安西ファイル「激動する2015年以降の世界金融・経済情勢 その12」の続きだ。今日は、「(3)金融恐慌に備える世界支配層」で、その【ポイント・私見】に書かれていた内容は以下のとおり。
【ポイント・私見】 ・2016年1月1日から欧州金融機関ではベイルイン制度を導入した。欧州委員会は一刻も早く導入させたがっていたといわれる。米国でも最近、FRBは大きすぎて潰せない銀行に対する銀行救済額を制限するという新たなルールを導入した。 ・また、最近、ニューメキシコ州でFRB主催の秘密会議が開催され、出席した欧米の大手銀行関係者たちは、強制的に国家安全保障協定に署名させられたという情報がある。 ・2015年12月、FRBは金融緩和策を縮小し、政策金利を引き上げた。これにより早晩、デリバティブや金融システムが崩壊し、世界中の銀行が破綻することが予想される。 ・米中合同軍事演習の本当の目的は、米国内における米国民を抑圧するためのもの。米政府は、米国内で市民暴動が起きた場合に国連や外国軍から軍事支援を受けるために彼らといくつかの協定を結んでいる。デリバティブの破綻で大手金融機関が倒産し、自分たちの預金が戻ってこないことが明らかになると、米国では銀行休業日に人々が預金を引き出すことができなくなるかもしれない。その時、社会的な混乱が起き、市民の暴動を抑えるために軍が介入することになるXデーとなる可能性がある。2015年に行われたジェイドヘルムは、こうした暴動が起きることを想定して実施された。 ・このようなシナリオは世界寡頭権力が計画したものであり、彼らはその時が近づいている(正確には近づけている)ことを知っているので、これに備えて世界的にベイルインの導入を急いでいる。
冒頭はベイルイン制度の話なので、これはエコノミストの安西さんの独壇場だな…、と思いつつ読み進めていたところ、トンデモないことが書いてあった…。
米中合同軍事演習の本当の目的は、米国内における米国民を抑圧するためのもの。
エゞゞゞゞゞゞ……ッと驚きつつ、急ぎ【ポイント・私見】の情報源を確認したところ、またもやブログ「黄金の金玉を知らないか?」…。同ブログの2016年1月8日付の「レリゴー!EUベイルイン開始について」という記事からの引用だった。そして、どうやら黄金の金玉の記事も別の所からの引用のようで、本当の情報源を確認したところ、「Before It's News」というサイトに掲載された以下の記事に辿り着いた。 Key Bankers Told Bank Holiday Is Near-Read This Before Taking Money Out of the Bank
早速目を通してみると、ナルホドそれらしきことが書いてある…(傍線は亀さん)。
Please note in the above video, that the joint Chinese/U.S. military activities, moved very quickly from humanitarian to combat. This because they were practicing civilian suppression.
まぁ単刀直入に言って、この英文記事はプロパガンダ記事の典型だね。今のアメリカが戦争派と平和派の二つに分かれているという、肝心な事実を同記事はスッポリと見落としている、ちゅうか故意に書いていない…(嗤う)。まぁ、それはドーデモいいんだけど、中国が一緒に合同軍事演習をしたのは〝平和派のアメリカ〟であったことに思いを致せば、「米中合同軍事演習の本当の目的は、米国内における米国民を抑圧するためのもの」などといった、的外れな結論が出るはずがないんだが…。このあたり、ときどき亀さんのブログ記事を紹介してくれている、「ココログ里子のブログ」の以下の記事を読めばハッキリするはずだ。
 アメリカと中国は なかよしこよし
以上だが、以下の安西さんの私見についての判断は読者にお任せしょう。安西さん、〝NWO〟がアメリカ国内の戦争派vs.平和派に、どう絡んでいるのかといった講話を、次回のまほろば会でお願いします m(.___.)m
金利が上昇し、デリバティブが崩壊しようとしている段階になるともはや何もできなくなります。世界中が 大混乱します。銀行が閉鎖すると現金が使えず、食糧も手に入らなくなります。金融システムの崩壊、銀行破綻が起きた後にNWOが始まります。
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