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人生は冥土までの暇潰し

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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
飯山一郎の“新日本建国神話”
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『StarPeople』秋号が発行されたので、早速取り寄せてみた。飯山一郎さんの新シリーズ「新日本建国神話」が掲載されており、内容的に分かりやすいというだけではなく、恐ろしいほど(?)説得力のある記事だった。この上は一人でも大勢の同胞が同記事に目を通し、福島原発の本当の現況を理解し、一刻も早く必要な行動をとって欲しいと切に願う。

さる6月12日、日本政府はフクイチを鎮圧ができないことを、公式に国際社会に〝認めた〟(拙稿「長い間、日本をありがとうございました」参照)。よって、次なる関心事はロシアを中心とする外国が、いつ日本列島に進駐し、日本を国際管理下に置くのかという点に尽きる。亀さんが想像するに、それは日本の行政が機能しなくなった時、すなわち国家としての主権を手放した時だ。恐らくは、その時点で数千万人の日本人が死に、生きている日本人で、シベリアを中心とする海外に移住できる体力が残っている者は、2~3千万人ていどになっているはずだ。

問題は、ライフライン(ガス・水道・電気)がストップした頃から、ロシアや中国から救助の手が差し伸べられるまでの間、どのようにしてサバイバルするかだ。サバイバル術に長けた人は必要なモノの再点検を行う傍ら、フクイチの現状を正しく理解し、かつサバイバル術の必要性を悟った人たちに、惜しみなくサバイバル術を伝授してやって欲しいと思う。万一、そうしたサバイバル術に長けた知人友人が身近にいない場合、サバイバルに必要な物資(ナイフ、ロープ等)を自身で集め、サバイバル術についての本を入手し、サバイバル術の習得に努めるべきだろう。ネットでもサバイバル関係のサイトは多いし、また書籍にも良書が多い。ちなみに、亀さん家に置いてあるのは以下の本だ。

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当然ながら、同書に書かれていることすべてをマスターする必要はさらさらなく、読者が自分にとって必要だと判断したサバイバル術のみを集中的に習得すれば良いのだ。たとえば、火のおこし方、河川などの水のろ過のし方など…。幾つか投稿された同書のコメントで、最も同書の良さを示しているのが以下のコメントだ。

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このお姐ちゃん、「ただ難点は、こんなに面白そうな内容なのに、現代の特に都会では試す機会が全然ないのだ」と嘆いているんだが、そうした都会人も、同書にあるサバイバル術が必要となる日が間もなく到来する。

なお、ご参考までに以下は同書の各章の見出しだ。大凡の内容の見当がつけられると思う。

プロローグ「生き残るそして生きのびるために」
第1章「火を起こす」…マッチやライターなしで火を起こすには
第2章「水を得る」…1日2リットルの水がなければ人間は生きていけない!
第3章「切る」…生きる基本道具・ナイフの使い方
第4章「結ぶ」…ローブ一本で生きのびる!
第5章「食べる」…生きる希望を持つために
第6章「獲る」…生きのびるために食糧は自力で確保する
第7章「寝る」…あしたに命を繋ぐために
第8章「ウンコをする」…快適な生活を守るために
第9章「歩く」…生きのびるための移動術
第10章「伝える」…自分の位置・居場所を知らせるために
第11章「測る」…自分の位置がわかるために
第12章「救う」…自分の命を守るため・大切な人を見殺しにしないために
第13章「危険な生き物図鑑」…身を守るための、生きのびるための
あとがき


【連絡】
今晩あたりから大量の仕事(翻訳)が再び入るため、9月15日あたりまでは殆どブログ更新はできない見込みです。その間は飯山一郎さんの掲示板の以下のスレッドで必要な情報を追ってください。
飯山一郎へ伝言・密告・質問・短信etc -7-

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風水師から見た福島の光景
一昨日、風水師の珪水さんに一時間近くにわたり電話で色々と教えを乞うた。そして、珪水さんの陰陽道の話に耳を傾けていた時、前々から聞いてみたかったことを思い出し、以下のように尋ねてみた。

亀さん:今まで、お聞きしたいと思っていたことがあります。長原芳郎が著した『陰陽道』、どう思われます?

珪水さん:長原芳郎…? 『陰陽道』という本…? 知らないなぁ…。


この返答を耳にして、珪水さんは気功の幹に相当する原典にこそ目を通しているものの、気功の枝葉末節に過ぎない長原芳郎の本などは全く意に介さない ことを知り、まさに珪水さんは書物からではなく身体で気功の修行を積み重ね、遂には気功の奥義を極めた人であることを、改めて思い知らされた次第である。

その珪水さんからお聞きした話の内容は深く、かつ多岐にわたったのだが、取り敢えず世界最大の問題であるフクイチに関連した話に絞り、以下に備忘録として書き残しておこう。

太極から陰陽へ
『古事記』の冒頭に「天地の初發の時、高天原に成りませる神の名は、天之御中主神、次に高御産巣日神、次に神産巣日神」とあるが、その三柱の神に相当する太極と陰陽を巡ってあらゆる話に及んだ。

珪水さんの太極と陰陽の話から思ったことは、物理学者といった専門家との徹底的な討議の末、導き出した確かなフクイチの現況、さらには乳酸菌といった具体的な放射能対策など、目に見える現象を中心に発言を続けている飯山一郎さんを陽すれば、「人間の淘汰が始まり、新しい世界が出現する」といった目に見えぬ世界を中心に、発言を続けている新井信介氏は陰であると云えよう。その観点からすれば、珪水さんの仰せのように「陰陽の両方を知ることで、物事を正確に把握できる」ことから、飯山さんの陽のHPと新井氏の陰のブログという陰陽の情報源を追うことで、フクイチ問題を立体的に捉えることができると思った。

その新井氏以上に陰の観点から今後の世界について精力的に発言しているのが、まほろば会の安西正鷹さんだ。そのあたりは、拙稿「第二の天岩戸開き(神謀り)」を再読していただければ一目瞭然であり、そこに書かれていることこそ安西思想の核だと思うし、藤原源太郎さんの言葉を借りるなら、今までのエコノミストの学説と一線を画すと言われる所以である。その意味で、来月のまほろば会でどのような話を安西さんから聞けるか、藤原源太郎さん同様今から楽しみである。

ともあれ、陰陽を正しく捉えれば、フクイチ問題の現況の正しい把握に加えて、その解決に至る道筋も見えてくるのだと、珪水さんは主張するのであった。

■地球による大掃除
新井氏同様、安西さんも〝地球による大掃除〟について、まほろば会で毎回語っている。たとえば以下の如し…。

これらの衝撃的な事件や待ちに待った本物の岩戸開きで、目を覚ます者とそうでない者とがはっきり分かれるはずだ。
第二の天岩戸開き(神謀り)


一昨日の珪水さんも同様のことを語っていた。地球を大事にしている人とそうでない人、金よりも人を大切にしている人と、人よりも金の方を大切にし、金儲けしか頭にない人など、地球が人間をふるいにかける日が迫っているというのだ。要するに珪水さんが言いたかったことは、安西さんの上記の言葉と、かなり重なってくるのだ。そのあたりを明確にする意味で、「安西ファイル 大麻編」から以下に再度引用しておこう。

・2011年3月11日の東日本大震災で「アラハバキ」が覚醒。
・これから世界中がますますアラハバかれ、弥生時代以降に表舞台で活躍・評価されてきたモノやヒトが没落・失脚・消失し、代わりに抹殺・封印・隠蔽・埋没・軽視・否定されてきたモノやコトの真実や本質、ヒト(まつろわぬ民)が再評価され、復活、復権する。⇒「世界の縄文化」
・人間の潜在意識、本性をアラハバく「笑ゥせぇるすまん」の喪黒 福造は、マンガ界のアラハバキか!?
・裏鬼門に鎮座する阿蘇山の噴火は、いよいよ日本が難しい状況に追い詰められて、「尻に火がついた」状態にあることを象徴。
・冤罪を着せられてきた大麻も、言霊ラ行時代にアラハバキによって復権・名誉回復される。新文明(霊性文明)を代表する最高品質のエネルギーとなる。


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■モノへの愛情
実際のところ、フクイチが実に深刻な状況にあることを正確に把握しているのは、日本全人口の1%にも満たないのかもしれない。また、正確に現況を把握していても、老親を抱えていたり重病の身内を抱えていたりしているため、余命が5年になるのを覚悟の上で日本に残ると腹を決めた者も少なくないだろう。そうした人たちは、どのように生を全うしていくべきなのか…。珪水さんの意見を求めたところ、以下のように答えが返ってきた。

自分は自分の愛する土地(北海道)を離れるつもりはサラサラない。ならばどうするか? まずは自身の住んでいる場所を心から愛することから始めるのだ。次に、身辺の整理をせよ。要らないと思うモノを思い切り捨て、手許に残しておきたいモノ、大切と思うモノだけを手許に残すのだ。そうして残った衣類や本は、虫干しも兼ねて時折手にとって触ってやることが肝心だ。このようにすることで、自分を囲む〝空間〟が次第に変わってくる…。


さらに、珪水さんは以下のような驚くことを口にした。

変化した自身の周囲の〝空間〟がバリアとなって、放射能から己れを守ってくれるだろう。


う~ん、風水の世界に疎い亀さんには、申し訳ないがピンと来ないというか、俄には信じ難いと言うのが正直なところだが、こうした珪水さんの信念は、初めて会った時から10年が経過した今でも変わっていなかった。ただ、珪水さんの言葉に対して昔は「まさか」だったのが、最近は「もしかしたらアリかも…」というところまで来た。不肖の〝弟子〟でスミマセン…^^;

しかし、よくよく考えてみればフクイチに限らず、火災や地震といった万一の時に備えて、いつでも片手で持てる程度のモノをバックに詰め、避難できる準備は終えているので、知らず知らずのうちに珪水さんの主張する〝空間〟が、もしかしたら自分の周囲に出来ているのかもしれないと、ふと思った。

プロへの分かれ道 続
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前々稿「プロへの分かれ道」をアップした後、急ぎ残りの『わたしの渡世日記』(下巻)に目を通した。幸い、仕事の締め切りに余裕があったので、時間をかけて読むことができた。

読了後、同書に惹かれたワケをよくよく考えてみたところ、以下のような理由が頭に浮かんだ。

■一人の女優の赤裸々な自伝
『わたしの渡世日記』は、まさに女優・高峰秀子が赤裸々な己れの人生を、自らの筆で綴った自伝であり、内容的に素晴らしいの一言に尽きる。このあたりは、以下の沢木耕太郎の解説を読めば納得いただけよう。

私は高峰秀子の『わたしの渡世日記』を読んでみた。読んで、驚いた。そこに思いかげないほど豊かな世界が存在しているからだ。
……中略……
『わたしの渡世日記』の高峰秀子は、日本の女優では例を見ない素直さで、自ら辿ってきた道筋を述べていた。

『わたしの渡世日記』(下巻)p.388~


■日本映画の黄金期を彷彿
映画「キネマの天地」にも描かれている日本映画の黄金期が、高峰秀子という女優の目を通して見事に再現されている。『わたしの渡世日記』を読む前と読んだ後では、日本映画、殊に黄金期に制作された日本映画に対する見方が、大きく異なってくるはずだ。

■彼我の映画観の違い
映画をプロパガンダとして捉える見方もあるが、一方で映画は民衆の心を知る上で大きな手がかりにもなり得るものだ。このあたりを高峰秀子は以下のように述べた。

アメリカ旅行で私がいちばんショックを受け、羨ましく感じたのは、ハワイ、ロサンゼルス、ニューヨーク、どこへ行っても、日本映画見本市の映写会場やレセプション会場に、かならず政治家や市長が顔をみせていたことだった。彼らは言った。
「政治をつかさどる私たちにとって、映画は大切な勉強の資料です。なぜなら、映画はよきにつけ悪しきにつけ、その時代を反映する鏡のようなものだからです」と。
その言葉を聞きながら、私は日本の政治家といわれる人々の顔をあれこれと思い出していた。女優という仕事の関係上、私はトップクラスといわれる政治家と対談や座談会などで同席することが少なくない。そんなときの彼らの開口一番のセリフはいつも決まっていて、
「どうも……私は映画には縁がありませんのでねェ……」
そして、その表情の奥にいつも「たかが映画なんか」という薄笑いが浮かぶのを私は見逃さなかった。

『わたしの渡世日記』(下巻)p.184


■日本民族が生き延びるヒント
今回『わたしの渡世日記』を通読して初めて知ったのだが、高峰秀子は27歳の時に女優の仕事を一時中断し、単身で半年に及ぶパリ生活を体験している。十代の頃に三年間世界放浪の旅を体験した亀さんは、「世界を自分の目で見て、足で回ってみたい」という強い思いから日本を飛び出したわけだが、高峰秀子の場合は5歳の時から一家の〝大黒柱〟として高峰家を支えるため、22年間無我夢中で女優としての仕事を続けてきた。それがある日突然、何もかも捨てて単身パリに渡ったのだった。フランス語も禄に喋れず、馴れない海外生活で相当苦労したと思うが、五十路に入った二十数年後は懐かしい思い出として当時を振り返る高峰秀子、ある意味でフランスでの体験が彼女の心の洗濯となり、帰国してから五十路に突入する二十数年を、再びガムシャラに頑張れたのだと思う。

本小節の主題を「■日本民族が生き延びるヒント」としているが、フクイチのために西日本あるいは近隣諸国へ移住することになった場合の問題とも関連するからだ。しかし、長くなりそうなので別稿で改めて書くことにしたい。

さて、以下は『わたしの渡世日記』(下巻)から特に感銘を受けた数行である。

喜劇役者はよく、ちょっと足りない人間やオッチョコチョイを演じるけれど、喜劇はお涙頂戴の母ものやメロドラマの何層倍もむずかしい。頭で割り出した緻密な演技力が伴わなくては人の心の奥底から笑いをしぼり出すことはできない。アホウがアホウそのままのドタバタ喜劇を演じるならいざ知らず、例えば優れた喜劇俳優である森繁久弥、藤山寛美、渥美清らの演技には、常にピリピリするような神経がゆき届いている。
『わたしの渡世日記』(下巻)p.130~


→亀さんが寅さんこと渥美清を高く評価する所以が、ここに書いてある…。

人間になるには、俳優になるには、「ものの心」を「人間の心」を知る努力をする以外にはない、と思う。もっと簡単に言うならば「人の痛さが分かる人間」とでもいおうか。
『わたしの渡世日記』(下巻)p.132


→この行を読み、思わず唸った。高峰秀子は本物だと分かるからだ。現代も本物の映画監督や俳優が数少なからずおり、たとえば「男はつらいよ」の山田洋次監督もそんな一人だ。同監督の優れた新聞記事が、数週間前に東京新聞に掲載されているので、本稿の最後に記事を転載しておこう。落語家の笑福亭鶴瓶も、勇気ある発言を最近行うようになった。
ついに鶴瓶が安保法制と安倍政権にNOを突きつけた!「お前なにをしとんねん!」「変な解釈絶対したらあかん」

一方で、人の心の痛みを分かっていない代表がホリエモンだ(爆)。
今度は障がい者差別? ホリエモンは「冷淡な新自由主義者」ではなくたんに頭が悪いだけなのかもしれない

画家に限ったことではなく、何の仕事にも当てはまることかもしれないが、人間が、生きるために、真剣に、仕事に立ち向かう、ということは、自分自身の生命を、少しずつ、なしくずしに売り渡してゆくということではないかしら? 私は梅ゴジ(亀さん注:梅原龍三郎)の作品を観るたびに彼自身の生命そのものをみるような気がしてならない。
『わたしの渡世日記』(下巻)p.237


→仕事への取り組み方・その1

・男をみるのは、その仕事ぶりをみるのがなにより確かである。仕事中の男の顔は正直で、ことに撮影現場のような多忙なところでは、長所も短所も無意識のうちにさらけ出される。私から見た川頭義郎と松山善三は、どちらも甲乙をつけがたい優秀な演出助手であり、どちらも美男子であり、二人は親友だ。
『わたしの渡世日記』(下巻)p.320


→仕事への取り組み方・その2

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谷崎潤一郎の学殖の豊かさ
前稿「プロへの分かれ道」で一部訂正の上、お詫びをしたい。それは以下の箇所…。

今東光和尚が尊敬していた唯一の人物こそ、谷崎潤一郎だったことを知るだけに、改めて高峰秀子の人を見る眼の確かさを思った次第である。


この行を打ち込んでいた時、和尚が尊敬していた人物は、アレ? 谷崎潤一郎だけだったかな…、と心の中で何となく引っ掛かっていたのだが、とうとう思い出すことができず、そのままアップしてしまった。その後、気になって今東光の『極道辻説法』シリーズ(三冊)を何気なく捲ってみたところ、谷崎潤一郎について言及したページを見つけ、もう一人の〝人物〟を思い出した次第である。そう、(同時代を生き、交流した人物で)和尚が尊敬していたもう一人の人物とは、芥川龍之介その人だった。

谷崎潤一郎の学殖の豊かさ
ぼくは終戦後、谷崎さんが賀茂に住んでいるとき伺ったことがある。映画へ行きたいというんで、二人で映画に行って、帰りに酒飲んで帰ってきたんだ。そしたら、いつもの調子で、
「今夜は泊るんだろう?」
って。オレ、いつも泊るからね。
「いいえ。今日は泊りません。ちょっと寺町へ行って、あの辺りで本を漁ります」
「泊ったらいいじゃないか」
「ええ。ですけど本屋へ行かなくちゃいけぬから……」
「何を探してるんだ?」
「つまらぬものです。ぼくは持ってたんだけど、戦争で焼けちゃったものですから、もう一つ買いたいんです」
と言ったら、「何だよ、何だよ」ってしつっこく聞くんだよ。困ったおやじでな、聞きたがる。
「いいえ、つまらぬものです」
「じゃあ何だ?」
「大村西崖という先生の書いた『日本密教史』という本でございます」
と言ったら、
「ウン、あれは日本人の書いた漢文だから読みやすいな」
と言ったんだ。これ、ほんとに漢文で書いた本なんだ。オレ、驚いちゃってね。
「支那人の書いた本はなかなかむずかしいけど、日本人の書いた漢文だから読みいい」
だって。これ、読んでなかったら言えないよ。それを、さり気たく言われたから、オレ、もう参っちゃったね。そういう人なんだ。
ぽくの時はそういう話になったけど、もし仮に、谷崎さんが、
「大村西崖の『日本密教史』がね……」
と言った時、「それはどういう本ですか?」と質問しても、もう何も言わんよ。「おまえなんぞに言ったって、しょうがねえや」ってなもんだ。
だから、谷崎さんには、久米でも何でも応答できないんだ(亀さん注:久米正雄)。学問なかったからね。みんな来ても、応答しないんだよ。
「何々は?」
と言っても、
「いや、それはまだ見てないんです」
「じゃ、おれ、これから出かけるからな。帰れよ」
でおしまいだ。だから、谷崎さんと話すには、あらゆるものを読んでなけりゃあいけない。芥川さんもそれだもの。それはもう万巻の書を読んでいたな。

『最後の極道辻説法』p.226~


実は、谷崎潤一郎と今東光の交流録とも云うべき本がある。『十二階崩壊』と言う本だ。残念ながら手許にないため、ネットで取り寄せ、時間のある時に目を通したいと思う。それにしても、谷崎潤一郎、芥川龍之介、今東光の学殖lの高さから見れば、ホント、亀さんなんか無学もいいところだワイ…。

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ところで、フクイチに目を転じるに、飯山一郎さんの掲示板「飯山一郎へ伝言・密告・質問・短信etc -6-」によれば、シベリア、それもブリヤート移住の準備をしている人たちが、ボツボツ出てきているとあった。

966:飯山一郎 :

2015/08/25 (Tue) 22:59:14 host:*.ocn.ne.jp
  ↓ 先ほど埼玉の仲間からラインメールが届いた ↓
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 今晩は ホの危険地域の××です
 先日5.69μSv/hが出てゾッとしましたが、腹を決めました。
 手の打ちようがない今が歯がゆいです。台風大変でしたね
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

別の仲間がブリヤート共和国に行くことになった。
首府のウラン・ウデに、北京からシベリア鉄道で行くルートで
行くという。
いよいよ動き出したぞ! てげてげ軍団。
ワシは、今夜、ブリヤート共和国のことを書く。


プロへの分かれ道
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現在、高峰秀子著『わたしの渡世日記』(上・下巻)の新潮文庫版を、仕事の合間に夢中で読んでいる。同書を取り寄せたきっかけは、アマゾンで読んだ映画「キネマの天地」のコメントだった。

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同コメントで『わたしの渡世日記』を取り上げていたので、てっきり高峰秀子が田中絹代について書いた本だとばかり思って取り寄せたのだが、良い意味で期待を裏切られた。この本は、高峰秀子自らの半生を綴った自伝だったのである。昨夜、漸く『わたしの渡世日記』の上巻を読み終えたので、以下に印象に残った行を引用するとともに、亀さんのコメントを添えておこう。下巻もいずれ記事にしたいと思っている。

今でこそ家族の縁は薄く、親も子もない世の中になったが、当時はたとえ自分が干ぼしになろうとも、親子兄弟のためには一肌も二肌も脱ぐのが人の道であり世間の常識であった。
『わたしの渡世日記』(上巻)p.143


→親殺し・子殺しが当たり前の現代を生きる身として、昔と今との違いを思い知らされた行であった。

私は三越デパートの正面玄関に頑張っている二頭のライオンの銅像を見ると、どうしても谷崎潤一郎と梅原龍三郎の二人を思い出す。片や文学、片や絵画の神さまのような二人をライオンに喩えるのは失礼かも知れないけど、ライオンは百獣の王ということになっているから、まあ、かんべんしていただくとして、その貫禄、スケールの大きさ、人間的な魅力では日本広しといえども、両巨頭だと、私は思っている。
『わたしの渡世日記』(上巻)p.175


→その通りだと思う。たとえば谷崎潤一郎、今東光和尚が尊敬していた唯一の人物こそ、谷崎潤一郎だったことを知るだけに、改めて高峰秀子の人を見る眼の確かさを思った次第である。なお、谷崎潤一郎と今東光の交流については、和尚の『極道辻説法』を参照のこと。

私は無学のせいか、こわいもの知らずで、「偉い人」を恐れない。あちらがたまたま「偉い」だけで、こちらが「偉くない」だけで、人間であることに変わりはないからである。
『わたしの渡世日記』(上巻)p.176


→参ったね、確かにそのとおりだ。亀さんも無学だし、相手が誰であれ今までに遠慮なく会ってきただけに、全く以てその通りだと思うね。

もし、スクリーンの中の杉村春子に出会わなければ、私は、映画や芝居というものは、与えられた脚本の台詞を正確に覚えて、カメラや観客の前で、それらしく歌い、囀ればこと足りるのだ。記憶力さえあれば訳者は務まる、と思っていただろう。それでは物真似のうまい九官鳥ではないか。
『わたしの渡世日記』(上巻)p.270


→スクリーンの杉村春子と出会った高峰秀子は、幸運だったというべきだろう。亀さんが今だに大根役者(訳者)の域を出ないのは、高峰秀子にとっての杉村春子との出逢いがなかったからだ…(シミジミ…)。

私は心の中には以前として役者稼業に徹し切れない部分が、尾てい骨のように頑固にくっついていた。いや、正直に言えば、私自身が役者をしているくせに、どこかで役者稼業を見下している部分があった。というほうが当たっているかもしれない。「どうせ演(や)るなら、他人よりうまく演ろう」という気持ちはあったが、役者として悩んだことはない。馴れることに馴れすぎ、勉強を怠った自分が、心から恥ずかしかった。「好きも嫌いも仕事と割り切って、演る以上はプロに徹しよう。持てない興味もつとめて持とう。人間嫌いを返上して、もっと人間を知ろう。タクワンの臭みを、他人の五倍十倍に感じるようになろう」

私の眼からウロコが落ちた。それから三十年、曲がりなりにも役者の道を歩み続けて五十歳になったいま、あのときの山本嘉次郎の言葉がなかったら、いったい私はどうなっていただろう、と慄然とする。

『わたしの渡世日記』(上巻)p.351~352


→この行は『わたしの渡世日記』(上巻)のハイライトとも云うべき行で、是非同書を手にとって読者自ら目を通していただきたいと思っている。仕事、人生、恋愛、何でもよい。人間生きていると必ず壁にぶち当たる。そんな時、両親、先生、先輩など、誰かの言葉で、その後の人生が大きく変わるということは、亀さんのちっぽけな人生体験に照らし合わせてみても、確かにあり得るのだ。そして、その時は言われたことの深い意味が分からなくても、いずれ分かる時が来るのだし、さらには言われたことを今後の人生の糧にできるかどうかは、すべてそれを受け止める人にかかっている…、ということを高峰秀子の本を読んで改めて思った次第である。

ここで、ふと心に浮かんだ「キネマの天地」のワンシーンが以下のシーンだ。

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駆け出しの女優・田中小春(田中絹代)が初めて台詞のある役を、それも当時の大監督だった小津安二郎監督から、たった一言とは云えもらう。ところが、そのわずか一言の台詞のシーンで、なかなか小津監督のOKをもらえない小春…。途中、「外で深呼吸をして来なさい」と小津監督に言われ、外に出てきたところが上記のシーンである。このすぐあと、小春は深呼吸をして再び現場に戻るのだが、それを優しく見守る笠智衆演じる小使トモさんを見て、その演技の凄さに思わず唸った。

亀さんの息子も、このような体験を社会に出て、幾度か積み重ねていきながら一人前になっていくのだろうと思うと、胸が熱くなるシーンでもあった。

映画「わすれないふくしま」
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 わすれないふくしま

先月下旬、映画監督の四ノ宮浩氏から手紙をもらったことは、拙稿「緊急の国際問題と化したフクイチ」に書いた。すぐにでも監督の手紙を公開しようと思ったが、再び仕事(翻訳)が入ってバタバタしていたため、アップが大分遅れてしまった。亀さんも同映画を鑑賞しているが、心を揺さぶられる映画であり、一人でも多くの読者に観ていただければと思う。

いつもいつものご協力に感謝いたします。
7月21日18時17分ごろ、福島原発地下で爆発による地震が起き、危険な中性子線の放射能が大規模な地域で確認され、日本各地で放射能測定器が高い値を示している報告がありました。
日本政府は2011年3月から今までの4年間以上、何があっても「見ざる言わざる聞かざる」政策で一貫していますし、福島原発20キロ圏の避難民には、ひと家族数千万円で、福島原発作業中などの放射能被害で亡くなられた方々にはひとり億単位の金で、福島住民の口を完全に抑え込み、「放射能被害は風評被害である」との風潮を作ることに今までは成功しているように思います。
しかし、原発事故5年後の2015年3月以降は、福島だけにとどまらず、膨大な多くの日本人の方々の放射能被害が確認され、もはや隠せる範囲を超えていくだろうとの予想があります。それに今のところまだ、残念ながらこれといった有効な放射能をなくす対策も皆無な状況だと思います。
現在の新しい動きは、中国、ロシアなどの外国が原発放射能被害を抑える方策の検討をしているとも噂され、9~10月からは東シナ海での日本の自衛隊も巻き込んだ中国、アメリカの軍事衝突も予想され、朝鮮半島での有事も予想される大変な時代を迎えています。

映画「わすれないふくしま」続編の進捗状況ですが、原発放射能被害の子供たちを撮れるまでは引き続き撮影をしていきますが、今まで撮りためた映像を編集して今年中に1本の映画にすることも考えております。ただ前回の映画「わすれないふくしま」はひとりの支援者からの遺産相続された総額4000万円を頂き、完成公開した経過がありますが、今回の映画はスポンサーもなく、長期の取材のためかなり製作費がかかり、恥ずかしい話ですが、自己破産の危機に瀕していることも事実です。ただどうゆう状況になろうとも、自分の使命である日本の子供たちの未来のため」にも礎となる覚悟で映画を完成させますので、どうか皆さまのかわらぬご支援ご協力をお願いいたします。現在は「わすれないふくしま」製作委員会で映画製作費を集めていただいておりますので同封した振込用紙をよろしくお願いいたします。

また、生きているうちにどうしてもやり遂げたいことがもうひとつあります。

それは僕の第二の故郷フィリピンで、以前からゴミ捨て場に生きる子供たちの命を予防接種等で1000人以上は助けてきましたが、どうしてもあと1000人助けたいのです。今、マニラでは日本並みの物価高のため、もうゴミ拾いだけでは満足に飯も食えず、かわいい女の子は児童買春、男の子は泥棒、すり、かっぱらいをして生計を立てているのです。
またフィリピンの貧困地域の実情はサバイバルな状況になり、栄養失調や病気、怪我のために病院にも行けずに死を待つ子供たちで溢れかえっているのです。

しかし、そんな極限状況を見かねて、日本の若者たちが中心となり少しずつですが動き始めました。
彼らはフィリピンの田舎に広大な土地をすでに確保し、そこにゴミ拾いの子供たちを移転させ、自給自足できる農地を造る予定です。今年に入り、俳優の東出昌大さんも賛同人に加わっていただき、いよいよ今年秋からこのプロジェクトが始まる予定です。この内容を日本の若者が動けば世界は変わる」用紙に書き同封させていただきましたので読んでいただき、どうか皆さま、その取り組みにも応援よろしくお願いいたします。

今回、皆さまには今までの感謝を込めて、映画「神の子たち」DVDも同封させていただき
ますので学校、イベント等でご活用くださいませ。またスポンサーになっていただける方やご質問等は四ノ宮までご連絡くださいませ。ご説明させていただきます。

2015年7月月27日
映画監督 四ノ宮浩

PS、僕もいよいよ今年初孫が生まれます。これからあと何年、何十年生きていけるのかわかりませんが、必ず「死というおわり」が来ます。だからこそ一日一日を大切にして、世界の子供たちのために生きて、子孫にはすぐ消えてなくなるお金ではなく、善行を残していきたいと考えるようになりました。
ぜひご支援者である皆さまとともにこのいばらの道を歩ませてくださいませ。
万が一この世の命が途切れても天でまたお会いしましょう。


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蟻の一穴になるか、『月刊日本』9月号
先ほど拙宅に『月刊日本』9月号が届いたので、仕事(翻訳)の手を休めて同誌の表紙を何気なく眺めていたところ、「東京五輪から名誉ある撤退を」という見出しが最初に目に飛び込み、続いて右端に村田光平の名前を見て、アッと思った。

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現在、日本の大手マスコミは無論のこと、福島原発の現状を正確に伝えている雑誌は、以下の二誌しかないと亀さんは「フクイチの現状を正確に伝えている雑誌は…」に書いた。
『DARKtourism JAPAN』
『プレイボーイ』


ナント、そこへ民族派を代表する『月刊日本』が加わったのだ。しかも、、『月刊日本』は国会議員に配布されている雑誌だけに、先行の二誌よりも日本の政界に及ぼす影響力は、計り知れないほど大きいものがある。

なお、村田光平氏だが、福島原発問題に真剣に取り組んでいる飯山一郎さんと交流がある。以下の飯山さんのページにアクセスしていただきたい。
◆2015/07/01(水)  今年も あと半年…

『月刊日本』に村田氏の記事が掲載されたということは、世界戦略情報誌『みち』の発行人であると同時に、『月刊日本』の関係者でもある藤原源太郎さんの、飯山一郎さんへの後押しがあったものと思う。この場を借りて、源太郎さんにトンビ(亀さんのこと)より心から御礼を申し上げる次第である。

北海道も…
昨日、懐かしい人から電話があった。K師と云う北海道に住む本物の風水師だ。旧稿「陰陽道」でもK師について少し触れたことがある。

電話によると、ナント亀さんのブログを読んでいるのだという。亀さんは身内やまほろば会の人たちに読んでもらう目的で立ち上げたブログであり、あまり宣伝はしていなかったんだが、何故かK師にも存在を知られるブログになったようだ…(笑)

さて、風水師だけあって相変わらずK師の自然を観る眼は鋭い。亀さんの福島原発関連の記事を読んで福島原発のことが気になったようで、さらに今年に入ってからの北海道の自然が例年と違うのを目の当たりにし、福島原発の本当の現況について心から納得された様子が手に取るようにわかった。以下はK師のことば…。

・洞爺湖(と言っておられたと記憶しているんだが、別の湖だったかも…)の場合、今年は何故か例年になく霧が多い。
・北海道の野菜は長持ちするはずなのに、今年の場合は冷蔵庫に入れても2~3日で腐ってくる。
・近くに長年メロンを栽培している知り合いの農家があるが、今年は今まで体験したことのない出来(不作)とのこと。


等々、北海道の自然の異常についての報告を聞きながら、飯山一郎さんの掲示板にあった以下の投稿を思い出した。

479:小ボンボン :

2015/08/12 (Wed) 15:00:28 host:*.ocn.ne.jp
>>454yasky様 および皆様
お詫び
自分の調査、情報不足を恥じております。もう少し慎重に投稿すべきでした。
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/hourly_s1.php?prec_no=18&block_no=47420&year=1990&month=08&day=25&view=p1
過去に根室、室蘭、網走等湿度100%の連続はありました。徒に不安を煽る意図はございませんでした。申し訳ございません。

ただし、ここ一週間くらい雄武、紋別、網走、根室、釧路、帯広、広尾、室蘭、苫小牧、北見枝幸等北海道の各地で湿度100%が連続している事実はあります。
またcmk2wlさんがご指摘されている銚子等の湿度はあきらかにおかしいため、1Fと関連付けて考える必要は必ずあると思います。

こちらに投稿させていただくにはもう少し思慮深さが必要だと痛感しました。
また、宜しくお願い致します。


さて、K師は北海道にいるため、福島原発の現況を伝える情報が入ってこないと嘆いておられたので、日本の新聞テレビは無論のこと、個人ブログですら福島原発の現況について正確に伝えているのは、飯山一郎さんのHPといったごく一部を除いてゼロだと説明したところ、漸く日本の情報規制の現実を納得していただけたようだ(拙稿「今後の世界はフクイチを中心に動く」参照)。

ともあれ、タイミング的にK師が亀さんに電話をしてきたのも、一昨日アップした「長い間、日本をありがとうございました」に目を通したからなのだろう。電話でのK師の声の調子から、正しく福島原発の現況を理解しておられることが伝わってきた。ただ、頭で理解するのと、その現実を肚で受け止めるまでには、多少の時間的なギャップがある。亀さんの場合も、6月12日に政府が発表した廃炉工程の延長を耳にして、日本の技術力ではフクイチを制御させることは最早不可能と悟るに及んで、漸く日本の終わりを頭ではなく肚で受け止めることができた次第だ。そこ(諦めの境地)に至るまでに、大分時間がかかったなぁ…。

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NHK NEWSweb

大欧亜共栄圏を目指す中国 ―地政学に基づく巨大な夢を追う国家―
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行政調査新聞が以下の新記事をアップした。
大欧亜共栄圏を目指す中国 ―地政学に基づく巨大な夢を追う国家―

今回の記事は習近平の中国が主テーマだが、「習近平の「本気の腐敗追及」で革命的変化を遂げつつある中国の現実」と題する記事も、同社が今年の4月に掲載していたのを思い出した。両記事とも大局的な観点に立脚して書かれた優れた記事であり、必読だ。

長い間、日本をありがとうございました
拙ブログを立ち上げたのは3年近く前になるが、その頃から自宅の神棚に米・塩・水を毎朝お供えして祈りを続けてきた。祈りの内容だが、今年の6月12日までは「どうか、瑞穂の国日本に神風が吹きますように」だった。しかし、その後は「長い間、日本をありがとうございました」という、八百万の神々への御礼に変わった。何故なら、拙稿「フクイチの現状を正確に伝えている雑誌は…」でもお伝えしたように、6月12日に瑞穂の国日本滅亡が決定的になったからである。

爾来、家族にはメールを中心に福島原発の現況を正確に伝え、必要な対応を執るように行動を促すと同時に、拙ブログでも分かる人が分かれば良しとするスタンスで、福島原発に関する記事を極力書くように努めてきた。大切な家族との思い出が詰まった写真を、スキャンしてDVDに焼いておくことを読者に勧めたのもその一環である。

今後の見通しとして、日本の政府首脳やそれを支える官僚らが、原発ぶらぶら病、心筋梗塞等で次々に倒れて行政が麻痺するものと亀さんは睨んでいる。信頼できる知人からの情報では、現時点の都内の病院のICU(集中治療室)は、どこもかしこも満杯に近いとのことだ。やがて、ICUに入りきれない人たちが一般患者の病室に溢れ、その間に医師や看護婦もバタバタと倒れていき、次第に首都圏の病院機能が麻痺していくはずだ。外に出れば、病院に入りきれなかった人たちの遺体が路上至るところにゴロゴロしている…という恐ろしい光景が目の前に展開する日も近い…。

ここでチェルノブイリを引き合いに出すが、東日本大震災の後、「4年後には原発事故を起因とする疾患が急増する」と亀さんは予告してきた。そのあたりは、拙稿「チェルノブイリ超え」で解説した上で、かつ「チェルノブイリ原発事故で被ばくした北ウクライナ住民にあらわれた精神、神経、身体の疾患(1987~1992年)」の図表も載せているので、この機会に今一度確認していただきたい。

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ここで忘れてはならないことは、チェルノブイリの場合は大勢の犠牲を払いつつも、最終的に石棺に成功しているという点であり、一方で福島原発の場合、大量のデブリ(核燃料)が原子炉の厚いコンクリートを突き破って地下深く沈下、現在は地下水や海水に接して大量の死の水蒸気を日本列島はおろか、ロシアをはじめとする近隣諸国に撒き散らして巨大な迷惑をかけている(今年は例年よりも早く偏西風が吹き始めているので、ロシアや中国は安堵しているはず…)。だから、容易に推測できると思うが、チェルノブイリ以上の犠牲者が出ることは最早避けられないのだ。

話を日本の首都圏に戻す。

首都圏の病院が麻痺する頃には、大勢の人たちが何が起きているのかに気づいてパニックに陥り、間もなく日本の行政は停止、間髪入れずに主権国家でなくなった日本に、ロシアと中国を中心に日本に進駐してくるだろう。その場合の最優先事項が福島原発の鎮圧だが、チェルノブイリを体験したロシアですらフクイチの鎮圧に成功するかどうかは分からないのであり、唯一分かっているのは、さらに事態が悪化すれば日本列島が死の列島になるだけでは済まされず、人類滅亡という最悪の事態もあり得るということだ。だからこそ、現在の世界は拙稿にも書いたように「今後の世界はフクイチを中心に動く」ということになる。

繰り返すが、日本が主権国家でなくなった瞬間から、チェルノブイリを体験したロシアを中心とした世界の各国が日本列島に進駐してくる。そして、進駐が決定した時のロシアの動きは電光石火の如く早い。「フクイチの現状を正確に伝えている雑誌は…」」で取り上げた『DARKtourism JAPAN』誌からの引用を改めて思い出していただきたい。

事故翌日に避難命令が発令。1800台のバスが大挙して押寄せ、住民は3日分の荷物を持って避難し、そして再び戻ることはなかった。


もし、読者がロシア移住組に入ったら、目指すべきはブリヤートだろう。大分前からブリヤートをはじめ、シベリアの草原の民に関心を抱いてきた亀さんなんだが、その理由は我々日本人のルーツの一つだからだ。詳しくは旧稿「シルクロードの経済人類学」や、世界戦略情報誌『みち』の「巻頭言」で取り上げたツラン関連の記事を参照されたい。特に「ブリヤート人の住むマクソホン村」は必読だ。

日本最後の旧盆
昨日、集まった親族と一緒に菩提寺へ車で行き、先祖の霊を送ってきた。(フクイチのため)もしかしたら、これが亀さん家の最後の旧盆の行事になるかもしれないと思うと、万感胸に迫るものがあった。

一昨日は兄弟と明け方まで酒を酌み交わしつつ、主に国際情勢について色々と語り明かした。一水会の木村三浩氏に話が及んだ時、兄弟、特に直ぐ下の弟は木村氏のことを高く評価しているようで、一水会の『レコンキスタ』をはじめ、主な右派系の機関誌は一通り目を通しているとのことだが、以下のインタビュー記事で木村氏が語っていない、鳩山由紀夫とのクリミア半島同行の裏背景(拙稿「ウクライナ危機の実相と日露関係」参照)について語ると、大変驚いている様子だった。
鳩山クリミア訪問に同行した一水会・木村三浩代表が語る“真相”

ただ、木村氏が猪瀬直樹前知事と徳洲会の仲介役をやったことについて、あまり良い印象を持っていなのが分かった。だから、徳洲会が〝巨大な力〟に嵌められた背景を時間をかけて説明すれば、弟の木村氏に対する疑念は完全に晴れたはずだが、途中で話が別のテーマに流れてしまったため、結局そのままになってしまった。次回、正月にでも会うようなことがあれば(首都圏の機能が今年の年末年始にかけて麻痺していなければ)、その巨大な力によって(外資の資本が入っていない)徳洲会が徹底的に叩かれた背景、さらには徳洲会同様、純国産銀行であるみずほ銀行を狙っていた背景についても語るつもりだ。

その他、話題は多岐に及んだのだが、特に印象に残ったのが以下の三点だった。

1). フクイチ
流石に大手マスコミの流すフクイチのニュースについて、「どうも変だ…」と気づいている様子が読み取れたので、フクイチの本当の現況を伝えたところ、大変驚いている様子だった。

実は今回、亀さんはフクイチについて話題にするつもりは全くなかった。それは、東日本大震災の直後、放射能の怖さおよび対策を講じて欲しい旨のハガキを、兄弟親戚をはじめ知人友人に郵送したが、誰一人として信じてくれなかった。兄弟の場合も、亀さんが飯山一郎さんの提唱する、米のとぎ汁を使った乳酸菌を勧めたところ、米を洗った汚水で作った乳酸菌なんか飲めるかと批判されたものである。だから、今回は平安時代の女性たちが、あの長い黒髪を米のとぎ汁で洗髪していた事実、だからこそ彼女らの髪の毛が絵巻物で見るように、美しく艶やかなのだと語ったところ今回は素直に頷いてくれたので、さらにフクイチの現況に斬り込んだ話をした次第である。時間切れで玄米ヨーグルトの話までには至らなかったが、もし、彼らから玄米ヨーグルトなどの問い合わせが来れば、喜んで伝えるつもりだ。ただ、残念ながら残された時間はあまりにも少ない…。

2). 安倍首相70年談話
8月14日に発表された安倍晋三の「70年談話」について話が及んだ時、亀さんが「なかなか〝良い〟談話だと思う」と言うと、兄弟らは呆れたような顔をしているのを見て、心から嬉しく思った。これは、6月4日の衆院憲法審査会で、参考人招致された憲法学者3人全員が、安全保障関連法案について「憲法違反」との見解を示したあたりから、大きく流れが変わったことが大きかったと思うし、それにより次第に安倍首相の〝正体〟がより多くの人たちに暴露されるようになったのは喜ばしいことだ。

ともあれ、普段から安倍首相を批判してきた亀さんだが、少なくとも今回の70年談話を読む限り、格調高いものだと思っている。そして、この安倍談話の背景を見抜いていたのが以下の記事だ。本来であればもっと好戦的な談話になるはずだったものを、今回のような無色透明のものに変えさせてしまった、安倍首相の背後の巨大な力について同記事に書かれているが、亀さんもほぼ同じ見解であり、この巨大な力が世界をどのように動かしていくのか、固唾を呑んで見守っているところだ。
◆2015/08/14(金)  あれれ? アベッチは戦争屋を辞めたの?

3). 皇室
過日、拙稿「陛下が東京に居られる限り…」で取り上げた、「陛下が東京に居られる限り、自分も日本に残り、陛下がシベリア若しくは満洲に移られるなら自分も同行する」に、兄弟も大いに賛意を示してくれた。そして、皇室を心の拠り所とするのが本来の日本人だという点でも全員一致した次第である。

ところで、毎年この時期は戦争関連のドキュメンタリーや映画が、テレビの各局で数多く放送される。だが、昭和天皇の戦争責任について徹底的に追求した番組はゼロだった。一方、日本語のブログに目を転じてみると、結構ズバズバ書いている記事が多かった。そして、昭和天皇の戦争責任を巡って意見は大きく分かれたようである。亀さんはまほろば会の藤原源太郎さんの影響もあり、昭和天皇の戦争責任云々の前に大東亜戦争の総括が先だと思っているのだが、それはともかく昭和天皇に戦争責任ありとするブログ記事のなかから、一つ代表的なものを取り上げておこう。それは、ネット界では知名度の高い「世に倦む日日」だ。4ヶ月ほど前、同ブログは「吉田裕著『昭和天皇の終戦史』を読む - 近衛文麿と昭和天皇の暗闘」と題する記事を書いた。

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同記事で『昭和天皇の終戦史』(吉田裕著 岩波新書)は、「一人一人に確かな知見を与えてくれる本」と評価しているところから分かるように、かなり同書を高く評価している様子が窺い知れよう。本当に同書が昭和天皇の戦争責任を巡って、われわれ日本人一人一人に知見を与えてくれるかどうかは、実際に同書を紐解いてもらうしかないが、少なくとも亀さんは同記事を読んだ限りでは昭和天皇の終戦史』を紐解く気にはなれなかったので、同書についての言及は差し控えるが、一方で昭和天皇の戦争責任を巡って読者に推薦したいのが小室直樹が著した以下の書である。

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同書については過去の拙稿「大東亜戦争の総括」で取り上げたので再読してもらえたら幸いだ。

今回CDに焼いた亀さん家の1900年代の写真集を兄弟にプレゼントした。国際情勢を巡る話が一段落した時、テレビでCDに収められている写真を一枚一枚見せたところ、初めて見たという写真も多かったようで驚いている様子だった。そう思ってもらえるだけで苦労して写真の電子化を行った甲斐があったというものだし、良いお土産を持たせて帰ってもらうことができたと思う。

陛下が東京に居られる限り…
先週は東北に勤務している下の息子が帰省、来月は上の息子が帰省の予定だ。勤務の関係で少々早い帰省になった下の息子に、亀さんは以下のようなメールを事前に送っている(一部省略)。

帰省にあたってのお願い

■一刻も早く肚を決めよ
日本が国家としての機能を停止した場合、(1)海外に脱出するか、(2)仕事を休職して自宅で堪え忍び、ロシアまたは中国が救助に来るまで待機するという、二つの選択肢が残されている。これ以外の選択肢を選ぶ場合も含め(たとえば、余命が5年以内になっても構わないので、自分は日本に残る等)、帰省した時に自分はどうするのかという〝決断〟を父に伝えること。

■今度の帰省時にして欲しいこと
上記の〝決断〟を父に伝える他、万一今回の帰省が父母との今生の別れとなったとしても悔いが残らないように、かつ放射能に汚染された自宅に二度と戻れぬ覚悟で、大切なものを持ち帰ること。家の写真はDVD2枚に収まったので帰省した時に手渡す。今回の帰省が父母との今生の別れになったとしても、DVDが心の支えとなってくれるはずだ。

■正確な福島原発の情報を追うこと
日々、飯山一郎さんのHP・掲示板(以下)の他、父のブログより情報収集に努めること。
http://grnba.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=15478331

2015年7月25日 父記す


さて、帰省した下の息子に決意のほどを問うたところ、以下のように答えたのだった。

陛下が東京に居られる限り、自分も日本に残り、陛下がシベリア若しくは満洲に移られるなら自分も同行する


毅然とした態度で答える息子を見て、『月刊日本』の論説委員・山浦嘉久さんの顔が浮かんだ。山浦さんは会う度に亀さん父子のことを、「トンビがタカを生んだぁ~」と〝皮肉る〟のが口癖だったんだが、今回の息子の言葉に接し、改めて山浦さんのあれは皮肉でもなんでもなく、全く以てその通りだったんだということを思い知らされた次第である。同時に、酷寒のシベリアを知っているだけに、暖かい南のセブ島にでも移住しようと、年に2回ほど都内で会って酒を酌み交わす仲間と、語り合っていた自分が恥ずかしくなった。穴があったら入りたいとは、このことだわい(爆)。

ここで陛下についてだが、周囲を見渡すと日本の権力側は安倍晋三をはじめ、国民のことなぞ一切考えることのない連中ばかりなんだが、唯一の例外が天皇陛下を中心とする皇室だ。そんな折、LITERAで以下の記事が掲載された。お時間のある時に、一読していただきたい。
戦後70年談話で迷走、安倍首相が怯える「天皇のお言葉」…天皇から憲法軽視と歴史修正主義への批判が?

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【追伸】
拙稿「亀さん、吠えた! 歌った!」と関連するのだが、BS朝日で「妻と飛んだ特攻兵」という番組が、8月16日夜9時から放送される。多分、この番組から多くを学べると思う。

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母方のルーツ
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過日、6月15日に亡くなった叔父の四十九日の法要に行った折、やはり昨年亡くなったもう一人の叔父の義叔母と、席が隣同士だったので色々と語り合ったのだが、その時にしまむらのことが話題になった。しまむらとは遠戚にあたることは昔から知っていたが、叔母との話を通じてしまむらの社史などを詳しく知りたくなり、ネットで確認したところ『しまむらとヤオコー』(小川孔輔著 小学館)という本の存在を知った。

早速発注して届いた本を紐解いたところ、同書の口絵に島村家の簡単な家系図が載っていた。ちなみに、しまむらの創業者である島村恒俊の母はトメとあるが、そのトメにはもう一人の妹がいたことが以下の島村家の家系図から分かる。

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実は、その妹こそ亀さんの母の母、つまり母方の祖母なのだ。だから、一年前に逝去した小山岩男は母の弟ということになる。このあたりは、「叔父との別れ」と題する拙記事の中で書いた。

叔父は中学を終えた15歳の春に、親戚の呉服店へ丁稚に出されたのだが、わずか15歳で社会に出る弟を見て、母は不憫でしかたがなかったという。


この呉服店が実はしまむらだったのである。ちなみに、遠戚の伯父にあたる島村恒俊とは30年ほど前、亀さんの母方の祖父の葬式で一度顔を合わせたことがある。

さて、『しまむらとヤオコー』の著者である小川孔輔氏はブログを開設しており、『しまむらとヤオコー』の中で叔父について言及した箇所を公開していた。
第12 回「しまむら、男子従業員9人、一斉退社事件」『チェーンストアエイジ』

小川氏は1951年生まれとあるから、亀さんより2歳年上だ。だから、山本直純の「大きいことはいいことだぁ~♪」で代表されるように、お互いに経済成長を良しとする社会環境の中で青春を送ったわけであり、それ行けドンドンという時代精神の申し子と云えよう。だから、しまむらを近代的なチェーン店へと舵取りを行った島村恒俊に対して、小川氏が好意的というか理解を示す理由も分かるのである。

ところで、小川氏のブログに以下のような記述がある(傍線は亀さん)。

 その後、辞めた社員たちは、それぞれ自分が住んでいる場所に、婦人服の店を構えることになった。店舗の広さは、20坪から30坪だった。100坪の以上の繁盛店を構えていたしまむらの商売とは比べようもなかった。小山は東松山に、斉藤は小川に、野原は寄居に、もうひとりの首謀者だった比留間は行田に、婦人服の店を出した。

 イタモト洋服店の島田茂が、4人に資金を援助したといううわさもあった。本当のところはわからない。しかし、いずれの店も成功することはなかった


小川氏が何を以て「成功することはなかった」と書いているのか分からないのだが、少なくとも東松山の駅前に出した叔父の店や斉藤さんらの店は、小規模ながらも立派に続いたのであり、また互いに助け合っていた様子を亀さんは見てきた。その後、叔父も歳を取ったこともあり、10年ほど前だったか店を畳んでいるが、それまでに立派に二人の子どもを育て上げ社会に送り出している。だからこそ、義叔母も「お父さんに感謝している」という言葉が自然に出てくるのだろう。

だから、小川氏の書く「成功することはなかった」というのは、叔父らはしまむらのように店を大きく出来なかったから、「成功しなかった」と書いているのだと解釈するしかないのだが、それは可笑しいだろう。なぜなら、小川氏自身のブログにも書いてあるように、叔父らは身の丈にあった店を持つことで十分満足していたからだ。こうした考え方は、小川氏にとって物足りないというか歯がゆいように映ったかもしれないが、人にはそれぞれの生き方というものがある。しかも、バブル崩壊以降は寧ろ叔父のような生き方に倣う若者が増えてきているのだ。例として、数日前に放送されたNHKの「U-29」の「僕らの世代 僕らの仕事 スペシャル」を観てもよく分かろうというものだ。

なお、数日前に『しまむらとヤオコー』のことを電話で報告したところ、義叔母は同書のことを知っていた。しかし同書を持っていないと言うので、「では手配して本を送りましょうか」と尋ねたところ、即座に「要らない」と義叔母は断ってきたのだった。その辺りの理由も、小川氏の著書にサーッと目を通したり、小川氏のブログの一部に目を通してしたりしていたので、義叔母の言外のメッセージを瞬時に読み取れた次第である。

フクイチの現状を正確に伝えている雑誌は…
過日、拙稿「お父ちゃん、沸かせたことあるの? 馬の脚で!」を書いた折、映画「キネマの天地」と同年に制作された男はつらいよシリーズのDVDマガジン「幸福の青い鳥」編を見ていたら、上映時(1986年)のプレイバックのページが目に入った(以下)。同年の4月26日に起きた「チェルノブイリ原発事故」が真っ先に目に飛び込む…。

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過日の拙稿「緊急の国際問題と化したフクイチ」で、『DARKtourism JAPAN』誌を紹介したが、同誌で原発に関する優れた記事が掲載されていることをお伝えした。今日は中筋純氏の「チェルノブイリの隠された高線量スポットを行く」の1ページ分を以下に紹介しよう。

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同ページに引いた二ヶ所の赤線のだが、最初の赤線の記述は以下のとおり。

事故翌日に避難命令が発令。1800台のバスが大挙して押寄せ、住民は3日分の荷物を持って避難し、そして再び戻ることはなかった。


日本の場合はどうだったか…。当時の民主党の枝野幸男官房長官が、「直ちに影響はない」と、繰り返すしか能がなかったのだ(詳しい経過は以下のYouTube「フクシマダイイチメルトダウンの真実」参照)。その後は自民党に政権が移ったが、今年の6月12日、政府は福島原発の核燃料の回収は3年延期すると発表、これは、遠回しながらも日本の技術では福島原発を制御することは最早不可能と認めたに等しい。

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もう一ヶ所赤線を引いた以下の行…。

事故直後に駆けつけた原発およびチェルノブイリ市の消防隊は剥き出しになって燃えさかる原子炉に次々と放水した。放たれる中性子線は次々と消防士の体を射抜いて急性放射線障害を発症、彼らは一人また一人と戦線を離脱し、この病院に搬送された。中性子線を浴びれば人体そのものが放射化する。医航は即座に汚染着衣を処分させ、患者の救護をモスクワに要請。しかし2人は病院で死亡、28名がモスクワの病院に搬送されたが、2週間のううちに全員が死亡した。


これはチェルノブイリ原発事故で犠牲になった一握りの消防士についての記述だが、それ以外にも大勢の犠牲の上にチェルノブイリ原発の石棺に成功してるのだ。

一方、日本の場合は何等打つ手もなく無駄に4年以上が経過、今や囲いが何もない吹きさらしの状態になり、一方で地下では激しい核反応が続き、放射性物質が大量に日本列島全体に撒き散らされている…。さらに、ここ数週間にわたり事態は一層深刻なものに陥った。ともあれ、政府首脳が原発ぶらぶら病に罹るのも時間の問題で、近未来に日本政府は崩壊、このままでは人類滅亡に繋がりかねないということで、世界、殊にロシアがチェルノブイリの体験を活かし、全力を傾けて福島原発の鎮火を試みるはずだ。換言すれば、今やそれしか人類に残された選択肢はないのではないか…。

ともあれ、原発関連で頼りになる雑誌は、現時点で『DARKtourism JAPAN』の他、『プレイボーイ』であることを頭の片隅に置いておこう。

雑誌以外に、以下の掲示板のスレッドに注目していこう。同スレッドを読めば、先月の7月21日にデブリが二個になり、さらに一昨日の8月8日、一層事態は悪化したことをいち早く知ることができる。
飯山一郎へ伝言・密告・質問・短信etc -6-

以下は飯山一郎さんブログで推薦の3本の動画だ。フクイチの現状を正確に把握するための第一歩となる。







新文明時代のこころのあり方
先月行われたまほろば会の安西正鷹さんの講話は、実に2時間以上にわたるもので、配布された安西ファイルの主な項目は以下のとおりであった。

(1)ギリシャ危機と欧州の未来
(2)日本で加速する資産収奪の動き
(3)ピケティ現象を斬る
(4)コロラド山中を巡る疑惑
(5)暦と占星術における最近の注目イベント
(6)新文明時代のこころのあり方


(1)~(5)は注目すべき情報であり、一つ一つじっくりと吟味するだけの価値はある。しかし、さらに重要なのが「人間の集合的無意識から占う現代文明の崩壊と新文明建設の方向性」について説いた(6)だろう。ここで、(6)の基礎的な資料となったのが(雑誌『アネモネ』2015年2月号「光の次元へとシフトさせる宇宙から届く光と人類の変容」(天知ひかりインタビュー記事)とのことで、同インタビュー記事の内容を出席者に分かりやすく解説してくれた後、安西さんは結語として以下のような安西節を展開したのである。

(6)新文明時代のこころのあり方
・いま地球には、銀河系の彼方から愛に基づく精妙な光エネルギーが大量に降り注いでいる。この光を取り入れると、DNAが変化し、意識の変容をもたらす。これは神々が地球やそこに住まうあらゆる生命体に高次元の変容を促す計画の一環として行われている。
・近年、自然災害が頻発しているのは、この光エネルギーによる浄化作用が表出しているからである。2012年以降、その勢いがますます加速しており、今後さらに天変地異による災害の規模が大型化する可能性が高い。
・しかし、人間の意識が現実を創り出すという量子力学の原理を上手に実践すると、光のエネルギーを取り込んで変容した人類の意識が大難を中難、小難に緩和することができる。逆に、不安や恐れというネガティブな感情に振り回されると、小難も中難、大難に広げてしまうこともあり得る。
・高次元に変容するには、いくつかの条件をクリアしなければならない。まず、「(他者を)許す」「感謝」「幸せになる習慣」を実践することである。その上でハートチャクラ(胸の真ん中辺りに存在する愛を司る生命活動や精神をコントロールするための重要なエネルギー・センター。「第4チャクラ」、「アナーハタ・チャクラ 」ともいわれる)を正しく機能させ、光のエネルギーを取り入れることができるようにしなければならない。松果体を活性化させることも重要だ。
・ハートチャクラの機能を阻害している要因は、不安や恐れである。現在の地球人のDNAには、『ほかを排除する』という性質が組み込まれている。それは、食物や資源は有限だという、不足への怖れが常にあり、その結果、奪い合いや殺し合いが多く起こってきたからだ。
・人類は知識と理性を礼賛し、精神や魂の成長をないがしろにしてきた。これは、人類に物質科学文明を極めさせて、太古に極めさせておいた精神文明を再び掘り起こして両者を融合・調和させるという壮大な計画のなかで生じる必要悪として、神々が許容してきた状況だ。ところが、人類が予想以上になかなか目覚めないため、副産物としてのマイナスの想念が、この何千年もの間に莫大なエネルギーとして蓄積されてしまった。人類はそのような過酷な環境のなかで、長い年月を怖れや不安、悲しみの中で過ごしてきた。
・その結果、無限の宇宙との分離感が深まり、ほとんどの人間の意識は、宇宙と繋がっている中心軸のパイプが詰まった状態になってしまった。
・ 2015年は意識の変化がより多くの人たちに起こってくる年だ。特に、日本人はとても大事なポジションにおり、日本人が変容することを全世界が待望している。


安西さんの(6)「新文明時代のこころのあり方」の話を聞きながら、亀さんの頭に浮かんだのが新井信介氏の唱えるもう一つの「新文明時代のこころのあり方」であった。安西さんの説くそれと新井氏の説くそれとは異なっているのだが、それでも根底で二人に共通している主張こそが〝新時代に相応しい心のあり方を持とう〟なのである。

ここで、新井説と安西説の両説に関心を持った読者に一言。それは、お二人の違いを見分けるキーワードの一つが、「太田龍」ということだ。

新井氏の場合、同氏のブログを丹念に追えばお分かりのように、太田龍氏の熱心な〝信奉者〟である。それは同氏の以下の記事からも容易に推測できる。

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http://www.k2o.co.jp/blog2/2015/05/7-7.php

一方、まほろば会は嘗て太田龍氏と行動を共にしてきた、藤原源太郎さんや天童竺丸さんが創立した会である。それがある日、太田氏と袂を分かつ事件が発生、今日に至っている。亀さんは当事者ではなかったということもあり、太田氏とまほろば会との間で何があったのかということについて、これ以上の言及は差し控えるが、その後のまほろば会から誕生した気鋭のエコノミストこそが、安西正鷹さんということになる。

ともあれ、新しい時代を迎えようとしている今、新井信介そして安西正鷹という二人の思想家の言動に注目していこうではないか。

【お知らせ】
8月度のまほろば会は夏休みのため休会。

お父ちゃん、沸かせたことあるの? 馬の脚で!
映画「キネマの天地」で元役者の田中喜八演じる渥美清と、娘の田中小春演じる有森也実の間で以下のような会話が交わされている(活動=映画)。

喜八:いいか、活動なんてのはな、素人が言われたとおりに、あっち行ったりこっち行ったりして映したらそれでいいんだよ。ところが芝居の役者とはそういうもんじゃないぞ、えーっ。一つの小屋にお客がびっしり入ってて、それをドォ~ンと沸かせなきゃ、銭は貰えねえんだよ。

小春:お父ちゃん、沸かせたことあるの? 馬の脚で!


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これは、映画監督に鎌田(松竹)の女優になることを勧められた田中小春(田中絹代)が、女優になるという変な夢を見るより、月給取りの女房になるのが一番だと説教を垂れる父親に反抗した言葉だ。

ここで、役者を亀さんのような訳者と捉えてみると、芝居の女優(男優)を通訳者、映画の女優(男優)を翻訳者と考えることができる。つまり、芝居は一発勝負であり、やり直しが効かない。一方で映画は、納得のいくまで幾度でも撮り直しができるという違いがある。だから、渥美清のように若い頃に浅草で芝居(通訳)の修行を積んだ者は、映画(翻訳)の世界に入っても、その辺の大根役者との違いが際立つのだ。

亀さんの場合、若い頃に同時通訳の技術を独学で学び、勤務先の会社で同時通訳の仕事も体験しているが、辛うじて馬の脚を少々体験したにすぎない。一方、翻訳の方は性に合ったようで、15年近くこの仕事で御飯を食ってきた。尤も、一流の翻訳者というにはほど遠く、相も変わらぬ大根訳者(役者)だけどね…。

この翻訳という仕事の将来性について、アメリカのある翻訳会社の社長と最近議論したんだが、その社長さん曰く、「いずれ翻訳という仕事は無くなる」と断言していた。『舞姫』を訳した森鴎外レベルの翻訳家は別格として、確かに亀さんの従事している産業翻訳(企業のカタログ、マニュアルなど)は、将棋のプロとコンピュータとの対戦を見て分かるように、いずれ電子頭脳に仕事を奪われるはずだ。

しかし、ここに来てさらに早く翻訳の仕事が不要になる事態が出てきた。フクイチ、即ち福島原発である。亀さんのやっている「英日」翻訳の仕事は需要があるからこそ成り立つ仕事なんだが、今年の暮れ、遅くとも来春には日本という国が崩壊し、大勢の日本人が放射能地獄から逃れるため中国やロシアに移住した場合、英日の需要はがた落ちになるはずだ。そうしたことも念頭に、残りの人生の暇潰しの方法を見直しているところである。

今後の世界はフクイチを中心に動く
新聞テレビといった大手マスコミは無論のこと、亀さんがお気に入りのHPやブログで思いつくものを以下に羅列してみたが、残念ながら正面からフクイチ問題、すなわち福島原発事故の現況とそれが世界に及ぼしている影響について、正確に取り上げているサイトはゼロだった。
月刊日本
日刊ゲンダイ
現代ビジネス
JBPRESS
行政調査新聞
内田樹の研究室
中東TODAY
世相を斬る あいば達也
田中龍作ジャーナル
反戦な家づくり
LITERA
植草一秀の『知られざる真実』
櫻井ジャーナル
山崎行太郎=毒蛇山荘日記
田中宇の国際ニュース解説 無料版
マスコミに載らない海外記事
カレイドスコープ
………

そうした状況の中、正確に福島原発事故の現況とそれが世界に及ぼしている影響を把握している、数少ない識者の一人が飯山一郎さんである。以下の「飯山一郎へ伝言・密告・質問・短信etc -5-」にある投稿No.867に目を通していただきたい。

867:飯山一郎 :

2015/07/30 (Thu) 20:24:15 host:*.ocn.ne.jp
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   『人類を放射能から守る上で、最大の障害は日本政府の存在だ!』

中国が7月下旬、急に挑発的になった。(尖閣上陸の構えさえもせている。)
なぜなのか?

その大きな原因は、フクイチのデブリが噴出するトリチウム水蒸気の問題だ。

この殺人水蒸気の噴出量は途轍もなく膨大で、今や中国大陸、北米大陸まで
もが高湿度の殺人濃霧におおわれ始め、高濃度の汚染地域が広がっている。

フクイチのデブリが発散するトリチウム水蒸気は、もはや、人類の生存に関わる
深刻な問題になっており、この認識が、日本以外の国際社会に広まっている。

この深刻な事態は、日本以外の国際社会にとっては、絶対に放置できない!
許されない事態なのである。

たとえば、中国政府が日本からトリチウム水蒸気が飛来している事態を放置して
おいて、そのことを中国の国民大衆が知ることになれば、暴動頻発である。

フクイチ・デブリを何としても鎮圧せねばならない!
さもないと、中国国民の放射能被曝が致命的になる!

フクイチ・デブリを鎮圧するうえで、最大の障害は、日本政府の存在である。

日本政府を無力化しないと、フクイチのデブリ鎮圧作業は開始できない。

まさに今、中国は日本政府を無力化するために、姿勢を一変させたのである。


このように、今後の世界はフクイチを中軸に動いていくと認識しているHPおよびブログは以下のみである。
飯山一郎のLittleHP
新井信介「京の風」

上記の飯山さんの投稿内容は世界では常識となりつつあり、そのあたりを理解する第一歩は、以下の記事に紹介されている3本の動画を見ることから始まる。
【情報共有のための動画3本】地下へのメルトスルー(溶融貫通):その理由が分かる動画 (飯山一郎)

ところで、稲村公望さんが志布志で飯山さんとの初対面を果たしたことを知った。わずか2時間の対面だったというが、公望さんには是非志布志を再訪していただき、黒潮文明と天武天皇について飯山さんと議論を進め、その成果を世界戦略情報誌『みち』に発表してもらえたら有り難いんだが…。

なお、稲村さんの新著『黒潮文明論: 民族の基層と源流を想う』が、「飯山一郎のLittleHP」に紹介されている。
◆2015/08/04(火)  船は出てゆく 想い出のこる

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大本営体質丸出しのNHKだが…
2日前、漠然とNHKのニュースを見ていたら、「東京電力福島第一原子力発電所3号機で、爆発で吹き飛んで使用済み燃料プールに落下した重さ20トンある巨大な装置が、2日、7時間余りかけて撤去されました」などと、嘘八百の報道を並べ立てているので亀さんは唖然としてしまった。

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飯山一郎さんの掲示板『放知技』を日々追っている読者なら、立ち所にNHKの嘘を見破ったはずだ。事実は、飯山さんが自身のHPで書いた最近の記事「◆2015/08/03(月) 覆水盆に返らず:飛散した核燃料は?」にあるように、「現時点で日本列島にいる人たちの余命は5年、長くて10年」というものだ。このことはあまりにも重いテーマなので別の機会に書かせてもらうとして、大本営体質丸出しのNHKでも少しは価値のある番組もあるのだ。そんな数少ない番組の一つが「ファミリーヒストリー」であり、先週今週と立て続けに2本を見たのだが、1本目は「又吉直樹」編だった。芥川賞受賞の第一号が昨日の拙稿「見捨てられる自主避難者」で取り上げた石川達三なら、最新の芥川賞受賞者が又吉直樹だ。尤も、最近の芥川賞は設立当時の精神を忘れて商業主義の賞に成り下がっており、その意味で百田尚樹が『海賊とよばれた男』で受賞した本屋大賞と大差がない。だから、又吉直樹が芥川賞を受賞したというニュースを耳にしても、あまり関心が向かなかった亀さんだったんだが、NHKの「ファミリーヒストリー」で又吉の祖父が沖縄人であり、戦前ハワイに渡り苦労した人物であったことを知るに及んで、石川達三と同じく棄民であるという奇妙な一致点を知って驚いた次第である。

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「ファミリーヒストリー」では他に「中山エミリ」編が放送された。彼女の曾祖父がマルタ島出身とのことで、若い頃に故郷を後にオーストラリアに向かっていた途中、寄港したボンベイ(現在のムンバイ)で日本に行けば英語教師の口があると聞き、行き先を急遽日本に変更、その後は日本人の妻を娶り、日本の土となったのだった。もし、予定通りオーストラリアに向かっていたら、今ごろは中山エミリは存在していない。こうした人の運命を垣間見せてくれるからこそ、亀さんはNHKの「ファミリーヒストリー」が好きなのだ。

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同番組で特に興味深かったのが、中山エミリの祖父が職を求めて満洲に渡り、そのまま終戦を迎えたという話だ。その後は妻と後に中山エミリの父となる1歳にもならぬ息子を抱えて、命からがら上海から日本に帰国したとあり、強く印象に残るシーンだった。

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何故、そのシーンが印象に残ったのかと言うと、百年に及ぶ亀さん家のアルバムをスキャン処理のため整理していた時、父の軍歴書を見つけたからだ。戦中の父は国鉄に勤めていたのだが、一枚の赤紙で召集され、昭和19年2月13日に博多港を出帆、同日釜山に上陸している。その後は無線係として、満州国黒河省孫呉→奉天省蘇家屯区→間島省→上海と転々とし、終戦を迎えている。翌昭和21年3月14日上海港を出帆、19日に博多港に上陸したと記録にある。父が中国で戦争を体験したことは断片的に本人から聞いて知っていたが、具体的な足跡や仕事を知ったのは今回が初めてであった。

ここで改めて人の運命というものを考えてしまう。終戦時は赤ん坊だった中山エミリの父が無事に日本に戻ることがなかったら、今ごろ中山エミリはこの世に存在していなかったように、亀さんの父が中国大陸から生きて再び日本の土を踏むことがなかったら、やはり亀さんも今ごろはこの世に存在していない。このあたりに、人の持つ運命のようなものを感じてしまうのだ。だから、我々の余命があと5~10年というのも、民族としての我々の運命として受け容れ、お互いに一日一日を大切に生きていきたいものだ。

見捨てられる自主避難者
仕事に追われていたため記事にするのが遅れてしまったが、先月の東京新聞朝刊(7月23日付)に掲載された、「福島原発事故 住宅提供打ち切り 見捨てられる自主避難者」という特集を今日は紹介したい。同記事は自主避難者に対して住宅を無償で提供してきた福島県が、2017年3月に打ち切るという内容のものだ。

同記事を読んで、何故か脳裏に浮かんだのが石川達三だった。戦前、国の棄民政策により大勢の日本人家族が地球の裏側の南米に移住したが、彼らが現地で大変な苦労を重ねたことは周知の事実である。そうした日本人の一人に石川達三がいた。帰国後、石川は体験記を『蒼茫』として発表、後に同作品で第一回芥川賞を受賞している。

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石川達三(左)と玉井禮一郎(右)

話は外れるが、石川と並ぶ玉井さんで思い出したことがある。本日20:58 ~ 23:00にBS朝日にて映画「日本侠客伝 花と龍」が放送される。過日、拙記事「玉井さん、お久しぶり…(2)」で「花と龍」を取り上げているので、同映画を亀さんが薦める理由を確認していだたければと思う。

話を東京新聞に載った自主避難者に戻す。戦前の棄民政策は口減らしのため、国外へ日本人家族を移住させるものだったが、今回の福島県の執ろうとしている措置は、戦前の棄民政策とは逆に自主避難者を故郷に連れ戻そうとする愚策である。何故なら、彼らの故郷では放射能地獄が待ち構えているからだ。加えて、今年の4月以降はデブリによる殺人水蒸気で、事態は悪化する一方なのだから、自主避難者を福島に連れ戻すという行為は、アウシュヴィッツに女性や子どもを送る行為に等しく、とても同じ人間のすることとは思えない。

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【追加参考資料】
国際原子力機関の支援を得て、原発事故被害者を強制帰還計画で危険にさらす日本政府

緊急の国際問題と化したフクイチ
長丁場の仕事(翻訳)を抱えていたが、一昨日漸く一区切りがつきホッとしているところである。そのため、(記事数が過去最低の9本だった)先月書くことができなかったテーマで、今月は是非書きたいテーマを今回洗い出しておこう。

最初に、フクイチについては引き続き書きたい複数本の記事がある。その理由は二つあり、一つは今や人類にとって緊急の課題となったフクイチの現況を正確に捉えることで、自身と大切な家族の余命を引き延ばすため、もう一つはフクイチ問題が単に日本列島の問題のみならず、国際問題と化しており、そのあたりが分からないと国際情勢を読み誤るためである。

一方、先月行われたまほろば会で、安西正鷹さんによる講話があったのだが、その中で「新文明時代のこころのあり方」という重要なテーマの発表があった。そのあたりの詳細が「安西ファイル」に書かれているわけだが、それを紹介しても良いと安西さんの了解を得ているので、近く拙ブログで報告したい。

それから私事になるが、スキャン処理による大量の写真のデジタル化を漸く終わらせることができたので報告する。段ボールに入れると高さが2メートルを超すほどのアルバム・ポケットアルバム・バラ写真を、DVD2枚に収めることができた。これならいつでもバックに入れて放射能地獄を脱出できるし、親戚兄弟や息子らに配布することで万一壊したり失ったりしても安心だ。

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昭和17年夏撮影 於飯能町

そうして苦労しながらデジタル化した写真の中に、先々月逝去した母方の叔父をはじめ、今でも健在な叔母、昨年亡くなったもう一人の叔父、若い頃に亡くなった二人の叔母の集合写真があったので(亀さんの実母は丁稚奉公に行っていたので写っていない)、先月27日に営まれた四十九日の法事の時に写真のプリントを配布した。翌日、車椅子のため四十九日の法要に出席できなかった叔母から電話があり、十代の頃に亡くなった姉、妹、そして去年今年と亡くなった二人の弟の子ども時代の写真を初めて見て号泣したよと報告してくれた。
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ところで、叔父の四十九日の法要が営まれたのは埼玉県毛呂山町の高福寺(曹洞宗)で、事前にネットで確認したところ、あの楠木正成の流れを汲む落武者と縁のある寺とあった。そこで今回の機会を生かして同寺の方丈様に直接尋ねたところ、間違いないとのことだった。また、戦前は同寺の紋瓦は菊水紋だったが、戦中に不敬罪に当たるということで、別の紋瓦に替えられてしまったというエピソードも紹介してくれた。今では敗戦から70年も経っているので元の菊水紋に戻しても問題はないはずなので、そのあたりを問うと、「紋瓦の交換は何分にも金額の張るものだから…」と笑って答えておられた。神計らいか、来月の9月20日(日)に落合莞爾さんの講演会が東京であるので、南北朝を研究している落合さんに同寺の存在について耳に入れておきたいと思う。

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再びフクイチの話に戻るが、『DARKtourism JAPAN』の中田薫編集長に同誌創刊号を2冊謹呈して戴いた。斎藤充功さんの「北海道囚人道路を旅する」も興味深かったが、吉田邦吉氏の「神の道を抱きしめて」、そして中筋純氏の「チェルノブイリの隠された高線量スポットを行く」の二本の記事を読み、放射能の恐ろしさを記事にした吉田氏と中筋氏の功績は大きいと思った。

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映画「わすれないふくしま」の四ノ宮浩氏から手紙が届き、「神の子たち」と題するDVDが同封されていた。監督の手紙を読むに、かなり正確にフクイチを巡る国際情勢を捉えていることが分かる。以下は手紙の一部である。

現在の新しい動きは、中国、ロシアなどの外国が原発放射能被害を抑える方策の検討をしているとも噂され、9~10月からは東シナ海での日本の自衛隊も巻き込んだ中国、アメリカの軍事衝突も予想され、朝鮮半島での有事も予想される大変な時代を迎えています。


最後に、フクイチを巡る国際情勢の動向を正確に把握する意味で、「掲示板:『放知技(ほうちぎ)』 の以下のスレッドを推薦したい。
飯山一郎へ伝言・密告・質問・短信etc -6-