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人生は冥土までの暇潰し

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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
証言 陸軍中野学校 3
昨夜は「証言12 吉田茂を見張れ」を読んだ。その理由は、「証言 陸軍中野学校 1」でも書いた通り、「吉田茂を徹底的に叩いていた孫崎享氏の『戦後史の正体』、その孫崎氏の吉田茂観に対して反論をブログで唱えていた山崎行太郎氏の吉田茂観との間に横たわる〝溝〟」について、見直してみたいと思ったからだ。

亀さんは孫崎氏の『戦後史の正体』を入手して読んでいるし、山崎行太郎氏のブログは以前から注目してきた。しかし、本業(翻訳)で忙しい日々のため、『戦後史の正体』の場合は第四章「保守合同と安保改定」の僅か30ページしか読んでいないし、山崎氏の孫崎批判は一通り目を通しだけにすぎないので、どちらかの吉田観に軍配を上げるというまでには至っていない。

ただ、亀さんが両氏から受けた印象は以下の通りだ。

最初に孫崎氏の場合、岸信介を高く評価している一方で、吉田茂を低く評価しているという点だ。以下は、孫崎氏が吉野俊彦氏の著書を引用する形で、岸信介を評価する一方で吉田茂を評価していないことがよく分かる行なので、敢えて引用しておこう。

 吉野俊彦著『岸信介政権と高度成長』(東洋経済新報社)は、岸自身の証言とほぼ同じ内容を述べています。
「岸さんは経済のエキスパートなのですけれども、彼は吉田茂さんの結んだあの講和条約のままでは日本民族の恥さらしだと考え、安保をもっと自主性のあるものに改定する。そのためには再軍備も必要で、憲法も改定にまでもっていかなくてはならないという考えをもっていた。あわせて沖縄の返還を実現したい。おそらくそこに「最大の」エネルギーを注いだのでしょうね。経済の方には直接あまり口をださないようにしていたのではないだろうかという感じを私はもっています」
 どうでしょうか。私たちがこれまでもっていた岸首相の像と相当異なっていませんか。岸首相は対米従属路線からの脱却をはかっています。不平等な旧安保条約の改訂をするため、全力で奮闘していたのです。

『戦後史の正体』p.187


そうした孫崎氏の姿勢に対して、山崎行太郎氏は徹底的に批判しているわけだが、同氏のブログに多少は納得できる点もあるものの、どことなく同氏の孫崎攻撃はしっくり来ない。それは、明日発売される世界戦略情報誌『みち』で、藤原源太郎さんがいみじくも述べていた以下の視点が欠けているからだ。

プーチンはスノーデン事件を仕掛けたのが英国情報機関であることを見抜いている。英国筋の仕掛けの背景には、米国の国権支配を巡るアングロ系対ユダヤ系の熾烈な文明内戦でユダヤ系を追い込もうとする思惑がある。英国筋は旧ネオコン勢力を封じ込めるため、スノーデン事件を仕組んだのである。
世界戦略情報誌『みち』8月1日号 p.6


ともあれ、藤原源太郎さんんの記事を読んだ上で、再び吉田茂という人物を見直せば、吉田の影に白州次郎、すなわち英国の影が浮かんでくる。そのあたりから吉田茂を見直さない限り、明確な吉田茂像は浮かばないような気がする。

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大分脱線してしまったが、「証言12 吉田茂を見張れ」に登場する、吉田茂の動向をスパイしていた富田四郎氏(陸軍中野学校第六期生)の証言を読むことで、今まで以上に明確な吉田茂像を構築できるのではと、ふと思った。

その他、同証言で亀さんが衝撃を受けたのは以下の行だった。

三笠宮殿下が、お忍びで学校を視察に来られたんです。
『証言 陸軍中野学校』p.146


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寅さんのことば 36
寅さん同様にフリーランスの亀さんは、以下の寅さんのことばに惹かれた。

手前が好きで飛び込んだ稼業だから、今さらグチも言えませんが、はた目でみるほど楽なもんじゃないですよ


亀さんにも分かるなぁ、寅さんの気持ち…。フリーランスの仕事の場合、明日の保証は何もない。だから、仕事が一時でも途絶えると、もう永久に仕事が来ないんじゃないかと、恐ろしく不安になるちゅうわけだ。しかし、そのような時はフリーランスなら誰にでもあるわけで、そんな時は旅に出たり、好きな趣味に没頭したり、友と酒を酌み交わしたりするのが一番だ。明日は明日の風が吹くくらいの気持ちで構えていないと、やってられないからなぁ…。

ところで、「寅さんのことば 36」では渡世人である寅さんの孤独感を取り上げていた。第8作「寅次郎恋歌」ではマドンナ役に池内淳子が出演していたが、一方で池内さんは〝堅気〟の世界を代表していたわけで、テキ屋の世界にいる寅さんとは永久に交わることのない世界だ。亀さんは両方の世界を知っているだけに、寅さんの孤独感がよく分かるのさ。

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寅さんのことば 35
まだ見ていないが、第30作「花も嵐も寅次郎」は面白そうだ。三郎(沢田研二)という若者が、旅館で会った蛍子(田中裕子)に恋するという物語なんだが、三郎は蛍子に振られる。そのあたりの展開を佐藤利明氏は以下のように書いていた。

寅さんがキューピッド役を買って出ますが、蛍子は三郎が「あんまり二枚目だもの」と断ります。それを聞いた三郎が「寅さん、男は顔ですか?」と詰め寄ります。三枚目の寅さんに、二枚目のジュリーが言うのですから、劇場は爆笑に包まれました。


本当に面白そうな作品だ。是非見てみたい…。

ところで、第30作「花も嵐も寅次郎」が上映されたのが1982年12月、そして沢田研二が田中裕子と結婚したのが1989年なので、ある意味で本当に寅さんが恋のキューピッドになったんだと言えなくもない…。それにしても、恋の行方というのは、ホントお釈迦様でも見通せなかったかもしれねぇなぁ…。

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証言 陸軍中野学校 2
その後、取材から帰宅されたという斎藤充功氏からメールがあった。近く再会して色々と語り合おうということになり、今から楽しみである。なお、次の著作は一年強かけて、昭和通商について筆を進めるとのことだ。そのあたりの話も聞けると思うので、今から楽しみだ。

さて、一昨日紹介した『証言 陸軍中野学校』だが、やはり最初に目を通したかったのが、「証言6 北朝鮮が受け継いだ中野学校のDNA」だった。

同証言を読んでやはりと思ったことは、斎藤氏の言葉を借りれば「中野学校のDNAを受け継いだのが北朝鮮」だったという点にある。これは、ある意味で『月刊日本』の山浦嘉久さんの主張と重なるところがあり、非常に興味深い証言といえよう。また、中野学校の卒業生の一人に、北鮮出身の学生もいたという。その人物の名は金良賛(日本名は金山正治)氏とのこと。戦後は祖国に帰国し、金正日政治軍事大学(かつての金日成政治軍事大学)の設立に尽力した可能性が高いようだ。その大学のモデルになったのが、あの陸軍中野学校であったと斎藤氏が語る行を読むに及んで、歴史の深淵を覗いたような気がした。

また、故金正日が、中野学校をモデルに制作された映画、「陸軍中野学校シリーズ」の大ファンであったことを、今回の斎藤氏の新著で知ったのは収穫だった。

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以下は、佐藤守氏と山浦嘉久氏の対談ビデオである。北鮮に関心のある読者にとっては必見だ。

特別講演会 金正日は日本人だった 1
国際ウラ天皇と数理系シャーマン
昨夜、落合莞爾さんから連絡があった。今度の新刊本『国際ウラ天皇と数理系シャーマン 』が、いよいよ8月9日に成甲書房より発行の運びになったという嬉しいニュースだった。

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       『国際ウラ天皇と数理系シャーマン 』


新刊が出るたびに楽しみにしているのは、いつも表紙裏に書かれている〝さる筋 かく語りき〟に始まる、〝さる筋〟からのメッセージだ。今度の新刊本のメッセージは、以下の通りー

「日本史は必ず天皇を書かねばならぬもので、天皇周辺の人物・事情をいくら書いても歴史とは云わぬ」


すでに、アマゾン等でも予約を開始した。一人でも大勢の読者に、同書を手にしていただけたらと思う。亀さんはすでに草稿を拝読しているので、大凡の内容は分かっているが、実際に発行されてから拙い感想文を本ブログにアップしたいと思う。
天才監督木下恵介
日経に「乗り移り人生相談」という面白いコラムがあり、あの今東光から孫のように可愛がられていた、島地勝氏が大勢の迷える〝若者〟にアドバイスを送るという、大変ユニークなコラムだ。最近の記事は「この4冊で素敵な夏を過ごしてくれ」というもので、島地氏が紹介していた4冊のうち、最後の『新編天才監督木下惠介』に目が止まった。

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昨年は木下恵介生誕百年ということもあり、流行に乗せられやすいミーハーな亀さんは、今年の前半に同監督の作品集を30本以上集めたDVD集を購入したのだが、未だに1本も目を通していない…。まさに、積ん読ならぬ〝積ん見〟だ ^^; そうしたこともあり、『新編天才監督木下惠介』は迷わず購入した。600ページ近くにも及ぶ浩瀚なる映画解説本だが、気長に同書を読み進めながら、木下監督の世界に浸っていきたいと思う。
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証言 陸軍中野学校
昨日、バジリコという会社から宅急便が届いた。不思議に思いながら開けてみたところ、一冊の本が入っていた。『証言 陸軍中野学校』という本で、筆者は先月開催された「江戸史談会」に出席した折り、名刺交換をした斎藤充功氏である。発売されたら入手して目を通してみようと思っていた本だけに、この貴重な本を贈っていただいて大変恐縮した次第である。

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早速目次に目を通してみたところ、以下のように非常に興味深いテーマが目白押しであった。

証言1 戦犯になった一期生
証言2 処刑された米軍捕虜
証言3 天皇専用特別装甲車『マルゴ車』
証言4 中野学校の教科書
証言5 戸籍を消して戦後を生きる
証言6 北朝鮮が受け継いだ中野学校のDNA
証言7 新天皇擁立計画
証言8 僧侶となった阿片工作員
証言9 コードネーム「A3」
証言10 シベリアに抑留された工作員
証言11 特殊機材の実験隊
証言12 吉田茂を見張れ
証言13 自決し損なった一九歳の下士官
証言14 戦犯を免れたA少尉の話
証言15 贋札をぱら撒け
証言16 小野田少尉と丸福金貨


「証言5 戸籍を消して戦後を生きる」は、栗原茂さんの言うところの「皇統奉公衆」、あるいは天童竺丸さんの言うところの「」を連想させるに十分だし、「証言6 北朝鮮が受け継いだ中野学校のDNA」に至っては、北鮮事情では日本でも五指に入る月刊日本の山浦嘉久さんらも注目することだろう。

「証言8 僧侶となった阿片工作員」では、最近目を通した『満洲裏史』(太田尚樹著 講談社)、現在通読中の『児玉誉士夫』(有馬哲夫著 文春新書)の他、今までに手にした『西域八年の潜行』(西川一三著 中公文庫)、『伊犂紀行』(日野強著 芙蓉書房)等と絡めて、「草」について一層深奥に迫ることができるかもしれない。

「証言10 シベリアに抑留された工作員」だが、〝シベリア抑留〟という言葉から脳裏に浮かんだのが瀬島龍三であった。過去に読んできた数冊の瀬島龍三本を通読して構築した、亀さんの瀬島龍三像を「証言10」が肉付けしてくれるものと期待したい。

その他、「証言12 吉田茂を見張れ」は、吉田茂を徹底的に叩いていた孫崎享氏の『戦後史の正体』、その孫崎氏の吉田茂観に対して反論をブログで唱えていた山崎行太郎氏の吉田茂観との間に横たわる〝溝〟を、多少なりとも埋めていくのに役立ちそうだ。

アマゾンで確認してみたところ、『証言 陸軍中野学校』の発売は来週水曜日の7月31日とある。近代日本の裏の世界を覗いてみたいという読者にとって、同書は見逃せない本の一冊になるかもしれない。
日本開城 2
以下は今朝の東京新聞だ。過日の参院選挙から未だ数日しか経っていないのに、日本開城に向けて事は急ピッチで進んでいる。それにしても、提唱先があのアフラックとはなぁ…。ブラックユーモアもいいところだ。アフラックについては拙ブログで記事にしているので、関心のある読者は目を通してみて欲しい。
アフラック保険の正体

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寅さんのことば 34
第34話は「禁句のオンパレード」とあるので、どのような禁句かとも思ったら、「母」、「私、寅さん好きよ」といった〝禁句〟だった(笑)。詳細は東京新聞の夕刊を読んでいただくとして、大原麗子演ずる早苗が登場する第22作は、「噂の寅次郎」で1978年の作品という。あの頃はまだ、「盲(めくら)」、「片端(かたわ)」といった禁句も、自由に使っていたような気がする。今はNGとなる禁句が多いが、本当に世知辛い世の中になったモンだ。

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寅さんのことば 33
寅さんのことば 33は渡世人の話だ。「男はつらいよ」のロケ地をバスで巡るツアーがあるとのことで、驚いた。亀さんも、寅さんのファンと酒を酌み交わしてみたいと思った。

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寅さんのことば 32
ここ数日間、仕事に追われてブログを更新する余裕もなかったのだが、幾つかの仕事を断り、先ほど急ぎの仕事を終え、漸く一息つけた。しかし、8月の頭までは気が抜けない日が続きそうだ。

さて、寅さんのことば 32の「人生の週末への複雑な思い」は身につまされる内容だった。亀さんの実母も脳梗塞で倒れ、地元の病院に長期入院しているからだ。だから、寅さんが小諸駅前で会ったという、おばあちゃん(鈴木光枝)と実母がダブって見えて仕方がなかった。少し、ピッチを上げて仕事を片付け、久しぶりに見舞いに行ってこようと思う。

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寅さんのことば 31
「寅さんのことば 31」の冒頭で、以下のような寅さんのことばを紹介している。

父親と母親がいて、子供がいて、にぎやかに夕食を食べている。これが、これが本当の、人間の生活というものじゃないかね、君


かつて、志村喬演じる諏訪飈一郎が寅さんに、いろいろと語って聞かせてくれたことがあり、その受け売りが上記の寅さんのことばになったのだが、実に心にしみることばだ。

ウィキペディアで確認したところ、諏訪飈一郎について以下のように紹介していた。


博(さくらの夫)の父で元北海道大学名誉教授。大学ではインド古代哲学の教鞭を執っていた。物静であるが、博の人生選択に強く容喙して反発を受け、家出を招く。博とさくらの結婚式で久しぶりに親子対面し、和解を果たす。第8作では妻を亡くし葬儀が営まれる中で研究一筋だった自身の過去を振り返って、家族の大切さ、人生のはかなさを放浪暮らしの寅次郎に説く。22作出演後、演じる志村喬が死去と共に設定上でも死去。32作目には三回忌の法要が行われる。


寅さんのことばにあるような家族像は、平成に入るころからめっきり減ったような気がする。今や都会での孤独死が問題になっているほどだ。それを思うと、貧しいながらも昔の方が幸せだったのではと、ふと思うことがある。

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寅さんのことば 30
今回の「寅さんのことば 30」は、「男はつらいよ」の第15話「寅次郎相合い傘」を取り上げていて、当時は寅さんのような〝フリーランス〟は珍しかったと、佐藤利明氏は書いている。そこでネットで確認したところ、同映画の封切りは1975年8月2日とある。

その頃の亀さんは、都内で住込みの新聞配達で学費を稼ぎながら、昼間の専門学校に通って貿易を学んでいた。新聞の住込み先は新宿三丁目だったんだが、三年間かけて世界を放浪していた時も面白かったけど、新宿三丁目での生活もケッコー面白かった(笑)。

初めて新聞配達を体験することになった亀さんに指導してくれたのは、ブタ箱(刑務所)でのお務めを終えたばかりの中年の元ヤクザで、毎晩互いに酒を酌み交わしながら色々な武勇伝を聞いたもんだよ。その他に家出して亀さん同様に住み込みで働くようになった、中学を卒業したばかりの男の子、店の売上げ全額を懐に夜逃げした配達員、東大を出ていながら定職に就かず、五木の子守歌が恐ろしく上手かった♪ヒッピー(風来坊)風のあんちゃん…。

まぁ、書くとキリがないんでこのあたりで止めておくが、あの頃の空気を吸っていた者として言いたいことは、19年にも及ぶ高度成長期を終えたばかりの当時の日本は、まさに日の出の勢いという形容がピッタシだったということさ。会社も正社員として働くのが当たり前の時代で、アルバイトをしているのは物好きな連中ぐらいだったなぁ…。そうした連中は金を貯めては旅に出るということの繰り返しで、まさに寅さんそのものの生活を送っている奴らばかりだった。

その後の亀さんは、1998年にサラリーマン生活から足を洗い、フリーランス(翻訳)になった。今から思うと正解だったね。嫌な上司に気を遣う必要もないし、気にくわない取引先とは当方から縁を切れば済むからだ。ただし、「寅さんのことば 30」にもあるように、フリーランスは社会保障も無いし、定収入があるわけでもない。自力で仕事を獲得して稼ぐという、自己責任の世界だ。特に家族がある場合、路頭に迷わすわけにはいかないのだから必死になるわけさ。幸い、この世界(翻訳)でどうにか今日まで食ってきた。今の仕事には定年がないので、70歳を過ぎるまでは働き続けるつもりなんだが、たまにはノートパソコンを片手に、世界各地に点在する友人を訪ねる旅も悪くないなと、最近は思うようになった。

「青年よ荒野を目指せ」ではなく、「青年よ(食っていくための)腕を磨け」と、今の若者に言いたいね。

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日本開城
昨日は選挙のため、「八重の桜」が1時間早く放送された。松平容保が降伏して、城を明け渡すシーンが胸を打つ。

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番組が終わり、投票が締め切られた午後8時になった途端、出口調査等で自民党が過半数を確保し、ねじれを解消したというニュースが、「八重の桜」の放送を終えたばかりの同じNHKから早々と流れた。

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先ほど見終えたばかりの鶴ヶ城開城のシーンが、目の前で放送されている選挙報道と重なって見えた。
行きは怒りで体が震え、帰りはハッピーに…
昨日、世界戦略情報誌『みち』の執筆者と読者の交流会に出席してきた。

『みち』編集室に向かう途中、ブラック企業であるワタミの前会長、渡邉美樹氏の選挙カーからウグイス嬢が必死に支持を呼びかけているのが耳に入り、なんか今日は悪い事が起きるんではと心配になると同時に、怒りがこみ上げてきた。

ところが帰りの池袋駅の東口で、過日(7月7日)新宿三丁目交差点で山本太郎候補とコラボで演説をした、生活の党の三宅雪子候補が最後の訴えを行っていた。亀さんはすっかりハッピーな気持ちになり、これで今日は悪いことが起こることはあり得ねぇーと確信、安心して帰路に就くことができた(笑)。ガンバレ、三宅さん!


http://www.youtube.com/watch?v=yKQLyOr8HX8

上記の交流会では、飯山一郎さんがHPに連載中のプーチン論について話が咲いた。その飯山さんが山本太郎候補を貶めようとしている大手マスコミの一角、共同通信を取り上げていたので、関心のある読者は以下の記事を一読して欲しい。
◆2013/07/21(日)  卑怯で卑劣な共同通信社!

↓以下が、問題の〝卑劣な共同通信社の記事〟だが、確かに、「選挙戦最終日の街頭演説に集まった聴衆」と題した写真が最初に目に入り、そのまま素直に記事を読めば、見出し「参院選で各党党首 最後の訴え 首相は「景気良くなる」と強調」と結びつけて、写真の聴衆は安倍ちゃんの演説を聴いているのだなと、勘違いするようにジョーズ(上手)に誘導していることがバレバレだ。本来なら、「山本太郎の演説に耳を傾ける聴衆」と誤解のないように書くのが、世の木鐸である新聞の取るべき姿勢のはずなんだが…。

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アルプスから流れてくる歌声は…
スイスはアルプスのユングフラウの中腹にある、郵便局と富士山五合目の郵便局の姉妹提携20周年式典に参加された、稲村公望・日本郵便常任顧問(前副会長)の〝美声〟です。即興でヨーデルを歌うのですから流石としか言いようがありません。以下は、その模様を紹介した地元のユングフラウ新聞の記事です(記事中のビデオをクリックしてください)。

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http://www.jungfrauzeitung.ch/artikel/126007/
寅さんのことば 29
昨夕の東京新聞夕刊(「寅さんのことば 29」)では、再び「ぼくの伯父さん」篇を取り上げていた。

私のようなできそこないが、こんなことを言うと笑われるかもしれませんが、私は甥の満男は間違ったことをしてないと思います。慣れない土地へ来て、寂しい思いをしているお嬢さんを慰めようと、両親にも内緒ではるばるオートバイでやってきた満男を、私はむしろよくやったと褒めてやりたいと思います。


佐藤氏が観た映画館では上記の台詞のところで、「拍手が起き、それが劇場に広がりまった」とのこと。ここに、映画館で見るのと、DVDやテレビ放送で見るのとでは、迫力とか臨場感とか、とにかく何かが確実に違うことが分かる。

思えば、最後に亀さんが映画館に足を運んだのは、1987年に池袋東口サンシャイン通りの映画館で観た、「トップガン」が最後だった(その後も幾度か映画館に行っているのだが、すべて子どもたちの付き添い…)。

1987年と言えば、亀さんが電子部品メーカーに入社した年だ。その会社の東京営業所が池袋にあり、亀さんはそこに通勤していた。多分、会社の休みを利用して池袋に出て、「トップガン」を観たのだろう。爾来、四半世紀もの時間が流れた…。

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※注 写真はトム・クルーズで、亀さんではない。当時、よく間違えられたんだ…!?

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パンツを脱いだサル 7
前回の「パンツを脱いだサル 6」を書いたのが7月7日だから、もう2週間近くも経っている。クソ暑かったから仕事の能率が上がらなかった…、んじゃなくて、色んなビデオや本を読み漁っていたことも原因なんだ…(笑)。そのため、来週前半の締め切りの仕事を数本抱えてしまった状態なんだが、それでも今日あたりは、「パンツを脱いだサル 6」で約束した、近代ロシアとアシュケナージ系ユダヤ人について、サーッと書いておきたい。

亀さんはかなり昔からロシアは、アメリカ同様にユダヤ国家であることを知っていたし、例の911にしてもイスラエルの仕業だろうと、WTC崩壊直後から知人や友人に語ってきた。だから、今回初めて読んだ栗本慎一郎氏の『パンツを脱いだサル』、そこで追求しているユダヤ人論について亀さんはほぼ肯定できるんだ。特に、同書の第二章「現代に至るパンツ」は、ユダヤに牛耳られたロシアを理解する上で不可欠な章だ。

それから、現在飯山(一郎)さんが精力的に書いているプーチン論、未だ目を通していない読者は是非アクセスして欲しいんだが、飯山さんのプーチン論で一貫して流れているのが、「戦争屋vs.反戦争屋」という構図だ。ここで、反戦争屋を代表するのがプーチンであることは言うまでもないが、一方で戦争屋とはネオコンを指している。このネオコンの正体を白日の下にさらしたのが、『パンツを脱いだサル』のp.119だ。

 イラク戦争が、ユダヤ資金資本と手を組むアメリカ・テキサス石油資本と、さらに「ネオコン」と呼ばれる新保守主義派との協力によって推進されたというのは、アメリカ政治のウオッチャーにとっては常識だ。この「ネオコン」とは、ネオ・コンサバティヴ(新保守主義)の略で、イスラエル二大政党の一つ、強硬派の右翼政党連合リクードと繋がっている勢力である。これくらいのことはテレビでもときに簡単に言及されている。けれども、このネオコンがもともとはトロツキー派の国際共産主義組織から誕生したことは、トロツキー研究者以外、ほとんど誰も知らない
 トロツキーが作った「第四インターナショナル」のアメリカ支部はさまざまに分裂を繰り返し、そのうちの一派が第四インターナショナルから離れ、アメリカ社会主義労働者党を作った。この党は、ニューヨークの知識人を中心に1940年に結成されたもので、この人たちが「ネオコン」の起源である。しかし、社会主義労働党といえば、左翼である。なぜそれが「新」とは銘打っていても、保守主義、つまり右翼になるのだろう。疑問は当然だ。だがこれも、イスラエル支持、ユダヤ資金資本支持という切り口から見れば、ごくすっきりと理解できるのだ。


もう少し書きたいんだが、今日あたりから本業でフル回転しないと、来週の頭は拙いことになるんで、今日はこのへんで…。

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寅さんのことば 28
後藤久美子が主演した「男はつらいよ」は幾本か見た記憶があるが、ウィキペディアで「ぼくの伯父さん」篇を確認した限りでは、この映画は見ていないようだ。面白そうなので、機会があったら見てみよう。特に、ウィキペディアに載っていた以下の寅さんの台詞が気に入った。

私のようなできそこないが、こんなことを言うと笑われるかもしれませんが、私は甥の満男は間違ったことをしてないと思います。慣れない土地へ来て、寂しい思いをしているお嬢さんを慰めようと、両親にも内緒ではるばるオートバイでやってきた満男を、私はむしろよくやったと褒めてやりたいと思います。


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ところで、「ぼくの伯父さん」篇では、寅さんが甥の満男に酒の飲み方を指南するシーンが登場すると、「寅さんのことば」(第28話)にあった。それで思い出したのが、上の息子と日本酒である。亀さんの晩酌は日本酒と決まっており、それも秩父錦という酒だ。そんなトンビな親父が酒を飲む姿を見て、タカの本人も秩父錦が気に入ったようだ。来週、二十歳の誕生日を迎えるので、祝いに秩父錦を京都の下宿先に、ドーンと豪勢に送ってやろうと思っている。
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寅さんのことば 27
「知床慕情」で三船敏郎扮する順吉が、北海道を引き払おうとするマダムに言った言葉、「俺が行っちゃいかんという訳は、俺が、俺がほれているからだ。悪いか」にはジーンと来た。いかにも、無粋なサムライが似合う順吉…、否三船敏郎らしい台詞だ。

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黒澤明監督の話も出ていたが、亀さんは黒澤監督の作品が好きでほとんど見た。「野良犬」も見たが、1回しか見ていないなので、共演していた若い女優が淡路恵子だったと言われても、アレそうだったっけ…、と心許ない (^^);

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創刊200号を迎える『月刊日本』
月刊日本から招待状が届いた。11月21日(木)に都内で、「『月刊日本』の創刊200号を記念し、叱咤激励する会」を開催するのだという。一介の読者にすぎない亀さんも含め、同誌の読者に招待状を郵送する苦労を思うと頭が下がる思いだ。また、同封されていた同誌主幹の南丘喜八郎氏による、「日本の再生を願って」が胸を打つ。通読して、過日のNHKの大河ドラマで山本八重が放った言葉、「会津を滅ぼしにくるもんを、わだすは許さねえ!」と、どこか根底で繋がっているのではと、ふと思った

偏狭なナショナリズムに安易に妥協することなく、民族として、文化共同体として、高度な倫理を伴った自信を日本人にもたらしたいのです。声高に叫ぶ日本礼賛ではなく、奥歯を噛み締めて胸奥に秘めておく誇りを取り戻したいのです。


この機会に、「日本の再生を願って」に目を通していただければと思う。

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南丘喜八郎氏
「創刊十五年『月刊日本』を叱咤激励する会」から
寅さんのことば 26
昨夜、偶然NHK BSで「男はつらいよ」が放送されるというので、息子に録画を頼んでおいた。若尾文子がマドンナの第六話「純情篇」のようだ。ここ数日は仕事が詰まっているので、頑張ってある仕事を片付け、この週末にでも見てみよう。

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ところで、「寅さんのことば 26」は懐の深い話だった。慈恩寺の和尚からの受け売りとはいえ、寅さんが言った「己を知るためよ」は深いなぁ…。まぁ、それはともかく、「日夜勉強に励む」というのは寅さんには似合わない。やはり、マドンナとの実らぬ恋を追いかけているほうが寅さんらしい。

それにしても、慈恩寺の和尚を演じた大滝秀治、味のある役者だった…。大滝が主演した晩年の作品の一つに「春との旅」があるが、晩年の老人を見事に演じ切っていた。

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安倍ちゃんは必ず嘘をつく
気鋭のジャーナリスト堤未果さんが、『政府は必ず嘘をつく』と題する本を角川から出している。亀さんは今まで彼女の著した『ルポ 貧困大国アメリカ』等を読んでいるが、ほぼ肯定できる内容であり、未だ彼女の著作を読んだことのない読者に自信を持って薦めたい。特に、これから社会に出ようとする若者の場合、『ルポ 貧困大国アメリカ』以外に、『正社員が没落する』や『はじめての留学』等も良いと思う。

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さて、『政府は必ず嘘をつく』で連想する政治家は多数いるが、現在〝嘘をつく政治家〟として最もホットなのは、安倍ちゃんだろう。以下に記事を2本紹介するので参考にして欲しい。

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大嘘!!『景気回復』日銀発表は自民党圧力と・・・安倍派議員が告発!!



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菅直人が、安倍晋三の“陰謀”に法的手段を取る!?

・追伸
産経新聞ウェブ版で、菅直人前首相が提訴したという記事が掲載された。

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〝妾〟発言から
石原慎太郎氏が横田めぐみさんのことを、「非常に日本的な美人だから、誰か偉い人のお妾さんになっているに違いない」と発言したことに対して、世の物議を醸しているようだ。日本維新の会という政党の共同代表として、相応しい発言かどうかは兎も角、「やはり、石原氏は横田めぐみさん事件の真相について知っている」なと、亀さんは直感的に思った。それにしても、つい最近まではめぐみさんの生死について曖昧だったマスコミが、めぐみさんが生存しているのが当然と言わんばかりの記事を書くようになったのを見るにつけ、時の流れを感じた。

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最初に、世界戦略情報誌『みち』の発行人である(藤原)源太郎さんの以下の記事に目を通して戴きたい。
日本人拉致問題に関する一考察

上記の記事にもあるとおり、源太郎さんは「三島氏と直に会話を交わして幾多の感銘を得た経験もあり、ともに自決した森田必勝とも付き合いがあった関係上、ふたりの自決決起に脳天を突き破られるかの衝撃を受け、呪縛されたかのような影響を受け、今なお、その桎梏の克服を余儀なくされる人生を送り続けている」人だ。その後、三島由紀夫が自衛隊のある幹部から、北陸の海岸で起きた北朝鮮による拉致を、石川県警が〝支援〟している様子を示す、動かぬ証拠写真を見せられて衝撃を受けたという、驚愕の情報を源太郎さんは入手している。上記の源太郎さんの記事には書いていないが、三島から証拠写真を見せてもらった人物の一人に石原慎太郎氏がいたことを、以下の「59rg7a」というブログが書いている。

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日本人拉致事件の現場で石川県警が北朝鮮側に協力している光景

以上、拉致事件の真相を熟知している石原氏の「横田めぐみさん妾説」発言は、単なる石原氏の世迷い言と捉えるべきではないと思う。確かに、同氏の〝妾説〟は暴言ではあるが、一方で横田めぐみさんが今でも生存しており、しかも今日の北朝鮮でかなりの高い地位に居る事実を、明確に語った石原発言は大変貴重だ。

もう一点、石原発言に関連して、ネットゲリラが以下のような発言を行っている。

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金正恩の鼻と口はめぐみちゃん譲り

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ネットゲリラは、横田めぐみさんには梨本宮方子女王の血が流れており、事実、梨本宮方子女王と横田早紀江さんは瓜二つだとも書いている。だが、飯山(一郎)さんが自身の掲示板でキッパリと否定しているのだ。

金正恩は金策(畑中理)の孫だとおもいますが、
めぐみさんは梨本宮系ではない、と思います。
京都皇統には東京皇室と違って複雑怪奇な閨房関係がありますから…。

http://grnba.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=13652197


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ともあれ、横田早紀江さんが京都皇統の流れを汲む点については、ネットゲリラの推測は当たっていると思う。では具体的に京都のどの高貴な血筋かと問われれば、分からないというのが正直なところだろう。飯山さん並みに北鮮情報に詳しい源太郎さんも、亀さんの前で分からないと語っておられた。蛇足ながら、飯山さんの言う京都皇統について正確に把握する意味で、是非落合(莞爾)さんの『明治維新の極秘計画』をはじめとする、一連の落合秘史シリーズに目を通していただければと思う。
寅さんのことば 25
昨夕の東京新聞に載った「寅さんのことば」(25)を読んだ。確かに、寅さんの「いよ、労働者諸君!」は名文句だ。また、タコ社長の工場で働く青年に、「たまには手紙を書けよ」という寅さん、まさに一所懸命に生きている青年への愛情溢れる言葉だと思う。

ここで思い出したのは、テレビドラマの「深夜食堂」で、新宿歌舞伎町で深夜から明け方まで営業している食堂を舞台に繰り広げられる、笑いあり涙ありの人生ドラマだ。その一連の物語の中に、伝説のAV男優エレクト大木の物語があったのだが、それが寅さんと青年の話で思い出させてくれた。

ある日、エレクト大木が深夜食堂でポテトサラダを食べていると、田中という若者が弟子入りを志願してくる。結局、弟子を取らない主義のエレクト大木が、若者の熱心さに折れた。別の日、深夜食堂で二人が食事をしていると、田中に故里から電話がかかってくる。傍らで話を聞いていたエレクト大木が、「どうした?」と尋ねる。田中は、「お袋が倒れたみたいで…、でも大したことはないんです」と答え、何事もなかったかのように食事を続けようとする田中にエレクト大木は、「帰ってやれ」と言う。田中が「いいえ、本当に大したことでは…」と答えた途端、「馬鹿野郎! AV撮影とお袋と、どっちが大切なんだ」とエレクト大木の雷が落ちる(左がエレクト大木、右が田中)。その後は意外な展開になるわけだが、ここでは割愛しよう。

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「男はつらいよ」と「深夜食堂」の底に流れているものは、同じなんだと思うね。

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かわぐちかいじの漫画
大分前に書いた記事「いわしげ孝氏、逝く」で、亀さんはかわぐちかいじ氏の「兵馬の旗」に最も注目していると書いたことがある。

そのビッグコミック7月25日号の「兵馬の旗」に、榎本武揚が登場していた。物語は会津軍と政府軍の衝突前夜を描いており、現在放送中のNHKの「八重の桜」でも、鶴ケ城における籠城戦が展開しているだけに、ビッグコミック誌を持つ手にも思わず力が入る。

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さらに、過日書いた「榎本武揚と〝八百長戦争〟」という拙記事も、亀さんの場合は関係してくる。近く堀川政略の第二弾とも言うべき落合秘史シリーズ本が刊行されるが、落合さんを通じて榎本武揚その人について色々と教えて戴いているだけに、新刊本を手にするのが今から楽しみだ。

ところで、「兵馬の旗」のかわぐちかいじ氏の代表作の一つとも言うべき『沈黙の艦隊』全巻が、世界戦略情報誌『みち』の編集室に置いてあったことがある。数年前、高校生の時の上の息子が同編集室を訪れた際、天童(竺丸)さんから全巻をプレゼントして戴いたのだが、多分、現在も『みち』で寄稿されている、黄不動さんからの寄贈だと思われる。かわぐちかいじ氏の『沈黙の艦隊』からは、二人の息子が大なり小なりの影響を受けており、上の息子はもう少しで防衛大に進むところであった(結局、京都の大学に進んだのだが…)。下の息子の場合、大学へは今のところ行く気はないようで、高校を卒業したら真っ直ぐに自衛隊に入るつもりのようだ。
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拙ブログに「漫画大いに結構」という、今東光の漫画評を記事を書いたことがある。確かに、漫画は日本の誇るものの一つであることは間違いないが、欲を言えば、せっかく天童さんがアドバイスしてくれた「古典を読め」を、二人の愚息が実行してくれたら、ホントもう言うことないんだが…。
寅さんのことば 24
マドンナ役として竹下景子が出演した、第41話「寅次郎心の旅路」は、ドナウ河畔が舞台だという。迂闊にも、今まで「男はつらいよ」が海外ロケをしているとは知らなかった…。

亀さんは、荒川と合流する支流、名栗川(入間川)の近くで育った。物心がついたころから、よく親に連れられて川遊びに行ったものだ。それも、名栗川亭の堤防の上で泳ぐのを常としていた(泳ぐといっても、水の中で遊ぶだけだったが…)。冷たくて美味しかったかき氷、蝉時雨、川遊びと、目を瞑ると少しずつ子ども時代の懐かしい想い出が蘇ってくる…。もし、故郷以外の処に住んでいたとしたら、やはり故里の川を懐かしく思い出すんだろうなと思った。

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今では名栗川亭の堤防の上ではなく、下の飯能河原で泳いでいる人が多い。亀さんも子ども達が小学低学年あたりまでは、子ども図書館に自転車を置いて飯能河原に下り、一日中泳がせていた。懐かしい夏の一コマだ。

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青春真っ只中
『ビッグコミック』で石塚真一氏の「BLUE GIANT」の連載が開始されてから久しい。これは、ジャズに青春を懸けた高三の若者を描いた作品だ。

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http://natalie.mu/comic/news/90390

昨日発売された『ビッグコミック』(7月25日号)では、九州へ転校することになった無二の親友である光明に、あと少しで高校も終わるのだから俺の家に住めと、主人公の大が提案する。ところが…。

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高三と言えば、まさに青春真っ只中にいる若者たちであるが、写真家の立木義浩氏が高校生について、以下のような興味深い発言をしている。

立木:多分、大学生活の4年よりも高校生活の3年でその人の人生は大体決まるんじゃないかな。
シマジ:それは面白い視点だね。出身大学より出身高校を重視せよか。たしかに、十代の多感なときどう過ごしたかでその人の運命は決まるのかもね。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/36297?page=5


寅さんのことば 23
昨夕の寅さんのことばが印象に残る。

男の子はね、おやじとけんかをして家を出るくらいでなきゃ、一人前とは言えません。この私がいい例ですよ。


亀さんも十代の時に日本を飛び出し、3年間ほど世界を放浪したが、寅さんと違って父と喧嘩をして日本を飛び出したわけではなかった。最初は亀さんの海外旅行に大反対だった母から、父が亡くなって暫くしてから語ってくれた話がある。「おとうさんは、流石は俺の息子だと言っていたよ」

それがあるもんだから、上の息子が高校を卒業して京都の大学に進学したのを応援したし、現在高三の息子も来年は家を飛び出すつもりのようで、親からみて頼もしく思う。「可愛い子には旅をさせよ」という昔の諺を思い出した。

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日本の安定のために取るべき北朝鮮との「国交正常化」
先月に引き続き、今月の行政調査新聞も、北鮮関連に関心のある読者には必読だ。特に、「中国と対等の北朝鮮」に対して、「中国に隷属する韓国」という構図が、固まりつつあるという同紙の指摘は見逃せない。
http://www.gyouseinews.com/pdf/2013070901.pdf

また、北鮮には既にヨーロッパ、中国、ロシアの資金・技術が投入されているが、北鮮が本当に求めているものこそ、「日本の技術」であるという〝事実〟を知ることが、これからの北鮮の動きを予測する上で大切だ。

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