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人生は冥土までの暇潰し

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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
馬脚を露わした菅野完
飯山一郎さんの最新記事、「犯罪者たちがデッチ上げたモリカケ騒動」を読んだ。確かに、ここへ来て安倍内閣によるネオコへの反撃が目立つようになり、誠に喜ばしいことである。思い出せば、最初に血祭りに上げられたのが籠池泰典前理事長で、(ネオコンの手羽先であった)大阪地検特捜部が7月31日、国の補助金を不正受給したとする補助金適正化法違反の疑いで、籠池容疑者(夫妻)を逮捕したと思ったら、どうやら次に血祭りに上げられるのは菅野完のようだ(嗤)。



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こうした一連の流れは、安倍陣営が本格的に反撃を開始したものと見て間違いないだろう。今後も国士(安倍陣営)vs.売国奴(ネオコン陣営)という、手に汗を握る闘いが展開していくことは間違いなく、そうした流れの中で最も注目すべきは、加計疑惑の黒幕である石破茂が逮捕されるかどうかであり、これは見物である。

それから、『月刊日本』七月号に載った「読売新聞は死んだ」という菅野のインタビュー記事を紹介したが、果たして『月刊日本』が菅野のインタビュー記事を再び載せるのかどうか、これも今から楽しみである(嗤)。今のところ、『月刊日本』が再び菅野のインタビュー記事を載せる可能性アリ、と亀さんは睨んでいるんだが…。

ところで、以下は「読売新聞は死んだ」というインタビュー記事にあった菅野の発言だが、文句のつけようがない〝素晴らしい〟発言であり、女性を押し倒すという性行為(7年前の事件である点に注目)は、「まっとうな道」でるあことを我々に教えてくれたのである(嗤)。

まっとうな道を歩いていると言えるかどうか、しっかりと考えてもらいたいと思います。


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マコモ
時々、私信や非表示のコメントという形で、貴重な情報を送ってくれる複数の読者がいて、いつも大変有り難いと思っている亀さんなんだが、そうした読者の一人が、真菰(以降、マコモ)についての貴重な情報を送ってくれたので紹介したい。なお、真菰については以下のサイトを参照するとE-だろう。殊に、マコモの効用についての話は貴重だ。

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マコモとは、水辺に群生するイネ科の植物です。成長すると大きいもので1~2メートルほどにまで伸びます。

東アジアや東南アジア諸国で古くから食用や薬用として身近な植物で、日本でも全国の河川や湖沼の水辺に群生しているのを見られます。古来より「神が宿る草」といわれ、各地の神社で御神体や霊草としても使われてきました。

「菰野のマコモ粉末」は、そのマコモの葉を粉末にしたものです。

食物繊維が豊富で、ビタミンB1・B2、カルシウム・鉄などのミネラル、葉緑素(クロロフィル)などが含まれています。これらの成分が消化を促進し、腸内の善玉菌を増やして慢性疾患を予防、血圧や血糖値の低下、免疫力の強化などに有効といわれています。

マコモの葉には体内の毒素や老廃物を体外に排出する作用があり、血液の浄化や自然治癒力を高めるなどの働きが期待されています。

また、動物実験ではコレステロールの減少、血糖値の降下、悪性腫瘍の増殖抑制などの作用があるとわかっています。

かわしま屋


ここで、読者が送ってくれた私信に書かれてあった、マコモ関連の話を以下に転載しておこう。

母が子どもの時、
戦争に行っていた祖父がシベリアから無事に帰ってきました。

当時、ソ連軍の陸軍の方から、

「日本にはマコモという雑草がある。
身体にとても良い。
しかし、ここ(シベリア)では育たないんだ。
しかし日本にはあるはずだ。
日本に帰ったら、マコモを育てて煎じて飲めば身体を守ってくれる。家族を大切に…。そして元気で長生きしてくれ。」

と教わったそうです。


祖父は、帰ってからその雑草(マコモ)を探しました。
まだ小川があったそうで、綺麗な小川の側で雑草(マコモ)を育てたそうです。

実はこれ、今なら逮捕されちゃいます祖父(笑)

なぜなら、国有地に勝手にマコモを育ててたそうです(笑


母たちは、その雑草(マコモ)を煎じていつも飲んでいたそうです。

お風呂にも入れたり、湿布として使ったり、切り傷にも塗っていたそうです。


読者の私信を読みつつ、マコモって凄い効用があるんだなと、再認識した亀さんであった。

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 若い身体には慣れましたか?

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すみれ 慣れゃしませんょ、もう、くたくた…

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(あれ…?)

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(ピョコン、ピョコン…)

すみれ でもないみたいです。

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 それは良かった。

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すみれのように、45歳若返ることなど到底できない我々だが、マコモなどを摂取すれば、免疫力を高めることができるというのは嬉しいではないか…。以下は上記のメールの続きだが、手足口病を患う甥のため、読者がマコモの「真っ黒いお茶」を、甥っ子に飲ませようとした時の苦労話でR。

「この真っ黒いお茶は魔法使いになれます。
男の子ならカッコイイウルトラマンになれます。
ねんねは魔法使いになりたいから飲んじゃうぞ((・`艸・´))」

と、甥っ子の目の前で飲みました。

すると、

「僕もっ僕もっ。
ウルトラマンになるじょ((・`艸・´))」

と飲んでくれました。

それを3日間続けました。

あら不思議。

綺麗サッパリと手足口が治りました。

病院のお薬は飲んでいません。


マコモが効いたというわけではなく、今思えばですが、マコモには免疫力を向上する働きがあったのではないかな…と思います。


乳酸菌はもちろんですが、やはり免疫力が上がれば、病気や伝染病などにかかりにくい体質になるのだと思います。


そういう意味でも、大自然の力を借りて作る東洋医学は、やはり素晴らしいです。

自然に心から感謝いたします。


平成不況の終焉
1991年(平成3年)3月にバブルが崩壊、四半世紀以上にわたる平成不況が延々と続いていたが、ここに来て、ようやく平成不況が終わる可能性が高まってきたと、掲示板「放知技」の飯山一郎さんと堺のおっさんが語っている。たとえば、以下の飯山さんの記事に目を通していただきたい。どれもこれも、重要な記事である。

◆2017/07/17(月) 東京株式市場は「外資支配」から「政府支配」へ
◆2017/07/18(火) 何でも反対の難癖屋は何も見えないだろが…
◆2017/08/08(火) 日本の株式市場は近々,未曽有の大相場に突入!

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記事によっては株価チャートを取り上げているので、話が難しそうだと感じる読者も少なくないと思う。しかし、亀さん自身、拙稿「チャートとウンコ」にも書いたように、経済関連の話は苦手なのである。

尤も、亀さんは経済専門誌である『Forbes』の記事翻訳を数多く担当してきているくせに、未だに経済音痴なんだが…(爆)。だから、上のチャートを見てもチンプンカンプンといったところが正直なところだ。それでも、チャートは世界経済の実態を正しく示すモノサシ、ということだけは直感的に分かっている。


つまり、こういうことだ。

腸とウンコを連想すればE-のだ。ここで腸を「日本経済」、ウンコを「チャート」というアナロジーで捉えてみよう。すると、上に示す「上放れ」の株価チャート(ウンコ)は、現在の日本経済(腸)の状態をズバリ示しているんだなと分かる。

このように株価チャートを捉えてみれば、上記の飯山さんの3本の記事が意味するところが、少しはクリアになるのではないだろうか。殊に、最新の「◆2017/08/08(火) 日本の株式市場は近々,未曽有の大相場に突入!」を読んで、目の前がパッと明るくなった読者も多かったハズだ。

そ~して,さらに日経平均が22,666円(という秘数)を抜けば,30年近い日本経済の低迷・停滞は,完全に終る!
いや,「失われた30年」が終るだけではない.
ニッポンは,ロボット,AI,IoT,EV等々の未来型の科学技術とあわせて,金融・株式市場でも世界を主導(リード)するリーダーになるだろう.


亀さんは自動車メーカーに勤めていたこともあり、翻訳の仕事をしている今でも内容は主に自動車関係だ。この仕事を2000年ちょうどから始めて以来、確実に世界の自動車業界の潮流が変化しつつあるのが肌で分かる。たとえばヨーロッパの場合、つい最近まではディーゼル車関連の仕事が多かったのだが、ここにきてEV(電気自動車)関連の翻訳依頼が増えている。そのあたりを如実に示すのが、以下の東洋経済の記事だ。
「ディーゼル神話」崩壊、ドイツがEVへ急転換
トヨタとマツダがEV戦争に「結婚」で挑む事情

もし、プーチン+習近平+トランプという反戦争屋が台頭していなかったら、EVの時代は遙かに先になっていたハズだ…。
中国でバランス・スクーターが流行

【酷暑】
今日の飯能市は蒸し暑い…。それなのに、昼前は庭仕事で頑張ったため、汗びっしょり…。流石に今日はモー、クタクタ…。

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今日の東京新聞夕刊

奇跡の日本列島
先月下旬に放送されたNHKの「列島誕生ジオ・ジャパン」、〝4つの大事件〟が偶然積み重なったことにより、日本列島が誕生していく様をCGで描いていた。以下、4つの大事件のポイントのみを示しておくが、詳細はオンデマンド等で確認していただきたい。


■第1の大事件
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恐竜が絶滅し、哺乳類の時代となった3000年前、徐々に日本列島が大陸から切り離されていった。やがて2500万年前、ついに太平洋から海水が浸水、さらに数百万年かけて、大陸からの日本列島の距離が広がっていった。以下は、1500万年前の〝日本列島〟である。

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【方位磁石の方角】
なぜか糸静構造線を境に、岩石の示す方位磁石の方角が東西でズレが生じている。これは、西日本は時計回り、東日本は反時計回りで回転しながら、大陸から引きちぎられたためである。

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【なぜ、日本列島は引きちぎられたのか】
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なぜ、大陸から日本列島が大陸から切り離されたのか、太平洋プレートは西北に進んでいたというのに…(右図)。それは、以下の図が示すように、太平洋プレートが大陸のプレートに潜り込んだためだったのである。

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■第2の大事件
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太平洋プレートとフィリピンプレートの境界に、数多くの火山島が誕生、次々と北、すなわち日本列島に向かって衝突、やがて100万年前には、それまで二本に別れていた列島が一つになり、二本列島ならぬ日本列島が誕生したのであった。

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■第3の大事件
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1400万年前、西日本で地球史上最大規模のカルデラ噴火が起き、世界の気温を10℃下げた。当時は平地だった西日本は、やがて山国へと変貌していったのだが、その原因は花崗岩で出来た地下の巨大な岩にあった。たとえば紀伊半島のそれは、神奈川県ほどの大きさなのである。

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巨大な地下の花崗岩の塊は〝軽いため〟浮き上がり、西日本に山脈が形成されたというわけである。

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以下の図は、カルデラ噴火が起きた原因を示している。1400万年前、西日本が大陸から切り離されていった時、東方向に引っ張られていたフィリピンプレートの真ん中に、裂け目が生じて溶岩が溢れ出し、それが西日本とタイミングよく衝突、西日本が押されて大規模なカルデラ噴火を誘発したのである。

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■第4の大事件
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300万年前、東日本が一斉に隆起している。これは、北に進んでいたフィリピンプレートが、大陸のプレートに行く手を遮られ、300万年前のある時点で突然向きを西寄りに変えたためで、かつ太平洋プレートも西に進み、その両プレートによって東日本が押し上げられ、奥羽山脈をはじめとする高山が東日本に誕生した次第だ。そして隆起は今も続いている。

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もし隆起が止まった場合、風雨によって山々が徐々に削られていき、やがて英国のような平地だけの島になると地質学者は予測している。また、現在よりも雨量が極端に少なくなるため、最早日本は豊葦原の瑞穂の國ではなくなってしまうのである。

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話は横道にそれるが、昨夕、飯能市で一番美味しい料理と日本酒を出す、懐石料理の店へ下の息子を連れて行った。日本酒が六種類ほどあったので、すべて試飲してみた。数年前に同店で呑んだ時、一番高かったが一番旨かった日本酒を息子に呑ませてみたところ、驚いた表情を浮かべていたのが印象的だった。メニューで確認したところ、「田酒 特別純米酒」とあった。

旨い日本酒を酌み交わしつつ、日本酒は水と米で造られているが、その水も高山あっての水であると、「列島誕生ジオ・ジャパン」が解説していたのを思い出した。帰宅後ネットで確認してみたところ、田酒を造っているのは青森の西田酒造店と分かった。その時、拙稿「食に歴史あり」に転載した、今東光和尚の随筆「米」を思い出した次第である。そして、改めて思った。まさに日本は豊葦原の瑞穂の國であると…。


日本人のDNA
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前稿「歴史を見る眼」の続きである。同記事で亀さんは、海部陽介著『日本人はどこから来たのか?』を酷評した、蒼穹の歴女という女史(?)について書いた。ちなみに、女史がアマゾンに書いたレビューは以下の通り。

典型的な詐欺の手口を用いた非科学的な牽強付会による妄想
本書の致命的な瑕疵は「核DNA」の解析結果を無視していることです。
縄文人の核DNA解析結果は、本書が出版される約一年前の2015年3月にすでに公表されています。


…以下略…
蒼穹の歴女レビュー

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女史は海部のことを詐欺喚ばわりしているが、亀さんがNHKの「SWITCHインタビュー 達人達」を見て、海部陽介という人物を観察した限りにおいて、「詐欺師」どころか信頼するに足りる人物と映ったんだが、これは女史と真逆だワイ(爆)。

で、女史が痛烈に批判する肝心の縄文人の核DNAだが、最初に以下のニュース番組を見ていただきたい。


DNA解析で見る日本人のルーツ

同番組の最後で、「おはよう日本」の秋山発解説員が、以下のように語っているのに注目!

DNAの研究では今、日本人のルーツについて新たな説が出てきていますが、まだまだ分かっていないことも沢山あります。さらにDNAの研究が進めば、私たち祖先の知られざるドラマが、もっと明らかになってくると思います。

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どうだろうか? 縄文人の核DNA研究は緒に就いたばかりであり、縄文人の核DNA全体像が解明されたわけではない点、最初に念頭に置いておく必要がある。海部は満島ひかりとの対談で、「確固たる証拠もないのに、無責任な憶測を語るわけにはいかない」と繰り返し語っていたが、これは研究者として至極当然のことであり、決して2015年3月の縄文人の核DNA解析結果を、海部が〝無視〟しているわけではないことは、少し考えれば分かろうというものだ。それなのに、詐欺などと喚いているのは、ドーシテなんだろう(嗤)。


〔サイエンスZERO〕日本人のルーツ発見!~”核DNA”が解き明かす縄文人~

それはともかく、「おはよう日本」から現段階で見えてきた縄文人像は、実に興味深いものがある。最初に、上の「〔サイエンスZERO〕日本人のルーツ発見!~”核DNA”が解き明かす縄文人~」に、以下のような図が登場したので紹介したい。図を見れば、原アジア人は後に東アジア人と東南アジア人に枝分かれをし、さらに東アジア人から枝分かれしたのが、現日本人のルーツの一つ、渡来系弥生人であることが分かる。そして、赤文字の「縄文人?」が示すように、どこから縄文人が来たのか、以前は縄文人のルーツが不明だったのである。

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ここで、驚愕の事実が突き止められた。ナント、原アジア人から東アジア人と東南アジア人に枝分かれするより前に、縄文人は原アジア人と枝分かれをしていたのである!

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一体全体、これはどういうことか? 再び「おはよう日本」に目を転じると、以下の興味深い図が目に飛び込んでくる…。

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仮の話だが、もし、縄文人が日本列島に居住していなかったとしたら、「その他東アジア」と「韓国」のグループに、現日本人も埋もれていたはずである。ところが、現実はそうはならなかった。赤文字で示す「日本」という小集団になっているのだ(その小集団も「沖縄」と「アイヌ」という、さらに小さな極小集団に別れているのに注目)。そして、図のいずれにも属さなかったのが縄文人というワケだ、つまり、「日本」という他の東アジアとは異質の小集団が、存在していることで考えられる理由はタダ一つ、縄文人のDNAが入ったからではないのか…?

ともあれ、2015年3月の縄文人の核DNA解析に成功して以降、判明した点について以下の図をご覧戴きたい。最初に、日本人のY染色体のタイプとして、OとDという二大タイプに別かれていることが分かる。そして、このDタイプこそが、縄文人のDNAを引き継いでいる何よりの証ではないだろうか。ここで日本列島の外に目を転じると、日本人と同様にDタイプの多い民族に、チベット人とアンダマン人がいることが判明した。これは、チベットは峻険な山で囲まれた山国、アンダマン諸島は大陸から隔離された島国、そして日本列島は島国であると同時に、高山の多い山国…。そのため、Oタイプとの交流が他の地域より少なかった、という推測が成り立つのではないだろうか。

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肝心のDタイプだが、「おはよう日本」はY染色体には20のタイプあることを示し、そのうちA~Eタイプはアフリカに多いタイプだと解説している(赤矢印は亀さん)。

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このあたり、徳島大学の佐藤陽一准教授が以下のように語っている。

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さて、以下は縄文時代から現代に至る、日本列島の人口推移の図である。

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弥生時代に入るまでの縄文時代の人口は、最高でも中期の26万人にすぎなかった。それなのに、Dタイプが現日本人の32.2%も占めているのは、日本列島が島国かつ山岳地だった、というのも理由の一つだと思うが、果たしてそれだけなのだろうか…? このあたりについては、今後の研究に待つより他はない。

最後に、ルーツを探る上で重要なのはY染色体以外に、ミトコンドリアDNAがある。世界戦略情報誌『みち』で興味深い考察を天童竺丸さんが行っており、この機会に紹介しておこう。

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ちなみに、53.)%と日本人に最も多いY染色体Oについてだが、このあたりの考察については、同じく天童竺丸さんの以下の考察が参考になるはずだ。
日本人の遙かなる旅
ツラン民族揺籃の時代と地域
ブリヤート人の住むマクソホン村
Y染色体DNA系統O3の跳梁跋扈を阻止せよ

洞察歯観のすすめ(25)
信州の山奥で頑張っている歯科&音楽ウォッチャーさん、夏休みに入って時間が取れたようで、いつもの便りをくれた。ありがたいなぁ…! 今回は音楽の話が中心で、亀さんがブログで記事にしたカーペンターズの「シング」、杉田二郎の「風」の他、掲示板「放知技」で取り上げた、「巨人の星」の主題歌誕生のエピソードなど、盛り沢山だ。夏休みの息抜きに、木陰で懐かしい音楽に耳を傾けてみては如何だろうか。

*ボールペン
**三菱マークのボールペン
***軽く書いても 真っ黒けのけぇ~
****これで 30円 真っ黒けのけ!
*****ああ 真っ黒けのけ
相変わらず忙しく動いておりますが、8月に入り、指折り待っていた「夏休み」です。
・・・その夏休み前日。朝から文房具などを仕入れに100円ショップへ行ったところ、鉛筆やボールペンを手にとって見ていると、不意に子どもの頃よく耳にしたCMソングを思い出しました。
「軽く書いても 真っ黒けぇ~」
ついつい、口ずさみそうになりましたが。
「これで 30円 真っ黒けのけ」
これは確か、真っ黒け節の替え歌でした。

100円ショップを後にして、事務所で片付け掃除などを簡単にして終了。その後、仕事仲間4人で馴染みのファミレス座へ。夏休み後の仕事の打ち合わせをしたのですが、夏のファミレス座、満員御礼状態です。そして、近所のボックス席から聞こえてきます。
モリ・カケ絡みの貧乏~ル投げ合う、ルサンチ・ワイドショー!いつ終わるともわからない勢いで・・・21世紀のルサンチマン・ファミリー。熱闘甲子園より燃えてます。
嫉み 妬み 恨み=という三ツ首怪獣、ルサンチマン?が登場する「ツァラツストラはかく語りき」の作者であるニーチェは、この三ツ首怪獣に心食われると、喜びを感じる力が弱くなる・・・と、語ったそうな。
喜びや笑いのエネルギーが虚弱になると、免疫力もクラック(ひび)が生じて、知力、体力共に低下し、容易く患者狩りの鴨南蛮にされそうですが・・・ルサンチの壺にはまり込むと、嫉み 妬み 恨み=この3小節のフレーズが繰り返し繰り返し、心奥で止めどなく鳴り響く、ループ音(輪の中でクルクル回り続ける)となり、転調(気分転換)することは容易なことではなさそうです。ファミレス・ワイドショー、笑いも所々でこぼれて聞こえますが、どうも健康を遠ざける不気味な音色に感じます・・・。
さて、ファミレス座で、打ち合わせも終わったところで解散。その後、一人、ジャズ、クラシックが流れる珈琲店で一休み。
このところ、安保徹氏の「免疫力の威力」を持ち歩いて再読しています。
序章の一部を紹介してみます・・・。

**「私たちは、からだのなかに、ある病気がとりつくと、それが発症する前に、それと闘ったり、それを捕まえて外へ追い出してしまう力を持っています。それが、生体防御反応のひとつ、免疫力です。しかし、この力があれば、いつも元気でぴんぴんしているということではありません。だれでも経験しているように、私たちは風邪をひけば、熱が出たり、下痢をしたり、不快な症状が出ます。これが病気と免疫力が戦っている状態です。
よく風邪の諸症状としてあげられる、発熱 喉の痛み 鼻水 下痢 といったものは、実は、風邪という病気そのものの現れではなく、正確には、風邪のウイルスと免疫が戦っている状態なのです。
一般に、風邪を治すといえば、これらの症状を抑えること、と考えられています。そこで、病院に行けば、解熱剤や下痢止めなどの風邪薬が出されるわけです。ここには、一種の誤解があって、風邪からの脱却は、風邪のウイルスをからだの外に出すことであり、発熱や下痢は、その目的のために戦っている。私たちのからだの防御反応であるということです。ですから、いわゆる風邪薬は、発熱や下痢という症状を出しながら戦っている免疫力を押さえる、免疫抑制剤ということができるでしょう。風邪のウイルスは熱に弱い。したがって、からだが熱を持ちウイルスを殺そうとしている。鼻水や下痢も体内のウイルスを外へ出そうとする反応です。クスリを使って、そうした防御反応をむやみやたらに強制的に抑制してしまうことは、からだの自然な反応に逆らうことです。こういう考えは、少しずつ一般に広まってきたといっても、まだまだ、熱心にクスリを飲んでいる人はいます」***

これは、2003年秋に発売されたものですが、時々、思い出したように持ち出しては時間つぶしに読んでいますが、ルサンチマン=免疫抑制貧乏~ル・ウイルスを排除撃退するとなると至難の業のようです。

帰宅後、亀さんがブログで取り上げていた、杉田二郎と坂崎幸之助が歌う、「風」の映像を改めて聴きました。懐かしい一曲です。
柔らかな風が流れ出て来るようなイントロで、二人の歌声とアコーステックギターが、その風に乗ってより味わい深いものになってエンディングまで一気に聴かせる。なかなか良いアレンジで、懐かしさも手伝い、つい二度、三度と繰り返し楽しみました。
イントロから流れる柔らかな風を感じさせる印象的な音色は、ハモンド・オルガンによるもの。
ハモンド・オルガンは、アメリカ生まれ。開発者のローレンス・ハモンドの名を取ってハモンド・オルガンと呼ばれ、このハモンド・サウンドは、ジャズやロックをはじめ様々なジャンルにおいて愛用されており、音楽ファンには馴染みの音。ジャズ畑では、ワイルド・ビル・デイビス。ジミー・スミスなどのオルガン弾きが有名どころ・・・ジャズ・オルガンと言えば黒人プレイヤーが多いのですが、これは、アメリカ南部において巨大なパイプオルガンを置くことができない教会で、コンパクトで持ち運びできるハモンド・オルガンを使用していたことがその理由の一つ。(持ち運びできるといっても、重さが200キロ近くあるヘビー級)
ハモンド・オルガンには、ドローバーと呼ばれる細長い数字が刻まれた引き出し棒が並んでいて、このドローバーを引き出したり押し込んだりして、音色を様々変化させることが出来るのですが、なんと、ドローバーによる組み合わせ音色は、約2億5千3百万通り創り出せるというもので、その昔は、自分の創り出したドローバーのセッティングを人に見られないように、ドローバーの上に布切れやハンカチを被せて弾いていたオルガニストもおりました。
ポピュラー音楽では、プロコルハルムの「青い影」がオルガンサウンドの代表的な曲であろうと思いますが・・・あのイントロを耳にしただけで、亀さん、甘酸っぱくも切ない同棲時代じゃなく・・・初恋時代を思い出すのではないでしょうか??
テレビドラマのテーマソングで印象的なオルガンソロを聴かせる「太陽にほえろ!」も忘れられない一曲。


そして、もう一本。
カーペンターズの映像「シング」(ライブ・イン・ジャパン)を取り上げておりましたが、こちらも思い出深い一曲です。
カレン・カーペンターの歌声は、世界にひとつしかない・・・ヴォーカルという楽器を担当しているわけで、最もチューニングに気を遣う楽器なのかも知れません。
カーペンターズのライブを見ると、ステージ上に、コンパクトなピアノが置いてあります。これは、ウーリッツァー・エレクトリック・ピアノ。
このエレクトリック・ピアノ、少々厄介というか、人間と同じように一人一人ではなく・・・一台一台、サウンド(性格個性)が違い・・・気の合う相棒と巡り会うには、手間暇かかります。中には、ルサンチな性格丸出しなエレピもある・・・かも知れませんが?
カーペンターズに参加しているウーリッツァー・エレピは、カレンと一緒に歌える最良の相棒のようです。
エレピを使用した演奏といえば、リヒャルト・シュトラウス作曲による「ツァラツストラはかく語りき」のジャズヴァージョン(デオダートの演奏)があります。一杯飲みながら聴いていると、心地良く酔えます。

曲そのものを聴き流すだけでなく、一つの楽器の響きに耳をダンボにして聴き入ってみるのも良いものです。普段よく耳にする好みの、あの曲、この曲に意外な発見・・・今まで全く気付かなかったフレーズが確認できるかも知れません。耳の使い方を一工夫する訓練も時には・・・暇つぶしに。

ーー追記ーー

作曲家、渡辺岳夫の音源を数年ぶりに引っ張り出して、今、聴いております。渡辺岳夫は、56歳(1933年~1989年)という若さで亡くなってしまいましたが、数多くの作品を残しています。そのなかのひとつ、
「血の汗 流せ 涙をふくな ゆけゆけ飛雄馬 どんと行け」
は、代表曲に数えられるもの。
アニメ「巨人の星」放映当時、同作品の録音監督をしていた山崎あきら氏は、当時を振り返り、
「渡辺さんは、巨人の星のテーマ曲を何パターンか作っているんです。最初は、その中で一番スマートなものに決定しかけていたんですが、最終的に、寮歌っぽい「ゆけゆけ飛雄馬」が、テーマとして選ばれたんです。最初は泥臭いかもしれないけど、逆に、ねばっこくていつまでも耳に残っている・・・」
と語っています 。
ミディアムテンポで泥臭さを感じさせるテーマ曲を含む、「巨人の星」オリジナル・サウンドトラックがありますが、アニメドラマの単なる脇役助っ人ではなく、音楽作品として十二分に楽しめるものです。
「巨人の星」といえば、忘れられないのが・・・山村暮鳥の詩と、日高美奈。

「おうい 雲よ
ゆうゆうと
馬鹿にのんきそうじゃないか
どこまでゆくんだ
ずっと磐城平の方までゆくんか」

日高美奈の好きな詩であったと、記憶しております。


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青い影~プロコルハルム A Whiter Shade of Pale~Procol Harum


太陽にほえろ!


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Eumir Deodato & The Heritage Orchestra - A. S. Zarathustra


巨人の星


青木理の『安倍三代』
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ジャーナリストの青木理氏の筆による、『「祖父は反戦政治家」安倍首相が決して語らない、もう一つの系譜』という記事を読んだ。同記事は青木氏本人が著した『安倍三代』を下敷きにした記事で、安倍首相の父方の祖父・安倍寛、父・安倍晋太郎、安倍晋三の三人についての人物評といった記事だ。同記事に目を通せば分かるように、青木氏は安倍首相の父方の祖父、そして父を高く評価しているのが分かる。

一方、安倍首相について青木氏は、同記事中で以下のように酷評している。

失礼ながら、恐ろしくつまらない男だった。少なくとも、ノンフィクションライターの琴線をくすぐるようなエピソードはほとんど持ち合わせていない男だった。誤解してほしくないのだが、決して悪人でもなければ、稀代の策略家でもなければ、根っからの右派思想の持ち主でもない。むしろ極めて凡庸で、なんの変哲もなく、可もなく不可もなく、あえて評するなら、ごくごく育ちのいいおぼっちゃまにすぎなかった。

言葉を変えるなら、内側から溢れ出るような志を抱いて政治を目指した男ではまったくない。名門の政治一家にたまたま生を受け、その“運命”やら“宿命”やらといった外的要因によって政界に迷い込み、与えられた役割をなんとか無難に、できるならば見事に演じ切りたいと思っている世襲政治家。


亀さんは青木氏の著書を読んだことはないものの、定期購読している『月刊日本』に青木氏が寄稿していることもあり、気骨あるジャーナリストとして高く評価していた。たとえば、三年以上前に書いた拙稿「いま 集団的自衛権を考える 2」でも、青木氏を以下のように評価している。

NHK経営委員が新会長に任命したのが、あの籾井勝人氏であった。この籾井氏、就任早々色々と問題発言を引き起こし、結局は国会やNHK番組で〝謝罪〟したのだが、そのあたりについて以下の青木理氏の批判は正しく、必聴である。


また、当時の亀さんは安倍晋三の人物を見抜けていなかったこともあり、以下のように書いてしまったものである。

安倍首相はアメリカのネオコン(戦争屋)の流れを汲む人物である事実である。ネオコンの正体を知れば、何故に安倍首相が熱心に原子力発電所を海外にセールスし、さらには武器輸出三原則を全面的に見直すことで、輸出への道を開こうとしているのかが見えてくる。


今読み返してみるに赤面の至りだが、当時は安倍首相が本当にネオコンの手羽先と思っていたのである。しかし、当時の官邸を牛耳っていたネオコンに逆らおうものなら、確実に死が待っていたのだ。だから、当時の安倍首相のあれは、面従腹背のポーズだったことが今にして分かるのだし、このあたりは拙稿「面従腹背」に書いているが、特に同稿の最後に転載した安西正鷹さんの記事、実に優れた記事なので以下に再掲しておこう。

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ともあれ、上記の青木理氏の記事を読む限り、同氏は今でも安倍首相の人物がまったく分かっていないし、ネオコンの太鼓持ち、換言すれば売国奴に成り下がっているのにも気づいていない。だからこそ、ネオコン系のテレビ朝日の「モーニングショー」にコメンテーターとして出演でき、朝日新聞出版から『安倍三代』を出せたのも頷けるのだ。以下の画像は「テレビにだまされないぞぉⅡ」から拝借したものだが、同ブログに載っている青木氏の発言を読む限り、安倍首相が国士であることに、同氏が丸で気づいていないのは確かである。

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ロシアのエネルギー事情
世の中、フルベッキ写真なるものが存在する。お雇い外国人のフルベッキを囲んで、明治天皇、岩倉具視、勝海舟、坂本龍馬、西郷隆盛、大久保利通、伊藤博文、横井小楠、高杉晋作、副島種臣、小松帯刀、大隈重信、大村益次郎といった、そうそうたる大物が一堂に写る集合写真という触れ込みだ。しかし、左に挙げた大物は誰一人として写っていない、というのが本当のところで、そのあたりについて亀さんは、拙稿「フルベッキ写真に写るは…」に書いた。

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なを、慶応大学の高橋先生(当時)が、フルベッキ写真の真実についての論文を執筆されており、それを亀さんの旧ブログにアップしているので、関心のある読者に一読してもらえたら幸いだ。
http://pro.cocolog-tcom.com/edu/2007/01/post_1dcc.html

掲示板「放知技」への拙投稿がきっかけで、この高橋先生の論文に久しぶりに目を通して改めて思ったことは、徹底して検証を重ねることの大切さである。これはロシアのエネルギー事情についても云えることで、ロシアの主な外貨獲得源である石油や天然ガス事情を、正確に把握しておくことの必要性を感じたので、JBpressに掲載されていた杉浦敏広氏という人の記事を、昨日はじっくりと目を通してみた。ちなみに、杉浦氏は現在、環日本海経済研究所共同研究員という要職にあるが、かつて伊藤忠に在籍時はソデコ(サハリン石油ガス開発)に出向、サハリン事務所計7年間にわたり勤務するなど、ロシアのエネルギー事情に精通したプロフェッショナルである。

最初に、昨年の記事になるが、石油と天然ガスがロシアにとって、どれほどの意味があるのかが、一目で分かる図が載っていたので以下に転載しておく。

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 ロシア国庫収入の約半分が石油・ガス関連税収、輸出額の約7割が天然資源輸出だが、アゼルバイジャンでは国庫収入の7割以上が石油・ガス関連収入であり、石油・ガス輸出金額は輸出総額の9割以上になる。
油価下落で最大の試練を迎えたプーチン大統領


ロシアにとって石油や天然ガスが、大きな意味を持つことを頭に入れたところで、続いて杉浦氏の他の記事を読み、目を引いた記述を幾つか引用しておきたい。なを、杉浦氏のプーチン観については、同意できぬ点が幾つかあったものの、今回はロシアのエネルギー事情に的を絞るべく、敢えて目を瞑ることにした。

最初に驚いたのは、日本のエネルギー評論家らのデタラメぶりが、甚だしいという事実であった。そのやり玉に挙げられていた評論家らに、たとえば『ロシア・ショック』(講談社)を著した大前研一氏がいる。

世の中には間違いだらけのロシア・エネルギー論やパイプライン談義が横行しており、権威ある学者や知識人が書いた本や記事の中にも多くの間違いがある。
パイプラインを知らなすぎるエネルギー評論家たち


次に、民間企業がパイプライン(P/L)建設を検討する際、三つの要件を検討しなければならないと杉浦氏は指摘しているが、書籍・雑誌・ネット等で学者や識者がパイプラインについて言及した時、以下の三点の要件を念頭に置けば、その学者や識者のエネルギー論のレベルが、手に取るように分かるはずなので、今後の読者の〝モノサシ〟として活用していただけたら幸いだ。

 私企業が長距離幹線P/L建設構想を検討する場合、下記3要件をまず考慮する必要がある。

●何を輸送するのか? (原油・石油製品・天然ガス・水?)
●どこから?どこまで建設するのか? (供給源と需要家は存在するのか?)
●P/L建設費は回収可能か? (経済合理性は?)

 そのP/Lで何をどれだけ輸送するのかにより、使用される鋼管の鋼種・品質・口径や輸送圧力が決まる。私企業にとりP/L建設費・運営費が回収可能かどうかは非常に重要な判断材料になるが、実務に疎い学者や知識人のP/L談義には、往々にしてこの視点がすっぽりと欠けていることが多い。

パイプラインを知らなすぎるエネルギー評論家たち


また、ロシアのエネルギー事情を考察する上で、以下の記事も大いに役に立つと思う。サハリンから日本に向けたパイプライン建設構想を、日本側で打ち出したものの、杉浦氏というプロフェッショナルの眼から見れば、フィールド・スタディがデタラメであることが暴露されており、貴重な記事と云えよう。

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サハリンから日本向けパイプライン建設構想の実現可能性は?
 筆者は海外で長年、実際に海洋鉱区の探鉱・開発や長距離幹線P/Lの建設事業に従事してきました。その経験から申せば、今回の暫定F/Sに記載されている、S-3海洋鉱区を天然ガス供給源とする、2022年全面稼働前提の日本縦断陸上P/L建設構想は“机上の空論”としか言いようがありません。

エネルギー評論家の意見を鵜呑みにしては危ない


以下の別記事も、サハリンから日本向けパイプライン建設構想についてのものだが、前記事よりも一段と厳しく、「日本縦断陸上天然ガスP/L建設構想は国益を毀損する」と、杉浦氏はバッサリと斬り捨てている。

国益を毀損する日本縦断陸上天然ガスP/L建設構想
 上記より筆者は、日本側が策定したとされる暫定企業化調査の内容は非現実的であり、数字には整合性がないと考えている。

 日本側策定の暫定企業化調査は、単に日本縦断陸上P/Lを建設したいという願望の表明にすぎず、これは国土強靭化計画の一環という錦の御旗を前面・全面に押し出した、利権目当てのP/L建設構想と言わざるを得ない。

日本縦断陸上パイプライン構想の大不思議


最後に、杉浦氏の最新記事から、亀さんが注目した記述を二点挙げておこう。

筆者は、ロシアのエネルギーを理解する鍵は次の3点と考えます。

(1)ロシアは信頼に足る資源供給源。
(2)ロシアにとり欧州は最重要市場。
(3)ロシアは輸出市場の拡大と輸送路の多様化を目指す。

世界の信頼度:米国とロシアの立場が逆転?


上記(1)~(3)にピンと来ない場合は、記事に目を通して直接確認していただきたい。次にロシアと中国は〝最大の敵性国家同士〟という杉浦氏の意見、亀さんも概ね賛成だ。

プーチン・ロシアにとり中国とは?
 筆者は、プーチン・ロシアにとり最大の敵性国家は中国だと考えております。この点には異論もあろうかと思いますが、筆者はそう理解しています。

 日本にとり最大の敵性国家が米国であると同様、ロシアにとり最大の敵性国家は中国、とプーチン大統領は認識しているものと推測します。

 ロシアと中国が長い国境線を挟んで隣国同士であり、そこから多くの問題が生じてきたことを考えれば、ロシアが中国に対して(そして中国がロシアに対して)警戒感を抱くのは当然と言えましょう。

 このような状況認識のもとで、ロシアは中国との間で戦略的パートナーシップを構築しています。敵性国家たる隣国との友好関係維持こそ、自国の国益に適うと正しく理解しているからです。敵性国家を研究し、理解し、友好関係を築くことこそ国益に適います。

世界の信頼度:米国とロシアの立場が逆転?


【別報】
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日曜日の東京新聞に載った吉永小百合の「私の十本」(20)


和尚の絶筆
現在発売中の『ビッグコミック』に連載中である、「荷風になりたい」に印象に残るシーンが登場した。どのシーンを指しているのかは、本稿の最後に転載しておいたので見てもらうとして、永井荷風と谷崎潤一郎の文士としての交流が、どのようなものだったのかが一目で分かるシーンだ。

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谷崎潤一郎と云えば、天台宗の大僧正だった今東光を思い出す。谷崎と和尚の交流を拙稿「谷崎潤一郎の学殖の豊かさ」に書いた時、亀さんは改めて谷崎の凄さを再認識したものだ。その谷崎との交流録を和尚自身が書いているのが、『十二階崩壊』という本だ。この本は和尚の絶筆となった本であり、そのため未完の本でもある。その後になって同書を入手したものの、仕事に追われて未だにページを開いていなかったのだが、『ビッグコミック』の最新号を見て改めて目を通したいと思い、そこで今、パラパラと同書を捲ってみたが、和尚の谷崎との交流の深さが窺い知れるだけではなく、和尚の赤裸々な青春時代の体験が至る所に綴ってあった。因みに、書名の「十二階」だが、「十二階下の女」という隠語があり、娼婦を意味する。かつて浅草にあった、凌雲閣という12階建ての塔を指しているようだ。つまり、放知技の常連さんの一人、歌麿オマンゴロ~ノヴィッチ・ニコチンスキーさん(以降、歌麿)が、泣いて喜びそうな遊びの里についての本というわけだ(爆)。歌麿さん、スケベ和尚は曹洞宗から天台宗に鞍替えしたと書いているが、亀さんは和尚の〝本願〟は立川流だったのではと推測している。以下の拙稿を参照されたい。
真言立川流と今東光

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ちなみに、天台宗および真言立川流は深い繋がりがあるのではと、亀さんは睨んでいる。以下の記事に、「真言立川流が天台宗と文観以降、どのように関わっていたのか調べていこうと思う」と書いたが、仕事(翻訳)に追われている身、未だに果たせないでいる。
真言立川流と今東光 2

それから、歌麿さんは以下のように書いているんだが…

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http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16113357/323/

あのぉ~、今東光は大卒ではなく、中学中退ですぜ(笑)。しかも、二回も中学を追い出されている…(爆)。このあたりは、『最後の極道辻説法』(p.182~)に書いてあるので、この機会に以下に転載しておこう。まぁ、見方によっては、一高(東大)を卒業したと言えなくもないか…(爆)。

弟の友人をニセ一高生と思い、確かめにいくと
川端(康成)とはじめて会った頃は、オレは東大のある本郷のゴロでね。つまらん女とケンカしたかして、面白くなくて、西片町にある自宅へたまに帰ろうと思って、本郷通りをブラブラ、昼間、赤門の前を通って歩いてきたんだ。
そうしたら向こうから、ガランゴロンって下駄を鳴らしながら、まっさらの一高の帽子をかぶって、♪ああ玉杯に……と昼間から歌をうたいながら歩いている野郎が来たんだ。あの野郎こっちに来やがる、と思ってたら、向こうもオレの方を見てる。おかしな野郎だな、オレにガンつけやがって……。
これはひとつ、ここでケンカかな、と思いつつ、だんだん近寄ってった。そうしたら、
「東光さんじゃない?」
「誰だっけ?」
オレの二番目の弟と同級生の池田という男なんだ。あんまりできもしないような。
「ああ池田か。トラやないか」
「おお、トラや」
「おまえ、いい道具、手に入れたな」
オレはそいつの着ている一高の制服と帽子を〝道具〟だと思ってたんだよ。
「おまえ、そいつでコレひっかけているんだろう? 捕まったらドつかれるぞ、一高の奴に」
「阿呆なこと言ってくれるな。ぼくは本当の一高生だよ」
「そんな……。おまえみたいな頭の悪い奴が入れるか、一高に」
「いや、ぼくは補欠で入ったんや」
参ったよ、オレ、これには。こんな野郎が一高に入ってるのに、オレは相変らずだしな。
「おまえ、ほんまに一高やったら、おまえのとこに行ってみるぞ。何ていう寮にいるんだい?」
「北寮何番の何とか」って言うから、翌日、オレ行ってやったんだよ。いたんだ、本当に。
そいつが、
「東光さん、文学好きなのが数人おるのや」
って。一部屋に八人もいたかな、万年床の上にあぐらかいて。その中にいたんだよ、川端が。
「これ、川端康成って、文学。これは鈴木彦次郎。これは石浜金作で、石川知行っていう経済学者の弟や」
みんな文学好きなんで、今度は池田そっちのけでな。すっかり面白くなって、「今度、今のうちへ行こうや」なんてことになった。

寮に泊りこんで、寮の飯食って……
こうして年中一高へ行って、夜の九時、十時までしゃべりこんでしまう。一高の門限は九時なんだ。
「門が閉まるから、オレ帰るよ」
「いや、門を越えて行きゃあいいから、もう少しいいだろう」
なんて夜遅くまでひきとめるんだ。一高って面白いとこでね。塀を越えて入ると制裁されるんだが、門限になっても堂々と表門をよじ登って越えるぶんにはかまわないんだよ。外のすぐそばには交番が、内側には風紀係がいて見てる。塀を越える奴には鉄拳制裁。ドツキ回すんだから。門の上から来る奴は、酔っばらってモタモタしてるとお巡りまで尻おしてくれてな。
川端は度胸のいい奴だから、
「この部屋は八人だが、一人や二人はうちへ帰ったり、どこか女のとこへ泊りよる。誰かのあいてるふとんにもぐりこんで、泊って、一晩中喋っていかないか」って言うんだ。それでオレがもぐりこむんだけど、寝ていると夜中に帰ってくる奴がいるんだ。
「あれ!? 誰かおれの床、もぐってる」
そうするとオレが、
「うるさいな。足元から入って寝てろ!」
無茶苦茶だよ。オレは枕を占領して、向こうは座ぶとん折ってな。
「いろんなむずかしい話してもわからん奴は、思想がないんだから、足元で十分だ」と勝手な理屈つけて。今日はこっちへ寝たと思ったら、明日はここへ寝たりと、空いた床、空いた床寝て、もう家に帰らない。
一高前に「のんき」というおでん屋があって、そこへ行ってオレは飯を食うんだ。そうすると川端が、「そんな無駄せんで、ええやないか。寮の食堂へ行こうや。食いに来ない連中がいるから、そいつの分、食うのは、別に学校へも迷惑をかけないし、政府にも損害かけてることにならへんやないか」
「ああ、それはいい考えや。行こう」
そんなわけで、オレも一緒になって食堂へ。ただ、月謝納めてないから教室だけには入れない。一高はちゃんと出欠とるからね。東大になると、もう誰が入ったっていいけどね。
教室へ入れないかわりに、奴らの使っている本を見るんだ。
「ここわからへん」「これはこういうことやな?」と、あいつらの教科書みんな見ちゃった。
当時、一高の入学は九月だった。その九月の末か十月には、もう一高に入りびたりだったから、ほとんど康と一緒に入って大学出るまで暮らしたようなもんだ。こうやって、一高三年、とにかく無事に卒業しましてね


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定常経済?
「ダイヤモンド・オンライン」に、経済学者・水野和夫氏のインタビュー記事が載った。
世界は閉じた地域帝国に再編、経済成長は終わる

最初に、水野氏の以下の発言に注目されたい。

 国家が、世界に向かっての「拡張」から、世界に対して「閉じる」という選択をし始めていると見ています。こうした状況は今後も続く見通しで、これからは世界がいくつかの閉じた「地域帝国」に再編される一方、経済は閉じた世界を舞台に、ほとんど成長のない「定常経済」に落ち着いていくということです。


経済は閉じた世界を舞台に、ほとんど成長のない定常経済に落ち着いていく」と、水野氏は主張していることが分かる。しかし、現実の世界は、水野氏の主張とは真逆の道を歩みつつある。そのあたりが良く分かるのが、飯山一郎さんの以下のHP記事である。殊に、経済の観点から注目していただきたいのは以下の記述だ。

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『てげてげ』『放知技』の「客層」が様変わり!

このような視点が、水野氏には欠けているのである。インタビュー記事が掲載されたのは昨日(7月20日)なのだから、日本がEUと緊密な経済協定を結んだニュースについて、水野氏の耳にも入ってるはずだが、なぜかそのあたりの言及がまったくない。この経済協定が如何に途方もないことであるか、以下の記事を一読すれば分かる。特に注目していただきたいのは以下の記述…。

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政治家は,結果・成果・業績で評価すること

ここで、現在の安倍首相を理解する上で欠かせないキーワードは、「国家資本主義」であることを付言しておきたい。従来の資本主義や共産主義と比較して、何処がどう異なるのかについては、掲示板「放知技」の論客の一人、mespesadoさんの投稿を熟読すれば自ずと理解できよう。

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http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16155707/231/

ほんの一年ほど前までの亀さんは、水野氏の記事や本を高く評価してきた。しかし、ある時点を境に、水野氏に対する見方が大きく変わったのだが、そのあたりについては拙稿「トランプ革命」で言及した。