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人生は冥土までの暇潰し

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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
竹中平蔵とはさみは使いよう
昨日の掲示板「放知技」で展開された、飯山一郎さんの安倍晋三論は重要なので、「竹中平蔵とはさみは使いよう」と題して筆を進めたい。

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数日前、『月刊日本』(六月号)が届いた。幾本かあった特集の中で、亀さんは「郵便局はアメリカに奪われた」に注目した。この特集では稲村公望さんの他、あの植草一秀氏も寄稿していた。森友学園問題で猛り狂っている今の植草氏からは、想像もできないほど正鵠を射た主張で、郵政民営化を推し進めた小泉政権の正体を正確に捉えている点、流石と思った次第である(赤線)。

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以下は昨日の飯山一郎さんの投稿だが、小泉政権と郵政民営化については、飯山一郎さんも植草氏と同意見であることがわかる(青線)。

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http://grnba.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16117851

だが、月刊日本や植草氏の主張と、飯山さんの主張が一致しているのは、そこまでである。月刊日本は以下のように主張する(赤線)。

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つまり、「民主党が郵政民営化に歯止めをかけたものの、政権交代で安倍政権が再び郵政民営化を推し進めるようになった」と、月刊日本は主張しているのだ。表層的には、確かに月刊日本の言う通りだし、そのように思うのも無理もない。しかし、この点で飯山さんの見解は大きく異なってくる(民主党について言及した青線の最終行)。

その上で、飯山さんは以下のように主張した(赤線)。

安倍晋三は,竹中平蔵を取り込むことによって,偽ユダヤ資本をコントロールしているワケで…

偽ユダヤ資本にコントロールされた小泉純一郎とは,真逆の政治運営をしている.


なぜ、こうも両者の見解が異なるのか? それは、政治家としての安倍晋三を正確に捉えているかどうかの差なのである。飯山さんが安倍晋三の人物を見抜けたのも、過去の安倍晋三の言動を徹底的に調べ、慎重に考察を重ねてきたからこそである(紫線)。

安倍晋三のヤリ方は,日本国にとっては革命的です」という結論にいたるわけなのだ。


トランプ当選以降、殊に2月11日に行われたトランプ・安倍の日米首脳会談前後から、亀さんは安倍晋三の人物の再評価という作業の必要性に迫られ、手透きの時に過去の安倍晋三の言動を独自に再確認してきたが、「なるほど、そうだったのか…」と、気づかされ、驚かされる毎日であった。

それにしても、安倍晋三という人物の持つ器は、計り知れぬものがある。そして、それを見抜いた飯山さんも凄い。

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清水精一と山窩
前稿で「清水精一の人生」を書いた。清水の歩みを大雑把だが、一応は掴んでいただけたのではと思う。本稿「清水精一と山窩」では、山窩と三年半にわたって生活をともにした清水が、具体的に何を山窩から学んだのか、換言すれば、山窩が清水の物の見方・考え方に、どのような影響をもたらしたかについて簡単に述べておきたい。

最初に、『サンカとともに 大地に生きる』(清水精一 河出書房新社)の解説で、磯川全次氏が述べているように、同書で山窩と行動をともにしたことについて述べているのは、第12章の「乞食(行乞)」、第13章の「乞食の群れにて」、そして第14章の「青天人」の三つの章である。「第12~14章が一番面白かった」と、同書を再読した磯川氏が述べていたが、同感である。関心のある読者は同書に直接目を通していただくとして、三角寛といった、山窩との生活を体験していない者たちに多く見受けられる、外から見た表層的な山窩像とは異なり、清水のそれは山窩の内奥に食い込み、しかも三年半も山窩との生活を通じて得た、本物の山窩像である点、三角らの山窩像とは大きく違うのである。

ここで、人によっては山窩は異民族であると主張している者がいる。日本人と中国人の場合であれば、確かに互いに異民族同士であり、言葉も違えば、物の見方・考え方も大きく異なってくるのは、当然の話である。では、清水は山窩を異民族の集団と考えていたのだろうかという点については、『サンカとともに 大地に生きる』に以下のような記述があるので紹介したい。

山窩は民族的なものか、境遇的なものかと言うと、私は民族的なものでなくて、境遇的なものであると思うが、甚だしく民族的の色彩が濃厚なものである。これを分類すると種々あるが、大別し二大系統とすることが出来る。一つは山を根拠として来たもの、即ち山林生活者をしたもので、今一つは河海の辺りを根拠としたものである。
『サンカとともに 大地に生きる』p.137


つまり、清水は日本人も山窩も同じ民族だと言っているわけで、その点は亀さんも基本的に同感である。そして、日本人と山窩を分けているものこそ、境遇の違いという清水の主張に同意するものである。ここで、「境遇の違い」と亀さんは書いたが、この境遇の違いについては、実際に山窩との生活を実体験した者でなければ、真に山窩の心を理解することは不可能だと、同書を紐解きながら亀さんは直感的に思った。そのあたりを明瞭に述べた清水の言葉を以下に引用しておこう。

すべてのものには、頭で考えて解ることと、行じて初めて解ることとの二つがあると思う。水の冷たさはいかに頭脳で考えても解らぬことだ。それはどうしても飲むという行を通さねば解らないことである。真実解らないものまでも解らないままに概念知として無理矢理に詰め込む。たださえ整理せねばならぬ頭脳へ、整理を待つ暇もなく詰め込まねばならぬ。ついには耐えきれなくなって神経衰弱症などに陥るのである。そこに私は無理があると思う。熱い、冷たいという根本の観念さえしっかりとしておけばそれからはものに触れ、行を通じて真に解ってゆけると思う。余計なものは害にこそなれ、吾らを生かすに何ら役立つべきものはない。
『サンカとともに 大地に生きる』p.38


これは正に、不立文字の真髄を述べた行である。換言すれば、山窩と実際に生活をともにすることで、初めて山窩というものが〝身体で解る〟のだと思うし、文字で伝えるのは不可能とすら思えるのだ。しかし、そう書いてしまっては身も蓋もないので、同書に登場する一人の人物を簡単に描写しておくことで、山窩の実像の一端を見ていただこう。その人物とは、清水が属していた山窩集団の仲間の一人で、「紀州」と呼ばれていた老人である。第14章「青天人」に登場している。その紀州翁を師と仰ぎ、親とも思っていた清水が学んだものは、紀州の生き様そのものであった。特に亀さんが紀州の生き様で印象に残ったものが、天と地についての考え方である。長くなるが、以下の引用に目を通していただきたい。

紀州は決して小屋の中では寝ない。いつも大空を戴いて土の上へそのまま寝る。そしてこの大きな空を味わえ。土の温かいことを味得せよなどと云ってくれた。ある朝である。冬の始めの頃であったが、例の如く裸身のままで土の上へごろりと寝ているのである。そして蓆(むしろ)を被っていた。蓆は霜さえ積んでいる。私は驚いて、紀州冷たいことはないかい、と心配すると、寝たまま蓆をまくして、大地が冷たいなどと言うているものにどうして大地の温かみが解るかい。この頃の奴らは言葉ではいろいろ言うが、土の温かみを知らないで天地間の温かみが解るものでない。天地の温かみの解らないものは人間の温かみをも知れたものでない、と呵々大笑しているのであった。私はその言葉に打たれた。大地の温かみ、天地の広い恵みを味わい得たものには小さい小屋などは問題でないのであろう。

いつも紀州は帽子も笠も冠らない。そして夏の炎天下でもそのままでいる。紀州暑いだろうと云うと、お天道さんと仲よしじゃと笑っている。太陽と仲よしでいる境涯などは実に大きいものだ。大空を帽子に、大地を布団に敷く。天地そのままを自分のものにしている紀州であった。

『サンカとともに 大地に生きる』p.191


大空を帽子に、大地を布団に敷く」という紀州翁の生活…、実は2年前の亀さんは最悪の事態を想定し、万一の場合に備えて『冒険手帳』という本を入手している。その後、神計らいか、最悪の事態を迎えることなく今日に至っているわけだが、仮に今日明日にも最悪の事態を迎えることになったとしても大丈夫なように、サバイバルしていくための心の準備はできており、いつでも必要な行動に移せるように、サバイバルに必要な物は常時手許に置いてある。なお、『冒険手帳』については以下で紹介していたので、関心のある読者は参照していただきたい。
飯山一郎の“新日本建国神話”

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その後に至ってフクイチを取り巻く状況に変化が生じ、プーチン大統領と安倍首相がフクイチ事故後の処理に乗り出すということが明らかになった。よって、現在は静かに成り行きを見守っているところだが、実際にロシアと日本がフクイチ事故処理に乗り出すまで、日本が持つかどうかという一抹の不安が残る。

次回は最終稿の「清水精一に学ぶ」をお届けする予定。

共謀罪にYES!
今朝の東京新聞に共謀罪の記事が載った。上段は共謀罪に「NO!」の立場の弁護士、下段は共謀罪に「YES!」の立場の元警察庁長官・国松孝次氏である。二年前の亀さんであったら、「言論統制から投獄拷問の時代へ」という記事を書いたほどなので、無条件に上段の共謀罪に「NO!」の弁護士を応援していたことだろう。だが、今や下段の国松氏の共謀罪に「YES!」を全面的に支持するものである。

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何故か?

上記の国松氏の意見をじっくりと読んでいただきたい。二年前の亀さんは気がつかなかったのだが、小林多喜二の時の戦前と今とでは、状況が全く違う(赤線)。加えて、共謀罪の成立が絶対に必要であると気づいたのだ(青線)。

以下をじっくりと熟読あれ。

ロシア,自民党の「共謀罪」法案を全面支持!
なぜ日本人は反テロ法に横断幕を持って街頭に出るまで反対するのか?

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http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16057898/670/

クシュナーの正体
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ブログ『文殊菩薩』に、「謎解き2017年エコノミスト表紙」と題する記事が掲載された。久しぶりに年頭のエコノミスト誌の表紙を目にして、咄嗟に思い出したのが拙稿「トランプ占い(2)」で紹介した、安西正鷹さんのエコノミスト誌の表紙についての見解であった。そこで、この両者の見解を読み比べると、興味深い共通点を見出す読者も少なくないと思う。亀さんは安西さんと野崎晃市博士の両者と、同じ釜の飯を食っていることもあり、時々だが、お二人がダブることがある。それは、二人の顔や雰囲気が似ているということだけではなく、二人の〝宗教性〟にある。安西さんの場合、今回紹介した安西ファイルに登場するアラハバキから分かるように、日本の土着宗教に造詣が深い。一方、野崎博士は筋金入りのキリスト教学者である。だから、宗教性という観点から二人の比較論を書けば、興味深い記事になりそうだ。

ところで、今回の野崎博士の記事にクシュナーが登場している。

1、The Tower(塔)
ロシアの最高裁判所でエホバの証人の活動を禁止する命令が出された(記 事)。左は旧ソ連の旗で、右の十字架はロシア正教を意味し、ロシアでの禁令に一致する。エホバの証人はキリスト教系の宗教団体で、Watch Tower(ものみの塔)と呼ばれる雑誌を発行している。ちなみに、ニューヨークの同教団ビルはトランプの娘婿クシュナーの不動産会社へ売却が決まった。


上記を読み進めながら、拙稿「月刊日本も…」で、クシュナーの人物についての安西評を紹介すると約束したのを思い出した。よって、さっそくクシュナーについて筆を進めよう。先月行われた会合(まほろば会)で、安西さんが解説してくれた主テーマは以下のとおりである。

①イスラエルへの献身的な愛に潜む罠
②第2次河豚計画が実現し始めるのか
③世界平和に向けて行動せよ


クシュナーについて安西さんが言及していたのは、「①イスラエルへの献身的な愛に潜む罠」なのだが、これはトランプのイスラエル人脈についての貴重な記事となっており、そうしたイスラエル人脈の一人として、クシュナーが登場しているわけである。安西さんと野崎博士のクシュナー観、そして飯山一郎さんのクシュナー観を立体的に組み合わせれば、クシュナーの正体に肉薄できよう。

北朝鮮が38度線近くの韓国の村に毒ガスを撒いた残酷な写真を…
いつも一緒にいるイヴァンカ・トランプ親子に見せながら…
「電磁波攻撃で北朝鮮軍を麻痺させれば,2時間で勝負がつきます!」
と,マクマスターとクシュナーに言われ…

残酷な画像を見た愛姫イヴァンカが…
「これ,ヒドすぎるわ! 金正恩は悪魔だわ! パパがヤッつけて!」
と,涙をポロポロ流して,泣きながら,父親のトランプに訴える…

すると,クシュナーが…
「オヤジさん,ヤッちゃいましょ! 日本,韓国,いや世界中が,ナラズ者を処分した偉大な大統領だ!と賞賛します.」 と,ダメ押し.

武力攻撃をヤリたくてたまらない戦争屋


【ポイント】
・商務長官のウィルバー・ロスは、「トランプを借金地獄から救った再建屋」として有名だが、その経歴からロスチャイルドの非嫡出子の一人ではないかと疑われている。
・2016年2月、トランプ大統領は娘のイヴァンカとともに、右翼のユダヤ報道機関「アルゲマイネ」の年次ガラ賞を受賞し、「私たちはイスラエルが大好きです。私たちはイスラエルのために100%、1000%を戦うつもりです。」とスピーチした。
・トランプのユダヤ人に対する異常な愛と人脈は、トランプ家のルーツと、父親のフレッド・トランプの特殊な人脈によって築き上げられた。

・トランプの運営する企業のメイン・バンクはシティバンクグループ。
・瀕死のトランプを救った=トランプの生殺与奪の権を握っていた人間たち、つまり、Ann Lane(シティバンク)、Joe Manganello(バンカース・トラスト)、Peter Ryan(チェースーマンハッタン)。彼らおよび彼らの属する組織こそが、ドナルド・トランプの「ボス」である。これらユダヤ・イスラエル人脈の資金がトランプの危機を救っていた。
・ドナルド・トランプの不動産ビジネスは、父であるフレッド・トランプから引き継いだ。フレッド・トランプの不動産ビジネスとは、ナチスドイツから逃れたユダヤ人資産家たちの資金の隠し場所であった
・トランプのボスにはユダヤ人の超大物であるマーク・リッチがいる。マーク・リッチは自らの部下であるPeter Ryanを通じて、自らのフロント企業であるトランプを監視していた。そして何よりも、トランプのビジネスのもう一つの柱である、カジノビジネスとユダヤ人との関係を見れば、トランプのビジネスがユダヤ人・イスラエルと深く結びついている実態が見えて<る。
・トランプの人脈・金脈・ビジネスのどこを切っても、必ずユダヤ人脈が出てくる。もはやトランプの資金源はユダヤ資金そのものであるといってもよい。
・トランプ氏がイスラエル大使指名を発表したデビッド・フリードマン氏(57)も熱心な正統派ユダヤ教徒。彼のように「入植地支援」を公言するユダヤ系が米国の駐イスラエル大使に起用された例はない。

・選挙中、トランプは米国イスラエル公共間題委員会から資金的な援助を受けていたが、それはクシュナーの人脈によるものだ。彼は、クシュナー家の盟友であるイスラエルのベンジャミン・ネタニヤフ首相とトランプの橋渡し役も務めた。
・父親のチャールズが逮捕され刑務所に服役したことは、ジャレッド・クシュナーの人格形成に大きな影響を与えた。
・クシュナーの愛読書は、『モンテ・クリスト伯』。不当な扱いを受けた男が牢獄から脱出して富を築き、かつての敵に秘かに復讐を遂げるという、アレクサンデル・デュマの名作だ。
・クシュナーは、家族間の問題を面白おかしく取り上げて火に油を注いだメディアこそが、父親を投獄した張本人だと考えるようになった。それが「ニューヨーク・オブザーバー」誌の買収に彼を駆り立てるきっかけになったようだ。
・クシュナーはメディア界の大物たちと友好関係を築くことに腐心し、彼らのなかに、自分の『理想』、つまり、業績が順調な不動産業を経営しながら、社会的に影響力のある存在になることを夢見ている。
・クシュナーとトランプの結びつきはとりわけガードが堅い。その核心にあるのは、横暴な家長への「絶対的な忠誠心」だ。クシュナーは、そのトランプ家のモザイク模様の完壁な一部であり、トランプの家族ととても相性がいい。

【私見】
・トランプ米大統領は多彩な人脈を持っているが、その中の一つがユダヤ・イスラエル人脈である。トランプが事業で窮地に陥った時に救いの手を差し伸べたのがユダヤ人だった。
・「イスラエルヘの献身的な愛」とまで椰楡されるトランプの異常なまでの親ユダヤ的な姿勢は、父フレッド・トランプがユダヤ人と「特別な関係」を築き、ともに良き協力関係にあったことを目の当たりにするなかで培われた。フレッドはナチスドイツから逃れたユダヤ人資産家たちの資金をかくまい、ユダヤ人に便宜を図ってやった。その恩返しに、ユダヤ人はフレッドや息子のドナルドのビジネスで優遇し、多くのメリットを与えてやった。
・トランプは今でこそ「不動産王」と呼ばれ、巨万の富を築く成功者として名声と栄誉をほしいままにしているが、1990年代に不動産バブルが崩壊したときには、破滅寸前まで追い詰められた。
その絶体絶命のピンチを救ったのがユダヤ人であった。父フレッドの代から太くしてきたユダヤ人とのパイプがいかに強力で絶大な力を発揮することを、思い知ったであろう。フレッドがフリーメーソンと関わりがあったこと、ドナルド自身もフリーメーソンであり、かつそのトップとも噂されていることから、少なくとも、秘密結社内部でユダヤ人との密接な関係が自ずと出来上がっていたと思われる。
・トランプ家の日常に大勢のユダヤ人が溶け込んでいることがわかると、ドナルド・トランプが生まれた日からイスラエルに忠誠を尽くしている」という表現が決して大げさには聞こえない。秘密結社フリーメーソンの濃密な人間関係に加え、人生最大のピンチを救った恩人たちの中に多<のユダヤ人がいたとなれば、熱がこもった表現になるのも無理はない。
・ユダヤ人だからといって、すべてのユダヤ人が悪者で問題というわけではない。しかし、国際政治に多大な影響を及ぼす米国大統領の座にある者が、過激なシオニストや原理主義者の正統派ユダヤ教徒と懇意にしていることは、大いに不安をかき立てられる。人類の未来に不幸をもたらしかねないリスク要因として、ここでは二人の人物を採り上げてみたい。
・まず、イスラエル首相のベニヤミンーネタニヤフである。彼はシオニストを代表する人物であり、中東情勢の行方を左右する力を持っているのは周知の事実である。トランプとは1980年代からの長い付き合いで、2013年のイスラエル総選挙の際には、トランプが応援のビデオメッセージで熱烈なエールを送るほど仲が良い。トランプが、パレスチナやイスラム諸国に対して強硬な姿勢で臨むネタニヤフに肩入れすることで、中東情勢は不安定化し、第5次中東戦争が現実味を帯びてくる。さらに、欧州やアジアにも飛び火して第3次世界大戦へと連鎖しかねない。
・2人目の危険人物は、トランプの娘婿のジャレッド・クシュナーである。彼はユダヤ教徒の中でも保守的な正統派に属し、ユダヤ第三神殿の再建を熱望する狂信的な原理主義者である。最愛の娘イヴァンカの夫という姻戚関係にあるだけでな<、トランプに絶対的な忠誠を誓い、相性も良い。シリア空爆や北朝鮮への強硬対応もクシュナーの助言を受け入れて決断したといわれるだけに、トランプの信頼はとても厚い。
・しかし、温厚な風貌と甘いマスクの裏には、計算高くて腹黒い素顔が隠されている。クシュナーが『モンテ・クリスト伯』を愛読していることが、その何よりの証拠だ。不当な扱いを受けた男が牢獄から脱出して富を築き、かつての敵に秘かに復讐を遂げるというストーリーに心酔していることから、胸中に激しい憎悪と怨恨の炎をたぎらせていることがわかる。また、彼の父チャールズは実の兄弟を卑劣な手段で陥れた極悪な犯罪者だが、「一家族間の問題を面白おかしく取り上げて火に油を注いだメディアこそが父親を投獄した張本人だ」という本末転倒な屈理屈で、父親を擁護している。心が相当歪んでいるのだろう。
・このように精神をかなり病んでいる者の「助言」を真に受けて、米国だけでなく全世界の命運を左右する政策決定をするとなれば、人類は狂人に自らの命運を託し、かなり危ない橋を渡っていることなる。
・だが、このような状況を作り出しているのは、ほかならぬ人類自身なのである。つまり、ネタニヤフやクシュナーは自我が肥大化した究極の姿であり、それは人類の集合意識が作り出した最大公約数的な人類の自画像なのである。我々は自らの心の闇の一断面を、彼ら狂人に投影しているのだ。
・それでもこの悪夢のような状況から脱する手立てはある。それは人類ひとりひとりが、それぞれの心の闇に潜む自我と対時し、それに打ち克つことだ。自らの意識や想念が現実を創り出しているのだから、そこを変えれば目の前にスクリーンに投影される現実もたちどころに変わる。


欧米列強の悪行
プーチンとの首脳会談を終えた安倍首相は、次の訪問国である英国へ赴き、メイ首相との首脳対談を行った。

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Mr Abe the first world leader Mrs May has hosted at Chequers, the Prime Minister’s country retreat

ロシアと英国という世界の二大〝胴元〟国について、拙稿「オンナ壺振り師」で亀さんは以下のように書いている。


まぁ、衰えの目立つ米ドル姐さんから、ピチピチした中国元姐さんに、オンナ壺振り師を替えたいという、英国胴元のスケベーな気持ちは良ぉ~く分かるんだが(爆)、綺麗な〝中国姐さん〟にはロシアという、怖ぁ~い胴元がついている…。このあたり、英国胴元はどう折り合いをつけるつもりなんだろうか…(嗤う)


今回、ロシアと英国という二大胴元を訪問した安倍首相に、綱渡り的なしたたかさを見るのは、なにも亀さんだけではあるまい。これは、小国が二大勢力の狭間で生きていく上での智恵なのである。

それから、亀さんは次のようなことも書いた。


思い起こせば中国元姐さんの御母堂の場合、英国胴元に阿片戦争(1840年6月28日 - 1842年8月29日)、さらにはアロー戦争(1856年6月28日 - 1860年8月)で、二度も慰み者にされた過去がある。母親が受けた屈辱を、娘の中国元姐さんが知らないはずがない…。


ここで、以下の記事に目を通してみよう。
「北朝鮮問題」を考える時に忘れてはいけないこと

英国は,インドを武力で,中国をアヘンと武力で収奪しまくることによって大英帝国を築いたのです.

欧米列強から見て,最もオイシイ国.それは今でも中国です.


その欧米列強の一角を占める米国が、北朝鮮に対して行った数々の悪行も、北朝鮮問題を考察するにあたって忘れてはならない視点である。このあたり、以下の飯山一郎さんの記事「北朝鮮は「怨念の国」だということ」を参照されたい。

ワシントンは、朝鮮民主主義人民共和国を飢餓にさらし、北朝鮮政府が外国資本や市場にアクセスするのを阻止し、経済を壊滅的経済制裁で締め付け、強力なミサイル・システムや軍事基地をすぐそばに配備した。 原典:『マスコミに載らない海外記事


欧米列強が悪行の限りを尽くしてきたことを詳細に知る上で、拙稿「戦争の引き金…」で紹介した、『悪徳の世界史〈2〉宗教の悪徳 宗教ビジネス不道徳講座 (悪徳の世界史』が参考になると思う。

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日露新時代へ
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今朝、安倍首相がモスクワに向かって出発した。今回の日露首脳会談は、日本の運命を決定づける大変重要な会談となるだろう。何を根拠に、日本の運命を決定づけるほどの重要な会談になるのかという点については、すでに拙ブログで多くを語ってきたので繰り返さないが、代わりに、管理者のみ閲覧可能なコメントを寄こしてくれた、ある読者の投稿を以下に紹介しておこう。

こんばんは!いよいよ明日、アベちゃんのロシア行きですね!「ごめんアベちゃん、今までわたくし誤解しておりました…


ここで、連日にわたり精力的にHP記事を書き、自身が管理する掲示板「放知技」でも多くを投稿している、飯山一郎さんが今日、以下の重要な記事を書いている。
安倍訪露の真の目的は一体何か?

ここで、日本にとってフクイチこそが最大の課題であることを、繰り返し主張してきた飯山さんは、プーチン大統領と安倍首相による『日露協同のフクイチ鎮圧計画』について、過去一年以上にわたって書いてきた多くの記事のなかでも、特に重要な記事を以下のように紹介している。

プーチンの日本攻略開始のサイン
プーチンを「救いの神」と思い始めた日本
『フクイチを鎮圧する法』と『脱米入露』
ロシアがフクイチ鎮圧に関して明確なサイン!
フクイチの鎮圧は プーチンと安倍晋三がヤル!
プーチンと安倍晋三の『フクイチ鎮圧計画』

改めて紹介された記事を再読し、フクイチこそ今回訪露する安倍首相にとって、最も重要なテーマであることが分かるのだが、このあたりに気づいているメディアやブログは、残念ながら「放知技」の読者以外には見当たらないのが本当のところだ。

ここで思い出したのだが、覇権が米国から中露に移行したという〝事実〟も、世間に理解されていないことの一つである。以下の記事を参照されたい。
世界を読みぬいてから身を守る!

同記事は、米国から中露に覇権が移行したことについて書かれている記事なのだが、亀さんの周囲で中露に覇権が移行した〝事実〟を把握しているのは、飯山さんのHPおよび放知技の一部の読者、そして亀さんの身内だけである。例えば、拙稿「ゴジラvs.自衛隊」で亀さんは以下のように書いた。

現場を預かる自衛官の凄さを物語るエピソードを一つ。最近、地位ある自衛官某と酒を酌み交わす機会があった。そして驚いたのは、ロシアと中国が軍事力でアメリカを追い越し、すでに覇権が中露に移行していることを、ナント現役の自衛官がしっかりと把握していた点である。


実は、上記の自衛官の一人に、今年の3月まで自衛官だった息子が含まれている。彼は、上司や先輩から覇権移行の話を多く耳にしたのだろう、しっかりと現実を把握していることが分かり、嬉しく思ったものである。

また、一昨日は弟と痛飲しているが、2ヶ月前に語り合った時、弟は覇権移行や安倍首相の肚を理解していない様子だったので、亀さんは噛んで含めるように説明したのだが、それからわずか2ヶ月しか経っていないというのに、瀋陽軍区の存在からロシアが世界最強の軍事大国になった現実に至るまで、今や完璧に理解しているのを知り、心から嬉しく思ったものだ。その弟とは世界政治・経済以外にも、賭博や任侠の世界について多くを語り合っているので、いずれ稿を改めて記事にしたいと思う。

変わったのは…
ここ数日、マスコミやブログが流す記事を眺めていると、時々だが不思議に思うことがある。つまり、自分では当たり前と思っていたことを、世の中は正反対の見方をしているのだ、やがてそれは、何故なんだという疑問となった。どうして世の中は変わったのだろうと、狐につままれたような気がしてならなかったのである。NHK、朝日新聞、読売新聞は言うに及ばず、右派の代表である産経ニュースから、左派の代表であるリテラに至るまで、森友学園問題で大騒ぎをしていたかと思えば、今度は明日にもアメリカと北朝鮮の間で戦争が起こると、これまた蜂の巣をつついたよう大騒ぎを繰り返している…。森友学園問題では拙稿「森友狂想曲」で、北朝鮮問題については拙稿「トランプの肚 2」で簡単に触れたので、それぞれの背景についての私見は繰り返さないが、それでも、まともな記事を書いているジャーナリストやブロガーが、一握りだが残っていたのが救いだった。だが、ここに至って、彼らも〝変節〟しつつあるようだ。

たとえば、「世相を斬る」のブロガーあいば達也氏。数日前の記事の見出しを見て、オヤオヤと思った。まさに、過日の拙稿「クズ記事」で紹介した、カレイドスコープを彷彿させるに十分で、感情剥き出しの記事になっているではないか…。
イカレテる安倍官邸 何ごとも「問題ない」の官房長官

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あいば達也氏

だが、同記事を読みながら、ふと気がついた。それは、変わったのは彼らではなく、亀さん自身だったということだ。よくよく考えてみるに、彼らは昔も今も基本的に何も変わっていないのだ。しかし、亀さんの場合は大きく変わったものがある。それは〝大局観〟である。

どのように大局観が変わったか?

最初に、過去数年間にわたりプーチンの言動を追っていくことで、次第に〝世界の森〟が見えるようになってきた自分がいた。続いて習近平の登場によって〝中国の森〟、さらにはトランプの登場によって〝米国の森〟が、あたかも霧が晴れたかように見えてきたのである。そして、今年に入って安倍晋三の肚が漸く見えるようになったことで、〝日本の森〟も次第に見えてきたという次第である(拙稿「木を見て森を見ず」参照)

その結果、何が起きたか? 

最近は新聞の記事やブログ記事の見出しを一瞥するだけで、大凡の内容が本文を読まずとも分かるので、見出しだけを見て、本文は読まないという記事が増えてきたのだ。そのお陰で、かなりの時間が節約できるようになった。あとは、日々大きく変動する世界に合わせて、己れの大局観を微調整していくだけで済む。

ところで、副島隆彦、植草一秀、新井信介、ネットゲリラ、カレイドスコープ、山崎行太郎といった、逝ってしまったブロガーはともかく、正しい大局観を持っていると思っていた数少ないブロガーで、田中宇氏やあいば達也氏らがいたが、どうやら彼らも大局観を失いつつあるのは、誠に残念である。たとえば、以下は最近の田中氏の記事…。

トランプの見事な米中協調の北朝鮮抑止策【2017年4月16日】
中国に北朝鮮核を抑止させるトランプの好戦策【2017年4月14日】
ミサイル発射は軍産に見せるトランプの演技かも【2017年4月11日】
軍産複合体と正攻法で戦うのをやめたトランプのシリア攻撃【2017年4月8日】 

田中宇の国際ニュース解説


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田中宇氏

如何にもトランプは稀代の戦略家と言いたげの田中氏だが、間違っているよ、ウーさん…。同じ〝サカイ〟でも、掲示板「放知技」の堺のおっさんとは月とスッポンだワイ(爆)。

日本の運命
最初に、フクイチ(福島第一原子力発電所)に関連する記事を2本、以下に転載する。最初は2年前に発売された『週刊女性』(2015年4月28日号)の記事だ。

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小泉進次郎も感涙エール、福島県立ふたば未来学園高の入学式に密着

同記事に目を通せば分かることだが、当時もタダ漏れしていた死の水蒸気について、その深刻な事態には一切触れていないのが分かる。そして、写真には小泉進次郎が写っているが、ご存知の通り、彼はネオコン派の議員である。そうした知識があれば、福島県立ふたば未来学園が開校された背景が見えてこよう。

月日は流れ、最近になって次第にフクイチ事故の深刻さが浮き彫りになりつつあり、そのあたりが良く分かるのが、今年2017年2月10日付の福島民報の記事である。

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第一原発2号機 調査計画見直しか 高線量でロボット故障

つまり、ロボットが故障するほど線量の高い原発から、わずか30kmの所に同学園が開校されたことを意味する。ここで改めて目を引くのは、同記事が掲載された2月10日という日付であり、トランプが当選した2016年11月9日から3ヶ月後、そしてトランプ・安倍首脳会談の前日である。この記事で分かるのは、、ようやく原子力ムラの影響力が少しは薄れつつあるということだ。以上を念頭に置けば、以下の記事は必読である。
安倍首相が4月27にモスクワ訪問!

だが、掲示板「放知技」を丹念に追っている読者ならいざ知らず、世間一般には理解してもらえそうにない。その主な理由は以下のとおりだ。

■フクイチ事故の実態を知らない
フクイチ事故の実態が分かっている一握りの人たちを除き、その他大勢はフクイチ事故は単なる過去の話としてしか受け止めておらず、今では事故以前と変わらぬ日常を送っている人たちが圧倒的多数を占めている。だから、日本、そして世界の最大の課題がフクイチ事故であることに、気づかないのも無理りもない。

■安倍首相の実像を知らない
最近は下火になったようだが、依然として森友学園問題という、些細なことで騒いでいるマスコミばかりである。また、ネットの世界に目を転じれば、森友学園事件をきっかけに、馬脚を現したブロガーたちが結構多い。こうした連中に、安倍首相の言動が理解できるわけがなく、ここは放置しておくに限る。

■原子力ムラの実体を知らない
地震が多発し、しかも狭い国土に54基もの原発がある背景を深く追求していくと、国際原子力ムラという存在に行き着く。そして、連中は未だに日本では大きな力を保持しているのだ。自分を生み、育んでくれた祖国を思うのであれば、本来なら立ち上がってしかるべきなのだが、戦後72年の長きにわたって洗脳され続けてきた奴隷であるため、今や抵抗することすら忘れているようだ。

ともあれ、4月27日に行われるという、露日首脳会談の成功を祈ろう。

放射脳?
掲示板「放知技」の常連である東映特撮さんが紹介してくれた、「最新ニュース速報 佐藤優 北朝鮮」(2017年4月6日)というラジオトークを聞いた。



飯山一郎さんも同トークを聞いたらしく、以下のように佐藤優氏の発言を評している。

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http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16057898/782/

「4日のシリアの化学ガス散布はアサドの仕業だ!」という旨の発言を佐藤氏がしていたのは、YouTubeの12:58あたりで、「アメリカは殺したいIS要員をピンポイントで殺す、ロシアはISを皆殺しにする」という旨の発言を行った後、さらに佐藤氏は以下のようにはっきりと断言した。

アサド政権は毒ガスで皆殺しにする…


どうやら佐藤氏、化学兵器を使った犯人がアサドのシリア政府軍だと思っているようで、これはもう嗤うしかない。佐藤氏も元外交官なのだから、米政府が今までに多くの嘘を吐いてきた事実を、そろそろ見抜くことができても良さそうなものなんだが…。念のため、米政府の嘘の例を一つだけ挙げるとすれば、あのイラク侵攻がある。しかし、今の佐藤氏は、当時のことをすっかり忘れているようだ(嗤)。
米政府大量破壊兵器調査『ドルファー最終報告』--開戦責任追及の原点 ...

また、ISの正体は米国のネオコンであることは、世界の識者にとって今や常識の一部と化しているというのに、何故か未だにISの正体が佐藤氏には見えていないようだ。その証拠として、昨年の『月刊日本』八月号に載った、「バングラテロ事件」という記事、これは佐藤優と山崎行太郎による対談記事だったのだが、佐藤氏はISとアメリカは敵対していると明確に発言している。

それから、北朝鮮とISが手を組む可能性についての発言も、大変勉強になった(爆)。

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昨年の『月刊日本』八月号 p.44

ついでに、対談相手の山崎行太郎氏、最近の同氏のブログで珍しく海外の話題を取り上げているなと思ったら、ナント、シリア爆撃についてであった。

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http://yamazakikoutarou.hateblo.jp/archive/2017/04/08

あまりにもピント外れの記事を書く山崎氏の知的劣化ぶり、大変気の毒に思った次第である。

【追報】
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米軍によるシリア爆撃の後、すっかり元気を取り戻したIS (4月10日付の東京新聞夕刊)

トランプの肚 2
3月1日(現地時間2月28日)、米国議会で行われたトランプ大統領による初の施政方針演説をNHKが生中継、翌朝の東京新聞が施政方針演説要旨を載せているが、その全文を亀さんは拙稿「トランプの肚」に転載した。

同記事を書いた3月2日の時点では、堺のおっさんが放知技に書いていたように、「ネオコン戦争に対する、トランプの勝利である」という指摘は正しかった。しかし、同時に堺のおっさんは、「だが、まだ安心はできない」という言葉を添えるのも忘れなかった。果たせるかな、その後は堺のおっさんが危惧していた通りの展開になった。それが〝電撃的〟な米軍によるシリアへのミサイル攻撃、ざらには米国と北朝鮮の直接対決という流れである。

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http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16034724/499/

ここで思い起こしていただきたいのは、拙稿に転載した施政方針演説の中で、特に亀さんが注目したトランプの以下の発言である。

▼過激派組織「イスラム国」(IS)はイスラム教徒、キリスト教徒、あらゆる信仰の男女、子どもを殺害してきた。この下劣な敵を地球上から消滅させるために、イスラム世界を含む同盟国と共に取り組む。
▼イランの弾道ミサイル計画を支援する組織、個人に新たな制裁を科した。イスラエルとの強固な同盟を再確認した。


これは、背後に戦争屋が控えていることを匂わすトランプ発言だったが、演説の2週間ほど前、ロシアとの太いパイプを構築しようとしていた、フリン大統領補佐官が辞任に追い込まれたことで、戦争屋の影がくっきりと見えるようになり、さらに1ヶ月後の4月5日、シリアへの攻撃に反対していたバノン大統領上級顧問・首席戦略官も、NSCから外されるに及んで、戦争屋によるトランプ包囲網が一層強固なものになったことが分かる。

このあたりを堺のおっさん同様に危惧していたのが、拙稿「トランプ占い」で紹介した『月刊日本』の山浦嘉久論説委員の記事、「戦後という楽園の喪失」で、山浦さんが指摘していた東シナ海とゴラン高原、ここに来て世界の注目を集めるようになった。ゴラン高原について言えば、イスラエルとシリアが国境を接している地帯であり、今回の米軍によるシリアへのミサイル攻撃とコインの裏表の関係にある。

ただし、今回の米軍によるシリアへのミサイル攻撃が、どのような顛末を迎えたかという点については、昨日発行された田中宇の最新記事、「軍産複合体と正攻法で戦うのをやめたトランプのシリア攻撃」にあった、以下の記述通りである。

 米軍はこれまで、ロシア軍と協調し、シリア東部でIS退治の空爆を続けてきた。だが今回の濡れ衣的なミサイル攻撃で、ロシアは怒って米国との協調を解除した。米軍がシリアで活動するのは困難になった。今回の件は、シリアの将来を決める国際体制から米国が追い出され、ロシアやイランの影響力が増し、露イランの傘下でアサドが続投する多極化的な事態に拍車をかけそうだ。


次に、やはり山浦さんが指摘していた東シナ海に目を転じても、北朝鮮への攻撃を匂わすトランプの発言を裏付けるかのように、原子力空母カール・ビンソンを擁する第1空母打撃群が朝鮮半島に向かった。そうした米軍の動きと合わせるかのように、中国も香港のビクトリア湾に軍艦を待機させているとは、拙ブログの香港の読者から情報である。読者の話によれば、一隻だけでもビクトリア湾に軍艦が停泊しているのは大変珍しいことなのに、一度に三隻もの記憶はないと言う。

ところで、朝鮮半島を巡る情勢は今後どう展開するのだろうか…。いつものように最悪のシナリオを想定するとすれば、日米韓と北朝鮮+瀋陽軍区の直接対決である。そうなった場合、北朝鮮、すなわち瀋陽軍区の圧勝で終わることは確実であり、空母カール・ビンソンを中心とする第1空母打撃群は、一瞬にして海の海蘊となる。なぜ、そう断言できるのかと言えば、アメリカの兵器は高いだけで、役に立たない代物ばかりだからだ。そのような事態に陥ったのも、ソ連の崩壊で冷戦が終結して以降、アメリカに驕が生じたためである。そのため、今や陸海空(宇宙含む)にわたる軍事力競争においては、すっかりロシアと中国に水をあけられてしまっているのが現実だ。だから、米軍が軍事行動を起こし、北朝鮮(瀋陽軍)に完膚無きまでに叩きのめされるという、〝最高〟のシナリオを期待している。

【別報】
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東京新聞に掲載された乳酸菌に関する大図解