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人生は冥土までの暇潰し

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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
健康観の見直し
25年近く前にサラリーマン生活から足を洗い、独立開業の世界(フリーランス)に飛び込んだ当時、仕事を承っていた会社はすべて国内の翻訳会社だった。しかし、今では海外の会社から承る仕事が100%になっている。そうなった最大の理由は翻訳料金で、日本の翻訳会社よりも遙かに良かったからである。少なくとも、平均的な日本の翻訳会社よりも二倍、場合によっては三倍の料金をもらっている。斯様に、日本と欧米とで翻訳料金の格差が広がってしまったのも、バブル崩壊以降の我が国の停滞であり、ここ30年以上にわたり会社員の給与が殆ど変わらなかったからだ。寧ろ、お上に搾り取られてきた、換言すれば増税につぐ増税が続いたため、さらに給与が目減りしたというのが本当のところだ。加えて、消費税という名の〝増税〟が加わり、今度はインボイスという〝増税〟が導入されることになった。


【高橋洋一さん、中田あっちゃん、ホリエモン、ひろゆき・・・に見てもらいたい】決定版!消費税の正体 消費税は預り金ではありません

幸い、小生の場合は海外との取引が中心なので、消費税やインボイスといった国税、もとい、〝酷税〟とは無縁の仕事だ。だから、確定申告書の作成も簡単に済ませられるのは有り難い。尤も、実弟が国税関係の仕事をしていることもあって、小生は正直に申告して人並みに税金を納めてきた。

さて、先ほど漸く大量の仕事が終わったので、急ぎブログ記事をアップしよう。今回のテーマは健康についてだ。健康をテーマに記事を書こうと思い立ったのは、以下の動画を観たからである。


【第16回 幸せ砂時計サイエンス】間違った健康知識が人生を狂わせる

今回の動画を観た小生、健康観の訂正を迫られることになった。それは、「運動」と「電子レンジ」である。

最初に運動。高校時代は合気道の稽古に明け暮れたが、その甲斐あって三年間にわたる海外放浪の旅を実現できた。さらに、三十路を過ぎた頃にヨガスクールに入学、二年前に背骨を骨折し、一ヶ月ほど入院するまでの四十年間近く続けてきた。ただ、残念ながら入院してからというもの、未だにヨガを再開していないが、長年ヨガをやってきたこともあって、大分ヨガという名の貯金が貯まっているようで、退院してから二年近く経ってもいたって健康である。

健康なのは何も合気道やヨガのお陰だけではない。自家培養している乳酸菌ヨーグルトを摂取し続けてきたことで、腸内環境が見違えるように改善された。また、食事も一日一食を原則とし、玄米中心の食生活に切り替えたのも大きかったのだろう。だから、2020年の正月に台湾から帰国した時、薄着だったため風邪を引いてしまったが、それからというもの、一度も風邪を引いたことはない。また、薬というものは、近所の歯医者が処方してくれた、痛み止め用の抗生物質を服用した以外、薬という薬は一切服用していない。例外として、神経痛を患ったので今年の二月に診察を受け、処方してもらった一ヶ月分(30錠)の薬を、診察を受けた当日に一錠服用しただけで、あとは一切服用していない。

少し横道にそれてしまったので話を運動に戻す。今の小生の日常は椅子に座って、パソコンに向かって翻訳の仕事をしていることもあって、雨天以外の日は散歩したいと思っていた。しかし、生来の怠け癖と仕事に忙殺されていたことも重なって、時々用事があって街に出るくらいだ。その用事も、タバコや酒のつまみを買うためだ。酒につまみは欠かせないし、タバコに健康に良いからである。

タバコと酒の話でまた横道に逸れそうなので、再び話を運動に戻すと、上掲の動画で「運動はするべきではない」、という武田邦彦氏の発言に小生は注目した。小生の場合、古希を過ぎたこともあって、激しい運動は避けて散歩ていどでE-だろうと思っていたが、武田氏の話に耳を傾けながら、「別に運動なんかしなくても、まぁいいか。散歩も酒タバコを買いに行く時だけでE-」と思ったものである。そのあたりについ解説している、大愚和尚の動画を紹介しておこう。


一生ものの「足腰」を鍛える3つの対策

身体は鍛える必要はなく、「柔軟」にしていくことが大切という大愚和尚の言葉には心から同意する。だから、三十路を迎えた頃にヨガを始めた自分を誉めたいと今では思う。

大愚和尚は長年にわたり天寿を全うした人たちの葬儀の後、親族に「お爺ちゃん(またはお婆ちゃん)の生前の生活はどうでしたか?」と、必ず聞き出していたと言う。そして、長生きした人たちの健康法に共通するものが三点あると大愚和尚は語った。

1.身体を動かせ
運動ではなく、家の掃除や畑の草むしりといった、日常的なことに身体を動かすことが良いそうだ。この大愚和尚の言葉を聞いてからというもの、身体を鍛えねばという強迫観念がきれいに消えたものである。
2.自分に刺激を与えよ
年寄りは労るのではなく、むしろ逆にこき使えということだ。だから、老親のいる人たちは、あまり老親を労るのは止めるべきだろう。
3.精神的に楽しめ
心を柔軟にしろということである。具体的な方法について関心のある読者は、大愚和尚の動画で確認していただきたい。


以上、三点を常に意識していること、これこそが冥土までの暇潰しのコツと云えそうだ。

小生は健康や病院に関する記事も数本書いているので、関心があれば一読願いたい。たとえば・・・

大学病院が患者を死なせるとき
医者に殺されない47の心得
メタボの暴走


神計らいか、へっぴりごしさんのブログでも健康について取り上げていた。
ワクチン禍の時代が教えてくれた「これからの医療受診への心構え」[その1]

次に、電子レンジ。小生は長年にわたって電子レンジで温めた食べ物は、健康に有害であると信じていたこともあり、極力レンジは使わないように努めてきた。しかし、上掲の武田氏の動画を観て、「アレ?」と思ったのである。電子レンジで温めても何等心配はないと語る、武田氏の言葉を耳にして驚いたものだし、即座に、「そうなんだろうな」と思ったものだ。それは、武田氏が科学者であり、同氏の発言は十分に検証された科学データをもとにしての発言だからである。

さて、久しぶりに完全な週末の休みを満悦中だ。溜まった書籍に目を通したり、録画を観ようと思っている。ともあれ、明後日の月曜の夜には、再び仕事が入ってくるだろうし、それまでの貴重な骨休みとなる。

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日本脱藩のすすめ 2
前稿(「生涯現役」)にも書いたことだが、仕事の忙しさから解放されるだろうと思っていたのは甘かったようで、その後も立て続けに仕事が舞い込み、幾つもの締め切りに追われながらも一心不乱に仕事に取り組んでいた。そして、漸く昨日に至って一段落、ホッと一息ついているところだ。尤も、今日の月曜日から再び仕事が舞い込んで来そうな予感がする。それでも、今のところは健康に問題は無いので、仕事が来たら来たで承っていきたいと思う。

それにしても、前稿をアップしてからというもの、ほぼ一ヶ月という期間に世界情勢が驚くほど激変したのは読者もご存知のとおり。そのあたりについて小生は、リアルタイムで刻々と流れてくる動画やウェブ記事を、仕事の合間に追っていたので大凡の流れは把握しているつもりだ。仕事で繁忙な間、書きたいと思ったテーマが溜まりに溜まってしまったので、今日あたりから大量の仕事が再び入ってこなければの話となるが、時間の許す限り一つ一つのテーマを丁寧に取り上げていきたいと思う。尤も、運悪く(?)仕事が立て続けに続くようであれば、ブログ記事をアップする余裕は無い。この点、予めご承知おき願いたい。

さて、久方ぶりのブログ記事ということもあって、二ヶ月ほど前(3月20日)に書いた、「日本脱藩のすすめ」の続編を今日は書きたいと思う。

■臭い物に蓋をするなかれ
読者によって見解は異なってくるとは思うが、今という時代は第三次世界大戦の真っ只中にある、と小生は認識している。そのあたりを俯瞰するには、我々人類の〝裏〟の存在を知り、連中が何を何をしようとしているか、的確に見抜くべきなのだ。


2023.5.28【世界経済フォーラム】クラウス・シュワブが次の「パンデミック」警告: インターネットが切断されるサイバー攻撃【及川幸久

及川幸久氏はサイバーテロについて語っているが、サイバーテロ以外に、ワクチン、露宇戦争、食糧危機、その他多くの試練が我々を襲い、そして今後も数々の試練が待ち受けていることだろう。露宇戦争の場合、最悪のケースとして核戦争の勃発があり、そのあたりについては、拙稿「第三神殿と核戦争」でも言及したので、今回は視点を変えて食糧危機について簡単に触れておこう。

最近、コオロギ食や世界各地で起きている食糧倉庫の火災など、〝連中〟が仕掛けた人為的な悪業が続いている。


【参政党】すでに始まっています!日本の食のがヤバい事に・・(参政党木曜ライブからのアーカイブ編集)【鈴木宣弘】

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このように、世界規模で食糧危機が起こりつつあり、最悪のケースとして日本列島だけでも数千万人が餓死する恐れある。だから、そうした非常事態に備えて食糧を確保しておくべきだが、そのあたりについては拙ブログ記事、あるいは掲示板「放知技」で小生は多くを書いているので、そちらを参考していただくとして、食糧備蓄の基本は玄米だ。玄米ならカンパンよりも長持ちするのであり、七年ていどは大丈夫だ(白米や籾は長く持たないので注意)。

一方、数千万人が餓死するような最悪の事態には至らず、大した食糧危機も起こらなかった場合、玄米が大量に余ることになるが、餓死するよりは遙かにましであり、玄米は長持ちするので、時間をかけて消費していけば済むことだ。

■日本脱藩のすすめ
ここで、拙稿「自分の頭で考える」の結語を思い出していただきたい。

この「自分の頭で考える」という小名木氏の言葉で、改めて画面冒頭に「学び、考え、行動する」としている意味を、よく噛みしめていただければと思う。そのためにも、自分の物差しを持つべきなのである。


しかし、周囲を見渡すに、「自分の頭で考える」ことをしなくなった人たちが圧倒的である。これは、「臭い物に蓋をする」どころの話ではない。臭い物の存在にすら気づいていないのだ。尤も、普段は大手マスコミの流すニュースや解説番組しか観ていない人たちにとって、小生の話は馬耳東風だろうし、臭い物の存在にすら気づかずに一生を終えることになる。そうした人たち、テレビや新聞だけを情報源にしている、六十・七十代の人たちに対して、同年代として臭い物の存在を解ってもらいたく、長年にわたって話を続けてきた小生ではあるが、最近では諦めの境地に至っている。だから、日常接する六十代以降の人たちとは、臭い物について話題に出すことは最早無くなった。

それでも、己れを生み育んでくれた祖国日本の心は、次の世代にも引き継いで欲しいと切望している自分がおり、これが拙稿「日本脱藩のすすめ」を書いた所以である。

一部の心ある日本の若者は、(このままでは)日本には未来が無いことを見抜いている。



【衰退期の生き方】日本の将来に希望を持てない若者たちへ

小生が何を日本の若者に伝えたいのか、受け継いで欲しいのか、その答えは以下の動画の至る所に鏤められている。いずれ、下掲の動画について深く言及したいと思う。


馬渕睦夫【大和心ひとりがたり】2023年第16回●民主主義の欺瞞と崩壊〜前編〜 スーダンの紛争とは?/私たちは家畜となるのか?


馬渕睦夫【大和心ひとりがたり】2023年第17回●民主主義の欺瞞と崩壊〜後編〜 日本人が日本人らしく生き切ることとは?

生涯現役
ここ三週間ほど、連日のように仕事に忙殺され(仕事という名の登山)、締め切りとの格闘が続いていた。それでも、昨日の午後あたりには山頂を極めたようで、今日からは下山が続く日々になるだろうとの予感があり、身体を休める意味でも期待したいところだ。

掲示板「放知技」でシ・サワットさんが、「生涯現役、うらやましい限り」と書いてくれたが、思い起こせばサラリーマンから足を洗って、フリーランスとして翻訳の世界に飛び込んだのが1998年、今年でちょうど四半世紀の時間が経ったわけで、当時は還暦を少し過ぎた頃、つまり65歳あたりで引退するだろうと思っていただけに、それから5年が過ぎただけではなく、まだまだ当面は仕事を続けられそうなのは嬉しい。今では、生涯現役で冥土までの人生を、このまま突っ走っていくのかもしれないなと、ふと思う今日この頃だ。

さて、現役を続けてきたことで、そのメリットとデメリットに気づくようになったこともあり、そのあたりを今回は書いてみよう。

メリットとしては、毎日が日曜日というわけにはいかないため、小人閑居して不善を為すで言うところの暇が無いが、これは小人の自分としては大きい。一ヶ月ほど前、仕事が極端に少なかった日々が続いたことがあったが、生活に張り合いが無くなったような気分になったものだし、改めて暇というものは、こういうものなかと思い知らされた次第である。だから、その間はブログ記事を書いたり、溜まりに溜まった本や録画を観るようにしたのだが、それでもダラダラ感は否めなかったものだ。


【公式】父の利己的な介護のせいで家族が大迷惑…注意しても頑として聞いてくれません【武田邦彦】

また、仕事を通して毎日のように海外の翻訳会社と、電話やメールでやり取りをしていることもあって、社会との繋がりを保ち続けられるので、孤独というものを一切感じないし、人様のお役に立てているので生活に張りが出てくる。それに、翻訳料金が振り込まれるので、金銭的な心配もせずに済むのは何よりも有り難い。また、少し前までの小生は、子どもたちが学業を終えるまではという、責任感というか、プレッシャーがあったのだが、今では子どもたちにかかる学資などを稼がねばという重圧から解放されたこともあり、漸く〝自由〟を得たように思う。

だから、今までの小生は万一のことを考え、子どもたちが大学を卒業できるよう生命保険などに入っていたものだが、今ではそうした心配が無くなったこともあり、生命保険などはすべて解約、西郷隆盛ではないが、「児孫のために美田を買わず」ということで、自分の葬儀代ていどを残しておけば良しとしているので、老後のために貯蓄しなければという心配事は、頭からきれいさっぱり消えた。

デメリットとしては、やはり健康だ。特に、一昨年の秋に背骨を骨折して一ヶ月ほど入院生活を送ってからというもの、大分身体にガタが来たように感じている。だから、仕事から一応は解放された今日あたりから、健康のために再び散歩にでも出かけてみようと思っている。

健康と言えば、長期入院してからというもの、神経関連の病で悩む日が増えてきた。神計らいか、NHKのヒューマニエンスというシリーズで、「“神経” 謎だらけのネットワーク」 と題する番組を録画してあったので、今朝、見てみた。神経と言えば、「生命」と題したブログ記事を小生は前に書いている。

小生はNHKの「ヒューマニエンス」というシリーズ番組を、ほぼ欠かさず観ているのだが、この番組を観る度に思うは、人智を超えた「神」の存在である。


今回の番組のテーマが神経、すなわち「神の経(みち)」だったということもあり、改めて神の存在を強く意識した。

同記事で小生は、「人間は本当に自由意志を持っているのか?」と題した動画を紹介しているが、「量子力学と仏教」といったテーマを含め、書きたいブログ記事のテーマが山積なので、溜まった積ん読の本や録画を鑑賞しながら、何等かの記事を書ければと思っている。

ハウスホーファー
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 カール・ハウスホーファー

一昨日、何の動画だったかは忘れたが、それを観ていたところ、途中でダイレクト出版の広告が流れてきた。いつもなら、即座に広告をスキップするところ、「ハウスホーファー」が目に入ってので気になり、そのまま見続けた。広告の後半に入ったあたりで、国際関係アナリストの北野幸伯氏が登場、ハウスホーファーについての解説を始めたのである。小生は北野氏をあまり評価していないので、同氏の広告ページをクリックする気は無かったのだが、それでも取り敢えず広告ページにアクセスしてみた。

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『ハウスホーファーの太平洋地政學解説』・『ハウスホーファーの太平洋地政学解説』

広告ページの内容だが、『ハウスホーファーの太平洋地政学解説』と題した、GHQ焚書が安価で入手できるよという触れ込みの広告ページだった。そこで、ページの最後までサーッと目を通してみたのだが、北野氏の言葉には呆れてしまった。

ハウスホーファーは晩年にこんな言葉を遺しています

「私の最大の後悔は、ヒトラーに半端な教育しかできなかったことだ…」と


そう、ヒトラーは“地政学”の本質を全く理解しないまま、

赤子のようにその「最強の武器」をふりまわしただけだった。というのです


これでは、北野氏はハウスホーファーのことを何も分かっちゃいないと、自ら告白しているようなものではないか・・・。

拙稿「自分の頭で考える」で、世界戦略情報誌『みち』に連載されていた、神子田龍山さんの「地政学と伝統玄秘学」シリーズを紹介したが、北野氏の考えるヒトラーやハウスホーファーと、神子田さんのそれとは、雲泥の差があるのは一目瞭然だった。ちなみに、ハウスホーファーについて小生は、掲示板「放知技」に投稿している。

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https://grnba.bbs.fc2.com/reply/17342561/164/

小生は、「ハウスホーファーを理解するキーワードは日本精神、すなわちツラン」と書き、さらに付言して、「ツランを肚(勘)で識るには、日本列島の各地に足を運び、自然に抱かれる、すなわち古神道に心を馳せることが肝心」と書いたのも、神子田さんの「地政学と伝統玄秘学」シリーズが頭にあったからである。

ここで、神子田さんのハウスホーファー観には三つキーワードがある。それは、「ハウスホーファー」、「地政学」、そして「伝統玄秘学」だ。幸い、『みち』(2020年11月15日号)の「地政学と伝統玄秘学 1」に、キーワードの解説文があるので、そのまま以下に引用しておこう。

ハウスホーファー
二〇世紀初頭に日本に長期滞在(一九〇八~一九一〇)した折に伝統玄秘学に深く接触し、ドイツ帰国後にそれまでの地政学を大きく変質させ、以後ドイツのみならず、欧州及び世界の大勢に強烈な影響を与え続けている、その様に私は確信するのだ。

地政学
地政学は二〇世紀になってドイツから始まった新しい学問とされる。だが、ドイツ・ルール大学ボーフム教授で都市地理学・文化地理学のペーター・シェラー(一九二三~八八)による「日本はドイツ地政学の原体験であり、モデルである」という言葉にある様に、地政学の形成背景には、日本に於ける古来伝統的な玄秘学(以後「伝統玄秘学」と呼称する)が「アーキタイプ」(ユング心理学の元型・太古型)として機能したと私は確信する。

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●伝統玄秘学
縄文時代に起源を持つ伝統玄秘学を継承する組織が今なお機能しており、ハウスホーファーはその組織と接触して秘伝を吸収し、ドイツ地政学に取り入れて、大きな変質と、現実的な戦略兵器としての力を与えたのであろうと、私は考えている。


これで、ハウスホーファーを巡っての北野氏の洞察と神子田さんのそれとは、かなり異なっていそうだということが、漠然とながらも分かっていただけたのではないだろうか?

本来は神子田さんのハウスホーファー観を、大まかにだけでも解説したいのだが、残念ながら実は、「地政学と伝統玄秘学」シリーズは未完なのである(理由は後述)。しかし、神子田さんのハウスホーファー論は、今の日本では最高峰のものであると個人的に確信しているので、以下に神子田さんのハウスホーファー論を、ラフスケッチの形で読者が想像できるように、写真・イラスト・引用文などをアットランダムに列記しておくので、シリーズが再開された時に備えていただければと思う。

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カール・ハウスホーファーは一九四六年三月一三日に妻を道連れに、切腹して果てた。繰り返そう。ハウスホーファーは切腹した。彼のダイング・メッセージは明白過ぎる程に明白だ。「我は侍」或いは「我は侍と同じ超越存在を信じる者」である。そして今、改めて見よ、ドイツのモノノフ達が掲げた旗頭を。赤地に白く日の丸を染め、そこに卍を重ねた旗頭【上図参照】を掲げる侍達が、かつてドイツに居た事に気付いた時、私は震撼した。
『みち』2021年3月1日号 p5


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『我が闘争』

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『ヒトラーのテーブル・トーク一九四一~一九四四』・『ヒトラーの遺言一九四五年二月四日~四月二日』

実はヒトラーの個人秘書であり、遺言執行者であったボルマンが、ヒトラーが昼食時、夕食時や、オフタイムで寛いでいる時に、側近やゲスト相手に語った卓上談義を、「Bormann Vermerke」(ボルマン覚書)と呼ばれる談話記録として残している。今日研究者達からも信頼すべき資料として価値付けられているそれは、タイプ原稿一〇四五ページに及び、一九四一年七月五日から一九四五年四月二日の期間にヒトラーが公開を意図せずに語ったプライベートな言葉である。
『みち』2021年3月1日号


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【古神道の教え】神は自分の中にいる。

自分の目でこの宇宙を眺め、思い巡らす人間は、敬虔な心を持っているものだ。宗教的な意味ではなくて、自然との調和という意味である。前世紀の終わり頃、科学と技術が発達したあまり、自由主義の人間は、人類は自然の支配者であり、やがては宇宙をも制するだろうと公言した。だが嵐でも吹けばどうなる。カードの家のようにたちまち崩れてしまうのである。われわれは生命をつかさどる法則を学ばねばならない。それが進歩につながるのだ。そういう法則がなぜあるのか、それは人知の及ばぬところである。そうあるからそうなのだ。われわれの知恵ではそれ以外のあり方など思いもつかない。人は自然の中に見事な概念を見つけ出した。全能なる存在で、人はそれに従うのである。どの人間にも心の奥深くに、この全能なるものへの思いがある。われわれはそれを神と呼ぶ。全宇宙をつかさどる自然の法則の支配者である。(中略)無神論で教育はしたくないものだな。(一九四一年七月一一日)
『みち』2021年3月15日号


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四つの地域

ハウスホーファーのパン・リージョン理論は、この地政学的理想状態を惑星の地表面全域に於いて実現することを目指している。簡潔に、少々乱暴に言い切ってしまうなら、それは惑星地表面を四つに分割することである。鎖国時代の日本が四つ、この惑星に存在するという状態だ。
『みち』2021年4月15日号


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『興亞の大業』および日本・ナチス党・トゥーレ協会
『みち』2021年5月1日号


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クーデンホーフ伯爵と光子夫人

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ナチス党(左上)・汎ヨーロッパ連合(右上)・NATO(左下)・ASEAN(右下)
『みち』2021年5月15日号


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緑龍会
『みち』2021年6月1日号


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『大日本──大日本帝国の軍事力、世界的地位と将来に関する考察』
(Dai Nihon,Betrachtungen uber Gros-Japans Wehrkraft, Weltstellung und Zukunft)

『みち』2021年8月1日号


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糸魚川翡翠

今から一一三年前、ハウスホーファーの全国行脚での奇妙な訪問地には、この「χρυσον(クルソン)」が多数みられた。これらはわが国に於けるツラン文明の痕跡地である。ハウスホーファーの案内者の目的は、わが国に縄文、弥生の時代から伝わる叡智の伝授であったと私は考える。そしてその叡智が二〇世紀初頭にドイツで本格的な「地政学」として結実した。案内者がハウスホーファーを実際に、東北から四国、そして九州南端まで連れ回さねばならなかった理由は、観光でも、軍事施設視察でも、要人面会でもなく、その場に立たねば実感と理解が不可能な「地政学」的理由にこそあった、と私は結論している。
『みち』2022年8月1日号


 『みち』2022年10月1日号を以て、「地政学と伝統玄秘学」シリーズを一時中断、現在は緊迫した世界情勢シリーズを神子田さんは連載中だ。それに合わせるかのように、小生も大転換期に突入した現在の世界情勢についての記事を書き始めたのも、ある意味、シンクロニシティなのだろう。

最強の客家華僑

前稿「安藤忠雄❤大阪」で約束した通り、本稿では「最強の客家華僑」というテーマで筆を進めたい。

最初に、電子版「マイペディア」で華僑の定義を確認しておこう。

中国,台湾,香港,マカオを除く場所に居住する中国人のこと。〈僑〉は仮住まいの意味。中国国籍をもつ者を華僑,現地国籍をもつ者を華人と呼ぶ。漢民族の海外移民が急増したのは清末の18世紀以降で,奴隷貿易の廃止をうけて,広東,福建を中心とする沿岸地方出身者が,移民労働力として東南アジア,北米などに向かったものである。現在の居住地は世界各地におよぶが,約8割が東南アジア地域に集中し,現地の経済に大きな影響力をもつ。ほかに北米,ヨーロッパ,南米,オセアニアなど。地縁,血縁などによる〈幇(パン)〉というつながりにもとづく相互扶助がさかんで,おもな幇には福建,潮州,広肇,海南,客家(ハッカ)がある。また各地に会館を設けて結集をはかっている。1970年代以降,中国本土から北米,ロシア,日本などへ,〈新華僑〉と呼ばれる非合法的な移民が急増した。1990年代前半の人口は約3000万人と推定される。


以下、「マイペディア」の定義に沿って話を展開していくことにする。

世界戦略情報誌『みち』(2022年12月15日号)の「深層潮流」シリーズに、華僑についての興味深い記事が載った。本稿の最後に転載しておいたので、関心のある読者は目を通していただくとして、筆者の村上学さんが以下のように華僑を定義しているのに注目だ。ちなみに、村上さんは神戸を拠点にしており、関西圏の〝生き字引〟的な漢で、関西圏の表社会も裏社会も知り尽くしている。その村上さんが、華僑について以下のように書いた。

雀は華僑に似ている。


それに続く以下の記述にも注目だ。

大陸は共産党の「反宗教」と「国家資本主義」によって華僑を一段低く見るようになっており、世界で成功した華僑たちは大陸の中共を嫌っている。嫌っているから、尊敬しない。尊敬はしないけれども、商売は別である。この華僑根性を弁えておかなければ、台灣問題を根本的に勘違いすることになってしまう。


以降の村上さんの華僑についての記述に目を通せば、日本の華僑について読者は認識を新たにするはずだ。

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ところで、冒頭の「マイペディア」の定義にもあるように、台湾には大陸から外省人が大量に流入しているのだが、客家もそうした台湾流入組の一派だ。その客家について、筆者の村上さんは以下のように書いている。

筆者は以前、客家の食堂に連れて行ってもらったことがある。驚いたことには、昼の定食が「白い御飯、煮魚、小鉢、汁、漬物」という日本式の形態だったのだ。このような食文化は大陸にも台灣にもないはずだ。つまり客家は、日本人の食文化を「良いもの」と感じて共有するようになったのである。客家には中華文化を金科玉条とするような狭い考えはない。客家を知る上で、食文化は無視できないのである。


そして、村上さんは以下のように結論づけた。

日本が統治していた満洲でも朝鮮でも、日本式の食文化は根付いていない。台灣だけは日本式食文化が違和感なく存在している。食文化は遺伝子を形作る上で欠かせない要素であって、相互理解の原点に位置すると考えられる。


実は、武田邦彦氏も食文化について、実に興味深い動画を公開しているのだが、武田氏は村上さんよりもさらに深く切り込んで、現在の日本人の食文化が「米」になるのに、一万年もの時間がかかったという、目から鱗が落ちる説を展開している。詳しくは以下の動画で確認してもらうとして、斯様に食文化とは民族を形作っているものなのだ。


【武田邦彦】1万年かけて作られた身体(米と魚の地域、パンと肉の地域)

どうだろうか? 日本列島で米・味噌・煮野菜・魚の食文化が成立するまで、一万年以上の時間がかかったという事実を念頭に、以下の動画を続けてご覧いただきたい。


学校では教えない客家と日本人の謎の繋がり|小名木善行

題名の「客家と日本人の謎の繋がり」でピンと来たと思うが、客家と日本人、実は〝血縁関係にあった〟という興味深い内容の動画になっている。

とすれば、村上さんが客家の食堂で「白い御飯、煮魚、小鉢、汁、漬物」を配膳されたのも、遠祖が同じということを考えれば、至極当然の話と云えよう。

なを、海外で活動しているのは何も「良い」華僑ばかりではない。当然ながら、「悪い」華僑も存在する。そのあたりは、拙稿「戦闘意欲なき国民は滅亡し、敢闘精神なき国民は堕落する」で紹介した、『悪徳の世界史〈1〉フィリピン華僑ビジネス不道徳講座 (悪徳の世界史』(浅井壮一郎)に目を通せば分かることで、本のタイトルに「華僑ビジネス不道徳」とあるのに注目していただきたい。この本は、8年以上も前に目を通した本なので、詳しい内容は忘れてしまったのだが、悪事を働く華僑は多分、客家ではないだろうと思っている。

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杜月笙

悪い華僑という記述から中国マフィア、すなわち「幇」を連想する読者もいたことだろう。最新号の『みち』(4月1日号)の「常夜燈」シリーズで、筆者の黄不動さんが先月逝去した「青幇第二三代悟字輩」(日本人)について、驚愕するような記事を執筆した。記事内容から、黄不動さんは青幇第二三代悟字輩と深い交流があったことは一目瞭然である。小生の場合は老大と面識こそ無かったものの、老大自ら著した古代中国の偉大な戦略家についての本に目を通しているだけに、「だからこそ、あれだけのことを書けたんだな・・・」と、改めて老大の凄さを思い知った次第である。

六韜に並び立つ、否、六韜すら凌駕していたと思わせる、古代中国の戦略家の思想を見事に描き出してみせた老大、本当に凄い人物だった。

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安藤忠雄❤大阪
忙しかった仕事(翻訳)も漸く一段落した今日、再び忙しくなる前にブログ記事の一本もアップしたいと思い、仕事を終えた後もパソコンの前に座り続けた。

さて、前稿「自分の頭で考える」で武田邦彦氏の新しい動画、「三菱商事の専務から世界中が度肝を抜く衝撃的な話を聞きました!」を紹介したばかりだったが、早々とバンされていた(嗤)。バンされそうな内容の動画ではないだろうと油断し、ダウンロードしておかなかったことに悔いが残る。

それにしても、何故にバンされてしまったのかとつらつら思うに、〝敵〟が我々日本人には知られたくない、「日本精神」というものについて、武田氏が明白に語ったからではないかと個人的に思っている。

小生は日本精神について、長年に亘って様々な角度から追究してきたこともあり、「自分の頭で考えることができるのは、日本人だけ」という、武田氏の言葉を初めて耳にした時は、目から鱗が落ちたと言うより、個人的には青天の霹靂に等しかったのだが、それでも瞬時に武田氏の言葉を素直に受け入れることができたのも、多分、日本精神については、十代の時に日本を飛び出してから今日に至るまで、かなり深い所まで追究してきたからなのだろう。

兎も角、敵は日本精神について日本人に知られたくないだろうし、知られてしまうのを恐れているのが分かる。だからこそ、YouTubeが武田氏の動画を即座にバンしたのも手に取るように分かるのだ(笑)。ともあれ、武田氏の動画は立て続けにバンされているので、印象に残った動画は速攻でダウンロードしておくといいだろう。

なを、上掲のバンされた動画にあった武田氏の言葉、「自分の頭で考えることができるのは、日本人だけ」の背景については、拙稿「文化発祥の地」で紹介した同じく武田氏の動画、「幸せの科学:日本のルーツから探る」に時間をかけて取り組めば、敵が隠したかった日本精神というものが、朧気ながらも見えてくるはずだ。

ともあれ、小生は敵の嫌がる内容の記事、すなわち日本精神についての記事を、これからも精力的にアップしていくつもりだ。これは何も蟷螂の斧よろしく、巨大な敵に真っ正面から立ち向かうというよりは、日本の将来を背負う若者に、いつの日か拙稿が何等かの形でお役に立てばと願ってのことであり、日本の若者が堂々と自分の人生を切り拓いていくにあたり、少しでも参考になれば、この上ない幸せである。

以下、建築家・安藤忠雄が日本の若者に贈る言葉・・・


【堀潤×安藤忠雄】停滞するニッポンの今と未来を語る

元々は「世界最強の華僑民族」というテーマで筆を進めるつもりだったのだが、前置きが長くなってしまったので、近日中にでも稿を改めたい。

自分の頭で考える
拙稿「赤いシリコンバレー」で紹介した大井幸子女史が、「世界秩序」についての動画も公開していた。


今後のマーケット動向を左右する世界秩序の変動について解説します【ウクライナ侵攻から1年】

2月23日に収録したという大井女史の動画を観て、「何だかなぁ・・・」という印象が拭えなかった。確かに、大井女史の経済・金融に関する動画は概ね肯定できるし、安心して観ていられるのだが、こと政治や軍事の話になると、途端に正鵠を失する話のオンパレードになってしまう。そうなる原因が今までは分からなかったのだが、改めて調べてみたところ、どうやら地政学者である奥山真司氏の影響を受けていることが分かった。

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【奥山真司×大井幸子 後半】2020年代 金融・デジタル通貨・安全保障・技術戦争はどうなっていくのか?/国際金融と地政学から見た未来予想図

奥山氏に関しては、小生は名前を知っている程度で、同氏の本や記事に目を通したことはない。しかし、上掲の大井女史の動画を観て、初めて奥山氏の地政学に触れたと思った。どうやら奥山氏、ランドパワーvs.リムパワーという捉え方をしているようだ。

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大井女史の言葉ではランドパワーvs.シーパワー、奥山氏の言葉ではランドパワーvs.ラムパワーということになると思うが、そうした見方が地政学にあるのは知っていたし、ランドパワーとシーパワーの間に横たわる、地勢的な戦略の立て方に違いがあることも把握していたつもりだ。たとえば、ロシアの場合はランドパワーに属するが、このあたりは拙稿「「今のロシア」がわかる本」に書いた。

ところで、大井女史の動画に登場する、ハートランドはマッキンダーが提唱したもので、そのマッキンダー理論を叩き台にして、「リムランド」なる新理論を打ち立てたのが、ニコラス・J・スパイクマンだった。
地政学/理論/リムランド理論

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リムパワー、確かに一つの見方ではあると思うが、世界戦略情報誌『みち』で最近まで展開されていた、神子田龍山さんの「地政学と伝統玄秘学」シリーズ(全47回)、これに目を通した身として、スパイクマンの理論は腑に落ちない。そのあたりの理由については、神子田さんの地政学理論を解説する必要があり、これは長大な記事になりそうなので、気が向いた時にでもブログ記事にしたい。

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map of multipolar four zones

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ともあれ、大井女史というか奥山氏の地政学理論には、拙稿「習近平とバイデン」でも示した上掲図にある、ツランやフェニキア、さらには権力や権威という視座が完全に欠落している。だからこそ、小生は神子田さんの地政学理論を支持するのだ。つまり、神子田さんの理論には、しっかりとツランという視座が組み込まれているのである。

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また、大井女史の語るところによれば、TRICKSというグループがあり、これは、トルコ、ロシア、イラン、中国、北朝鮮を指しているとのことだ。しかし、ロシアと中国を一括りにするのは馬鹿げている。その理由については、拙稿「平和の使者?」で既に述べたことだが、それに加えて、トルコ、イラン、北朝鮮も一緒くたにするとは、呆れて物も言えない。

それから、大井女史の動画にあった以下の世界情勢の解説・・・

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「アメリカの3大戦略地域」として、ヨーロッパ、中東、および東アジアを米国の三大戦略地域として位置づけているが、たとえば中東の場合、サウジアラビアを例に挙げるまでもなく、今や中東のアメリカ離れが進んでいる。それなのに、こうした点を無視しているのは個人的に納得できない。

ここで、情報というものを捉え直す必要がある。以下の動画は拙稿「平和の使者?」でも紹介しているが、ここでも再掲しておこう。


情報操作に騙されないためには?

この動画で小名木善行氏は、「自分の物差しを持て」と力説、さらには、「自分の頭で考える」ことの大切さを訴えている。

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この「自分の頭で考える」という小名木氏の言葉で、改めて画面冒頭に「学び、考え、行動する」としている意味を、よく噛みしめていただければと思う。そのためにも、自分の物差しを持つべきなのである。

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この「自分の頭で考える」について、文化的考察を加えるとしたら、以下の動画がピッタシであり、目から鱗が落ちること請け合いである。


【武田邦彦】三菱商事の専務から世界中が度肝を抜く衝撃的な話を聞きました! 日本では当たり前の「恩」について理解すれば、ロシアがウク

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「自分でものを考え、自分で自分を作っていく」ことができるのは、日本人だけという武田邦彦氏の視点、正に目から鱗だった。

まんぞくまんぞく
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大光寺

家の近くに大光寺(真言宗智山派)という寺がある。隣組は七軒だが、そのうちの四軒が大光寺の檀家で、拙宅は同じ真言宗智山派である、観音寺の檀家ということもあり、近所付き合いで大光寺との付き合いもある。

数日前、見知らぬ初老の男性が道から声をかけてきた。しかし、見覚えがない。そこで訊いてみたところ、同学年だったT君の姓を名乗り、T君の弟のN君だと言う。なんでも、今春から大光寺のお世話人を担当することになったので、挨拶回りに来たとのことだった。

話の途中、「子どもの頃は大変お世話になりました」と言われたが、小学生になって以降のT君の弟とは会った記憶が無かったので、どうしても目の前にいる初老の男性が、当時は可愛かったT君の弟と結びつかない・・・。そして、時の流れの早さを思い知らされた。また、小生と同学年だった長男はどうしているのかと訊くと、何でも市内の中山に居を構えているとのこと。道理で、道で会わなかったわけである。

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ところで最近、録画しておいた時代劇ドラマ「まんぞくまんぞく」を観た。昨年末の12月30日に放送されたものだが、仕事や雑用が一段落した今、漸く観ることができた次第である。

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石橋静河主演『まんぞく まんぞく』NHK BSにて12月放送 共演に永山絢斗、國村隼ら

この「まんぞくまんぞく」、久しぶりに観た良い時代劇だったと思う。主人公は大身旗本堀家の養女・真琴だったが、その真琴役を演じたのが石橋静河だった。どこかで見たような顔立ちだったので、彼女について調べてみたところ、あの原田美枝子の娘と知った。

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小生にとっての原田美枝子と言えば、彼女が若い頃(左)のイメージが抜けきれないのだが、現在の彼女はどのような女性になっているのかと、ネットで確認したところ、とても還暦を過ぎた女性とは思えないほど綺麗だった(右)。

さらに調べていくと、山田洋次監督の映画「息子」に出演していたことを知った。「アレ? 原田美枝子が出演していたっけ・・・」と、さらに調べたところ、映画「息子」の主人公である浅野哲夫の兄嫁を演じていたことを知った。以下は映画のワンシーンだが、左隅に座っている女性が原田美枝子である。

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「息子」が公開されたのは1991年10月12日だから、原田が32歳の時の作品ということになる。

それにしても、原田美枝子の娘・石橋静河が演じて見せた殺陣、見事だった。また、男装の侍姿も実に凜々しい。できれば他の時代劇でも、その見事な殺陣を見せてくれたら嬉しい。

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平和の使者?
昨日、某翻訳者(日本人)の英日翻訳文(医学)をチェックするという仕事を承った。語数にして350語ていどだったので、医学分野は専門外とは言え、一時間ほどで終わるだろうと高を括っていたのだが、実際に取りかかってみたところ、数時間も費やしてしまった。医学用語の確認に時間を取られたということもあるが、最も大変だったのは訳文が拙い、しっちゃかめっちゃかな訳文だったので、自然な日本語に直すのにかなりの時間を取られてしまったのだ。

ドッと疲れが出たので、次のブログ記事はドラマ(時代劇)を取り上げ、のほほんとしたブログ記事をアップするつもりでいたが、以下の動画を観て気が変わった。それは、最近アップした「習近平とバイデン」で、「プーチンと非公式会談」と小生は書いたが、下掲の動画を観て、非公式会談の背景ついて言及していなかったのに気づいたからである。


習近平の失態!平和の使者戦略、露ウ和解に誤算? #深田萌絵TV #習近平 #プーチン

深田萌絵さん、お見事!

実は上掲の動画を観る前、以下のネット記事に目を通していたのだが、どれもこれもピント外れだなぁとガッカリしていたのだ。

『現代ビジネス』コラムニストで、ジャーナリストの近藤大介氏。
すがるプーチン、手を差し伸べる習近平、電撃訪ロで見せつけた圧倒的力の差

中日新聞論説副主幹だった長谷川幸洋氏。
プーチンを“子分”にしてやる…中国・習近平が狙う「ロシア属国化」「大中華帝国」の恐ろしい計画

ジャーナリストの福島香織女史。
中露で「世界の枠組み」構築?習近平のロシア「平和の旅」に見る不穏な未来

正直、よくこれで原稿料を貰っているなと感心したほどだ(苦笑)。

他にも、プーチンと習近平の非公式会談を取り上げた、ネット記事や動画が多かったが、上掲の深田さんの動画は、そうした駄文や「駄画」の中では「鶏群の一鶴」という形容が相応しかった。

何故か?

深田さんと上の三者との間には、大きな違いがあったからだ。

1.習近平との非公式会談においてプーチンが実践してみせた戦術を、深田さんは見事に見抜いていた。『三略』にも〝敵〟を欺く戦術についての小節が幾つかあり、小生は上述した拙稿「習近平とバイデン」で、プーチンと習近平の人間関係を「呉越同舟」という喩えで表現したのも、『六韜』が頭にあったからだ。だから、プーチンと習近平の人間関係は、近藤大介氏や長谷川幸洋氏の言うような、習近平が己れの野望を満たすため、プーチンを「手下」扱いにするといったような関係でもなければ、福島香織女史の言うような「親密な」関係でもない。

2.プーチンが世界におけるナショナリストの旗頭とすれば、習近平はグローバリストの旗頭の一人ということを、深田さんは的確に見抜いており、一方で他の三者は見抜けておらず、盆暗だと言うより他はない。


ところで、グローバリストと一言で括っても、連中も決して一枚岩ではないこと、以下の馬渕睦夫大使の動画を観れば十分納得できよう。


馬渕睦夫【大和心ひとりがたり】2023年第12回●ウクライナ戦争で路線変更するアメリカ 〜バイデン大統領のウクライナ電撃訪問、その後〜

何故か、馬渕大使の動画が表示されない。だが、「馬渕睦夫【大和心ひとりがたり】・・・」をクリックすれば観ることができるので、試していただきたい。


それにしても、深田さんと他の三人との間に横たわる落差というか、インテリジェンスの違いを見せつけられて、思い出したのが小名木善行氏の動画だった。


情報操作に騙されないためには?

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インテリジェンスの第一歩である、情報収集術を身につけるヒントが、この動画の至る所に鏤められている。

【グリコのおまけ】
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【深田萌絵東京講演】米技術者が語る次世代通信 中国スパイ企業を打ち破る戦略とは!?

赤いシリコンバレー
3月10日にSVB(シリコンバレー銀行)が経営破綻したかと思ったら、立て続けに他の地銀も連鎖的に破綻、さらにはスイスにまで飛び火し、クレディ・スイスが破産寸前まで追い込まれたのは記憶に新しい。そのニュースに接した時、1929年の世界大恐慌再来かと、一瞬思った読者も少なくないだろう。

こうした時の小生は、欧米のニュースを単に横流ししているだけの日本の大手マスコミ(新聞・TV)なんぞ相手にせず、信頼できる経済関連の情報源にのみ接するのを旨としており、今回もそうした信頼できる情報源から真の情報を得ている。

最初に接した動画は、大井幸子女史の動画だった。


【ゲスト:大井幸子氏】米デフォルト危機を煽る闇の勢力の狙いはデジタル通貨と人類家畜化!?及川幸久The Wisdom LIVE Channel#75

同時に小生の目を引いたのは、道友であるmespesadoさんが行った、掲示板「放知技」への連続投稿だった。
https://grnba.bbs.fc2.com/reply/17344796/311-319/

一通りの情報をチェックした後、次に小生が行ったのは、今回の破綻騒動を引き起こした黒幕の追求だった。なを、以下ではSVBのみに絞って筆を進める。

最初に、SVB幹部のその後だが、そのあたりについては以下の記事が詳しい。
シリコンバレー銀行CEOが破綻直前に株を大量売却。破産後はハワイへ

連中は金儲けというか、お金にしか頭に無い輩であり、銀行幹部という立場にありながら、後は野となれ山となれと言わんばかりに、優雅な生活をハワイで送っている・・・(嗤)。そのあたり、中国人、より具体的には中共幹部の人間性を彷彿とさせるものがある。以下はシリコンバレーという地と中国には相関性がある、同じ穴の狢であることを教えてくれる動画だ。


報道されないシリコンバレーの裏側にある真実|深田萌絵×松本道弘

松本道弘先生は小生に英語道を伝授してくれた先達であり、今の小生の英語力はかなりの部分、松本先生に負っていると言っても過言ではない。それにしても、動画に登場する松本先生は、お元気だった頃を思い出させてくれるのだし、ある種の懐かしさのようなものを感じた。

松本先生の対談相手である、深田萌絵さんは中国問題に造詣が深く、小生は彼女の動画はほぼ欠かさずに拝見している。また、小生にとって人生の大先輩である稲村公望さん、その稲村さんとも深田さんは対談しており、拙稿「蔡英文の闇」に、お二人の対談動画を紹介している。

最後に、1929年の世界大恐慌。経済クラブの横森一輝氏によれば、今年の7~8月頃に再び世界大恐慌が起こるだろうとのこと。そのあたりの詳細は、以下の動画で確認していただきたい。


【米シリコンバレー銀行破綻】世界金融危機の始まり?!インフレ下では数ヶ月でドカンと来ます

以前から横森氏は2023年、すなわち今年は世界大恐慌が起きると予測しているが、そのあたりの根拠は拙稿「ドルの衰退」でも少し触れた。

冒頭の動画で横森一輝氏が言及している2023年世界大恐慌も、人為的に引き起こされるであろうということは想像に難くない。