先月行われたまほろば会で出席者に配布されたのが、安西正鷹さんが激務の合間をぬって作成した「安西ファイル お金編」という、22ページにも及ぶ力作だった。毎回出席している藤原源太郎さん、安西さんへの褒め言葉もエスカレートしていく一方で、今回の安西ファイルに及んでは〝神がかり〟的なファイルということで、ついに〝神〟という形容をつけての大絶賛となった。その「安西ファイル お金編」の見出しは以下のとおりだった。
1.安倍首相の訪米と米議会演説 Part 1 2.忍び寄る金融ハルマゲドンに備える者たち 3.恐怖と不安を煽る余弦に躍らされた人々 4.米国崩壊の開始を告げるジェイド・ヘルム 5.爆発的噴火と共振なき時代 6.安倍首相の訪米と米議会演説 Part 2 7.大転換をもたらす伊勢志摩(賢島)サミット 8.分岐する世界と日本の進路
今回の「安西ファイルお金編」の白眉は、安西さんの結語の中にあった以下の行だ。
●いよいよ創造的破壊の時代へ突入か ・2015年秋に噂される米国での内乱や巨大自然災害、金融恐慌は、時期や規模に多少のズレと幅はあるにせよ、早晩実現する可能性が高まっている。それは来るべき新文明へ移行することを告げる号砲となる。人類史はいよいよ未知の領域に突入するのかもしれない。
・これまで母なる大地である地球は、ワンランク上の次元を目指してアセンションする道を既に選択しているが、ともに移行する人間を少しでも多く増やそうとして、末期的な症状に侵されながらもギリギリまで耐え忍んできた。しかし、何事にも限度というものがある。そのリミットがいよいよ到来したということだ。
・現代文明の独善的で頑迷固随な価値観が、固い殻のように人々の魂を閉じ込め、意識に蓋をしているが、数千年にわたって分厚い層を形成してきたその固い殻を打ち破るには相当に強い衝撃が必要だ。
・人々が今の価値観に執着してなかなか自発的に手放そうとしないので、神々は外側から痛みを伴う衝撃を加えて固い殻を粉砕するショック療法を用いることを選択しようとしている。それは聖徳太子の「未来記」の予言が示すような、2016年以降に日本で発生すると解される大きな自然災害、あるいは宇宙人や高度な精神性を持つ宇宙文明との遭遇かもしれない。いずれにせよ、それは想像を絶するような混乱と社会的変革をもたらす類のものだろう。
・これらは人々の集合意識が目に見える形で表に現れた結果であるが、その元になる意識を司る神々の世界でも「世代交代」が着々と進められているようだ。来年の日本でのサミット開催地が伊勢志摩に決定したのは、その一つの例だ。
・「日本の精神性に触れて」「伊勢神宮の凛(りん)とした独特な空気を外国首脳にも感じてもらいたい」という安倍首相の意向は、神々の想いでもある。むしろ、神々が安倍首相を介して「言わせた」と言う方がより適切だろう。
・伊勢志摩に決定した意味はとてつもなく大きい。伊勢神宮も重要だが、神々の本命はサミットのメイン会場がある志摩市内に鎮座する「伊雑宮」だ。ここは元伊勢と呼ばれる27カ所の神社の中でも、最初の鎮座地の籠神社(京都府宮津市)とともに遷宮の最後の地として別格であり、「本伊勢」と並び称される。内宮よりも社格が上ながらも、内宮から弾圧され埋没させられてきたが、言霊ラ行時代のまさにいま、その存在がアラハバかれて浮上しようとしている。
・サミットは埋もれた神に人々の意識と関心を向けさせることで、霊的なトリガーを引こうとしていると思われる。すなわち、本物の岩戸開きが発動されるのかもしれない。イエス・キリストの「わたしはアルファでありオメガである。初めであり終わりである」のオメガと終わりがいま始まろうとしているのかもしれず、神々はとんでもない仕掛けを発動したようだ。これを神謀りと呼ばずして何であろうか。
・これらの衝撃的な事件や待ちに待った本物の岩戸開きで、目を覚ます者とそうでない者とがはっきり分かれるはずだ。神に「選択される」と表現する者もいるが、選択されているように見えて、実は各人が自分自身が進みたい道を「選択している」。すべては自分の意識次第ということだ。
源太郎さんがよく口にする「第二の天岩戸開き」、すなわち安西さんの言うところの「神謀り」を、肚で信じられるかどうかで、来る新時代に生き残れるかどうかの分かれ道になりそうだ。数日前の拙稿「最近の大麻復活の動きは〝神謀〟か…」でも神謀りが出ており、今月のまほろば会における安西さんの神謀りについての講話が今から楽しみである。

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