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人生は冥土までの暇潰し

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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
アクエンアテン
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昨夕、NHKのクローズアップ現代で「ドジャース大谷翔平・新たなる闘い “止まらぬ進化”とは」という番組が放送された。小生は普段、NHKを始めとするテレビというものは観ない主義だが、クローズアップ現代に大谷翔平選手が登場するということで観てみた次第だ。しかも、秋田が生んだ三冠王を三度取った元プロ野球選手で、中日ドラゴンズの名監督だった落合博満氏が解説するというのだから、これは見逃す手はないと思ったのだ。そして、期待に違わず実に印象に残る番組だった。今年観たNHK番組の中では、歌会始の儀(拙稿「魂入れ」参照)の次に良い番組だったと個人的に思った。

落合氏の発言は相変わらず俺流だったが、特に印象に残ったのが「道」であった。落合氏が現役時代に最も頭を悩ませていたのが「構え方」で、大谷翔平選手もインタビューで「構え方が大事」と語っていたほどだ。「どう構えたら一番良いか、打てるか」と落合氏、現役中はずっと考えていたそうだが、現役を退いて23年経った今でも未だに分からず、考え続けているのだと言う。こんな落合氏の言葉を耳にして脳裏に浮かんだのが宮本武蔵で、落合氏や大谷選手が宮本武蔵という求道者と重なって見えた。

本題に入ろう。今回のテーマは「アクエンアテン」だが、それは興味深い動画に出会ったからだ。


旧約聖書の編纂者「古代エジプト王家説」/隠されたあの"日本の和歌"  42:00~1:01:50 アクエンアテン 一神教の始祖

アクエンアテン(紀元前1362年? - 紀元前1333年?)、この人物は古代エジプト第18王朝の王なのだが、このアクエンアテンを三時間強かけて紹介していたのが上掲の動画というわけである。長年にわたり頭に引っ掛かっていたアクエンアテンなので、大いに期待して同動画を観始めたのだが、残念なことに期待外れに終わってしまったのも、出発点からして間違っていたからである。それでも、最後まで観たのは、長年のテーマであった日ユ同祖論について、捉え直す機会を与えてくれる動画だったからだ。

ここで、アクエンアテンとフェニキアは時代的に重なるという点を指摘しておきたい。以下はフェニキアについてのウィキペディア解説である。

フェニキア人は、エジプトやバビロニアなどの古代国家の狭間にあたる地域に居住していたことから、次第にその影響を受けて文明化し、紀元前15世紀頃から都市国家を形成し始めた。紀元前12世紀頃から盛んな海上交易を行って北アフリカからイベリア半島まで進出、地中海全域を舞台に活躍する。また、その交易活動にともなってアルファベットなどの古代オリエントで生まれた優れた文明を地中海世界全域に伝えた。
フェニキア


さて、同映画の何が出発点で間違っているかというと、シュメール文明やエジプト文明の末裔が日本に渡来し、日本建国の祖となったかのような描き方をしていたからである。確かに、巷では未だにシュメール人の出自が謎とされているのだが、そのシュメール人の正体が縄文人であるということは、拙稿「人類の起源」で証明済みであり、「【衝撃】世界最古の文明は古代日本人が作った!?シュメール人=縄文人が確定…!!」と題する動画も併せて紹介している。

そう、もともとシュメール文明を築いたのは、はるばる日本から舟で渡ってきた縄文人だったのだし、同動画ではシュメール人が日本に渡来したかのような描き方だったが、本当は渡来ではなく〝里帰り〟と形容した方が正鵠を射ている。


【古代文明の謎】シュメール人はどこから来たのか?|小名木善行

だからと言って、同動画は観るに値しないと小生は言っているわけではなく、シュメール文明やエジプト文明について改めて見つめ直し、己れの歴史観を再構築あるいは補強する意味で反面教師になるので〝良い〟動画だと思ったのだ。ともあれ、内容の真偽はともかく、動画の作者は一所懸命に研鑽を積んできたことが分かる。では、同動画の「渡来説」以外に、他にも何が問題があるのだろうか? 以下、問題と思う項目を幾つかに分けて簡単に解説しておこう。

■日ユ同祖論
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アクエンアテンを中心に取り上げている同動画は、巷に流布している日ユ同祖論とは一線を画しており、また、同動画の取り扱う時代はシュメール文明にまで遡っていることもあって、質量ともに他の日同祖論の追従を許さないものがあった。

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蛇足ながら、茂木誠氏も田中英道博士との共著で、『日本とユダヤの古代史&世界史』という書籍を出している。小生も茂木氏のユダヤ観については何本か記事にしたことがある。尤も、当初は茂木氏も日ユ同祖論の一人程度にしか思っていなかったが、ユダヤについて語る同氏の動画を幾本か観ていくうち、おやおやと思ったのである。

茂木氏はユダヤ系の国際金融資本側の人間かと、小生は漠然と思っていたのだが、ユダヤ民族について語る同氏に耳を傾け、国際金融資本側に魂を売った人間どころか、日本をこよなく愛する武士(もののふ)だと知ったのである。
流浪の民


茂木氏の『日本とユダヤの古代史&世界史』には未だ目を通していないので、とやかく言うことも書評もできないのだが、少なくともユダヤについて言及している同氏の動画を観る限り、至極まともなことを言っているのが分かるのだ、ただ、茂木氏がアクエンアテンについて言及した動画は無かったので、そうした動画を探し出すか、田中英道博士との共著『日本とユダヤの古代史&世界史』に目を通してみたいと思うが、他にも読みたい本が山積しているため、冥土に逝くまで読めるかどうかは今のところ不明だ。

■一神教とDS
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考え方の学校」が公開している3時間の動画を見終えてつくづく思ったのは、「西洋の歴史学者による史観」の影響を色濃く受けているなということだった。つまり、文明の始原はナイル川のエジプト文明、チグリス川とユーフラテス川のメソポタミア文明と、「白人の方が黄色人よりも優れている」といった、一般的な西洋人の歴史学者が持つ優越感が隠されており、動画の作者も西洋人の史観に囚われているのが分かる。その意味で、小名木善行氏の上掲動画を一度観てもらえたらと思う。

また、「考え方の学校」はアクエンアテンを数多く登場させているが、これは如何なものかと思う。ここで、アクエンアテンの正体を知りたいと思うのなら、天童竺丸さんが著した『憎悪の呪縛 一神教とユダヤ人の起源』(文明地政学協会)に目を通すことをお勧めしたい。しかし、残念ながら文明地政学協会で出していた『みち』が、昨年12月15日号を以て終刊となり、同時に文明地政学協会も閉鎖されている。つまり、アマゾンなどで発売している書籍を除き、今では入手できない文明地政学協会の書籍も多々あるのだ。

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それでも、文明地政学協会の原稿は天童さんの手許に残っているはずなので、後進のため、PDFファイルのままでも良いので無料公開するか、アマゾンなどで電子版として販売するかをしては如何だろうか? ともあれ、内容的に貴重なものであり、上掲の小名木善行氏の動画以上のインパクトを読者に与えるに違いない。なを、『憎悪の呪縛 一神教とユダヤ人の起源』については、拙稿でも少しだけだが取り上げている。
農耕民族vs.遊牧民族

■ツラン
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これは小生が作成した図である。「フェニキア」は一神教と捉えても差し支えなく、その一神教の始祖として「考え方の学校」が登場させているアクエンアテンも、フェニキアの流れを汲む。

改めて小生の上図を眺めていただきたい。「ツラン」という文字が目に入ることだろう。多分、多くの読者にとって「ツラン」は初めて目にするだろうから、何のことやらサッパリといったところだろう。このツランに関して我が国の第一研究者である、天童さんの記事を読むことでツランとは何かという大枠が掴めるはずで、以下の「巻頭言」にアクセスしてみよう。
巻頭言
天童さん、このサイトは必ず遺してください!

ともあれ、天童竺丸著『憎悪の呪縛 一神教とユダヤ人の起源』に目を通せば、今日のハマス・イスラエル戦争の背景も掴めるだけではなく、己れの史観が180°変わること請け合いだ。その点から考えると、「考え方の学校」がアクエンアテンに3時間以上もかけて言及していながら、NWOやDSについては一切言及していないのは、何故かということも考察してみると良いだろう。

「考え方の学校」は、地名や人名の発音が似通っているという主張が多い。すべてが間違っているとは言わないが、牽強付会な地名や名前もあるやもしれず、一度再精査が必要だろう。そして、ツランやハートランドを識らずして、歴史を語るのは方手落ちというものだ。

ツランに関してさらに詳細を知りたい読者は、以下の拙稿を参照されたい。

ツランと世界権力(初級編)
ツランと世界権力(中級編)


コーヒーブレイク

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最後のご奉仕
ここ数ヶ月、小生の心境に変化が起きた。フルマラソンに喩えるなら、ゴールまで残り数キロという地点に差し掛かったことを、感覚的に悟ったのである、換言すれば、我が人生最後のご奉仕をする時期を迎えたということだ。このあたりについて、今回は〝二つの視座〟に立脚して取り上げてみたいと思う。ここで言う二つの視座とは、マクロ的視座(鷹の眼)とミクロ的視座(虫の眼)であり、マクロ的視座は「民族・人類」を、ミクロ的視座は「個人・家族・地域」を指す。

最初は「民族・人類」視座について取り上げ、次に「個人・家族・地域」視座について取り上げるが、二番目の「個人・家族・地域」視座については、小生の個人的な話が中心となるので、多忙な読者は読み飛ばしていただければと思う。

■マクロ的視座「民族・人類」
世界には様々な「民族」が存在しているわけだが、今回は日本民族に焦点を当ててみよう。これは個人的な定義だが、本稿で謂うところの日本民族とは、「日本語を母語とし、日本列島で主に形成期を送った人々の集団」としたい。そうした小生の定義に当てはまる人々は、ほとんどが今でも小さな日本列島に住んでいるわけだが、一人一人りに目を向けると、物の見方・考え方は多様であり、まさに十人十色という形容がピッタシだ。天皇陛下を筆頭に、武田邦彦氏や馬渕睦夫氏といった、日本精神を体現している人たちがいる一方で、竹中平蔵やホリエモンといった 「今だけ、金だけ、自分だけ」という具合に、日本精神の欠片も無い人たちもいるといった塩梅だ。そして主流を占めているのが、未来に希望を見い出せず、夢も希望も無い、その日暮らしを送っている人たちである。そのあたりをアイロニーな言葉、皮肉を込めて投稿していたのが、道友のvagabundo1431さんである。

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https://grnba.bbs.fc2.com/reply/17344796/432/

sheeple・・・、英語の「sheep」と「people」を組み合わせた、vagabundo1431さんの造語なのだろうが、実に言い得て妙である。そうした道友の嘆き節は分からないでもないが、ここは一歩立ち止まって考えてみる形で、「老兵は死なず,ただ消えゆくのみ」という、ダグラス・マッカーサーが退任演説の際に引用したという言葉を、じっくりと味わってみるべきだろう。

つまり、小生のような老兵は間もなく消えていくわけだが、次の子や孫の世代に日本精神を引き継いで欲しいという気持ちが小生には強く、そのためにも一人でも多くの若者に勉強して世の中を知って欲しいと願っている。だからこそ、人があまり読んでくれそうもないブログを、今でも細々と書き続けているわけである。こうした愚生の心情、拙稿「独立のすすめ」で紹介した、「この秋は雨か嵐か知らねども今日のつとめの田草とるなり」という、二宮尊徳の短歌と重なるものがある。

ともあれ、今後も身の程を弁えず国際情勢といった、マクロの話を書き連ねていくつもりであるが、一人でも多くの人たちの目に留まってくれれば、筆者冥利に尽きるというものである、


【徹底解説】能登半島地震で判明した政治家の闇~40年以内に訪れる日本崩壊シナリオ~

ここで、勉強をすることの大切さを書いておきたい。上掲の動画は三橋貴明氏が主催する『月刊三橋』入会のPR動画だが、インフラという視座から日本の現状を訴えかける内容となっており、憂国の情に溢れた動画と言えよう。有償講座ではあるが、月々1980円と格安な講座になっているので、これからの日本を背負う若者に三橋氏の講座で勉強して欲しいと願う。ちなみに、小生は三橋氏の講座に参加するつもりはない。何故なら、語られている内容の殆どは、小生にとって既知のものだからだ。なを、上掲の動画は「日本のインフラ」を切り口にしているが、この動画を通じて日本のインフラに関心を抱いた読者は、以下の拙稿に一度アクセスしてもらえたら嬉しい。
「地形・気象」というモノサシ

ともあれ、今後も「民族・人類」に立脚したブログ記事を、蟷螂の斧さながら書き連ねていく所存であり、拙稿を踏み台に、読者が各々のテーマを深掘りしていってくれたら本望である。

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■ミクロ的視座(個人・家族・地域)
次に、ミクロ的視座に切り替えて、個人・家族・地域について見てみよう。なを、以下は個人的な内容となるので、冒頭で断ったように、忙しい読者は読み飛ばすとE-。

さて、ここで謂う地域とは日本社会という広大な地域ではなく、個々が居住する市町村レベルの話となる。小生が居を構える地域は総世帯数が1300世帯ほどで、計14地区に分かれている。各地区はさらに細分化され、それぞれの地区は少ない地区で3班、多い地区で17班で構成されており、計170の班が存在する。それぞれの班には班長がいて、毎年順番に入れ替わることになっている。小生が所属する班は計7世帯(一軒は長期入院中のため空き家)で、この4月から小生に班長の当番が回ってきたので、現在この班の班長を小生が務めているわけだ。昨年、隣のMさんが東京に引っ越したのだが、土地が広かったこともあり、そこに新たに二棟の建て売り住宅が建ち、昨秋、新しい二家族が引っ越して来た。そこで、小生の親世代にあたるYさん(89歳)にお願いして、我々の班の歴史と今後の近所付き合いについてお話していただくため、皆さんに拙宅に集まってもらったわけである。そしてYさんの主導で、今や時代も変わったので互いに道で顔を合わせたら、挨拶程度はしていこうと取り決めたのである。但し、一旦緩急あれば助け合っていこうとYさんが強調してくれたのは有り難かった。

これで新しく引っ越して来た二家族も、当班にはどのような人が住んでいるのか、今後どようにお付き合いをしていけばいいのか、といったことが分かったと思うので、心の中で安堵していることだろう。つい数年前の自分だったら、子どもたちの学資金を稼ぐため、とても近所といった周囲のことを考える余裕は無かったはずだが、二人の子どもたちも巣立ったということもあり、時期的にもちょうど良かったと思う。

次に親族。小生も世間一般で見受けられるように、つい最近までは結婚式か葬式の時以外は、滅多に親戚と顔を合わせることはなかった。その理由は上述の通りで、子どもたちの学資を稼ぐのに精一杯で、とても親戚と頻繁にお付き合いをする余裕が無かったからだ。しかし、二人の息子も巣立ってくれた今の小生は、仕事の受注先となる翻訳会社を減らして三社ていどに絞ったことで、大分仕事の負担が軽くなった。それでも、二ヶ月毎に受け取る年金にプラスアルファとして、小遣い銭ていど稼げるのは有り難い。また、仕事を続けていると精神衛生上良いということが、最近になって分かるようになった。加えて、このところ円安が続いているが、それが外貨で受け取る翻訳料金を円に替える際、大幅な収入増となっている。現在のドル円は155円前後だが、ブラザ合意前の240円に戻っても個人的にはE-。

具体的な親族の話となるが、母の兄弟四人のうち三人は既に逝去しており、残るは母の弟(80歳)一人となった。この叔父は生涯独身を貫いてきた。だから、叔父が逝去したら何処に納骨しようかと、生存している母の弟の伴侶、小生にとって義理の叔母が心配し、その件で最近あった親族の葬儀の帰りに拙宅に寄っていただき、あれこれ話し合っている。そして最終的に義叔母は「独身の彼を父親の眠る菩提寺に納骨してあげたい」と提案してきたのだった。小生は義叔母の優しい心に打たれ、叔父が飯能市に住んでいることもあって、逝去した際の市役所の諸手続きを在飯能の小生が代行すると約束したのである。その後、義叔母を含めた親戚中が集結し、いろいろと話し合った次第である。義叔母は菩提寺の方丈とも話し合ってくれ、叔父の納骨を承諾してもらえたとのことで良かったと思う。

ここで小生の従姉妹だが、今までは互いに子どもの学資を稼がねばならないといった、働き盛りの時期だったこともあり。ほとんど顔を合わせることは無かった。しかし、今では従兄弟の大半が還暦に達したので、最年長者である小生が音頭を取って、一度くらい従兄弟会なるものを開催してみようかと考える今日この頃である。

最後に一つだけ付言。掃除だ。敬愛する馬淵澄夫元ウクライナ大使が動画で語っておられるように、家の掃除をすることで精神的に落ち着き、己れの仕事などが捗り、何よりも、やる気が漲ってくるのが分かるのだ。思い立ったが吉日、今日あたり掃除をしようではないか・・・!

コーヒーブレイク

ブラームス【生涯と名曲】ロマン派を代表する偉大な交響曲作家の人生と代表作/大学祝典序曲・悲劇的序曲・ピアノ協奏曲・ハンガリー舞曲などの名作

人類の起源 2
この五月連休、上の息子夫婦が車で秩父を観光、帰宅の途中で実家に寄ってくれた。話を聞けば、芝桜の羊山公園など、主に秩父盆地をドライブしてきたようだ。このように、何かの用事で近くに寄った際。ほぼ毎回顔を出してくれる二人の気持ちが嬉しい。

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羊山公園と武甲山


息子の上さんに「武甲が見えた?」と訊いたところ、「見えた!」と明るく元気に答えてくれた。まぁ、羊山公園は武甲山の麓なので、当たり前と言えば当たり前の話なのだが・・・(笑)。ちょうど武甲山の話になったので、その機会を利用して若い夫婦に秩父盆地の話をしておいた。一ヶ月ほど前にアップした「皇室と日本精神」で紹介した渡辺惣樹著、『史跡は語る/武蔵国(埼玉)編』の第7章、「古秩父湾 海辺だった秩父(秩父市・長瀞町・小鹿野町)」を思い出しつつ、二人が目にした武甲山の削り取られた山肌は、二億年前のものだというところから話を始めたわけである。

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秩父盆地と古秩父湾の歴史は日本列島の歴史そのもの!

因みに、拙ブログでも対象地域を広げ、日本列島そのものについてブログ記事にしている。

恐竜が絶滅し、哺乳類の時代となった3000万年前、徐々に日本列島が大陸から切り離されていった。やがて2500万年前、ついに太平洋から海水が浸水、さらに数百万年かけて、大陸からの日本列島の距離が広がっていった。以下は、1500万年前の〝日本列島〟である。

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奇跡の日本列島


わずか1500万年前とはいえ、現在のような日本列島の形すら無かったことが分かるだろう。それだけ、千万年という時間単位は気の遠くなるような長さということだ。それなのに、現在の日本列島が未だ完成していない1500万年前に人類、すなわちホモサピエンスが、この地上の何処かに誕生していたのだと言ったら、読者はどう思われるだろうか? 俄には信じ難いといったあたりではないだろうか・・・

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小生は拙稿「人類の起源」で『人類の隠された起源』(マイクル・クレモ 翔泳社)を紹介している。並行して他にも様々な本を読み進めていたので、完読までに大分時間がかかってしまったものの、最近に至って漸く読み終えた。同書を通読し終えて、小生は人類は数千万年前に誕生していたのかもしれないという、思いを一層強くしたものである。何よりも、同書の腰巻きに以下のような文字が目に飛び込んでくるのだ。

はじめて明かされる、5000万年前の人類の存在



また、拙稿「文明発祥の地」で「人類の起源はどこか?」と題する、武田邦彦氏の動画を紹介しているが、武田氏は以下のイラストを示しつつ、「元々日本列島で日本人が誕生し、それが現代日本人の遠祖」といったことを語っていた。つまり、武田氏は人類誕生の時期については、定説の「700万年前」を受け入れているということになる。

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確かに、人類もとい猿人は、700万年前にアフリカで誕生したというのが現在の定説となっている。しかし、『人類の隠された起源』の腰巻きには「5000万年前に人類が存在していた」と書かれているのだ。そこで、同書を読み進めてみたところ、5000万年前どころか数億年前に人類が存在していたという記述すら目に入ったのである。たとえば・・・

イリノイ州地質調査部によると、この金鎖が見つかった石炭は二億六〇〇〇~三億二〇〇〇万年前のものだ。それならば、その時代の北米大陸に、進んだ文化をもつ人類が存在していた可能性も出てくる。
『人類の隠された起源』p.167


つまり、猿人ではなく現代ホモサピエンスが5000万年前どころか、さらに時間を遡ること数億年も前に、すでに存在していたという物的証拠を同書は大量に紹介しているのだ。そのあたりは、読者自ら同書に実際にあたって確認していただきたい。

それにしても、今の日本列島が現在の形になったのは、たかだか1000万年ほど前に過ぎない。それなのに、日本列島が大陸から切り割かれ始めた3000万年前に、すでにホモサピエンスがこの地球上の何処かで存在していたとは・・・。人類が存在していたのが700万年前という定説とは大分隔たりがあるではないか。恐竜時代が突然の終焉を迎え、鼠のようなほ乳類が地上に姿を現すようになった時代に、すでにホモサピエンスが存在していた? 俄には信じ難いということになるかもしれない。それでも個人的に直感だが正しいと思っており、今後の研究テーマにしたいと思う。果たして、我々人類は何時何処で誕生し、何処へ行こうとしているのだろうか・・・

コーヒーブレイク

【海外の反応】「奈良の鹿はすこ゛いそ゛!」日本を象徴する光景か゛世界中て゛拡散され2700万再生を記録!世界て゛賞賛された理由とは…

日本のタブー
経済アナリストの森永卓郎氏が、膵臓癌ステージ4であることを公表した。膵臓癌は数ある癌の中でも生存率が最も低い癌とされているが、そのあたりについては森永氏は百も承知だろうし、動画から映し出される同氏の顔つきや言葉からも死への覚悟が読み取れよう。国会議員である原口一博氏もそうだったが、ある種の開き直りとでも言うのだろうか、森永氏も生きる姿勢や言動が大きく変わったことが分かるのだ。ちなみに、掲示板「放知技」でも小生は森永氏の「変化」について投稿している。

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https://grnba.bbs.fc2.com/reply/17342561/346/

日本航空123便の墜落事故(撃墜)は1985年8月12日、今から39年も前に起きている。日航機が追撃された真相を推測するにあたり、考慮しておかなければならないのは、当時の自衛隊を覆っていた「空気」だ。今でこそ考えられないことだが、当時は日教組全盛の時代だったのであり、先の大戦時に日本は他国を侵略した悪逆非道な国という教育を我々は受けてきたし、そうした侵略説を声高に叫んでいたのは大手マスゴミであった。そして、マスゴミの記事を鵜呑みにしていた人たちが、圧倒的多数だったと記憶している。しかし、その後は日本列島で地震や災害が多発して自衛隊が駆けつけ、多くの人命が救われ食糧といった生活支援を受けたこともあり、徐々にではあるが、自衛隊に対する「空気」も変わっていったのである。

日航機123便に話を戻す。もし、自衛隊の戦闘機が御巣鷹山で、背後からミサイルを日航機に向けて発射し、撃墜させたことを当時の日本国民が知ったとしたら、自衛隊は国民から非難の嵐どころか、自衛隊廃絶に至っていたかもしれない。とてもではないが、内閣総辞職ていどでは済ませられなかっただろう。

日本政府は最終的にどうしたかと言えば、ボーイング社による尾翼の整備不良だったということにしてもらい、製造元のボーイング社に全責任を負わせたのである。しかし、その代償はあまりにも大きかった。そのあたりは、以下の動画で解説しているので、時間にして5分間ていど、この機会に観るといいかもしれない。


【切り抜き 闘論!倒論!討論!】若者vs高齢者-日本経済の未来は地獄図か?[桜R5/11/1]

結局、日航機123便の件でアメリカに頭が上がらなくなった中曽根内閣、アメリカによって完全に首根っこを押さえつけられてしまったとする、森永氏の主張も分からないでもない。しかし、個人的には話はさらに遡ると思うし、元凶は先の大戦の敗戦に行き着くと思う。つまり、敗戦後の日本はGHQに押さえつけられていたのだが、その後において日本の属国化に一層の拍車をかけたのも、日航機の件以外にも幾つかの切っ掛けがあったのである。このあたりは話が長くなるので、いずれ取り上げてみたいとは思うが、すべてのタブーは情報提供者との約束もあり、書くことはできない。

さて、日航機追撃以降の日本は、ブラザー会議、日米半導体協定、小泉純一郎の登場による自由主義の浸透、郵政民営化と続き、今やNTT法廃止へと突き進んでいるのはご存知のとおり。


#5 森永卓郎×深田萌絵 『言ってはいけない』失われた30年と日航機事故

他にも森永氏による日航機123便についての動画は幾本かあるので、時間的に余裕のある読者は覗いてみるといいだろう。

ここまで読み進めた読者は、小生は自衛隊嫌いの人間とでも思ったかもしれない。否、そのようなことは決してなく、全ての諸悪の根源は歴代の日本政府にあったのは言うまでもない。なぜなら、自衛隊が「上」(政府)の命令に逆らえるはずもなく、日航機撃墜の命令を下した「上」こそ、当時の中曽根政権、すなわち自衛隊の最高指揮監督権を有していた中曽根康弘だったからだ。

やや横道に逸れるが、小生は日航機墜落事故の起こる十数年ほど前、二十代の頃に出会った吉野某という家電販売店の社長宅に、友人と一緒に招かれて夕食をご馳走になったことがある。当時、二十代になったばかりの小生に対して吉野氏は、「自衛隊への入隊体験のすすめ」を熱く説いていたものである。結局、入隊こそ果たせなかったものの、後に下の息子が空自に入隊、三年間にわたり自衛官として活躍してくれたこと、親として誇りに思う。

ところで、森永氏は最近、『書いてはいけない――日本経済墜落の真相』(森永卓郎 フォレスト出版)と題する本を上梓した。

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そして、同書には以下のような記述があった。

(1)ジャニーズの性加害
(2)財務省のカルト的財政緊縮主義
(3)日本航空123便の墜落事件

この3つに関しては、関係者の多くが知っているにもかかわらず、本当のことを言ったら、瞬時にメディアに出られなくなるというオキテが存在する。それだけではなく、世間から非難の猛攻撃を受ける。下手をすると、逮捕され、裁判でも負ける。

だから、賢い人はそうした話題には最初から触れない。知らぬ存ぜぬを貫くことだけがメディアに出続けるために必要なことだからだ。ただ、私はそうした態度を取ることができない性格だ。

【本屋のトレンド】


ジャニーズも財務省も、すでにネットの世界では暴露されているが、ここに来て、日航機の追撃事件も徐々にではあるが暴露されるようになった。しかし、なにも森永氏の主張する三つのタブーだけではなく、その他にも闇に包まれたままのタブーも存在していたのを忘れるべきではない。

コーヒーブレイク

【海外の反応】「日本は中国の敵にもならない」中国こそが世界最強だと主張する中国人学生が、たった一人のアメリカ人女子学生に完全論破される状況

大谷翔平と真美子さん
早いもので、もう一年の三分の一が過ぎようとしている。最後にブログ記事を書いたのが一ヶ月以上も前の3月20日(皇室と日本精神)、その後は新記事の一本も書けなかったのは、相変わらず仕事(翻訳)に追われていたことが大きかったのだが、その一方で国際情勢も実に大きく動いた。だから、いつもの通り世界情勢に関わる記事を書きたいところだったが、今回は大谷翔平選手と水谷一平通訳の一連の騒動について、個人的に思ったことからブログ記事を再開してみたい。尤も、再び大量の仕事が入ったら、1~2ヶ月は更新できなくなるかもしれないが・・・

さて、小生は水谷氏のスポーツ賭博を知った時、以下のような投稿を掲示板「放知技」で行っている。

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https://grnba.bbs.fc2.com/reply/17340392/999/

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小生は放知技で今回の騒動について、「大丈夫、奥さんがしっかりしているから・・・」と書いている。何故、そう思ったのか? それは上掲の放知技にも「生まれて初めてプロポーズした女性とそっくり」と書いたように、大谷選手の横にいる真美子さんを見て、あっ、この女性なら大丈夫だ、彼女が大谷選手を支えてくれるだろうと、直感的に分かったからである。

この賭博問題に、一応の決着が着いたことは以下の動画が物語っている。


大谷翔平をATM扱いしていた水原一平…ドジャース・フリードマン編成部長が男泣き「オオタニは本当に強い男」【海外の反応/ドジャース/MLB】

この動画は、水原氏の賭博問題の背景と結末が分かるものとなっているのだが、個人的に唸ったのが大谷選手の精神力だ。小生も金銭を巡って長年付き合ってきた、親友に裏切られたという苦い体験があるだけに、大谷選手の心中を察することができたのである。それにも拘わらず、今や連日のように活躍する大谷選手には舌を巻くしかない。

そして、これが肝心なことだが、ドジャースの選手仲間、監督をはじめとしてドジャース関係者が、大谷選手を全面的にサポートし、かつ100%大谷選手を信用しているのも、大谷選手の人徳のなせる業だろう。また、日ハム時代の大谷選手は小遣いとして、毎月一万円でもおつりが来たほどで、ともかく野球に集中していた様は、小生が敬愛する宮本武蔵を彷彿とさせるものがあった。そんな大谷選手が博打なんぞにのめり込むはずがない。身内にパチンコ店の支配人を務めていた兄弟がいるが(定年退職した)、パチンコやギャンブルで身を滅ばすようなことは一度も無かった。

世界を三年間放浪した兄である小生の影響もあったのだが、弟は大学受験に失敗して沖縄へ旅立ち、時には飯場で小指の無い荒くれ男たちを束ね、土木工事を仕切る現場監督の体験をしている。夜は夜で彼らと卓を囲んだり、一升瓶を片手に裏世界の話に耳を傾けるという生活を送っていたようだ。

小生も一通りギャンブルを体験しているが、どれも中途半端というか付き合い程度で終わっている。だから、水谷氏のように賭博にのめり込むようなことはなかったし、賭博に全く関心の無い知人・友人とも多く交わってきただけに、大谷選手が賭博と無縁なのは、動画から醸し出される大谷選手の雰囲気から分かるのだ。このように、少しは人間観察力が小生にはあるのだが、その点、大谷選手の人間を全く読めなかったのがマスゴミであった。そのあたりが良く分かる動画を二本だけ紹介しておこう。


1009回 見立て通りだった水原事件 大谷も知ってると言ってたコメンテーターどうしてる?【注】大谷さんの最初の口座はアリゾナでした。訂正します。

高橋氏同様、小生もアメリカで口座を開設しているが、日系の銀行で開設したので言葉で困ることはなかった。蛇足ながら、高橋氏のロシア観には組みしない小生ではあるが、上掲動画の高橋氏の解説については同意している。そして、もう一本・・・


ひろゆき「赤っ恥」。ドジャース大谷翔平「容疑者」扱いの知ったかぶり。ホリエモンはライブドア時代から。報酬を期待する本能を無視する脳科学者な中野信子のギャンブル設計|

小生、普段はテレビは見ていないというか、無視しているので知らなかったのだが、日本のマスゴミは賭博問題で大騒ぎしていたようだ。上掲の動画では、ひろゆきとホリエモンがやり玉に上がっている。二人ともユーチューバーなのは知っていたが、的外れな話ばかりな上(特に国際情勢)、「今だけ、金だけ、自分だけ」の精神構造のシトたちなので、彼らの動画を観ることは滅多にない。ともあれ、ネットの普及で彼らのような口から出任せを言っているだけの連中は、次第にネット世界から淘汰されていくことだろう。そうした連中を見抜ける力、ネット時代に必須のスキルの一つが人間観察力というワケでR。

コーヒーブレイク

全米が感動した大谷と家族の物語!米メディア「翔平のルーツは両親からの…」大谷両親の無償の愛をご覧あれ【海外の反応】【大谷翔平物語】【大谷翔平】【海外の反応】

Shohei Ohtani Is an Icon Among Us


皇室と日本精神
本ブログでは「飯山史観」という歴史カテゴリを設けており、今までに97本の記事を書き連ねてきた。だから、歴史に関する書籍や動画でピンと来たものは、極力接するように心がけていたこともあり、この度CGSチャンネルで茂木誠氏が、自身の史観を披露しているのを知った時は即座にアクセスしたものである。その茂木氏、現在は連日のように新しい動画をアップしており、どの動画も実に興味深い。たとえば・・・


日本のルネサンス!国学とは何か?|茂木誠

上掲動画で個人的に最も注目したのは、国学と和歌の深い繋がりである。和歌については今までに数本記事にしており、最近も2月1日に「魂入れ」と題する記事をアップ、和歌について言及している。

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この国学と和歌の繋がりについては、茂木氏の解説(8:15~)で直接確認していただくとして、要は記紀が成立した当時、漢文で書かれた日本書紀は、漢学の素養がある知識人であれば容易に解読できたが、一方で古事記と万葉集はと言うと、漢文で書かれていたものなのにも拘わらず、漢文に素養のある知識人ですら、日本語として一文字も解読できなかったのだという。そこで、日本語として一文字一文字解読していこうということで、万葉集に取り組んだのが契沖、古事記に取り組んだのが本居宣長だったというわけだ。そして、古事記と万葉集を解読する上で多大な貢献をしたものこそ、和歌だったのである。

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拙稿「魂入れ」で小生は、天皇陛下の御製の解読を試みているが、その後に手許にある『皇室と日本精神』(辻善之助 大日本出版)の以下の行に接し、偉大な歌人だった藤原定家も御製の解釈という、小生と同じような作業をしていたのを知って親近感を覚えたものである。

 天皇の御撰にかかる『詠歌大概御抄』(藤原定家の詠歌大概の注釈)の中に、光孝天皇の「君がため春の野にいでて若菜摘むわが衣手に雪は降りつつ」の御製を解釈して、次の如くに記されたのである。

 此御歌は有心体也。心をいい残したる体也。詞足らずして、心あまれりといいたるとはかわるべし。

 是は余寒の時節、雪を凌ぎて若菜を摘む心也。若菜つむというに辛労の心こもれり。雪は降りつつという所に心を残したる歌也。親王ほどの人の、如此おりたちて若菜つみたまうは何故ぞなれば、君がため也。君が為とは上一人より下万民にいたるの心也。君も長久に民もゆたかにと祝し給う義也。臣下に若菜たまうとて、如此の辛労の体、王道の肝要、撫民(注:民をいたわること)の体に叶うことなり。雪は艱難の方にとるなり。


一首の歌も、かように解釈して、その深意を究めさせ給う所に、天皇の済生撫民の厚き御思召を窺うべきである。
皇室と日本精神』p.167


その茂木氏、この度『「日本人とは何か」がわかる 日本思想史マトリックス』と題する新書を上梓している。

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上掲の目次から、同書はCGSでの茂木氏による歴史講釈と重複していることが容易に想像できた。以下は茂木氏による新書のPR動画である。


『日本思想史』三刷御礼!/そうき先生の埼玉本発売!

ここで、茂木氏が紹介していた渡辺惣樹著『史跡は語る/武蔵国(埼玉)編』に目が留まった。同書の目次(以下)に目を通すと、我が生琉里についても言及していたので、速攻で発注をかけている。

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史跡は語る/武蔵国(埼玉)編

第1章 家康の遺骸は日光にはない(川越市)
第2章 渡辺綱は鴻巣からやってきた(鴻巣市)
第3章 氷川神社は古代祭祀場だった(さいたま市)
第4章 芭蕉の旅と斎藤実盛(草加市・熊谷市) 
第5章 金錯銘鉄剣に記録された115文字(行田市)
第6章 日本武尊の東征の足跡を追う(秩父市)
第7章 古秩父湾 海辺だった秩父(秩父市・長瀞町・小鹿野町)
第8章 飯能戦争、帰化人、大東亜戦争の史跡(飯能市・入間市)
第9章 武蔵国から思う鎌倉武士の憂鬱(狭山市)
第10章 室町の関東はカオス、謀略に沈んだ太田道灌(越生町)
第11章 深谷の不思議と渋沢栄一(深谷市)


同書は昨日届いているが、これで入手した渡辺氏の著作は二冊目となった。最初の一冊は『謀略と捏造の二〇〇年戦争』で、この本はブログ記事「ドルの衰退」でも紹介しているが、同書が切っ掛けとなって渡辺氏の動画(そうきチャンネル)を精力的に観るようになった次第だ。

我が生琉里の飯能であるが、本ブログでも飯能についての記事を書いているのは勿論のことである。たとえば・・・
飯能と明治神宮

この記事だが、「もしかしたら、飯能に明治神宮が造営されていたかもしれない」という、歴史好きであれば実に興味深い内容の記事になったと自負している。また、少し範囲を広げて隣の日高市についても、「まぼろしの古都」と題する記事を書いたが、これは、「もし天武天皇の構想が実現していたら、今の飯能・日高は日本の都になっていたかもしれない」という内容の記事だ。

天武天皇が構想したという「複都制」を目にし、咄嗟に思い出したのが旧ブログで取り上げた、栗本慎一郎の『シルクロードの経済人類学』だった。つまり、天武天皇の出自は草原の民、すなわち遊牧民だったのかもしれないと思うに至ったのである。第一、そうでなければ草原の民独特の「複都制」構想が、出てくるはずがないではないか…。その天武天皇の寿命がもう少し長かったら、武蔵高麗京(埼玉県日高市及び飯能市)が都の一つになっていたかもしれず、改めて幻(まぼろし)の古都に住んでいることの不思議さを感じた。


渡辺氏の新刊本は埼玉全域を取り扱っているだけに、物足りなさを感じた読者も少なくないだろう。その意味で、小生の上掲記事二本を補足にしていただけたら幸いだ。

コーヒーブレイク

【埼玉の地形】~都道府県の地形~


埼玉県の偏見地図【おもしろ地理】

國のかたち
東日本大震災から13年目を迎えた3月11日、例年の如く午後2時46分に一分間の黙祷を捧げた。今年はテレビを点けたまま、東北の人々も黙祷を捧げているのを横目で見ながらの黙祷であった。その後もテレビを見続けていると、成人式を今年迎えたという、当時は小学校一年生だった女性が登場、改めて、あれから13年も経っているのだなと月日の流れを思い知った。

さて、今年の元旦に「激動の年」と題する記事を書いているが、その中で「アメリカの世界支配失敗」という伊藤貫氏の動画を紹介した。アメリカ、具体的にはネオコンの衰退が日を追って明らかになっていく様を解説した動画で、そのあたりは、拙稿「DS最後の足掻き」でも紹介したタッカー・カールソン氏による、プーチン大統領へのインタビュー動画をはじめ、ヌーランドの〝退任〟、最高裁でのトランプ勝利などでネオコンの衰退が手に取るように分かるだろう。そこで今回は、「移民」の視点でネオコン衰退に関する記事を書いておこう。

今から30年ほど前、小生が40代だった頃に立ち寄った街の書店で、月刊『宝島』を手にしたところ、移民問題を特集として取り上げていた表紙が目に入ったので、パラパラとページを捲ってみたところ西尾幹二氏の記事を発見、迷わず購入した。当時の西尾氏は移民反対の立場にあり、自分も西尾氏の立場に組みしていたこともあって、帰宅して貪るように読んだものである。

その後も移民問題については目配りをしてきたが、最近に至って再び移民問題で騒がれ始めるようになった。それも日本だけではない。アメリカやヨーロッパでも移民問題が今や大変な問題になっているのだ。



及川幸久氏以外に、我那覇真子さんや石田和靖氏も移民問題を取り上げている。


ヤバい移民問題!男が妊娠する歪んだ社会になる|我那覇真子×小名木善行


【アメリカ崩壊】毎日が殺人,恐怖の地下鉄通勤! 不法移民は限界を超えている!(マックス×石田和靖)@tokyomax

石田氏の移民問題に関する動画は他にもあり、拙稿「不法移民」でも紹介済みだ。

尤も、アメリカの危機だけを語る石田氏とマックス・フォンシュラー氏の対談動画を観ていると、今にもアメリカが崩壊していくのではと思うかもしれないが、現地に長年住んでいる日本人のユーチューバーは真逆の見方をしているのが分かる。


ホームレスになりかけた自分から見たサンフランシスコの治安悪化報道。ニュースが言わない裏の真相。観光客が行く場所の実際の街の様子 Is San Francisco that dangerous?

この動画はニューヨークではなく、サンフランシスコの状況を撮しているのだが、ゆすりやたかりのシーンは登場しないし、街の様子も思ったよりは落ち着いているのが分かるだろう。小生はユーチューバーの解説よりも、画面に映し出されるサンフランシスコの街の様子を注視した。何故なら、こうした街の風景は嘘をつかないからである。小生はサンフランシスコで一年半ほど暮らしており、動画にも登場するユニオンスクエアにはよく足を運んだものである。一方で、当時(1973年)と比較して人の行き来が極端に減っているのも分かった。だからこそ、それは観光客が減少したためだというユーチューバーの解説に納得できるのである。

また、チャンネル桜も移民問題を取り上げていた。


【討論】不法移民地帯ニッポン[桜R6/2/22]

三時間以上にわたる動画ではあるが、内容は日本の國體についての議論だったし、出席していた各々の識者(以下)の話に耳を傾けるだけの価値はあると思う。

●川口マーン恵美
川口さんはドイツにおける移民問題について語っていた。確かに、ドイツ人口全体の約3割が移民あるいはその子孫であり、中でもトルコ系市民がドイツ人口に占める割合は第一位で約300万人にもなる。それは、30~40年前にドイツがトルコから大量の移民を受け入れたためで、当時のドイツは第二次世界大戦後の復興で、深刻な人手不足に直面していたのである。そこでトルコからの移民を受け容れたのだが、その一方でトルコからの移民はドイツ人から二流市民の扱いを受け、そこから発生した様々な社会問題をドイツは抱えるようになったわけである。その後、メルケル前首相が打ち出した移民政策で、さらに移民が急増、今や移民問題がドイツ社会の重しになっていると川口さん。

●長尾敬(前衆議院議員)
日本で最近に至って移民問題が浮上してきたのは、財界が人手不足という名目で移民受入に積極的になり、そのために大量の移民が流入、日本社会の問題と化したと長尾氏は語るのだが、その裏にエマニュエル米国大使の圧力があったことについて、長尾氏が指摘していなかったのは残念であった。ちなみに、深田萌絵さんの動画を通して長尾氏の人物を小生は知っているだけに、同氏の言動については冷めた目で見ている。

●佐々木類(産経新聞論説副委員長)
佐々木氏は移民について慎重になるべしと主張、移民に反対する西尾氏と立場的に近い人物のようだ。ただ、同氏については名前を過去に数度か目にしたていどで、同氏の人物を詳しく知っているわけではないので、同氏の主張に対する論評は控えたい。

●石井孝明
石井氏は川口市で起きているクルド人問題の動画を公開しており、同じ埼玉県民として以前から移民問題に注目していた。石井氏が語っているように、このまま行けば日本は第二の川口市になりかねないだろう。

●宇山卓栄
宇山氏に関してはあまり評価していなかったのだが、最近の同氏の発言には傾聴に値するものが少なくない。今回の場合、不法滞在ビジネスの構造についての同氏の解説は注目に値しよう。

●浜田聡(参議院議員
移民問題以外にも、他の多くの政策で個人的に注目している国会議員の一人である。いずれ、同氏の人物評をブログ記事にするかもしれない。

最後に、移民問題で揺れ動いているのは、何も欧米や日本だけではないことを指摘しておこう。移民問題は他の国や地域でも大きな問題になっているのだ。例えば、小生は六年ほど前にアルゼンチンを再訪(2018年7月23日~8月25日)しているが、一ヶ月間の滞在中は殆ど親友のシルビア宅に滞在、ブエノスアイレスに出る時は必ず彼女か彼女の家族と一緒に出かけたが、その度に街の風景が様変わりしているのに心が痛んだものである。前回(1972年)アルゼンチンを訪問した時は、道行く人の大半が白人だったのに、今や街を行き来する半数以上の人が移民であることが分かるのだし、この半世紀で大きく様変わりしたアルゼンチンに、暗澹とした気持ちを抱いたものである。

そして、道を歩きながら親友のシルビアには、「スリに気をつけて!」と幾度となく言われている。半世紀前のブエノスアイレスだったら到底考えられなかったことで、こうも一国の社会構造が変わるものかと思ったものである。当時(1972年)はアルゼンチンをヒッチハイクで縦断できたし、その間に盗まれた物と言えばカメラていどで済んでいる。治安が悪化した今回(2018年)では、シルビアやアルゼンチンの友人と一緒でなかったら、恐らく一度や二度、身ぐるみを剥がされていたかもしれない。

ともあれ、日本を今の欧米やアルゼンチンのようにしてはいけないと思いつつも、岸田政権は移民の受入に驀地だ。だからこそ、我々は岸田文雄首相が何をしようとしているのかを見抜くことが大切なのだし、その上で個人個人が自分の頭で考え、出来る範囲で何等かの行動に移していくことが大切だ。

コーヒーブレイク

【武田邦彦 3月12日最新】私のニセ者が人工音声で参政党を批判していますが、アレは私じゃない・・・・ Youtubeで私の偽者が多い本当の理由・・・ 実は“コレ”なんです!!

健康観の見直し 2
年金トーク」という動画チャンネルがある。道行く人たちに声をかけ、定年退職した人たちの年金事情についてインタビューする動画だ。年金トークというだけあって、インタビューを受ける人たちは還暦を迎えようとする人や卒寿に達した人にいたるまで、彼らが歩んできた人生を語ってくれるので、時には己れの人生と重ね合わせつつ耳を傾けることもある。そして、矢張りインタビューを受ける人たちが、必ずと言ってよいほど話題に持ち出すのが健康であった。

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【年金いくら?】雀荘経営73歳と地方公務員75歳の年金インタビュー

前稿「蟻の一穴」のコーヒーブレイクで小生は吉野敏明氏の動画、「日本人に脈々と受け継がれてきた日本精神とは」を紹介しているが、それが切っ掛けとなって同氏の健康に関する動画を幾本か観てみたのだが、吉野氏の実家が東洋医学の流れというだけあって、同氏が東洋医学についての造詣が深いことを知った。

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小生も東明社の吉田寅二社長と知己になって以来、吉田社長からは東洋医学について様々な話を聞いたり、東明社で出していた東洋医学関連の書籍を大量に謹呈していただいている。
傷寒論と吉田寅二

その吉野氏、どうやら水野南北の観相学に詳しいようで、八綱弁証にも通じていることを知って嬉しく思った次第である。そんな吉野氏の動画で、個人的に最も強い印象を受けたのが入浴についての動画であった。


知るだけで疲れのとれ方が5倍変わる??お風呂の効用?前編?


知るだけで疲れのとれ方が5倍変わる??お風呂の効用?後編?

小生の息子たちはシャワー派だが、シャワーではなくて風呂にすべきだと言う、吉野氏の動画に耳を傾けて欲しいとつくづく思った。その他、小麦粉、具体的には、バン・うどん・蕎麦・スパゲティなどではなく玄米食にせよ、甘い物は止めよう、虫歯と歯周病の関係といった、目から鱗の動画が多く、その意味で読者も吉野氏の動画一覧にアクセスし、気になる動画が有れば観てみるとE-かもしれない。
吉野敏明チャンネル?日本の病を治す

ところで、小生は「健康観の見直し」と題する記事を書いている。

大愚和尚は長年にわたり天寿を全うした人たちの葬儀の後、親族に「お爺ちゃん(またはお婆ちゃん)の生前の生活はどうでしたか?」と、必ず聞き出していたと言う。そして、長生きした人たちの健康法に共通するものが三点あると大愚和尚は語った。

1.身体を動かせ
運動ではなく、家の掃除や畑の草むしりといった、日常的なことに身体を動かすことが良いそうだ。この大愚和尚の言葉を聞いてからというもの、身体を鍛えねばという強迫観念がきれいに消えたものである。
2.自分に刺激を与えよ
年寄りは労るのではなく、むしろ逆にこき使えということだ。だから、老親のいる人たちは、あまり老親を労るのは止めるべきだろう。
3.精神的に楽しめ
心を柔軟にしろということである。具体的な方法について関心のある読者は、大愚和尚の動画で確認していただきたい。


小生が知人や友人に、パソコンの前に座って一日中仕事をしていると話すと、決まって「できるだけ散歩するといいですね」とアドバイスしてくれる。それに対して小生は「そのように心がけます」と答えながら、左から右に聞き流している。だから、散歩といえば近所のコンビニでタバコ・酒・肴を買いに行くていどだ。その一方で家や庭の手入れは結構まめにやっているので、一応は身体を動かしている方だろう。だから、お陰様でここ四年ほどは風邪を引いたこともない。ただ、昨年の今頃は三叉神経痛で難儀した一時があった。だから、三叉神経痛の原因や治療法などをネットで調べたものである。以下は当時の日記からの抜粋だ。

三年前の秋(2021年9月27日)、脊椎椎体骨折で一ヶ月入院、快復しつつあった一年後(2022年秋)、入浴している時に左側額に激痛が走り、面食らう。だから、慌てて左額を抑えたものだ。ネットで調べた結果、どうやら三叉神経痛だろうということが分かった。その後も時々激痛が続くので、今年(2023年)の1月中旬に飯能中央病院で診断を受けた。その場でMRIを予約、数日後にMRIを受け、ついでに血液検査も受けた。そして再び同病院を訪れたところ、MRIでは特に異常は見つからず、血液も同様に異常無しとのこと。そこで、カルバマゼピンを一ヶ月分(30錠)処方してもらい、しばらく様子を見ようということになった。その日の夕食後に一錠だけ服用。翌日は激痛が出なかったので服用しなかったが、四ヶ月以上が経った6月29日(2023年)頃に再び激痛が出るようになったので、急ぎ二錠目を服用、さらに一ヶ月ほどが経過した7月29日にまたも激痛が走ったので急ぎ三錠目を服用した。その後、ネットで三叉神経痛について追加調査をしたところ、丸本達也先生という眼科医の本を知り、8月1日にKindle版をダウンロードして目を通してみた。同書を読み進めながら、丸本医師の唱える自己治癒、快眠・快便・快食といった主張に深く共鳴、さっそく横浜にある丸木先生の病院に予約を入れた。

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結局、丸木病院に行くことはなかった。それは、決心した当時は盛夏だったということが大きく、暑い中を横浜くんだりまで行く気がしなかったからだ。だから、涼しくなったら診断を受けるつもりで心の準備をしていた。ところが、8月17日に発症したのを最後に、その後はピタリと止まり、爾来一度も三叉神経痛の症状が出ていない。何か狐につままれたような気分になったものの、症状が出ないことを幸いに、未だに丸木病院には行っていないというわけだ。その後以下の動画に出会い、もしかしたらこれが三叉神経痛が治まった理由かもしれないと思ったのである。


【寝る前に視力回復0.8→2.0】耳をつまむだけでシミ、ほうれい線、たるみ、二重顎を解消?リンパマッサージより老廃物ドバドバ流れて目の疲れが取れて自律神経

3年前に脊椎椎体骨折を体験してからというもの、小生は入浴しながら耳の周辺を指で洗っているが、上掲の動画を観て、今までに自分がやってきた洗耳は、動画で解説していたマッサージの動きに似ていることに気づいたのである。だから、もしかしたら〝マッサージ〟を続けてきたことで、苦しんでいた三叉神経痛が消えたのかもしれないが、今のところ確信が持てない。ともあれ、しばらくは今の形でマッサージを続け、様子を見ていくつもりだ。

思い出すのは、飯山一郎さんからのアドバイスで、小生が7年前(2016年10月3~6日)に中国の青州を訪問した際、四日間ほど飯山さんの邸宅に泊めていただいているが、その時に飯山さんから健康についてのアドバイスを受けている。

六十代後半から七十代前半にかけ、人は誰しも一つや二つの大病を患うものだ。だから、そのつもりでいること。


当時の小生は63歳だったが、今から振り返るに、確かに六十代後半以降、脊椎椎体骨折と三叉神経痛という体験をしている。ともあれ、人は誰しも老いていくものだし、いずれお迎えが来る。その日まで、存分に冥土までの暇潰しに精を出したいと思う。

コーヒーブレイク

『「健康常識」という大嘘』理屈と実際は違う!【著書紹介もあり】

蟻の一穴
叔母の葬儀に参列し、確定申告の作成も無事に終えたので、今日は久方ぶりに読書や動画での情報収集を楽しんでいた。すると、脳裏に浮かんできたのが「蟻の一穴」という格言であった。小生は今年の元旦、「激動の年」と題したブログ記事をアップ、以下のように書いている。

今後の国際情勢を占う上で、プーチンの人物を識らないことには始まらない。


そのプーチンが2月8日、タッカー・カルソン氏のインタビューを受けた。そして、これが蟻の一穴になるのではと思ったのである。

インタビューを敢行したカルソン氏に対して、グローバリストらは大慌てだったようで、同氏に対して常軌を逸した人格攻撃を見せていたので笑えた。一例としてヒラリー・クリントン元国務長官、“useful idiot”(役に立つ愚か者)とカルソン氏を罵ったものである。そして、大手マスゴミの「プーチン=悪魔、ゼレンスキー=正義」キャンペーンに、すっかり洗脳されてしまった人たちの場合、何が起きたのかと呆然としたことだろう。

だが、そのプーチンを高く評価している識者も少なからずいたのであり、その一人が伊藤貫氏だった。その伊藤氏が過日百歳の生涯を閉じた、キッシンジャーについての動画を公開しているが、キッシンジャーも伊藤氏と同様、プーチンを高く評価していた一人であった。


キッシンシ゛ャーの栄光と残虐!!! Part②|伊藤貫×室伏謙一

伊藤氏によれば、キッシンジャーは自身最後の著作となった『Leadership』の結語で、「この半世紀、欧米諸国で本当の思考力を持っている政治指導者が出てこなくなった」と書いていたと言う。しかし、キッシンジャーから見て一人だけ例外がいたようで、それがプーチンであった。

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今回のプーチンへのインタビューについては、多くのユーチューバーが動画にしていたが、個人的に最も良かったと思ったのが及川幸久氏が登場する動画で、同氏によるプーチンの歴史観と宗教観の解説は秀逸であった。


【Front Japan 桜】及川幸久~世界史的転換点としてのプーチン×カールソン・インタビュー[桜R6/2/13]

二時間近い動画なので、時間の無い読者は及川氏が登場する46:01あたりから見るといいだろう。中でも、プーチンの宗教観を抉り出してみせた及川氏の言葉は、同動画の白眉であったとすら個人的に思う(1:11:53~)。

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これは神学上の大問題であり、イエスの「もう一方の頬を向けよ」が理想主義とすれば、一方で指導者として敵を倒さなければならないという現実主義がある。つまり、これはクリスチャン・リアリズムという、アメリカの神学上の大問題なのだが、それに対するプーチンの回答が凄かった。

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続けて、プーチンは以下のように語ることで、自身の宗教観を明白に示した。

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このプーチンの回答、「それは心の中にある」と「ロシアの魂」という二つの言葉は、ツランの心あるいは日本人の自然観に相通じるものがあり、このプーチンの宗教観を理解すれば、何故にキッシンジャーがプーチンを現世で唯一、思考できる政事家と高く評価していたのかが解るはずだ。それにしても、ロシア正教、仏教、神道を巡る水島社長と及川氏のやり取り、実に聞き応えがあった。

もう一点、「神の介入」について及川氏が付言している(1:33:54~)。

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神の介入とは「神は観ている」と言い換えることができ、拙稿「お天道様」で示した自然観とも深く繋がっている。その意味で、このプーチンの回答には深奥の真理が含まれており、ひょっとすると世界大転換に踏み出す道標、蟻の一穴となるのかもしれない。

なを御参考までに、動画で及川氏はポーランドについても言及しているが(53:31~)、馬渕睦夫元ウクライナ大使も及川氏と同様のポーランド事情を解説していた。


【馬渕睦夫】歴史は繰り返すヒットラーのポーランド電撃侵攻

最後に、プーチンが「ロシアの魂」について幾度か動画の中で言及していたが、これに関連して、「命」と「魂」の違いについて思いを巡らすにあたり、コーヒーブレイクの動画がヒントになるはずだ。

コーヒーブレイク

日本人に脈々と受け継がれてきた日本精神とは

DS最後の足掻き

ここ数日、タッカー・カールソン氏によるプーチン大統領へのインタビュー(2月6日)を筆頭に、グローバリズム(DS)の崩壊を白日の下にさらした様々なニュースが飛び交った。そうした中、副島隆彦氏の投稿が目に留まった。

 何で私が、馬渕睦夫が大嫌いかと言うと、私の本からの大量の泥棒で、本を書いているからだ。あんな見るからに、コケコッコーの鶏のような、軽薄な男が、外務省のウクライナ大使をやっていたことが信じられない。どうせ、周りの者たちからも嫌われているだろう。誰もお前の本なんか読まない。と私が書いても、こいつは、私を名誉棄損で訴えるということをしない。出来ない。真実がどんどんバレるから。ヘラヘラした態度のままで終わるジジイだ。いつまでも私がお前の盗文、剽窃(ひょうせつ)を許すと思うな。

 それから、及川幸久(おいかわゆきひさ)。お前は、あの東京の 港区 白金(しろがね)1丁目の、御殿のような、お城のような、高層のおば下野式の、幸福実現党の本部の中で、恐らく殺されたのだろう、教祖の大川隆法(おおかわりゅうほう)から、年に毎年2000万円ぐらいもらって、幸福実現党外国局長?の職 でネット・テレビに出ていた。ところが大川が死んだものだから、お金がもらえなくなって、幸福実現党からも追放された。及川幸久よ、統一教会の片割れのくせに、自分が、何か公正な世界政治言論を日本に伝えているように、いつまでも思い込むな。私、副島隆彦が、お前をいつまでも放置すると思うな。

【3104】ディープ・ステイトをDS(ディ・エス)と略記する者たちを、強く疑え。


小生の場合、副島氏の投稿はテーマだけを読み、他は流し読みするのを常としているが、今回は「馬渕睦夫」・「及川幸久」の名前が目に入ったので、一通り最後まで目を通した次第である。なを、副島氏は自著でジョン・バーチ協会について言及しているが、その箇所を画像コピーにして掲載していた。同協会については、林千勝氏の解説の方が格段と優れていたのを思い出したので、以下に紹介しておこう。


草の根組織、ジョン・バーチ協会のレジスタンス」[桜R3/10/16]

ところで、副島氏が取り上げていた馬渕睦夫元ウクライナ大使と及川幸久氏は、小生が日頃から高く評価している識者であり、副島氏の人物評とは真逆ということになる。上掲の副島氏の投稿についての判断は読者に任せるが、今回も相手の論点を衝くというよりは、いつもの通り人格攻撃に始終していた。そんな副島氏が批判していた両氏の動画を以下に紹介するが、両氏とも相手の人格を攻撃するのではなく論点を衝いているあたり、副島氏とは実に対照的である。

●馬渕睦夫元ウクライナ大使

馬渕睦夫【大和心ひとりがたり】第29回・2024年2月9日【生放送】

●及川幸久

その及川氏がチャンネル桜に初登場した。以下がその動画である。


【討論】グローバリズムの現在 2024[桜R6/2/8]

以下、登場人物ごとに個人的な感想を述べておこう。

●西村幸祐
西村氏の場合、最近は同氏の動画は観ていないものの、基本スタンスは変わっていないのを知り、嬉しく思った。個人ブログでも同氏の著作や動画を何度か取り上げているが、放知技でも同様だ。たとえば・・・
https://grnba.bbs.fc2.com/reply/17003576/654/

今回の場合、坂倉順三(建築家)の話が興味深かった。坂倉氏が設計し、パリ万国博覧会 (1900年)の敷地に建てた日本館に対して、祖国日本では西洋の物真似、バター臭いといった具合に散々批判されたが、その後に海外では極めて日本的と高く評価されたという。これは、我々の先達が「他から来た物を上手に取り入れた」ということに他ならず、このあたりは拙稿「怪しい彼女」でも、『あんどーなつ』の一コマとして紹介した。

●川口マーン恵美
2017年に台頭したAfD、その政党を潰そうとしている政府御用達の「世論検閲組織」コレクティブの正体を暴いていた。ドイツで暮らしているという強みを活かして、ドイツ社会の事情を赤裸々に語っていたが、実に迫力があった。

また、15年ほど前から「民主主義」という言葉が頻繁に使われるようになり、それにつれて言論の自由や国境の衰退が進んだと語るあたりの解説は素晴らしい。まさに、民主主義とは全体主義の隠れ蓑ということだ。

個人的に懐かしく思ったのは「国際化」についての話であり、川口さんは若い頃、国際化すなわちグローバリズムには希望があると思っていたというが、小生も若い頃は国際化という言葉の響きに惹かれていたものだ。今振り返るに若気の至りであった。

●及川幸久
「私は反グローバリズムである」と、常日頃から動画で語る及川氏が、YouTubeから永遠に追放されてから久しい。その及川氏によれば、YouTubeが特に目を光らせているのが以下の三項目とのことだ。

1.2020年の米大統領選挙
2.パンデミック
3.ウクライナ紛争


その及川氏、グローバリズムを以下のように定義していた。

グローバリズムとは全体主義の支配と個人の自由の終焉


及川氏は川口さんのAfDの話に感動、「アメリカ・ファースト」など、各国ファーストを押し進めて国益を優先すべし WHOのパンデミック新条約に断固反対。そして何よりも大切なこととして、「反グローバリズム同士による横の連帯」が不可欠と熱く語っていた。

●ジェイソン・モーガン
モーガン氏を知った最初の頃は、腰の低いジェントルマンという印象が強かったのだが、同氏の動画を観ていくうちに、次第に同氏が秘める激しい気性を知り、おやおやと思った次第である。モーガン氏自身が語っていたことだが、同氏は現在日本に〝亡命〟している身であり、日本は世界の希望であると語る熱血漢だ。同氏は以下の組織・個人を嫌悪していると言う。

1.バチカン
2.アンドリー・グレンコ 
3.青山繁晴


そして、「資源のロシア、技術のドイツ、精神の日本」と語っていたのも印象に残る。

伊藤貫氏が、「イスラエルのシオニストは無神論者であり、シオニストのパレスチナへの仕打ちで、反イスラエル派に転向したアメリカの若者が増えている。そうしたアメリカの若者がリーダーになる頃には、イスラエルは苦しい立場に置かれることになるのに、そのあたりが何故、シオニストに分からないのだろう」と、伊藤氏が他の参加者に問うと、モーガン氏は、「それはシオニストであるアメリカのユダヤロビーがアメリカ人だからである。だから、遅かれ早かれアメリカとユダヤは心中、共に滅んでいくだろう。それに日本は巻き込まれないように注意するべきだ」と語っていた。

●伊藤貫
伊藤氏はグローバリズムを二つの流れで捉えているようだ。

1.過去250年に起きた人類の価値判断の基準変遷。これが人類の進歩とは思わないと伊藤氏。
2.過去30年に起きたアメリカの暴走(一極体制)。今の国際社会はアメリカの暴走に翻弄されている。


伊藤氏の主張には概ね賛同するが、天童竺丸さんの云うように、グローバリズムの発端はフェニキアであり、このあたりについて言及していなかったのは惜しい。発言時間が限られたということで止むを得なかったのかもしれない。

これ以外にも伊藤氏の発言は多岐に及んでいたが、特に個人的に関心を抱いたのが核武装であった。冒頭で西村氏が、「日本の核武装化を考えていたのは、中川昭一と安倍晋三のみだった」と語ったのに対して、伊藤氏は安倍の場合は違うと反論していた。

1.トランプが安倍晋三に対して、日本は核武装をしろと言ったのにも拘わらず、結局、安倍は実行しなかった。
2.岸信介と佐藤栄作はCIA資金をもらっていた。だから、二人はCIAのエージェントだった(1:34:00~)。


中川昭一のみが核武装を訴えていたが 安倍晋三は逃げ回っていたとし、日本は核武装すべしと改めて持論を展開する伊藤氏であった。ただ、小生は岸信介と安倍晋三はCIAエージェントではなかったと考える。そのあたりは、拙稿「CIAを手玉に取った男」にも書いた通りだ。

この伊藤氏、宗教・哲学に造詣が深い識者であることは、同氏を知った頃から感じていたことだが、その後における同氏の動画を観ていくうちに確信を深めた。特に無神論者の巣くうヨーロッパに対して、「ロシアはロシア正教の信者が30%から70%に増えたが、これは奇跡だ。そして、今のロシア人は自信に満ちている」と語っていたのに最も強い印象を受けた。つまり、人間中心に陥っては駄目で、自分を超越した存在を直感的に感じ取り、崇拝する姿勢が不可欠と伊藤氏は主張したのである。

最後に伊藤氏は、ソ連崩壊後にアメリカは一極体制を目指したが、そのために世界は大混乱に陥った。現在は米・露・中の三極構造になっているが、この体制は極めて危険で戦争に発展する恐れがある。だからこそ、ドイツと日本は自立するべきで、そうしないことには世界は安定しない。つまり、六極体制(アメリカ・ロシア・中国・ドイツ・日本・インド)になるべきだと語っていたが、なるほど一つの見方ではある。

●水島総
今回の討論会でも司会役を務めた水島氏であったが、水島氏は首尾一貫して昔日の日本には八紘一宇、すなわち家族主義の気風が残っていた。しかし、そうした心の拠り所を失った現在の日本人は、「今だけ、金だけ、自分だけ」という流れに迷走していると危惧していた。

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今回は「DS最後の足掻き」というテーマにしたが、紹介した一連の動画で何等かの兆候をつかみ取っていただけたら幸いだ。小生、今週は親戚の告別式に参列したり、確定申告の集計・作成があるので、暫くは忙しい日々になりそうだ。

コーヒーブレイク

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