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人生は冥土までの暇潰し

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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
誰がために05
7月27日付けの東京新聞に載った、「誰がために」の第五弾の場合、以下の行が印象に残った。

織田は急きょ、日本からクウェートの前線基地に飛んだ。プレハブの食堂に約二百人の隊員を集め、何時間も説いた。「中東の空を飛ぶことが、日本を守ることにつながる」。米国への協力が結果的に日本の利益になるという意味だ。
「彼らは納得した」。織田はそう感じた。


上述は2007年の話だが、23年前の1991年、同じイラクを舞台に湾岸戦争が勃発している。当時はインターネットが存在しておらず、専ら大手マスコミの垂れ流すニュースが主な情報源だった。だから、亀さんも新聞やテレビの流す情報を頼りに、湾岸戦争を判断していたのだ。また、当時“若者”だった亀さんは、日本が徴兵制を復活させ、我々若者は戦場に送り込まれるかもしれない、とすら思っていた。それは、何も亀さんだけではない。少なくとも亀さんの周囲の同年代の若者の多くが、もしかしたら戦場に駆り出されるかもしれないと思っていたのだ。それほど、当時の空気は切迫していたのである。

しかし、今日ではインターネットの普及により、大手マスコミの嘘を見抜く眼力を身に付けた人たちが増えてきている。ウクライナで起きたマレーシア機撃墜事件にしても、大手マスコミは相変わらずプーチン主犯説のニュースを垂れ流しているが、そうした大手マスコミの嘘も徐々に暴かれつつあるのだ。特に以下の記事が優れているので一読いただきたい。
ウクライナの対露作戦としてのマレー機撃墜
●ロシアを魔女にする欧米 世界破滅の覚悟は出来たのか

上記の記事により、〝真相〟を知る人たちがさらに増えていくことを期待したい。

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節目の歌
ネットゲリラのブログに、「小林幸子がコミケに登場」いう記事が載ったのだが、その冒頭が大変印象に残った。

演歌歌手というのは、異常に歌がうまいです。毎日、それだけでメシ食ってるんだから当たり前だが、去年のウインドブロウで八代亜紀のYou do be so nice to come home を聞いて仰天したもの。ヘレン・メリルの10倍くらい上手い。ちなみに今年のウインドブロウは、ポカスカジャンと嘉門達夫が出るらしいw なかなか頑張ってますw


ネットゲリラのオッサンは、確か毎年夏あたりギター独演会をやっていると記憶しているが、人前でやるだけあってプロ並みに歌が上手いはずだ。だから、そんなオッサンの「演歌歌手というのは、異常に歌がうまい」という発言、もの凄く説得力がある。そんな折、NHKの「泣いた! 笑った! こころの歌」という番組で、八代亜紀特集をやっていたので見た。これは八代亜紀という一人の演歌歌手の歩みを描きながら、その歌手にとって人生の節目となった歌を幾つか紹介するという構成であった。同番組で八代亜紀が歌っていた数曲の中で、亀さんがイチバン好きなのは舟歌だ。この歌、実は高倉健主演の映画「駅 STATION」でも登場している。舞台は「桐子」という、雪の降りしきる北海道の田舎町にある飲み屋だ。時は大晦日、紅白で舟歌を歌う八代亜紀がテレビに映し出されているシーンは、二人の男女の今までの人生を炙り出していると思った。

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そんな高倉健と倍賞千恵子の姿を見ながら思い出したのが、「男はつらいよ」の第31作「旅と女と寅次郎」のワンシーンだ。佐渡島の民宿で「矢切の渡し」を浴衣姿の都はるみが口ずさむのを耳にし、「うまいな歌が、銭とれるよ」と思わず寅さんが唸った、あのシーンである。偶然だが、同じNHKの「泣いた! 笑った! こころの歌」で、都はるみ特集も放送していた。同番組を見終えた後、男はつらいよの第31作に都はるみを起用した背景を調べてみたところ、「茶畑日記」というブログに出会い、漸く渥美清と都はるみの繋がりが分かったような気がした。
女の海峡-「男はつらいよ」から渥美清と都はるみをみる

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誰がために04
7月24日付けの東京新聞に載った、「誰がために」の第四弾を読むと、息苦しくなってくる。なぜなら、イラクに派遣された自衛官が帰国後に自殺、残された妻と子どもの苦悩を描いた内容になっているからだ。

はっきりした(自殺の)原因は分からない。自衛隊を恨む気持ちもない。「ただ、パパは何で死んじゃったのって、子どもに聞かれるのがつらい」。夫を支えきれなかった悔しさを思い出したくなくて、自衛隊の話題が多い最近のニュースには耳をふさいでいる。


前回紹介した佐藤優氏の記事にもあるように、ウクライナ情勢が緊迫している今日、再び日本がアメリカに加担する可能性が出てきている。

しかし、現在の日本の大手マスコミが垂れ流している、〝プーチン主犯説〟が日を追うごとに崩れてきているのだ。そのターニングポイントとなる第一波が、7月22日に来た。以下の記事に書かれているように、ロシアがマレーシア機撃墜に関与したと認められる根拠がない」と、それまでの5日間にわたって行われてきた、「ロシアが主犯である」という一方的な主張から、一歩後退したものになっている。
US: No link to Russian gov't in plane downing

今回の東京新聞の第四弾に取り上げられたイラクだが、イラクに大量の破壊兵器ありと主張していたアメリカはお粗末そのものだったが、今回のウクライナに至ってはそれ以上にお粗末だと言わざるを得ない。そんなアメリカの為に、現政権が自衛隊をウクライナに派遣するようなことにもなれば、日本が世界中の笑いものになるのは必定だ。

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誰がために03
7月22日付けの東京新聞に載った「誰がために」の第三弾で、以下の行に目が止まった。

自衛官になった以上、危険は承知の上だ。日本が危険にさらされるのならば、命を張って戦う。ただ、自分の国を守ることと、他の国の戦争に参加することとは違う。


亀さんは集団的自衛権には基本的に賛成だが、安倍晋三のような男が首相を務める現政権に、集団的自衛権を持たせることは気違いに刃物を持たせるに等しい。だから、山崎行太郎氏同様、現政権下での集団的自衛権の行使容認に反対していた。

容認に至ってしまった今日、「国際的には集団的自衛権ではない、国内的には集団的自衛権だ」云々と述べる、安倍総理の馬鹿さ加減をズバリ指摘した、佐藤優氏の以下の記事は貴重と云えよう。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/39401

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誰がために02
7月21日付けの東京新聞に載った、「誰がために」の第二弾である。入隊式で「「服務の宣誓」を読み上げた現場の自衛官は、時に危険と隣り合わせになる。そうしたケースの一つを東京新聞は第二弾で取り上げていた。

そのとき、隊員の一人は自衛官を志したころの気持ちを思い出していた。「あと30分で死ぬとしても、人のために役に立ちたかった思いは遂げられる」。伊東は思った。戦時中、特効で命を散らした若者たちも、きっと同じ表情をしていたはずだ。


しかし、そんな当時の英霊たちの心を、現代の日本人はすっかり忘れているのではないか…。今一度、かつて祖国のために尊い命を散らした、英霊の声に耳を傾ける必要がある。そんな折り、『月刊日本』の関係者から講演会を案内していただいた。大勢の人たちが参加してくれたらと願っている。

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誰がために01
7月20日付けの東京新聞に「誰がために」と題し、自衛隊60年を取り上げた連載が静かに開始された。当初、2~3回で終わると思っていたが、暫く続きそうな気配であり、かつ内容的に重要であると判断したので、拙ブログでも取り上げることにした。

第一弾で印象に残ったのは、元ビートルズのジョン・レノンと称する現役自衛官の漏らした、以下の言葉だった。

入隊して約20年、「事に臨んでは危険を顧みず…」と入隊式で読み上げた「服務の宣誓」を忘れたことはない。もちろん、妻や子どもと暮らす日本にミサイルが飛んできたら、命を捨ててでも戦う。「でも、それと他の国の戦争に巻き込まれて死ぬこととは別だ」と、ジョンは考える。


先月のまほろば会で、世界戦略情報誌の『みち』の発行人・藤原源太郎さんが、「国のために戦うのならいさ知らず、他国のために命を落とせるものだろうか…」と、ふと漏らしていた言葉が今でも耳に残る。

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明治天皇“すり替え”説の真相
明治天皇“すり替え”説の真相: 近代史最大の謎にして、最大の禁忌』と題する本が、落合莞爾・斎藤充功両氏の対談形式で学研から発売される。発売予定日は8月19日、ただいまアマゾンで予約受付中とのこと。斎藤さんに先月お会いした時は今月下旬には発売との話だったのに、なぜ1ヶ月も発売が延びたのか…。そのあたりの背景について今度直にお聞きしてみたいと思う。
寅さんのことば 第2部 16

あのな、早いとこ、この土地の言葉憶えて、いい友だちを作んな。よかか?
第42作「ぼくの伯父さん」


今日の「寅さんのことば」の見出しに、「悩める若者たちへ最高のメッセージ」とある。亀さん家も二人の息子が高校を卒業し、家を出て行くときに見せたのが、この第42作「ぼくの伯父さん」だった。たとえば酒の飲み方だが、二人とも同作品で寅さんに教わっている。そのあたりは拙ブログの「どぜう」でも書いた。

しかし、第42作は寅さんとの別れが近いことも、暗に伝えていたように思う。以下は亀さんと同じように感じていたシトのネット記事だ…

新しい展開に隠されたシリーズの終焉
この第42作「ぼくの伯父さん」はじっくり観て行くとわかるのだが、渥美さんの体調があまりよくない。
それゆえか、主役が寅と満男の二本立てになっただけでなく、このシリーズ自体もこの作品で終わらせようと
いう意図が見え隠れしている。

特にラスト付近小城駅前の赤電話のシーンは、あきらかにこのシリーズの終焉を予感させるものであり、
大きなまとめに入っているな・・・、と確信もした。

http://www.yoshikawatakaaki.com/lang-jap/42sakudaijyesut.html


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米ドル凋落とマレーシア機撃墜
先週末、秩父山地の麓から久しぶりに上京し、世界戦略情報誌『みち』の執筆者と読者が集う、まほろば会に顔を出してきたが、大変有意義な会合であった。最初に、『みち』に「お金の本質」を連載中の安西(正鷹)さんが金融の専門家として、「最近世界金融・経済情勢」という平面図を示してくれた。続いて、同じく『みち』に「世界情報分析」を長年にわたって執筆されている藤原源太郎さんが、安西さんの平面図を立体図にしてみせてくれたというのが、今回のまほろば会の主な流れであった。

安西さんが示してくれた平面図は、「米国覇権の衰退、世界金融恐慌の可能性、中央銀行制度の限界」という視座に立脚した世界情勢であった。安西さんの視座を構成するポイントは、以下のように四つあった。

1.国際貿易決済における脱米ドル決済の動き
2.BRICS開発銀行設立
3.米国の金地金保有高に対する疑惑
4.世界の経済電子化と自由市場主義の衰退


こうした安西さんの視座は、たとえばドルお断りといった拙ブログの過去記事で、時折紹介しているので関心のある読者は参照して欲しい。

安西さんは平面図の説明の後、以下のように纏めた。

新しい金融・通貨・経済体制への転換
(米ドルに代わる基軸通貨への移行、不換紙幣→兌換紙幣(通貨)=金本位制の復活、お金・決済の電子化)


米ドルが基軸通貨でなくなることの意味は、やはり拙稿で取り上げているので参照されたい。
ドルとユーロを巡る覇権争い

安西さんの平面図を叩き台に、それを引き継ぐ形で藤原源太郎さんが立体図を示してくれたのだが、詳細は「深層潮流」や「世界情報分析」を参照してほしい。ともあれ、源太郎さんが平面図から立体図に転換するにあたって、示してくれたポイントは以下の三点であった。また、拙ブログでも藤原源太郎さんの説を、「ソチオリンピック以後」と題した記事などで取り上げている。

・アルゼンチンの債務再編問題とデフォルト懸念(→プーチンがアルゼンチンを支援)
・フランス司法当局に逮捕されたサルコジ前大統領(サルコジの出自は、ユダヤ人を母に持つハンガリー移民2世)
・依然として不明のマレーシア機とウクライナ上空で撃墜されたマレーシア機の背景


ここで目を転じて大手マスコミの記事をネットで閲覧するに、マレーシア機を打ち落としたのはロシア側、具体的にはウクライナの親ロシア派であるという報道が主流だ。今回最も大勢の犠牲者を出したオランダのルッテ首相にいたっては、以下の記事にあるように強くロシアを非難するものになっている。

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果たして真犯人は本当にロシアなのだろうか…。今回の墜落で最も得をする人物(組織)は何処かと考えてみるに、アンチ戦争屋のプーチンを首領とするロシアが犯人であるとは考えにくい。亀さんがそう思っている材料を、以下の三つほど示しておこう。

最初は「ロシアの声」に載った「ロシア自民党首 ひと月前にウクライナでのマレー機墜落を予測」と題した記事である。ジリノフスキイ党首はの以下の発言に注目されたい。

これは、挑発のよくある段階だ。欧州全体、又全人類をストレス状態に置くのだ。それは一体何のためか?ドルを救うためだ。ドルは落ち込んでいる。落ち込みにストップをかけるためには、ああした突然の騒ぎが必要なのだ。


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次に、「donのブログ」というブログに掲載された、「よくわかるマレーシア航空撃墜事件w」にアクセスしてみて欲しい。その中で、あのリチャード・コシミズの以下の発言を引用し、やはりドル衰退について言及していた。

ウクライナのMH機撃墜、イスラエルのガザ侵攻....今までなら有事に強い米ドルが強含みとなるはずが....
国際市場は、米ドルに背を向けたまま。結果、ドル暴落。


なお、「donのブログ」で、「ウクライナのユダヤテロリストどもは、プーチン氏搭乗機と間違えてMH17便を撃墜したのか? 」とあるが、戦争屋を中心にプーチンを何とか暗殺したいと思っている組織が存在するのは当たり前の話で、ロシアもプーチンの専用機を飛ばす際はミサイル対策を徹底させているはずだ。だから、「ウクライナ軍のユダヤ傀儡テロリストどもは、プーチン機と間違えてMHを落としたのか?」と考えるのは、短絡的思考以外のなにものでもない。

とにかく、ウクライナ上空でマレーシア機を打ち落とした組織と、その組織を裏で操っている黒幕の正体は、911同様に永遠の謎として残るだろう、というのがまほろば会での結論であった。その後、亀さんが思い出したのが天童竺丸著『悪の遺産ヴェネツィア』である。旧ブログでも取り上げているので参照されたい。
『悪の遺産ヴェネツィア』

ここで、かつてのオランダはフェニキアの本拠地であったことを思い出す。大勢のオランダ人を乗せたマレーシア機が撃墜されたのは、〝悪の遺産ヴェネツィア〟が今回のマレーシア機撃墜と、どこかで結びついているように見えるのだが、このあたりについて、藤原源太郎さんや天童竺丸さんの意見を聞いてみたいものだ。
寅さんのことば 第2部 15

あなた、眉と眉の間、すなわちこの印堂に曇りがある。
第32作「口笛を吹く寅次郎」


寝込んでしまったお寺の住職のため、ピンチヒッターとして寅さんが檀家の法要を勤めたのだが、上記はその時の寅さんのことばである。それにしても、この法要のシーンは実に面白かった…。

第32作のマドンナは竹下景子だが、立川志らくが語っているとおり、竹下景子演じる寺の娘・朋子が、柴又駅で寅さんと別れるシーンは今でも胸を打つ。第6作「男はつらいよ 純情編」にあった、妹さくらとの別れのシーンと較べても、甲乙つけがたい別れの名シーンだと思う。

以下、俄坊主の寅さんが法事の席で語ったことば…

人間この世に生まれて来る時もたっった独り。
 そして、死んでいく時もたっった独りでございます。
 なんと寂しいことではございませんか


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我が大草原の母
以前録画しておいた中国映画、「我が大草原の母」を漸く鑑賞することができた。同映画の内容については、「一生一石」というブログ記事を参照して欲しいと思うが、同映画は過日書いた拙記事、「施設で育った私」と根底で相通じるものがある。

舞台は中国、具体的には内モンゴルで、上海から二人の孤児を引き取ったモンゴル人養母・其其格瑪(チチグマ)の物語である。チチグマには一人の実の息子がいたが、迎え入れた二人の孤児も分け隔てなく立派に育て上げたのだった。その後、孤児たちの実の両親が我が子を探していることを知ったチチグマは、葛藤に苦しみつつも心を鬼にして孤児を親元に帰したのだった。こうしたチチグマの行動に、昔日の日本人が持っていた心というものを見る思いがしたが、モンゴル人も日本人も同じツラン民族同士であることを思えば、何も不思議なことではなかろう。

なお、同映画は8月8日に再放送されるという。未だ鑑賞したことがない読者がおられたら、この機会に一度見ておくといいかもしれない。

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生命史観のパラダイム
生命史観について、いろいろと思索にふけてきた。きっかけは、10日以上前に書いた拙稿「ガンガンと金儲け」を読んだ道友からのメールだった。以下、数通の道友からのメールを読んで思ったことを書いておこう。

ガンは神なり
道友は近藤誠博士とは同じ大学の先輩後輩ということもあって、博士との交流がある。その近藤氏の本を、未だ一冊も読んでいないという亀さんに対して、『大学病院が患者を死なせるとき』(講談社α文庫)という、何とも強烈なタイトルの本を最初に読めと勧めてくれたので、『血液と健康の知恵』(千島喜久男 地湧社)と並行して毎晩読み進めている。

そのガンだが、ブログ「養生法の探求」のオーナーが、昨夜拙ブログにコメントを寄せてくれており、最新記事「ガーディアン エンジェル 16」に「癌こそ神なり」と書かれてある。換言すれば、今日の人類があるのもガンのお陰であるということを意味しているのだが、この「癌こそ神なり」を素直に信じられるかどうかで、再来年の2016年3月に5年目を迎える福島原発事故を起因として、急増するであろうガンとの付き合い方が決まると思った。

オレンジジュースのような液体…
さて、道友はSTAP細胞の小保方晴子さんが混ぜたという「オレンジシュースのような液体」について言及していた。道友は最初、材料を混ぜるだけで実験を成功させた、あの西原克成博士を思い出したと言う。つまり「オレンジシュースのような液体」を混ぜただけで、STAP細胞培養に成功した小保方博士を、道友は賞賛していたという。しかし、その後は道友の小保方博士に対する見方が変わり、「一番許せないのは批判に対して、彼女(小保方晴子博士)が説明をせず、自分は未熟という言葉だけですませようとする態度だ。これは科学にたずさわる人間のすることではない」(判読しやすく一部訂正)と厳しかった。

実は、この「オレンジシュースのような液体」、亀さんが3年以上の長きにわたって使い続けている液体と全く同じモノだ。この液体を乳酸菌と言うのだが、要するに小保方博士は乳酸菌である「オレンジシュースのような液体」を混ぜただけで、STAP細胞の培養に成功したわけなのである。このあたりは以下の記事に詳述されているので参照されたい。
私(飯山一郎)に由来する植物性乳酸菌が、今回の「STAP大騒動」の“発端”になっている!と指摘され…、これに対応するために超多忙になってしもた。(飯山一郎)

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■小保方事件の背景
道友は、「この騒ぎ(小保方博士のSTAP細胞)のシナリオは、政府が電通にかかせたもの」とも書いている。それで思い出したのが今回の事件を「小保方事件」と捉え、ここ暫くシリーズの形で同事件を追っている山崎行太郎氏だ。このあたりの背景は拙稿「ロスチャイルドとノーベル賞」と深く結びつくのだが、生前の藤井尚治博士を知る道友に、是非一読してもらえたらと思う。亀さんは山崎氏とは面識がないが、小保方事件と上記の乳酸菌が絡むので、山崎氏を良く知る識者某に飯山一郎さんの乳酸菌を伝えて欲しいと依頼してみた。しかし、その後反応がないところを見ると、やはり山崎氏も乳酸菌でSTAP細胞が簡単に培養できるとは信じられなかったようだ。
若山照彦の「嘘」がばれる!!!若山照彦は、何故、バレる嘘をつかなければならないのか?若山照彦執筆の「レター論文」(NatureのSTAP論文の一つ)の「研究不正」を隠蔽するためではないか?

■我が始祖ネコザメ
ともあれ、西原克成博士の『内臓が生みだす心』についての書評を、旧ブログに載せて以来の亀さんの生命史観に、再びコペルニクス的転回が起きつつある。同様に西原博士の説に心を動かされたという、世界戦略情報誌『みち』に連載中の「みょうがの旅」の筆者、中村みつぞうさんの以下の記事に注目されたい。
みょうがの旅 50 おしほい 44 自然崇拝の普遍性

3年以上の長きにわたって福島原発からまき散らされてきた放射性物質によって、美しかった日本の山河は滅んでしまったが、そうした環境の中でも、とにかく生き延びていく道を真剣に考えていきたいものだ。そのあたりのヒントが「みょうがの旅」シリーズに書かれているので、心ある読者に一読してもらえたらと思う。

寅さんのことば 第2部 14

人生についてようく考えろって、ぼけっとしてる間に、あっという間に骸骨になっちゃうんだから、人間は。
第22作「噂の寅次郎」


寅さんが上記のことばを吐いたのも、志村喬演じる博の父、飃一郎からの受け売りである。昨日録画しておいた「ゴジラ」の第1話に、中年真っ盛りの志村喬が登場していた。そして人生の晩年を迎えた志村喬が、第22作に登場しているのを見て、まさに、「あっという間に骸骨…」と吐いた寅さんを思い出した次第…。

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2015「日本孤立化作戦」発動
2015「日本孤立化作戦」発動が、行政調査新聞の7月号に掲載された。一昨日の3日、中国の習近平主席が国賓として訪韓、朴槿恵大統領との首脳会談に臨んだというニュースは記憶に新しい。その首脳会談の舞台裏で、果たしてどのような動きがあったのか、そのあたりをズバリ指摘しているのが、今回の行政調査新聞の記事である。

また、習近平が訪韓したのとタイミングを合わせるかのように、同日の3日、日本の首相官邸で拉致問題を巡って、関係閣僚会議と国家安全保障会議(NSC)が開かれ、北鮮への制裁の一部が解除された。このあたりの一連の動きも、習近平訪韓の動きと絡めて理解する必要がある。

そうした日朝中韓に加え、米と霧を巻き込んだ大きな動きが東アジアで出てきており、究極の目的が、〝日本封じ込め〟だと同紙は説く。以下、同記事の結びから引用した。

2015年(平成27年)に向けての「日本孤立化作戦」が着々と進んでいる。それは今この瞬間も、そして今年の終戦記念日、韓国の光復節の際にも、はっきりと姿を現すだろう。


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施設で育った私
NHKの「ハートネットTV」という番組が、「施設で育った私」という特集を組み、3日間にわたって放送していた。一日の仕事を終え、晩酌をしながら何げなく見た番組なのだが、大変引き込まれる内容の番組であった。殊に、ゲストとして登場していたタレントのサヘル・ローズさんが、かつては孤児であったことを知り、改めて平和ボケしている日本の外の世界の感覚が蘇る思いをした。その彼女の波瀾万丈の人生が、「Webナショジオ」で公開されているので、心ある読者に読んでいただけたらと思う。
第1回 今日と同じ明日が来るとは限らない
第2回「生きなければいけない、と思いました」
第3回 “マイペース”で“親切”なイラン人
第4回 夢はイランに児童養護施設を

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彼女の記事に、「1ヶ月ほど祖国イランに滞在した後、日本に帰国すると日本人の友人から顔がきつくなったと言われる」と書かれた行があるが、実際に我が身を日本の外の世界に置いてみないことには、何故顔がきつくなるのか到底分かってもらえないだろう。亀さんの人生の先輩に、世界を7年間ほど放浪した本郷七郎さんという人がいるが、その本郷さんがしみじみと以下のように語ってくれたことがある。

(7年間の旅のあと)帰国して数日して、漸く西日にケツを向けて眠れるようになった…。


つまり、日本は西日を浴びながら、パンツ一丁でも安心して眠ていられる国という意味だ。

三日間にわたって放送された同番組を見終え、かつて亀さんの両親が正月になると、恒例のように里親として施設の子どもを迎え入れていたのを思い出した。様々な事情で施設にいる子どもたちに、せめてお正月の数日間だけでも、〝家族〟として一緒に過ごしてもらえたらと、亀さんの両親は考えていたに違いない。あの時の子どもたちは亀さんと何歳も違わなかったから、今ごろは50代後半になっているはずだが、その後どのような人生を歩んだのだろうか…。同番組でも解説していたが、一般家庭で育とうと施設で育とうと、人間が真に独り立ちするのは28歳前後と語っていたが、正にその通りだと思った。彼らが28歳前後になるまで、どのようなサポートか周囲からあったのだろうか…。

それにしても、自身が孤児だった体験を踏まえ、日本とイランの孤児たちの世話したいと語る28歳のサヘル・ローズさん、立派である。

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ガンガンと金儲け
昨日あたりから、多忙だった仕事(翻訳)から漸く解放され、一息ついている亀さんだ。何故か最近、他の日本人が訳した訳文を校正する仕事が増えているんだが、機械翻訳とあまり変わらない成果物(翻訳し終えた訳文)を、平気で亀さんの所に送ってくる翻訳者が多くなった。他人が訳したモノを校正するという仕事は、時間がかかるだけで割に合わない仕事なんだが、それでも他の翻訳者がやった成果物に目を通すことで、世の中いかに酷ぉ~い翻訳者が多いかが分かるちゅう楽しみがあるんだ。敬愛する今東光和尚も言っていた。「俺が本を読めと勧めているのは、いかに世の中にバカが多いかを知るためなんだ」と。亀さんも世の中に駄目な翻訳者が多いことを知る意味で、まぁ校正の仕事を引き受けているわけだ。尤も、亀さんの翻訳力も大したことがない…(爆)。そのあたりもよぉ~く分かってくるのが、校正という仕事の醍醐味だY。

前置きが長くなった。今日はガンのお話だ。先月29日、夕食後の晩酌をしながらテレビを見ていたところ、BSフジで大変興味深い番組をやっていた。「がんを放置する医師 vs がんを手術する医師」と題した番組で、あの近藤誠先生が登場していた。亀さんは近藤先生の本は未だ一冊も読んだことがないのだが、先生が主張されている「がんを放置する医師」を全面的に支持しており、今回の番組を見て一層の近藤信者になった次第だ。

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一方、「がんを手術する医師」として登場していたのが、宇山一朗氏という藤田保健衛生大学病院の先生だった。藤田保健衛生大学病院というのは何とも大きな病院だ。これだけの大病院を運営していくくには、莫大なお金が必要だろぅなぁと心から同情した次第である。ともあれ、ガンガン稼いでいかなければならないんだから、ホント大病院の運営も楽ではない…。

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人間食っていくには稼がなければならないのは良くわかる。亀さんも未だに仕事を続けているのも、大学生を抱えているからだが、卒業して自分で餌を取ってくるようになれば、亀さんも一仕事を終えたことになるわけで、その後は文字通り〝人生は冥土までの暇潰し〟を貫くつもりだ。

過日、「シティの正体」という記事を書いたが、その時お金の話を書いた。それと関連させて、現在山崎行太郎氏が自身のブログ「毒蛇山荘日記」で続けている、「小保方博士問題」シリーズを次回あたり取り上げたい。山崎氏はマスコミの〝寵児〟iPS細胞の山中伸弥教授を猛烈に批判し、一方でマスコミの〝寵児〟STAP細胞の小保方晴子さんを支持している。亀さんはそうした山崎氏の姿勢を全面的に支持する。そのあたりは金儲けと繋がる話になるのだが、詳しくは飯山一郎さんの以下の記事を参照して欲しい。
STAP細胞を社会的に葬ろうとする破壊工作」には、間違いなく「邪悪で巨大なパワー」が関与している。上は山中伸弥(ノーベル賞受賞者)から、下っ端の片瀬久美子(ネットチンピラ)まで総動員体制だ。(飯山一郎)

その飯山さん、最近はガンについての良い記事を連発している。そして、「養生法の探求」を推薦していたが、亀さんも同ブログの熱心な読者の一人で、記事をプリントして熟読するのが習慣になったほどだ。そういえば、「養生法の探求」の記事の影響で、『血液と健康の智恵』(千島喜久男 地湧社)を入手したものの、未だに読み終わらない。それだけ手応えがあるスルメ本だちゅうわけなんだが…。

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長くなるので、今日はこの辺にしておこう。
寅さんのことば 第2部 13

お懐かしゅうござんす。おっ母さんの倅、寅次郎でござんす。
第2作「続・男はつらいよ」


今朝の東京新聞の第一面は、「戦争の歯止め あいまい」という大見出しだった。日本の政体が暴政への第一歩を踏み出した、〝記念〟すべき記事と云えよう。

その同じ東京新聞に載った、今朝の佐藤利明氏の「寅さんのことば 第2部」は、母親についてであった。佐藤氏は「瞼の母」を連想し、長谷川伸の作品集について語っていたが、亀さんは「岸壁の母」を思った。それは、今朝の東京新聞の大見出しが強烈だったからだ。ともあれ、この平成の世に岸壁の母を再び誕生させてはならない。

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岸壁の母のモデルの端野いせさんと、その息子

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