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人生は冥土までの暇潰し

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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
限界国家?
今日も朝から晴天、15時あたりの最高気温が34℃に達するという。亀さんの仕事部屋は二階にあるので、連日15時には多分35℃を優に超えているはずだが、それでもエアコンのスイッチを入れることもなく、扇風機だけで仕事をしている。尤も、深夜の午前2時頃からブッ通しで仕事をしているので、昼過ぎあたりから仕事は打ち止め、あとはビールやワインといった、酒仙李白の時間になる(李白には遠く及ばないけど…)。タ・ノ・シ・ミ!

それから、5月末のツーデーマーチに参加した「放知技ご一行様」の皆さん、とても64歳には見えない元気な声で、ユーモアたっぷりの開会の挨拶を行った、飯能市の大久保市長を覚えているだろうか? 実は市長選が昨日あり、亀さんも久しぶりに投票所に足を運んだ。大久保市長とは同期というだけではなく、4年前に亀さんの同窓生が、一所懸命応援していた光景が脳裏に焼き付いているだけに、今回無事に再選を果たせて良かったと思っている。なお、市長選に関する地元の新聞の切り抜きを、本稿の最後に掲載しておいた。

ところで、「DIAMOND online」に、以下のような記事が掲載されていたので一言。
年間20万人が孤独死!「限界国家」日本のXデー

要するに、日本の人口減少が急激過ぎる。このままでは、日本が限界国家(持続可能性が危ぶまれるような巨大な限界集落になった国家)になってしまうといった、悲観論的な記事だ。まぁ、確かに周囲を見渡しても、高齢化社会になりつつあるのをヒシヒシと感じる。たとえば、亀さん家を含め、七軒で隣組を形成しているんだが、現在同居している者だけに限定すれば、ゼロ歳児から二十代は亀さん家に同居する下の息子だけ、三十代と四十代は居らず、あとは九十代の亀さんの実母を含め、五十代から九十代にかけての爺さん婆さんばかり…。しかも、七軒のうち、八十代の独り住まいの家が二軒、七十代の独り住まいの家が一軒ある。

お隣のMさん家の場合、息子夫婦は仕事の関係で同居しておらず、Mさん家のお婆さん(八十代後半)が一人で家を守っている。そのMさん家のお婆さん、一年前だが、もう少しでオレオレ詐欺に引っ掛かりそうになったことを、最近になって直接本人から聞かされた。もし、亀さんがその場に居合わせていたら、遠慮なく木刀で輩の脳天を叩き割ってやったところだ。だから、お婆さんに今度は遠慮なく、亀さんに声をかけて欲しいと伝えたのは言うまでもない。

ともあれ、亀さんの実母を含め、八十~九十代の年寄りが七軒の隣組に6人もいる。あと十年もすれば、ほとんどがこの世からいなくなるのは目に見えており、葬儀のお手伝い等で、亀さんを中心とした五十~六十代が、動き回らなければならなくなるのは目に見えているのだ。このように、亀さん家の隣組だけを取り上げても、「日本の人口減少が急激」という現実が、ヒシヒシと伝わってくるのである。

しかし、亀さんは日本の人口が3000万人台になってもE-と思っている。第一、時代こそ違うものの、拙稿「縄文人に倣う」にも書いたように、江戸時代中期から幕末明治にかけての日本の総人口は、3000万人台で推移してきたのだし、それで立派に日本は国家として立ち回ってきた。だから、何の心配もしていないんだが、「年間20万人が孤独死!「限界国家」日本のXデー 」は以下のように書いている。

文科省の調査では2002年度から2013年度に公立の小中高校の廃校の数は全国で5801校にも上る。毎年500校以上の学校が日本から消失しているのだ。一方、80歳以上の人口は2015年についに1000万人の大台を突破。2030年には1571万人にまで増加すると予測されている。


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安芸高田市の男女年齢別人口(2012年12月現在)と2035年の人口予測図(『限界国家』より)

しかし、八十代と言えば人生の黄昏を迎えているのだし、やがてこの世から消えていくのだ。だから、いつまでも八十代以上が大勢を占めるような、歪な社会が永久に続くわけではない。そして、総人口が3000万人台になるころには、人口ビラミットもきれいな三角形になっているはずだ。また、日本列島の広さを考えれば、3000万人ていどが丁度よいのかもしれない。なを、フクイチによる内部被曝を考慮すれば、総人口3000万人台の時代への突入は、思った以上に早いことだろう。

 このままいけば、あらゆる業種で人が決定的に足りなくなる。すでに農業従業者の平均年齢は67歳だ。農業などの第1次産業はいうに及ばず、前述の鉄道・バスや電気・水道などのインフラから、サービス業、そして国の基幹をなす製造業まで、日本は持続可能性が危ぶまれる巨大な限界集落=「限界国家」と化す。


この心配も無用だ。内閣府がすでに、国家再興戦略を打ち立てているからだ。だから、介護の分野にロボットが導入され、鉄道やバスの場合、無人電車や無人バスが活躍しているはずだ。
日本再興戦略 内閣官房日本経済再生総合事務局

さらに、同記事は以下のように続ける。

 では本当に解決策はないのだろうか? 著者が提案するのは、選択的に外国人の定住化を図るということである。製造業、サービス業や農林水産業の現場で働くアジアの若者を受け入れ、優秀な人材には定住の可能性を認めるというものである。


このあたり、今後AIがどのていど浸透していくかによるが、ここは発想の逆転で、介護関連はAIロボットに任せ、日本の若者は未開拓の土地が無限大に広がる、シベリアの大地で生きていくという選択肢もある。現実には、すでに大勢の中国人がシベリアに押しかけているが、ロシア人との間で様々なトラブルが発生していると聞いており、嘉納治五郎を敬愛するプーチンは、日本人の勤勉さを熟知しているだけに、中国人よりも日本人にシベリアの開拓を任せたいと、多分心の中で思っているはずだ。

青年よ荒野を目指せ…、ではなくて、シベリアを目指せ!

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安倍晋三のルーツ
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亀さんが安倍晋三の人物を見直すきっかけとなったのは、フクイチ鎮圧に向かって第一歩を踏み出し(「日露新時代へ」)、ネオコンを官邸から追放したからである(「面従腹背」)。そうした偉業を安倍首相がやってのけたというのに、右も左も関係なく安倍叩きに猛り狂っている、マスコミやブロガーばかりが目につくのは何故か(「放射脳!」)?

それは、政官財が依然としてネオコンの支配下にあり、その政官財の御用聞きであるマスコミが、ネオコンの意向に沿った記事を書いたり、報道したりするのは当然のこと。また、安倍叩きで血眼になっているブロガーは、世界が大きく変化しているのに全く気づいておらず、ネオコンの手のひらの上で踊らされているにすぎない。

さて、本稿ではその安倍晋三のルーツについて探ってみよう。最初に、亀さんは「舎人家紋講座」シリーズを、計26回にわたって報告している。
舎人家紋講座1~8
舎人家紋講座9~17
舎人家紋講座18~26

この講座の講師を無償で務めてくれたのは栗原茂さんで、落合莞爾さんに京都皇統の存在を知らしめた人である。そのあたりは以下の飯山一郎さんのページに詳しい。
http://grnba.com/iiyama/html/16EmperorsDeepHist.html

なぜ、家紋なのか? 諺に「氏より育ち」というのがあり、人間を形成するのは家柄よりも、教育や環境であるという意味だ。確かに、人に及ぼす教育や環境の影響が大きいことは認めるが、実は家柄、すなわち家紋(DNA)も、教育・環境と同じくらい、あるいはそれ以上に影響大と亀さんは見ている。このあたりの詳細は、舎人家紋講座1~26を参照していただきたい。

ところで、安倍家の家紋は梶紋である。以下は富士霊園(静岡県小山町)にある安倍家の墓所で撮影されたもの。安倍晋三の父である安倍晋太郎は日頃、「俺は安倍宗任の41代目の末裔だよ」と語っていたという。このあたり、ブロガーが色々と書き立てており、以下はその一例である。尤も、このブロガーさん、安倍首相の人物が解っていないようだ(笑)。だが、安倍晋三に流れる安倍宗任のDNAを考察する上で、足がかりにはなり得よう。
歴史学習妄想メモ【13】●◎一族1000年の野望と復権への執念

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ここで、安倍宗任と関連して、中央日報が以下のような記事を書いている。
安倍日本首相の父親「私は朝鮮人だ」

日本語が支離滅裂なので判読に苦労すると思うが、ここでは安倍家の家政婦だったという、久保ウメさんの以下の発言に注目されたい。

安倍元外相が朝鮮だと言ったが、これは今の北朝鮮ではなく、その北と吉林省の下側にあった渤海


ウメさんの発言の真偽の詮索はともかく、安倍晋三の父方の遠祖である安倍宗任のルーツは、渤海であることを匂わす発言だ。その他、安倍宗任のルーツはアイヌだといった説もあり、今のところ定かではない。

一方、安倍晋三の母・安倍洋子は、昭和の妖怪と言われた岸信介(のぶすけ)の娘である。そして、安倍晋三の母方には、岸信介、佐藤栄作といった、綺羅星の如く高名な政治家の名前が並んでいる。ネット界隈では、岸信介の祖父が北朝鮮の出だといった説が、真しやかに流れてるが、以下の一連の家系図を眺めれば判るように、出鱈目である。ちなみに、岸信介および佐藤栄作兄弟の祖父は、佐藤信彦(漢学者)。
http://episode.kingendaikeizu.net/7.htm

ところで、最近になって驚愕すべき新説が登場した。それは、掲示板「放知技」の「吠えるE爺と 燃える同志たちの闘議場 -26-」で、【日本国は今も田布施の国】という飯山一郎さんの秘史シリーズである。
【日本国は今も田布施の国】 -5- 「国家存亡の危機には 強力な指導者が必要」
【日本国は今も田布施の国】 -4- 「政体も東京皇室の閨閥」
【日本国は今も田布施の国】 -3- 「天皇は雲上人であるべし!と思う安倍晋三」
【日本国は今も田布施の国】 -2- 「東京皇室を“指導”する家系」
【日本国は今も田布施の国】 -1- 『安倍晋三は,三菱の人間』

特に、「東京皇室を“指導”する家系」という文言に目を剥いた読者が少なくないはずだ。なぜなら、この文言は皇室よりも安倍家の方が、家格が〝上〟であることを意味するからである。ともあれ、この文言も含め、驚愕した読者に対しては、最初に飯山史観に取り組むことをお勧めしたい。その意味で、拙稿「青州で思ふ」を一読していただければ、飯山史観の概要が得られるはずだ。
青州で思ふ(6)
青州で思ふ(5)
青州で思ふ(4)
青州で思ふ(3)

【追報】
安倍宗任と安倍晋三
安倍宗任の子孫

今春、京都の大学を卒業し、就職した上の息子が久しぶりに帰省したので、ささやかな入社の祝杯を近所の居酒屋で上げた。ちょうど予備校から戻ってきた下の息子も誘い、二人と近所の居酒屋で呑んだのだが、二人とは個別に呑んだことはあったものの、二人と一緒に居酒屋で呑むのは初めての体験であった。

若い二人の会話に耳を傾けながら、脳裏に浮かんだのが「親」という言葉である。ビッグコミックオリジナルで、「あんどーなつ」という漫画が連載されたことがあるが、「親」というテーマで記憶に残るシーンが以下で、登場する二人は主人公である安藤奈津の祖父母だ。

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あんどーなつ―江戸和菓子職人物語 (3) p.118

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拙稿「施設で育った私」で、「人間が真に独り立ちするのは28歳前後」という説を紹介したことがあるが、自分の若い頃を振り返るに、確かにその通りだと思う。だから、下の息子が28歳前後に達するまでの5~6年は、現役の翻訳者で頑張らねばと、つくづく思った一日だった。

春のお彼岸
このところ、TVドラマ「スミカスミレ」の以下のシーン(第一話)が、妙に心に引っ掛かっるようになった。

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如月澄 母の遺影を替えてあげようと思いました。50代で亡くなった父と、87歳まで生きた母の写真を眺めては、天国の母が恥ずかしがるように思えたのです。


亀さんの父の場合、57歳の誕生日を迎えて間もなく逝去している。当時の亀さんは27歳だったが、今や父が逝去した時の年齢を超えてしまった。だから、57歳以降は誕生日を迎えるたびに、〝儲けもの〟という気持ちの方が強い。一方、11年前に脳内出血で倒れた母は、途中で5年ほど家でのんびりと生活を送っていたが、東日本大震災が起きた直後の2011年2月25日、今度は脳梗塞で再び緊急入院。高齢ということもあり、未だに自宅に戻るという夢は叶っていない。その母も、今年の2月で90歳(卒寿)の誕生日を迎えた。

ここで、こんなことを書くと後ろ指を指されるかもしれないが、万一母が亡くなった場合、遺影はどうしようかと悩むようになった今日この頃である。11年前に母が倒れて以降、母の写真はあまりを撮っていないこともあるが、松坂慶子演じる如月澄同様に、50代の頃の着物姿の母の写真を、遺影に使った方がいいのではと、思うようになった自分がいる。

数日前、NHKの「ファミリーヒストリー」の最終回を拙稿「1953年」で取り上げたが、毎回登場するゲストが必ず口にする言葉がある。それは、「もし、両親が出逢っていなかったら、今の自分はいない」というものだ。その両親も、それぞれの親が出逢っていなかったら、やはりこの世に親は誕生していないのである。まさに、この世に自分が生を享けたのは、奇跡中の奇跡と云えよう。

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いつ両親が逝っても大丈夫なように、今回のお彼岸から墓参りは全て、息子に任せることにした

1953年
仕事や私事で数日にわたりバタバタしていたため、世界戦略情報誌『みち』が主催している、まほろば会を先月に続いて今月も欠席、ブログ更新も滞ってしまった。仕事の方は先ほど漸く解放されたので、以下、筆の流れるまま、感じたことや考えたことを書き連ねておこう。

最初に、前稿の「森友狂想曲」を書いた後も、相も変わらず森友学園問題を追いかけているブロガー達の記事を読みながら、脳裏に浮かんだのが「同じ穴の狢」という諺であった。何を言いたいのかと言うと、最近までの亀さんは、彼らブロガーと思想的基盤を共有しているものとばかり思っていた。つまり、亀さんが愛読していたのは、大手マスコミを批判していたブログが中心だったのだが、森友学園問題を境に、そうしたブログのブロガーらは、いつの間にか大手マスコミの太鼓持ちになっていた…。そのうち、産経新聞、読売新聞、朝日新聞、赤旗、聖教新聞は言うに及ばず、NHKや民放のワイドショー(NHKも「ごごナマ」というワイドショーを近くスタート)からも、そうしたブロガーらに〝お声〟がかかる日が近いのではないか…(嗤)。おっと、新井信介氏のように、ネオコン新聞の代表である産経新聞のインタビューを、疾うの昔に受けているブロガーもいた…(爆)。

しかし、政治や経済以外なら、NHKも民放もソコソコ頑張っているのだ。たとえばNHKの「ファミリーヒストリー」、数日前に最終回を迎えた番組である。学界などの広告塔を登場させたり、登場ゲストの腹黒さや悪業を暴くこともなく、単なる御涙頂戴(おなみだちょうだい)的な番組に仕上げているなど、気に入らない点も多々あったものの、基本的には良い番組だったと思う。数日前に放送された「最終回スペシャル 名場面集」、これも最終回に相応しい、ナカナカ良い番組であった。特に、夭折した画家・島村洋二郎についての物語には感動した。

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島村洋二郎は己れの消えゆく命の短さを悟っていたのか、1953年に三歳の息子をアメリカ人夫妻の養子に出している。1953年と言えば亀さんが生まれた年で、その頃の日本は、戦争が終わって間もないということもあり、大変貧しい国だったのである。

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そのアメリカに渡った島村洋二郎の息子の消息を長年にわたり探していた、島村洋二郎の姪・島村直子さんが同番組に登場、以下は番組のシーンの一部だ。なお、島村さんは今年1月の東京新聞にも登場した。

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201701/CK2017012102000156.html

【別報1】
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今朝の東京新聞に載った吉永小百合の「私の十本」(7)。

【別報2】

かつて、今東光和尚が新聞を購読する理由について、以下のように書いていた。

俺が新聞を購読しているのは、赤旗と何等論調が変わるところのない、政治や経済の記事を読むためではなくて、新刊本の案内や書評を読むためなんだ。


爾来、亀さんも和尚に倣い、基本的に新聞の書評欄や本の広告には、必ず目を通すようにしているが、今朝の東京新聞の書評欄「書く人」に、是非読んでみたいという衝動に駆られた本があった。

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直ぐにも入手して読みたいところだが、記事にも出てくるゲーテの『ゲーテ形態学論集 植物篇』(木村直司訳 ちくま学芸文庫)が積ん読のままだ。これを読了してから手に入れたいと思う。ところて、何故にゲーテなのかという点については、拙稿「生命記憶を探る旅」を参照されたい。

ゲーテは生の本質を太陽系の描く螺旋状道に乗って「食と性」の位相を交替させる「果てしない波の連なり」と見抜いていました。我々ヒトを含めた動物は、春夏秋冬の宇宙のリズムと共振し、発情もすれば休眠もし、またうきうきしたり悲嘆にくれたりもするのです。


古代マヤと日本
一週間ほど前、「飯山一郎の縄文時代論」が飯山一郎HPに掲載、最も興味深かったのが丸木舟で太平洋を横断した縄文の人々であった。大洋を横断した舟は全長6~7メートル、食料は積まずに釣り針だけで魚を釣り、時々やって来るスコールで真水を縄文土器に溜めたということだが、大海を物ともせず、アメリカ大陸の各地に足跡を遺した我らのご先祖様は凄い。

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同記事を一読後、昨年の秋から年末に多忙だった時期に録画しておいた、NHK BSプレミアムの「シリーズ 知られざる古代文明」の一つ、「発見!マヤ・密林に隠されたピラミッドと謎の石舞台」を思い出し、昨日に至って漸く観賞することができた。

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天辺まで石段を一気に登った…

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亀さんはティカルの遺跡を1972年晩秋に訪れている。首都グアテマラシティからティカル遺跡の手前にある町まで、オンボロバスで行ったのだが、ぶっ通しで13時間もかかった。しかも、道は舗装されておらずデコボコ道…。加えて、グアテマラシティは高地にあったので凌ぎやすかったが、ティカルに向かうにつれてバスは段々と高度を下げ、やがて熱帯特有の「ムッ」とする蒸し暑さが襲ってきたのだった。それでもどうにかティカル手前の町に到着、宿が見つかるかどうか不安だったのだが、運良く安ホテルで草鞋を脱ぐことができた。翌日は亀さん同様にティカルの遺跡に行くという、他の国の若者と一緒にヒッチハイクを敢行、幸い一台の車が停まってくれたので、ティカルの遺跡を目指すことができた。やがて車はジャングルに突入、陽の光も射さない、昼なお暗い道なき道を突き進んだ。時々車の両側に迫る植物が、ピシャリ、ピシャリと車を叩く音がした。しばらくすると、急に目の前の視界が開けた。ティカルの遺跡に到着したのだった。

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45年前は、写真のような開けた道ではなかった…(グアテマラ)

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この写真はシベリアで撮られたものだが、こんな感じの道なき道だった…

爾来、ティカルを訪れてから45年の月日が流れた。NHKの番組を見ながら、古代マヤはアジアからやって来た人たちが、築いた文化であると改めて再認識したことだった。そして、古代マヤ人のルーツがアジアなら、日本列島にいた縄文人のルーツはシベリアである。このあたりは、拙稿「縄文の息吹」を参照されたい。

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【追記1】
上記以外にも面白い飯山さんの記事がある。
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/9090/pcmail/index.htm

【追記2】
マヤの遺跡ティカルを見学した後、世界で最も美しいといわれている島、イスラムへーレスで一泊、翌日はバスでチチェン・イッツァへ。同遺跡を見学した後、ユカタン半島のメリダの安ホテルに泊まった。当時は気が付かなかったが、何とメリダはチチュルブ・クレーターの中だったことを、帰国後に知った。

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恐竜の絶滅は巨大隕石が原因だと思われる

祈りの古道
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日本の山河に、千年を超えた祈りの時間が流る

昨年の暮れ、NHK BSプレミアムで「八百万の神がすむ山河~村治佳織、白洲正子祈りの古道を往く~」が放送され、時間が取れたら見ようと思って録画しておいたのだが、3ヶ月近く経った昨日、漸く観賞することができた。

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この番組は、白州正子が歩いた祈りの古道を、スペインのマドリッドに居を構え、日本とスペインの間を行き来しているクラシックギタリスト、村治佳織が辿るという内容で、白州が歩いた祈りの古道の一つに熊野古道も登場していた。ちなみに、村治の住むスペインにも、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路があり、ともに世界遺産に指定されている。

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だが、共通するのはそこまで。白州が歩いた祈りの古道は、神仏習合の道でもある。一方、村治の住むスペインでは、800年という長きにわたって、キリスト教とイスラム教との間で抗争が繰り広げてきた。神仏習合の日本と宗教抗争のスペイン、このあまりにも対照的な国を行き来する村治に、白州の歩んだ祈りの古道を辿らせるのも一興だと最初は思ったのだが、訪れた古道の処処で村治がクラシックギターを弾くのを見て、どこか違和感を覚えたのである。

因みに、以下は村治が弾いた曲名と場所…。

モンポウ:コンポステラ組曲よりコラール  熊野那智滝
作者未詳:愛のロマンス(禁じられた遊び)  美濃石徹白
ビゼー/佐藤弘和(編):ギターのためのカルメン組曲よりハバネラと間奏曲  白山
カタロニア民謡:聖母の御子  吉野天河大辨財天社
タレガ:アルハンブラ宮殿の想い出  河内金剛寺


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大杉の下で、「愛のロマンス」を弾く村治佳織

たとえば、白山信仰の道沿いにある石徹白の大杉(樹齢1800年)の下で、村治が「愛のロマンス」を弾くのはピンと来ないのだ。「愛のロマンス」は亀さんにとって、心から好きな曲の一つだが、やはり日本の古道には合わない。



亀さんが初めて生で「禁じられた遊び」を聞いたのは19歳の時で、場所はニューヨークであった。当時の亀さんは日本レストランでアルバイトをしていたのだが、同僚の一人に三浦さんという、本国スペインでギターの修行を積んだ先輩がいた。お互いに仕事を終えた後、他の同僚のアパートに集まって飲み会を開いたのだが、その時に三浦さんが弾いてくれたのが、「禁じられた遊び」であった。

それにしても、一神教のスペインと八百万の神々が御座す日本は、お互いが異質だなとつくづく思った。

クソババア!
「クソババア!」と叫んだのは、亀さんではない(笑)。TVドラマ「深夜食堂」シリーズの一本に、「あさりの酒蒸し」というのがあるんだが、そこから飛び出した言葉だ。以下は、母親のおレン(馬渕晴子)と息子の丈(宇梶剛士)が、深夜食堂のマスター(小林薫)の前で繰り広げる〝親子喧嘩〟のシーンである。おレンは深夜食堂で酒浸りの日々、そんな母親を一滴も酒は呑めなかった丈が、負んぶして自宅に連れ戻すというのが毎日の日課であった。ある日、丈が交通事故に遭う。やがて無事に退院、二人で「あさりの酒蒸し」に舌鼓を打つのだが、ナント丈は酒を呑めるようになっていた…。

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母親 わたしがせっかく酒を止められたというのに、このバカ息子…。

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息子 うるせえ、ババア! 死んじまえ。

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マスター 親子だねぇ、まったく、仲が良いんだか悪いんだか…。


その宇梶が、先日のBSアサヒ「ザ・インタビュー」に登場していた。宇梶と言えば元暴走として知られており、しかも日本最大組織の暴走族、ブラックエンペラーの総長だった人物だ。その宇梶のインタビュー番組を見て、初めて宇梶にアイヌの血が流れていることを知った。さらに、宇梶の叔父はドキュメンタリー映画「カムイと生きる」の主演を務めた、あの浦川治造であった。

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浦川治造と宇梶剛士



最後に、もし読者が食事中の場合、以下の漫画は食事を済ませてから見るようにしていただきたい(笑)。

マスター(小林薫)の「親子だねぇ」という呟きへの回答になるが、他人から見て仲の悪そうな親子でも、実際にはそうでもないというケースが多いのであり、そうした親子にしか分からない心の機微を見事に描いているのが、魚戸おさむの新連載「はっぴーえんど」なのだ。この漫画はビッグコミック誌に連載中で、以下は2月25日号に載ったものだ。漫画に展開されているシーンは、実際に親の介護を体験した者でなければ、おそらくピンと来ないと思う。

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【トランプ革命その後】
田中宇氏のメルマガ最新号(有償)について一言。【田中宇PLUS:フリン辞任めぐるトランプの深謀】と題した記事中で、今週の土曜日(18日)に開催される集会(以下のツイート参照)は、「軍産リベラルマスコミ」との闘いを貫くという姿勢を、トランプが示すものとして高く評価、続けて、「トランプと軍産との戦いはまだまだ続く」という結論を田中氏は導き出しているが、間違いである。プリン前補佐官辞任の時点で、トランプ革命という線香花火は終わっており、トランプは軍産複合体の軍門に降ったのである(フリン前補佐官の辞任について、トランプが一回もツイートしていない点に注目)。

飯能と明治神宮
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今日は天気も良さそうだし、急ぎの仕事も無いことから、母が入院している病院まで徒歩で行くことにした(片道40分)。また、本日は無事に64歳の誕生日を迎えることが出来たこともあり、いつもは素通りしている菩提寺に寄り、ご先祖様の墓前で手を合わせて報告してくるつもりである。亀さん家の菩提寺は観音寺と言い、真言宗智山派の寺である。1968年に刊行された『飯能の明治百年』(小松崎甲子雄著 文化新聞社)と題する本があるが、同書から飯能市の歴史に関する行を抜粋し、PDFファイルにまとめてみた。加えて、観音寺についても加筆してみたので、関心のある読者に一読していただけたら幸いである。
http://www.nextftp.com/tamailab/etc/Hanno_meiji.pdf

ちなみに、観音寺は亀さんの生まれた年の昭和28年、幼稚園を開園しているが、その時に高松宮殿下のご臨席を賜っている。その時の様子を写真と共に、上記のPDFファイルの最終ページにまとめてみた。

墓参りの後は、PDFファイルにも登場する天覧山に向かい、母の入院先である天覧山麓の病院へと向かう。途中で中央公園を通るが、運が良ければ小学生か先生に引率されて、鉄腕アトム像の前で記念写真を撮ったり、木製アスレチックやブランコで遊んでいる光景を見られるかもしれない。亀さんも小学生の頃、同公園でバッタなどを捕りによく来たものである。

ところで、今日、菩提寺に墓参りに行こうと思い立ったのは、時々訪問している「生・老・病・死ー老いと死を考えるー 」というブログで、空海についての連載が始まったことを知った時、なぜか菩提寺が脳裏に浮かんだからである。ちなみに、同ブログがアップした空海シリーズの第一弾は、「空海の謎」と題する記事で、今後の展開が楽しみである。

同記事でも触れていることだが、確かに空海には多くの〝謎〟が付き纏っている。例として、「空海二度渡唐説」を唱えている佐藤任の記事に注目されたい。ちなみに、佐藤は空海関連だけでも、以下のような本を著している。

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なお、亀さんが読んだ空海関連の本で、以下の2冊を旧ブログで記事にしており、空海に関心のある読者に一読をお勧めしたい。
『空海の夢』(松岡正鋼)
『曼陀羅の人』(陳舜臣)

また、書架を調べたところ、佐藤任の『空海と錬金術』(東京書籍)以外に、山田久延彦の『空海の大予言』(アポカリプス21研究会 廣済堂)、渡辺正次郎の『空海に教わる親子学』(イースト・プレス)、ひろさちやの『空海入門』(祥伝社)などが出てきた。そして、近く読み直してみたいと思ったのは『空海と錬金術』である。

最後に、本稿の表題「飯能と明治神宮」について一言。今回紹介したPDFファイルにも言及されていることだが、現在は東京の代々木の杜にある明治神宮、もしかしたら飯能に造営されていたかもしれないのだ。歴史に「もし」は無いが、「もし、飯能の杜に明治神宮が造営されていたら、今頃はどのような故郷になっていたのだろうか」と、時々空想に耽ることがある。

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http://www.meijikinenkan.gr.jp/jingukyosiki/

ツナグ
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昨夜、日テレで放送された「ツナグ」という映画、予め録画しておいたので、早朝の一仕事を終えた後に観賞、久々に感動した映画であった。アマゾンに内容が紹介されていたので、以下に転載しておこう。

<ストーリー>
たった一人と一度だけ、死者との再会を叶えてくれる人がいるらしい-。
半信半疑で依頼をしてくる人たちの前に現れる使者は、ごく普通の高校生・歩美(松坂桃李)だった。
横柄な態度で、癌で亡くなった母・ツル(八千草薫)に会うことを希望する中年男性・畠田(遠藤憲一)。
喧嘩別れをしたまま自転車事故で死んでしまった親友・御園(大野いと)に聞きたいことがある女子高生・嵐(橋本愛)。
プロポーズ直後に突然失踪した恋人・キラリ(桐谷美玲)のことを信じて待ち続けているサラリーマン・土谷(佐藤隆太)。
歩美は、実は“ツナグ"を祖母のアイ子(樹木希林)から引き継ぐ途中の見習いで、その過程で様々な疑問を抱く。
死者との再会を望むなんて、生者の傲慢かもしれない。間違いかもしれない。果たして会いたかった死者に会うことで、
生きている人たちは救われるのか。人生は変わるのだろうか。そして死者は…。 その疑問は、自身の両親の不可解な死の真相へも向けられていく―。


最も感動したのは、横柄な態度の中年男性の畠田が、亡くなった母親に会うシーンであった。特に、以下のやり取りに亀さんは胸が熱くなった。

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母親 あんたも、人の親なんだから。

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息子 はい。

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母親 呼んでくれて、ありがとう。皆によろしくね。

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息子 かあちゃん…

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明日の2月5日は実母90歳の誕生日。久しぶりに徒歩(片道40分)で病院へ行き、会ってきたいと思っている。そして、「かあちゃん、ありがとう」と、一言礼を言ってくるつもりだ。

【追加1】
以下は同映画で感動した、もう一つのシーン。祖母(樹木希林)と孫(松坂桃李)が、母と亀さんの息子にダブって見えて仕方がなかった。

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【追加2】
映画「ツナグ」が昨日放送された影響か、辻村深月の原作『ツナグ』を今朝チェックしたところ、ベストセラーになっていた。

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そして、原作は映画よりも遙かに素晴らしいとのこと…。

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それが本当なら、是非原作を読んでみたいところだが、その前に柴田錬三郎の『英雄・生きるべきか死すべきか』を再読せねばならぬ。所有しているのは文庫版『英雄・生きるべきか死すべきか』で、昭和52年5月30日の第一刷とある。ちょうど今から40年前だ。まさに、光陰矢の如し…。

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