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人生は冥土までの暇潰し

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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
健康観の見直し
25年近く前にサラリーマン生活から足を洗い、独立開業の世界(フリーランス)に飛び込んだ当時、仕事を承っていた会社はすべて国内の翻訳会社だった。しかし、今では海外の会社から承る仕事が100%になっている。そうなった最大の理由は翻訳料金で、日本の翻訳会社よりも遙かに良かったからである。少なくとも、平均的な日本の翻訳会社よりも二倍、場合によっては三倍の料金をもらっている。斯様に、日本と欧米とで翻訳料金の格差が広がってしまったのも、バブル崩壊以降の我が国の停滞であり、ここ30年以上にわたり会社員の給与が殆ど変わらなかったからだ。寧ろ、お上に搾り取られてきた、換言すれば増税につぐ増税が続いたため、さらに給与が目減りしたというのが本当のところだ。加えて、消費税という名の〝増税〟が加わり、今度はインボイスという〝増税〟が導入されることになった。


【高橋洋一さん、中田あっちゃん、ホリエモン、ひろゆき・・・に見てもらいたい】決定版!消費税の正体 消費税は預り金ではありません

幸い、小生の場合は海外との取引が中心なので、消費税やインボイスといった国税、もとい、〝酷税〟とは無縁の仕事だ。だから、確定申告書の作成も簡単に済ませられるのは有り難い。尤も、実弟が国税関係の仕事をしていることもあって、小生は正直に申告して人並みに税金を納めてきた。

さて、先ほど漸く大量の仕事が終わったので、急ぎブログ記事をアップしよう。今回のテーマは健康についてだ。健康をテーマに記事を書こうと思い立ったのは、以下の動画を観たからである。


【第16回 幸せ砂時計サイエンス】間違った健康知識が人生を狂わせる

今回の動画を観た小生、健康観の訂正を迫られることになった。それは、「運動」と「電子レンジ」である。

最初に運動。高校時代は合気道の稽古に明け暮れたが、その甲斐あって三年間にわたる海外放浪の旅を実現できた。さらに、三十路を過ぎた頃にヨガスクールに入学、二年前に背骨を骨折し、一ヶ月ほど入院するまでの四十年間近く続けてきた。ただ、残念ながら入院してからというもの、未だにヨガを再開していないが、長年ヨガをやってきたこともあって、大分ヨガという名の貯金が貯まっているようで、退院してから二年近く経ってもいたって健康である。

健康なのは何も合気道やヨガのお陰だけではない。自家培養している乳酸菌ヨーグルトを摂取し続けてきたことで、腸内環境が見違えるように改善された。また、食事も一日一食を原則とし、玄米中心の食生活に切り替えたのも大きかったのだろう。だから、2020年の正月に台湾から帰国した時、薄着だったため風邪を引いてしまったが、それからというもの、一度も風邪を引いたことはない。また、薬というものは、近所の歯医者が処方してくれた、痛み止め用の抗生物質を服用した以外、薬という薬は一切服用していない。例外として、神経痛を患ったので今年の二月に診察を受け、処方してもらった一ヶ月分(30錠)の薬を、診察を受けた当日に一錠服用しただけで、あとは一切服用していない。

少し横道にそれてしまったので話を運動に戻す。今の小生の日常は椅子に座って、パソコンに向かって翻訳の仕事をしていることもあって、雨天以外の日は散歩したいと思っていた。しかし、生来の怠け癖と仕事に忙殺されていたことも重なって、時々用事があって街に出るくらいだ。その用事も、タバコや酒のつまみを買うためだ。酒につまみは欠かせないし、タバコに健康に良いからである。

タバコと酒の話でまた横道に逸れそうなので、再び話を運動に戻すと、上掲の動画で「運動はするべきではない」、という武田邦彦氏の発言に小生は注目した。小生の場合、古希を過ぎたこともあって、激しい運動は避けて散歩ていどでE-だろうと思っていたが、武田氏の話に耳を傾けながら、「別に運動なんかしなくても、まぁいいか。散歩も酒タバコを買いに行く時だけでE-」と思ったものである。そのあたりについ解説している、大愚和尚の動画を紹介しておこう。


一生ものの「足腰」を鍛える3つの対策

身体は鍛える必要はなく、「柔軟」にしていくことが大切という大愚和尚の言葉には心から同意する。だから、三十路を迎えた頃にヨガを始めた自分を誉めたいと今では思う。

大愚和尚は長年にわたり天寿を全うした人たちの葬儀の後、親族に「お爺ちゃん(またはお婆ちゃん)の生前の生活はどうでしたか?」と、必ず聞き出していたと言う。そして、長生きした人たちの健康法に共通するものが三点あると大愚和尚は語った。

1.身体を動かせ
運動ではなく、家の掃除や畑の草むしりといった、日常的なことに身体を動かすことが良いそうだ。この大愚和尚の言葉を聞いてからというもの、身体を鍛えねばという強迫観念がきれいに消えたものである。
2.自分に刺激を与えよ
年寄りは労るのではなく、むしろ逆にこき使えということだ。だから、老親のいる人たちは、あまり老親を労るのは止めるべきだろう。
3.精神的に楽しめ
心を柔軟にしろということである。具体的な方法について関心のある読者は、大愚和尚の動画で確認していただきたい。


以上、三点を常に意識していること、これこそが冥土までの暇潰しのコツと云えそうだ。

小生は健康や病院に関する記事も数本書いているので、関心があれば一読願いたい。たとえば・・・

大学病院が患者を死なせるとき
医者に殺されない47の心得
メタボの暴走


神計らいか、へっぴりごしさんのブログでも健康について取り上げていた。
ワクチン禍の時代が教えてくれた「これからの医療受診への心構え」[その1]

次に、電子レンジ。小生は長年にわたって電子レンジで温めた食べ物は、健康に有害であると信じていたこともあり、極力レンジは使わないように努めてきた。しかし、上掲の武田氏の動画を観て、「アレ?」と思ったのである。電子レンジで温めても何等心配はないと語る、武田氏の言葉を耳にして驚いたものだし、即座に、「そうなんだろうな」と思ったものだ。それは、武田氏が科学者であり、同氏の発言は十分に検証された科学データをもとにしての発言だからである。

さて、久しぶりに完全な週末の休みを満悦中だ。溜まった書籍に目を通したり、録画を観ようと思っている。ともあれ、明後日の月曜の夜には、再び仕事が入ってくるだろうし、それまでの貴重な骨休みとなる。

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生涯現役
ここ三週間ほど、連日のように仕事に忙殺され(仕事という名の登山)、締め切りとの格闘が続いていた。それでも、昨日の午後あたりには山頂を極めたようで、今日からは下山が続く日々になるだろうとの予感があり、身体を休める意味でも期待したいところだ。

掲示板「放知技」でシ・サワットさんが、「生涯現役、うらやましい限り」と書いてくれたが、思い起こせばサラリーマンから足を洗って、フリーランスとして翻訳の世界に飛び込んだのが1998年、今年でちょうど四半世紀の時間が経ったわけで、当時は還暦を少し過ぎた頃、つまり65歳あたりで引退するだろうと思っていただけに、それから5年が過ぎただけではなく、まだまだ当面は仕事を続けられそうなのは嬉しい。今では、生涯現役で冥土までの人生を、このまま突っ走っていくのかもしれないなと、ふと思う今日この頃だ。

さて、現役を続けてきたことで、そのメリットとデメリットに気づくようになったこともあり、そのあたりを今回は書いてみよう。

メリットとしては、毎日が日曜日というわけにはいかないため、小人閑居して不善を為すで言うところの暇が無いが、これは小人の自分としては大きい。一ヶ月ほど前、仕事が極端に少なかった日々が続いたことがあったが、生活に張り合いが無くなったような気分になったものだし、改めて暇というものは、こういうものなかと思い知らされた次第である。だから、その間はブログ記事を書いたり、溜まりに溜まった本や録画を観るようにしたのだが、それでもダラダラ感は否めなかったものだ。


【公式】父の利己的な介護のせいで家族が大迷惑…注意しても頑として聞いてくれません【武田邦彦】

また、仕事を通して毎日のように海外の翻訳会社と、電話やメールでやり取りをしていることもあって、社会との繋がりを保ち続けられるので、孤独というものを一切感じないし、人様のお役に立てているので生活に張りが出てくる。それに、翻訳料金が振り込まれるので、金銭的な心配もせずに済むのは何よりも有り難い。また、少し前までの小生は、子どもたちが学業を終えるまではという、責任感というか、プレッシャーがあったのだが、今では子どもたちにかかる学資などを稼がねばという重圧から解放されたこともあり、漸く〝自由〟を得たように思う。

だから、今までの小生は万一のことを考え、子どもたちが大学を卒業できるよう生命保険などに入っていたものだが、今ではそうした心配が無くなったこともあり、生命保険などはすべて解約、西郷隆盛ではないが、「児孫のために美田を買わず」ということで、自分の葬儀代ていどを残しておけば良しとしているので、老後のために貯蓄しなければという心配事は、頭からきれいさっぱり消えた。

デメリットとしては、やはり健康だ。特に、一昨年の秋に背骨を骨折して一ヶ月ほど入院生活を送ってからというもの、大分身体にガタが来たように感じている。だから、仕事から一応は解放された今日あたりから、健康のために再び散歩にでも出かけてみようと思っている。

健康と言えば、長期入院してからというもの、神経関連の病で悩む日が増えてきた。神計らいか、NHKのヒューマニエンスというシリーズで、「“神経” 謎だらけのネットワーク」 と題する番組を録画してあったので、今朝、見てみた。神経と言えば、「生命」と題したブログ記事を小生は前に書いている。

小生はNHKの「ヒューマニエンス」というシリーズ番組を、ほぼ欠かさず観ているのだが、この番組を観る度に思うは、人智を超えた「神」の存在である。


今回の番組のテーマが神経、すなわち「神の経(みち)」だったということもあり、改めて神の存在を強く意識した。

同記事で小生は、「人間は本当に自由意志を持っているのか?」と題した動画を紹介しているが、「量子力学と仏教」といったテーマを含め、書きたいブログ記事のテーマが山積なので、溜まった積ん読の本や録画を鑑賞しながら、何等かの記事を書ければと思っている。

自分の頭で考える
拙稿「赤いシリコンバレー」で紹介した大井幸子女史が、「世界秩序」についての動画も公開していた。


今後のマーケット動向を左右する世界秩序の変動について解説します【ウクライナ侵攻から1年】

2月23日に収録したという大井女史の動画を観て、「何だかなぁ・・・」という印象が拭えなかった。確かに、大井女史の経済・金融に関する動画は概ね肯定できるし、安心して観ていられるのだが、こと政治や軍事の話になると、途端に正鵠を失する話のオンパレードになってしまう。そうなる原因が今までは分からなかったのだが、改めて調べてみたところ、どうやら地政学者である奥山真司氏の影響を受けていることが分かった。

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【奥山真司×大井幸子 後半】2020年代 金融・デジタル通貨・安全保障・技術戦争はどうなっていくのか?/国際金融と地政学から見た未来予想図

奥山氏に関しては、小生は名前を知っている程度で、同氏の本や記事に目を通したことはない。しかし、上掲の大井女史の動画を観て、初めて奥山氏の地政学に触れたと思った。どうやら奥山氏、ランドパワーvs.リムパワーという捉え方をしているようだ。

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大井女史の言葉ではランドパワーvs.シーパワー、奥山氏の言葉ではランドパワーvs.ラムパワーということになると思うが、そうした見方が地政学にあるのは知っていたし、ランドパワーとシーパワーの間に横たわる、地勢的な戦略の立て方に違いがあることも把握していたつもりだ。たとえば、ロシアの場合はランドパワーに属するが、このあたりは拙稿「「今のロシア」がわかる本」に書いた。

ところで、大井女史の動画に登場する、ハートランドはマッキンダーが提唱したもので、そのマッキンダー理論を叩き台にして、「リムランド」なる新理論を打ち立てたのが、ニコラス・J・スパイクマンだった。
地政学/理論/リムランド理論

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リムパワー、確かに一つの見方ではあると思うが、世界戦略情報誌『みち』で最近まで展開されていた、神子田龍山さんの「地政学と伝統玄秘学」シリーズ(全47回)、これに目を通した身として、スパイクマンの理論は腑に落ちない。そのあたりの理由については、神子田さんの地政学理論を解説する必要があり、これは長大な記事になりそうなので、気が向いた時にでもブログ記事にしたい。

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map of multipolar four zones

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ともあれ、大井女史というか奥山氏の地政学理論には、拙稿「習近平とバイデン」でも示した上掲図にある、ツランやフェニキア、さらには権力や権威という視座が完全に欠落している。だからこそ、小生は神子田さんの地政学理論を支持するのだ。つまり、神子田さんの理論には、しっかりとツランという視座が組み込まれているのである。

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また、大井女史の語るところによれば、TRICKSというグループがあり、これは、トルコ、ロシア、イラン、中国、北朝鮮を指しているとのことだ。しかし、ロシアと中国を一括りにするのは馬鹿げている。その理由については、拙稿「平和の使者?」で既に述べたことだが、それに加えて、トルコ、イラン、北朝鮮も一緒くたにするとは、呆れて物も言えない。

それから、大井女史の動画にあった以下の世界情勢の解説・・・

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「アメリカの3大戦略地域」として、ヨーロッパ、中東、および東アジアを米国の三大戦略地域として位置づけているが、たとえば中東の場合、サウジアラビアを例に挙げるまでもなく、今や中東のアメリカ離れが進んでいる。それなのに、こうした点を無視しているのは個人的に納得できない。

ここで、情報というものを捉え直す必要がある。以下の動画は拙稿「平和の使者?」でも紹介しているが、ここでも再掲しておこう。


情報操作に騙されないためには?

この動画で小名木善行氏は、「自分の物差しを持て」と力説、さらには、「自分の頭で考える」ことの大切さを訴えている。

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この「自分の頭で考える」という小名木氏の言葉で、改めて画面冒頭に「学び、考え、行動する」としている意味を、よく噛みしめていただければと思う。そのためにも、自分の物差しを持つべきなのである。

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この「自分の頭で考える」について、文化的考察を加えるとしたら、以下の動画がピッタシであり、目から鱗が落ちること請け合いである。


【武田邦彦】三菱商事の専務から世界中が度肝を抜く衝撃的な話を聞きました! 日本では当たり前の「恩」について理解すれば、ロシアがウク

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「自分でものを考え、自分で自分を作っていく」ことができるのは、日本人だけという武田邦彦氏の視点、正に目から鱗だった。

まんぞくまんぞく
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大光寺

家の近くに大光寺(真言宗智山派)という寺がある。隣組は七軒だが、そのうちの四軒が大光寺の檀家で、拙宅は同じ真言宗智山派である、観音寺の檀家ということもあり、近所付き合いで大光寺との付き合いもある。

数日前、見知らぬ初老の男性が道から声をかけてきた。しかし、見覚えがない。そこで訊いてみたところ、同学年だったT君の姓を名乗り、T君の弟のN君だと言う。なんでも、今春から大光寺のお世話人を担当することになったので、挨拶回りに来たとのことだった。

話の途中、「子どもの頃は大変お世話になりました」と言われたが、小学生になって以降のT君の弟とは会った記憶が無かったので、どうしても目の前にいる初老の男性が、当時は可愛かったT君の弟と結びつかない・・・。そして、時の流れの早さを思い知らされた。また、小生と同学年だった長男はどうしているのかと訊くと、何でも市内の中山に居を構えているとのこと。道理で、道で会わなかったわけである。

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ところで最近、録画しておいた時代劇ドラマ「まんぞくまんぞく」を観た。昨年末の12月30日に放送されたものだが、仕事や雑用が一段落した今、漸く観ることができた次第である。

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石橋静河主演『まんぞく まんぞく』NHK BSにて12月放送 共演に永山絢斗、國村隼ら

この「まんぞくまんぞく」、久しぶりに観た良い時代劇だったと思う。主人公は大身旗本堀家の養女・真琴だったが、その真琴役を演じたのが石橋静河だった。どこかで見たような顔立ちだったので、彼女について調べてみたところ、あの原田美枝子の娘と知った。

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小生にとっての原田美枝子と言えば、彼女が若い頃(左)のイメージが抜けきれないのだが、現在の彼女はどのような女性になっているのかと、ネットで確認したところ、とても還暦を過ぎた女性とは思えないほど綺麗だった(右)。

さらに調べていくと、山田洋次監督の映画「息子」に出演していたことを知った。「アレ? 原田美枝子が出演していたっけ・・・」と、さらに調べたところ、映画「息子」の主人公である浅野哲夫の兄嫁を演じていたことを知った。以下は映画のワンシーンだが、左隅に座っている女性が原田美枝子である。

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「息子」が公開されたのは1991年10月12日だから、原田が32歳の時の作品ということになる。

それにしても、原田美枝子の娘・石橋静河が演じて見せた殺陣、見事だった。また、男装の侍姿も実に凜々しい。できれば他の時代劇でも、その見事な殺陣を見せてくれたら嬉しい。

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生命
読者が今、この拙稿を読んでいるということは、取りも直さず〝生きている〟、生を謳歌している真っ最中ということになる。それでも、一人の例外もなく、やがては死を迎えるのだが・・・。

小生は、「地球と生命」と題するブログ記事をアップしたことがある。この記事は、生命が地球上で誕生したという前提で筆を進めた記事だったが、最近の研究によれば、どうやら生命は地球で誕生したのではなく、隕石が運んできたという説が有力になりつつあるようだ。このあたりについては、確か掲示板「放知技」にも書いた筈だが、残念ながら見つからなかったので、関心のある読者は自分でネット記事を探していただきたい。

さて、この生命だが、地球で誕生したのか隕石で誕生したのかはさておき、そもそも生命とは一体全体どのようにして誕生したのか、これは今以て謎であり、今日に至っても答えを呈示してみせた研究者を小生は知らない。これは取りも直さず生命というものが、如何に神秘に満ちたものであるかという何よりの証だろう。取り敢えず、生命について考察する足がかりとして、以下の動画をご覧いただきたい。


宇宙最大の謎【生命体】

小生はNHKの「ヒューマニエンス」というシリーズ番組を、ほぼ欠かさず観ているのだが、この番組を観る度に思うは、人智を超えた「神」の存在である。つまり、生命が神の手を借りて誕生し、その後は進化論を地で行く形で生命が発展してきたのではなく、進化の過程でも神の手を借りた、つまり原始生命から人類に至るまでも神が造りたもうたという考えに傾きつつあるのだ。そして、小生と同じように考えていた人物を紹介してくれたのが武田邦彦氏で、その人物とは昆虫学者のファーブルである。


【公式】人類の起源:進化論と創造論どっち?【武田邦彦】

ところで、最初の動画「宇宙最大の謎【生命体】」でも言及していたことだが、「意識」も摩訶不思議なものと云えよう。つまり、我々人間は、本当に〝自分〟の意志で日々を生きているのか、考えれば考えるほど分からなくなるのだが、そのあたりについては以下の動画を参照されたい。


人間は本当に自由意志を持っているのか?その決断は、本当にあなたが下したのか?【真実の目】

さて、そろそろ現実の世界に戻り、仕事(翻訳)に精を出さなければならなくなった。また、昨日拙宅を訪れ、お線香をあげてくれた叔母(90歳)やカミさんは、小生に庭の草取りをしろと五月蠅いったらありゃしない。まぁ、やるしかないなあ・・・、蚊が出てこないうちに・・・

【グリコのおまけ】

【日本理化学工業株式会社】

ビッグバン説の嘘
9年ほど前になるが、小生は『間違いだらけのNHK「コズミック フロント」』と題する記事をアップ、以下のようなことを書いた。

・宇宙が膨張しているというのは嘘
・宇宙はビッグバンによって、138億年前に誕生したというのは嘘


このあたりについては、拙ブログの他記事でも折に触れて語ってきた。そして最近、以下のような動画も公開されるようになったのだが、これは、我々の宇宙観が変わっていく第一歩なのだろう。


物理学者大混乱!?最新の観測から判明!ビッグバンなんてなかった!?

この動画で残念だったのは、「ビッグバン説が完全に否定されたわけではない」、という曖昧な結論になっていたことだ(笑)。まぁ、これから辻褄合わせの作業が、天文学の世界で始まるのだろうが、どのような新説(珍説?)が飛び出すのか、今から非常に楽しみだ。それにしても、今のビッグバン説や宇宙膨張説は間違いだということは、拙稿で紹介した以下の記事に目を通せば一目瞭然なのだが・・・
間違いだらけの宇宙論

ともあれ、天文学者や関係者にとって、御飯(おまんま)の食い上げにもなりかねないので、これからが大変だ。

【グリコのおまけ】

重力波を捉えろ! KAGRAで聞く宇宙からのメッセージ | ガリレオX 第205回


【反物質とは何か?】消えた“反物質”の謎 私たちはなぜ存在しているのか? | ガリレオX 第142回


世界は本当に3次元か? 重力が伝える宇宙の姿 | ガリレオX第62回

思いやり
今朝、神計らいで武田邦彦氏の動画を観た。


【第13回 幸せ砂時計サイエンス】科学報道が不幸を作る

流石に武田氏で、今回も多くの気づきをもたらしてくれたのは有り難かった。一時間強と長い動画だが、得るものは多いと思うので、時間が許す時に観ることをお勧めしたい。

今回の動画を観てつくづく思ったことは、武田氏の持つ優しさというか、思いやりの心だ。動画の後半で、視聴者から武田氏に対して多くの質問が投げかけられたが、特に心惹かれたのが日本人の道徳性についてだった。

それは、中国人が金に物を言わせて、日本の土地を買い漁っている様を嘆いている一視聴者からの質問で、中国人の金に目が眩んだ政治家などを弾糾、日本の学校に道徳教育を導入すべしと主張したのに対して、武田氏も賛同、日本の学校教育に道徳を採り入れるべしと熱く語ったのである。この武田氏と一視聴者のやり取りに耳を傾けながら、飯山一郎さんが『StarPeople』に綴った、ある言葉を思い出した。その行は拙稿「飯山一郎の“新日本建国神話”第5話」で一度引用しているが、本校でも再掲させていただこう。

日本人の道徳哲学は世界一!

さて、〝新日本国〟の国民になるには、心構えが必要です。その心構えとは「大胆細心」。大胆で柔軟な発想と、細やかな心づかいが絶対に必要であるということです。〝新日本国〟の国民には、キビキビと働き、話し、人には明るく礼儀正しく接することが求められます。優しい心と思いやり溢れる心が大切だということです。また、少食粗食など禁欲的で勤勉な生活を楽しく過ごす前向き思考も求められます。リーダーの指示には素直に従い、不平不満を口や顔に出さないことも肝に命じなければなりません。以上は、日本人の特長でもあり、そのまま「新日本人の条件」にもなります。郷に行ったら郷に従い、中国人の生活文化を深く理解しようとする氣持ちを忘れず、好き嫌いを言わず、まずはどんな食べ物でも食べてみる度胸も必要です。その度胸がない日本人が多いのですが、ヤルっきゃない! なぜなら、大切な日本の子どもたちに〝日本〟を引き継いでもらうためなのですから。

『StarPeople』秋号 p.79


こうした日本人の思いやりの心、寛容性については、拙稿「貴族の時代 05」でも触れており、これも再掲しておこう。

その後の小生は、古墳時代に豪族たちが渡来する前、日本列島にいた原日本人の民族性を多角的に考察してみた。それで改めて思ったことは、原日本人は外来のもの(人・物)を一旦は受け容れ、やがて自分たちのものにするという、寛容性を持っていた人たちで、同時に人としての優しさを兼ね備えた人たちあったということだ(「貴族の時代 03」参照)。


武田氏の動画を観て、映画「すずめの戸締まり」を思い出した。小生、まだ観ていないが、機会があれば一度は観てみたい映画だ。


【超重要】これからの日本の姿がわかる『すずめの戸締まり』に描かれた真のテーマとは|小名木善行

【心温まる動画】

【感動する話】両親を亡くした小学4年生の姪を引き取り養子に迎えた。ある日新学期の授業参観で先生から指名をされて作文を読んだ娘


【感動する話】母に捨てられ祖父も他界し施設で育った天涯孤独な私。中学の同窓会で再会した彼と結婚することになった。結婚式当日養護施

第三神殿と核戦争
小生は、今年の年賀状に以下の文を認めている。

昨年の2月24日、ロシアが特殊軍事作戦を開始、未だに終戦の目途が立たない中、一時は局地核戦争も覚悟していました。幸い、今のところ最悪の事態には至っていないものの、取り敢えず食糧備蓄等の備えは完了しました。


現在、ロシア対ウクライナ、より正確にはロシア対NATO・アメリカの戦争が展開しているが、最悪の場合はロシアとアメリカによる核戦争、すなわち世界最終戦争になるかもしれないという話がネット界隈で飛び交っている。

しかし、核戦争に発展しそうなのは、何もロシア対ウクライナのケースだけではない。現在進行形のイランとイスラエルの対立も、そうしたケースの一つであり、最悪の場合は核戦争になる恐れが十分にある。よって、本稿ではイランとイスラエルの対立に焦点を当てて筆を進めたいと思う。

最初に、中東関連に強いユーチューバーとして台頭してきた、【越境3.0チャンネル】の石田和靖氏だが、同氏はイランとイスラエルの対立について以下のように総括している。


【中東情勢】イランとイスラエルの対立が最高潮に! それまでの流れを簡単に整理します

動画を一通り観てみたが、石田氏には大事な視点が欠落している。それは、イスラエルによる「第三神殿」の建立計画だ。石田氏の見解では、ネタニヤフ首相がイランとの開戦を急いでいるのは、イランの核計画を防止するためだとのこと。つまり、イランが核保有国になるのをイスラエルは恐れており、その前にイランを叩きのめしたい、だからこそ、イスラエルは開戦を急いでいるのだと石田氏は主張する。

しかし、イランによる核兵器保有の防止だけが開戦の理由ではない。それは、イスラエルにとっての重要な計画、すなわち、「第三神殿」の建立だ。第三神殿と言っても、馴染みの無い読者にはピンと来ないかもしれないが、この第三神殿の建立こそが、ユダヤ民族の長年にも亘る宿願だ。第三神殿については、以下の田中宇氏の記事に目を通し、第三神殿とは何かについての大枠を掴んでいただきたい。
ユダヤ第三神殿の建立

この第三神殿だが、小生は山浦嘉久さんに十年ほど前から、折ある毎に話を聞かされてきたし、それを受ける形で天童竺丸さんや安西正鷹さんも、第三神殿についての記事を多く世界戦略情報誌『みち』に発表している。最近も、神子田龍山さんが第三神殿についての貴重な記事を『みち』に連載しているほどだ。神子田さんは第三神殿について、建立初日に「岩のドーム」が破壊され、その跡地に第三神殿が建立されると記している。

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岩のドーム

ここで、ユダヤ教といった一神教の人たちは、数を聖なるものと見なしており、数というものに厳格な人たちである。だから、ユダヤ教の暦法に依れば岩のドーム破壊は今年、すなわち2023年中だと神子田さんは記した。これが意味するところは、核兵器が完成する前にイスラエルがイランを叩くのか、それとも岩のドームが破壊される前にイランがイスラエルを叩くのか、という話になる。だから、小生は固唾を呑みつつ、日々のニュースに接している今日この頃なのである。ちなみに、世界戦略情報誌『みち』(2月1号)にあった神子田さんの「世界戦略情報」シリーズに、「●第三神殿の建立で世界が滅亡する」(p.7)と題する小節があったが、ハルマゲドンを連想させるに充分であった。

その神子田さんが、最新稿(3月1日号)に書いた結語に小生は息を呑んだ。

ドゥーギンは世界四ブロック構想実現に於いて、三つの枢軸の確立を必然としている。まずベルリン・モスクワ枢軸、次に東京・モスクワ枢軸、そしてテヘラン・モスクワ枢軸である。
『みち』3月1日号p.7


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また、神子田さんは以下のようにも書いている。まさに、ドゥーギンはロシアの〝頭脳〟だと思った。

ドゥーギンは主著『Основы геополитики(地政学の基礎)』の中で、はっきりと「米国はスケープゴートとなる」と断言している。これがロシアの思惑、米国に与える未来像である。
『みち』3月1日号p.7


ここで、ドゥーギンの主著『Основы геополитики(地政学の基礎)』のキーワードの一つが旧約聖書だが、そのあたりについては馬渕睦夫大使の以下の動画を参照されたい。


【馬渕睦夫】旧約聖書から見える陰謀論ではない真実とは...【ひとりがたり/振り返りpart18】

少し古くなるが、天童竺丸さんの著した「ラビン暗殺とエルサレム第三神殿計画」、馬渕大使の動画を深く理解する上で役に立つと思ったので、以下に転載させていただいた。


「ラビン暗殺とエルサレム第三神殿計画」 天童竺丸

●ラビン暗殺は「宗教的」犯行だった!
 一九九五年一一月四日にイスラエル首相のイツハク・ラビンが暗殺された。犯人はユダヤ教系Kバール・イラン大学に通うイガル・アミルという二五歳の学生だった。中東和平協定に基づくパレスチナ国家創設に反対し、和平推進者ラビン首相を「裏切者」と決めつけるユダヤ教過激派組織「エヤルEYAL」(ユダヤ闘争機関の略、一九九三年創設)のメンバーだった。
 犯行は事前に組織的に計画されたもので、イスラエル当局は事件をエヤルによる共同謀議と断定、アミルをはじめメンバー七人が逮捕された。
 計画はイガル・アミルが中心となって進められ、イガルの実兄ハガイ(二七)と友人の現役軍人エリック・シュワルツ軍曹(二一)が武器・弾薬を調達し、イガルによって実行された。イガルの友人のミハイル・エプシュタイン(二二)、エヤルの創設者で指導者のアビシャイ・ラビブ(二八)らも、関与していたとして逮捕された。
 エヤルと治安情報機関シャバク(旧称シンベト)との関係も浮上した。ラビブ容疑者は
エヤル創設時から「シャンペン」という暗号名をもつシャバクのスパイだったし、暗殺犯イガル・アミルは、一九九二年にラトビアの首都リガでユダヤ人社会の警備員に採用されたとき、シャバクによる射撃訓練や要人警護の講義を受けたといわれる。
 最右派政党モレデトの議員は「エヤルはシャバクが創設し、資金を提供していた」と非難する。シャバクが過激派内のスパイにわざと過激な行動をさせることによって、右派勢力全体に対する世論の批判を高め、揺さぶりを掛けようとした(読売新聞一一月二一日号など)、というのである。
 以上、マスコミ報道によっても、ラビン首相暗殺が、単なる精神異常者による激発的異常行動などではないことがわかる。ユダヤ教過激派エヤルによる「組織的」犯行だった。そしてさらに、イガル・アミルが逮捕時に、「神の命令でしたことで、まったく後悔していない」と語ったように、ラビン暗殺は宗教的確信に基づく犯行でもあったのだ。
   
●「受難の民」の報復の特権は破綻した
今回のラビン首相暗殺は、ユダヤ人によるユダヤ人のテロという点でも注目されたが、
ユダヤ人の同胞テロはこれが初めてではない。
たしかにユダヤ人は歴史上多くの迫害・受難に遭い辛酸をなめてきた。
 ところが、「受難の民ユダヤ民族」という幻想を維持するために常に犠牲者・殉教者が必要とされるという倒錯した心理が根付いたのも事実である。つまり、ユダヤ人自身の犠牲者をみずから創り上げるという思想が培われ、時に実行されてきたのである。
 ヒットラーのナチスによるユダヤ人政策も、その背後にはユダヤ人自身による承認・密約があったといわれる。つまり、西洋化したユダヤ人たちは「来年こそはエルサレムで!」といいながら、ドイツでのぜいたくな暮らしに慣れて、一向にパレスチナに移住しようとしなかった。これに業を煮やしたシオニスト指導者らは、彼らを「不毛の地」に輸出するため、ヒムラーとアイヒマンとのあいだに密約を交わした、というのである。
 西洋化ユダヤ人たちを徹底的に軽蔑した正統派ユダヤ教ハシディズムの指導者だったマルティン・ブーバーも、シオニストによるこの計画を支持した、とジョン・コールマンは指摘している(歴史修正叢書 ジョン・コールマン『ルドルフ・ヘスの生と死』参照)。
 また、一九五二年ハンガリーのブダペストで開かれた欧州ラビ緊急会議で演説したラビ=エマニュエル・ラビノヴィッチの発言も、ユダヤ人自身の犠牲・殉教者を求めたものであった(ユースタス・マリンズ著、歴史修正学会訳『衝撃のユダヤ五〇〇〇年の秘密』日本文芸社刊、三〇九ページ)。
 「第二次世界大戦でわが同胞の一部をあえてヒットラーの悪党どもに生け贄として捧げざるをえなかったあの辛い日々を、われわれはふたたび繰り返さねばならぬかもしれない。……
諸君がそうした義務を果たすための覚悟をいささかも必要としないとわたしは確信する。なぜなら、生け贄は常にわが民族の合い言葉だったのであり、世界の主導権と引き換えに数千人のユダヤ人を犠牲にすることは、むしろささやかな代償にすぎないからである」
しかし、今回のラビン暗殺で特異な点は、ユダヤ人自身の犠牲が暗殺者たちの意図である「大イスラエル主義」(シナイ半島からユーフラテス川までのパレスチナ全域にユダヤ人国家を樹立しようという構想)を促進するよりは、非ユダヤ人によるパレスチナ国家の存在を容認する和平合意を展開させる方向に寄与した点であろう。
 つまり、イスラエルという現実の国家を樹立したユダヤ民族は、みずからの手でパレスチナ・アラブ人という新たな「受難の民」をつくり出し「加害者」となることによって、これまで恣に享受してきた「地上唯一の犠牲者」としての報復・賠償の正当性を破綻させざるをえなくなったのである。
その結果、ラビン暗殺は「受難の民」の悲劇性を世界に際立たせるよりはむしろ、ユダヤ人同胞内部の憎悪・分裂・抗争を露呈させ、ユダヤ人の犠牲が他民族の存在を容認することにつながるという皮肉を生み出したのであった。

●「受難」と「大量殺戮」は掠奪思想の両面
 日本人が虚心にユダヤ民族の聖典とされる「律法」「預言書」「諸書」などのいわゆる『旧約聖書』を読むと、血で血を洗う掠奪と復讐と殺戮の物語に満ち満ちていることに驚かざるをえない。
 本誌『みち』創刊号で藤原源太郎は、万人に開かれた生成発展を旨とする日本文明の原理を「明示録世界」と捉え、仏教・儒教・道教などの東洋宗教の包括的原理を天地一体の階層的秩序を志向する「暗示録世界」と規定したさいに、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の世界観を「黙示録世界」と総括して、その征服的自然観と救済・布教への宗教的情熱とが演繹的思想から必然的に帰結するものであることを指摘した。
 また、林秀彦は『中央公論』で本年一月号より三月号まで「ジャパン、ザ・ビューティフル」と題し、戦後の日本の無節操ぶりに絶望して逃れたオーストラリアの地から、遠く祖国日本に寄せる切々たる真情をつづった。
 日本人だれしもの胸を打つこのすばらしい文章のなかで、西洋の「嫉妬文明」と日本の「和の文明」とが本質的に相容れないこと、「嫉妬文明」が行き詰まりにある現在、日本民族こそ「和の文明」をもって世界人類を嚮導すべき責任があるというのに、日本人は「嫉妬文明」の豊かさに目が眩んで、とうてい修得しえない異質の文明を猿まねする無魂無才の無節操人間になり果てていることを、林は痛恨・痛罵している。
 日本にとって異質な、いわゆる西洋文明とされるもののなかに、少なくともユダヤ思想とキリスト教思想の区別を、できればさらにギリシア・ローマ・ゲルマン・イスラム・スラヴ思想の差異を理解することは、日本の文明の原理を知るうえに重要である。とりわけ、偽装された形で西洋思想一般に潜り込んでいるユダヤ思想を見極める必要がある。
 日本人にとってユダヤ思想は異質であることを越えて異様である。宗教的迫害を逃れて新天地を求めた清教徒の子孫であるアメリカ人の愛国者ユースタス・マリンズはユダヤ民族の本質を「寄生体」であると洞察している(『寄生体~ユダヤ民族の生物学的特質』当学会にて翻訳刊行準備中)が、生存の基盤をみずからの生産に置かず他からの掠奪に求める民族が、強烈な嫉妬に駆られるのは当然であろう。
 そして、嫉妬に駆られた欲望を成就しえないとき、「受難」を言い立て「大量虐殺」の理由とするのは、「出エジプト記」に記された「過越の祭」の来歴や「エステル記」の物語などに見られるように、掠奪と憎悪を本質とする思想が必然的にもたらす悲劇の両面である。

●神に裏切られた民のメシア願望
 「受難」と「選民思想による大量虐殺」は、永遠の相克を生む闘争の原理であり、その根底にある略奪・憎悪の思想はユダヤ民族自身にとっても救済の原理とはなりえなかった。 神が「カナーンの地を与える」とユダヤ人に繰返し語った約束は、現実にその地を耕し生存する人々が先住している以上、まともに考えれば一方的なメチャクチャな約束である。約束が実現されるためには、戦争・略奪は避けられない。
 ユダヤの神は妬む神、戦争の神であると言い直るが、こんな身勝手な約束がいかになされようとも、容易に実現されるはずがない。しかし、神はかえってユダヤの民が神を裏切ったと非難するのだ。神による約束の書のなかに、ユダヤ民族の神への裏切りと、それに対する神からの呪詛がいかにおびただしく語られていることか!
 しかし、異教徒である私が単純に見れば、神が約束を果たさなかっただけの話である。そもそも約束自体が天道に悖る理不尽な約束だった。だがこうして、神に選ばれたはずのユダヤの民は神に裏切られる。ついに神による救済はやってこないのではないか? この恐ろしい可能性に、ユダヤ民族は気づかざるをえなかったと思われる。そこで、神の契約が果たされないことを疑いはじめたユダヤ人は、別の原理を必死に求めた。それが、メシアによる救済の思想である。
 キリスト教徒はイエス・キリストをメシアとして受け入れ、掠奪と憎悪の思想から原理的に脱却した。つまり、救済はメシアの地上への登場によっていつか将来成し遂げられる問題ではなく、みずからの魂の内奥のできごととして現下に問われるべき問題となったのである。こうしてキリスト教文明自身は救済の原理をもつことができた。
 しかし、魂の救済を説くイエスはユダヤ民族のメシアとはなりえなかった。彼らのメシアはカナーンの地に全ユダヤ民族を帰還させ、楽園を実現する者でなければならなかったからである。そこで、イエス殺害の血の責任を子々孫々まで被ってもよいと断言してイエスを拒絶し殺害した。ユダヤ民族は、将来にメシアの登場を待つほかなくなった。

●メシアによる救済は文明の終焉である
 だが、メシアとはなにか? 日本もまた、弥勒下生を願う一種のメシア信仰を経験したが、それは日本の文明の本流とはなりえなかった。メシアとは一つの奇跡である。私は奇跡そのものを一概に否定する者ではないが、奇跡はついに奇跡であるにすぎない。奇跡は文明の停止であり終焉である。とうてい文明の創造の原理とはなりえない。
 ほんとうにメシアが現れたらどうなるか?メシア信仰に基づく宗教は、真のメシアの出現に困惑し、かえってメシアを幽閉して民衆の目から遠ざけるのではないか? 
 これが、メシア信仰によって民衆を誑惑する「大審問官」の偽らざる本音であることを洞察したのは、ロシア民族の心をよく理解していたドストエフスキーであった。メシア来臨を説く僧官たちの二重思考、プラグマティズムを鋭く見抜いたといえよう。

●偽メシアに翻弄されたユダヤ民族
 ユダヤ民族はメシアへの焦がれるような渇望をどの時代にも捨てることができなかった。メシア渇望はユダヤ民族の本質といってもよい。
 バビロン捕囚のとき、ローマによる属州支配のとき、そしてオリエント・ヨーロッパ各地でのディアスポラ(離散)にあって、ユダヤ民族はどれほど激しくメシアを希求したことであろう。『死海文書』には、ユダヤ紀年まで調節してメシア来臨の時(ユダヤ紀四〇〇〇年と計算されていた)をギリギリまで延ばそうと悪戦苦闘した跡が記されている。
 しかし、ユダヤ民族にメシアはついに訪れなかった。そして、ユダヤ民族のメシア待望の歴史は同時に、偽メシアに翻弄され裏切られる歴史でもあったのだ。確かにこの意味では、「悲劇の民」である。  
もっとも名高い偽メシアは、オスマン帝国のスミルナの上流階級に生まれたシャブタイ・ツヴィ(一六二六~七五)であろう。彼はカバラ神秘主義者ルリアの「追放され屈辱と迫害にさらされているユダヤ民族は、まもなくメシアを産み出すことによって、全宇宙の秩序を回復し、ユダヤ民族最後の贖いを完成するであろう」という教えに深い影響を受け、一六四八年にみずからメシアであると宣言した。そして、一八年後の一六六六年をすべてが成就する千年至福と名づけて、活動を開始する。
 ツヴィはオリエントからヨーロッパまでの全ユダヤ人のあいだに熱狂的な信奉者を獲得した。多くの著名なラビや金持ち・知識人らも含めて、一時は全ユダヤ人口の三分の一が
ツヴィの信者になったといわれる。
 一六六六年、「スルタン(ムハンマド四世)は王座を放棄し、我を王のなかの王と崇めるであろう」とツヴィは予言して、コンスタンチノープルに上陸しようとしたが、気狂いと見なされ、逮捕・投獄されてしまった。スルタンに死刑か改宗かを迫られると、さっさとイスラム教に改宗し、なんと! 高給をあてがわれスルタンの後宮の門番になった。それでも信者たちの多くはツヴィの「受難」に倣ってイスラムに改宗してデンメー派という一派を形成し、ツヴィをメシアだと信じつづけたという。
暗示にかかりやすい幻想家肌の性的不能者(このため三度結婚に失敗した)シャブタイ・ツヴィによって震撼され大混乱に陥ったユダヤ世界は、その後も多くのメシアに裏切られる。
 その一人ウクライナに生まれトルコで行商人だったヤコブ・フランク(一七二六~九一)は、ポーランドでメシアに祭り上げられた。フランクはカバラ主義の本『ゾハル』を聖典として、姦淫・近親相姦をものともしない乱交パーティーの教えを説き、悪徳の限りを尽くした。ラビによってユダヤ教からは破門されたが、三位一体を認めると称してカトリックに近づいたり、ロシア正教に庇護されたりしながら、大勢の信者に護られて、死ぬまで君主同然の贅沢三昧の暮らしをしたという。

●現代の偽メシア運動
 シャブタイ・ツヴィやヤコブ・フランクにひけを取らない現代の偽メシアが、ニューヨークはブルックリン出身のアシュケナジー・ユダヤ人のラビ=メイヤー・カハネ(一九三二~一九九〇)である。そしてこの男こそ、ラビン首相暗殺犯イガル・アミルと過激派組織エヤルの実質的な産みの親なのである。
 権力欲と性欲だけは旺盛な無節操きわまる破廉恥漢・ゴロツキのカハネは、FBIやCIAの密告者を務めつつ、一九六八年ニューヨークでユダヤ防衛連盟(JDL)の創設者の一人となり、やがてこれを私物化して、黒人に対するテロや、ソ連領ユダヤ人の弾圧に対する抗議として在米ソ連施設に対するゲリラ攻撃によって勇名を馳せる。
 一九七一年にイスラエルに移住したカハネは、七三年にイスラエルJDLよりクネセト(国会)に立候補して惨敗し、その屈辱のなかでメシア思想の虜になっていく。
 カハネは『ユダヤ思想』(七四年刊)で、イスラエルの土地(カハネの大イスラエル主義によれば
ナイル川からユーフラテス川までの全パレスチナ)にいるアラブ人の存在そのものがユダヤ教に対する挑戦・汚染であり、アラブ人の排除こそメシアによる救済の前提条件だとして、こう語る。
 「シオニズム、イスラエル国家樹立、ユダヤ民族の故郷帰還、優勢アラブ人に対する 劣勢ユダヤ人の奇跡的勝利、ユダヤ・サマリア・ガザ・ゴランの解放、ユダヤ王座の聖都市エルサレムのマウント神殿への帰還 ……これらすべてが神の意志の保証であり、その成就なのだ」
 そして、カハネはご多分に洩れず、アラブ人追放を実現しユダヤ民族を救うメシアは自分以外にない、と確信するにいたる。

●現実的神秘主義メシア運動
 偽メシアのカハネとは別に、第四次中東戦争(一九七四)によってイスラエルが占領したヨルダン川西岸地区へのユダヤ人入植を推進したのが、「グーシュ・エムニーム」(信者の砦)という神秘主義メシア運動である。
 エルサレムのユダヤ教学校の校長イェフダ・クークは、ユダヤ人のエルサレム帰還とその地の繁栄とが来るべきメシア時代の幕開きとなるとして、占領地は神がユダヤ民族に与えた遺産であり、いかなる犠牲を払っても、イスラエルの手に取り戻すべきであると主張した。
 クークの教え子たちが中心になってグーシュ・エムニームを一九七四年にはじめると、正統派ユダヤ教徒や建国精神に無縁な無気力の第二世代の若者、米ソからの少数の新規移民たちの心をがっしりとつかんだのだある。彼らは西岸地区に古代のユダヤ・サマリアを再建する「聖なる十字軍」活動に着手した。アラブ人の土地を没収して、ユダヤ人入植地を一つずつ建立していくという現実的なやり方である。グーシュ・エムニームの西岸入植地建立は、ヘブロンのキリアト・アルバを拠点に、右翼リクード党のベギン政権下(一九七七~八二)、農業大臣アリエル・シャロンの後援で飛躍的に増大する。

●妖怪カハネがイスラエルを席巻
 このアシュケナジー系ユダヤ人を主体とするグーシュ・エムニームは、カハネのアラブ人追放という過激な主張とは当初なかなか結びつかなかった。
 一九七四年カハネは自分の政党「カハ」を創設してクネセトへの選挙運動を再開する。グーシュ指導者のラビ=イェフダ・クークが従来の国家宗教党への支持を取りやめカハ党支持に鞍替えしたが、それがそのままグーシュの大量票とはならなかった。
 しかし、一九八四年七月カハネは全投票数の一・二%を獲得、ついにイスラエルの国会議員となる。カハ党の主な支持層となったのは、アラブ人に憎悪を抱いているイスラム圏からのスファラディー系移住者たちだった。彼らは少数のアシュケナジーが政治・軍部の中枢を占めるイスラエル社会で低学歴・低賃金の貧困階級を形成し、しばしば同然の境涯にあるアラブ人と対立してきた。今年一月二八日のエチオピア系ユダヤ人(約三万人)による献血血液廃棄抗議行動に見られるように不満が鬱積しており、カハネの過激な反アラブの主張が恰好のはけ口を提供したのである。
 カハネは「アラブ人追放」「ユダヤ人と異教徒との性交禁止」「ユダヤ民族侮辱禁止」などの諸法案を国会に提出し、識者の大憤激を買ったがものともせず、テレビ・ラジオでしゃべりまくり、辻説法も行なった。
 一九八七年末に、イスラエル占領地でパレスティナ人の「インティファーダ」(抵抗運動)が起こり、ユダヤ人の危機意識を煽って、右傾化に拍車をかけた。アラブ人に対するテロが頻発する。カハネは過激な言辞でこれを煽動、その人気はうなぎ登りに上昇した。カハ党の内部にも過激テロ組織ができる。
こうした事態に対し、クネセトの中央選挙委員会は一九八八年一一月の選挙にカハ党が立候補することを禁止、カハネはクネセトから追放された。
 すると、カハ党の攻撃はアラブ人のみならず、パレスチナ人との和平を推進する左派労働党の政治家(ラビン、ペレスなど)にも向けられるようになった。
 「アラブ人に死を! アラブの友なる左翼 に死を!」
というスローガンが渦巻き、ユダヤ人同胞のテロ犠牲者も増えてくる。

●オウムとも共通するメシア信仰テロリズム
カハネ自身は一九九〇年一一月六日ニューヨークのマンハッタンのホテルでのユダヤ人集会で演説中に暗殺されたが、偽メシアのカハネが撒いた反アラブ・大イスラエルの種はユダヤ人内部、とくにヨルダン川西岸入植地のグーシュ・エムニームのユダヤ人青年のあいだで着実に育っていったのである。
いまから二年前の一九九四年二月二五日、西岸地区にあるへブロンの町のモスクで機関銃を乱射し、イスラム教徒五〇人を殺害し、三〇〇人に傷を負わせたバルーク・ゴールドシュタインは、ヘブロンの町を望む入植地キリアト・アルバの医師であり、カハネの信奉者だった。
 今回のラビン首相暗殺の中核となったエヤル(ユダヤ闘争機関)も、西岸入植地の青年から構成されるカハ党の過激テロ組織である。
つまり、その思想はメシア信仰を中核とする宗教的テロリズムといえよう。
 この異様な思想も、オウム真理教の麻原彰晃を輩出した日本民族にとって、もはや無縁とはいえなくなってしまった。両国の社会的事情はまったく異なるにせよ、ともに国家としての安全保障にかかわる重大な問題を提起しているからである。

●ラビンは本当の敵に気づいていた!
 ヘブロンのモスクでユダヤ人による大量虐殺事件が起こった直後の二月二八日、ラビン首相は国会で次のように演説した。
 「殺戮犯の背景勢力は、少数の取るに足りない政治勢力であります。彼が育った沼地はわが国とそして海外にあり、暗殺者の供給源となっております。彼らはユダヤ民族とは無縁の者たちであり、……このような者たちに向かって、われわれはこういってやりましょう。
  『おまえたちは外国が植え込んだスパイだ。風に吹かれて紛れ込んできた雑草だ。ユダヤ民族は、おまえたちを叩き出してやる』
 と」 
 リンドン・ラルーシュのEIR誌(一九九五年一一月一七日号)は、イスラエルの秘密テロ組織もイスラム教秘密テロ組織(イスラム聖戦ハマスなど)も、イギリス国王みずからによる中東不安定化工作の直接的産物であると主張する。
イギリスの中東に対する 宗教戦争・大量殺戮を手段とした「力による均衡」政策の推進機関が、女王のいとこケント公をグランド・マスターに戴く英国グランド・ロッジ内に設けられた「クアトロ・コロナティ」ロッジであり、エルサレム第三神殿建設計画と大イスラエル構想の仕掛人だという。


ChatGPTの正体
あのビル・ゲイツが会長を務めたマイクロソフトが、昨秋の2022年11月30日、ChatGPTなるものを公開、瞬く間に全世界で登録者が一億人を超えたという。このChatGPTとは一体全体何なのか、そのあたりについて検索をかけてみたところ、和文で最初に出てくるネット記事が「ChatGPTとは?」だった。ChatGPTの全容を知る上で、一度は目を通しておくといいかもしれない。

さて、ChatGPTの全体像を捉えたところで、次はChatGPT賛否両論の動画を観てみよう。

最初に、賛成派に与する動画からいこう。以下は、ChatGPTがバラ色の未来を約束してくれるかの如く錯覚しそうな動画だ。


【ChatGPT完全解説】人類社会はこれから激変します!

つまり、ChatGPTとは、人類が過去に体験した革命、すなわち、農業革命→産業革命→情報革命に続く4番目の革命だと、上掲の動画は力説しているのである。 

また、翻訳者である身として「ギクッ」とさせられたのは、ChatGPTの登場によって翻訳者は淘汰される、つまり職を失うという話だった。

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翻訳者だけではない。プログラマー、教師、デザイナーといった数々の仕事も、やがてChatGPTに奪われていく、「危険な状態に陥るだろう」と予言している。

次に、否定派の動画を観てみよう。

先日、IT業界に身を置いている、下の息子にChatGPTについて訊いてみたところ、「プログラミングする時は重宝しているし、仕事で頻繁に使っている」とのことだった。そこで、経済クラブの動画で飛び出した横森一輝氏の発言、「ChatGPTは陰謀論に〝弱い〟」というのは本当なのか、そうしたバイアスを回避するには、どうすればいいのかと訊いてみた。


【最強AI vs 陰謀おじさん】ChatGPTに世界の裏を質問しまくってみました!

横森氏がChatGPTに、「ワクチンの狙いは、人口削減か?」と質問してみたところ、即座に「違う」と即答してきたそうだ(笑)。そこで、世の中では「陰謀論」と揶揄されているテーマを質問して、「真実をChatGPTから引き出す方法があるのか?」と、さらに息子に質問してみたところ、「有る」とのことだった。これから先はスノーデンの世界の話になるので、このあたりで深入りはしないでおこう。

ともあれ、陰謀論ではない一般的、つまり〝教科書的〟なテーマであれば、ChatGPTは実に重宝するだろうし、これからの世界は、実際にChatGPTを使いこなせるのとそうではないのとでは、雲泥の差が生じるだろうと横森氏。さらに、自分もChatGPTを使いこなせるようになりたいと、横森氏自身はChatGPTにノリノリの様子だった。

ここで、横森氏よりもさらにChatGPTに辛辣なのが深田萌絵さんだ。


ChatGPTの背後に中国の影 #深田萌絵TV

深田さんはChatGPTの〝限界〟を、トランプとバイデンを対比させる形で、実に分かりやすく解説してくれた(3:07~)。

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明日(3月3日)も深田さんが、ChatGPTの続編を公開してくれるそうなので、楽しみに待とう。

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車の未来
三連休の初日(1月7日)、息子夫婦、息子の友人とその父親の五人で、地元の居酒屋で新年会を開いた。酒を酌み交わしつつ多くを語り合ったが、中でも盛り上がったのが車とオートバイの話題だった。

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息子の友人の父親が1980年代、逆輸入したCB1100と競争したが、結局、ナナハンでも勝てなかったと悔しがっていたので、小生が本田技研の狭山工場で1980年頃、CB1100やゴールドウィングの組立や検査を仕事にしていたこと、工場敷地内のテストコースを、ゴールドウィングで走ったことなどを話すと、さらに話が盛り上がったのだった。そして、当時通勤に使っていた愛車のCB250とは、(馬力や性能で)桁違いだったのを思い出したものである。

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上図は以下の動画からカットしたものである。小生は本田技研に勤務していたので、一時は自動車業界に属していたことになるし(f975~1982)、現在は翻訳を生業としているが、承っている仕事の70%は自動車・オートバイ関連で占められている。だから、上掲のカテゴリには入らないものの、今でも自動車業界のお世話になっていると言えなくもない。


【1/6 トヨタが日本市場を諦めつつある】このままだと日本の製造業が大打撃を受け、失業者が溢れる未来へ

上図を眺めれば分かるように、自動車産業界に従事しているのは546万人、就業者の一割を占める国内最大の産業だ。だから、この自動車業界の雇用を守っていくことは、政府の重要な仕事のはずだが、今の岸田内閣はNWOの下僕という立ち位置にあるため、国益よりも外国(NWO)の利益を優先しているのは残念だ。自動車に限らず、日本の十八番であったエレクトロニクス、あるいは半導体といった業界に対しても岸田内閣は冷たい。

なを、半導体については台湾のTSMC、より具体的にはTSMCの背後にいる中共に、日本の半導体技術を売り渡してきたのみならず、国民の血税を使ってTSMCの工場を熊本に誘致するといった、相も変わらずバカなことをしているのが今の政府だ。そのあたりは、深田萌絵さんの中共とTSMCに関する動画を参照にするといいだろう。たとえば・・・


熊本に中国スパイ2000人!?TSMC誘致工作に焦佑鈞と中国スパイFの影!? 【深田萌絵TV】

ところで、テスラの株が大幅に下落したというニュースは記憶に新しい。また、日本のEV開発は大幅に遅れをとっているという声をよく耳にする。しかし、そこには理由がある。確かに、ガソリン車で自動車業界の雇用を守ることも理由の一つなのだが、もう一点見逃してはならないのが日本人の安全に対する意識だ。たとえば、新幹線。開業以来、一度も事故を起こしていないのは驚異ですらある。これも、偏に国鉄時代から安全を最優先してきたところにあるのだし、そのあたりは以下の動画を観れば分かってもらえるはずだ。本当は、もっと技術面で詳説していた良い動画もあったのだが、残念ながら見つからなかった。


【海外の反応】「中国製と日本製では次元が違いすぎる!」インドの高速鉄道に日本の新幹線が採用されたワケとは…【俺たちのJAPAN】

さて、日本のEV開発は海外に後れをとっていると前述したが、それは、EV車に安全上の致命的な問題があるためだ。


トヨタがたったの1年で超進化!EV業界に激震が走る‥「本命はコレだ!」トヨタが開発した次世代技術に世界が震える!《【海外の反応】

EV車のバッテリーは、深刻な問題を抱えていることが分かったと思う。同時に、水素エンジン車の優れた点も納得いただけたのではないだろうか。

ここで、EV車といえばテスラだが、最近の株価下落には目を覆うものがある。以下の動画をご覧いただきたい。


【致命的な欠陥】テスラのEVがヤバすぎ!株価暴落も納得の理由とは?EV車火災とリチウムイオンバッテリー《【海外の反応】by ゆきの

最後になるが、本ブログでも時々だが取り上げてきた「婆娑羅」、これからは婆娑羅の精神で生きていくことが肝要だ。この婆娑羅だが、「独立のすすめ」など数本の記事を小生は書いた。

小生が息子に独立のすすめを説くのは、二つの理由がある。一つは、拙稿「武士の時代 12」にも書いたように、これからの人類は情報大革命という大転換期を迎えるからだ。そして、来る新時代を形容するとすれば、「婆娑羅の時代」と形容できよう。


要は、政府や官庁といったお上には、最早頼るべきではないということだ。そのあたりを考えるヒントとして、以下の動画はお勧めである。尤も、人は独りでは生きてはいけない。だからと言って、個人主義も家族主義も駄目だ。では、どうするのか? といったことを考えるヒントになるだろう。


映画アバターからわかる日本と西洋の文化の大きな違い|小名木善行