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人生は冥土までの暇潰し

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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
宗教もピンからキリまで
渡邉正次郎氏の以下のブログ記事に目が止まった。
堕落坊主どもに空海の天罰が次々下るぞ!!クソ坊主どもに唖然①和歌山健小5男児殺しの中村桜州の父、本然は高野山真言宗の高僧…こいつは筆者の『空海の教わる親子学』を読んだはず!!

同記事に、以下のような記述がある。

凄まじい権力争い、金争い、地位争い、女争い、美少年争い(現代でもある)等々。京都祇園や先斗町、大阪北区梅田等のクラブでの連日の豪遊(こんな姿を見られて暴力団から恐喝された坊主も多い)。


まぁ、こうした話は関係者からいろいろと聞いているので、概ね渡邉氏の書いていることは正しいと思う。

過日の拙稿「小野田寛郎の実像に迫る」で取り上げた小野寺某の場合、何争いとは言わぬが懲りもせず。『もうひとりの天皇 南朝111代主が語る歴史の真実』を出したので、かつて小野寺某と対峙していた玉井禮一郎さんに同書を送り、読後感をお願いすることにした。また、小生も玉井さんが著した『立正安世論Ⅱ』に目を通した上で、久しぶりに玉井さんの寺を暖かくなったら訪れ、小野寺某以外のテーマも含め、多岐にわたって対談してきたいと思っている。玉井さんの許可を得たら、玉井さんの読後感をアップするつもりだ。

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それから、毎日少しずつ読み進めていた『プーチンはアジアをめざす』(下斗米伸夫 NHK出版新書)、あと少しで読了するがなかなかの良書だ。それが分かるのが同書の冒頭にある以下の記述である。

英語でシー・チェンジ(Sea Change)という言葉がある。それまで凪いでした海が突然荒れ出すことから、「大変動」とか「大激動」とでもいった意味になる。いま、このシー・チェンジが世界で起き、数百年ほど当然と思われていた主権国家体制そのものが問われているようだ。

なかでもユーラシア、ロシアの大変動が顕著だ。本書の狙いは、そのロシアを軸に激変しつつある国際情勢の見取り図を示すことにある。

『プーチンはアジアをめざす』p.14


詳細は同書に譲るが、プーチンと宗教の観点から注目したのが以下の行だった。

古儀式派や建神論という言葉は、読者にはあまり耳慣れないものかもしれない。しかし、これらを抜きにして、現在のロシア、とくにその保守主義やプーチンを語ることはできない。
『プーチンはアジアをめざす』p.135


古儀式派とはロシア正教よりも古い原始宗教だが、プーチンの祖父がレーニンのコックになることができたのも、古儀式派に属していたことに負うところ大だったことが分かる。だから、孫のプーチンも古儀式派に深い関心を抱いていることが、同書から窺い知れるのである。

今回は宗教の観点からいろいろと書いてみたんだが、最近の坊主でまともなのは今東光だけ?(爆)


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欧州で高まる「反ユダヤ気運」
行政調査新聞で「欧州で高まる反ユダヤ気運」と題する、今月の記事がアップされた。一読して、以下の記述にため息が出る。

トルコでは、「イスラム国(ISまたはISIL)は米国及びイスラエルのユダヤ勢力が支援する組織」という認識が当然らしい。その「イスラム国」を使って、ユダヤ勢力が中東大戦争を仕掛けようとしていると見做しているようだ。


この話は本当である。トルコでは、「イスラム国は米国及びイスラエルのユダヤ勢力が支援する組織」という、〝世界の常識〟が立派に通用しているというのに、我が祖国日本では依然としてイスラム国の正体を見抜けていない…。情けないではないか。

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江戸前の海水浴
今朝の東京新聞を読み、思わず目を疑った。

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国が滅ぶとは、こういうことなのだ…。

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いつか来た道

寅さんのことば 第2部 45

つまりその、恋よ。
第29作「寅次郎あじさいの恋」


第29作「寅次郎あじさい恋」…。寅さんといしだあゆみ演じるかがりの〝淡い〟恋が切ない。そのいしだあゆみで最も記憶に残るシーンは、映画「駅 ステーション」の冒頭だ。

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ところで、BS朝日で毎週水曜日「昭和の偉人伝」という番組をやっている。来週の水曜日に渥美清特集をやるそうなので、寅さんファンは必見だ。

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http://www.ent-mabui.jp/schedule/28541

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人の寿命
「現代ビジネス」で以下のような興味深い記事を読んだ。
「寿命」の研究 それは初めから決まっているんです

同記事を読んで真っ先に脳裏に浮かんだのが、敬愛する今東光和尚と和尚の〝孫〟のような存在の島地勝彦氏だ。以下に記事に和尚の神・運命観を載せてあるので、再読してもらえたら幸いだ。
神や運命について

また、以下のような記事も書いた。
人生は〝運〟だ

この記事では東明社の吉田寅二社長からいただいた、『運命の研究』(武市雄図馬著)を簡単に紹介している。吉田社長の東明社(下の写真)には何度も訪問し、漢方や占いから、果ては人生論や宇宙論に至るまで、あらゆるジャンルのお話を聞かせて戴いた。当時(15年前)は理解できなかったことも、最近になって漸く分かってきたテーマもある。いずれ機会があれば、吉田社長のお話から感銘を受けたテーマを中心に取り上げてみたい。

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在りし日の吉田社長を囲む、亀さんと同志(1998年晩秋)

ところで、今日のように寿命というものについて考えていたのも、上記の現代ビジネスの記事を読んだところにあるのかもしれないが、本当のきっかけは昨日アップした拙稿「言論統制から投獄拷問の時代へ」にある。斎藤充功さんは刑務所関係の本を数冊出しており、刑務所にお世話になった場合のことを考え(苦笑)、今度お会いしたら斉藤さんに色々と聞いてみたいと思った。

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言論統制から投獄拷問の時代へ
東海アマというツイッターが、時の権力によって一方的に削除されたという。亀さんが密かに注目している「マスコミに載らない海外記事」が、東海アマ事件について以下のように報告していた。

東海アマ氏のtwitterアカウントが凍結された。皮肉を言うだけで潰される


今や、読売、産経、朝日、毎日、東京、日経といった日本の大手マスコミで、真実を訴え続けている希有な存在は東京新聞だけとなった。無論、権力からの圧力が相当強いらしく、東京新聞ですら〝真実〟はおろか、〝事実〟すらも伝えないことが多くなったように思う。そうした時代にあっては、せっかくネットの時代を生きているのだから、海外のマスコミを読むことである。いの一番に推薦したいのが、「ロシアの声」である。また、ブログ「マスコミに載らない海外記事」も、日本のマスコミが権力の圧力を恐れ、絶対に記事することのない海外のニュースをピックアップし、日本語に訳してくれている大変ありがたく貴重なサイトである。

ともあれ、すでに東海アマといった個人の言論を統制する時代に突入し、次の投獄と拷問の時代が目の前に控えている。つまり、非情な拷問を受けて死んでいった小林多喜二のように、この平成の御代でも第二の小林多喜二が出る日が間もなくやってくるのだ。拷問を受けるとはどういことか、2月18日に掲載された東京新聞の以下の記事で、大凡の想像がつく。

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小野田寛郎の実像に迫る
『証言 陸軍中野学校』を著した斎藤充功さんと半年ぶりに都内で会い、情報交換を行ってきた。

最初に、小野田寛郎の実像に迫る本を来月あたり出すとのことで、色々と驚くような情報を提供していただいた。

かなり前から、小野田は終戦を知っていた。


以下のウィキペディアからの引用にもあるように、小野田は日本人の鈴木紀夫に〝発見〟されるまで、日本の敗戦を知らなかったとされている。しかし、とっくの昔に小野田は日本の敗戦を知っていたとのことだ。

昭和49年(1974年)に、一連の捜索活動に触発された日本の青年鈴木紀夫が現地を訪れ、2月20日に孤独にさいなまれていた小野田との接触に成功する。鈴木は日本が敗北した歴史や現代の状況を説明して帰国をうながし、小野田も直属の上官の命令解除があれば、任務を離れることを了承する。


この鈴木青年についても、斉藤さんは以下のように語ってくれた。

鈴木紀夫が小野田を〝見つけた〟というのは、出来レースだった。


出来レースとは驚くべき情報である。斉藤さんの話を聞くまでは、亀さんは鈴木青年が〝運良く〟、小野田に出会えたものとばかり思っていたからだ。

その他、フィリピンに眠っていると言われる〝天皇金塊〟など、斉藤さんが語ってくれた情報は驚きの連続であった。本が発行されたら亀さん宛に送ってくれるとのことで、今から楽しみである。なお、参考までに以下は拙ブログに書いた、斉藤さんの小野田に関する話の紹介だ。
証言 陸軍中野学校 4

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次に、裏天皇関係。斉藤さんと落合莞爾さんの共著だが、幸いにして『明治天皇“すり替え”説の真相』は大変好評とのことで、すでに三刷に入っているとのことだ。第二弾も予定されており、今から完成が楽しみである。

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ところで、斉藤さんと語り合った問題の本の題名、帰宅してネットで漸く確認できた。『もうひとりの天皇 南朝111代主が語る歴史の真実』(小野寺直 成甲書房)という題名の本であった。著者名の小野寺直を目にして、10年近く前、ある知り合いが「歴史の真実を暴く凄い本が出た。君にだけ教えてあげよう。『正統天皇と日蓮』という本で、書店には置いてなかったので、僕はわざわざ出版社まで出向いて買い求めたほどの本だ」と興奮気味に電話をしてきたことがある。以下は当のご本人からのメールである(2004年5月5日)。

今月号の「ニューリーダー」の記事は牧口常三郎の正体を炙り出す意味で、とても興味深かったと思ったのではありませんか。これと「正統天皇と日蓮」の187-9ぺーじの秋月と牧口や戸田の写真を付け合せれば、創価学会のいう大嘘が馬脚を露呈して解体に至る時限爆弾になります。


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しかし、その後になって『正統天皇と日蓮』を紹介してくれた亀さんの知り合いについて、玉井禮一郎さんに話をしたところ、呆れたような顔を見せながら、過去にあった小野寺直氏との経緯について語ってくれたのであった。大凡以下のページのような内容であり、関心のある方は直にアクセスしていただきたい。

月刊ムー 自称南朝天皇特集 宗教デビュー失敗! 小野寺直

暴露!ニセ富士山本門寺 横浜市戸塚区 小野寺日了(小野寺直) 勾玉 自称南朝天皇 本門正宗

暖かくなったら、久しぶりに玉井さんを尋ねてみたいと思う。


安西メモ? ちゃう、安西ファイルや!
昨日1ヶ月ぶりに上京し、世界戦略情報誌『みち』が主催する「まほろば会」に出席してきた。

最初にお知らせだが、「安西ファイル」が公開された。ただし、亀さんが考えていた無料公開ではなく、有料公開となったようだ。その点を天童さんに尋ねてみたところ、「これから若い人たちを当会に呼び寄せ、育てていく資金にしたい」とのことである。なるほど、それなら大賛成である。亀さんの愚息たちも時折まほろば会に顔を出し、人生の大先輩の講話から多くを学んだだけではなく、直会(なおらい)に出された美味しい食べ物や飲み物を、無料で遠慮なく飲み食いしただけではなく、「みち」編集室にある本や漫画を大量に持ち帰っている。それを考えれば、今後も大勢の若い人たちを呼び寄せ、食わせたりするにあたって資金が必要になるのは当然のことだ。ということなので、読者の皆様のご了解を亀さんからもお願いしたい。

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ところで、「安西ファイル」は亀さんが勝手に付けた名称だが、いつの間にか「安西ファイル」で定着してしまった感がある。しかし、一部には未だ「安西ファイル」が頭に入らないシトがいるようで、たとえば昨日の藤原源太郎さん、「安西メモ」「安西メモ」と繰り返すので、「安西メモ? ちゃう、安西ファイルや!」と訂正したものである。
大阪弁でんねん

天童さんの話では、出版社の社長さんも亀さんの書いたブログ記事「安西ファイル」を読み、「安西君は正に鷹だ」と絶賛していたと云う。そしてナント、『お金の秘密』の第二弾を刊行することが正式に決まったとのことだ。よって、話が具体的になり次第お知らせする。

最後に、今月は旧暦の正月にあたることから、昨日の安西ファイル・お金編は、11ページ、大麻編は6ページにも及んだ。近く亀さんの感想と併せて、まとめに相当する「ポイント」を近く公開したい。

その安西さんの講話、実に2時間以上にも及び、続いて源太郎さんが講話をするはずだったのに、そのことを全員がすっかり忘れてしまったほどだった。だから、安西さんの講話の後、「今日は俺の講話は要らねぇなぁ。でも、せっかく来たんだから少しだけ…」と藤原さんは苦笑しつつも、30分近くにわたって貴重な情報を提供してくれた。講話の内容は、トゥーレ協会、明石元二郎、プーチン、元伊勢等に関するものであった。

最後に、まだ決定ではないが、今夏あたり和歌山の落合莞爾さんに上京していただき、講演会を開く予定とのことだ。亀さんが「楽しみにしています」と言うと、天童さんに「何言っているんだ、亀さんも手伝うんだぜ」とクギを刺されてしまった…。

青年よ、荒野を目指せ
東京新聞の夕刊に「この道」と題した、森村誠一の自伝が連載中である。作家になる前の森村がホテルマンだったことは、ご存じの読者も多いと思うが、そのホテルを退職し、独立開業の世界に飛び込んだ時の心境を、同連載の第36回および第37回で森村が述べている。やはり、サラリーマン生活から足を洗い、独立開業の道に進んだ亀さんにとって、共鳴する森村の話が多くあった。就中、共鳴した行は以下である。

(ホテルを退職した後)私の視野には、自由の大海が広がりつつあった。そこにはチームワークや、連帯責任や、会社に対する責任や使命や義務はない。自由の大海で、あらゆる束縛の鎖から解き放されて、おもうがままに泳ぎたい。
この道」第36回

(今日一日も自分のために使える)とおもうと、昨日と同じ今日、今日とおなじ明日を繰り返す宮仕え時代に比べて、毎日が新鮮であった。自分のために生きるということがこんなにも素晴らしいとは、予想以上であった。
この道」第37回


しかし、独立は決して良いことばかりではなく、想像以上の苦労を伴うのも確かである。それが直感的に分かるからこそ、大半の人たちはサラリーマンで生涯を終えるのだ。だから、311(東日本大震災)前は、亀さんも周囲の人たちに独立を勧めるようなことは、ほとんどなかった。

だが、311以降は状況が大きく異なる。拙記事「滅びゆく日本」でも書いたように、日本という国は老朽化した原発によって間もなく滅んでいく。それを思えば、五十数基の原発が老朽化して大惨事を引き起こす前に、安全な国外へ移住するべきだろう。原発の老朽化まで、まだ数十年あるなどと、暢気なことを言ってはいられないのだ。現在の内閣は戦争への道を突き進んでいる戦争内閣であり、戦争が始まれば、いつ何時敵国から原発にミサイルを撃ち込まれたとしても文句も云えないのだ。それも全部ではなく、数基の原発にミサイルを打ち込まれただけで、日本はジ・エンド、完全に終わる。それが、現在の戦争内閣が続いた場合に想定できる、最悪のシナリオなのである。だから、311で覚醒した若者に海外を目指せと言っているわけで、若ければ異国での生活にも、さほど苦労せずに適応できる。これは、十代の頃3年間にわたり、世界放浪の旅をしてきた身として、自信を持って断言しておこう。

青年よ、荒野を目指そう!

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寅さんのことば 第2部 44

姐さん、俺は汚ねえ男です。
第34作「寅次郎真実一路」


第34作「寅次郎真実一路」のマドンナは大原麗子なんだが、それで思い出したのが拙ブログで彼女について取り上げた2本の記事だ。

1本目は「大原麗子の女優魂」で、映画「居酒屋兆治」について書いた。記事を執筆した当時は未だ「居酒屋兆治」を観ていなかったが、その後しばらくしてから鑑賞している。映画のラストで、大原麗子演じる神谷さよが死んでいくシーンを見て、大原自身が独り寂しく死んでいったのも、あのシーンのようだったのではとふと思った。

2本目は「高倉健となべおさみに見る任侠道」という記事で、なべおさみの著した『やくざと芸能と』(イースト・プレス)を取り上げているが、実は同書で大原麗子が登場している。以下は加賀まりこと大原麗子について述べた行であり、少々長くなるものの、大原麗子の意外な一面が分かる、貴重な行なので敢えて引用することにした。

加賀まりこざんのこと

まりちゃんは、青春時代の中で近寄りがたい女のピカイチだったな。

これぞ東京っ娘という代表格かなあ。

昭和三十年代なんて、東京と地方とでは何もかも雲泥の差があったんだ。もう大宮や八王子辺りから向こうの娘は、直ぐに東京っ子じゃないって判るくらい、一目で雰囲気が違っていました。東京に住んでる娘と、近郊から来た娘が原宿を一緒に歩いていると、まるで違ってる。幾らセンスが良く金持ちの娘でも、なんか都会の臭いがしないんだな。

青山や原宿で化粧した若い娘を見るだけで、田舎娘の背伸びした姿だと、直ぐ判った。そのぐらい都会で育った娘は、化粧なんて絶対しなかったのが昭和三十年代かな。化粧なんて水商売の化け道具だと、皆思っていて、化粧会社の宣伝文句になんか決して乗らなかったもんだ。

あの人は何時も素顔だった。

加賀まりこさんは、私が見て来た都会っ娘の中のピカイチだった。

私は小学生の頃から銀座や盛り場をほっつき歩いて来たのに、まりちゃんを見た時の輝きは忘れられない。映画女優にも、こんな溌刺と青春を発揮している娘なんて居ないだろうと思えた。

とにかく可愛かった。決して美人ではないのだが、屈託ないピチピチした若さが弾けとんでいた。

私なんぞは、己の様相を心に浮かべ、三歩もさがって見つめるだけだった。

幸いな事に私は、この世界の中心を担って日本の芸能界に革命をもたらした渡辺プロダクションに潜り込んでいて、同時にファッション業界に男性ファッションの新風を巻き起こしたVANの石津さんとの太い縁もあったから、有名になりたい、有名になろうとする若者(私もその一人であったのだが)をいつでも身近に見つめていた。

まりちゃんも必然的にその一人になっていった。本人の志は別にしても、周囲が放っておかなかったんだよね。それに値したからね。

これに匹敵する娘は、私達が「ビッチ」と言って可愛がった大原麗子だろう。

ビッチとは、業界用語だ。「チビ」の事だ。まだ中学生になったばかりで突然現れて、芸能界の若手歌手なんかに気に入られて、出入り自由の身となっていた。

よほどのコネがないとジャズ喫茶の楽屋なんぞには入り込めない。それなのに、いきなり水原弘の部屋に入って来て、「お兄ちゃん、着替えさせてぇー!」なんてハナ声の甘ったるさで言い出す。

おやじ(水原弘)は、私を見て甘えている目線から、私の知り合いだと思ったのだが、私はおやじの知り合いだと察したのだ。この娘はそう思わせる術を得ている子だった。軽くしてやられたのだもの。

こちらの返事も待たず、さっさとセーラー服もスカートも脱いじゃうから、おやじも私も急いで外に出た。百五十センチにも満たないチビでも、女の子だし、慌てたのだ。

黒い学生鞄から取り出した私服に着替えた娘は、畳んで仕舞った学生服でパンパンに膨らんだ鞄を私に押し付けて、「楽屋で預かっといてぇー」と飛び出して行った。

「何だ、あのビッチは?」

水原のこの一言が、大原麗子の愛称の名付け親だと知る人は居まい。

その後、平気の平左で学校帰りに水原の出ているジャズ喫茶に現れては、まるで妹の如くバンドの連中ともじゃれ合っていた。

私は何時だって荷物の番人で、私に押し付けて遊びに出て行っちゃう。

腹の立つガキだったが、「なべちゃん、ありがと!」って言われると、ついニヤケてしまって悪い気がしなかった。

まりこも麗子も、化粧っ気一つない娘で、若さがいっぱいに輝いていた。


『やくざと芸能と』p.107


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ホンダイズム復活?
リコールの嵐が続いたホンダ、1ヶ月ほど前に現代ビジネスの記事、「ホンダは、ソニーになってしまうのか。本田宗一郎の精神を失った経営は負のスパイラルに」に接し、元社員として心底心配になったものである。何故、ホンダは凋落しつつあるのか、そのあたりのヒントが同記事にあった。

ホンダの業績が急降下している本質的な理由は、伊東社長が無理やり短期的に販売増を目論んだことで、現場に負担がかかりすぎ、管理が甘くなり、品質問題が起こり、その対応に追われて、新車投入が遅れていることにある。完全な負のスパイラルに落ち込んでいることにある。たとえば、新型の高級車レジェンドの発売は半年ほど遅れて昨年12月15日にずれこんだのが、1月に伸び、さらには2月にまでずれ込んだ。品質の総点検のために新車の発売時期を2回も延期するとはまさに異常事態だ。


このままホンダは文字通り第二のソニーになるのかと、暗澹たる気持ちになっていた亀さんだったが、その後2月12日付の東京新聞の記事に接し、微かな希望の光を見た思いであった。

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推測だが、売上優先という目先のことしか目に入らなくなり、すっかりホンダイズムを忘れた感のあった伊東孝紳社長に、〝渇〟をに入れたのは川本信彦元ホンダ社長であったことは、ほぼ間違いないだろう(伊東氏を社長に引き上げたのが川本元社長)。その川本氏、ホンダイズムの塊のような人物であることが、先ほど放送されたNHK番組「知恵泉」の本田宗一郎シリーズ(前編・後編)を観て、よく分かったものである。
最強のチームを作るには▽本田宗一郎・前編
人がほれ込むリーダーとは 本田宗一郎・後編

上記のビデオを観れば、新聞記事にある伊藤社長の「(F1レースに)絶対勝つ」という発言は、川本氏の思いを受け止めた上での発言であったことが推測できる。なぜなら、F1レース11連勝という偉業を成し遂げたリーダーが、川本氏その人だったからである。

ここで云うホンダイズムとは何か? 以下のページに解説してあったので、特に若い読者に目を通してもらえたらと思う。本田技研がホンダイズムの精神を失わずに済んだのも、川本氏に負うところが大きかったのだ。
Hondaism

スノーデンファイル
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拙稿「IT戦争という名の第三次世界大戦」でも述べたように、書架に眠っていた『スノーデンファイル』(ルーク・ハーディング著 日経BP社)を引っ張り出し、仕事の合間に読み進めていたのだが、このほど漸く読み終えた。

著者のハーディング氏は、2007~2011年にわたって、英国の『ガーディアン』紙のモスクワ支局長を務めていた人物なので、ロシアさらにはプーチンについて、文明史観に立脚した同氏の深い洞察力を披露してくれるものと期待し、目をこらしながら『スノーデンファイル』の全ページに目を通したのだが、見事に期待を裏切られた。ハーディング氏はロシアの懐の深さについて言及するのでもなければ、プーチンの肚を窺わせるような記述も一切無かったのだ。だから、「底の浅い本だなぁ」というのが正直な読後感だ。

亀さんは二十代から三十代にかけての頃、15年以上にわたって『Guardian Weekly』を定期購読しており、実に多くのことを同紙から学んだ。そのガーディアンの、しかもモスクワ元支局長だったというハーディング氏なのだから、今の亀さんのロシア観を一層深めてくれるものと期待していただけに残念だった。

ところで、佐藤優氏が同書で以下のような推薦の言葉を述べている。

本書は国際政治の現実を知るための最良の教科書でもある。


最良という形容詞には賛成できないが(国際政治の現実を知るための本であれば、同書よりも遙かに優れ、洞察に満ちた本は他に数多ある)、佐藤氏の言う「教科書」という主張はその通りだと思う。ここで亀さんの思っている「教科書」とは、事実・情報・データを上手く並べたテキストといった程度の意味であって、それ以上でもそれ以下でもない。だから、同書でスノーデン事件の〝事実〟をお復習いするのは良いとしても、同書に書かれていない〝真実〟を捉えるには洞察が必要だし、こうした深掘りは各自の仕事になると思う。そのあたりの足がかりとして、拙稿「プーチンの肚」などを参照して戴ければ幸いだ。

ところで、同書の発行元が日経BP社とある。日経はCIAとモサドのエージェント的なマスコミであり、その日経から『スノーデンファイル』が出版されたのは興味深い。尤も、「IT戦争という名の第三次世界大戦」で紹介した映画「シリアナ」が、封切り時点で公になっていた事実を映画にしたのにすぎないように、同書も公になっていた事実を本に纏めたのにすぎない。だから、親分(CIA&モサド)からのお咎めはなく、堂々と出版できたわけだ。

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一方、「シリアナ」や『スノーデンファイル』のような既知の情報ではなく、未だ公になっていない情報を公開してしまうと、必ず権力から圧力がかかる。そのあたりを如実に物語っていたのが、最近NHKで放送された「BS世界のドキュメンタリー」の「強いられた沈黙」(前編・後編)という番組である。CIAだけではなく、あのNSA関係者も登場していたのは興味深い。

なお、CIAが支配下に置いているのは何も日経だけではない。自民党を始めとする日本の権力構造は、押し並べてCIAやモサドのヒモツキであるのは、今日では常識の部類に属す。そのあたりを明確に物語っているのが、以下の漫画の一コマだ。東京地検特捜部が佐藤氏から〝モサド〟という言葉を耳にした途端、慌てて佐藤優氏を釈放するという一コマであり、日本の権力との繋がりを見事なまでに炙り出している。

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「憂国のラスプーチン」第5巻より
安西ファイル 大麻編
飯山一郎さんのHP記事「◆2015/02/17(火)  エコノミスト誌の表紙 < 『安西ファイル』」を拝読、安西ファイルを紹介して戴いただけではなく、『お金の本質』(成甲書房)まで紹介していただき、安西に代わって御礼を申し上げます。

ところで、まほろば会に出席した読者から、安西ファイルを広く世の中に公開すべきだという声が上がり、多分今年の梅雨(6月)頃までには、安西ファイルを全て公開してくれるかも…。というのは亀さんの勝手な願望で、天童(竺丸)さんも安西(正鷹)さんもヒジョーに腰が重いシトタチなので、下手すると今年の梅雨どころか、来年になっても公開されないちゅうことになるんではと心配…(爆)。

さて、もう少しで安西ファイルの「大麻編」を、アップするのを忘れるところだったので、急ぎ以下に公開したい。最後に書いた「大麻編」は「世界の縄文化」だったから、2ヶ月近くの時間が流れたことになる…。ちなみに、先月のまほろば会では、「●言霊ラ行の時代」と「●アラハバキと大麻」という二つのテーマが中心だったが、「●言霊ラ行の時代」については、一般公開されるまで待っていただくとして、今日は「●アラハバキと大麻」について、以下に一部を安西ファイルから抜粋しておこう。

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・2011年3月11日の東日本大震災で「アラハバキ」が覚醒。
・これから世界中がますますアラハバかれ、弥生時代以降に表舞台で活躍・評価されてきたモノやヒトが没落・失脚・消失し、代わりに抹殺・封印・隠蔽・埋没・軽視・否定されてきたモノやコトの真実や本質、ヒト(まつろわぬ民)が再評価され、復活、復権する。⇒「世界の縄文化」
・人間の潜在意識、本性をアラハバく「笑ゥせぇるすまん」の喪黒 福造は、マンガ界のアラハバキか!?
・裏鬼門に鎮座する阿蘇山の噴火は、いよいよ日本が難しい状況に追い詰められて、「尻に火がついた」状態にあることを象徴。
・冤罪を着せられてきた大麻も、言霊ラ行時代にアラハバキによって復権・名誉回復される。新文明(霊性文明)を代表する最高品質のエネルギーとなる。


なんか今日は、ブログ「新井信介 京の風」風(ふう)になってきたワイ…。

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阿蘇山の噴火は日本の窮地とスサノオ到来の時を象徴している
寅さんのことば 第2部 43

お前は、あの男が好きだし、あいつはお前に惚れてるよ。俺から見りゃよくわかるんだ。
第37作「幸せの青い鳥」


先週の水曜日(2月4日)の東京新聞に載った「寅さんのことば」、早くアップしたいと思いつつ数日が過ぎてしまった。来週一杯は仕事に追われる見込みなので、月間の記事数が今月は過去最低になりそうだ…。

ところで、読者はBS12で「泣いてたまるか」を放送しているのをご存じだろうか…。数日前も放送されていたが、それは半世紀近く前に放送された第9話「おお独身くん!」だった(正確には1966年8月7日の放送)。流れてくる主題歌は聞き覚えがあるので、全部でちょうど80話ある、「泣いてたまるか」の幾本かは、子どもの頃に見ていたのだろう。

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特に楽しみにしているのが、最終回の第80話「男はつらい」で、渥美清、前田吟、太宰久雄らが登場する…、そぅ! 「男はつらいよ」の原型となった作品だ。放送は1968年3月31日とあるから、ちょうど1年ほどが経ち、映画「男はつらいよ」の第1作が公開されたことになる(1969年8月27日公開)。

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深夜食堂のヒット
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日刊ゲンダイで見たんだが、映画「深夜食堂」がヒットしているという。小林薫ファンとして嬉しい限りだ。もう1本の映画「KANO」同様、1日でも早く映画館に足を運びたいのだが、相変わらずの貧乏暇無しで、当面は仕事に追われるので行けそうにない。

先月のことだりが、東京新聞に小林薫のインタビュー記事が載っていた。小林の人柄の一端が分かる記事ではないか。

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安西ファイル
先月の「まほろば会」で、安西(正鷹)さんが貴重な正月休みを利用して、計6枚にも及ぶ〝安西ファイル〟を作成、出席者全員に配布してくれた。
・「激闘する2015年以降の世界金融・経済情勢」(4ページ)
・「最近の大麻解禁の背景」(2ページ)


今回は、最初の「激闘する2015年以降の世界金融・経済情勢」を取り上げることにしよう。以下は、同テーマを纏めた(【ポイント】)だ。

【ポイント】
・国際政治・経済は「帝国の論理」と「資本の論理」の2つの対立軸で動いている。各国の政財官界はこの2つの勢力に分かれて対時・闘争している。

・これらの勢力は、御用学者・エコノミストを使って「予測」という名の意図的なプロパガンダを流布し、自ら描く青写真を実現させる方向に密かに世論を誘導する。

・また、偏執的で独善的な宗教を信仰し、神の「預言」を成就させるため、科学的知識や占星術、数秘術などのオカルト的知識を都合良く援用して、自らの思想を正当化しようとする勢力もいる。

・一方で、アカシックレコード(人類の経験と宇宙の過去から未来までの全ての歴史が蓄積されたデータ群)や霊的存在にアクセスしてデータをダウンロードし、それを「預言」「予言」として託宣する霊能者が存在する。彼らは権力者に利用されることがある。

・現実は人間の意識・意思・思考によって創られる。世界寡頭権力はこの真実を誰よりも熟知している。また、自分たちの願望を現実化させるためにこの真実を実践するだけでなく、これらの「預言」や「予言」をプロパガンダとして他人の意識に刷り込むことで、他人の意識が生み出す強大な力を操作したうえで無断借用し、彼らの願望実現に悪用している。

・国際政治・経済の表舞台では今、金融の領域で戦争が繰り広げられているが、裏舞台ではオカルト的知識やサイキックを駆使した「霊戦」が密かに進行中である。

・2015年は資本主義崩壊を誘発する大恐慌や、大きな自然災害が発生するなど、大動乱の年になる可能性がある。それは2018年以降に輪郭を顕し始める新しい世界(世界新秩序)を胎動させる契機となる。それがどのようなものになるのかは、各人の覚醒と意識的にどのような未来を選択するのかにかかっている。


過日、亀さんは「IT戦争という名の第三次世界大戦」と題する記事を書いたが、それ以外に、「オカルトやサイキックを駆使した、「霊戦」が密かに進行中」とする安西さんの説を耳にして。安西さんは正鷹、であると、思わず唸った鳶(トンビ)の亀さんであった。藤原源太郎さんも、「安西、先月同様、今回の安西ファイルも大変なもので、実に素晴らしい。なるほど、霊戦の観点で眺めれば、国際政治・経済の舞台裏が手に取るように分かる」と、昨年暮れ同様、安西ファイルを評価していた。この上は、天童(竺丸)さんと安西さんとで、安西ファイルを1日でも早く、できれば今年の梅雨に入る頃(6月)までに、一般公開していただけたら大変有り難いのだが…。


(※ちょうど20分あたりから、安倍首相について言及しているので注目だ)

以下は上のYouTubeについて言及した、安西ファイルからの抜粋である。

世界寡頭権力の意思表示
●ラガルドIMF専務理事の記者会見での発言(2014.1.15)
・「私は、魔法の数字『7』についてどのように考えているかを質問することで、あなたがたの数秘術のスキルをテストするつもりです」「あなたがたのほとんどは7が特別な数であることを知っているでしょう」「2014という数から0を落とすと14になる。これは7の2倍です」「今年は世界金融危機(2007年)から7年目を迎えます」「私たちは強い7の数々を持っています」

・数秘術(生年月日や姓名を数宇に置き換えて、ひと桁になるまで全ての数字を足し、最後に出た数字の持つ意味から占う)では2014年(2+0+1+4)=7、2015年(2+0+1+5)=8、2016年(2+O+1+6)=9。中世神秘学では、8や9といった世界が存在しない。今後2年間はr概念の上では存在しない世界」。

・2017年=2+0+1+7=10=1+0=1。この年から新しい世界が始まる。

・こうした考えはあくまで、世の中の出来事を数秘術的な概念でとらえた西洋的な世界観。世界寡頭権力配下のエリート集団はこのような思想で政治や経済を動かしているので、2015年~2016年は新しい世界が始まる2017年に向かって、政治的・経済的両面から世の中を一変させようと目論んでいる可能性は大。


次回は、「最近の大麻解禁の背景」(2ページ)について取り上げることにしたい。
いつか来た道
今朝(2月8日)の東京新聞に、「放射線原因 がん認める」と題する記事が掲載され、まだまだ韓国の司法には良識が残っていることを知った。それだけに、昨日のLITERAに掲載された以下の記事を読み、司法と行政の区別が無かった、「いつか来た道」に、日本が再び戻りつつあるのを肌で感じることができた。

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文春が裁判所命令で幸福の科学に巨大お詫び! メディア敗訴の判決乱発の裏に政治圧力

田中龍作氏の以下の記事にも注目したい。

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大本営と記者クラブの「いつか来た道」

ところで、マグロが大量死した葛西臨海水族園について、あの産経新聞が以下のような記事を昨日(2月7日)流した。大量死の原因が未だにわからず、とうとう〝未知のウィルスの登場となったようだ。

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未知ウイルスかストレスか 葛西臨海水族園マグロ「159匹中156匹死亡」の異常事態“真相”

記事にもあるように、かつて葛西臨海水族園のオープンに関わった、安部義孝氏というベテランにも原因が分からないというのだから、これは〝大変な事態〟なんだろうなぁ…。

 同園のオープンに都職員として関わり、園長も務めたアクアマリンふくしま(福島県いわき市)の安部義孝館長(74)は「オープンから25年間、マグロを安定して飼育できていたので、今の状況は悪い夢のようだ。早く原因を解明してもらいたい」と話した。


かつて安倍首相が世界に向かって、以下のように大見得を切ったのを思い出していただきたい。マグロが大量死した真の原因について、誰もが口をつぐんでいる理由が、朧気ながらわかるのではないだろうか。

フクシマについてお案じの向きには、私から保証をしたします。状況は統御されています。東京は、いかなる悪影響にしろ、これまで及ぼしたことはなく、今後とも及ぼすことはありません。


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東京に決定…

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亀さんではなく、カメさん…
飯山一郎さんが、小生のブログ記事を紹介してくれた。

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◆2015/02/06(金)  ハラを据えて胆力を練るチャンス!


紹介していただくのは有り難いんだが、読者の皆さん、E-山さんの言っている亀さんとは、浮浪雲のカアチャンの〝カメさん〟のことで、本ブログ主であるオッサンの〝亀さん〟ではないかも。だから、勘違いしないように…(爆)

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戦場に駆り出される日本の若者
先日(1月30日)の拙記事「真面目になるな!」に、ナント50人近い人たち(2月5日現在48名)がリツイートしてくれた。連日報道されている人質事件だけに、如何に世間の関心が高いかが分かった。

残念ながら、飯山一郎さんを始めとして、安倍政権に異論を唱えるブログやHPが、閉鎖に追い込まれる日が間もなくやって来る。もしかしたら、あまり人が訪問しない過疎地のような亀さんのブログも、ある日突然閉鎖されるかもしれない…。そうした最悪の事態に備えて、定期的に拙ブログ記事を保存したり、DVDに焼いたりしているので、いつ削除されても良いようにした。

さて、日本の大手マスコミによると、後藤健二氏がイスラム国で〝処刑〟されたとのことだ。ところが以下のツイートにもあるように、イスラム国が公開した写真に明かな嘘がある。そのあたりは、以下のツイートが参考になろう。



後藤氏が〝処刑〟されたという2月1日のTVニュースを、各局がどのように流しているか見てみたが、日本のテレビや新聞の報道は押し並べて大本営発表そのものであった。

大本営発表:都合の悪い部分が隠蔽され, 事実がねじ曲げられた報道で, 嘘が混じっているものも存在する.
『通信用語の基礎知識』


ちなみに、以下は「LITERA」に掲載された記事で、後藤氏か〝処刑〟された日、日本のマスコミがどのような報道を行ったかを記録して残してくれた。
後藤さん殺害でも安倍批判禁止のテレビ各局…対イスラム国戦争参加を煽る番組も!

今日は一点だけ指摘しておこう。それは、安倍首相はあくまでも〝番頭〟に過ぎず、安倍首相の背後に控えている〝黒幕〟を見極めることが肝心であるということだ。〝黒幕〟、すなわち戦争屋が狙っているのは、アメリカの若者を世界各地の戦場に送り込む代わりに、日本の若者を戦場に送り込もうとしているのだ。残念ながら、この流れを止めることは最早不可能であり、貧困化で食い詰めた日本の若者が、戦場に駆り出される日が間もなくやって来る。このあたりは、ブログ友である飯山一郎さんの以下の記事が詳しい。
青年層の貧困化で、徴兵制度は不要になってゆく。 戦場に送る兵士も「民間軍事会社」がハローワークで募集できるからだ。 いま、軍事利権者どもが狙っているのは、コレだ!(飯山一郎)

詳細は、堤未果さんの著した『ルポ 貧困大国アメリカ』(岩波新書)に目を通していただきたい。

日本のお父さん、お母さん、このままあなたの最愛の息子が、戦場に送り込まれても良いのですか?

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寅さんのことば 第2部 42

大丈夫だよ、まだ若いんだし、これからいいこといっぱい待ってるよ。
第39作「寅次郎物語」


以下の佐藤利明氏のことばが心に残る。

「生きてて良かった」。そう感じるから、人は生きているんだ。この作品は、それをさりげなく描いているのです。


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この第39作のラストシーンで、一葉の年賀状がアップで映し出される。その年賀状は、寅さんのお陰で息子の秀吉(伊藤祐一郎)と再会できた、五月みどり演じる母親おふでが、トラヤに送った年賀状である。以下は文面の一部だ。

つらいことはいろいろありましたが、今生きていてよかったと心から思っております。


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やはり第39作だが、これから旅に出ようとする寅さんと、満男との間で交わされた会話も印象的だ。

満男 伯父さん、人間てさ、人間は、何のために生きてんのかな?
寅さん 難しいこと聞くな・・・何というかな、あぁ、生まれて来てよかったな、って思うことが何べんかあるんじゃない。そのために生きてんじゃねえか…
満男 ふぅ~ん…
寅さん そのうち、お前にもそういう時が来るよ、な、まぁ、がんばれ!


福島原発以降、本当に今の日本は元気がない。一度、第39作を見て元気を取り戻してもらえたらと願っている。

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