4月1日から消費税が8%にアップされたのを機に、徹底的に節約していくことに決めた亀さんだ。それにしても、安倍内閣というのはどうしようもないバカ内閣だワイ…。
ここで、消費税を引き上げたことによって、日本はどうなるかを分かりやすく解説している本が、北野幸伯氏の『プーチン最強講義』である。北野氏は消費税増税によって、日本経済は〝奈落の底に突き落とされる〟と書いているが、全く以て同感である。来年はさらに10%アップだから、もはや日本経済沈没は既定路線になったも同然である。
こうなった以上、テレビで毎日のように放送されている痴呆グルメ番組は無視して、豆乳ヨーグルトを中心にした少食に徹していこうと決心した亀さんであった。最近、そんなことを話題に、女性翻訳者のAさんとメールでやり取りした。
Aさん:こんにちは。4月に入って、消費税は上がったけれど、翻訳料はいつ上がるのかしらと考えている今日この頃です。
亀さん:消費税が上がったのを機に、少食に徹したいと思います。放射性物質にまみれた食料を食べる機会が減るし、食費も節約できるという具合で、一石二鳥です。
Aさん:適度な少食は体に良いかと存じますが、最低限、翻訳ができる体力は温存しておいてくださいね。
亀さん:ハイ…
消費税増税で日本経済はどうなる? みなさんご存じのように、民主党の野田内閣は現在5%の消費税を、2014年4月から8%、2015年から10%まで引き上げることを決めました。その後の自民党・安倍政権も事実上これを踏襲しています。 ここまで読まれたみなさんは、この「消費税倍増計画」が、日本経済に落とされる「原爆」であることをご理解いただけるでしょう。 消費税が上がったら、みなさんどうします? そう、「買い物」(消費)をひかえますね? 消費が減ると、物をつくっても売れないので「生産」を減らします。 物やサービスが売れなくなれば、企業の売上げと利益は減り、「所得」が減ります。 すると企業は、給料を減らしたり、リストラをするでしょう。 そのために当然、個人の「所得」も減ります。 所得が減るということは、手元に残るお金が減るということで、個人も企業もさらに「消費」と「投資」を減らすでしょう。 こうして、不景気のスパイラルはさらに加速度を増し、日本経済を奈落の底に突き落とすことになるのです。 野田さんは、「財政再建」を目指して、「不退転の決意」で消費税増税を目指していた。安倍政権も同じ。 しかし、その意図とは正反対のことが起こる可能性が非常に高いのです。 図にしてみましょう。現状は、
消費減→生産減→所得減→(以下同じプロセスのくり返し)
ここで、「消費税引き上げ」が行われます。
消費減→生産減→所得減→【消費税引き上げ】→消費激減→生産激減→所得激減→(以下同じプロセスのくり返し) 『プーチン最強講義』p.269

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