FC2ブログ
プロフィール

亀さん

Author:亀さん
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

kamesan

人生は冥土までの暇潰し

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
金正恩の戦略
へっぴりごしさんの最近の記事は、日本の韓国に対する〝輸出規制〟を巡るものが多い。その中で、韓国の一連の反応を簡素にまとめていたのが、へっぴりごしさんが紹介していた以下のツイートである。

ここで、韓国の反応が〝異常〟であること再確認する上で、政府の執った〝輸出規制〟を正確に捉えておく必要がある。そのあたりを、iRONNAが上手くまとめていた。

(1)韓国への輸出管理問題
「優遇」措置を信頼欠如に伴い、並の扱いに戻しただけ。貿易自由化に逆行する「規制」でも、禁輸でも政治的報復でもない。国内の事務的手続きでしかない。国際的な政策レジームから見ても、韓国との交渉事案ではない。

(2)旧徴用工問題などへの対応
正確には、「旧朝鮮半島出身の労働者」と表記すべき話。この問題は、日韓請求権協定を韓国側が一方的に裏切る国際法違反。韓国政府に対する強い異議表明は妥当である。また、韓国側の日本からの提案「無視」が招く事態(日本企業への損失)については、対抗措置の実施秒読み段階にある。


今後において政府が執るであろう措置として、韓国をホワイト国から除外する措置は確定的だが、その後は、LC(信用状)の保証停止、MLCC(積層セラミックコンデンサ)の供給停止といったことも想定し得る。しかし、一番韓国が恐れているのが、やはり金融庁によるカントリーリスクの引き上げだろう。そのあたりを詳細に解説していたのが以下の動画だ。


K国への影響は信用状保証停止以上!?かの国と日本金融の深すぎる関係とは?

日本政府の執る措置が何処まで行く着くのか、今のところ予断を許さないにせよ、ここで大切なのは、掲示板「放知技」で堺のおっさんが述べていた以下の言葉である。

金正恩の動きは、属国化を許さない戦略

覇権争いの世界では、戦争・紛争・貧困化は解決できない。

http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16851868/42/


この堺のおっさんの言葉の背意味を正確に把握するには、野崎晃市博士の著した『飯山一郎最終講義』の熟読が不可欠だ。

18112519.jpg

スポンサーサイト
北朝鮮の正体
19061405.jpg

小生は掲示板「放知技」のメインスレに、秋嶋亮(響堂雪乃)氏が一年ほど前に著した、『北朝鮮のミサイルはなぜ日本に落ちないのか』について投稿している。

そして先ほど、手隙の時に同書を引っ張り出し、「プロローグ」を一読、さらにページ全体にサーッと目を通し、それから第一章から腰を据えて目を通し始めたのだが、タイムアウトになったので最初の二小節(「1.誰も戦争になると思っていない」および「2 アメリカによる拉致事件は北朝鮮よりも多い」)に目を通したところで、残りのページの通読を止めた。残りのページは何時読めるか分からないのだが、思うところがあり、未読ながらも同書から受けた印象を以下に書いておこう。

■DS観の違い
数年前、初めて秋嶋氏の本を目に通した時、秋嶋氏と小生のDS(Deep State)観、すなわち彼我の世界権力観に大きな隔たりがあるのを知った。秋嶋氏のDS観を如実に示す文章を、上記の二小節から取り上げてみよう。

拉致被害者の家族がホワイトハウスに陳情に行く、そしたら大統領が「自由を脅かす敵は許しません」みたいに頼もしく答えるシーンが放映されるじゃないですか。そうやってアメリカは「正義の国」、北朝鮮は「悪の国」というイメージを刷り込んでいるわけです。いずれにしろ北朝鮮の拉致事件がアメリカのプロパガンダに利用されていることは間違いありません。
p.27


同書の残りのページを読了しないことには何とも言えないが、少なくとも秋嶋氏には、トランプがDSと対峙しているという視点が欠落している。このあたり、放知技の読者であれば、小生の云わんとすることがお分かりいただけることだろう。ある意味、トランプも安倍晋三も世界権力の一角を占めていることは間違いないにせよ、少なくとも国益という観点から見れば、国益を軽んじているDSと、国益を重んじるトランプの違いに秋嶋氏が目を向けていない点が気になった。

このあたりから察するに、秋嶋氏はトランプも世界権力に組み込まれている、あるいはDSとトランプの立ち位置は、両建構造(ヤラセ)と考えている節があるが、本当にそうなのかといった判断は、同氏の『北朝鮮のミサイルはなぜ日本に落ちないのか』を読了した段階で行いたい。一方、小生はトランプが世界権力と対峙しているとする立場だ。

ここ数年に至って世界権力への対抗勢力として、プーチン、金正恩、トランプ、安倍晋三、習近平らが台頭してきたのは、現在進行中である大転換期の前触れである。
世界権力と童話


19061404.jpg
13日、ホルムズ海峡付近で攻撃を受けて火災を起こし、オマーン湾で煙を上げるタンカー(AP)

■歴史の闇
もう一点、秋嶋氏の書籍にサーッと目を通してから、最初の二小節を精読して腑に落ちなかったのは、秋嶋氏が故飯山一郎さんと長年の付き合いがありながら、北朝鮮についての洞察に深みがないという点だ。横田めぐみさんは金正恩の御母堂、とまで書いてくれとは言わないまでも、金正恩と胡錦涛の深い関係といった、飯山さんが遺してくれた「金王朝の “深い謎”」について、多少は言及して欲しかったと思う。

ともあれ、同書に接した放知技の読者であれば、単に周知の事実が並んでいるだけなので、物足りなさを感じたのではないだろうか。たとえば…

平壌空港から横田基地の直行便が出ている
p.20


90年代のアルゼンチンやブラジルやチリなどでも軍事政権により十数万人が拉致されました
p.24


といったことが書いてあるのだが、これは放知技の読者にとって〝常識〟の部類に属す。

これでは、残りのページにも目を通そうという気力が無くなるというものだ。尤も、副島隆彦のような御仁の著した『米軍の北朝鮮爆撃は6月!』などと比較すれば、秋嶋氏の本の方が数百万倍も優れているのは言うまでもない。ご参考までに、副島の『米軍の北朝鮮爆撃は6月!』は以下の拙稿で酷評済みだ。
メスペサド理論(1)

19061406.jpg

■社会学の重要性
秋嶋氏は同書の「プロローグ」で、実に大切なことを書いている。それは、社会学について言及した以下の行である。

これまで地政学や軍事学などが綴った北朝鮮論は極一面を捉えたものに過ぎず、その全体像を暴き白日のもとにさらす仕事は社会学を道具として初めて可能となるのだ。
p.6


全く以て同感である。社会学、すなわち社会科学の重要性を教えてくれた、IBDの石上社長に改めてお礼を申し述べたいと思った次第である。

 社会科学は、人間の過去の営みによって自然的に作られた社会の仕組み、政治、産業、技術、経済、法律、価値観、嗜好、思想、文化等がどのように仕組まれて形成されているか、それらがどのように機能しているのか、並びに、どのような社会が人間に取って最も有益であるのかを明らかにし、それを実現できるようにすることを目的としています。そのため、社会科学は、人間社会を対象として分析し、その中に隠されている真実を見抜き、それを法則、原理、原則という形で言語表現し、それに基づいて将来を予測してゆきます。但し、社会科学においては、一時的な便宜性よりも普遍的な正義を求め、知識のみに振り回されない人間の信義の確立を求め、部分的な繁栄よりも人類の採るべき道を追求してゆきます。
従って、社会科学は、哲学に限りなく近い存在ということができます。

「異文化ビジネスのすすめ」第2号


世界権力と童話
19060303.jpg

過日、NHKのダークサイドミステリー・シリーズで、「あなたの知らない童話の闇 夢か悪夢か本当か?」という番組を放送していた。内容は、シンデレラ、ハーメルンの笛吹き男、ヘンゼルとグレーテルといった、グリム童話に隠された闇世界についての話で、童話の闇世界は前々から関心のあったテーマだった。何故なら、グリム童話の場合、その闇世界についての書籍もいろいろと出版されているし、ネットでも話題になることが多いからだ。たとえば以下のネット記事…
闇の支配者の洗脳ツール「グリム童話集」

上掲の記事は、童話が闇の支配者の洗脳ツールだったと主張する、オドオドしい内容になっているが、その出典が故飯山一郎さんに完膚なきまで叩きのめされたカレイドスコープ…(爆) 同ブログについては、拙ブログでも時々登場してもらっている。たとえば、「えっ! 第三次世界大戦が勃発するのォ~?(笑)」といった記事だ。

第三次世界大戦についての上稿に安西ファイルが登場しているが、この安西ファイル、世界戦略情報誌『みち』の「世界情報分析」(藤原源太郎)の代わりとして、最近になって連載されるようになった。そのため、今までのように安西ファイルを拙ブログに転載するわけにはいかなくなったので、安西ファイルを拙ブログで取り上げる機会が激減したという訳である。

ところが、最新号の『みち』(六月一日号)の安西ファイルに、カレイドスコープが登場していたので取り上げないわけにはいかなくなった。そこで、「ピノキオ」と「アンジー」に絞って同号の安西ファイルを紹介したい。

19060300.jpeg

■ピノキオ
19060305.jpg 19060304.jpg
(ピノキオを模したタイのプラユット首相の似顔絵を描いた仮面と、プラユット首相に予定通り選挙実施を要求するタイの反政府デモ隊)

安西ファイルは年始に『The Economist』誌の表紙について、多角的に論評するのを常としている。今年も「英国誌『エコノミスト』の正体」シリーズで取り上げており、『みち』四月十五日号より連載中だ。何故に、毎年『The Economist』誌の表紙を取り上げているのか? このあたりは拙稿「二人の武士 02」にも書いているが、本稿でも再掲しておこう。

英国の政治経済誌『エコノミスト』(The Economist)の特集号「世界はこうなる」に関し、『エコノミスト』の特徴を詳しく見ていくとともに、同誌がなぜ世界寡頭権力のプロパガンダの道具なのか、歴史を遡りつつ、この雑誌を編集・発行した者たちの狙いを暴くことを通じて解明していく。


小生も『みち』校正の手伝いをしていることもあって、『The Economist』誌シリーズすべてに目を通しており、なかなかの力作だと思っている。何故に力作なのかは、実際に『みち』を手に取っていただくとして、最新号で取り上げていたピノキオを最初に取り上げてみよう。安西さんはピノキオについて多岐にわたり、目に見えぬ闇についての鋭い論評を展開しており、特に鋭かったのが以下の行である。

ピノキオに関するHP「The Vigilant Citizen」に収められている中にある「ピノキオの密教的解釈」なる解説によると、「作者のカルロ・コッローディはフリーメイソン会員」であり、「グノーシス流に解釈すると、ジュゼッペ爺さんはデミウルゴス、青い妖精はノウス、ロバに変身するのは女神イシスが登場するアプレイウスの『黄金のロバ』」だという。さらに「クジラに呑み込まれるのは、旧約聖書の『ヨナ書』。いずれも秘教的にはイニシエーションの諸段階を意味する」と分析している。


グノーシス、フリーメイソンといった、実に興味深い言葉が並んでいるではないか…。冒頭のNHKの番組も童話に潜む闇世界の一部を紹介しているが、安西ファイルは更に童話の闇世界に迫っていた…。

また、個人的に鋭い指摘だと思ったのは、「名曲『星に願い』の背後にあるシリウス信仰」という小節である。シリウス信仰については、拙稿「古墳時代 13」でも取り上げた。

19060306.jpeg

それから、野呂芳男の論文『女神信仰と「ピノッキオの冒険」』も、実に示唆に富むものであったことを追記しておこう。そして、野呂の論文についての行は、キリスト教の深奥に迫る上で必読だと思った。何故なら、野呂論文はピノキオ物語が反カトリック的であることを明らかにしているからである。さらに詳しく書きたいのだが、著作権侵害だと天童編集長や安西さんに叱られそうなので、このあたりで止めておく(爆)。
19060307.jpeg

■アンジー
19060301.jpg 19060302.jpg
(大淫婦バビロンを描いた絵画。7つ首の獣(黙示録の獣)に騎乗する女性として描写されている。左はロシアのエングレービングによる1800年代の作品。右は、マルティン・ルターが1534年に翻訳した新約聖書における、ハンス・ブルクマイアー作の木版画(1523年))

安西さんがアンジーを取り上げているあたりで、あのカレイドスコープの登場だ(笑)。どのようにカレイドスコープについて書かれているのか、以下に目を通していただきたい。

HP「カレイドスコープ」を主宰するダンディ・ハリマオ氏は、アンジーを「バビロンの大淫婦」(大淫婦バビロン)ではないかと見立てているが、これは言い得て妙だ。大淫婦バビロンとは、キリスト教の『新約聖書』の一節『ヨハネの黙示録』のアレゴリー(寓意像)であり、大いなるバビロンともいわれる。『ヨハネの黙示録』によれば、「悪魔の住むところ」であり「汚れた霊の巣窟」である。女の姿で表されておりきらびやかな装身具を身につけ、手に金杯を持つが、その杯は姦淫による汚れに穢されているという。大淫婦は殉教者の血を流すが、神のさばきによって滅ぼされる。


詳細は安西ファイルに譲るとして、エコノミスト誌の表紙と絡めて、小生が注目したのは以下の記述であった。ナント、ダ・ヴィンチが登場しているではないか! 確かに、表紙にはダ・ヴィンチが描いた「ウィトルウィウス的人体図」が…。そのダ・ヴィンチについて、安西さんは次回のまほろば会(六月)で取り上げるという。

現代のお金の仕組みのルーツは「古代バビロニア(バビロン)」にあり、「マネーメイキングスター」のアンジーが悪魔に魂を売り渡した虚像であることを鑑みるに、「2019 世界はこうなる」の表紙のイラストにアンジーが選ばれたのは、決して偶然ではないことがわかる。

彼女は闇の勢力が仕立て上げた偽物の女神であり、闇の勢力は、彼女をモデルにして世界中の女性たちをますます魔女に変身させるための広告党として大々的に売り出すことを、堂々と宣言しているのである。

女性信仰はグノーシスと親和性が高く、レオナルド・ダ・ヴィンチとも深い関わりがある。次回はいよいよ、「2019 世界はこうなる」の表紙のなかでも中核的なイラストとなっている「ウィトルウィウス的人体図」を描いたレオナルド・ダ・ヴィンチに関する話へと駒を進めていくことにしたい。


過日、「ダ・ヴィンチの素顔」と題する記事を書いた身として、安西さんのダ・ヴィンチ論について思うところがあったら記事にしたいと思う。

【追記1】
冒頭で取り上げた『みち』の最新号(六月一日号)の巻頭言で、悪霊が取り上げられていた。「悪霊どもが跳梁跋扈する時代」と題した記事であり、天童竺丸編集長は以下のように書いている。

●「令和」になって一ヶ月が過ぎた。この短い期間に、平成までの時代にも確かにあったがさほど顕著でなかったさまざまな動きが形を採って現われ、誰の目にも明らかになった。その最大のものは、先の登戸小学生殺傷事件に見られるような無差別大量殺戮である。米国で繰り返される銃乱射事件がもはや海の彼方の奇異な現象として呆れるわけには行かなくなった。


加えて、天童編集長は悪霊と日本人について以下のように書いた。

ところが、明治維新、大正デモクラシー、敗戦を経て、日本の人心はますます殺伐となってきた。まず家族が崩壊し、地域が崩壊し、学校が崩壊し、そして人間が毀れた。その毀れた人間に、手ぐすね引いて好機を窺っていた悪霊どもが取り憑いたのである。


暗澹たる思いをした読者も少なからずいると思うが、一方で悪霊に立ち向かう術、そして明るい日本の未来についても、天童編集長が結語で述べているので安心していただきたい。

ところで、今回の事件に絡んで気になるブログ記事を一本紹介しておこう。
外務省職員殺人事

トランプ訪日の最中に起きた事件で、小学生の女の子の他、外務省職員が犠牲になった。そのあたりの背景について、きのこ姐さんが書いているが、果たして、あの事件は故意だったのか、あるいは偶然だったのか…。



【追記2】

同じく『みち』の最新号(六月一日号)の「寄絃乃儀」シリーズで、JINMOさんが出口王仁三郎について取り上げていた。ここでも邪神が登場…。

艮の金神は「猛悪の祟り神」とさえ称される邪神であるが、出口王仁三郎はこれを実は鬼門に封印された国祖・国之常立神(国常立尊)であり、他の神々によるクーデタにより邪へと貶められたが、やがて救世主である六六六(或いは五六七)として復活を実現すると主張した。


出口王仁三郎と言えば、咄嗟に思い出すのが合気道の開祖・植芝盛平だ。小生は高校生の時に合気道の修行を始めているが、合気道と大本教の関係は一般に信じられている以上に深い。そのあたりのさわりを示した動画があるので紹介しておこう。



【追記3】
拙稿「二人の武士 02」で登場させた安西正鷹さんと野崎晃市博士の二人だが、カレイドスコープの記事を引用することの多い安西さんは、世界権力の存在を信じていることが分かるのであり、その点は野崎博士も同様だ。たとえば、ブログ『文殊菩薩』の「英国メイ首相が辞任か」という記事にあった、以下の記述に注目していただきたい。

メイ首相もドイツのメルケル首相と同じく、小さなころから将来は首相となるべく某組織により育てられた傀儡に過ぎない。


天童竺丸編集長も同様で、『悪の遺産ヴェルファイア』の終章で、「世界権力の正体を明かす」を書いている。

確かに、お三方の見立ての通りだと小生も思うが、一方、ここ数年に至って世界権力への対抗勢力として、プーチン、金正恩、トランプ、安倍晋三、習近平らが台頭してきたのは、現在進行中である大転換期の前触れである。

プーチンと金正恩
昨日、ブログ【文殊菩薩】が露朝首脳会談が行われた旨の記事、「金正恩とプーチンが握手」を掲載していた。注目していただきたいのは野崎晃市博士の以下の記述…

金正恩とプーチンが計画する極東アジアの大激変

18112519.jpg


小生は拙稿「東アジアの形」で以下のように書いたが、それは野崎博士同様、「極東アジアの大激変」を念頭に置いた上でのものである。

近未来の極東はプーチン、そして遠未来の極東は金正恩を中心に、動いていくことが予想される


「金正恩とプーチンが計画する極東アジアの大激変」については、野崎博士も述べているように『飯山一郎最終講義』を一読していただくとして、別の角度で小生が注目したのは、金正恩の〝表情〟であった。産経新聞の「金正恩氏、会談での表情硬く ロシア側の対応に不満?」という記事だが、金正恩が見せた表情を〝不満?〟と表現するあたり、相も変わらず推測の域を出ていない記事を連発する大手マスコミらしい記事だったが、一方、鋭い切り口で金正恩の表情を〝緊張!〟と表現したのがスプートニク紙の記事、「正恩氏はトランプ氏とさえこれほど緊張しなかった=露朝会談について専門家」であった。

19042601.jpg

このように、一葉の写真から言外の多くの情報を読み取れる能力は、国際情勢を正確に追っていく上で欠かせぬ能力なのだが、そのあたりは拙稿「一葉の写真が語るもの」でも少し言及しているので再読していただければ幸いだ。

ここで、〝影武者〟について少々言及しておきたい。プーチンが金正恩との初の会談を重要視していたことは、今回の露朝首脳会談に影武者ではなく、本物のプーチンが登場したあたりからも分かる。プーチンに複数の影武者が存在していることは、拙稿「次代プーチン」にも書いたので、関心のある読者は再読していただくとして、小生は同記事で飯山一郎さんが作成した、本物のプーチンとプーチンの影武者を並べた写真集を紹介している。その写真集に登場している本物のプーチンと見比べれば、今回の露朝首脳会談に登場したプーチンが本物であることが分かるだろう。

19042602.jpg
初のプーチン大統領と金委員長の会談、日露の専門家はどう見た?「日本も急いで首脳会談を」「露朝はウィンウィン」

19042603.jpg
◆2015/01/12(月)  影武者・家康のように…

一方、今回の露朝首脳会談に登場した金正恩も影武者ではなく本物であった。プーチンも金正恩も、今回ばかりは影武者任せにしなかったのは、共に諜報のプロだからである。プーチンが諜報のプロであることは、KGBという経歴からして言わずもがなだが、金正恩もまさしく遜色のない諜報のプロだ。そのあたりは、以下の記事で納得いただけよう。
◆2010/11/15(月) 金王朝の “深い深い謎” -10-

世界を動かすのはプーチンと金正恩だということを念頭に、今後のニュースを追っていきたいものだ。

米中の新冷戦?
NHKの再放送番組、「アメリカVS.中国“未来の覇権”争いが始まった」を見た。最初に、同番組の主テーマであったブロックチェーン、アメリカと中国はブロックチェーンについて、どのように捉えているのか簡単に確認しておこう。

アメリカの例として、『Wired』のスコット・サーム編集主任は以下のように語っていた。

19040801.jpg

同編集主任の語る「GAFA」については、最近の放知技でも一時話題になった。特に、mespesadoさんが放知技で行った投稿にあった、e-コーマスやGAFAについての考察は鋭く、再読をお勧めしたい。
http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16675542/170/

一方、中国はどうか? 以下に示す太一クラウドの鄧迪CEOの発言は、すべて中央の意向を反映していると思って間違いない。

19040802.jpg

それから、NHKのチーフ・プロデューサーである善家賢氏は、取材を通じて最も印象的だったことについて、以下のように述べている。

中でも印象的だったのは、国際政治学者のイアン・ブレマー氏が、この米中の攻防を「技術を巡る“新冷戦”」と呼んだことです。ブレマー氏は、インタビューの中で「今後、世界は、アメリカと中国のハイテク技術によって分断され、グローバリズムが終焉する」とまで予言しました。今回の番組は、そんな時代の転換点をしっかりと描ければという思いで、スタッフ一丸となって制作しました。


19040807.jpg

19040808.jpg

19040809.jpg

換言すれば、ブレマー氏は米中によるIT覇権争いの時代に、今や突入しつつあると語っているのだが、そのあたりは以下に示す鄧迪CEOの発言にも通じる。

19040804.jpg

19040805.jpg

19040806.jpg

しかし、善家チーフ・プロジューサーが最も印象的だったとする、「技術を巡る“新冷戦”」というブレマー氏の主張、あまりにも表層的である。拙稿「釣り野伏せ」で取り上げた〝氷山の一角〟の比喩を思い出していただきたい。海面下の氷山、すなわち米中間の新冷戦の陰に隠れているDS(Deep State)について、ブレマー氏は一切言及していないのである。

一方、DSについて真正面から取り上げているのが、ブログ【文殊菩薩】(たとえば「グーグルが中国人民解放軍に協力」)や掲示板「放知技」だ。斯様に、海面下に沈む氷山を観察しないことには、大手マスコミが流す表層的な国際政治しか目に見えて来ず、本当の世界の潮流が分かるはずもない。

また、同番組を通じて中国のブロックチェーン開発を見ているうち、青州で起きたある出来事を思い出した。帰路は青州から堺のおっさんと一緒に、中国の特急席を予約したのだが、その時にパスポートの呈示を求められたのには驚いたものだ。中国では、人々の行動を隅々まで監視しているのがよく分かった瞬間だったし、咄嗟にジョージ・オーウェルの『1984年』を思い出したほどである。だから、ブロックチェーンが近未来の人間社会にもたらすものは、バラ色の世界というよりは寧ろ、以下の一米国人のコメントに近いイメージを小生は持つ。

19040803.jpg

最後に、NHKはブロックチェーンのセキュリティが、あたかも万全であるかのような解説を行っていたが、嘘である。下掲の記事にあるように、もはやブロックチェーンも安全ではない。

19040800.jpg

令和と万葉集
19040105.jpg

本日、菅官房長官による発表があり、新元号が「令和」と決定した。続いて、安倍総理の新元号にまつわる談話があったのだが、その講話の全文を本稿の最後に引用しておこう。安倍総理は談話で出典となった『万葉集』について言及、数時間も経たない内にウィキペディアが、「万葉集」の項目に新元号「令和」を追記していた。

19040107.jpg

ちなみに、掲示板「放知技」で小生は以下のようなことを書いた。

今度の新元号は記紀といった日本の古典から、採用する可能性もあるという政府の発表は意味深長だ。

…中略…

当時の日本のリーダーの感想が、ダジャレで終わってしまったの至極残念だが、元号について語るのは菅官房長官ではなく、安倍総理(>>21)だ。その意味で、小生は正午の安倍総理の説明に注目している。そして、新元号の出典が記紀ということになれば、新元号に込められた意味は何かを探りたく、明日の総理の説明に耳を傾けたいと思う。

http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16699469/28/


ともあれ、従来通りに四書五経が90%以上の確率で、新元号の典拠となるだろうと予想していたのだが、嬉しいことに予想は外れ、新元号の典拠は国書『万葉集』だった。しかも、記紀でなかったので安堵したものである。何故なら、記紀は純粋な日本の古書ではないし、モデルが『百済史』や『扶余史』だからである。そのあたりは、故鹿島曻氏の一連の著書、あるいは藤井輝久氏の『天皇系図の分析について』を紐解けば、自ずと納得していただけよう。同様な事実を、飯山一郎さんもズバリ指摘しているので、『飯山一郎最終講義』や拙稿「日本建国の秘密」を参照していただきたい。

18112519.jpg

だが、新元号の典拠となった『万葉集』、実はこれも純粋な日本の古書ではない。その論拠は、上掲の『天皇系図の分析について』の第二三章、「天智天皇と天武天皇の正体」に書かれており、特に以下の小節に目を通せば一目瞭然だ。

3. 万葉集の並行改竄… p.947~
4.「朝鮮語」だった大伴家持の万葉集の草稿… p.950~
5. 『万葉集』は日本独特のものではなかった… p.961~
6. 万葉を修したとされる平城天王子とは誰か… p.995~


18013004.jpg


ともあれ、記紀や万葉集については、現在編集中の「飯山史観」の「天武天皇篇」で触れる予定なので、今回は割愛させていただくとして、肝心なのは本日の安倍総理の談話の内容である。安倍総理が記紀や万葉集の由来について知ってか知らずか、言及しなかったのは流石だった。尤も、小生は政治家ではないので、現在編集中の「飯山史観」を、今の日本の若者に向けた羅針盤、見取り図にしたいと思っているのだが…。ともあれ、以下の安倍総理の想い(殊に下線)、心から同感!

本日、元号を改める政令を閣議決定いたしました。

新しい元号は「令和」であります。

これは万葉集にある「初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」との文言から引用したものであります。

そしてこの令和には、「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」という意味が込められております。

万葉集は1200年あまり前に編纂(へんさん)された日本最古の歌集であるとともに、天皇や皇族貴族だけでなく、防人や農民まで幅広い階層の人々が詠んだ歌が収められ、我が国の豊かな国民文化、長い伝統を象徴する国書であります。

悠久の歴史と香り高き文化、四季折々の美しい自然、こうした日本の国がらをしっかりと次の時代へと引き継いでいく、厳しい寒さのあとに春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、一人ひとりの日本人が明日への希望とともにそれぞれの花を大きく咲かせることができる、そうした日本でありたいとの願いを込め、令和に決定いたしました。

文化を育み、自然の美しさを愛でることができる平和な日々に、心からの感謝の念を懐きながら、希望に満ちあふれた新しい時代を国民のみなさまとともに切り開いていく、新元号の決定にあたり、その決意を新たにしております。

5月1日に皇太子殿下がご即位され、その日以降この新しい元号が用いられることになりますが、国民各位のご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。政府としてもほぼ200年ぶりとなる歴史的な皇位の継承がつつがなく行われ、国民こぞって言祝(ことほ)ぐことができるよう、その準備に万全を期して参ります。

元号は皇室の長い伝統と、国家の安泰と、国民の幸福への深い願いととともに、1400年近くにわたる我が国の歴史をつむいできました。日本人の心情に溶け込み、日本国民の精神的な一体感を支えるものとなっています。この新しい元号も広く国民に受け入れられ、生活の中に深く根ざしていくことを心から願っています。

https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1904/01/news090.html

19040106.jpg


東アジアの形
過去に幾度か取り上げたことのある「行政調査新聞」が、東アジアをテーマとする興味深い記事を書いている。
人類文明の転換期 …その最前線は極東

19040102.jpg
極東

日本列島に住んでいる一人として、東アジアの将来に普段から関心を寄せているだけに、興味深く同記事に目を通した。また、今後も数回にわたり極東シリーズを続けるらしく、同記事の最後に「次号の予定」、「その先の予定」、「更にその先の予定」と、連載シリーズの形で取り上げていくとある。

さて、極東シリーズの初回に相当する上掲の記事に目を通し、思ったことが幾つかある。一つは、同記事が言及している「史上最大変革期」についてだ。記事の冒頭にある以下の記述に目に止まった。

私たち人類がこれから迎えるのは、史上最大変革期となる


行政調査新聞の言う、〝史上最大〟変革期とは、具体的にどのような変革を指しているのかと思い、読み進めたところ、「国債・株券・有価証券すべて紙切れになる」(金融界の崩壊)の他、「民族や宗教の対立」を取り上げ、そうした「現状を破壊するエネルギーは、世界中に満ち溢れている」とし、現状破壊の後、「真っ先に新しい世界に突入していくのは東アジア」と結論付けている。

しかし、行政調査新聞の言う「史上最大変革期」とは、「私たち現生人類の祖先である新人が世に現れてから20~25万年が過ぎた」時点から、「数年あるいは数十年」の近未来までの、ほんの二十数万年を取り上げているのにすぎないのだ。一方、藤原肇氏の「マクロメガの視点による重大事件年表」の場合、宇宙の始まりから遠未来までに目を向けている点、両者の間には大きな隔たりがある。

19040103.jpg
マクロメガの視点による重大事件年表

何故に時間軸、タイムスパンを気にするかと言えば、タイムスパンを広げて同紙の言う「史上最大変革期」を考察しないことには、多くの重要な点を見落とす恐れがあるからだ。その一つが、「物質→生命→精神」という視座である。ここで改めて上掲の重大事件年表を眺めれば、「物質の歴史」、「生命の歴史」、そして「精神の歴史」といった記述が目に飛び込んでくるはずだ。この「物質→生命→精神」だが、本日発売の世界戦略情報誌『みち』でも、JINMOさんの興味深い記述があった。

我々は物質の時代に於いて、物質構造の核として「原子核」の発見に至った。そして生命の時代に於いては、第二の核と言うべき「核酸」(DNA)に至った。そしてこれから明確にしていく精神の時代に於いても、我々は第三の核の発見に到達するだろう。言わば「精神核」である。
『みち』平成31年4月1号


このあたり、拙稿「宮中祭祀」で取り上げた、安西正鷹さんの以下の言葉に相通じるものがある。

・これは空疎な精神論ではない。物質世界と精神世界に跨る半霊半物質的な、新しいジャンルの科学理論に基づく考えである。すなわち、来るべき新しい文明の精神哲学ともいうべき量子力学に基づく真理なのだ。
歌とシャーマン


安西さんは、精神哲学」の根底は量子力学としているが、やはりJINMOさんも以下のように量子力学について言及していた。

まだ発見されていない精神核とは如何なものであろうか、渡辺博士と私は推論を交わし合った。そして渡辺博士は精神核に至る重要項を三つ挙げられた。それらは量子力学、脳科学、地球外知的生命体探査である。
『みち』平成31年4月1号


このように、JINMOさんの言う「精神核」、安西さんの謂う「精神哲学」、どちらも共通して量子力学を取り上げているのは興味深い。

ここで指摘しておきたいことは、「精神核」あるいは「精神哲学」を識っているのと識らないのとでは、「史上最大変革期」の捉え方が大きく異なってくるということだ。

それから、JINMOさんは「シンギュラリティに於ける2045年問題」を取り上げ、「神に至るシンギュラリティ」という視点で、実に興味深い考察を展開していた点を追記しておこう。

行政調査新聞の記事に戻る。「史上最大変革期」を冒頭で述べた後、同紙は現実の世界について言及、「米中貿易戦争は中国共産党潰しが目的」、「台湾合併を視野に大中華実現を目論む習近平共産党」、「中華人民共和国建国宣言の天安門に招かれた日本人」、「2つの故宮博物院に別れた宝物」といった小節が並んでいる。

そして通読しながら、「アレ?」と思ったのは、「軍産共同体」寄りの視点で書かれた記述が垣間見られたということだ。たとえば、「米中貿易戦争は中国共産党潰しが目的」という題の小節で、米中貿易戦争の真相を以下のように指摘している。

米中貿易戦争は、米中間の経済問題が本質なのではない。
深奥に米国側の「中国共産党潰し」の狙いが存在している。貿易不均衡を翳しながら、トランプ米国は「習近平共産党」を破壊しようと企んでいる。
中国は共産党が一党独裁する共産主義国家である。


トランプ米国が習近平共産党を破壊とあるが、果たしてそうなのだろうか…。実は、トランプと習近平の共通の敵こそ軍産複合体、すなわちDS(Deep State)であり、DSはトランプと習近平を叩き潰そうとしている。これは何も米国や中国に限った話ではなく、ロシア、北朝鮮、日本も同じ立場にあるのだが、ここでは掲示板「放知技」に投稿されたmespesadoさんの投稿を引用しておこう。

(長谷川幸洋)氏は、今度は北朝鮮軍とDSとの関係の「闇」に考えが及んでいない
http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16675542/276/


Mespesadoさんの場合は北朝鮮の話であるが、中国の話というのなら、以下の記事で凡その背景が掴めよう。

19040104.jpg
「中国軍でなく米軍に協力」=グーグルCEOがトランプ氏に

それから、同紙の今後のテーマを確認するに、米国や日本が登場するようだが、ロシアのプーチンと北朝鮮の金正恩が登場するのか否か、登場するとすればどのように同紙に二人のリーダー像が描かれるのか、大いに関心がある。何故なら、近未来の極東はプーチン、そして遠未来の極東は金正恩を中心に、動いていくことが予想されるからだ。このあたりの詳細は、飯山さんと野崎博士の対談本、『飯山一郎最終講義』を参照されたい。

18112519.jpg

さて、本日の改元発表まで数時間、どのような元号になるのだろうか…。極東の一部である日本はどのような道を歩むことになるのか、安倍総理の新元号の背景についての説明、固唾を呑んので見守りたいと思う。

二人の武士 02
二人の武士(もののふ)」と題する拙稿を半年ほど前にアップし、「この二人の武士による、今後の活躍に期待したい」という結語を亀さんは書いた。「この二人の武士」とは、世界戦略情報誌『みち』の安西正鷹さんと、ブログ『文殊菩薩』の野崎晃市博士を指す。

19022401.jpg

今月二月に行われたまほろば会で配布されたという、安西ファイルの主テーマは英国の経済誌『The Economist』についてであり、亀さんは冒頭の記述に注目した。

イギリスの政治経済誌『エコノミスト(The Economist)』の特集号『世界はこうなる』に関して、『エコノミスト』の特徴を詳しく見ていくとともに、同誌がなぜ世界寡頭権力のプロパガンダの道具なのかについて、歴史を遡りつつ、この雑誌を編集・発行した者たちの狙いを暴くことを通じて解明していく。


詳細は数か月後に『みち』に掲載されると思うので、そちらを参照していただくとして、安西さんは同ファイルでThe Economist誌は、「世界寡頭権力のプロパガンダ用メディア」と明確に述べている。やはり三十代の頃に同誌を数年購読してきた身として、安西さんの主張に全く以て同感だ。

ところで、この「世界寡頭権力」と対峙するトランプについて、野崎博士が「トランプがファーウェイ禁止に反対」という最新記事を書いているが、以下の結語は印象的だ。

トランプの真の敵は中国ファーウェイではなく、税金不払いや情報収集が問題とされてきたアップルやGoogle


まさに…。安西さんの謂う「世界寡頭権力」の一角を占めているのが、野崎博士の言及する「アップルやGoogle」に他ならず、同様な視座から亀さんも以下のような記事を書いている。

こうした海底ケーブルの上陸地点は非常に重大な意味を持ち、(漏洩された米外交文書によれば)アメリカ合衆国国土安全保障省はこれらを重要な国家インフラと位置づけている。インターネットが通信を牽引する新しい世界にあって、大西洋東端の英国はその中核的な位置を占めている。世界のインターネットトラフィックの25%が英領土をケーブルで通る。接続先は米国、ヨーロッパ、アフリカなど。残るトラフィックの大部分は米国を発着地点としている。したがって、地球上で急増するデータフローのほとんどは、英米がそのホスト役を担っていることになる。

両国の諜報機関はここぞとばかりに、これらの海底ケーブルを盗聴しようと考えた。過去の歴史を考えれば、それは不思議でも何でもない。技術の変遷にともない、両国は無線通信を傍受し、続いてマイクロ波ビーム、そして衛星回線を傍受してきた。最新の光ファイバーシステムで大量にやりとりされるインターネットデータや通話データに手をつけようとするのは、理の当然である。

『スノーデンファイル』p.156
サバイバル - 通信篇その1


今から15年ほど前、亀さんは『エシュロンと情報戦争』(鍛冶俊樹 文春新書)という本を読み、電子メールや電話が傍受されていることを知った。だから、プーチンやメルケルではないが、〝敵〟に聞かれていることを前提に今まで携帯電話を使ったり、パソコンでメールを使ったりしてきた。どうしても漏らしたくない情報は、昔やっていた方法に戻った。たとえば、ネットに接続されていないタイプライターやワープロで文章を作成したり(郵送してはいけない)、コタツを囲んで語り合うといった方法だ(盗聴に注意のこと)。
サバイバル - 通信篇その2


ともあれ、今年もお二人の言論活動に注目していこうではないか。

【追伸】
最近の掲示板「放知技」で活発に交わされている、mespesadoさんとConganasさんとの間のやり取り、アベノミクスの実態や財政政策の正体に関心のある読者にとって、必読のスレとなっている。たとえば…

金融政策が失敗し、財政政策も失敗しているのでアベノミクスは失敗と考えてさしつかえないと思います。
http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16675542/41/


このConganasさんの投稿だけではピンと来ないと思うので、スレッド「新時代を冷徹に読み解くおっさんたちの激論スレー37-」全体に目を通して欲しいと思う。

応神天皇の秘密(4)

倭は日本列島にあった国ではなく、元来から朝鮮半島に在ったのだし(下図)、決して日本(日本人)のことではなかった!
応神天皇の秘密(3)

18042201.jpg
『卑弥呼の正体』p.187


今回の堺市で飯山一郎さんとお会いしたのは四回目(東京→青州→大阪→堺)となったわけだが、歴史が話の中心となったのは二回ある。初回は一昨年秋の青州、そして今回の堺だ。青州には四日間滞在し、歴史の深奥について多くを聞いた。そのあたりの報告は、「青州で思ふ」と題したシリーズで計9本の記事を書いているが、中でも歴史を中心に書いた記事は以下の4本である。

青州で思ふ(3)…古代中国
青州で思ふ(4)…古代朝鮮
青州で思ふ(5)…古代日本
青州で思ふ(6)…総括(殷→箕子朝鮮→北魏→北燕→邪馬台国→馬韓→扶余→百済→日本)


青州では「青州で思ふ(3)」にある古代中国の話を中心に、飯山一郎さんの話を四日間かけて聞いたわけだが、今回の堺市では二日間かけて「青州で思ふ(4)」の古代朝鮮について聞いたことになる。殊に、話の中心は朝鮮半島の三国時代(紀元前1世紀~7世紀)で、そのあたりを中心に幾本かの記事を書くつもりでいた。

18042302.jpg
朝鮮史

ところが先週金曜日の夜、長年の付き合いのあるドイツの翻訳会社からメールが届き、昨年の晩秋あたりから予告のあった大量の仕事(翻訳)が、今週からスタートすることが本決まりとなったと書いてあった。だから、慌てて「応神天皇の秘密(3)」を一昨日アップしたのだが、どう考えてみても、予定していた残り数本の記事を書き終えるのは無理…。

そして今朝、件の翻訳会社から大量の翻訳ファイルが届いたという次第だ。当初は20万語ていどと言われていたのだが、いざフタを開けてみたところ、ナント倍近くの36万ワード…。今までの体験から、36万ワードを翻訳し終えるのに数ヶ月かかるはずで、7月下旬にアルゼンチンへ発つまでに終わるかかどうか心許ない。もしかしたら、アルゼンチンに行っても仕事を続けざるを得ないかもしれないのだ。よって、次の「応神天皇の秘密」シリーズを書くにしても、アルゼンチンから帰国して以降のことになりそうだ。

むろん、途中で時間が取れたら「応神天皇の秘密」シリーズを書くかもしれないが、そのあたりは皆目わからないというのがホントウのところだ。そこで、本稿では堺市で耳にした飯山史観のあらましを、箇条書き(順不同)の形で示しておくことにしたい。

■応神天皇の出自は熊襲
堺で飯山さんの話を伺って、話の骨格が【連載:ホンダワケ】シリーズに示されていると改めて思ったので、以下にリンクを張っておこう。


応神天皇は仲哀天皇の子?
巨大な前方後円墳の原型は?
やはり応神天皇は…


ここで、応神天皇の御代以降、熊襲は隼人と称されるようになったという点に注目の上、その背景を上の記事で確認していただきたい。

また、皇統という観点から見た、応神天皇についての以下の記事も重要である。

応神天皇(ホンダワケ)が祟る時代が来る…鴨


■蒲生君平の著した『山陵志』
「初めて古墳を天皇陵(山陵)として比定したのが、江戸時代の蒲生君平である」と飯山さんは語っていたが、それと関連して、山形明郷先生の以下の言葉を併せて紹介しておく。

ところで、ここに一つ不審に思われることがあるので、概略を述べておきたい。

わが国の史学者は、どういうわけか他国の歴史に関するものであるとわざわざ出向していき、めったやたら陵墓を掘り返し、何が出土したの発見されたのなどと、他国の歴史的存在や文化程度の一端が解明されたと発表しているが、こと自分たち日本列島の具体的な歴史解明については、一向になされず放置したままで平然としている。

このことは、学者のみならず、一般の研究家と称される人たちもまったく同じ姿勢なのである。これはいったい、なぜなのであろうか。

日本の古代史を語る上で、つねに持ち出されるのが、その信愚性がまったく定かではない「魏志」を始めとする「倭人伝」一辺倒の解釈である。

「倭人伝」を引っぱり出して云々することは各人の自由であるが、それならば「邪馬台」やその国の女王であったという「卑弥呼」の墓と推定されている「箸墓古墳」を始め、幾多の陵墓が現存しているのであるから、なぜそれらの墓を調査しないのであろうか?

それは、現在の皇室に関わる存在であるから、という懸念からだとするならば、そのような考え方は一掃されるべきである。

今日現在、天皇の陵墓としてみなされている存在は、百パーセントの確率で考古学上の物証は皆無である。江戸の寛永年中、蒲生君平によって編纂された『山陵志』が語っているに過ぎないからである。

『古代史犯罪』p.79~80


また、以下は飯山さんが蒲生君平について言及した投稿…。

天武以前の日本は古墳時代で、豪族たちが合従連衡していました。

その豪族たちの中で最大の勢力を誇っていた首長の墓が仁徳天皇陵とした
のは、伊勢松阪の本居宣長の指導で蒲生君平が書いた『山陵志』が最初。
これを後代の学者がほとんど検証しないまま、現在に至っている…。

ズバリ言えば、仁徳天皇は架空の存在です。実在した証拠はありません。

http://grnba.bbs.fc2.com/reply/14186314/917/


豪族に関して、同じく飯山さんの以下の投稿にも注目されたい。
http://grnba.bbs.fc2.com/reply/15523279/932/

■唐仁大塚古墳
【参照】飯山HP

昨日は朝から夜まで隣町で歴史の勉強!
断定:「日本国」は大隅半島で建国された!
日本建国の秘密は大隅半島にある!


堺市で、堺のおっさんと亀さんのみに配布してくれた史料、以下に公表する。

18042303.jpg18042304.jpg

18042309.jpg18042308.jpg

■原田古墳
参考【飯山HP】
あらびき茶の産地は 日本古代史の舞台

■日本書紀
日本書紀は幾つかの改訂版があり、版を重ねる毎に六代の天皇について、良い書き方をしなくなっていくのがわかる。

応神天皇 陵の記載なし
允恭天皇 皇居地の記載なし
雄略天皇 兄弟殺害等の暴虐
清寧天皇 皇后の記載なし 皇子なし
顕宗天皇 兄の仁賢天皇より先に即位
 皇統は兄の仁賢天皇にまわる
武烈天皇 暴虐、皇子の記載なし


藤原不比等は日本書紀に登場する、応神天皇から武烈天皇までを悪ざまに改訂しているわけだが、古事記同様、日本書紀初版には、上記の天皇について悪く書いてはいなかったのだ。

■開化天皇
欠史八代の最後の天皇である開化天皇から初めて枝分かれし、そこから安倍晋三の遠祖が出た。従って、現皇室(田布施)よりも前に分家していることから、安倍家の方が格上と安倍総理は認識している。

なを、流れとしては葛城王朝(欠史八代王朝)→イリ王朝(崇神王朝または三輪王朝)→ワケ王朝(応神王朝または河内王朝)と王朝の交替があった(継体天皇以降の王朝は略)。

■東アジアの二大源流(殷とツングース)
・殷のシャーマニズムを引き継いでいるのが日本の今上天皇。
・ツングースのツンとは豚の意。

殷のシャーマニズムについては、拙稿「天頂に生きる」に書いた。ツング=豚については、飯山さんが幾本か記事にしている。たとえば、「われわれの先祖は豚を飼う民族だった」を参照のこと。

上記以外に、誉田八幡宮の宝物館に入館させていただいて観賞した金銅透彫鞍金具、部落の起源、鯨解体族、その他という具合に書きたいテーマも多いのだが、ネットという公の場では発表できない秘話も多々あるので割愛させていただく。

18042301.jpg
宝物館の前庭に咲く紅白梅

ここで一言。

亀さんが堺市に赴いて飯山さんの話を聞きに行ったのは、知的好奇心から飯山史観に関心があるというだけではない。新しい御代を迎える来年5月以降、どのように生きていくべきか、自分なりの羅針盤を作成したいと思ったからだ。そのあたりは、今年の忘年会の勉強会において発表できればと思う。

なを、アルゼンチンでの体験もブログ記事にする予定だが、これは「応神天皇の秘密」シリーズが終わってからにしたい。

最後に、堺市で別れる際に飯山さんが次のように言ってくれた。

今度は、古代日本について語りたいことがある。場所は志布志!


いよいよ大詰めとなる飯山史観についての最終話、志布志市で古代日本の秘密に迫る話を聞くことになるわけで、今から楽しみだ。しかし、その前に、「応神天皇の秘密」シリーズを完結せねばならぬ…。

応神天皇の秘密(3)

倭が日本列島にあったと頭から信じ切っている。
応神天皇の秘密(2)


前稿で取り上げた歴史雑学探究倶楽部編『天皇家の謎』の場合、倭が日本列島にあったと頭から信じ切っていたし、安本美典氏の場合も、倭は日本のことだと思い込んでいるのが一目瞭然であった。以下、安本氏の『応神天皇の秘密』からの引用である。

すべて(※)「海」を渡ったと記している。

これらは、日本列島にいた「倭」が、海をわたって朝鮮半島におもむいたことを記している。「倭」が日本列島の勢力であることを示している。そして、日本がわの文献『古事記』『日本書紀』を読めば、渡っていった主体は、神功皇后に率いられた軍隊であると記されている。

以上で用いた諸史料のうち、「広開土王碑の碑文」の年代などは、同時代史料なので、ほぼ確実である。

『応神天皇の秘密』p.90

(※)広開土王碑、古事記、日本書紀を指している。


「倭が日本列島にあったと頭から信じ切っている」のは、なにも歴史雑学探究倶楽部や安本氏だけではない。実は、どの辞書や百科事典も押し並べて、倭は日本のことだと解説しているのだ。たとえばデジタル大辞泉の場合、「」について以下のように定義している。

日本人の住む国。古代、中国から日本を呼んだ名。


事実は、倭は日本列島にあった国ではなく、元来から朝鮮半島に在ったのだし(下図)、決して日本(日本人)のことではなかった! その倭について、山形明郷先生は以下のように書いている。

倭人は現韓半島の南部、すなわち慶尚南道の海岸地帯から、全羅南北道の広汎な地域にわたって住んでいた『在地原住民』なのである。その居住区域は、極めて広く、また、その数は厖大なものであったと思われるのである。
『卑弥呼の正体』p.210


18042201.jpg
『卑弥呼の正体』p.187

18041706.jpg
3月3日、深夜の堺市にて。手前の本は山形明郷先生の『古代史犯罪』

さて、前稿で「■応神天皇の生きた時代」について書くと約束していたが、その前に古墳時代から飛鳥時代(592年~710年)にかけて、つまり、国のかたちが一応成立した(中央集権国家成立)頃までを簡単に取り上げておこう。

■応神天皇の生きた時代
先月、紀伊田辺と大阪の堺を旅していた車中、『応神天皇の秘密』をパラパラと捲ってみたが、出鱈目だらけというのが率直な読後感だった。ただ、飯山一郎さんも指摘しておられるように、「応神天皇=ホンダワケが,武内の宿彌と神功皇后とのあいだの子である」、という考察は評価に値すると思うし、それだけでも安本氏の『応神天皇の秘密』を入手しただけの価値はあった。

ここで、大和政権をキーワードに、各々の辞書や百科事典が大和政権について、どのような解説を行っているのか確認しておこう。以下はデジタル大辞泉の「大和政権」の定義である。

大和および河内(かわち)を中心とする諸豪族の連合政権。大王(おおきみ)とよばれる首長を盟主に、畿内地方から4世紀中ごろには西日本を統一し、4世紀末には朝鮮に進出。種々の技術を持つ渡来人を登用し、5世紀末から6世紀ごろには部民制・氏姓制度による支配機構が成立し、国・県(あがた)による地方統治組織が整えられ、大化の改新を経て律令国家へとつながっていった。


上記の「大和政権」について解説したページではデジタル大辞泉以外に、マイペディアといった百科事典の詳しい解説も併記されているので参照していただきたい。では、デジタル大辞泉などの解説を叩き台に、次稿では飯山史観と対比させる形で、具体的に「■応神天皇の生きた時代」について筆を進めることにしよう。