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人生は冥土までの暇潰し

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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
地域とともに歩む神社
今朝の東京新聞に、心温まる記事が載った。

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記事を読みつつ、まほろば会だったか舎人学校だったかは忘れたが、お寺は金儲けが上手いが神社は下手だという話が話題になったことを思い出した。まぁ、このあたりはクドクドと説明しなくても、どうしてなのか大凡の察しはつくと思う。ある神主さんが、次のように語ってくれたことがある。

「お札を放っては神様は気がつかない。硬貨を投げなさい、音がするから神様が振り向いてくれる(願い事を聞いてくれる)。また、五円玉なら〝ご縁〟に繋がって縁起が良い…」

神主さん、これではなかなか儲かりませんねぇ…(笑)。

神社のトピックスが出たので、道友が書いた神社の記事をついでに紹介しておこう。
遷宮前参宮
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おらが街がTVに出る… 2
先ほど、5月4日放送の一部がビデオで公開された。ビデオに映っているのは、拙宅から車で5分ほどの所にある、あけぼの子どもの森公園だ。懐かしい画面を眺めながら、そう言えば最近は息子たちを連れて行っていないなと思っていたら、もう二人は大学生と高校生だった…。幼い頃の二人を公園に連れて行き、のんびりと半日を過ごしていたのが、つい昨日のような気がしてならない。

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http://www.tv-tokyo.co.jp/adomachi/next/
猪瀬直樹の肖像
東京都知事の猪瀬直樹による暴言の成り行きに注目していたが、先ほど日刊現代に報道されたように、猪瀬本人が暴言を最終的に認めたことにより、東京オリンピックが開催される可能性が限りなくゼロに近づいたわけで、日刊現代の冒頭(心ある東京都民はこれで良かったと快哉している)ではないが、亀さんも本当に良かったと思っている。第一、会場となる東京は放射能が危険なレベルに達しているのだし、そのような場所でオリンピックを開催することは世界に対してあまりにも失礼だ。

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http://gendai.net/articles/view/syakai/142178

特に猪瀬の発言で腹が立ったのは、トルコに対して「長生きしたければ日本のように文化を創造する必要がある。若者がたくさんいたって、早死にするなら意味がない」という暴言を吐いたことである。亀さんは、『これから50年、世界はトルコを中心に回る』を著した佐々木良昭氏や、トルコの若い友人を通じてトルコは親日国家であること、それを物語る数々の心温まる二国間の交流を知るだけに、トルコに対して暴言を吐いた猪瀬の馬鹿さ加減には呆れ返った。

“I’m sure people in Turkey want to live long. And if they want to live long, they should create a culture like what we have in Japan. There might be a lot of young people, but if they die young, it doesn’t mean much.”


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ちょうどいいので、この機会に『猪瀬直樹の肖像』(林洋著 チーム)という本を紹介しておきたい。どのような内容の本かは、アマゾンのカスタマーレビューを参照していただくとして、同書は猪瀬直樹の正体を余すところなく伝えていると思う。

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就活に役立つサイト
亀さんが注目しているサイトに[My News Japan]というのがある。同サイトのオーナーは渡邉正裕氏と言い、公正な目で日本の大手企業を分析および評価していることから、大手企業を中心に就職する学生は勿論のこと、現役のビジネスマンやフリーランスにも役に立つ。

また、渡邉氏の著した本で、『トヨタの闇』(ビジネス社)や『10年後に食える仕事 食えない仕事』(東洋経済新報社)は優れている。たとえば、亀さんの本業である翻訳を例に挙げると、30~40代の翻訳者が『10年後に食える仕事 食えない仕事』を読むことにより、翻訳の将来がある程度見通せるのだ。

その他、渡邉氏の本で『若者はなぜ「会社選び」に失敗するのか 企業の“ウソ”を見破る技術』(東洋経済新報社)も入手しているのだが、なかなか読む機会がなかった。この連休中に時間が取れたら、ゆっくりと紐解いてみたい。

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おらが街がTVに出る…
5月4日(土)夜9時、テレビ東京の「出没!アド街ック天国」という番組で飯能が登場するそうだ…。楽しみ♪

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◆舎人家紋講座07
「◆舎人家紋講座07」は、“●斑(ふ)入り発現様式その観察”と題する7番目の小節である。

●斑(ふ)入り発現様式その観察
植物細胞で同じ遺伝子セットをもち、形態組成に伴う分化表現の一つに出現するものが斑(ふ)であり、葉身(ようしん)に現われた斑紋(ふもん)の分類法を知る必要がある。緑色植物す(りょくしょくしょくぶつ)べてに原因または表現を異(こと)にするものとして、様々な斑の出現があり、その斑をもたらす原因の一つ例えばキメラが知られている。ギリシャ神話のキメラ(キマイラ)は、頭が(あたま)ライオン、体が(からだ)山羊(ヤギ)そして蛇(ヘビ)の尾(お)をもつ怪物とされるが、ここにいうキメラはモザイクにも通じており、まずモザイクは次のごとく解釈されている。一個の受精卵から発生した生物の一個体が、二つ以上の異なった遺伝子型の細胞から成り立っている状態またその個体とされ、体の(からだ)各部で体色や(たいしょく)性が入り混じっているという。一方キメラは、親が二対(につい)以上に由来する二つ以上の胚(はい)またはその一部から出来た一個の個体とされ、異なった遺伝子型が体の各部で混在する様子を指している。キメラ・マウスは接木(つぎき)雑種や胚移植の例である。
 本講座では重要視しないが、葉身(ようしん)一枚の斑(ふ)を表現する用語として便利なため、斑の呼び方二〇種を示しておく。①うぶ②切り斑(キリフ)③条斑④(ジョウハン)内斑(ウチフ)⑤外斑(ソトフ)⑥掃込み斑(ハケコミフ)⑦砂子覆輪(スナゴフクリン)⑧段斑(ダンフ)⑨蹴込み斑(ケコミフ)⑩爪斑(ツメフ)⑪細覆輪(サイフクリン)⑫覆輪(フクリン)⑬深覆輪(シンフクリン)⑭覆輪くずれ(フクリンクズレ)⑮中斑(ナカフ)⑯正宗(マサムネ)⑰ぼた斑(ボタフ)⑱星斑(ホシフ)⑲散(チ)り斑(リフ)⑳網斑(アミフ)であるが、植物生命の実際は、生長に(せいちょう)伴う枝(えだ)変(が)わりや、季節的変化を考えれば不十分のため、株(かぶ)全体の変異による葉(は)の関係や淘汰(とうた)、繁殖の基準が問題となり、病虫害を受けやすいヒヨドリバナ、スイカズラなど、生理的原因を有する自生種(じせいしゅ)は、非遺伝性斑(ふ)で対象外とする。

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 遺伝性斑は非キメラ斑とキメラ斑に大別するが、非キメラ斑とは、定形斑(ていけいふ)また模様斑(もようふ)を指しており、マタタビ、シクラメン、ユキノシタなどがあり、これらは生長線と無関係に斑(ふ)が出現するので遺伝的に安定その種子繁殖で同型のものが得られる。非キメラ斑はまた枝単位勾配性(こうばいせい)定形斑と同非勾配性定形斑があり、前者においては、常緑性の展葉(てんよう)当時その色は淡(あわ)く始まり、上部に新しい葉が出ると、下方(かほう)は時間の経過とともに緑化(りょっか)が進む、これ後暗み(ノチグラミ)で、結果いつも枝先の葉は白く下部が緑色となり、メジロスギ、セッカンスギが白(はく)色、(しょく)キャラボク、チョウセンマキ、ヒメユズリハが黄緑色、(おうりょくしょく)イスノキが桃白色な(とうはくしょく)ど、毎年よく見られる風景である。また後者においては、別紙図表の参照を要するが、定形斑にはキメラ斑と類似する表現も少なくないため、葉の横断面(おうだんめん)も知る必要あり、その分類として普通葉(ふつうよう)、表面凹凸(おうとつ)のある葉(は)、柵条組織(さくじょうそしき)の細部間隙(さいぶかんげき)の多い葉、準葉緑細胞の丈(たけ)の高いものが並ぶ葉の例、以上四種類を認識されたい。

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 キメラを理解するためには、茎頂の(けいちょう)構造と特性を知る必要があり、茎頂とはシュートの先の部分すなわち茎を含む枝全体であるが、木の根元(ねもと)や幹(みき)から長く伸び出た若枝(わかえだ)のことで新しい茎や葉を作る意味を有する。被子(ひし)植物の茎頂部分を、縦(たて)方向真半分(まはんぶん)に切って断面(だんめん)を見ると、頂点付(ちょうてん)近には、外二、三層(そとに さんそう)の細胞層が整然と並ぶに比して、内側は不規則に並ぶ様子が歴然となる。これも別紙を参照されたい。ただし裸子(らし)植物やシダ植物では層の姿は明らかでない。別紙の図を見ると、外二、三層の細胞層は、それぞれの層の細胞数が増す方向へ分裂してゆくが、この茎頂の(けいちょう)細胞層を起源層(きげんそう)と呼んでおり、起源層は内外の位置的関係を保ちつつ分裂のうえ、同調生長しながら茎葉(けいよう)をつくる。


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黒田緩和で、バブル突入決定!
毎年、この季節になると憂鬱になる。亀さんのようなフリーランスの場合、世間並みにカレンダー通りに休めることは滅多にない。今も5月上旬の締め切りの仕事を3件抱え、高麗鼠(こまねずみ)のように休むことなく働いているチューわけで、日中の仕事を終えてからの晩酌時、世間が行楽地で楽しそうにしている様子をテレビで眺めながら、旅行気分をお裾分けしてもらうのが関の山だ(笑)。だから、奥武蔵の山人さんが素晴らしい山の写真をアップするたびに、(俺も行きてぇ~と)ますます憂鬱になるチューわけだ(爆)。

さて、『月刊日本』5月号で亀さんが最も注目したのが、大手町(太郎)さんの「米国のための日銀総裁人事」(p.24)という記事である。都内で年に2回程度行われる小規模の勉強会で、大手町さんを囲んで世界経済についてお話を伺うのだが、流石に現役のエコノミストだけあって、亀さんのような経済に素人の人間にも分かりやすく解説してくれる。そのあたりの大手町さんの話術(筆力)は、今回の新記事を読んでもらえれば納得できることだ。今回の記事では、欺瞞に満ちたアベノミクスの正体を暴いていた。

黒田緩和はバブルとなり、それが弾けた時に「瑞穂の国の資本主義」は崩壊する。バブルで喜ぶのはアメリカ系金融資本だけで、国民は辛酸を舐める羽目になるだろう。これは売国的政策である。(p.24)


同記事に目を通して思ったことは、黒田緩和とTPPによって、金融資本(ユダ金)に我々の富が搾取されるのを覚悟しておかねばならないということだが、なによりも亀さんが危惧していたのが日本人の国民性の変容だ。

昨今の日本人は大雑把に二つのグループに分類できる。最初のグループは汗水垂らして仕事に励んでお金を得る、農民やサラリーマンといったグループで、生産の思想に根ざした勤勉な働き方をする人たちだ。もう一方のグループはものの数分の資産取引で、農民やサラリーマンが1年間かけて稼いだのと同額か、それ以上のお金を得ているグルーブだ。後半のグループに属す人間が、前回のバブル以降確実に増えてきた。これは、ハゲタカ(ユダ金)の〝功績〟と言ってよいだろう。そして、80年代後半から90年代前半にかけて沸いたバブル景気の甘い汁が忘れない輩が、アベノミクスの登場で再び甘い汁を吸おうとしている。このまま行けば、第二次バブル景気が起こるのは間違いないが、当時と異なって今の日本には体力が残っていないので、確実に「瑞穂の国の資本主義」の終焉を迎えることになるだろう。

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とぎ汁は、ばっちぃ…?
きのこ姐さんのブログを見たら、「作付けの恐怖にもがき苦しむ池田香代子」という興味深い記事をアップしていた。池田香代子って、どこかで聞いたことのある名前だなと思っていたら、同業の翻訳者の池田香代子女史だった(爆)。それはともかく、きのこ姐さんの記事を読む限り、池田女史は日本文化について無知であることが分かる。一例を挙げれば米のとぎ汁に対する偏見だ。池田女史は米のとぎ汁を汚いと言ったそうだが、米のとぎ汁が日本文化にとって大切なものだったという例を、女史のために二つほど挙げておこう。

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最初の例はカネボウだ。同社の「温故知新 平安時代のヘアケア習慣に着目 米のとぎ汁のダメージヘア改善効果を実証」という記事に目を通して欲しい。この記事を読めば、平安時代の女性の髪が美しかった理由が分かるのだ。

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もう一つ、米のとぎ汁の凄さの実例を示しておこう。ビッグコミック誌に連載中の『そばもん』だが、同誌の5月10日号でニシンの脂やアクを米のとぎ汁でとるところを描いている。これこそ先人の知恵だ。

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この米のとぎ汁をうまく使えば、最近注目されている発酵食品を色々と作ることができるのだ。米のとぎ汁パワーに目覚めた亀さん家では、米のとぎ汁+豆乳+オリゴ糖で、毎日美味しい豆乳ヨーグルトを食べている♪。具体的な作り方は、きのこ姐さんのベストセラー『発酵マニアの天然工房』に書いてあるので、そちらを参照して欲しい。

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◆舎人家紋講座06
「◆舎人家紋講座06」は、“●植物用語の意味”と題する6番目の小節である。特に、「人の生活と植物の関係が如何に日常的密接性を保つかであり、その根幹にあるものが、細胞の形態が異なれども、遺伝子による歴史の重大性を軽視できない」という行に注目しよう。

●植物用語の意味
以上、植物観察に関する要諦を列記したが、念のため、専門用語と思(おぼ)しき言葉について少し説明を加えておきたい。別紙の図を詳しく見れば、ことは足りるが、ここに説明する以外の言葉は、個々に事典の類で調べてほしい。
★花冠 花被の内輪(ないりん)で色は種々あり、花の最も美麗(びれい)な部分、数片からなるも、その各片を 花弁という。
★鐘 中に空間をもち、冬の寒気に音が冴えて響くものがある。鐘こおるの言葉あり。
★唇 花びら。花弁くちべり(口縁)の意があり、口腔(こうくう)が皮膚に続く部分にある上下の弁   状の粘膜。
★舌 脊椎動物の口中に(こうちゅう)突きだした器官。横紋筋(おうもんきん)から成る舌筋とそれを覆(おお)う粘膜。味覚や   咀嚼(そしゃく)また嚥下(えんか)および発音などの作用を営む。
★筒 円く細長いまま中空の管(くだ)これ俗称で轂と(こしき)もいう。
★盆(ぼに) ぼん。円形に切られている円内部分の称で布施物(ふせもの)、供物(くもつ)、供養(くよう)に使われる。
★壺 自然にくぼみ深くなった所、口が細くつぼまり、胴が円く膨(ふく)らんだ形。
★十字花冠 離生した四枚の花弁でなり、その四弁が十字形に二枚ずつ相対して配列する   花冠。
★蝶 胡蝶楽(こちょうらく)の略称。翅(はね)は鱗粉(りんぷん)と鱗毛(りんもう)により、美しい色彩を表わす。古名かわらひこ。
★距(きょ) あご。鶏や雉(きじ)などの蹴爪(けづめ)。花にある管状の狭長な突出部で内部に蜜腺(みつせん)ある。スミレ、   フウランなど。
★葯(やく) 雄しべの先にあって中に花粉を生ずる嚢(のう)(ふくろ)状の部分。
★苞(ほう) つと。花や花序の基部につく葉。通常の葉に比して小形ときに鱗片状をなすが、種(たね)   によっては色彩の美しい花弁状を有するものがある。包葉、苞苴(ほうしょ)ともいう。
★穎(えい) かび。イネ科の植物の花。または小穂の基脚外側にある葉状の小片二つ。稲の穂先。★花托(かたく) 花床(かしょう)のことで、花柄(はながら)の頂端にあって花の諸部分を着生す(ちゃくせい)る部分。
★子房 雌しべ一部で花柱(かちゅう)の下に接して肥大した部分。下端は花床上に付着し、中に胚珠   を含んでいる。受精後、種子を入れる果実となるが、上位、中位、下位がある。
★ナデシコ 撫子(なでしこ)また瞿麦(なでひこ)とも書く。自生種(じせいしゅ)ナデシコ科で秋の七草(ななくさ)の一つとされ、日当た   りのよい草地や河原などに自生している。高さ数十センチメートル、葉は線形その 花は淡紅色で(たんこうしょく)弁五枚これ上端が深く細裂して、種子は黒く小さく利尿(りにょう)に有効。カワ   ラナデシコ、ヤマトナデシコなど。通説ではセキチクを同属としている。
★バラ つるバラと木(き)バラがあり、ショウビ、イバラともいうが、枝(えだ)にトゲあるものが多   く大輪、小輪、一重(ひとえ)咲き、八重(やえ)咲き、剣(けん)咲き、平(ひら)咲き、などあり、花の色は一般に   深紅(しんく)や黄や白といい、四季(しき)咲き、ミニチュア・ローズなど極めて多彩であり、花の   王とされたり、香料用栽培も古くにあり、落葉低木一~二メートルのバラ科バラ属   の総称とされる。葉は有柄(ゆうへい)、托葉、羽状複葉、花は香りをもち、基本形は萼片(がくへん)その   花弁五枚で北半球の温帯に早く存在した。
★ユリ 百合(ゆり)。ユリ科ユリ属の総称。北半球温帯に早く存在し、葉は線状または披針形(ひしんけい)で   平行脈その花は両性で大きくラッパ形、花被片(かひへん)は内外三枚ずつ、雄しべに丁字形(ちょうじけい)の   葯あり、芳香(ほうこう)、鱗茎(りんけい)は球形、白、黄、紫など、時には食用となり、ヤマユリ、スカ   シユリ、テッポウユリ、カノコユリなど。単子葉、種子植物中最大であり、分布は   熱寒帯から高山まで増えており、子房は3個ゆ合の心皮、果実は蒴果(さくか)または液果で   ネギ、サルトリイバラ、チューリップなども属する。
★アヤメ 菖蒲(しょうぶ)アヤメ科。乾燥した草原に群生(ぐんせい)、根茎(こんけい)は地下を這(は)い、剣状の(つるぎじょう)細く長い葉を   直立させ、五~六月ころ花茎(かけい)の頂端に紫または白い花、外花被片の基部に黄と紫の   網目(あみめ)これ虎班(とらふ)と呼ばれる。アヤメカツラは邪気を祓うとして、節会で冠をつける。以上これら専門用語の解釈を抜粋して気付くのは、人の生活と植物の関係が如何(いか)に日常的密接性を保つかであり、その根幹にあるものが、細胞の形態が異なれども、遺伝子による歴史の重大性を軽視できない点なのだ。たとえばナデシコは、葉が対生(たいせい)その各葉の一方に限り芽を出すのみならず、小枝が節(ふし)を異にして成長、螺旋状(らせんじょう)に一つずつ発達していく遺伝情報に特性を有する。本種(ほんしゅ)ナデシコのほか、カーネーション、セキチク、ハコベ、ムシトリナデシコ、ミミナグサなど、何れもナデシコ科の特徴なのである。苞3対で先端は短く尖(とが)るのが本種であるが、近似種(きんじしゅ)のエゾカワラナデシコは苞2対が普通である。他の植物に少ない珍しい特徴としては、花弁5枚で各片が細く裂(さ)ける、特にイセナデシコが代表的で本科以外では、カラスウリ、キカラスウリ、イワカガミ、イワウチワ、チャルメルソウも花弁に裂けが見られる。雄しべ一〇本、雌しべに花柱(かちゅう)二本あり、先熟の(せんじゅく)雄しべとは一週間もの差があり、葯(やく)が散るあと、二つに分かれた柱頭が花の外に出てくる。花を包む筒状の萼(がく)があり、その下部に鱗(りん)状の小さな苞があり、花弁中部の内側に髯(ひげ)状の毛がある。蜜腺(みつせん)は筒の底にあるため、アブ類では吸(す)えず、チョウが吸いにくる。本種の花柱五本と心皮(しんひ)二つという成り立ちも通常と異なり、普通は柱頭と心皮の数は一致しており、マメが同一本と同二つで知られる。因みに晩成種(ばんせいしゅ)シラザキナデシコは白花品(しろばなひん)の一種とされる。他に詳しい観察あるが、家紋講座の本番で明らかにする。

西郷隆盛の写真は実存する…?
昨日、コンビニで『怖い噂』を手に取ってみた。斎藤充功氏の「西郷隆盛の写真は本当に存在しないのか」という記事に関心を持ったからだ。来月下旬、古写真を研究している高橋信一先生の講演会に久しぶりにお邪魔するが、テーマが「捏造写真の系譜-坂本龍馬の妻お龍、唐人お吉、西郷隆盛の写真を検証する」なので、斎藤氏の記事についても意見をお聞きしたいとメールを入れたところ、西郷隆盛の写真が「存在する派」の斎藤氏に対して、自分は「存在しない派」だという返信が高橋先生からあった。因みに、一番最初の写真右側に並ぶ三人の人物を拡大したものが二番目の写真で、真ん中の背の高い人物が西郷隆盛ではと斎藤氏は語る。

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北鮮と総連の関係
昨年の6月、朝鮮総連について『月刊日本』の山浦(嘉久)さんから、「あそこ(朝鮮総連)は北鮮に捨てられた組織」という話を直に聞いたことがある。そして、昨日の飯山(一郎)さんも自身のHPで、「◆2013/04/25(木) 鹿児島の怪僧、ピンチ!」と題した記事をアップしており、“北の金王朝と朝鮮総連がシックリいってない”と書いていた。このお二人は北朝鮮情報では日本でも五指に入ることもあり、そのまま信用して良いだろう。

ところで、あの池口恵観大阿闍梨が『月刊日本』5月号で「なぜ私は総連ビル競売に入札したのか」というインタビューに登場、“(総連ビル購入について)今ではメドはほとんどついておりますが、ハードルもあり、それを首尾よく実現できるかどうかは点の仏様のお裁き次第だと思っています”(p.35)と語っている。しかし、昨日付の毎日新聞の朝刊が報じているように、今のところ資金調達のメドが立っていないようだ。
朝鮮総連:本部落札の最福寺「資金めど立たず」 融資次々キャンセル
毎日新聞 2013年04月25日 東京朝刊


同日の東京新聞の夕刊にも以下のような記事が出ていた。

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ここで、北鮮と総連は単なる親分子分の関係で見てはダメで、北鮮が密接に絡む新河豚計画を念頭に置くべきだろう。この計画が密かに進行していることは、上記の山浦さんおよび飯山さんという北鮮ウォッチャーも肯定している。すると、『月刊日本』のインタビューで池口恵観が、「資金のメドはついている」と発言した裏に、新河豚計画の黒幕であるロスチャイルドを思い浮かぶのだが、昨日の大手マスコミの報道を読む限り、北鮮から見放された時点で、ロスチャイルドからも総連は見放されていたようだ。

そもそも総連は北鮮の何なのかを考えてみたい。総連について最も正鵠を射ているのは『歴史の闇を禊祓う』(栗原茂著 文明地政学協会)だろう。今回の総連と池口恵観と関連して、同書を読んで思い出すのが元公安調査庁長官の緒方重威である。この地上げ事件については読売新聞などが記事にしているが、残念ながら既に削除されているので、阿修羅に残っている記事のコピーを参照して戴きたい。
元長官・緒方容疑者の訴追求めず、総連が確認書提出

思うに、例の911事件の余波として生じたのが、小泉純一郎の訪韓や放置されて久しかった拉致問題の急浮上、そして緒方重威の絡んだ総連地上げ問題だったのではないか。こうした背景を念頭に置くことで、池口大阿闍梨を巻き込んだ今回の一連の騒動もある程度背景が掴めそうだ。その場合、『歴史の闇を禊祓う』で触れているように、総連ビルの〝場所〟に注目すべきだろう。
〒102-8138 東京都千代田区富士見2-14-15

そもそも、ここは総連本部の土地は旧逓信省の官用地だった。戦後に総連へ売却されているが、『歴史の闇を禊祓う』を読む限り深い闇に包まれており、このあたりの究明は今後の研究課題としたい。
◆舎人家紋講座05
「◆舎人家紋講座05」は、“●植物紋図案化の要諦”と題する5番目の小節である。前回予告したとおり、今回より本格的に家紋の基本である植物紋の話に入る。

●植物紋図案化の要諦
光合成(こうごうせい)を以て出現した生命メカニズムは、その生い立ちを示す遺伝子により、宿命的な要素と運命的な要素が絡(から)まり、その歴史を遺伝情報に刻(きざ)んでいくが、定住あ(ていじゅう)るいは移住(いじゅう)を問(と)わず、植物細胞と動物細胞の関係は多くの近似性(きんじせい)を有する。帰巣(きそう)本能が働くのも、種(しゅ)の絶滅を畏(おそ)れる本能が働くのも、細胞内の遺伝子に蓄え(たくわ)られた情報により、普遍的(ふへんてき)自然性と結ぶ機能をもつからだ。人が植物観察に興趣を(きょうしゅ)深めるのも、もとより近似性を有する細胞遺伝に由縁(ゆえん)があり、上代その観察は現代以上に丹念(たんねん)を尽くしていた。以下そうした観察を行う際の要点について、通常一般的な事柄一一項を記すが、その図柄は別紙を添え参照に付し、また通常の家紋図も別紙を使い、本講座を進めることにする。
 前記の通り、家紋は植物紋以外にも多くあるが、その家紋も突き詰めていくと、どれも植物紋と何らかの関わりがあり、結局その植物に関する情報を剖判(ぼうはん)すれば、人の素姓(すじょう)など本人以上に知り得るものだ。自分が何者かも知らないまま、身辺(しんぺん)の事柄(ことがら)と向き合う生活の危(あや)うさ、相手の人柄(ひとがら)も読めないまま、信じ合おうと決め込む危うさ、互いの家柄(いえがら)を知らず何某(なにがし)かの縁(えん)を結ぶ危うさ、土地柄(とちがら)も知らないまま、旅先に命を差し出す危うさ、こうした危うさを減らすため、人は何と無駄なエネルギーを費やすやら、紋章文明を啓いた源流に還れば、以後の文字文明が笑われても仕方あるまい。
①花(花冠(かかん))の形
1ロート(百合(ゆり))状 2釣り鐘(つりがね)状 3唇形(しんけい)状 4舌(した)状 5筒(つつ)状 6高盆(こうぼん)状 7壺(つぼ)状
 8十字形(じゅうじけい)状 9蝶((ちょう)マメ)状 10ナデシコ状 11バラ状 12距(あご)のある状
13ユリ状 14アヤメ状(旗弁(きべん)、翼弁(よくべん)、竜骨弁、(りゅうこつべん)距(きょ)、内花被(ないかひ)、外花被(がいかひ)、雌(め)しべ)
 ※1~7は合弁花(ごうべんか) 8~11は離弁花(りべんか) 12~14は単子葉(たんしよう)花
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②花、イネ科の小穂(しょうほ)の構造 
1雌しべ(雌ずい)柱頭、(ちゅうとう)鼻柱(びちゅう)、子房(しぼう) 2雄(お)しべ(雄ずい)葯(やく)、花糸(かし)、花弁(かべん)(花冠)
 3萼片(がくへん) 4花托(かたく)(花床(かしょう)) 5苞(ほう)(つと) 6花軸(かじく)  ※以上は花の構造
 7雌しべ 8内穎(ないえい) 9外穎(護穎) 10雄しべ 11鱗皮(りんひ)(小皮) 12内(花)穎
 13外(花)穎(小穂(しょうほ)基脚(ききゃく)外側の葉状二(ようじょう)つの小片)(しょうへん) 14苞穎(ほうえい)  ※以上はイネの構造
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③花の子房(しぼう)の位置
1花弁 2雄しべ 3子房 4ガク 5花托(かたく) 6子房の(上位、中位、下位)
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④雌ずいの出来方
1心皮(しんひ)(雌ずいの本質は葉すなわち胞子葉(ほうしよう)これを構成している葉のこと)
 2エンドウ豆(まめ)など(一つの雌ずいが一枚の心皮で出来ているとき単メズイという)
 3ウマノアシガタなど(花が数本のメズイをもち各々一枚の心皮で出来ているときは離(り) 生メ(しょう)ズイという) 
4合成メズイ(心皮二枚以上が結合して一つのメズイを作る場合のこと)
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⑤花序(かじょ)の形(花が茎(くき)または枝(えだ)につく並び方)
1総状 2穂状 3散形(ちりがた)状 4頭(とう)状 5散房(さんぼう)状
 (1)複総状(円錐) (2)肉穂(にくほ)(穂状の花軸(かじく)が少ないもの) (3)複散形(ふくちりがた)状 (4)隠頭(いんとう)(頭(とう)状の 花軸の頂端が陥入し(ちょうたん かんにゅう)たもの) (5)複散房(ちりふさ)状
 a総状集散 (しゅうさん)b二出(にしゅつ)集散 c散形集散 d団集 e鎌(かま)状集散 f扇(せん)状集散 g尾(び)状
 ※1~5と(1)~(5)は無限花序(花が下から咲き始める)で2はテンナンショウまた
  4はイチジク。 a~gは有限花序(花が頂花(ちょうか)から咲き始める)
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⑥葉の形
 1線形 2広(こう)線形 3長楕円形(ちょうだえんけい) 4楕円形(だえんけい) 5針(しん)形 6披針(ひしん)形 7卵(らん)形 8倒披針(とうひしん)形
 9倒卵(とうらん)形 10心(しん)形 11へら形 12矢じり形 13ほこ形 14三日月(みかづき)形 
 15不倒(ふとう)形
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⑦葉の先端
1鋭(えい)形(鋭頭(えいとう)=先(さき)がとがる) 2鋭先(えいせん)形(鋭尖頭(えいせんとう)=先が鋭くとがる) 3鈍(どん)形(鈍頭(どんとう)) 4芒(ほう)形(のぎ状) 5尾形(尾状) 6心形(しんけい)(心頭) 7突(とつ)(凸)形(がた)(突頭)(とつがしら)
 8切形(せっけい)
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⑧葉の基部
1漸先形(ざんせんけい)(鋭脚=(えいきゃく)次第に細くなる) 2くさび形(がた)(鋭尖脚)(えいせんきゃく) 3鈍形(どんけい)(鈍脚)(どんきゃく)
 4円形(円脚) 5切形(せっけい) 6心形(心脚) 7じん臓形 8矢じり形 9ほこ形(がた)
 10耳形(じけい)
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⑨托葉(たくよう)のいろいろ
1サクラの托葉(蜜腺(みつせん)=花外(かがい)蜜腺) 2ドクダミの接着した托葉 3バラの合成托葉
 4ニセアカシヤの針状托葉 5タデ科の鞘(さや)状托葉 6イネ科の鞘状托葉 7エンドウの 葉(よう)状托葉 8サルトリイバラの巻きひげ状托葉
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⑩葉縁と葉のいろいろ
1全縁(ぜんえん) 2波(なみ)状縁(ふち)(波形) 3鈍鋸歯縁(どんきょしえん) 4歯(し)状縁(歯形) 5鋸歯縁(きょしえん) 6重鋸歯縁(じゅうきょしえん)
 7毛縁(けのふち) 8浅裂縁(せんれつえん) 9中裂縁 (ちゅうれつえん)10深裂縁(しんれつえん) 11掌状浅裂葉(手のひら状浅裂葉(せんれつよう))
 12鳥足状(ちょうそく)葉(よう) 13奇数羽(きすうう)状複葉(ふくよう) 14掌状複葉(手のひら状複葉)
 15偶数羽(ぐうすうう)状複葉 16二回複葉(にかいふくよう) 17三出複(さんしゅつ)葉 18二回三出複葉 
 19巻きひげを持った複葉 20くし歯(ば)状複葉
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⑪果実のいろいろ
1さや果(きょう果)=単雌ずい、果実は乾燥して内縫線(ないほうせん)と外縫線が共に縦に裂開(れっかい)する。 マメ科。
2ふしざや果=単雌ずい、果実は熟すと一個の種子を含んで一節(ひとふし)ずつ落ちる。ヌスビト ハギ、クサネムなど。 
3袋(たい)果=単雌ずい、または離生(りしょう)雌ずい、果実は縦に裂開(れっかい)する。ボタン、モクレ ン、アオギリなど。
 4朔(さく)果=複雌ずい、果実は裂開する。キリ、ユリ、ツツジ、スミレ、ランなど。 5長角果(ちょうかくか)=朔(さく)果の一種、裂開するが中央に仮膜壁(かりまくへき)があり、それに種子(しゅし)がつく。アブラナ など。
 6短角果=長角果の短いもの。ナズナなど。
7核果=単雌ずい、または離生雌ずい、中果皮(ちゅうかひ)は肉質その中に堅い中果皮一部と内果皮(ないかひ) で成る核をもつもの。クルミ、サクラなど。
 8キイチゴ状果=核果の集合した果実群で互いに癒着(ゆちゃく)せず、花托(かたく)を共通とするもの。
 9イチジク状果=キイチゴ果と同じで、クワなど。
10ナシ状(複核果)果=複雌ずい、果実は食用部が花托の発達して仮果(かりか)という。リンゴ、 ナナカマドなど。
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11漿果(しょうか)(液果)=単雌ずい、または離生雌ずい、果実は液質で核がないもの。マタタビ、 ナンテン、マツブサなど。
 12複漿果=複雌ずい、果実は外果皮(がいかひ)が薄くやわらかい、中果皮が海綿(かいめん)状、内果皮に種(たね)を 有する。カキ、ブドウなど、バナナも含まれる。
 13ウリ状果=複漿果であるが、外果皮が堅いもの。
 14ミカン状果=複漿果であるが、外・中果皮が海綿状、内果皮(心皮(しんひ))が袋状、一般食 用部は内果皮に生えた毛が液を含み肥大化したもの。
 15バラ状果=離生雌ずい、果実が数個からなり、壺(つぼ)状の花托に包まれたものを仮果とも いう。バラ、ロウバイなど。
 16堅(けん)果=複雌ずい、乾燥して堅い果皮をつくる。ドングリなど、ブナノキ科や カバノキ科。
 17?(そう)果=単雌ずい、または離生雌ずい、裂開しない堅果(けんか)の一種でキク科、キン ポウゲ科、イラクサ科など。
 18イチゴ状果=肉質に発達した花托の上に?果(そうか)がついている。
 19穎(えい)果=堅果の一種で子房(しぼう)に1種子を含み、果皮と種皮は合着し(がっちゃく)ている。
20分果=果皮が破れるとき、中軸を残すもの。フウロソウ科。
 21翼(よく)(翅(はね))果=分果で翼が(つばさ)あるもの。カエデ、シオジなど。
 22球果=軸の周囲に木化(もくか)した鱗片(りんぺん)をつけ、子房のない裸子(らし)植物の種子の集合。マツ、ス ギ、ネズなど。
23仮種皮果=胚珠(はいしゅ)の珠柄(しゅへい)、または胎座(たいざ)が肥大して種子を包んだもの。イチイ、イヌ ガ ヤなど。
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翻訳料金の回収方法 02
本稿は過日書いた「翻訳料金の回収方法」の続きである。海外との取引が多い翻訳者には参考になると思う。

最初に、20万円ほど未払いだったアメリカの翻訳会社だが、お陰様で回収に成功した。やはり、PM(コーディネーター)と埒が明かぬ場合は、直接CEOにメールをした方が早い。そのアメリカの会社は5~6年前からの付き合いだが、ProZ.comの「Blue Board」で確認したところ、同社の最近1年間の評価はあまり芳しくない。しかも、その芳しくないという内容はすべて、支払いに関連する内容だった。だから、亀さんは口座に振り込まれたのを確認した後、「ProZ.comのBlue Boardでお分かりのように、御社の経理部門に問題がある。二度とこのような問題を起こさないで欲しい」と、メールに書いて送っている。

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次に、ドイツの会社であるが、亀さんは前回以下のように書いた。

上記のアメリカの会社以外に、昨年取引のあった翻訳会社で支払が滞っているドイツの翻訳会社だが、ここも金額的に大したことはないので、そのまま放置しても良いのだが、今後続く他の翻訳者のことを考えれば、ここは金額に関係なく近く叩いておこうと思っている。


結論から先に言うと、悪いのはドイツの翻訳会社ではなく、亀さんが口座を開設しているシティバンクであった。

経緯を述べておこう。亀さんからドイツの翻訳会社に対して、支払いを要求したメールを2~3回送ったものの、先方から返事がなかったため、Translation Directory.Comを介して支払いを促してみたところ、漸く社長から返事があった。社長の話ではすでに間違いなく支払い済みだという。そこで社長が取引銀行で調査してもらったところ、「間違いなく弊社の取引銀行からシティバンクに送金された。しかし、口座の名義人が亀さんの氏名ではなく、亀さんの翻訳事務所名だったため、シティバンクは亀さんの口座への振込を拒否した。この場合、シティバンクはお金をドイツの銀行に戻さなければならないのだが、シティバンクはお金をドイツの銀行に払い戻したのでもなければ、ドイツの銀行にどう処理すべきか問い合わせるのでもなかった。つまり、シティバンクは何の手も打たなかったのである。その理由をドイツの銀行がさらに確認したところ、ドイツの銀行からの送金金額が50ユーロ以下だったため、シティバンクがもらうはずの返金手数料が送金金額上回ってしまうので、シティバンクは何もしなかったという。そして、ドイツの銀行から振り込んだお金は、シティバンクの何処かへ消えてしまったらしい」と、ドイツの翻訳会社の社長が教えてくれた。社長は、“二度とシティバンクと取引をしたくない”と立腹していたが、無理からぬ話であった。

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シティバンクは金融庁から幾度か行政処分を受けている、曰く付きの銀行であることから、今回の〝犯人〟がシティバンクだと判明しても、亀さんはさほどの驚きはなかった。しかし、シティバンクのしでかしてくれた〝仕事〟によって、ドイツの翻訳会社も亀さんも大変迷惑したのは間違いない。よって、今後のシティバンクとのお付き合いを継続するかどうか、考えなければならないと思う。

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http://www.fsa.go.jp/news/23/syouken/20111216-2.html

それから、実はもう一社、未払いの会社が日本にあった。その日本の翻訳会社の未払い料金も大したことがないので、そのまま〝泣き寝入り〟しても良かったのだが、亀さんの13年間に及ぶ翻訳業で、たとえ僅かな金額とはいえ未回収の翻訳会社があることは、あまり気持ちのよいことではない。そこの翻訳会社に対しては過去2年間にわたり、メール、ファックス、電話で幾度か支払い催促しており、電話で専務から「近日中にお支払いします」と2年ほどまでに言質を取ったこともある。しかし、それでも振り込まれることはなかった。そこで、数日前に最後の手段として、「本書面を受け取ってから一週間以内に振り込むこと。振込のない場合は社名及び未払いの事実をブログ等で公表する」といった旨の内容証明書を送った。一週間後に徹底的にブログで叩いてやろうと楽しみにしていたところ、残念ながら(?)昨日振り込まれていた。まぁ、未回収の翻訳会社がゼロ社となったのだから良しとしよう…。
中学や高校の女の子が危ない…!
『女性自身』に以下のような記事が載ったのをご存じだろうか?

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死亡例も…子宮頚がんワクチン“危険すぎる副反応”の実態

先週の土曜日、上記杉並区の松浦芳子区議員と行動を共にしている道友(女性)から、子宮頚がんワクチンの現状について衝撃的な報告を耳にし、その場に居合わせた医師、ジャーナリストらの間で活発な議論が展開された。なお、この道友が〝危険な〟子宮頚がんワクチンについてのビデオを撮影し、YouTubeにアップしているので、中学や高校の娘さんを持つご家庭で是非目を通して戴ければと思う。









ところで、亀さんは上記の道友の報告を、全世界に散らばる道友に報告書の形で通知したところ、以下のような感想メールをくれた中学高校の娘さんを持つ道友もいた。


子宮頸がんワクチン接種については我が家にも先日葉書が届きましたが、強制になっても頑なに拒否します。
個人的には民族浄化ワクチンと捉えています。


ここで、ACジャパンによる子宮頸がんワクチンのTVコマーシャルが、最近放送されなくなったのをご存じだろうか? どこの組織が子宮頸がんワクチン接種について推奨し、どのような理由で最近になって急にコマーシャルとして流すのをストップしたのか、ここは一度調べていく必要がありそうだ。

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最後に、TPP絡みで重要なことを指摘しておきたい。それは、『月刊日本』5月号に載った「カネこそ猛毒」と題する、山浦(嘉久)さんの記事だ。同記事が指摘している重要なことの一つに、TPPに巧妙に隠匿されている〝毒素条項〟がある。詳細は同記事を参照して戴くとして、簡素に述べれば一度TPPを採り入れてしまうと、後になって「やはり子宮頸がんワクチン接種は危険だから、日本は止めます」と言ったところで、日本側の一存では最早停止できなくなるのだ。ここにTPPの怖さがある(なお、同記事にTPP黒幕の正体について書いてあるので注目のこと)。『月刊日本』5月号では同記事の他、「TPP断固粉砕」と題した特集も組んでいる。この機会に是非手に取ってみていただきたい。

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古写真研究こぼれ話
旧ブログではフルベッキ写真について、高橋信一先生に色々と執筆していただいているが、このたび過去の記事を纏めた、私家版『古写真研究こぼれ話』が刊行の運びとなった。その高橋先生の講演会が5月25日(土)午後4時30分に都内で行われる。詳しくは旧ブログを参照していただきたい。
古写真研究資料集「古写真研究こぼれ話」の無料頒布会のお知らせ

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3年で辞めた若者はどこへ行ったのか
本業(翻訳)に追われ、ブログ更新する余裕もなかったんだが、ここに来てようやく一息入れることができた。

先週日曜日の東京新聞のサンデー版「キャリア教育」に目が止まり、息子たちが中学生の時に職場体験なる授業があったのを思い出した。

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前後して、半年ぶりに立ち寄ったブックオフで、以前から気になっていた『3年で辞めた若者はどこへ言ったのか』(城繁幸著 ちくま新書)を見つけたので購入、帰宅してからゆっくりと目を通してみた。

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一読して、なかなかの良書だと思った。21世紀に相応しい新しい職業観への道標を明確に打ち出しているので、これから就活を迎えようとする学生のみならず、現役の会社員や定年を迎えた人たちにも一読を勧めたい本である。なぜなら、筆者が主張する「年功序列に代表される昭和的価値観をぶち壊して、年寄りどもから既得権益をひっぱがし、やる気のある若者に分け与えよ」を実現しようと思えば、老若男女を問わず全世代を巻き込むテーマとなるからだ。

亀さんは筆者の主張する荒治療を断行すべきだと思うが、それには強力なリーダーシップを発揮できる〝政事家〟の登場が必要だ。しかし、今の政界を見渡してもそれだけの力量を持った政事家はいない。ならばどうするか。取り敢えず最低限家族を養っていけるだけの〝スペシャリスト〟を目指し、その上で余裕があれば出来る範囲で、己れを生み育んでくれた日本に〝恩返し〟をしていくべきだと思う。

ただ、同書で一つだけ気になった点がある。それはグローバリズムの影の部分について全く言及していないという点だ。そのあたりを明確に突いている書評を、アマゾンから以下に転載させていただこう。

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同感である。拙記事「アフラック保険の正体」にも書いたとおり、収益さえ上げれば後は野となれ山となれというわけで、サッサと引き上げてしまうのがハゲタカのいつものやり方なのだ。そうしたハゲタカの正体について、筆者は一言だけでも述べるべきであった。それに目につぶれば、『3年で辞めた若者はどこへ言ったのか』は一読するだけの価値はある。そのあたりは、以下に羅列した同書の引用から判断して欲しい。

・「邦銀やメーカーに就職した同期なんかと話すと、ものすごく度胸があるなって感心します。だって、自分の市場価値のことなんて、まったく考えていない。将来会社が潰れたりしたら、絶対に路頭に迷うはず。なんでそんなに他人に人生を任せられるのか」p.29

・「もし景気が良くて、大学名言っただけでホイホイ会社に入れてもらってたら、間違いなく将来は後悔していたでしょう。最近気付いたんですよ。学生時代に見た〝いやいや働く人たち〟というのは、そうやって先に進んでしまった人たちなんだって…」p.52

・「自分のキャリアを切り売りする感覚ですね。あくまで会社とは対等な関係。言いたいことは言わせてもらう。それで必要とされなければ、別の会社に行けばいい」p.75 まさに、今の亀さんの生き方そのものだ…。

・「自分の好きなことと、生きるためにしなければならない仕事は別ですから。ただ、とりあえず好きなことにトライするのが人生であり、若さだと思うんです。そういう過程を経ないまま、いつの間にかレールを進んでいたわけですね」p.118

・彼は熱心な移民受け入れ論者でもある。要するに、自分たち企業が変わるのはいやだから、国の形を変えてしまえということらしい。少なくとも自分が〝はじかれている側の人間〟だと感じた人は、この会社の車は金輪際買うべきでは無い。p.148 武士の情け、会社名は書かないでおこう。どこの会社かは同書を読めば分かる(笑)。

・理想を言うなら、高校時代に(百歩譲って大学教育課程において)各自のキャリアビジョンを定め、少なくとも大学の専門課程は、そのための知識を伸ばすことに捧げるべきだろう。逆に言えば、それがどうしても見つからない人間は、大学に来る必要など無かったということだ。p.164

・では21世紀、どのような生き方が求められるのだろうか。一言でいうなら、自助の精神。つまり、組織やレールに頼らずに、自分の力でなんとかしろということになる。p.174

・あらかじめ社内を経験させてもらうことによって、「よし滅私奉公しよう」と腹をくくる学生よりも、「年功序列だけは勘弁してください」と痛感する学生が急増したのだ。企業がインターン受け入れに熱心な上位校の学生ほど、日本企業離れが顕著なのは、ある意味で当然だろう。p.181

・「若者がバカになった」のではなく、「日本企業のメッキが剥がれた」という方が正しい。p.184 筆者の言う通りだ(爆)。

・「競争ではなく、共生。横のつながりで支えあう社会。そういう人間ネットワークを作り上げる必要があるんですよ」p.191 この行は同書の白眉だと思う。共生について言及している筆者は本物だ。

・「メディアなんて偉そうなこと言ってても、給料以外はたいした連中ではないですよ」p.198 この発言はネット界では有名なニュースサイトの設立者だ。それが誰かは同書を手にとってみてのお楽しみ(笑)。

・「まだ新聞を読んでいるような人は成功しない」p.204 TVや新聞という大手マスコミについて、物の見事に言い当てている。

「『丸山眞男』をひっぱたきたい。31歳フリーター。希望は戦争。」(赤松智弘)p.207 一読するだけの価値がある小記事だ。

・だが、非正規雇用が拡大し始めたのは、バブル崩壊直後の92年からだ。93年の細川内閣以来、98年に小渕内閣が成立するまで、与党あるいは閣外協力という形で政権に関わり続けたのは、ほかならぬ社会党ではないか。94年には首相の村山まで輩出しておきながら、非正規雇用の拡大は「1から10まで、すべて小泉さんが悪い」というのは、少々虫が良すぎるだろう(ちなみに小泉政権誕生は2001年)。むしろ、無為無策で不況を長引かせ、雇用問題にも蓋をし続けた社会党の責任は重大だ。p.214 小泉や竹中だけではなく、〝同罪〟の社会党も追求するべきということだ。


◆舎人家紋講座04
「◆舎人家紋講座04」は、“●家紋講座その遺伝性機能③”と題する4番目の小節である。最後の行「人の遺伝子が植物の遺伝子と自然的結合法により、植物紋が本筋という段から入門の扉を(とびら)開きたい」にあるように、次回以降から本格的に家紋の基本である植物紋の話に入る。


●家紋講座その遺伝性機能③
 生体内アパタイト(燐灰石(りんかいせき))の産出もミトコンドリアの操作であり、その経路は酸化的リン酸化の結果として、まずヒドロキシアパタイト(骨材)の排出が起こり、内呼吸から硫黄(いおう)を多く含む軟骨(代謝の産物)が排出され、更なる内呼吸の飛躍により、ミネラルの三リン酸カルシウム(TCP)すなわち骨や歯の主成分が加わり、生体内の結晶化でアパタイトに至る順を踏まえている。このとき、光が内呼吸に重要な役割を果たす証拠として呼吸タンパク酵素があり、これには総て特定波長の吸光性(αやβやソーレー帯)を示す観測もあり、蛋白(チトクロム)が励起して、様々な機能活性化が確認されている。チトクロムは生物の呼吸に重大な役割を果たすヘム蛋白質(錯塩(さくえん)の総称)であり、電子伝達や水素伝達を行う総称として周知されており、広く生物の領域に分布され、シトクロムとも呼ばれている。要はヘモグロビンなどの色素部分であり、酸素の結合また離脱など、これ電磁波の授受を担う意をもつヘムを附し、酵素作用の活性化を説く証となる。
 生体内の好気性に広く分布するチトクロム・シーは、電磁波の伝達を担う蛋白質一種でミトコンドリアの内膜(ないまく)などに存在しており、酸化によるリン酸化反応を司り、脊椎(せきつい)動物の血液中に含まれる赤色の呼吸色素がヘモグロビンであり、赤血球中に存在して酸素や炭酸ガスの運搬を担う鉄を含む色素ヘムと、蛋白質グロビンの合成物である。動物の体温発生源はミトコンドリアにあり、その電磁波伝達系に依存しており、人は精神的な神経障害や痛み症状ほか、低体温や内分泌変調、肉体的な創傷や(そうしょう)感染症や造血(ぞうけつ)障害、さらに免疫病を含む総てにおいて、太陽光線の内呼吸蛋白質励起(れいき)は有効なのである。
 ミトコンドリアが機能障害を起こすと、体温低下と密接に関係して浮腫(ふしゅ)を生じる。この浮腫(むくみ)は身体部分の水分の異常増大が原因であり、鬱血性(うっけつせい)心不全、急性腎不全(じんふぜん)、ネフローゼ症候群などに見受けられる疾病(しっぺい)である。ネフローゼは、腎臓の糸球体(しきゅうたい)ろ過膜の異常による病であり、尿中に多量の蛋白質排出が見られ、全身とくに顔面に浮腫(むくみ)が表われ、尿の量が減り、血液中のコレステロールが増える症状を指している。電磁波、超音波、放射能、温熱、寒冷などに対して、実に敏感な反応体ミトコンドリアは、高等動物の恒温性(こうおんせい)で種別に応じて体温一定を保持するが、低温状態では機能障害を原因に浮腫を生じる。その程度は体温一℃低下により、エネルギー代謝の機能障害が著し(いちじる)くなり、逆に高熱では活性酸素が発生して、機能の低下は停止にまで及ぶことになる。
 腎の働きは、筋肉や骨格の系から、血液が運ぶ新陳代謝の産物や不要ミネラルをろ過し排出することにあり、副腎(ふくじん)は髄質(ずいしつ)と皮膚(ひふ)で構成され、腎とは異なる機能を有する。髄質は交感神経の作用をもつアドレナリンやノルアドレナリンを、血中に分泌し、外呼吸と心臓脈の管系(かんけい)ほか、糖と脂質の代謝を亢進(こうしん)する働きをする。副腎髄質ホルモンのことを一般にアドレナリンというが、神経刺激の伝達物質で強心作用があり、グリコーゲンをブドウ糖に換えて、インスリンと拮抗(きっこう)し、血液中の糖分を調節これ日本薬局方(ほう)エビネフリンの名で知られている。もう一方のノルアドレナリンは、交感神経末梢の(まっしょう)伝達物質である。因みにグリコーゲンは肝臓で作られ貯蔵され、生体エネルギー源一種となる多糖類のこと必要のとき、分解と消費を行い多くは筋肉に分布する。またインスリンは、膵臓(すいぞう)ランゲルハンス島(とう)から分泌されるホルモンのことで、ブドウ糖を取り込むため、活発にグリコーゲン生成促進を行い血糖を低下させる。

 副腎は皮膚三層の構造があり、外皮(がいひ)は糖質コルチロイド、中皮(ちゅうひ)は鉱質(ミネラル)コルチロイド、内皮(ないひ)は性ホルモン(アンドロジェン)、を内分泌するホルモンの生成工場たる機能を担っている。糖質コルチロイドは、糖質に限らず、炭水化物と蛋白質と脂肪の三大栄養素の中間代謝制御を行い、鉱質コルチロイドが行う制御に必要な、内分泌を作り出す仕事をしている。鉱質コルチロイドは、ミトコンドリアの代謝で汗と尿の元(もと)を作り、ナトリウム、水素、塩素、カリウムなど腎臓に作用を及ぼす、呼吸と排出の制御機能を有して神経と共に、生体内の情報伝達を担っている。性ホルモンは、余剰栄養素たる脂質と生殖細胞の制御装置のほか、器官の分化誘導(ゆうどう)を司り、生殖ホルモンよりも強い働きあることが知られている。以上で人の遺伝子に関する段を区切るが、動物細胞と植物細胞の遺伝子は密接な関係を有しており、まず家紋講座においては、人の遺伝子が植物の遺伝子と自然的結合法により、植物紋が本筋という段から入門の扉を(とびら)開きたい。

下村大臣の教育観
『月刊日本』四月号に載った、下村博文教育再生担当大臣のインタビューは大変良かった。特に、以下の下村大臣の発言は諸手を揚げて賛成だ。

日本青少年研究所によれば、「自分をダメだと思っている高校生の割合」は、中国13%、米国22%、韓国45%であり、日本はなんと66%にも上っている。この数字は、これまでの教育のあり方が自虐史観など、自らを貶める歴史観に基づいたものだったことを示している。これでは大人になっても自信を持てないし、社会に役立つぞという気概・情熱がふつふつと沸き起こるはずがない。自己を肯定できなければ、自己を育んでくれた社会肯定することもできない。残念なことだが、教育の不備によって自分の可能性を閉ざしてしまった人たちも大勢いる。
それではいけない。生まれてきた子どもたちが「日本に生まれてよかった」と思うようにならなければ、子どもたちに対しては勿論、これまで日本を築き上げてきた先人に対しても申し訳ない。「日本に生まれてよかった」という思いがなければ、日本の再興はあり得ない。

『月刊日本』四月号p.41


ここで思い出すのは教育勅語だ。5年前、いきなり教育勅語を手渡されて、その場で音読をしてみろと言われたのだが、冷や汗をかきながら支え支えどうにか読み終えたのを覚えている。亀さんは学が無いから仕方ないと思っていたんだが、その後ナント東大、慶応、早稲田といった一流大学出の人たちですら、まともに教育勅語を読める人が殆どいなかったのには驚かされた。そこで思ったのがGHQの洗脳政策である。

GHQが戦後の日本人に自虐史観を植え付けたわけだが、亀さんが自虐史観を洗い落とすにあたって、稲村(公望)さんが音頭を取って刊行した角田(儒郎)さんの三部作、あるいは田辺(敏雄)さんの『検証 旧日本軍の悪行』が大いに役に立った。この機会に、「GHQ焚書」を精力的に蒐集しておられる澤(龍)さんを紹介しておこう。
「GHQ焚書」訪問記

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三丁目の夕日、セミリタイア…
『三丁目の夕日』の西岸良平氏が、セミリタイアすることになった。流石に寄る年波には勝てぬというわけか…

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亀さんはマンガの『三丁目の夕日』も好きだが、映画の方も好きだ。今まで3本の「三丁目の夕日」が上映されているが、どの作品も気に入っている。尤も、いずれも自宅でDVD鑑賞という形だったんだが…。息子たちを連れて行っての映画を別にすれば、最後に映画館に足を運んだのが1986年の「トップガン」だから、かれこれ30年間近くも映画館に行っていない。そろそろ、人並みにリタイア生活に入りたいけど、もう一踏ん張りだ…。

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◆舎人家紋講座03
「◆舎人家紋講座03」は、“●家紋講座その遺伝性機能②”と題する3番目の小節である。

●家紋講座その遺伝性機能②
 解剖(かいぼう)学者ワルダイエルの名を付す扁桃(へんとう)リンパ輪(りん)は、咽頭(いんとう)、耳(みみ)、鼻(はな)、舌(した)、口蓋(こうがい)の器官五種類が輪(わ)を組むように配置され、白血球や(はっけっきゅう)リンパ球を空気と食物の(しょくもつ)両方から得ている。これバクテリアなどの環境情報を吸収するため、全身に物質情報を運び隅々(すみずみ)に及ぶまで報(しら)せる仕事も兼ねている。アデノイド(腺様増殖症)(せんようぞしょくしょう)は、幼少期(ようしょうき)に多い鼻つまり症状が典型的な事例であり、喉(のど)の奥リンパ組織の咽頭扁桃肥大を指すが、アデノウイルスは、人体構造の結膜や咽頭やリンパ組織などに感染するウイルスで咽頭結膜熱(プール熱)の原因として知られる。口と鼻の機能は、生命の本質と結び付いて、人は言葉の獲得(かくとく)と引き換えに鼻腔(びくう)連結(れんけつ)していた、気道(きどう)咽頭部が力学対応する構造不全を生じている。すなわち、口腔(こうくう)一部を機能短縮させたことで、口呼吸により、常に病原菌の体内侵入という危険に晒され、呼吸器官は、栄養消化作用と病原菌導入作用の対発生(ついはっせい)となる。
 鼻と副鼻腔(ふくびくう)は、繊毛(せんもう)細胞を有し粘液(ねんえき)が流れる内面を持ち合わせ、埃や(ほこり)ウイルスなど病源菌あるいは花粉(かふん)蛋白質が入り来たり、情報系一種の吸着機能で消化したり、同化の一部を吸収して鼻水(はなみず)で体外へ排出するなどしている。咽頭までの気道には、多数の副鼻腔という腔洞(くうどう)があり、吸気(きゅうき)は瞬時(しゅんじ)に入(い)れ替(かわ)り、空気は加温(かおん)一〇〇パーセントなら体温と同じ程度に温まる。これ口呼吸になると、第一関門の段(だん)で病原菌の混じる空気が、常に扁桃リンパ輪直撃となり、白血球もリンパ球も病原菌を取り込んでしまい、扁桃リンパ輪自体が未消化障害に冒(おか)されたまま、悪性の外気が全体に及ぶという危険も免れない。乾燥また極低温の空気が気管支(きかんし)や肺に流れ込むと、たとえば、ガス交換を受け持つ肺胞(はいほう)のダメージで喘息(ぜんそく)と同様の疾病が重なり、様々な病気が慢性化することにもなる。
 呼気(こき)と吸気は、酸素を血球に取り込み、炭酸ガスを体外へ排出するが、呼吸機能は肺が行う外呼吸(がいこきゅう)に限られず、細胞機能による内呼吸(ないこきゅう)も行われている。その内呼吸の主導もミトコンドリアの操作に由来するが、その本籍は細菌と同じ原核生物ゆえに、細胞核内の遺伝情報に支配される。つまり、RNAポリメラーゼ(核酸合成酵素の総称)やDNAポリメラーゼなど、遺伝性物質と蛋白質に独自の合成系をもつが、寄生(きせい)ミトコンドリアの宿命は宿主(やどぬし)たる核遺伝子の支配を受けるため、人工的培養(ばいよう)が出来ないのである。これこそ技芸の以前に問われる要素により、総ての付加価値が生まれる基礎があり、その基礎を弁え(わきま)ずに還元論を弄(ろう)しても、原因には達せず、家紋についても共通の道義が存在するのだ。
 重大事項ゆえ繰り返すが、好気性の基本TCA回路は、糖を分解して得た中間合成物のピルビン酸をして、完全な水と二酸化炭素に分解する酸化的過程の操作を行い、体温エネルギーの産出とエネルギー伝達の媒介、また筋肉運動のエネルギーを供給するほか、生体内に生ずる異化および同化、これらの反応を共軛さ(きょうやく)せる高エネルギー物質ATPをつくる循環機能を有している。因みに、ピルビン酸は動物の筋肉内などに起こる、解糖の過程に生じるが、無酸素状態では、還元され乳酸となり、焦性ブ(しょうせい)ドウ酸とも呼ばれる。TCAをクエン酸に当てはめ、その回路を同等に扱う理由とは、柑橘類中の(かんきつるいちゅう)有機物アセトンつまり簡単な鎖式の(くさりしき)飽和(ほうわ)ケトンに所以(ゆえん)があり、それはビタミンCの化学工業原料に使う溶剤(ようざい)から合成したり、蜂蜜(はちみつ)などの発酵(はっこう)から作られる性質により、何事も浅ましく流用して恥じない似非教育を支えている。

立ち上がった埼玉西部地区の市長さんたち
昨日、近所の回覧板が回ってきた。埼玉県は所沢市、飯能市、狭山市、入間市の各市長が呼びかけ、ハゲタカの「サーベラス」の提案に反対する署名運動だった。無論、亀さんも署名した。生琉里の西部秩父線、国分寺線、山口線は絶対に残そう! 

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なお、ハゲタカ「サーベラス」については、拙ブログでも取り上げている。
アフラック保険の正体
今日的な問題 -南北朝-
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落合(莞爾)さんの『南北朝こそ日本の機密』(成甲書房)が届いた。すでに同書の草稿に目を通していたが、改めて本の形になると凄い本を出したなとつくづく思う。今までは現皇室は北朝末裔とばかり思っていたのに、表紙の「現皇室は南朝の末裔だ」という黄色文字が目に飛び込み、驚愕した読者も多かったはずだ。ともあれ、今回の南北朝の秘話は未だ公開すべき情報ではなかったはずだが、同書の「自序」で落合さん自身が述べている経緯が、最終的に落合さんをして同書の出版に踏み切らせたのである。

 朝彦親王の背景を知れば、勢い室町時代の伏見宮家創立まで遡ります。そこに顕れてきたのは、実に驚くべき極秘の史実です。
 これを、この時点で公開すべきかどうか、判断に悩んでいた処、私の南北朝論を聞いた一友人が「これを見ろ。今もまた南北朝問題を惹き起こそうとしている連中がいるじゃないか。国論分裂と国民相撃つ悲劇を避けるため、至急これを世に問うべきだ」と強く促されました。友人の指し示したのはさる女性雑誌で、皇室関係の記事を満載しています。
 ここに、尹宮朝彦親王と南北朝問題の真相を天下に周知さすべき時節の到来を実感した私は、これを天下に公開するための著作に取り掛かり、本稿を脱稿いたしました。

『南北朝こそ日本の機密』p.10


落合さんのいう「女性雑誌」以降、さらに〝敵〟のやり口は巧妙になって、あの真面目な山折哲雄氏を担ぎ出すに至っている。そのあたりは拙ブログでも記事にしているので一読願いたい。
皇太子殿下の祈り

それに関連して、落合さんも同書の「終わりに」で以下のように述べているのは流石と思った。

 本稿を脱稿して七日後の二月十八日、流通先で覧せられた『新潮45』誌に、驚くべき記事がありました。山折哲雄の「皇太子殿下、後退位なさいませ」と題する一文です。内容を一言で言うと、「雅子妃殿下の健康が問題だから、皇太子殿下はその地位を秋篠宮に譲り、家庭人として看病してあげなさい」というような趣旨であります。
 これを見て直感的に浮かんだのが「南北朝の再来」です。山折説の当否を本稿は論じる立場にありませんが、同趣旨の記事はこれまでは女性雑誌の専売で、報道に名を籍りた皇族個人に関する事実無根の記事で満ち溢れています。雑誌編集者はただ売れればよいとの考えで、読者の好奇心に訴えるだけの憶測記事を流しているつもりでも、このような報道が重なれば、いつしか国民の脳裏に刻まれて固定観念になり、国民の間に誤った皇族感情を形成し、流布する可能性は決して低くありません。
 雅子妃殿下の健康問題を憂うる主婦層の声はすでに巷に満ち、このまま放置すれば、延いては夫君の行蔵の批判にまでおよぶことを否定できません。ここに、国民間に心理的断層形成せんと狙う外敵の詭計が及ぶ恐れがあります。いつの世にもどんな場合にも「競わず争わす」に徹して、反論はおろか弁明すら一切しない皇室を、対象の好奇心をカネに替えるための好都合な対象と考える商業メディアは、外敵からすれば最も操縦しやすい洗脳機関なのです。
 国民は、わが皇室に関して正常な判断を維持するために、常にこのことを念頭に置いておく必要があります。

『南北朝こそ日本の機密』p.283


これでお分かりのように、『南北朝こそ日本の機密』は単に歴史の秘話を述べているだけに留まらず、皇室および我が国の明日を憂う真の日本人のための書でもあるといえよう。

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◆舎人家紋講座02
「◆舎人家紋講座02」は、“●家紋講座その遺伝性機能①”と題する2番目の小節である。

文中、「遺伝情報と家紋を照らせば、信用できる度合いは簡単に判明その付き合い方も明らかになる。これが本講座を啓く意義である」とあるが、果たして、本当に本人の持つ遺伝情報と家紋が、完璧にとは言わないまでも、かなりの程度一致するものなのだろうか…。このあたりを正確に理解するには、遺伝子についての理解を深化させ、その上で本稿以外の図書も参照にしつつ、家紋そのものを学んでいく必要がある。したがって、テキスト「舎人家紋講座」は、読者をして遺伝子について大凡理解させてから、家紋そのものについて筆を進めるという構成になっている。よって、当面は遺伝子に関する詳細な解説が続くので、どうか辛抱してお付き合い願いたい。


●家紋講座その遺伝性機能①
家紋手引を見ると、日本の場合その家紋については、生まれた場所に自生(じせい)する植物また自然の姿が図案化されており、文献(ぶんけん)では『新撰姓氏録(しんせんしょうじろく)(平安前期作)』があり、藤原氏を中心に朝廷参内(さんだい)のため、牛車(ぎっしゃ)の屋形(やかた)に紋章を施す(ほどこ)と始まる。また家紋の定着は鎌倉時代に始まり、戦場では旗(はた)や幕(まく)や楯(たて)などの目印(めじるし)とされ、室町(むろまち)時代に乱用が激しくなり、一五世紀後期には他家(たけ)の紋章を勝手に使うことが禁じられたといい、江戸時代に至ると下級武士も町人も使用するようになり、明治時代の壬申(じんしん)戸籍で一般化されたという。たとえば、植物紋は大凡(おおよそ)一〇〇種三〇〇〇図案が使われ、花弁(かべん)、葉(は)、実(み)のように小さなもの、またシダの類(るい)、稻(いね)、草花(くさばな)、花木(かぼく)、あるいは瓢箪や(ひょうたん)桃(もも)や栗(くり)などの実(み)入りから、松や杉に及ぶ巨木(きょぼく)なども家紋として、その図案化にも様々な註釈が(ちゅうしゃく)加えられている。これら通説の家紋情報を使う場合に注意を要するのは、図案化に伴う時代の流行(はや)り廃(すた)りを考察(こうさつ)すること、さらに家紋が決せられた時代の土地柄(とちがら)を調べること、他に家柄(いえがら)、事柄(ことがら)、人柄(ひとがら)などの情報を集めて、総合判断しないと、家紋講座の目的は達せられず、単なる時空の無駄遣(むだつか)いとなり、人との接し方を覚(さと)らなければ講座を啓(ひら)く意味もない。
 現代は本人が家紋を知らないまま、平然(へいぜん)と恥じないのが普通の時代であり、また本人と家紋が合致(がっち)しなくても、平然(へいぜん)と恥じないインチキが多勢(たぜい)を占(し)めており、それがゆえ、信じ合う手掛かりを得られないまま、互いの疑心暗鬼(ぎしんあんき)は欺(だま)し合(あ)う日常に流される。本人の遺伝情報は隠(かく)しようがなく、その性質は姿か(すがた)たち性癖(せいへき)に顕(あら)われており、自分の家紋も知らない論外(ろんがい)もあるが、その遺伝情報と家紋を照(て)らせば、信用できる度合(どあ)いは簡単に判明その付き合い方も明らかになる。これが本講座を啓く意義である。さて、遺伝情報を司る生命メカニズムについて、もう少し基本的な理解力を深める前提条件があり、その知識を得てから本来の家紋テキストを参照のうえ、具体的な講座に入るよう進めていきたい。

好気性とは、酸素を消費して、脳内ホルモンやモノアミンらの代謝(たいしゃ)、あるいは脂肪酸(しぼうさん)の代謝また酸化的リン酸化など行うが、最も重大な働きは電子伝達系(でんしでんたつけい)を巡(めぐ)らせ、酸素とミネラルと全(ぜん)ビタミンを使い、電気的活動を行う性質のことをいう。因(ちな)みに、ミネラルは基本元素(げんそ)(H、C、N、S)を除(のぞ)く全元素(ぜんげんそ)のこと、全ビタミンは生体内合成が不能ゆえ、外部摂取(せっしゅ)のほかない生命に不可欠のアミンを指している。好気性の基本トリカルボン酸(TCA)回路は呼吸(酸素)の反応系であり、ブドウ糖が分解され出来るピルビン酸が完全に酸化してエネルギーを得る回路の発見者クレブスの名を付(ふ)したり、クエン酸回路の別称も使われる。原核生物は、ミトコンドリアが成長の過程でDNAに寄生したのち、好気性の働きを行う細胞生命体を指(さ)しており、真核生物は、当初ミトコンドリアを持たない段階があり、エネルギー代謝の一つ解糖(かいとう)を嫌気的に行っているが、グルコースが解糖(かいとう)でピルビン酸に変換されると、好気性の働きに変わり、その回路を全体に巡らせる。
 原生動物は、酵母菌(こうぼきん)に代表されるDNAがミトコンドリアを有して真核をもち、ゴルジ体は細胞管内の粒状や網状の小体をいい、脊髄(せきずい)動物の神経細胞や腸な(ちょう)どの分泌(ぶんぴつ)細胞に所在その分泌物や排泄(はいせつ)物の形成に関与している。同じ菌でもRNAとDNA、またDNA内の原核と真核では生き方が異なるも、遺伝子の間には緊密(きんみつ)な関係が生じるため、人のように多細胞生命体のRNAとDNAの関係は一様(いちよう)とならない。エネルギーの渦(うず)に生じるアデノシン三リン酸(ATP)を使う各種の生体反応は、結果的に生じる余剰(よじょう)物質を養分に種々物質の産出があり、生命エネルギー器官の操作に関係してくる。
 ATPはアデニンすなわち炭素5水素5窒素5と、リボースつまり炭素5水素10酸素5と共にリン酸3分子で構成するヌクレチオド(遺伝情報物質の核酸構成単位)のこと、生体の運動や発熱や物質代謝など、エネルギーの貯蔵(ちょぞう)と放出を行う重要合成物ゆえ、特に植物を図案化した家紋とは密接な関係を有する。アデニンは細胞の核内また質内に存在し、遺伝情報を担(にな)う核酸中のプリン塩基(えんき)の一種であり、ヌクレオチドが多数で結合する高分子(こうぶんし)合成物質として、RNAとDNAに大別する仕分けがある。またリボースは炭素5個の代表的アルデヒド基をもち、D型はリボ核酸や各種の補酵素(ほこうそ)成分として、動植物の細胞すべてに存在し、ビタミンB2の合成源となる。さらにATPはアデノシン二リン酸(ADP)とリン酸とに分かれるが、筋肉中わずかに含まれるATPが分解する際の放出エネルギーであり、それが筋肉を動かす働きをしている。
 内分泌腺(ないぶんぴせん)の細胞内ミトコンドリアの産出操作(さんしゅつそうさ)としては、生体反応の結果から生じる余剰(よじょう)物質の脂肪とか、血液の余剰物質となる生殖細胞またミネラルの排泄(はいせつ)などあり、その排出エネルギーやホルモンを司る仕事をしている。つまり、汗、尿、(にょう)骨、軟骨(なんこつ)などの再現性に生じる、多種多様な老廃(ろうはい)アミンほか、代謝物(たいしゃぶつ)の核酸や脂肪や蛋白などの総ては、それぞれ内分泌腺の細胞内ミトコンドリアによる産出であり、血液の養分量を制御(せいぎょ)する内分泌腺のホルモンも同じこと、血中分泌(けっちゅうぶんぴ)の実際は酸素を取り込む肺(はい)呼吸に限らず、細胞内呼吸すら制御(せいぎょ)しており、約三〇余種(よしゅ)というステロイドホルモンさえミトコンドリアが作り、経路(けいろ)はメバロン酸の合成重合から、カクアレンの酸化により、ステロイドを形成これステロイドホルモンに至るという順を踏まえている。

HIS誕生秘話
11日(木)、仕事を終えて晩酌をしていると、フジテレビで「奇跡体験! アンビリバボー」をやっていた。同番組を見た上での感想を述べるとすれば、。ケンタッキーフライドチキンとHISの太鼓持ち番組といったところだ。ケンタッキーフライドチキンの場合、サンダースが7年の歳月を費やして完成させたケンタッキーフライドチキンは、11種類のハーブとスパイスを使っており、そのレシピは秘伝中の秘伝とのことだ。何か、コカコーラを連想させる内容だなぁ(笑)。コカコーラには麻薬コカインの成分が含まれているという噂があり、同様にケンタッキーフライドチキンも怪しいんだが…。現在、合法ハーブによる健康被害が問題となっているが、ケンタッキーフライドチキンの場合はどうなのか…?
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http://www.fujitv.co.jp/unb/contents/130411_1.html

まぁ、ケンタッキーフライドチキンのことはさておき、問題はHISだ。同番組を見逃した読者は、以下に番組の粗筋が写真入りで掲載されているので参照されたい。
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http://www.fujitv.co.jp/unb/contents/130411_2.html

HISを設立した澤田秀雄に亀さんは会ったことはないが、知人の杉本(健司)さんを介して澤田のことはある程度知っている。杉本さんは拙ブログ記事「フーテンの亀さん」でも紹介しているとおり、東京海外旅行研究会の設立メンバーの一人だ。同会では1983年に『安く行く海外旅行の本』(東京海外旅行研究会編 新声社)という本を出しており、亀さんもお手伝いをした関係で、同書の「はじめに」に登場している。HISは1980年に旅行会社を新宿西口に立ち上げており、上記の本が出版されたのもHISが設立されて未だ3年目ということもあって、〝HIS売り込み〟のため『安く行く海外旅行の本』に広告を載せている他、当時犇めいていた旅行会社120店の一社として以下のように取り上げられている。

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当時、星の数ほどあった旅行会社の中で、HISは2005年に海外旅行取り扱い人数で国内トップになった。澤田の経営手腕に負うところも大きかったと思うが、むしろ亀さんは背後の大きなバックアップが物を言ったと睨んでいる。そのあたりを如実に物語るのが、HIS証券の副社長だった野口英昭の〝自殺〟である。

「世に倦む日日」というブログでは、「野口英昭は誰に殺されたのか - LD株と純金ファミリー証券」という記事を書き、野口の〝自殺〟に疑問を投げかけている。というよりは、はっきりと「他殺」であると断定しているのだ。そして、同記事で「泣きの演技を見せた澤田秀雄も、全てを知っている」と書いてあるのに注目されたい。

この野口事件の真相を追うとすれば、一番ヒントになるのが以下の記事だ。同記事から、学会や当時そして現在も再び総理を務める安倍晋三が登場している点に注目しよう。

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http://www.asyura2.com/07/revival2/msg/149.html

まぁ、この事件はあまり深追いするわけにはいかないので、話をHISを取り上げたフジテレビの「奇跡体験! アンビリバボー」に戻そう。澤田は1951年生まれで亀さんは1953年生まれだが、海外に飛び出したのは亀さんの方が早く、かつ3年近く世界を放浪しているので、当時の背景は澤田同様に良ぉ~く知っている(笑)。その亀さんから見て、首をかしげたくなるような箇所が幾つかあった(笑)。

澤田は、どうにかドイツまで安く行ける方法はないか探したところ、意外なルートを発見!! まず、横浜から船で旧ソビエト連邦のナホトカまで行き、そこからシベリア鉄道に乗ってドイツに入る。 20日ほどかかる道のりだが、費用を計算してみると、10万円あればいけることが分かったのだ!!


こんなこと、当時海外旅行を目指していた若者にとって常識中の常識じゃん。亀さんは当時のアエロフロート機の格安チケットで、確か往復24万円ほどだったと思うがヨーロッパに飛んでいる。最初は澤田のようにシベリア鉄道でヨーロッパに行くつもりだったが、当時は3ヶ月だけヨーロッパを旅してから帰国するつもりだったので、日欧の往復に40日もかけたくはなかったのが主な理由だった。

 1970年当時、日本では旅行会社同士の競争がほとんどなかったため、航空券はほぼ一律の価格。 他の国と比べると驚くほど高額だった。 東京からロンドンの運賃は、日本で手配すると約70万円。 ところが、同じ路線がヨーロッパでは半額で買えたのである!!
 これでは日本の若者は、海外へ行くことができない。 澤田は、自分で安い航空券を売ることを決意、大きな夢が動き出した!!


確かにJTBといった大手旅行代理店の航空券はベラボーに高かったかもしれないが、当時ですら手に入れようと思えばアエロフロート機などの格安航空券は容易に入手できたのだ。だから、当時はHISを含め、一山当てようと旅行業に参入した零細旅行代理店が、雨後の竹の子のようにアチコチ誕生したわけで、HISもそんな会社の一社だっだ。最初は澤田にも海外を旅したい若者の応援という〝任侠心〟があったのかもしれないが、それだけでは今日見るようなHISにはならない。そのあたりは、今東光の『続 極道辻説法』を引用しておけば十分だろう。

☆☆良心的な商法は?
現在、五十四歳の男。毎日お茶の販売をしているのだが、最近では消費者商法とかベンチャービジネスなどという本を購入し、自分なりに読んでいる。しかし、消費老と私どもが共倒れまたは片倒れにもならず、後世に安心できるような真の人間的商道というようなものの存在を求めたい心境になっている。どこかに自然の法則にのっとった因果商法的なものを教えてくれる本があったら、ぜひ教えてほしい。
(静岡県富士吉田市 Y・S)

そんなもの、あるわけがねえ。この一言で終わりだ。商売人は銭コ儲けりゃあいいんだもん、相手のためまで思ってやってちゃあ、商売はなりたたんよ。もしオレが商人になったら、商業道徳なんて完全に無視するぜ。儲けようと思ったならば、だ。それぐらいの根性でやったとしても儲けは上がらないもんだ。商売なんて、そんなもんよ。
『続 極道辻説法』p.41


長くなるので、今日はこのへんにしておこう。
占いは信じるな!
先週の土曜日、近郊のブックオフに寄り、『「占い」は信じるな!』という題名の本を購入した。20ページほど同書に目を通し、『東光ばさら対談』の今東光と田中小実昌の対談を思い出した。『東光ばさら対談』に書かれていたインチキ占い師の見分け方が、『「占い」は信じるな!』にも書いてあったからである。今東光は本邦易学の大家であり、一方の田中小実昌も新宿で街頭易者として鳴らした猛者である。これに、『「占い」は信じるな!』の著者・佐藤六龍氏が加わっていたら、もの凄く面白い本が誕生したに違いない。

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ところで、通読中の『月刊日本』四月号で、佐藤優氏の「太平記を読み解く」(56)を興味深く読んだ。今回の主テーマは運と占いについてだったが、特に以下の行が心に響いた。

神様、運といった超越的なものを信じるということと、実際に占い師に頼ったりすることとは、質的に全く異なります。
--中略--
私はたびたび、超越的なものへの畏れの感覚を取り戻すことの重要性を指摘して来ました。しかし、それは何かに入信せよとか、占いに頼れということでは断じてありません。それは、世界が存在し、自分が今生きているという根源的な不思議さに気づき、「身の毛もよだつほどに」慄(おのの)くということです。


上記を読み、咄嗟に思い出したのが以下の本である。

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この本は、ハングライダーに熱中していた最愛の息子が、ある日突然事故死して以降の父親の心の葛藤を描いた作品である。同じ頃、息子のクラスメートが16歳という若さで亡くなっており、亀さんも息子と一緒に葬儀に参列したのだが、そこにはO君の在りし日の写真が数葉飾られているのを見て、思わず熱いものがこみ上げてきたのを思い出す。改めて、運というものに思いを致した瞬間であった。

今月の2日に行われた翻訳者同士による研修会の後、二次会の居酒屋で語り合ったトピックスの一つも運についてであった。この150億年という今の一瞬、かつ広大な宇宙の中の地球という芥子粒のような惑星で、こうして互いに酒を酌み交わしているのは奇蹟中の奇蹟だという話になったのだが、これが佐藤優氏の言う、「世界が存在し、自分が今生きているという根源的な不思議さ」に繋がるのである。

◆舎人家紋講座01
数年前、「舎人家紋講座」と題する講座を平均して毎月2回、1年以上の長きにわたって栗原(茂)さんから直伝してもらったことがある。あれから数年経つが、依然として「舎人家紋講座」は未消化のままだ。そろそろ、「舎人家紋講座」を〝復習〟することにより、栗原流〝家紋哲学〟なるものを、自家薬籠中の物にしていく時期が到来したような気がする。なぜなら、亀さん家のルーツ調査を進めていくなかで、家紋は避けて通れないと日増しに痛感するようになったからだ。よって、当面の間、本ブログの「ご先祖様」のカテゴリでは、〝復習〟の場にさせていただきたい。〝復習〟が終わるまで一年ほどかかると思う。

第一弾として、栗原さんが作成した「舎人家紋講座」の冒頭を、本稿の最後に転載しておこう。全体で146ページに及ぶテキストであり、前半部にあたる64ページ目までを順次公開していきたい。但し、65ページ以降の後半部は個人情報が含まれているため、公開する予定はない。

以下の「●舎人家紋講座その基本経路」を読むと、いきなりDNAだのといった小難しい話になっているが、これが栗原流の筆の進め方なので我慢して戴きたい。栗原さんは以下のように述べる。

人は細胞間伝達系を結ぶ交流回路により、人との接しかか方を決しているが、その基底に働く要素の多くは遺伝情報にあり、単なる好き嫌いも遺伝きてい情報と無関係でないため、人の素養は家紋にも顕われるのだ。


栗原さんは初対面の人間に必ず問うのが、氏名・生年月日、そして家紋だという。換言すれば、家紋によって栗原さんは、その後の付き合い方を決めていることを意味している。そのあたりの真偽のほどは、これからじっくりと検討していくつもりだ。

なお、テキスト「舎人家紋講座理」以外で、亀さんが所有する家紋に関する蔵書は以下のとおりであり、適宜引用させて戴くつもりだ。

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●舎人家紋講座その基本経路
 人は多細胞生命体であり、その細胞一個の大きさは米粒(こめつぶ)の六〇億分の一くらいといわれ細胞膜(さいぼうまく)に覆(おお)われている。電気的性質をもつ細胞膜の外面(がいめん)と内面(ないめん)では、電位(でんい)差(さ)をもつ分極の(ぶんきょく)働きがあり、脱(だつ)分極(電位差の消失)(しょうしつ)→オーバーシュート(極性の(きょくせい)逆転)→再(さい)分極(静止(せいし)電位に戻る)というサイクルを繰り返している。この周期(しゅうき)に際する、静止電位とは非(ひ)活動(かつどう)時の外面膜(がいめんまく)電位ゼロの仮定に対し、内面膜電位の値が(あたい)常に負(ふ)の状況を指しており、それは外部環境の変化に対応する細胞膜透過(とうか)の電気的刺激(しげき)調整を意味する。ところが静止電位を保つ閾値(しきいち)(限界値)を越えた刺激が加わると、細胞膜透過性(とうかせい)に変化が生じる、これを活動電位と呼ぶが、静止電位と活動電位との差(振幅(しんぷく))は細胞種(しゅ)で異なり、特に神経(しんけい)また筋(きん)で顕著(けんちょ)な振幅を起こし、極端な(きょくたん)刺激は機能障害(きのうしょうがい)の原因ともなる。たとえば骨格筋線維(こっかくきんせんい)の静止電位はマイナス七〇~九〇ミリボルト、閾値は同五〇~六〇ミリボルト、また活動電位はプラス四〇~五〇ミリボルトゆえ、振幅は一一〇~一四〇ミリボルトが通常である。この生命メカニズムは単細胞も同様だから、微生物(びせいぶつ)の鞭毛(べんもう)や繊毛(せんもう)を構成する蛋白(たんぱく)も高等動物と変わらないが、ここに本講座のテーマが潜んでいる。
 例えば銀の標準酸化還元(さんかかんげん)電位は〇・七九九一ボルトすなわち七九九・一ミリボルトゆえ振幅は約一六〇〇ミリボルトこの値は二五℃の状態下(じょうたいか)であるが、これだけ大きな電位差の刺激を受けたら、微生物のような単細胞生命体は機能障害どころか、瞬時(しゅんじ)に原型(げんけい)を残さず自爆(じばく)テロのように自壊(じかい)死滅(しめつ)してしまう。ところが、多細胞生命体の組成(そせい)は細胞分裂の立体複合構造ゆえ、その結合法により、外部環境の刺激調整機能が大きいため、電気抵抗率も微生物とは比較にならない。通常の動物細胞は、小体核D(しょうたいかく)NA染色体を(せんしょくたい)含む核が核膜孔(かくまくこう)を持つ核膜に覆われ、その核膜と細胞膜の間でゴルジ体や中心小体、ミトコンドリア、リボソーム(顆粒(かりゅう)状で蛋白質(たんぱくしつ)合成の主役)、リソソーム(各種の加水分解酵素(こうそ)を含む小器官)、滑面(かつめん)小胞体、粗面(そめん)小胞体、空胞(くうほう)などの小器官(しょうきかん)が働いており、細胞間の結合を強める仕事を行う細胞膜の分化構造のデスモソームを含む組成(そせい)が基本単位とされる。つまり、核膜内の遺伝情報源DNAの大部分を含む総称を細胞核といい、細胞核以外の総称を細胞質という大別あるが、原核(げんかく)(細菌、藍藻(らんそう)、植物などの前核(ぜんかく))と真核(しんかく)(原核以外の後核(こうかく))の相違性は細胞核と細胞質が明確に隔(へだ)てられているか否(いな)かで分けられている。
 核分裂(ぶんれつ)その次に質(しつ)分裂を起こす体細胞(たいさいぼう)分裂に対し、減数(げんすう)分裂は染色体数を半減させ生殖(せいしょく)細胞を作ることをいい、核の遺伝情報に左右されながらも、その形質が独立した細胞質の遺伝因子(いんし)にミトコドリアやDNAなどあり、これを核外(かくがい)遺伝と呼んでいる。体液(たいえき)性免疫(めんえき)は抗原(こうげん)が侵入すると、体液(血液)中に抗体(こうたい)が生じる反応(はんのう)をいうが、細胞性免疫はリンパ系細胞の直接反応であり、抗原に特異的作用を及ぼす働きが知られている。また神経単位をノイロンとかニューロンとかいうが、神経系の構造的・機能的な単位となるもので、神経細胞とそれから出る突起(とっき)を合わせたものをいい、神経細胞は、神経単位(ノイロン)から突起を除いた部分すなわち細胞核と細胞質で成るものとされている。いずれにしろ生命体細胞は、遺伝子二重螺旋(らせん)一本のRNA、同二本のDNA、多細胞の分類あるも、好気性(こうきせい)と嫌気性(けんきせい)の異なる作用のもと、遺伝子と緊密(きんみつ)な関係をもちながら、電子伝達系を巡(めぐ)らせ遺伝情報が自然に働く仕組みで成り立っている。これらの基本は植物も同じであり、遺伝性の働きは家紋に限らず、あらゆる選択肢(せんたくし)の標準に影響してくる。
 家紋の分類は、通常一般的に自然紋、植物紋、動物紋、建造紋(けんぞうもん)、器物紋(きぶつもん)、幾何紋(きかもん)、文字紋など、大別的な大枠(おおわく)に各種の仕分けを施し(ほどこ)ながら、その図案化(ずあんか)した紋様(もんよう)で仕切る方法を取り入れているが、原初(げんしょ)に基づけば、家紋の歴史も遺伝情報と無関係ではない。そもそも家紋が何ゆえ用いられたのか、その原初は文明の基礎であり、言語以前の表象に(ひょうしょう)利用した痕跡(こんせき)は、考古発掘(こうこはっくつ)が進むほど明らかになる。すなわち、他の動物に比して、人の衣食住は大自然の恵(めぐ)みを活用しながら、栽培(さいばい)や加工などの技芸(ぎげい)を磨(みが)いてきたが、いまや技芸以前の要素が問題の時代であり、実証現場の解明を踏まえると、未来は特許の如き独占権などは意味をなさなくなる。その未来に達するまでは、実(じつ)と虚(きょ)が入(い)り交(ま)じる時空において、最も重大なコミュニケーションが一期一会(いちごいちえ)を含む人と人の接し方にあり、その善(よ)し悪(あ)しは日常生活に直結する問題を抱(かか)えている。人は細胞間伝達系を結ぶ交流回路により、人との接し方を決しているが、その基底(きてい)に働く要素の多くは遺伝情報にあり、単なる好き嫌いも遺伝情報と無関係でないため、人の素養(そよう)は家紋にも顕(あら)われるのだ。

亀井静香が吠えた、亀さんも吠えた…
2ヶ月近くかかった(原文の英単語数)20万ワードを超える英日翻訳の仕事、締め切りが先週の5日(金)だったが無事に納品し、ホッとした。しかし、また間もなく別の翻訳の仕事が始まるので、それまでに庭の手入れや家の修理を一気にやっておこう。昨日は網戸を張る作業をした。そうした合間に、山積みになった未読の本や雑誌に目を通し始めた。最初に手にした雑誌は『月刊日本』四月号だ。先月下旬に郵送されてきたのだが、漸く目を通すことができた。表紙に「特集 目覚めよ日本」とあり、トップ記事が「TPP参加は亡国への道だ!」と、久しぶりに亀井静香が吠えている。その他、TPP特集記事に東郷和彦の「米国で高まる日本不信」、稲村(公望)さんの「マハティールに見捨てられる日本」、ロナルド・モースの「日本は自殺するのか」、そして今村聡の「TPPは医療と國體を破壊する!!」である。これから、じっくり読ませていただこう。

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それから、亀さんが『月刊日本』で密かに注目しているのは、佐藤守氏の「遠交近攻」だ。四月号は「岡田前副総理らを尋問せよ」という題の記事だった。正にそのとおり、岡田は国賊であり、徹底して追求していくべきだ。そう言えば、佐藤氏の『大東亜戦争は昭和50年4月30日に終結した』(青林堂)を読みかけたままだった。『月刊日本』四月号を読み終えたら、早速紐解こう。

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過疎地のこと
昨夕、フジテレビのスーパーニュースで、「地域の“希望”に… 父号泣…たった一人の小学生」という、心温まるニュースを見た。フジテレビでは以下のように内容の紹介をしていた。

特報 地域の“希望”に… 父号泣…たった一人の小学生
高知・安芸市の東川小学校に通う腰山禮に密着。腰山禮ちゃんはたった一人の生徒で、1人だけの授業の模様を取材した。
禮ちゃんは今、休み時間の一輪車にハマっており、普段は校長先生も含めた4人で学校生活を送っている。体育には全教員が参加し、図書館に増やす本を決める選書会には禮ちゃんも参加した。
自宅は学校から車で約5分の場所にあり、お父さんは地元の食品メーカーで働いている。1人だけの学校に通わせた理由について聞いたところ、母親は当初反対していたが、禮ちゃんと接することで地元の人たちに笑顔が生まれていくのを見て学校に通わせることを決めたという。
学校がある入河内地区はお茶とゆず栽培が盛んな地域で昔は多くの人が暮らしていたが、村の合併や交通の不便さで人口は減り続け、現在は約50世帯80人しか住んでいない。東川小学校は去年休校の危機に直面しており、地元の人たちは禮ちゃんの入学を心から祝ったという。
禮ちゃんの学習発表会が迫り、禮ちゃんはたった1人で5ページもの原稿を発表することになった。


フジテレビ以外に、テレビ朝日やNHKでも禮ちゃんの番組を放送したようだ。特に、NHK高知放送局のアナウンサー新井隆太氏のブログ記事は素晴らしい。
「豊かさ」ってなんだろう?

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ここで、地域で思い出すのは「幸せの赤いハンカチが消えた」だ。少し前まではYouTubeで公開されていたが、登録を抹消されたのか現在は観ることはできない。このドキュメントも心温まるニュースだっただけに、本当に残念だ。その番組について、稲村(公望)さんがYouTubeで語っている。





今東光とゼスイット 2
『天皇のロザリオ』について疑問を呈する記事に出会った。
日本人奴隷の謎を追って  サンパウロ 日本語新聞

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同記事の連載(6)では、『天皇のロザリオ』で述べる50万人説は、明らかにオーバーな数字であると述べていた。さらに、以下の記事に至っては徹底して『天皇のロザリオ』を叩いていた。

愛・蔵太の気になるメモ
「日本人奴隷」について読んでおかなければならないテキストのメモ
[日本人奴隷]既知外テキストの元をたどったらさらに既知外テキストに行き当たる
南蛮人は日本人の娘を50万人も奴隷にとってなんかいません

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ところで、日本人奴隷に関する記事で、鬼塚氏よりもさらに悪質なのが「オルタナティブ通信」というブログだ。
福田前首相・辞任の深層

明治時代以降、天皇一族は日本人女性を多数、誘拐し、売春婦として海外へ売り飛ばして来た。

畑で農作業を行っていた女性を殴り、学校帰りの女子学生を殴り倒し気絶させ、天皇一族の部下達は誘拐し、売春婦としてヨーロッパに売却してきた。その数は累計50万人。全員、20歳代で梅毒等で死亡した。

天皇一族の実行した日本人大量虐殺である。


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何故、中世に海外に売り飛ばされた日本人奴隷50万人という数字と、上記の「オルタナティブ通信」にある、〝明治時代以降〟ヨーロッパに売却した若い日本人女性50万人という数字が一致しているのだろうか…(笑)。誰もが納得できるように、明治時代以降に50万人もの日本人女性が、海外に売り飛ばされたという具体的な証拠があったら、是非示して欲しいものだ(爆)。

ところで、漸く『ザビエルとヤジロウの旅』(大住広人著 葦書房)をもう少しで読み終えそうだ。葦書房は天童(竺丸)さんも高く評価していた出版社であり、その出版社が出した『ザビエルとヤジロウの旅』も、価値ある書籍だと思う。

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同じヤジロウを取り上げた『岩屋天狗と千年王国』という本もあるが、残念ながら亀さんは同書に目を通したことはない。それでも、同書の目次を見つけているので以下に示しておこう。なお、同書は副島隆彦が評価して入手が困難になった本なのだが、そうなると一読するだけの価値はないのかもしれない。数日前、飯山(一郎)さんも「◆2013/04/03(水)2   真性の4月馬鹿」という記事を書いており、亀さんも副島隆彦については全く同意見だからだ(爆)。

ただ、下巻の「第9章 光格天皇御即位の真相」は気になる章だ。この章を読めば、筆者の窪田志一の著した同書が本物かどうかが分かるだろう。

『岩屋天狗と千年王国』窪田志一著
■ 上巻
自ら弥勒菩薩の再来を名乗り、謎の忍者集団・真方衆を組織して近世初頭の日本に不可視の帝国を築いた世界巨人・岩屋○○。薩摩より身を興し、伊豆半島の一大鉄砲製造基地設営、タクラマカン砂漠の踏破、フランシスコ=ザビエルとの宗論、琉球王として即位、倭寇王としての北京・南京城攻略…東シナ海にその生を終えるまでの驚愕の軌跡と徳川政権による史上からの抹殺計画の全貌をついに公表!
 
目次の一部
第1章 明治維新の裏面に暗躍した謀略集団真方衆
 ・西郷と征韓論、西南戦争に関する謎の数々
 ・征韓論なるものは西郷個人の隠密なる企図、妖説である
 ・革命の尖兵、謎の国友衆
 ・西郷家の祖先は岩屋○○、そのユタモンであることの由来
 ・大塩平八郎に訓薫された西郷少年
 ・幕末における真方衆の実態
 ・明治後、始めて日本歴史に登場したヤジロー
 ・第二次革命を盟約した薩摩西郷と会津西郷
 ・西郷を衝撃した明治切支丹 - その解禁の謎
 ・征韓論の有無を決定する公的史料
 ・明治6年政争の真相
第2章 世界に雄飛した隼人ゴロ集団
 ・九州王朝(紀国)の正体
第3章 南九州隼人族の活躍
第4章 デタラメきわまる琉球王統史
 ・真実の正しい琉球王統史
 ・肥後、琉球佐敷家の王位継承争い
第5章 石屋真梁禅師
 ・石屋禅師の功績が隠藪、抹殺された理由
第6章 易断政府を樹立した岩屋○○
 ・伊集院城城巓に泣く弥次郎
 ・地動説を唱えて人々を驚かす
 ・朝鮮交易、宮廷を震撼す
 ・東南アジア探検行
 ・その上洛、天下を呑むの概、後柏原天皇に謁す
 ・弥次郎の事績概略
 
■ 下巻
桶狭間に義元を襲撃し、本能寺に信長を暗殺して歴史を闇より操作した謎の忍者集団・真方衆の暗闘、西南日本に広がる謎の石神、天草四郎・由比正雪・天一坊・大石内蔵助・大塩平八郎等の岩屋○○顕彰と徳川幕府転覆計画、維新への道を開いた光格天皇即位の秘密、西郷隆盛征韓論と西南戦争の真相など近世史の闇が今、ここに浮上する。
 
目次の一部
第1章 岩屋○○はなぜ抹殺されたか
 ・和辻哲郎氏の鎖国論でようやく刮目した日本
 ・抹殺の最後の仕上げ人、重野安繹
第2章 実在した易断政府と岩屋○○
 ・その内容をしゃべると殺されるという
 ・明治後、はじめて日本歴史に登場した弥次郎
 ・切支丹はなぜ岩屋○○を抹殺したか
 ・伊集院橋口家と妙円寺
 ・傑僧覚雲こと橋口兼道
 ・真穂梁夢と高橋家と琉球尚王家
 ・鴬宿と『異端記』の由来
 ・琉球尚王家は伊集院家である
第3章 徳川と易断軍の活躍
 ・家康が島津に与えた岩屋○○抹殺指令 
 ・薩摩で入水自殺された後奈良天皇
第4章 伊豆半島における鉄砲製造基地群
 ・北条氏康と鉄砲基地 下田地区基地群
第5章 弥次郎の血はアラブ人真穂梁夢
第6章 島津氏とその正しい系譜―島津忠久の出自について
第7章 石敢当の謎
第8章 朝鮮戦役投降倭将、金忠善の正体
第9章 光格天皇御即位の真相
第10章 大久保長安とその埋蔵金の真相


桜散る
昨夜の暴風で散りかけていた桜の花も、大分散ってしまったようだ。神計らいで金曜日(4月5日)にNHKの美の壺「桜」を観た。案内役は草刈正雄で、以下は同番組の詳細である。


春と言えば桜!一斉に咲き誇り、華麗に舞い散る花を人々は愛し、その美をたたえる珠玉の工芸品も生み出してきた。花びらの淡い色を再現した桜のかんざしは若い女性に大人気。桜染という天然の染め物は、幹に閉じ込められた繊細な色で染め上げる。花が自ずと発光するような、夜桜の幻想的な美の秘密とは? 桜吹雪に魅せられ、散る桜を描いた豪華な着物をいくつも作った作家・宇野千代。日本人をとりこにする桜の美を味わい尽くす。


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散りゆく桜を眺めながら、昨年の東京新聞の記事を思い出した。6月1日の夕刊に載った「回天で出撃 19歳の遺書」である。同じ年頃の息子たちを思いながら同記事を読んだが、死に逝く若者の心情を思うと胸が痛んだ。

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上記記事が削除された場合、中国新聞で読むことができる。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/mediacenter/article.php?story=2012060110270460_ja


その頃、NHKで放送された「15歳の志願兵」を鑑賞したのも、同記事がきっかけであった。

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だから、昨日『文殊菩薩(ブログ版)』で読んだ「散りゆく者たちがリクエストした“湖畔の宿”」が、一層胸に迫ったのだろう。同記事の結びの言葉を心に刻んでおきたい。

戦後の日本人は彼らの尊い散華を決して忘れずに、日本を独立自尊の良い国にする責務がある。


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