fc2ブログ
プロフィール

亀さん

Author:亀さん
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

kamesan

人生は冥土までの暇潰し

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
胆を括るべし
前回の記事「渥美清に見る、日本の終わり」を20日に書いてから一週間も経ってしまった。本業(翻訳)と写真のスキャン処理に追われていたためだが、記事をアップした翌日の21日(火)、2号機のメルトスルーしたデブリ(核燃料の塊)が地震とともに猛烈な水蒸気を発生、3号機のデブリと会わせてデブリが2個となり、一層深刻な事態に突入した。そのあたりを明白に物語っているのが、アノニマスが世界に発信した以下の動画であり、同動画の詳しい解説を飯山一郎さんが自身のHP記事、「◆2015/07/23(木)2  匿名ハッカー集団・アノニマスが福島の真実を…」で行っているので参照されたい。


Fukushima Daiichi NPP on USTREAM by TBS JNN 3h in 16min. 2015 07 21

ここで押さえておくべきポイントは、

・福島原発の1~3号機の核燃料は既に原子炉内にはないこと。1号機の場合は2011年3月11日午後15:36に水蒸気爆発を引き起こし、その時に50%以上の核燃料が周囲の海や大地に飛び散った。続いて3号機のデブリがメルトスルーして地下水に接触、核燃料(デブリ)の臨界熱によって今年の4月あたりから、大量の湯気や熱気が吹き上がるようになった。そして3ヶ月後の7月21日、2号機でも大量の湯気や熱気を吹き上げるようになったというわけだ。

・これだけでも絶望感に襲われるが、飯山さんが最新記事「◆2015/07/26(日) 東電福島:全作業中断し厳戒態勢」で述べておられるように、地下のデブリのまわりに出来た巨大な空洞が一気に崩壊し、大量の放射性物質が上空に向かって噴き上がる恐れがあるのだと云う。飯山さんは来月の8月頃に起きると推定している。詳しくは同記事を読んでもらうとして、同時に飯山さんが同記事で述べておられるように、〝神計らい〟(運良く)で大崩壊が再来月9月中旬以降に引き延ばされれば、偏西風に乗って大量の水蒸気が太平洋の彼方に吹き飛ばされることになり、来年の3月頃までの日本列島は、少なくとも放射性物質に関しては他の時期と比べて深刻さが軽減されるわけだが、果たして結果はどう出るか…、ドキドキハラハラの2ヶ月間となりそうだ。

・最悪の事態はまだまだある。原発の施設内に貯蔵されている2500トンの核燃料が、万一にも核分裂を引き起こした場合、日本列島は無論のこと地球上の人類のほんどが死ぬといった具合に、幾つもの最悪のシナリオが我々を待ち構えているのだということを頭の片隅に置いておこう。


だけどね、仮に最悪のシナリオまで突き進んで人類が滅亡したとしても、それはそれで良いのではないかと、今の亀さんには思えてくる。2ヶ月ほど前に「宇宙の輪廻転生」と題する記事をアップしたが、その中で亀さんは以下のようなことを書いた。

今回の福島原発事故が起因で日本列島が人間の住める所ではなくなっても(既に人の住むような場所ではない)、さらには地球上の植物や動物の大半が滅ぶという最悪の事態に陥ったとしても、この広大な宇宙のどこか別の場所で、人類以外の知的生命体が生き延びてくれれば、それで良しと思えてくる。


同じようなことをブログ「養生法の探求」の今村先生も書いていた…。

もしもこのまま人類種が放射能禍によって絶滅しても、他の種が生き延びることで地球の生命ゲノムは途絶えることなくつながっていきますから、地球生命種全体としては、人類の絶滅はほとんどたいした問題ではない
http://kouhakudou.blog.fc2.com/blog-entry-1036.html


全く以て同感だね。ともあれ、どのような事態を迎えることになろうと、お互いに胆を括ろうではないか。

スポンサーサイト



渥美清に見る、日本の終わり
現在、BS12チャンネルで渥美清の「男はつらいよ」の原点となった、「泣いてたまるか」(全81話)が毎週二本立てで放送されている。亀さんは必ず同番組を録画して見ているのだが、時々、渥美清の生涯と日本がダブッて見えることがある。つまり、「泣いてたまるか」で青臭さの残る演技を見せる渥美清、「キネマの天地」で円熟した演技を見せる渥美清、そして最後の作品となった「男はつらいよ」の第48作「寅次郎 紅の花」で、立っているのもやっとという感じで辛そうな演技を見せる渥美清…。

15071901.jpg  15071903.jpg  15071904.jpg
左から「泣いてたまるか」、「キネマの天地」、「男はつらいよ 寅次郎 紅の花」

この渥美清の生涯、実は死を迎えようとしている日本を暗示しているのだ。敗戦後の焼け野原から日の出の勢いで復興を遂げた日本の姿は、「泣いてたまるか」に登場する渥美清の姿であり、バブル景気(1986年12月~1991年2月)で沸いた日本の絶頂期は、「キネマの天地」で見せた渥美清の絶頂期と重なる。しかし、バブルが弾けてからの日本経済は、再び浮上することなく今日に至っている。そうした衰退していく日本の姿を連想させてくれるのが、「キネマの天地」と同じ1986年に上映された第37作「幸福の青い鳥から、第48作「寅次郎 紅の花」に至るまでの「男はつらいよ」シリーズで見せた、渥美清の衰えていく姿だ。

ここで、栄枯盛衰は世の常であり、これは何も人だけに当てはまるものではなく、国もいずれは滅ぶことは歴史の教えるところだ。ただ、今までであれば国家が消滅しても、民衆は逞しく生き残ったものだ。ところが、今回は日本という国が消えるというだけではなく、日本民族そのものも消える可能性がある。しかし、このようなことを書いても、俄には信じがたいという人たちが現時点では圧倒的なはずだ。

その意味で、今の日本はまさに第48作「寅次郎 紅の花」が上映された時期に相当し、ほとんどの人がまさか来年の今ごろは寅さん演じる渥美清が、この世から消えるとは夢にも思っていなかった時期と重なるのだ。

先週の土曜日、恒例のまほろば会に出席してきた。顔を出すやいなや拙ブログを見ているという源太郎さんから、ブログに書いてある放射能について問われたので、「確率的には高く、70~80%だと思います。だから、福島原発の危機を克服できた場合と、福島原発の放射能漏れを克服できなかった場合の二つのケースを想定し、どちらに転んでも対処していける準備だけはしておくべきだと思います」と答えておいた。

まほろば会の出席者の場合、福島原発を巡っては温度差があり、亀さんや浜岡原発で働いていたTさんのように、最悪のケースを想定して行動している反原発グループ、源太郎さんのように分からないとして、立場的にニュートラルな中間グループ、石原慎太郎のシンパであり、福島原発は完璧にアンダーコントロールされていると信じている原発推進グループとに別れている。この石原慎太郎だが、最近も石原は亀井静香と対談を行っている。以下は福島原発を巡る二人のやり取りを同記事から抜粋したものだ。

石原:人間が作ったものを人間はコントロールできないのかね? 21世紀に入って日本人が科学分野でとったノーベル賞の数は欧州各国を上回っている。だから僕は、日本人の知恵で制御し、克服できると思っている。

亀井:いや、できない。私の姉は、広島に原爆が落ちた後、援助のための学徒動員で市内に通い続け、二次被曝の被害に苦しんだ末に1986年に亡くなった。「白血球 測る晩夏の 乾きかな」という句を遺してね。東日本大震災で福島の原発は、広島に落とされた原爆とは比べものにならないほどの放射能をまき散らしたわけだから、これからが心配だ。

http://dot.asahi.com/wa/2015071500076.html


福島の原発事故は克服できると信じ込んでいる極楽とんぼの石原はさておき、何故放射能について人の見方が異なってくるのか。それは広島や長崎の原爆のように、一瞬にして何万人もの人たちの命を奪い、その後も未だに大勢の人たちを原爆病で苦しめているのとは異なり、福島の原発事故の場合は直ちに放射能による大量死につながるものではなく、内部被曝によって徐々にガンを生じたり、脳梗塞や心筋梗塞で倒れたりする性質のものだからだ。さらに、今年の4月以降は事態が一層深刻化した。何が起きているのかについては以下の一連の画像を参照されたい。
https://www.youtube.com/user/sengoku1904/videos

加えて、飯山一郎さんのブログ『文殊菩薩』の最新記事に目を通していただきたい。
村田光平元スイス大使が注目した『フクイチの地底臨界』に関する記事。村田氏は、「読んで検証せよ」と菅義偉内閣官房長官に迫った。

亀さんの認識では、今や福島原発で何が起きているのかについて議論をする段階は既に過ぎており、今や福島で何が起きているのかについての情報を全く流さない日本の政府やマスコミを当てにすることなく、どうすれば己れと大切な家族を守っていくかを真剣に考える段階に入っているのだ。そうしたことについて語り合える唯一の場が掲示板『放知技(ほうちぎ)』であり、なかでも以下のスレッドだ。
飯山一郎へ伝言・密告・質問・短信etc -5-

ともあれ、石原慎太郎の言う原発安全神話を信じていたいというのなら、それはそれで自由であり、亀さんとしては最早何も言うことはない。

住民の生命を守るために私は命を賭けよう
国会周辺をはじめ列島各地で抗議の動きが広がっているのにも拘わらず、今日の午後にも安保法案が衆院通過する見通しだ。人によって思いは様々だろうが、亀さんの場合、寅さんの啖呵売「やけのやんぱち日焼けのなすび色が黒くて噛み付きてえがあたしゃ入れ歯で歯がたたねえ」が頭に浮かんだ。

ただ、もし福島原発問題がなかったとしたら、まだまだ日本の未来に希望が持てていたはずなので、亀さんもノコノコと東京辺りのデモに参加していたかもしれない。しかし、来年の今ごろは首都圏の機能が麻痺することが、ほぼ既定路線になってしまったことを思えば、中国との戦争どころではないのが本当のところなんだが、今の内閣は一部を除きフクイチの現実が分かっていない連中ばかりだから、仕方がないといったところか。

ともかく、戦争内閣である安倍内閣が続けば、どうなるかは今年の初めにも書いた。

現在の内閣は戦争への道を突き進んでいる戦争内閣であり、戦争が始まれば、いつ何時敵国から原発にミサイルを撃ち込まれたとしても文句も云えないのだ。それも全部ではなく、数基の原発にミサイルを打ち込まれただけで、日本はジ・エンド、完全に終わる。それが、現在の戦争内閣が続いた場合に想定できる、最悪のシナリオなのである。
http://toneri2672.blog.fc2.com/blog-entry-760.html


ここで、本日は安倍晋三とは全く対極にいる人物を紹介したい。最近NHKで放送された「戦後史証言 第1回 高齢化社会 ~医療はどう向き合ってきたのか~」に登場した、旧沢内村の深澤晟雄村長その人である。以下の写真は同村長の執務室であり、掛け軸に自筆で書いたという「住民の生命を守るために私は命を賭けよう」が目に飛び込んでくる。

15071301.jpg

そして、同村長の人物を良く現しているのが以下の画面である。まさに昭和の風の又三郎だ…。

15071302.jpg

YouTubeにも同村長が紹介されたようだ。



どうだろう? 「米国の戦争屋のため(金儲けのため)、国民の命を捨てることに命を賭ける」という、安倍晋三とは対極にいたのが深澤村長であるのが分かるはずだ。一方は首相、もう一方は村長だが、人を肩書きや学歴だけで判断してはならぬという好例だ(爆)。

ともあれ、今さらじたばたしても始まるまい。来年の今ごろは首都機能が麻痺していることを念頭に置きつつ、お互いに黙々と準備を怠らずに進めていこう。今日は台風が接近するということもあり、久しぶりに猛暑が和らぎそうだ。未だ手を付けていない仏壇やタンスが残っているので、本日中に大切な位牌や過去帳から写真や手紙といった、大切なモノの仕分けを済ませておきたい。

15071601.jpg
リテラ

一族に脈々と受け継がれるDNA
NHKの「ファミリーヒストリー」を毎回欠かさず見るように努めているが、昨日の放送はジャーナリストの鳥越俊太郎氏であった。同氏は気骨あるジャーナリストで、真実と思ったことを口にする勇気あるジャーナリストだ。番組て鳥越氏は父親を反面教師として見ていたと語っており、「父親のような人間だけにはなりたくないと思って生きてきた」と、番組冒頭で鳥越氏は語るのであった。しかし、番組の途中で鳥越氏の妹が登場、兄である鳥越氏の著作を読み、父を連想させる記述で満ち溢れていたと語るシーンを見るに及んで、一族に流れている気質のようなもの、脈々と受け継がれてきたDNAの存在を感じた亀さんであった。さらに番組では、鳥越氏や父親の反骨精神は遠く戦国時代に遡ることができると語っていた。

亀さんは仕事の合間に膨大な枚数の写真のデジタル化を進めているが、時折作業の手を休めて祖父母や父母の若い頃の写真を眺めつつ、自分も祖先からある種のDNAをしっかり受け継いでいることが分かるのである。写真整理を進めている理由については拙稿「来年を思う」で書いたが、百年ほど前からの大量の写真が残されており、何百枚というポケットアルバムやバラ写真のスキャンは今月中に終わらせ、業者に依頼したアルバム18冊のDVD化とともに、来月の旧盆に帰省する兄弟や子どもたち一人一人にDVDを手渡すことができればと思っている。何故なら、来年のお盆の頃は再び兄弟や子どもたちと顔を顔を合わせることが、多分フクイチのため出来ないのではと感じているからで、その意味で早めに写真等を含めた整理を済ませ、一族がバラバラになっても悔いのないように、今年中に彼らに渡すべきものは渡し、整理を終えておきたいと思っているからだ。

そのフクイチの死の水蒸気だが、以下の気象庁が発表した9日と10日の秩父地方の気象発表に注目していただきたい。最初は7月9日分である。当日は丸一日降雨だったとは云え、一日中湿度か100%というのは過去に記憶がない。
15070901_chi.jpg

さらに、以下は翌日10日の気象データだが、昨日の昼前あたりから太陽が久しぶりに顔を覗かせ、午後は暑くなったほどだ。だから、日中は一時50%台になったのだが、深夜には再び100%となり、雨も降っていないのに本日の午前5時頃まで100%が続いたのである。これが何を意味するかは、来年の今ごろには答えが出ているはずだ。

15071001_chi.jpg

ちなみに、以下は本日の秩父地方の気象である。明け方までの湿度100%よりも気温の高くなる日中の方が、トリチウム霧がガス=気体化するので一層危険となるので気をつけたい。

15071101a_chi.jpg

ところで、来月のNHKで興味深い映画が放送される。今村昌平監督の「黒い雨」である。放射能の怖さを改めて確認する意味で、広島に原発が落とされたのと同じ8月6日に一家で観たいものだ。また、他にも8月11日の「火垂るの墓」、8月15日の「日本のいちばん長い日」も見応えがある。

15070901.jpg

これからの時代は清酒と焼酎でいこう
7年ほど前に飯山一郎さんとネットで知り合った頃、焼酎の「華奴」を勧めていただいたことがある。だから、暫くは華奴を毎回6本まとめ買いして飲み続けていたのだが、次第にワインなどに浮気して今日に至っている。そんな折、華奴に古酒をブレンドした新商品が発売されたことを、飯山さんのHPで知った。早速飲んでみたがナルホド旨い! ちょうど今月誕生日を迎える京都の息子と、別件でメールでやり取りしていた時、「ところで、今年の誕生日もいつものように地酒を送るが、今も相変わらず清酒党かい?」と聞いてみたところ、最近は清酒の代わりに焼酎だという。清酒は今でも好きなのだが、ビンボー学生なので安くてアルコール度の高い焼酎に手を出したところ、今ではすっかり焼酎党になってしまったとのこと。それならということで、早速アマゾン経由で華奴白馬ラベルを4本贈ってやった。今ごろは、普段呑み慣れている焼酎と天地の差があるのに驚いているはずである。

15070501.jpg

華奴や華奴白馬ラベルは放射能の心配が無いので安心して呑める上、かめ仕込みの本格焼酎なので旨い。これに放射能に対して防護効果のある、あらびき茶を入れたりすれば鬼に金棒だ。なお、清酒にはそれ自体に放射能に対する防護効果があることは、拙稿「日本酒で放射能に克つ」に書いた。また、「日本酒の放射線防護効果」と題した論文も発表されている。

ともあれ、焼酎はシンプルにオンザロックで飲むのが一番旨いと亀さんは勝手に思っている。尤も、冬は流石に寒いのでストレートで呑んでいるが…。なお、清酒と焼酎の違いが分からないという若い人や初心者には、以下のブログ記事が参考になるはずだ。
焼酎、日本酒の違いは? 味やカロリー、アルコール度が違う、飲み方も

息子たちが帰省したら、華奴や秩父錦(清酒)を酌み交わすのが今から楽しみだ。


警報!】東京で湿度100%続く…

15070401_tokyo.jpg



15070401_hachijo.jpg

小津安二郎を巡る女たち
拙ブログでは小津監督について幾度か取り上げているが、その中で小津監督と原節子のロマンスを見事に描いて見せたのが、『殉愛 原節子と小津安二郎』(西村雄一郎著 新潮社)であると亀さんは書いたことがある。そして、その考えは今でも変わっていない。

『東京物語』は、小津が原節子に宛てたラブレターだ。
原節子は人生を賭けてそれに答えた。

『殉愛 原節子と小津安二郎』p.174
http://toneri2672.blog.fc2.com/blog-entry-409.html


その後、『銀幕の恋 田中絹代と小津安二郎』(大場建治著 晶文社)と題する本の存在を知った。同書によれば、「小津安二郎×原節子」は神話に過ぎないのだという。そして、同書が持ち出した新しい図式が「小津安二郎×田中絹代」である。そこで、ネットで確認したところ、「さすらい日乗」という御仁がアマゾンにコメントを投稿していた。

★★★★★ 小津安二郎と田中絹代の知られざる恋が書かれている
投稿者 さすらい日乗 投稿日 2015/5/3

世には、原節子と小津安二郎の愛をいう方がいるが、全くの嘘であることがわかる。それは、ほとんど松竹が出した宣伝用のデマである。
第一に、原節子と小津安二郎とは、23歳も年が違うのだ。今でも23違いと言えば大きいが、昔はもっとである。原節子は非常に大人びていたが、それにしても小津から見れば、小娘であろう。
田中絹代と小津安二郎は「3つ違いのあにさん」なので、丁度良い年の差である。
映画で見る清純派とは異なり、田中絹代は、非常に恋多き女で、特にイケメン好みであったようだ。
そして、田中絹代の憧れだったのが、小津安二郎だった。
筆者は、著名な英文学者で、映画についてはプロではないはずだが、他の評論家連中が書いていない小津安二郎の姿が良く描かれていると言える。
小津を研究する者には、必読の書である。


15070403.jpg

さすらい日乗氏は、「小津安二郎×原節子」という図式は松竹の宣伝部が流したデマだとし、「原節子と小津安二郎とは、23歳も年が違うのだ」から、小津から見れば小娘であり恋愛の対象にならないと書いている。

「小津安二郎×原節子」という図式が、本当に松竹が流したデマだったのかどうかは、実際に同書を手にとってみないと何とも言えないのだが、二人の年齢差(23歳)という理由だけで二人の間に恋愛感情がなかったとするのは賛成できない。たとえば、2日前に偶然見たTBSの「ニンゲン観察バラエティモニタリング」で加藤茶が登場、妻の綾菜さんに対して、「仕事仲間の借金の連帯保証人になって、相手に逃げられたため、1億円を返済しなければならなくなった」というドッキリを仕掛ける内容の番組である。
加藤茶、綾菜夫人に仕掛けた『借金1億円ドッキリ』が茶番すぎると話題にwwwwww

同番組は茶番であるという噂があり、実際に茶番だったのかどうかは読者の判断に任せるしかないのだが、少なくとも亀さんが番組を見て感じたことは綾菜さんは肝っ玉の座った女性であり、加藤茶との45歳という年齢差を感じさせなかったということだ。同時に、どうして加藤茶が45歳も年下の綾菜さんと結婚したのかがよく分かったものである。

このようなケースもあるのだ。だから、さすらい日乗氏の主張する「原節子と小津安二郎とは、23歳も年が違うのだ」には、亀さんとしてはどうしても素直に頷けないのだ(笑)。

それから、「かぶとむし日記」というブログがある。同ブログによれば、小津監督の母親が小津と恋愛関係にあった小田原の芸者・森榮と、小津との結婚を望んでいたことが同書に書いてあるとのことだ。それならどうして小津は森榮との結婚に至らなかったのか…。このあたりは同書でも明確ではないとのことであり、そのためさすらい日乗氏も取り上げていないのだろう。

最近、原節子、田中絹代、森榮といった小津監督を巡る女性陣の輪に、若尾文子が名乗りを上げたらしい。
映画祭に登場の若尾文子 小津安二郎監督への“恋心”を初告白

男と女…、永遠のテーマだなぁ…。

15070301_hachijo.jpg

第二の天岩戸開き(神謀り)
先月行われたまほろば会で出席者に配布されたのが、安西正鷹さんが激務の合間をぬって作成した「安西ファイル お金編」という、22ページにも及ぶ力作だった。毎回出席している藤原源太郎さん、安西さんへの褒め言葉もエスカレートしていく一方で、今回の安西ファイルに及んでは〝神がかり〟的なファイルということで、ついに〝神〟という形容をつけての大絶賛となった。その「安西ファイル お金編」の見出しは以下のとおりだった。

1.安倍首相の訪米と米議会演説 Part 1
2.忍び寄る金融ハルマゲドンに備える者たち
3.恐怖と不安を煽る余弦に躍らされた人々
4.米国崩壊の開始を告げるジェイド・ヘルム
5.爆発的噴火と共振なき時代
6.安倍首相の訪米と米議会演説 Part 2
7.大転換をもたらす伊勢志摩(賢島)サミット
8.分岐する世界と日本の進路


今回の「安西ファイルお金編」の白眉は、安西さんの結語の中にあった以下の行だ。

●いよいよ創造的破壊の時代へ突入か
・2015年秋に噂される米国での内乱や巨大自然災害、金融恐慌は、時期や規模に多少のズレと幅はあるにせよ、早晩実現する可能性が高まっている。それは来るべき新文明へ移行することを告げる号砲となる。人類史はいよいよ未知の領域に突入するのかもしれない。

・これまで母なる大地である地球は、ワンランク上の次元を目指してアセンションする道を既に選択しているが、ともに移行する人間を少しでも多く増やそうとして、末期的な症状に侵されながらもギリギリまで耐え忍んできた。しかし、何事にも限度というものがある。そのリミットがいよいよ到来したということだ。

・現代文明の独善的で頑迷固随な価値観が、固い殻のように人々の魂を閉じ込め、意識に蓋をしているが、数千年にわたって分厚い層を形成してきたその固い殻を打ち破るには相当に強い衝撃が必要だ。

・人々が今の価値観に執着してなかなか自発的に手放そうとしないので、神々は外側から痛みを伴う衝撃を加えて固い殻を粉砕するショック療法を用いることを選択しようとしている。それは聖徳太子の「未来記」の予言が示すような、2016年以降に日本で発生すると解される大きな自然災害、あるいは宇宙人や高度な精神性を持つ宇宙文明との遭遇かもしれない。いずれにせよ、それは想像を絶するような混乱と社会的変革をもたらす類のものだろう。

・これらは人々の集合意識が目に見える形で表に現れた結果であるが、その元になる意識を司る神々の世界でも「世代交代」が着々と進められているようだ。来年の日本でのサミット開催地が伊勢志摩に決定したのは、その一つの例だ。

・「日本の精神性に触れて」「伊勢神宮の凛(りん)とした独特な空気を外国首脳にも感じてもらいたい」という安倍首相の意向は、神々の想いでもある。むしろ、神々が安倍首相を介して「言わせた」と言う方がより適切だろう。

・伊勢志摩に決定した意味はとてつもなく大きい。伊勢神宮も重要だが、神々の本命はサミットのメイン会場がある志摩市内に鎮座する「伊雑宮」だ。ここは元伊勢と呼ばれる27カ所の神社の中でも、最初の鎮座地の籠神社(京都府宮津市)とともに遷宮の最後の地として別格であり、「本伊勢」と並び称される。内宮よりも社格が上ながらも、内宮から弾圧され埋没させられてきたが、言霊ラ行時代のまさにいま、その存在がアラハバかれて浮上しようとしている。

・サミットは埋もれた神に人々の意識と関心を向けさせることで、霊的なトリガーを引こうとしていると思われる。すなわち、本物の岩戸開きが発動されるのかもしれない。イエス・キリストの「わたしはアルファでありオメガである。初めであり終わりである」のオメガと終わりがいま始まろうとしているのかもしれず、神々はとんでもない仕掛けを発動したようだ。これを神謀りと呼ばずして何であろうか。

・これらの衝撃的な事件や待ちに待った本物の岩戸開きで、目を覚ます者とそうでない者とがはっきり分かれるはずだ。神に「選択される」と表現する者もいるが、選択されているように見えて、実は各人が自分自身が進みたい道を「選択している」。すべては自分の意識次第ということだ。


源太郎さんがよく口にする「第二の天岩戸開き」、すなわち安西さんの言うところの「神謀り」を、肚で信じられるかどうかで、来る新時代に生き残れるかどうかの分かれ道になりそうだ。数日前の拙稿「最近の大麻復活の動きは〝神謀〟か…」でも神謀りが出ており、今月のまほろば会における安西さんの神謀りについての講話が今から楽しみである。

15070201_hachijo.jpg

生活費の中で最初に削られるのは…
生活費の中で最初に削られるのは、「お父さんの小遣い」であると昨日の日刊ゲンダイが報じていた。
物価は上昇も…「サラリーマンの小遣い」過去2番目の低さに

日刊ゲンダイによると、お父さんの毎月の小遣いが前年比で1930円少ない3万7642円」とあり、さらに「昼食代は3年連続上昇し、平均昼食代は昨年の541円から、601円になった」のだという。単純計算すれば、601円×20日=12,020円の昼飯代が毎月かかっていることになり、それを小遣いから差し引くと残り2万5622円…。一日あたり854円で、コーヒーを飲んでタバコを吸ったら終わりだ。これでは本を買ったり映画を鑑賞したりすることもできゃしねぇ…。ましてや、テレビで連日盛んに宣伝しているン千円の健康食品やサプリメントなんか、トテモトテモ…。

以下は昨日の夕方偶然見たTV番組だ。

15070201.jpg
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20150701-00000258-fnn-bus_all

世の中のお父さん、どうする? 答えは簡単で、昼飯なんか抜けばいいだけの話だ。また、ン千円もする健康食品やサプリメントなんか一切不要で、購入しないと心に決めることが大切なのだ。

亀さんの場合、昼食どころか朝食も食べない。夕方お茶碗一杯ていどの玄米と味噌汁、そして簡単なおかずで終わりだ。肉類は無論のこと、野菜も極力食べないように心がけている。そして何より大切なのが咀嚼だ。拙ブログの過去記事「まるで行者…」で咀嚼の重要性を書いたんだが、今読み返してみるに当時は亀さんもまだ一日二食だったことがわかる。一日一食になったのは最近のことであり、大分慣れて自信もついたので、いずれ二日に一食にしたいと思っている。できれば、霞だけで生きていきたいと思っているんだが…。

鳩山友紀夫の東アジア共同体
「サムハラ会」で聞いた鳩山友紀夫元首相の講演の続きとなるが、話の中で鳩山氏は幾度も「友愛」を繰り返し口にしていた。鳩山氏が友愛を好んで口にするのは、祖父・鳩山一郎の影響によるものだ。その鳩山一郎は、オーストリア・ハンガリー帝国の貴族であり、同時にフリーメイソンでもあった、クーデンホフ・カレルギー伯が著した『自由と人生』を読み、「友愛革命」の精神に感銘、自らフリーメイソンとなっている。

だから、今までの亀さんは鳩山氏が好んで使う言葉「友愛」は、祖父が影響を受けたというフリーメイソンから来ている程度に理解していただけに、27日の鳩山氏が友愛と墨子を結び付けて語り始めた時、思わず身を乗り出した次第である。そして、一通り鳩山氏の墨子観を聞くに及んで、鳩山氏は墨子思想を深く理解していることを知ったのだった。なお、墨子については旧ブログでも取り上げているので、目を通してもらえたら幸いだ。
『侠-墨子』

ところで、先週の土曜日(6月27日)のサムハラ会で鳩山氏が自ら話していたことだが、同氏は前日ベトナムから帰国したばかりだという。
15062906.jpg
http://vovworld.vn/en-US/News/Prime-Minister-receives-former-Japanese-PM-Yukio-Hatoyama/345849.vov

そして同国のナンバー4の立場にあるトー・フィ・ルア越日友好議員連盟議長とも会っており、TPP問題について語り合ったとのことだ。そして鳩山氏が同議長にTPPに加盟した場合、モンサントとの種子戦争に巻き込まれる旨伝えると、同議長は驚いた表情を浮かべたという。ベトナムのナンバー4ともなれば、国民の知らない国家機密に接する機会が増えるのだが、同時に取り巻き連中にとって都合の良い情報しか上がってきていない状況が手に取るようにわかり、日本もベトナムも似たようなものだと思った。その点、政府や大手マスコミを全く信用せず、専ら『月刊日本』や優れたネット記事といった、真実を伝えるメディアを拠り所としている者にとって、鳩山氏がルア議長に伝えたというTPPの正体は常識の部類に属す。

『月刊日本』や優れたネット記事ではどのようにTPPの正体を伝えたか? 『月刊日本』の場合、早くも2011年12月号で「TPP断固粉砕!!」と題する特集を組んでいるし、「マスコミに載らない海外記事」というブログでは「モンサント、TPPと、世界の食料支配」と題する優れた記事を掲載している。

15062907.jpg

ただ、先週土曜日の鳩山氏の話を聞く限り、日本の絶望的な状況を知らないように見受けられた。だが、公演後に慌ただしく北京に飛んだ鳩山氏、想像するに中国側から福島原発の現状を初めて伝えられ、唖然としたのではと想像する。(亀さん注:鳩山氏の後、講演を行った飯山さんが福島原発の現状を伝えていたが、鳩山氏は自身の講演を終えるやいなや会場をあとにしているので、飯山さんの講演を聞いていない)

なお、鳩山氏の慌ただしい北京行きと絡めた世界情勢の解説は、飯山一郎さんの以下の記事から読み取れるはずだ。
◆2015/06/24(水)  福島のフクロウ:ホ・ホ・ホ~

最後に、『月刊日本』を首相体験者が愛読していることを知り、光明を見出す思いだった。北京で福島原発問題が単に日本の問題に留まらず、人類の問題と化している現状の説明を受けたであろう鳩山氏の「東アジア共同体」構想が、今後どのように変化していくか期待を込めて見守っていきたい。

15062905.jpg