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人生は冥土までの暇潰し

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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
平壌総合病院
思うところがあって、北朝鮮が建設中の平壌総合病院について、情報収集・分析を進めていた。その理由は現時点における、金正恩の「統治力」・「軍掌握」・「健康」等の再確認にあった。

最初に、過去のブログ記事で幾度か書いてきたことだが、小生の金正恩観は以下の故飯山一郎さんのHP記事、あるいは書籍を基(ベース)にしている。殊に書籍の場合、小生は両書に直接関わってきたのは、過去のブログ記事に書いてきたとおりだ。つまり、飯山さんの金正恩観とは十年以上にわたり、直接・間接的にお付き合いをしてきたということになる。

・HP記事
金王朝の“深い謎”
ビビンバ!北朝鮮!

・書籍
『横田めぐみさんと金正恩』(三五館)

畏友・サムライ氏(※亀さんの旧ハンドル名)などは、「月刊日本」の大物・山浦嘉久氏の名前まで持ち出して、「ジラさないで早く結論を言ってくれ~」と圧力をかけてきます。

分かりました!! では、金正恩の母親は誰なのか? 証拠を上げて説明します!

p.177

『金正恩が統一朝鮮王になる!!』(星雲社)
「飯山史観を後生に遺す」p.143~154

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では、平壌中央病院の建設について、5W1Hを使って考察してみよう。

■Why・・・武漢ウイルス

■Where・・・平壌の聖地

■Who・・・金正恩

■When・・・党創建75周年(2020年10月)

■What・・・統一朝鮮王と東アジア盟主

■How・・・建設部隊の投入


上掲の5W1Hの中から、「■What」と「■Where」を中心に、簡単な解説を試みてみよう。

■What・・・統一朝鮮王と東アジア盟主
飯山一郎・野崎晃市共著、『金正恩が統一朝鮮王になる!!』という書名が如実に示しているように、金正恩の大戦略(グランドストラテジー)は、第一段階として統一朝鮮王になること。第二段階として東アジアの盟主になることだ。ただし、後述するように必ずしもスムーズにいっているわけではなく、今の北朝鮮はコロナ禍を引き金とする、世界大転換期というビッグウェーブ(荒波)に翻弄されているが、それでも小生は、必ずや金正恩が荒波を乗り越えるだろうと思っている。このあたりは、上掲の飯山さんのHP記事や書籍に目を通した、読者には説明不要だろう。金正恩はそれだけの大器の持ち主なのだ。だから、上述した平壌中央病院建設の狙いも、金正恩の肚にある大戦略の一環として捉えることが肝心である。

■Where・・・平壌の聖地
平壌中央病院建設の背景を推測するにあたり、小生が最も理解に苦しんだのは、何故に金正恩は平壌の聖地を建設地に選んだのか、という点である。最初に、以下の動画を観て戴きたい。


《あなたの知らない北朝鮮》金委員長がタブーを破った?病院建設地を巡る「北のミステリー」

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つまり、金正恩の祖父(金日成)、そして父(金正日)の立像が並び立つ万寿台、それから河を挟んだ対岸に在る、建国精神の象徴とも云える朝鮮労働党創建記念塔、その二地点の間は今まで聖地とされてきた。ところが、何故か金正恩は、その聖地に大病院を建設する決意をしたのである・・・。

何故なのか、と小生は暫く考えていた。

その時、小生の脳裏に浮かんだのが、「予は、生まれながらの将軍である」と宣言した、徳川家光三代将軍だった。家光の父は徳川秀忠、そして母は継室の江(浅井長政の三女で、母は織田信秀の娘・市)である。

これを金一族に当て嵌めると、何処の馬の骨か素性の知れぬ金日成(家康)から金正日(秀忠)が生まれ、その正日と継室の横田めぐみさんとの間で金正恩(家光)が誕生した。つまり、金正恩は生まれながらの将軍であり、金王朝(徳川家)永続のため、祖父と父の成し遂げた建国の土台の上に立ち、生まれながらの将軍として、金王朝の永続に邁進する決意を示した証の一つが、平壌中央病院の建設ということになり、統一朝鮮王に向けた道程の第一歩ということになろう。

故に、金正恩は統一朝鮮王を目指し、建設部隊(近衛英雄旅団と8建設局)を投入、人民大衆第一主義(武漢ウイルス対策)を強調の上、党創建75周年まで聖地に病院を完成させることを表明したと云えよう。

【マスコミ寸評01】
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金正恩氏、病院着工式に出席

金正恩は3月17日、平壌中央病院の着工式に出席している。しかし、3月17日と云えば、拙稿「金正恩死亡?」にも書いたように、金正恩の生死(健康問題)についての噂が流れ始めていた頃であり、そのあたりは一ヶ月後に産経新聞が、「金正恩重体か」という速報を流していたことからも分かるように、金正恩の生死を巡って世界中が騒ぎ出した時期と一致する。

下掲の表は同記事に転載した西村金一氏が作成したもので、そこには3月17日に金正恩が着工式に出席したことを書いていない。上掲のブログ記事執筆にあたり、小生は他の記事や動画でも確認しているが、3月17日のことを言及していた記事や動画は皆無であったと記憶している。何故、北朝鮮ウォッチャーといわれる識者らが、揃いも揃って3月17日を〝見逃していた〟のか、不思議でならないのだが、もし分かっていたら、金正恩の生死を巡って、あれほどの大騒ぎには至らなかったかもしれない。

これから得られる教訓は、大手マスコミの記事や動画は、決して鵜呑みにしてはならず、一歩立ち止まって真偽のほどを確かめるべきということだ。

それにしても、3月17日の件は単なる識者らの見落としなのか、あるいは故意に見落としたのかは、意見の分かれるところかもしれないが、北朝鮮ウォッチャー全員が見逃していたというのは不自然であり、何等かの意図が働いたものと小生は睨んでいる。

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【マスコミ寸評02】

上掲の共同通信(西日本新聞)発の記事にもあるように、平壌中央病院の着工式の演説で金正恩は、「人民大衆第一主義」を強調したという。しかし、この発言が建前(リップサービス)であることは、説明するまでもないだろう(国会での「国民の皆様の為」という言葉を思い出して戴きたい)。ここで、以下の動画を観て戴きたい。


【時事相論】「愛の不時着」の遥か彼方にある北朝鮮(朴斗鎮さんを招いて

動画の内容は「愛の不時着」という、韓国で人気を博したドラマについての話なのだが、そのドラマが現実離れしており、北朝鮮の現実を無視していることから鑑賞するに値しないと、動画の二人の論者( 朴斗鎮・ 李相哲)が語り合っているのだが、小生もその通りだと思う。たとえば、韓国からの観光客が禁止区となっている川岸を散策していたところ、北朝鮮の軍兵に銃殺されたという話は記憶に新しいところだ。このように厳しい監視の目が光っており、場合によっては死も覚悟しなければならないのが今の北朝鮮だ。

また、一昔前の北朝鮮を知る人たちの中には、今の北朝鮮は昔ほど厳しくない、と云っている者がいるとのことだが、とんでもないことである。昔以上に訪問者に対して厳しい監視の目を光らせているのだ。何故に今の北朝鮮で監視の目が、以前より厳しくなくなったと感じるのかと云えば、それはデジタル技術の発達によるものだ。たとえば、監視カメラが至るところに設置されている、中国の現実を思い出していただきたい。

たとえ周囲に監視カメラが無いからといって、気を抜いて川辺を散歩しながら、旅行の同行者と何気なくお喋りする時も注意が必要だ。上掲の動画でも言及していることだが、同行者とお喋りしながら、暢気に同行者と川辺を歩いていると、向こうから一人の老婆がやってきたとする。そして、そのまま何事もなかったかのように擦れ違う・・・。一人の老婆だし、何てことはないように思うかもしれない。ところが、その老婆は監視員なのだ。二人の旅行者と擦れ違う瞬間、耳に飛び込んでくる言葉に老婆は全神経を集中している・・・。もし、その時に北朝鮮の体制について、批判めいたことを口に出していようものなら、老婆の耳が確実に捕らえ、上層部に即密告されると思って間違いない。

また、兄の金正男、叔父の張成沢をはじめ、大勢の政府関係者や軍人を処刑した国であることも忘れてはならないのだし、人民についても、1995年夏の大水害をきっかけとして饑饉が深刻化、1998年末までに30万人から300万人が、餓死したという噂が流れているが、どうも今年はそれ以来の大飢饉になりそうな気配である。

このように書くと、いかにも金正恩は人命を軽視する独裁者、あるいは冷酷無慚な指導者というイメージが定着しかねないのだが、金王朝樹立という大戦略を成就させる上で、こうした犠牲は避けて通れないと小生は思っている。テレビに登場する水戸黄門のような好々爺では、決して北朝鮮の指導者は務まらないのだ。このあたりは、拙稿「コベントリーの悲劇再び?」を再読願いたい。

最後に、近未来において南北統一を実現した暁には、民主主義を建前とする近隣諸国と、どのように金正恩は向き合うのだろうか・・・。目の黒いうちに、確かめたいという思いが強い。

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「愛の不時着」

【マスコミ寸評03】

急激な陰りを見せる金正恩の統治力 ~ 金正恩・与正体制も機能せず ~

コロナ禍によって、世界は大転換期の真っ只中にある今、金正恩が「統治力」に陰りを見せているとのことだが、これは何も金正恩に限ったことではなく、プーチン、トランプ、習近平、安倍晋三、文在寅らも同様である。

『揺れる北朝鮮 金正恩のゆくえ』、『朝鮮総連―その虚像と実像』、『金正恩―恐怖と不条理の統治構造―』、『北朝鮮その世襲的個人崇拝思想―キム・イルソン主体思想の歴史と真実』といった本を著した朴斗鎮氏、名の通った北朝鮮ウォッチャーであり、それなりの実績を残してきたとは思うが、残念なことに金正恩の出自、あるいは大戦略(統一朝鮮王)といったことについては、考えが及んでいないようだ。これは上記の【マスコミ寸評02】で、朴斗鎮氏とドラマ「愛の不時着」について語り合った、李相哲氏についても同様なことが云えよう。

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光州事件の闇
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映画「タクシー運転手」

録画してあったNHK BSの映画、「タクシー運転手」を観た。物語の粗筋は、光州事件が勃発した1980年5月、緊急取材に来韓したドイツ人のジャーナリストを、空港で偶然客待ちしていたタクシー運転手が乗せ、無事に光州入りを果たしたものの、軍隊が銃を市民に向けて無差別に射殺していくという、残酷な光景を目の当たりにした二人、取材を終えるやいなや、命からがらタクシーを飛ばしてソウルに戻り、無事に韓国からテープを持ち出したジャーナリストが、その生々しい映像を公開、全世界を震撼させたという、〝事実〟に基づいた内容だ。

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光州事件鎮圧部隊のパレード参加 市民の反発高まり取り消し

二十代の頃の小生は、1970年代後半から1980年代前半にかけ、二度ほど渡韓しているが、当時の小生は光州で銃殺された若者らと同年代だったものの、光州事件については当時の日本の新聞テレビ等で、表層的に知識として知っていた程度で、韓国を旅していた時は特に光州事件を思い出すでもなく、地元の韓国人の友人らと光州事件について語り合ったわけでもない、単なるノンポリの若者の一人であった。

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光州

爾来、40年の歳月が流れ、上掲の映画で昔の光州事件を思い出した小生は、映画を観ながら何か引っ掛かるものがあった。そこで映画を観終えた後、何故に引っかかるのだろうかと、何気なくネットで関連記事を読んでいたところ、上掲の映画と光州事件を取り上げた記事、「韓国映画『タクシー運転手』の大ヒットで浮上した歴史論争」に出会った。

同記事は韓国人ジャーナリストの崔碩栄氏が書いたもので、韓国人の視点を通して見た光州事件ということで、個人的に大変参考になった。当時は軍事政権下にあった韓国の光州で起きた、若者を中心とした「民主化運動」だったと崔氏は指摘した後、光州事件の〝闇〟にスポットライトを当てている。ここで、崔氏の云う闇とは何なのかについて、さらに明確にする必要性を感じたので、上掲記事「韓国映画『タクシー運転手』の大ヒットで浮上したという、「歴史論争」についての同記事の記述を引用しつつ、自分なりに整理してみた。

■光州事件の闇(1)- ヒンツペーター(ドイツ人ジャーナリスト)
崔氏は、ヒンツペーター(ドイツ人ジャーナリスト)について、以下のように書いている。

 韓国の一部では、韓国のイメージに悪影響を与えているその映像について「朝鮮総連と韓民統(韓国民主回復統一促進国民会議)が送った御用記者だ」という批判がされてきた。韓民統とは、韓国の朴正煕政府に抵抗するために、当時野党の指導者であった金大中が1973年に日本で在日韓国人らとともに結成した団体だ(結成準備過程で金大中拉致事件が起こったため、結成は在日韓国人 金載華代表代行のもとに行われた)。この韓民統がヒンツペーターを韓国に潜入させ、光州事件を取材させ海外に発信することで韓国政府に対する批判的な世論を作り出したというのだ。

 韓民統は民主化後の1990年に韓国大法院の判決により、北朝鮮政府、及び朝鮮総連にならび「反国家団体」との判断が下された団体であり、韓国では事実上、朝鮮総連の影響下にある「総連系団体」として認識されている。とはいえ、ヒンツペーターと朝鮮総連、 韓民統との接点を示す証拠は確認されていないため、「陰謀論」の一つに過ぎないという見方が大勢であった。


要するに、ヒンツペーターが韓民統からの回し者だった、とする陰謀論については決定的な証拠は無い、と崔氏は突っぱねているわけだ。

ここで、ウィキペデアの「金大中」項を読むに、金大中は「民主化運動に取り組んでいた」と記載されているとおり、朴正煕、さらには全斗煥による軍事政権という〝悪の権化〟に対抗し、祖国韓国の民主化に取り組んだ運動家というプラスのイメージが、韓国はもとより日本でも定着している。

しかし、上記に「朝鮮総連と韓民統」とあるように、民主化運動に取り組んでいた金大中の韓民統が、北朝鮮と朝鮮総連との繋がりがあったとする記述に注目することが大切だ。同時に、光州事件の起きた1980年当時は、未だに米ソ冷戦の真っ只中にあったことを思い出すべきである(その後、1991年12月にソ連が崩壊)。

ソ連崩壊から30年近くが経った今、改めて米ソ冷戦とは出来レースであった、と個人的に確信するのである。つまり、1917年のロシア革命によってソ連を誕生させたのは、他ならぬ西側だったというのは、紛れもない歴史的事実だからだ(拙稿「パンツを脱いだサル 4」参照)。

また、ヒンツペーターはドイツ人のジャーナリストだったということから、小生の脳裏に浮かんだのがゾルゲだった。ヒンツペーター同様にドイツ人だったゾルゲが、コミンテルンのスパイだったことを思えば、ヒンツペーターもコミンテルンのスパイだった可能性を考えないわけにはいかない。ヒンツペーターの正体が、コミンテルンのスパイだったのかどうかという結論を出すにあたり、もう一人の人物を検証する必要がある。

■光州事件の闇(2)- 金砂福(タクシー運転手)
それは、金砂福というタクシー運転手だ。崔氏は金砂福について以下のように書いている。

一方、タクシー運転手 金砂福は光州事件以降の行跡がほとんど知られていない謎の人物だ。しかし、ヒンツペーターの自叙伝によると、金砂福は映画に描かれていたように金浦空港で”偶然”彼をタクシーに乗せたのではなく、入国する前から彼を乗せるために空港に待機しており、光州に移動しながら、光州の状況について金砂福から説明を受けたと記載されているのだ。ヒンツペーターがどのような経緯で金砂福を知り、連絡をとったのかについては不明だ。それゆえに、ヒンツペーターと韓民統、朝鮮総連の「連携説」を主張する人たちは金砂福が朝鮮総連や韓民統のスパイだと主張するのだが、彼の行跡が霧の中に隠れてしまっているために証明することもできず、それらの主張は「陰謀論」という批判を受けてきたのである。


果たして、金砂福が朝鮮総連や韓民統のスパイだったのか、それとも違うのか・・・。もう少し深く追究してみよう。

■光州事件の闇(3)- 文世光事件
崔氏は、光州事件と文世光事件に、上記の金砂福というタクシー運転手が絡んでいたという、実に興味深いことを書いている。

 この記事に登場する「金砂福」、つまり1974年に暗殺犯 文世光が利用した車両の所有者が1980年に ヒンツペーターを乗せて光州に出かけた金砂福と同一人物であることを裏付けるかのような証言をしているのは他ならぬ金砂福氏の息子だ。

映画ではソウルのナンバープレートをつけた、緑色の個人タクシーが登場するが、実際、?砂福氏は個人タクシーの運転手ではなく、ソウルパレスホテル所属のホテルタクシーを運転する運輸事業者だった。1969年に初めて登場したホテルタクシーは、ホテルの宿泊客を相手に営業していたタクシーで、タクシーとの表示はなく、車種も黒のセダンである。
- KBSニュース 2017年9月9日-


 韓国のインターネットは騒然とした。朝鮮総連が関連していることが明らかになっている「文世光事件」と朝鮮総連、韓民統の関連が陰謀論として囁かれ続けてきた「光州事件」の間に「金砂福」という接点が発見されたのである。そうなると、「陰謀論」は荒唐無稽な主張などではなく歴史の再検証を行うべき課題であると、議論されるようになった。そして、この結果によっては、韓国の現代史の叙述は180度方向が変わることもあり得るのだ。


映画とは大部かけ離れた、タクシー運転手像ではある。その運転手の息子が公開した写真、つまり、ヒンツペーターと金砂福は、単なる客とタクシー運転手という間柄ではなかったことが、以下の写真で一目瞭然だ。

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1975年10月3日、チャン・ジュナ氏が疑問死した京畿道抱川の薬師峰にキム・サボク氏(右から3人目で正面を向いた人)とユルゲン・ヒンツペーター記者(キム・サボク氏の左のメガネをかけた人)が、ハム・ソクホン氏と共に踏査に行った様子=キム・スンピル氏提供//ハンギョレ新聞社
『タクシー運転手』キム・サボク氏の長男「本当の父の姿を知らせたい」


ここで、拙稿「二・二六事件と現代」にも書いたように、当時の大日本帝国陸軍内部では統制派と皇道派とに分かれ、対立していたことを思い出していただきたい。つまり、コミンテルンに通じ、日本の赤化を企んでいた統制派が韓国で云えば金大中サイド、一方で日本の赤化を防止しようとしていた皇道派が、韓国で云えば全斗煥サイドだったとしたらどうか?

ここで、改めて世界戦略情報誌『みち』に掲載された、天童竺丸編集長の記事を思い出していただきたい。

二・二六事件と近衛上奏文 4
● スターリン個人の資質は別にして、ソ連という人工実験国家の意味を考えるとき、われわれが世界権力と呼んでいる黒い貴族とユダヤ国際資本の連合体は日本解体を目指して対日謀略工作の手綱を依然緩めるどころか、敗戦を単なる一里塚として、ますます巧妙に破壊工作を繰り出し続けていると考えなければならない。米国議会がほとんど与り知らないというTPPへの加盟も、女性宮家の創設などの国体に対する揺さぶりも、日本の根幹を何としても破壊せんとする彼らの必死の表われと見なすべきである。彼らは日本をほとんど蝕み尽くし食い尽くしたと思うかもしれない。だが、われわれに信がある限り、日本は亡びない。


結語として、崔氏は以下のように書いている。

■光州事件の闇(4)- 陰謀論か? 歴史の発見か?

 だが、点と点を繋ぐ「?砂福」という名前がもたらした衝撃は陰謀論として蓋をしてしまうにはあまりにも大きい。検証したところで、結果がやはり所詮は陰謀論に過ぎなかった、という結論に至る可能性もゼロではない。それでも、真剣にこの陰謀論に向き合うこと、例えばヒンツペーターが長い時間をかけて何を取材し、報道してきたのか、韓国国内だけではなく日本国内での彼の活動を検証すること、それは歴史的事実を確認するための鍵となるかもしれない。乱暴な言い方かもしれないが、曖昧に幕引きが図られた感が否めない文世光事件。北朝鮮の脅威が伝えられる今だからこそ、韓国社会はもちろん、日本社会もこの事件にもう一度きちんと向き合うべきではないだろうか。


果たして、全斗煥は韓国の〝真崎甚三郎〟だったのかどうか、このあたりを検証することにより、光州事件の全容が見えてくるだろう。

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記者の質問に答える全斗煥(2019年3月11日)

ふと、まほろば会(2009年8月22日)で、山浦嘉久さんが以下ように語っていたのを思い出した。

・金大中の国葬に北朝鮮は金正日の側近中の側近である金己男(キム・ギナム)を派遣する予定。これは、意外と早く南北統一に繋がるかもしれない。


JBpressがスパイについての記事を、7月4日にアップしていた。
中国から帰ってきた公安スパイ、その過酷すぎる人生

早い話が、日本の公安調査庁に協力する形で、中国でスパイ活動を行っていた日本人が現地で捕まって有罪判決を受け、ようやく釈放されて五年ぶりに日本の土を踏んだというニュースだ。一読して、昨今の日本の諜報能力の衰えを赤裸々にした記事と云えよう。しかし、大東亜戦争で敗北を喫すまでの日本は、中野学校を例に挙げるまでもなく、優れた諜報能力を如何なく発揮していたこと、この機会に改めて思い出して欲しいのだ。

ここで、諜報と云えば小生は「」を思い出す。小生は掲示板「放知技」で「ツランという絆」というスレを立ち上げ、草について以下のような投稿を行っている。

『金正日は日本人だった』が発行される少し前から、小生は「草」について山浦嘉久氏らから、直に月一回のペースでお話を聞いてきました。その後、西川一三の著した『秘境西域八年の潜行』、その西川の著書に青春時代に出会い、大いに感銘を受けたという関岡英之の『定刻陸軍 見て果てぬ「防共回廊』と読み続け、その後「草」に関しては栗原氏も推薦している、最も貴重な資料『伊犂紀行』(日野強著)を入手するに至っています。なお、西川一三については、天童竺丸氏がネットに書いていますので参照してください。これは、「反支那地帯を行く ──西川一三の秘境西域潜行」という記事で、一番下の方にある全部で6話のシリーズです。
http://michi01.com/kantougen.html


国益という観点に立てば、今日の世界においても草の存在は、我が国にとって必要不可欠だと思う。以下は一国の諜報能力(インテリジェンス)についての動画で、所謂日本の〝の諜報組織〟についてである。


動き出す自衛隊のインテリジェンス 江崎道朗のネットブリーフィング 菟田中子【チャンネルくらら】

そして、〝の諜報組織〟と云えば「草」だろう。この草という存在については決して表面化することはなく、今日も我々の知らぬ処で活動している。

ともあれ、上掲の動画で最も印象的だったのは、府省間の壁を乗り越えていたことで、こうした縦割り行政の障害を取り払ったあたり、我が国の国防におけるインテリジェンス向上への第一歩となるのは間違いない。願わくは、我が国のインテリジェンスに今まで以上の力を注いで欲しい。

最後に、以下は同じく江崎道朗氏の動画だ。


特番『米国の対中国政策とEPN、動き出す日本のインテリジェンス』ゲスト:評論家 江崎道朗氏

米中衝突の背景
武漢ウイルス(COVID-19)を世界中に蔓延させた中国に対して、責任を取らねば国交断絶すると、公の場でトランプ大統領が示唆したというニュースが流れた。そのあたりを詳細に解説していたのが以下の動画である。


米大統領の本気|断交示唆|米上院議員提出の対中制裁法案の中身とは?

しかし、米中対立は何も今回の武漢ウイルスに始まったことではなく、二国間の貿易戦争を例に挙げるまでもなく以前から存在していた。アメリカと中国、より具体的に云えばトランプと習近平は何故に対立するのか? 様々な見方ができると思うが、巨視的に見れば、平和派の国際金融資本戦争派の国際金融資本との間における、代理戦争ならぬ代理対立こそがトランプvs.習近平対立の本質なのだ。これに関連して、小生は掲示板「放知技」で以下のような投稿を行っている。

>>216 堺のおっさん

> 国際金融資本


>>215 mespesadoさん

> 国際金融資本


テーマは違うが、お二人とも国際金融資本について言及している。それで、昨日見た以下の動画を思い出した。
【特別対談】林千勝×水島総「やはり世界はそうなっているのか」[桜R2/5/1]

なお、上掲の動画で林氏は国際金融資本を、ロックフェラーとロスチャイルドとに分けて発言していた。

それはともかく、面白かったのは林氏による、歴代のアメリカ大統領にトランプとそっくりな人物がいたという話だった。その人物とはフーバー大統領その人で、以下は二人の共通点…(動画の10:55あたりから)

1. 二人ともロスチャイルドの支援を受けて大富豪になった。
2. 二人とも反グローバリズム派のアメリカ人の期待に応える形で大統領になった。
3. 二人とも株式市場を大切にした。つまり、二人が大統領に就く時期とアメリカ経済の上昇期とが一致した。

一点だけ二人の間で異なるというか、もしかしたら今秋には共通点に加えられるかもしれないのが、フーバー大統領が二期目に落選したこと。当初はフーバー大統領の勝利は間違いなしと思われていたが、そこへ大不況が襲来、ルーズベルトの登場でフーバー大統領は落選の憂き目に遭った…。今回の武漢ウイルス騒動で、現在のアメリカの失業者数は二千万人を超えていることもあり、楽勝と思われていた今秋の大統領選挙も、決して楽観できるものではなくなった。そして、もしかしたら…ということもあり得る。

ちなみに、同動画の後半は、日本人の心の中にある天皇についての話で、小生は二人(林千勝氏と水島総氏)の天皇論に同感である。


ところで、フーバー大統領と言えば、稲村公望さんが共著の形で出した、『日米戦争を起こしたのは誰か』(勉誠出版)を思い出す…。



亀さん@人生は冥土までの暇潰し

http://grnba.bbs.fc2.com/reply/17178824/218/



上掲の林千勝氏と水島総氏による特別対談の動画、「やはり世界はそうなっているのか」で、林氏は小生の言う平和派の国際金融資本を「ロスチャイルド」、戦争派の国際金融資本を「ロックフェラー」と言い表している。つまり、林氏はトランプと習近平の対立を、ロスチャイルドをバックに持つトランプと、ロックフェラーをバックに持つ習近平の対立と見ているのだが、大枠において小生も林氏の意見に同意である。


【特別対談】林千勝×水島総「やはり世界はそうなっているのか」[桜R2/5/1]

神計らいか、昨日発行された世界戦略情報誌『みち』(令和2年5月15日号)の巻頭言でも、天童竺丸編集長が新稿「武漢風邪── その光と闇」の結語で、以下のような見解を述べていた。

●光が当たって実態が見えてくると、武漢風邪は意外にも軽いのだ。では、なにゆえに連日連夜、毎時毎分、報道のほとんど八〇パーセント、.否九〇パーセントを動員して人々の恐怖心を煽りまくっているのか? それこそが世界権力の意図する所である。つまり、出来の悪いウイルスで世界中の人々を恐怖に突き落とし、震え上がらせて、脅威に対する抵抗を限りなく減少させること──これである。前号に書いたように、世界中の人々が瞬時に連絡を取り合ってお互いのことが分かるようになると、絆は深くなる。まずます一体化する。だが同時に、人類は一体化すればするほど、嫌でもお互いの違いを許容し合わなければならなくなる。人は一人ひとり驚くほどに違うからである。そこに世界権力の闇の盲点があり、われわれの希望の光がある。


やはり天童編集長も、国際金融資本の背後にいる世界権力と、武漢ウイルスを利用した連中の企みについて語っているのが分かる。ここで、天童編集長の「人類は一体化すればするほど、嫌でもお互いの違いを許容し合わなければならなくなる」、このお互いの違いを許容し合うという行動様式を、自家薬籠中の物にしている民族こそが、我々日本人に他ならないのだが、このあたりは拙稿「天武天皇 18」で、「■日本人と天皇」と題した小節で簡単に解説している。

今回の武漢ウイルスをきっかけに、世界中で大きな地殻変動が起きつつあるが、何が我々を日本人たらしめているのか、これからの日本人は、世界でどのような役割を担うべきかといった指針(羅針盤)を示すことが、現在進めている飯山史観の結語になるような気がする。


金正恩死亡?
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4月21日、産経新聞にアクセスしたところ、「速報」という文字が目に飛び込んできた。早速、情報源である米CNNで確認、掲示板「放知技」にも投稿(>>25)した。

4月25日、今度は「金正恩死亡」というニュースが飛び込んできたので、やはり放知技に二本の投稿(>>77>>78)を行っている。

その後も放知技に、>>82>>88>>92>>99>>116>>120と、金正恩死亡説を巡って多角的に投稿していく中で、徐々に明らかになってきたことも多々あったものの、逆に増々分からなくなってきたことも出てきたので、以下に報告する。

最初に、明らかになってきたことについてだが、このあたりの説明については、以下の動画に沿って行いたいと思う。


#2020/04/27 NK国KJU 「重体」→「脳SHI」 昨年から《おさらい》

上掲の動画は、軍事ジャーナリスト篠原常一郎氏の動画である。金正恩の〝健康情報〟を逸早く掴んだジャーナリストであり、その篠原氏が今までの流れを纏めたのが、上掲の動画ということになる。しかし、同動画を見ながら、疑問を抱いた点が幾つか出た。そのあたりを、テーマ毎に解説を試みたい。

■日本共産党
動画の中で篠原氏は、中共(中国共産党)が北朝鮮へ、医師団を派遣したという中央日報の記事を紹介している。篠原氏の話によれば、23日、金大中の元北朝鮮担当の秘書官が、さる中共の高官から話を聞き、同日の夕方、件の秘書官は聞いた話の内容を中央日報のインタビューで答えたとのこと。篠原氏によれば、中央日報が紙面で報道した内容は、凡そ以下のようなものだったという(同ニュースの和訳された記事は未だないと篠原氏)。

23日に中国医師団が実際に金正恩を見て、「金正恩は再起不能、植物状態、つまり脳死状態」だったと、本部(中共)に報告した。


小生、この話には耳を疑った。何故なら、一国のリーダーの健康情報は、国家の最高機密に属すものだけに、中国という〝他国〟から派遣された医師団に、〝脳死状態〟の金正恩を〝見せる〟ということは、絶対にあり得ないと思うからだ。第一、仮にも金正恩は北朝鮮という、一国のリーダーなのである。そのあたり、小生は掲示板「放知技」に以下のように書いている。

一国のリーダーの健康情報は最高機密に属し、他国にリーダーの健康情報が絶対に漏れぬよう、様々な鉄壁の体制が敷かれています。だから、野崎博士も「金正恩のDNA情報を護れ」という記事を書いているわけです。

上掲の記事では、金正恩の母親を特定されないようにするためと書いてあり、その通りだと思います。さらに、もう一点を挙げるとすれば、髪の毛一本で血筋だけではなく、健康状態が明らかになってしまう、つまり、一国のリーダーの健康情報を死守するというのも、「金正恩のDNA情報を護れ」という、大変重要なミッションだったわけです。そのあたりを別の角度で述べているのが、李相哲氏の以下の動画です。

【臨時増刊】金正恩がコロナに感染しにくいのはなぜ?(2020.4.20)

http://grnba.bbs.fc2.com/reply/17178824/92/


また、中共のトップに君臨する習近平と金正恩の関係について、どうも篠原氏は分かっていないか、逆に分かってはいるのだが、何故か故意に二人の関係について触れるのを避けているのではないか…。このあたり、以下の拙投稿を再読願いたい。

胡錦涛の時は、確かに中国が金正日を護っていました。しかし、>>62で小生が述べたように、〝虚の経済〟に属す習近平が金正恩を護るとは到底思えない。寧ろ、堺のおっさんが>>30で述べているように、「金正恩は中共の下僕となることを嫌い、あくまでも自立国家を築いていこうと孤軍奮闘してきた」というのが本当の金正恩の肚だからです。
http://grnba.bbs.fc2.com/reply/17178824/92/


上掲の篠原氏の動画や、他の同氏の動画を観察するに、同氏は元日本共産党専従であるだけに、もしかしたら日本共産党シンパではと推測していたのだが、「頑張れ日本共産党!」と題する動画を見て、漸く今までの疑問点が氷解した。

ところで、今までに数本見てきた篠原氏の動画で、未だに分からないのは同氏の天皇観だ。ご存知のとおり、共産党はアンチ皇室の党(5月1日の即位の儀式にも欠席)であるだけに、共産党シンパの篠原氏の天皇観を知りたいところである。

■影武者
上掲の動画で篠原氏は、幾度となく金正恩の影武者について言及していた。確かに、一国のリーダーの影武者が存在することは、小生もその通りだと思うし、拙ブログでも影武者について幾度か取り上げている。たとえば、「次代プーチン」などだ。

その篠原氏、昨年末に開催された朝鮮労働党中央委員会について触れ、四日間通して登場したのは全て、金正恩の影武者と断言していた。篠原氏の言葉によれば、登場する影武者は本物と較べて、眼と眼の間が離れすぎているということらしい。その他にも、どの動画かは忘れたが、やはり篠原氏篠原氏はミサイル発射の視察に登場した金正恩は、影武者だと語るシーンもあった。その根拠として、「耳の形が違う」と言っていたように小生は記憶している。

ところで写真だが、実は小生も多少は写真の体験あり、放知技でも以下のような投稿を行っている。


小生も「フルベッキ写真」を、数年にわたり元慶応の高橋信一先生と一緒に、調査を精力的に進めたという過去があり、旧ブログでも大量の記事をアップしている。
http://pro.cocolog-tcom.com/edu/cat4229856/index.html

そして、写真の分析にあたっては、単に写真の技術的知識だけではなく、当時の時代背景、政治、経済といった幅広い知識、現地調査、写真の鑑定眼等が必須だ、と作業を進めながら痛切したものである。

http://grnba.bbs.fc2.com/reply/17178824/99/


そこで、昨年末の朝鮮労働党中央委員会の動画を実際に見てみた。併せて、金正恩のクローズアップを並べておいたので、読者におかれては、ここはじっくりと観ていただきたい。

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朝鮮労働党中央委員会第7期第5回全員会議1日目招集

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朝鮮労働党中央委員会第7期第5回全員会議2日目会議

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■朝鮮労働党中央軍事委員会第7期第3回拡大会議指導

朝鮮労働党中央軍事委員会に映る金正恩について、篠原氏は影武者だと断言しているのだが、小生から見て動画に登場する金正恩は、耳の位置や形、眼と眼の間の距離、その他全体的に受ける印象などから判断して、影武者ではなく本物だと思う。

それから、2月16日の光明星節(故金正日(キム・ジョンイル)総書記の誕生日)に写る金正恩の場合、眼と眼の間が離れすぎているということから、写っているのは影武者だと篠原氏は断定していたのだが、同写真に関しては、写真が小さすぎることもあり、小生には如何とも判断し難い。
https://jp.yna.co.kr/view/MYH20200217007500882

■合成写真
その他にも、上掲の動画で篠原氏は、ミサイル発射視察の現場に登場する金正恩の写真について言及、写真に写る金正恩は影武者だと語っている。しかし、合成写真かもしれないという可能性について、篠原氏は全く言及していない。

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ちなみに、合成写真、すなわち金正恩の嵌め込み写真について、元自衛官でプロの情報分析官だった、西村金一氏が合成写真について、実に鋭い指摘を行っているのだ。
写真が如実に示す北朝鮮の異変

同記事については、やはり放知技の>>99で小生は紹介済みだ。

影武者と合成写真の話になったが、合成写真なら、本物の金正恩の写真を使うのは当然の話である。

■横田めぐみ
また、篠原氏は金正恩と金与正の母親は同一人物、在日朝鮮人で大阪市出身とだけ述べている。高容姫のことを指してのことだと思うのだが、『横田めぐみさんと金正恩』(飯山一郎 三五館)、そして『金正恩が統一朝鮮王になる!!』(飯山一郎・野崎晃市共著 星雲社)に目を通した身として、小生は金正恩の母親は通説の高容姫ではなく、横田めぐみさんであると思っている。

ここで少し横道に逸れるが、高容姫についてネットで調べていたところ、「水無瀬よりのブログ」にあった記事、「皇室(3)「金正恩」は「横田めぐみさんの子」の検証」に目が留まった。何故なら、同ブログが金正恩の実母は横田めぐみであるという論拠を展開していたからであり、特に驚いたのが、横田めぐみさんの母親である横田早紀江さんは、李垠皇太子と梨本宮方子皇太子妃の間に生まれたとする行だった。

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しかし、公私ともにお世話になった民族派のジャーナリスト山浦嘉久さんに、そのあたりを小生は直接問い合わせたことがある。そして山浦さんの答えは、「横田早紀江さんは高貴の出であることは、ほぼ間違いないと思うが、何れの宮家(京都)の出かまでは分からない」というものだった。北朝鮮情報に関しては日本でも五指に入る、山浦さんの言葉だけに重みがあるし、小生も上掲の家系図は眉唾物だと思う。

■金正恩の今
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一方、増々分からなくなってきたことがある。それは、現在の金正恩の健康状態(死去・重篤・健康)だ。現時点において、最も信憑性の高い金正恩の健康情報は、上記の西村金一氏による以下の記事であると小生は思う。同記事を中心に、今後の金正恩についての情報を慎重に追っていくつもりである。
「金正恩重篤説」で得する国はどこか?

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■南北統一
さらに話は横道に逸れるが、万一、金正恩が死亡したというのが本当だったとしても、金正恩が生きていると世界に思わせたいものだし、それも、金正恩の息子が正真正銘の統一朝鮮王になるまで隠し通せればと、個人的に願っている。つまり、『十八史略』にある、「死せる諸葛、生ける仲達を走らしむ」(死諸葛走生仲達)を地で行って欲しいのだ。

ここで、上掲の「死諸葛走生仲達」という有名な故事から、以下の言葉も思い出した。

吾能料生、不能料死
吾能く生を料るも、死を料ること能はず


ところで、仮に金正恩が本当に逝去していたとしても、何故に小生は金正恩の死を隠し通した方が良いと願っているのかと云えば、それは、前稿「中共の正体」で書いたことと深く関係してくる。つまり、今の世界は「実の経済派」と「虚の経済派」の二つに大きく分かれており、習近平は後者の「虚の経済派に属している。一方、金正恩は前者、すなわち「実の経済派」に属しているからである。

最後に、野崎晃市博士の『飯山一郎最終講義』の副題、「金正恩が統一朝鮮王になる!!」を思い出していただきたい。金正恩が健在であれば(多分健在であると個人的に思っている)、金正恩には近未来の東アジアの政治・経済、ひいては世界の政治・経済の要(リーダー)に成って欲しいと思うし、それだけの器の持ち主であると確信しているのだ。何故にそう言えるのかについては、『飯山一郎最終講義』に詳しいので、この機会に熟読玩味して戴ければ幸いである。

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中共の正体
中国発の武漢ウイルスが引き金となり、世界各国は「中国依存」のサプライチェーンから、「国内回帰」という国内生産へとシフトしつつある。つまり、〝世界の工業国〟である中国に建てた、自国メーカーの工場を本国に引き上げるという動きであり、その方向で米国のみならず、日本も既に着手しているのは以下の記事にもあるとおり。
日本企業が“脱中国”加速! 政府が「Uターン企業」支援に2400億円計上へ

「国内回帰」、すなわち「アメリカ・ファースト」ならぬ、「実体経済ファースト」だ。

ここで、ウィキペディアの定義する「実体経済」を以下に引用しておく。

実体経済(じったいけいざい、real economy)とは、経済システムのうち消費財や投資財の生産・分配に関わる部分のこと。実体経済から派生する資産経済などは含まない。より、フローに関わるものを指す。また、財市場、労働市場、貨幣市場のうち、特に財市場と労働市場に関わるものを指す。実物経済とも。

対義語は資産経済。


以降、実体経済については「実の経済」、そして資産経済については「虚の経済」という小生の造語を使用させていただく。この実の経済と虚の経済の定義であるが、すでに掲示板「放知技」で説明済みだ。一応、未読という読者のため、少々長くなるものの、以下に引用しておこう。

ゲルマン民族からアングロサクソンという民族が派生、今や世界権力(黒い貴族)の頂点に君臨しています。そのあたりは、天童竺丸さんの『悪の遺産ヴェネツィア』に詳しく、世界権力の正体を暴いた最終章を、拙ブログに青文字にして全文引用しています。
プーチンvs.黒い貴族

このアングロサクソンを主流とする、世界権力の番頭を務めているのがユダヤ系でして、その代表格がロスチャイルド。現在の武漢ウイルス騒動のキーパーソン(主犯)の一人である、ビル・ゲイツも血筋がユダヤ系というだけでなく、やはり世界権力の番頭の一角を占めています。こうした一派を「寄生虫」と、我が道友の安西正鷹は呼んでいます。寄生虫…、つまり実の経済ならぬ〝虚の経済〟に属する連中のことです。
収奪と搾取の根本原理は「寄生性」

そうした寄生虫の一角を占めているのが、一帯一路を主唱している習近平ということになります。その習近平をトップとする中共に対して、今回の武漢ウイルスで怒ったのがトランプであり、そのトランプのアメリカ、より正確に書けば「アメリカ・ファースト」派のアメリカは、今や損害賠償という形で中共に対して訴訟を起こしつつあります。こうして失態続きの習近平なので、最近は胡錦涛派である李克強の発言力が強まってきましたが、これは非常に良い傾向です。ちなみに、胡錦涛の胡という姓は遠祖がツランであることを示しています。

http://grnba.bbs.fc2.com/reply/17178824/99/


大分長い引用になってしまったが、要は、世界勢力には二派あり、一つは「実の経済派」だ。「実の経済」については上掲のウイキペディアの定義に沿うものであるが、もう一つの「虚の経済派」、世間では、ネオコン、GAFA、金融資本主義、ユダヤ、世界権力、ウォール街、CIA、ジョージ・ソロス、黒い貴族、寄生虫等々、さまざまな名称を付けている。実はこの「虚の経済派」、三千年前後の歴史があるのだが、そのあたりは上述の『悪の遺産ヴェネツィア』を手に取り、直接確認していただきたい。

六年前の小生は拙稿「習近平の肚」にも書いたように、新しい中国のリーダーに大いに期待していた一時期があった。

つまり、習近平が2013年3月14日、第12期全人代第1回会議で、国家主席・国家中央軍事委員会主席に選出された当時、中国は大雑把に云えば、「虚の経済派」の江沢民グループと、「実の経済派」の胡錦涛グループとに分裂していたのだが、当初、小生は習近平は胡錦涛グループに近いと思っていた。しかし、ふと気づくと、習近平は江沢民グループに〝転向〟していた…。

ここで、飯山さんのHP記事、「◆2017/11/14(火)2  米国と中国の大国主義と覇権主義」を思い出していただきたい。特に注目すべきは以下の飯山さんの記述である。

安倍晋三の世界戦略は,中国の世界戦略(一帯一路)との壮絶な「競い合い」になる.
その帰趨は,ワシらの国=日本の国益に直結する!


この飯山さんの記述にピンとこない場合、この機会に飯山さんが遺してくれた、過去のHP記事を再読熟読することをお勧めする。

先に進もう。

武漢ウイルスは、習近平、そして中共(中国共産党)の正体を、全世界に白日の下にの下に晒したという意味で、実に大きな役割を果たした。そのあたりについて言及している、最近のネット記事や動画を以下に紹介しておこう。

次稿では「金正恩死亡説」について筆を進めたい。

■記事
「マスク外交」失敗で中国が世界で孤立する可能性


■動画

新型コロナ|米英豪政府が中国政府に情報開示を求める


中国の報道官が「このウ|イ|ル|スは、アメリカ軍が武漢に持ち込んだ可能性がある。」と言い出した!


日本はこう変わる。ポスト武漢ウイルスの世界(前半)

【追伸】
YouTubeはGoogleの傘下にあるが、渡邉正次郎氏の動画の場合、二日ほど前までは武漢ウイルスについて言及した動画をアップすると、関連動画を表示する右側の動画に〝変な動画〟が表示されていた。何処からか指摘があったのだろう、今では正常に戻っている(笑)

最初の頃は…

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②中国は今後も疫病震源地‼︎

二日前あたりからは…

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②中国は今後も疫病震源地‼︎

と、正常に戻っている(笑) どういうことでしょう、YouTubeさん??? ご参考までに、他の動画の場合は正常だ。

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①ジャーナリスト 作家 渡邉正次郎

二・二六事件と現代
拙稿「NHKの正体」で、小生は以下のように書いた。

二・二六事件は大東亜戦争の引き金となった事件であり、未だに全容が掴めていない事件だ。その理由は多々あるが、なかでも最大の理由はタブーに触れるからである。そのタブーとは、昭和天皇の戦争責任。そのあたりについては、やはり別稿で改めて述べることにしたい。


上掲の拙稿をアップした後、昭和天皇の戦争責任について、既に取り上げていたことを思い出した。それは、拙稿「二つの玉音放送」シリーズである。

二つの玉音放送 その1
二つの玉音放送 その2
二つの玉音放送 その3
二つの玉音放送 その4
二つの玉音放送 その5


よって、「天皇の戦争責任」に関心のある読者は、上掲の拙稿シリーズを参照していただきたい。ちなみに、上掲シリーズの最終稿「二つの玉音放送 その5」で、小室直樹の二・二六事件観を小生は紹介している。

二・二六事件を貫いているのは、人類がギリシャ以来親しんできた論理とは別世界の「論理」である。
決起軍には反乱軍である。ゆえに、政府の転覆を図った。それと同時に、決起軍は反乱軍ではない。ゆえに、政府軍の指揮下に入った。
決起軍は反乱軍であると同時に、反乱軍ではない。ゆえに討伐軍に対峙しつつ正式に討伐軍から糧食などの支給を受ける。
決起軍は反乱軍でもなく、反乱軍でないのでもない。ゆえに、天皇のために尽くせば尽くすほど天皇の怒りを買うというパラドックスのために自壊した。
この論理こそ、日本人の思想と行動とを貫く根本的理念となった。
日本人はこれ以降、かかる根本理念から逸脱したことはない。
そしてこのパラドックスこそが、昭和天皇の悲劇の源となったのである。

『昭和天皇の悲劇』p.95~96


この小室直樹の二・二六事件に絡めた日本人論は、山本七平の『「空気」の研究』に連なる日本人論であり、これはこれで重要なのだが、今回は二・二六事件の深層に焦点を当ててみたいと思う。何故なら、二・二六事件の深層について考察することは、取りも直さず現在の日本を取り囲む状況を正確に把握することに繋がるからである。

最初に、拙稿「大東亜戦争の総括」で、小生は以下のように述べた。

ここで、大東亜戦争を総括する上でのキーワードは二二六事件であると、藤原さんは主張する。つまり、昭和天皇が大権を発動されのが一度だけあり、それが二二六事件だ(因みに、戦争開始の詔勅および戦争終結の詔勅は大権発動にあらず)と、藤原さんは主張する。そこにこそ全ての根本があるのだが、肝心の二二六事件を研究しようにも、文献は全てGHQが持ち去ってしまっているため、現在の我々は二二六事件の背景を掴めない状況下にある。その持ち去った文献を研究したアメリカ人研究者某は、「二二六事件を仕掛けたのはユダヤ(アメリカ)である。そして見事に昭和天皇が罠に引っ掛かり、二二六事件を境に皇道派は壊滅し統制派の世になり、立憲君主制から専制君主制に変わった。ユダヤの目論見は成功したのだ」と語っている。


一アメリカ人研究者が語ったという言葉、「ユダヤの目論見は成功したのだ」、これは本当なのか…?

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二・二六事件の深層について追究した本は、和書だけでも数多あるが、そのなかでも最も深層に迫った本は山口富永の著した、『告発 コミンテルンの戦争責任 近衛上奏文と皇道派』であると説いているのが、世界戦略情報誌『みち』の天童編集長だ。天童編集長は同誌の「巻頭言」を担当しており、二・二六事件を扱った記事をシリーズの形で執筆している。それぞれのシリーズ記事ごとに、小生が最も注目した行を引用すると同時に、コメントを付記しておこう。

二・二六事件と近衛上奏文 1
 ある時、この人が「二・二六はわれわれが起こしたのですよ」と語ったと知人の鈴木利男さんが教えて下さった。ユダヤ人がわが国の下士官を使嗾したなどとは普通なら荒唐無稽の戯言(たわごと)と一顧だにしないのだが、妙に記憶に残っている。シローニーの言葉にある「われわれ」を世界権力と考えれば、聞き捨てならない豪語とも受けとれるからである。
コメント:「世界権力」という言葉が出てきたが、二十一世紀に突入した現代においても尚、世界権力は地球規模の影響力を保っていることが解る一文だ。天童編集長の言う「世界権力」については、拙稿「 ツランと世界権力(初級編)」と「ツランと世界権力(中級編)」を参照されたい。

二・二六事件と近衛上奏文 2
●その後の歴史を踏まえて初めて言えることだが、近衛文麿の洞察も及ばなかった点がある。近衛がソ連よりもむしろ頼るべきだとした英米の自由主義(民主主義、市場原理主義)もまた、共産主義と同じく、人類総奴隷化を進める世界権力が発したもう一方の謀略工作であることだ。俄に登場してきた女性宮家の創設など、国体護持にとって憂うべき事態は今日もなお続いている。
コメント:「国体護持にとって憂うべき事態」という言葉に目が行くことだろう。たとえば、昨日までは雅子妃のバッシングを執拗に繰り広げていたマスコミが、手の平を返すように今日になってから、つまり令和に御代替わりしたあたりから、今度はバッシングの対象を秋篠宮家へとシフトさせたのは、どういう背景(魂胆)があるのか…。このあたりは、掲示板「放知技」でも大きく取り上げられたことがあり、はぐらめいさんがシリーズの形で纏めてくださっているので参照されたい。
皇統はなぜ男系なのか

二・二六事件と近衛上奏文 3
●大東亜戦争の敗色濃厚となった昭和二〇年の初めの時点で、近衛上奏文が「敗戦は我国体の瑕瑾たるべきも……、敗戦だけならば、国体上はさまで憂ふる要なしと存ず」と自信の程を示し、さらに「国体の護持の建前より、最も憂ふべきは、敗戦よりも、敗戦に伴ふて起る事あるべき共産革命に御座候」と断じた見識に皇道派の考えが色濃く反映されていることは、山口富永氏の著書『近衛上奏文と皇道派』によって初めて教えられた。
コメント:掲示板「放知技」において、戦後のGHQによる洗脳が未だに続いていることを指摘する論者は多い(たとえば、mespesadoさんの「青木理という、ポリコレとWGIP(War Guilt Information Program)にすっかり洗脳されたバリバリサヨク」と題した投稿)。そのあたりについて疾うの昔(昭和11年)、当時の皇道派が見抜いていたという。その行を初めて読んだ時は、皇道派の持つインテリジュンスに驚愕したのだし、思わず身震いしたのを思い出す。

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NHK「全貌 二・二六事件~最高機密文書で迫る~
国会議事堂に立てこもった皇道派は、絶対に皇居に銃を向けてはならぬと厳命されていた。

二・二六事件と近衛上奏文 4
● スターリン個人の資質は別にして、ソ連という人工実験国家の意味を考えるとき、われわれが世界権力と呼んでいる黒い貴族とユダヤ国際資本の連合体は日本解体を目指して対日謀略工作の手綱を依然緩めるどころか、敗戦を単なる一里塚として、ますます巧妙に破壊工作を繰り出し続けていると考えなければならない。米国議会がほとんど与り知らないというTPPへの加盟も、女性宮家の創設などの国体に対する揺さぶりも、日本の根幹を何としても破壊せんとする彼らの必死の表われと見なすべきである。彼らは日本をほとんど蝕み尽くし食い尽くしたと思うかもしれない。だが、われわれに信がある限り、日本は亡びない。
コメント:上記は「二・二六事件と近衛上奏文」シリーズの結語である。敗戦後から74年が経っているというのに、未だにWGIP(War Guilt Information Program)の洗脳から抜け出せない日本人が如何に多いことか…。敵(世界権力)は三千年の歴史を持ち、強大なだけに、今後もしぶとく生き残っていくことだろう。それでも、「われわれに信がある限り、日本は亡びない」と説く、天童編集長の言葉に救われる思いをしたのは、何も小生一人だけではあるまい。


翻って、堺のおっさんの最近の投稿が如実に示すように、覇権国家として台頭しつつある中国、それに対抗する米国との間では、米中貿易戦争という名の下、現在の覇権国と明日の覇権候補国同士の経済戦争が起きており、時には会議という名の手打ち、時には関税という名の衝突という、片時も目が離せぬ緊迫した〝戦況〟が続いている。

以上、「世界権力」という視座で二・二六事件の深層を追究することは、今の我が国を取り囲む世界情勢について考察することにも繋がり、日本、そして世界の未来予測をも可能にしてくれるのである。

【追補1】
以下は、平成22年6月19日に民族派ジャーナリストの山浦嘉久さんから、直接お聞きした話を編集したものである。

■ 本能寺の変と二・二六事件…
今週発売の『月刊日本』7月号では、今日の日本の置かれている状況を鑑み、井尻千男氏の「虚無的合理主義が国体を破壊する 明智光秀に見る美学と政治」に注目するべきである。たとえば、井尻氏は、「信長という虚無的合理主義者・経済至上主義者の前に立ちはだかり、風前の灯であった皇統を守り、皇統を守る盾と剣である武士の真のあり方を示したのが光秀だった。そして、その悲運もあいまって、一命を賭して皇統を守ろうとした五・一五、二・二六の青年将校たちの面影も光秀に重なっていったのです」(p.14)と述べる。その他に注目すべき記事は野間健氏の「日露戦争を世界はどう報じたか」である。
井尻氏は、同記事で道州制とは何なのかを明確に述べている。この伝でいくと、鳩山由紀夫のやろうとしたことは、(1)道州制の導入、(2)外国人参政権、(3)本土と沖縄に楔を打ち込むこと(『月刊日本』7月号に南丘喜八郎氏が著した「沖縄県民斯ク戦ヘリ」を参照)にあったのではないか。つまり、明治以来の日本の中央集権体制を取り壊すことが目的だったのではないか。「この国」と自国を指して呼ぶ鳩山が、何処からか派遣された首相であることを思い出すこと。沖縄に関しては当初は「最低でも県外」と約束しておきながら、最終的には元の木阿弥という塩梅であり、これにより沖縄の人たちの怒りを買った。別の観点からみれば、鳩山は見事に本土と沖縄の間に楔を打ち込んだと云えよう。その意味で鳩山は自分の仕事を“立派” に成し遂げたと云えるのではないか。管新首相も沖縄独立に賛成している。
鳩山政権が誕生したころに、ダレスと昭和天皇の会見の外交文書が公開されたタイミングを考えること(5月8日付け報告書にある豊下楢彦の著書『安保条約の成立―吉田外交と天皇外交』(岩波新書)を参照)。米国では30年経てば公開ということになっているが、これはあくまでも建前であり、実際には公開されていない外交文書もあるはずだ。このタイミングでの公開は皇室の解体を狙ったものだろうか…。


【追補2】
以下も山浦嘉久さんが、平成22年11月11月20日に語り聞かせてくれた話を、小生が纏めたものである。

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■などてすめろぎはひととなりたまひし
今まで、三島由紀夫に関して二つの点で分からないことがあった。一つは、三島の著『英霊の声』の中で、三島は天皇に対する呪咀の声を書き残している。二・二六事件で刑死した英霊たちが裏切られたと、昭和天皇を呪ったのは分かるが、どうして特攻隊の英霊たちも昭和天皇を呪ったのかが分からなかった。もう一つは三島の遺した檄文である、政体を守るのは警察が、国体を守るのは軍隊であるべきで、軍隊が復活しないことには、2年以内に米軍の傭兵・あるいは米国の属国になってしまうという、内容の意味するものが分からなかった。



【追補3】
前掲の山口富永の本について、真実真理さんという読者がコメントを寄せていたが、真の真崎甚三郎像の発見につながる、優れたコメントである。
革新官僚及び軍部と、共産主義者、コミンテルンとの関係が分かる。

【追補4】
掲示板「放知技」で、連日のように貴重な情報を提供してくださる、この世は焼肉定食さんの天皇の戦争責任についての以下の投稿は貴重だ。
http://grnba.bbs.fc2.com/reply/12492283/752/

ツランと世界権力(中級編)
拙ブログに「飯山史観」という新カテゴリを設けた時、拙稿「飯山史観の事始め」で小生は以下の言葉を紹介した。

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「守破離」は、小生が常に念頭に置いている言葉の一つだ。上の言葉の解説によれば、、「守」の段階とは「決められた型を守って、繰り返し、基本を習得する」とある。つまり、「ツランと世界権力」に当て嵌めるとすれば、「守」の段階とは初級者レベルに相当し、ツランと世界権力について学んでいる過程を指す。そして、一通り学び終えると、いよいよ次は「破」の段階へと進む。すなわち、「ツランと世界権力」中級編である。本稿では、この中級者を対象に筆を進めよう。

■中級編
前稿の「ツランと世界権力(初級編)」では、「ツランと世界権力」と「ガン(癌)」との相似に焦点を当てて筆を進めたのだが、本稿では前稿で取り上げた書籍やHP記事以外に、中級編に進んだら読むべき書籍を数冊取り上げておきたい。そして、ここで注意すべき点は、単に紹介する書籍を表層的に理解するだけでは駄目なのであり、そこに人生体験というものが加わっていることが必要で、そうした人生体験無しには、ツランと世界権力の中級を修了することはできないと思う。

何故、人生体験が必要なのか? 最初に、前稿「NHKの正体」に書いた、以下の言葉から始めたい。

今のところ、DSやネオコンに関連付けて文大統領について言及しているのは、掲示板「放知技」をはじめ、一部のブログだけのようだ。


つまり、ネオコンといった世界権力に気づいた人たちが集い、精力的に意見交換を行っている場(掲示板)となると、ネット界広しと雖も今のところ放知技しか見当たらない。尤も、「蛆虫」が時々湧き出るが…(嗤)。なかでも、国際情勢に関して秀逸な投稿を連発しているのが堺のおっさんで、例えば以下の言葉…

部分的妥協を互いに模索するのもまた…リアリズム。
http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16851868/186/


これは、真にリアリズムを解した、あるいは体験した者にしか書けない言葉だ。堺のおっさんの場合、『三国志』を繰り返し読んできた他、武経七書をはじめ、マキアヴェリの『政略論』、『君子論』、マックス・ウェーバーの『職業としての政治』、政治過程論の関連書と、「ツランと世界権力」の中級編を通過するにあたり、不可欠な書籍に目を通しており、これが大きく物を言っている。

堺のおっさんとは三年近く前、中国の青州で初対面を果たしているが、爾来、どうしてあれだけの優れた、政治についての観察眼が投影された投稿を連発できるのかと、小生は考えながら堺のおっさんの投稿を熟読玩味してきた。そして或る日突然閃いたのは、堺のおっさんの人生体験である。つまり、堺のおっさんは実業家として、自身の事業を成功に導いたという経験がある。この堺のおっさんと同業界に身を置いていた実弟、会うたびに酒を酌み交わしつつ知ったことは、同業界では沢山の海千山千の人間と接する機会が多いということだった。このあたり、宗教者からヤクザまで、実に多様な人間と胸襟を開いて接してきた、飯山一郎さんを思い出させるに十分だった。そうした体験を通じて人間というものを観察しつつ、独自の人間に対する鑑識眼を飯山さんや堺のおっさんは身につけたのだろう。

何故に鑑識眼が国際政治を俯瞰する時に物を言うのか? それは、政治という世界は一般社会と異なり、海千山千の人間が犇めき合う、魑魅魍魎の世界だからだ。そうした世界に棲む人間を相手にするだけに、時には壮絶な駆け引きに巻き込まれるだろうし、場合によっては胆力を試されることもある。また、政治家の発する言葉、大抵は建前に過ぎず、決して本音を言わないことの方が多い。いつも本音ばかりでは、やっていけないのが政治の世界であるし、様々な策略を講じてでも、己れの政治的使命を遂行していかなければならない世界だ。そうした一癖二癖もある政治家の中でも、トップに登り詰めた政治家の場合、国益のためとあらば、時には自国民の犠牲も厭わないことすらある。そのあたりの例で有名なのが「コベントリーの悲劇」で、旧ブログ「西郷隆盛」でも少し言及している。

そして、国益という重荷を背負うリーダーは孤独であり、最終的に独りで最終決断を下さねばならないのだ。だから、一国のリーダー同士が面と接すれば、やはり物を言うのが、それまでに構築してきた人間関係だ。昨今の例を挙げるとすれば、安倍晋三と文在寅へのトランプの接し方の違いを例に挙げるだけで十分だろう。換言すれば、相手国リーダーと阿吽の呼吸に至ることができるかどうかで、時には一国の運命をも左右しかねないのだ。

翻って、飯山一郎さんや堺のおっさんも孤高の経営者として、海千山千の人間を相手にしてきた。立場上、孤独という状態にあって、経営の最終判断を下すという体験を潜り抜けてきただけに、国のリーダーの肚も分かるのだし、あれほどまでに国際政治について深く洞察でき、勘も働くのだろう。

ともあれ、「ツランと世界権力」に精通するには、関連書を読んでいるだけでは不十分で、生の人間に対する深い洞察力を磨く体験をはじめ、様々な人生体験をしてきたかどうかが勝負の分かれ目となる。これが、「読書と経験は両輪」とする、今東光和尚の含蓄ある言葉の裏だ。この「読書と経験は両輪」だが、拙稿「海上の道 02」で、今東光の「経験か読書か」として取り上げている。

補足だが、普段は建前しか言わない政治家の言動から、実際の本音は何なのかを探るべく、血眼になっているのが投機家だろう。その意味で、ブログ【文殊菩薩】で時々掲載される、酒田宗休さんの諸記事、必読である。

また、やはり上掲の投稿にあった堺のおっさんの以下の言葉…

今世界中でネオコンと反ネオコンの手打ちが

あちらこちらで見られるようになった。


「手打ち」…、読者は「手打ち」という言葉から何を連想しただろうか? 小生は、抗争を繰り広げていた暴力団同士の「手打ち盃」を連想した。つまり、ネオコンvs.反ネオコンを暴力団同士の争いという観点で捉えれば、世界情勢の実態が見えてくるように思う。

ここで、ネオコンと反ネオコンについて少しだけ解説するとすれば、ネオコンとは世界権力の本部たる〝英国〟(ロンドンのシティ)の下位組織であり、最近までは米国を根城としていた。しかし、トランプが登場したことにより、最初はトランプvs.反トランプ(ネオコン)という熾烈な闘いが、両陣営の間で繰り広げられていたが、ここにきて、反トランプ陣営の旗色が目に見えて悪くなってきた。そのあたりは、対中国貿易戦争、ロシア疑惑事件、その他における、トランプの言動を注意深く観察していれば判ることだ。だから、これを米国から中国への覇権移行の始まりと見做すこともできよう。ともあれ、米国には未だにネオコンの残党が巣食っているものの、ネオコンを中国へ追いやる切っ掛けをつくったトランプの功績たるや大である。

ところで、肝心な反ネオコンの陣容だが、プーチン、トランプ、金正恩、安倍晋三といった各国のリーダーで構成されており、その連合軍のリーダーがハートランドを自国領とするプーチンだ。その反ネオコン陣営の今後だが、プーチン(66歳)、トランプ(73歳)、安倍晋三(64歳)と、年齢的なこともあり間もなくフェードアウトする。そして、その後の反ネオコン連合のリーダーとなるのが若い金正恩(35歳)だろう。何故そうなるのかということについては、野崎晃市博士の著した『飯山一郎最終講義』を読了した読者には説明不要かと思う。

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尤も、将来において必ずしも金正恩が、反ネオコン連合のリーダーになれるという保証はない。それだけ、三千年の歴史を持つ世界権力は、世界の隅々にまで根を張っており、強力な敵だからだ。また、前稿「ツランと世界権力(初級編)」にも書いたように、「全身に転移したガンによって死に至る(人類滅亡)」という最悪のケースにはならないという保証はどこにもない。一方、「綺麗にガンが無くなる(人類生存)」という最高の結果に終わるという保証もない。ともあれ、少なくとも向こう数十年間に何等かの劇的な変動、すなわち生(全身ガン克服)か死(全身ガンによる逝去)、いずれの道を我々人類は突き進むのかという道筋が、近い将来において見えてくることだろう。

再び、冒頭の「守破離」を見ていただきたい。「ツランと世界権力」中級の段階、すなわち「破」の段階とは、『「守」で身につけた基本をベースにしながら“自分なりの工夫”をして、徐々に基本を破る』とある。つまり、「ツランと世界権力」を自家薬籠中の物にしたあたりで、次の「離」の段階、すなわち「ツランと世界権力」上級者への入口に立つ。その「ツランと世界権力」上級編については、長くなるので「飯山史観」の最終章と絡めて言及していく予定だ。

【補遺1】

【討論】世界を支配する者たち[桜R1/6/29]

上掲の動画は、さくらチャンネル主催の世界権力に関する討論会で、収録されたのは二ヶ月前の6月29日、最近二百年ほどの世界権力の動向を中心に議論を行っている。読者それぞれの意見・異見はあるだろうが、それはそれで暇潰しの意味で、一度見ておくのもいいかもしれない。小生は最初の30分ほどしか見ていないが、時間的な余裕ができたら残りを見るつもりだ。

【補遺2】
前稿ではツランを人体と喩えたが、そのあたりを一層深く理解するには、天童竺丸編集長の他の本、『憎悪の呪縛』にも目を通すことをお勧めする。この本は、一神教と多神教について取り上げた本なのだが、同書を足掛かりに、安田喜憲氏の著した『一神教の闇』などにも目を通すといいかもしれない。以下、同書を取り上げた世界戦略情報誌『みち』の「巻頭言」。

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◎参考記事
農耕民族vs.遊牧民族
一神教の正体

ツランと世界権力(初級編)
令和の御代になって早四ヶ月、世界は嘗てないほど激動の時代に突入している。どのような時代になるのかと、マスコミやネット界は百家争鳴の様相を呈しており、どの意見が正しく、あるいは間違っているのか、戸惑う読者も少なくないはずだ。このような場合にこそ物を言うのが「物差し」、すなわち個人が今までに構築してきた大局観だ。そして、小生が長年にわたって構築してきた物差しの一つが、「ツラン」対「世界権力」である。

■初級編
拙ブログ読み始めて日の浅い読者の場合、ツランと書いたところで何のことやらサッパリ、というのが本当のところだと思う。一方で世界権力の場合、言葉は耳にしたことがあっても、実態が掴めないというのが正直なところではないだろうか。そこで、後者の「世界権力」については、文明地政協会刊の『悪の遺産ヴェネツィア』を、機会があれば一度紐解いておくことをお勧めする。何故なら、「世界権力」について述べた数多の書の中でも、同書は小生の知る限り、「世界権力」についての最良の書だと信じるからである。ご参考までに、拙稿「プーチンvs.黒い貴族」で、『悪の遺産ヴェネツィア』の目次と最終章を転載してある。

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また、拙ブログでも過去記事において、「世界権力」について数本の記事を書いているので、これらも併せて一読していただけたら幸いである。

ところで、小生は前稿「NHKの正体」で以下のように書いた。

DSの源流を遡ればカルタゴ(フェニキア)に行き着く。そのあたりを把握しておけば、今の世界情勢の流れが掴めてくるはずだ。よって、DSの源流については別稿で詳述したい。


別稿で「世界権力」についての詳細を書くと、一応は約束したものの、詳説していくとなると、とても数本の連載記事では終わりそうになく、飯山史観の執筆に支障をきたす恐れがあるので、ここは取り敢えず『悪の遺産ヴェネツィア』の一読を勧めるだけに留め、三千年前のDS(世界権力)発生から今日に至る、「世界権力」の流れについての解説記事は割愛させていただく。

次に「ツラン」だが、日本でツランにおける第一研究者は、上掲の『悪の遺産ヴェネツィア』を著した、世界戦略情報誌『みち』の天童竺丸編集長だ。「みち」HPの「巻頭言」にツランに関する数々の玉稿が、一部公開されているので目を通すといいだろう。さまざまなテーマの記事が並んでいるが、ツラン関連と他のテーマの記事とを見分けやすいように、ツランについての記事は赤文字で色分けしてある。

「ツラン」と「世界権力」という両テーマについて、「天童竺丸」という同一人物の名前を出したが、小生は今までに百回ほど天童編集長に会っており、森羅万象にわたるテーマについて、天童編集長の言葉に耳を傾けてきた。

ここで、天童編集長の著作に注目していただきたい。ユースタス・マリンズの著した、世界権力に関する書籍の訳本が多いのに気づくはずだ。その天童編集長、マリンズだけではなく、ユダヤ問題について造詣が深かった太田龍との交流もあった。お二方との交流を天童編集長は重ねていくうち、世界権力と対峙する「ツラン」の存在を知るに至り、その後は独自の史観を構築してきたのであり、その成果の一部を上掲の「巻頭言」から見出すことができよう。

天童編集長と知己になってからほどなく、小生は飯山一郎さんとも交流するようになった。飯山さんの持つ独自の古代史観、すなわち「飯山史観」に出会ったのだ。その飯山さんが一年前に逝去されてからというもの、「飯山史観」を後世に遺さねばという思いに駆り立てられ、拙ブログに「飯山史観」という新カテゴリを一年前に開設、人類の誕生から現在に至るまでの人類史の執筆を開始した次第である。内容的には天童編集長の世界権力観とツラン観、そして飯山さんの古代史観をドッキングさせた形となっており、今でも仕事の合間に誠意筆を進めている。なお、ツランについてだが、拙ブログの飯山史観カテゴリでも多角的な観点から書いてあるので、天童編集長の巻頭言同様、拙稿にも目を通していただければと思う。

さて、「ツラン」および「世界権力」とも数千年来の歴史があり、その流れを一通り把握するだけでも大変な労力を強いられる。そこで、「ツラン」および「世界権力」を知ってから日の浅い読者(初級)を対象に、誤解を恐れずに小生流のアナロジーで、「ツラン」と「世界権力」の関係性について以下に書き表しておこう。

人類の歴史を一個人の身体に喩えるなら、個人の身体全体が「ツラン」ということになり、一方、「世界権力」とは個人の身体に出来たガンである。


※注: 世の中の常識では、ガンと書くと「死の宣告」といった悪いイメージを思い浮かべる読者も多いと思う。しかし、必ずしもそうとは限らないと説く識者も一部にはおり、たとえば、最近は放知技に久しく登場していないが、かつては精力的に投稿していたハリィー今村先生も、一般常識とは全く異なるガンについての自説を展開していたものである。小生も先生の説には概ね賛同しており、読者も時間がある時で構わないので一度目を通すと良いだろう。
気が向いた時に有益そうな健康法を語るスレ(2)

ガンについて言及したが、ツランと世界権力について学ぶ初級者は、「世界は、全身ガン(ガンが身体のあちこちに転移した状態)になった患者のようなもの。奇跡的に全身ガンを克服して綺麗にガンが無くなるか(人類生存)、全身に転移したガンによって死に至る(人類滅亡)」かという、瀬戸際に世界はあるのだということを念頭に置きつつ、ツランと世界権力について学んでいただければと願う。

NHKの正体
毎年の八月十五日前後にわたって、戦争関連の番組を精力的に流しているNHKだが、そうした番組の一本を参議院議員の和田政宗氏が、痛烈に批判したツイートに目に止まった。

残念ながら、「かくて“自由”は死せり~ある新聞と戦争への道」という番組を小生は見ていないものの、日頃の和田議員の言動から同氏の人となりが分かっているので、同番組の内容に大凡の見当がつく。

ともあれ、小生は拙稿「美に生きる」において、「NHKのニュース番組は偏向しているので、おカネを払ってまで見る価値はない」と書いたが、今夏も毎年恒例の戦争関連の番組を通じてNHKの偏向ぶりを知りたく、三本ほど戦争関連の番組を見たので、以下に感想を書いておこう。

「戦争花嫁たちのアメリカ」
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この番組は、日本に進駐してきたアメリカ兵と結婚し、アメリカへ渡った日本人戦争花嫁のドキュメンタリーである。アメリカに渡った戦争花嫁の苦闘を描いていたので、1970年代はじめに在サンフランシスコの戦争花嫁らと接してきた身として、番組の途中までは彼女らの苦労に思いを馳せつつ見ていたのだが、番組の最後になって、トランプを批判する戦争花嫁の子供たちの発言を耳にした途端、同番組の偏向ぶりに落胆した次第である。ちなみに、子供たち(と言っても亀さんと同年代)の発言内容は、トランプが民主党の女性下院議員4人に対して、「もとの国に帰れ」とツイートしたことへの反発である。

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米下院、トランプ氏非難決議を可決  「発言は人種差別的」

一見、トランプのツイートは普通の感覚からすれば、「人種差別」だと思うかもしれない。しかし、事はそう単純なものではない。これはメキシコ国境の壁建設とも深く関連しており、〝DS(Deep State)〟の深謀に対するトランプの抵抗なのだ。

ともあれ、「戦争花嫁たちのアメリカ」は反トランプというDS側に立って制作された番組であり、残り二本のNHKの番組にしても、同様にDS寄りの番組であったのは言うまでもない。

なお、DSの源流を遡ればカルタゴ(フェニキア)に行き着く。そのあたりを把握しておけば、今の世界情勢の流れが掴めてくるはずだ。よって、DSの源流については別稿で詳述したい。

・参考文献 『悪の遺産ヴェネツィア』(天童竺丸 文明地政学協会)

隠された“戦争協力” 朝鮮戦争と日本人
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朝鮮戦争が勃発し、在日韓のアメリカ軍が日本に軍事物質を発注、また輸送といったサービスを提供したことにより、朝鮮特需という名で日本が立ち直ったのはご存じのとおり。そして、今までの我々は、当時の日本がアメリカに対して行ったのは、あくまでも後方支援だけだったと思っていた。しかし、今回のNHK番組は、米軍とともに渡韓した日本人(70人)の尋問記録が最近に至って〝発見〟され、朝鮮半島に渡った日本人が銃をとって朝鮮人民軍と撃ち合い、なかには戦死した日本人も出たことを初公開している。

しかし、1950年から69年が経過した今、殊に日韓関係が戦後最悪になった今、どのような経過で尋問記録が〝発見〟されたのだろうか(番組ではアメリカの一研究者が発見したことになっている)…。加えて、同番組は米ソ冷戦を前面に押し出すのみで、米ソ冷戦が出来レースであったということについては、一切触れていない。米ソ冷戦という出来レースを演出したのが、上述のDSだったということに思いを致せば、そのことに一切触れなかった同番組は、DSサイドの番組であることことは一目瞭然である。

同様に、朝鮮戦争もDSが演出した出来レースだったが、そうした視点で現在の朝鮮半島情勢を眺めれば、新聞やテレビといった大手マスコミの報道やネットの論調が、文大統領への非難一色に染まっているのに気づくことだろう。

反文在寅論者の一人を挙げるとすれば、元駐韓大使だった武藤正敏氏がいる。同氏は『文在寅という災厄』といった本を著しただけではなく。テレビの各局に顔を出しており、フジテレビの「日曜報道 THE PRIME」に出演していたが、同時にBS朝日「日曜スクープ」にも出演、今日も各局での出演を続けている。このあたりを深読みすると、意外と面白いことが分かるかもしれない。
<徹底解説・ニュースの焦点>韓国・文在寅大統領・親北政策に限界?・韓国「対日」軟化の理由

ご参考までに、小生同様に武藤氏の『文在寅という災厄』といった、一連の書籍に目を通したことがないという読者は、同氏の韓国観は以下の記事に目を通せば大凡が分かると思う。
文在寅という「災厄」…元駐韓大使が明かす、その絶望的な無能ぶり

しかし、文大統領に対して厳しい見方をしている武藤正敏氏をはじめ、世の中のマスコミやネットのほとんどが、DSやネオコンについて言及していないのは何故なのか? 仮に気づいていたとしても、敢えて話題にするのを避けているのかもしれないが、今のところ、DSやネオコンに関連付けて文大統領について言及しているのは、掲示板「放知技」をはじめ、一部のブログだけのようだ。

全貌 二・二六事件~最高機密文書で迫る~
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この番組は、二・二六事件から83年が経過した今日、NHKが〝発見した〟という大日本帝国海軍作成の極秘文書を中心に、同事件に関して明らかになったことを解説している。

ここで海軍についてだが、二十代から三十代にかけての小生は、海軍はリベラル派だという好印象を抱いていた。これは、当時において流行っていた陸軍悪玉論に染まっていたためだ。しかし、その後は黒崎貞明の『恋闕』といった書籍に目を通すにつれ、次第に陸軍悪玉論という呪縛から解き放たれていく自分がいたのである。

ここで、「太平洋戦争 は日本 vs アメリカ の戦争ではなく、 帝国陸軍 vs 昭和天皇+帝国海軍+アメリカ の戦争だった」と題する、面白い記事を紹介しておこう。妄想も甚だしい記事ではあるが、それでも注目すべきは、「明治天皇をすり替えた薩長政権以降、それを仕掛けたユダヤ資本にとって天皇の派閥争いは日本をコントロールするいいネタであった」とする冒頭の記述だ。

「ユダヤ資本」についても、DSやネオコンの正体を把握している読者であれば、ユダヤ資本が何を指しているのか分かることだろう。DS、ネオコン、ユダヤ資本と表現は様々であるが、その背後にいるのが英国であり、前述したように、遡ればカルタゴ(フェニキア)に行き着く。別稿でカルタゴを出自とする英国について書くので、それを参照に、今の世界情報を読み取る物差しとしていただければ幸いである。

それから、二・二六事件は大東亜戦争の引き金となった事件であり、未だに全容が掴めていない事件だ。その理由は多々あるが、なかでも最大の理由はタブーに触れるからである。そのタブーとは、昭和天皇の戦争責任。そのあたりについては、やはり別稿で改めて述べることにしたい。

最後に、数日かけて見た今夏放送されたNHKの戦争番組、一本のブログ記事だけで終わらせるつもりだったが、昨今の世界情勢と絡め、数本の記事に分けたいと思う。よって、天武天皇シリーズ再開まで少し間が空きそうだ。

【追記1】
掲示板「放知技」の常連さんの一人、この世は焼肉定食さんが他のNHKの戦争関連番組を紹介していた。
歴代首相の人物評|昭和天皇「拝謁記」 戦争への悔恨|NHK NEWS WEB

【追記2】

NHKについては11:00あたりから。ただし、北朝鮮観などズレているので注意のこと。