のように乳酸菌のような微生物にすら愛情を注ぐ民族は珍しいのかもしれない…。

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以上、「言霊」を下敷きにしてみると、少しは見えてきたものがあるような気がする。今後も何等かの発見があったら、精力的にブログ記事にしたい。

■風土
言霊」で大分長く書いたので、この「風土」は端折りたい。

仮定の話だが、もし、日本列島が砂漠のような不毛の地だったとしてら、八百万の神々は誕生しなかったに違いない。しかし、現実には日本列島には八百万の神々が坐す。つまり、日本列島は乳酸菌に限らず、土壌微生物にとって最高の地であることを物語っているのだ。このあたりの証拠は、いくらでも示すことができる。

たとえば拙稿「NHKの“気配り”」で、亀さんは以下のように書いた。

畠山重篤氏のトークも宮崎学氏のトークも実に素晴らしかった。宮崎氏の森と動植物の話は目から鱗の連続だったし、畠山氏の「東日本大震災後“十年は死の海だろう”と覚悟していた漁師たちは、わずか数か月で海が驚異の回復力を見せるのを目の当たりにした」という話は、咄嗟に広島長崎に投下された原爆以降を思い出したほどである。原爆投下後、数年は草木1本すら生えないと言われていたのに、翌年には嘗ての自然が戻っていたのだ。実はコレ、乳酸菌などの菌力豊かな日本の土壌だからこそ可能だったのである。


フクイチのため放射能に酷く汚染された日本列島であるものの、フクイチさえ無くせば再び豊かな土壌に日本列島が蘇ることを、プーチンと習近平は十分に分かっているはずだ。換言すれば、日本列島という地は人類の至宝なのだ。その日本列島に入ってきた「言霊」(亀卜)と乳酸菌とが共鳴し、我々の目の黒いうちに新しい時代が幕を開けてくれるのではないだろうか…。

次回は最終回「新百済に向けて」。

【亀さん写真展】(蓮ねさん作品)
拙ブログの読者の一人、蓮ねさんが時々素晴らしい写真を送ってくれている。本人の了解を得たので、この機会に二葉の作品を紹介しよう。文は人なりと云うが、写真もある意味で人となりを現しているのではないだろうか。蓮ねさんは何気なく撮ったというが、何故か喧嘩ばかりしている亀さんすら、写真を眺めていると心が落ち着くのである。多謝、蓮ねさん

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